JPH10276950A - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機

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Publication number
JPH10276950A
JPH10276950A JP9091895A JP9189597A JPH10276950A JP H10276950 A JPH10276950 A JP H10276950A JP 9091895 A JP9091895 A JP 9091895A JP 9189597 A JP9189597 A JP 9189597A JP H10276950 A JPH10276950 A JP H10276950A
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JP
Japan
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unit
current
traveling
motor
traveling motor
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Application number
JP9091895A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Fujiwara
俊明 藤原
Masahiro Kimura
昌弘 木村
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Hidetaka Yabuuchi
秀隆 藪内
Mitsuyasu Ogawa
光康 小川
Osamu Eguchi
修 江口
Hirofumi Inui
弘文 乾
Yoshifumi Takagi
祥史 高木
Takafumi Ishibashi
崇文 石橋
Yoshitaka Kuroki
義貴 黒木
Hiroyuki Senoo
裕之 妹尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9091895A priority Critical patent/JPH10276950A/ja
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自走式掃除機では、カウンタでの計測
時間を短縮することはむづかしく、高速化のためにパル
スエッジ検出を行っているが外来ノイズにより誤動作が
発生したり、起動直後には異常検知が困難な解決すべき
課題があった。 【解決手段】 走行モータ21の起動直後は、初期電流
比較部27により走行モータ21の電流が最低電流にい
たるまでの時間またはタイマー部28にて設定された時
間までの間は第一の走行論理部29から走行論理信号が
出力されるが、タイマー部28で設定された時間を過ぎ
ても最低電流にいたらない場合には停止論理信号が走行
モータ駆動部23に出力されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は清掃機能と移動機能
とを備えた自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、掃除機に移動機能を付加して
清掃時の操作性の向上を図った掃除機が開発されてお
り、一般にはマイクロコンピュータと各種センサ類を塔
載することにより、清掃場所を自分で判断しながら移動
して清掃するいわゆる自立誘導型の自走式掃除機の開発
が行われている。
【0003】図8に従来例の自走式掃除機についての断
面図を、図9に同自走式掃除機の清掃経路を示し、以下
その動作を説明する。
【0004】図8、図9中、1は進行方向の前方に存在
する障害物を検知する距離センサ、2は自走式掃除機本
体(以下、本体と称す)で、前記距離センサ1からの信
号を処理し、本体2の移動方向や移動状態を制御する駆
動装置(図示せず)を内蔵している。また本体2の下部
には、前記駆動装置からの信号で左右それぞれ独立に駆
動される一対の操舵兼駆動輪3と、首振り自在な補助輪
4と、障害物から本体2を保護するためのバンパー5が
設けられており、移動機能を構成している。また、本体
2の下部にはさらに吸い込みノズルや回転ブラシなどを
(図示せず)を備え、吸い込みノズルや回転ブラシを清
掃モータで駆動する清掃機能を構成している。6は本体
2に備えられた充電端子、7はこれに対向する位置の充
電装置8に備えられた給電端子である。また9は充電装
置8に内蔵された充電回路である。なお、本体2には電
源として蓄電池などの充電可能な電源が内部(図示せ
ず)に備えられている。また10はこの本体2が清掃を
行う床面である。
【0005】以上の構成で、まず図9の様に本体2はイ
の地点よりスタートし、側壁との距離を一定に保ちなが
ら壁に沿って床面10を清掃しながらロに到して一周す
る。その後、慣性航法手段などを利用して走行制御を行
い、その内部を進行方向の障害物を距離センサ1で検知
するまで床面10を清掃しながら前進し、障害物を検知
した時点で方向を変えながら前進して清掃区域を隈なく
清掃するものである。
【0006】なお走行異常を含めた検知や制御は、一般
に走行モータに取り付けられたエンコーダ信号を入力
し、マイクロコンピュータまたは専用のICにてカウン
タにて計測され走行方向や走行速度を検知してそれに応
じた処理がされている。
【0007】また図10に同自走式掃除機のブロック図
を示し、以下その動作を説明する。図10における11
は清掃用のファンモータ、12は前記ファンモータ11
を制御する清掃制御部、13は掃除機本体を移動させる
走行モータ、14は前記走行モータ13を制御する走行
制御部、15は掃除機本体の進行方向や左右方向の障害
物を検知する接触式または非接触式の障害物検知部で、
その信号は走行制御部14に入力されている。
【0008】16は直流電源部で一般的に充電可能な蓄
電池が用いられている。17は前記ファンモータ11が
停止するなどにより清掃継続困難な異常を検知する清掃
異常検知部、18は前記走行モータ13の停止や障害物
への衝突などにより走行継続困難な異常を検知する走行
異常検知部、19は本体の運転継続困難な直流電源部6
の電圧異常を検知する電圧異常検知部である。
【0009】20は前記清掃異常検知部17、走行異常
検知部18または電圧異常検知部19からの出力を受け
清掃、走行などを含め本体の運転継続困難なことを報知
する異常状態報知部であり、何らかの異常が発生した場
合にはその場で緊急停止して異常状態が発生したことを
作業者や周囲にいる人に音や光で報知する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の自
走式掃除機では、精度向上のためにカウンタでの計測時
間を短縮することはむづかしく、高速化のためにパルス
エッジ検出を行っているが、このため外来ノイズの影響
により誤動作が発生するという課題があった。
【0011】また、起動後エンコーダパルスの回転数が
安定する時間(約1秒)が経過してからエンコーダパル
スを測定して、それが設定範囲内か否かにより異常検知
を行っているため、上記安定に要する時間(約1秒)の
間は異常検知ができないという課題もあった。
【0012】さらにエンコーダパルスの信号レベル検知
は行っていなかったために、エンコーダの劣化や振幅変
動など出力異常により誤信号が出力されていても、それ
は検知できなかった。
【0013】そして自走式掃除機を使用する場合には、
清掃作業効率向上のため人の作業区域とは分担され、無
人運転が行われているので一般に作業者は近くにいな
い。
【0014】このためトラブルが発生して異常状態報知
部20により報知を行っても、作業者は異常に気がつく
のが遅れてしまい、復旧までに時間を要するため清掃作
業の効率向上の阻害要因となっていた。
【0015】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、起動直後の走行異常検知を短時間で行い、更に
走行中の異常検知を高速短時間で確実に行い、走行信頼
性を向上させた自走式掃除機を提供することを目的とし
ている。
【0016】また本発明は、機器トラブル時の復旧効率
を向上させた自走式掃除機を提供することを目的として
いる。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的のうち走行異
常検知を短時間で確実に行う目的を達成するため本発明
の請求項1に記載した発明の手段では、掃除機本体を移
動させる走行モータと、前記走行モータを駆動する走行
モータ駆動部と、前記走行モータ電流を検知する電流検
知部と、前記電流検知部で検知されたモータ電流と所定
値との比較を行う初期電流比較部と、前記走行モータの
起動信号により一定時間動作するタイマー部と、前記初
期電流比較部及びタイマー部からの出力により前記走行
モータ駆動部に走行論理や停止論理を与える第一の走行
論理部とにより構成され、前記所定値を走行モータのス
リップ時の電流に、また前記タイマー部の動作時間を走
行モータの起動時の突入電流が最大になるまでの時間に
各々設定し、走行モータの起動直後初期電流比較部によ
り走行モータの電流が最低電流にいたるまでの時間がタ
イマー部にて設定された時間より少ない時に走行論理信
号を出力して、掃除機本体を運転し、タイマー部にて設
定された時間を過ぎても所定値に至らない時は停止論理
信号を出力して掃除機本体を停止させることができるよ
うにしたものである。従って、走行モータの起動直後は
初期電流比較部により走行モータの電流が最低電流にい
たるまでの時間またはタイマー部にて設定された時間ま
での間は第一の走行論理部から走行論理信号が出力され
るが、タイマー部にて設定された時間を過ぎても最低電
流にいたらない場合には停止論理信号が出力される。す
なわち走行モータ不動作時など異常発生時にはタイマー
部にて設定された時間以内には掃除機本体を停止させる
ことができる。
【0018】また、本発明の目的のうち復旧効率を向上
させるためには、請求項7記載のように異常信号発信部
を内蔵した自走式掃除機と、前記異常信号発信部からの
発信を受信する受信装置を組み合わせることにより自走
式掃除機の異常を受信装置によって迅速に把握すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載の形態に
て実施することができる。すなわち、本発明の請求項1
記載の発明のように、掃除機本体を移動させる走行モー
タと、前記走行モータを駆動する走行モータ駆動部と、
前記走行モータ電流を検知する電流検知部と、前記電流
検知部で検知されたモータ電流と所定値との比較を行う
初期電流比較部と、前記走行モータの起動信号により一
定時間動作するタイマー部と、前記初期電流比較部及び
タイマー部からの出力により前記走行モータ駆動部に走
行論理や停止論理を与える第一の走行論理部とにより構
成され、前記所定値を走行モータのスリップ時の電流
に、また前記タイマー部の動作時間を走行モータの起動
時の突入電流が最大になるまでの時間に各々設定し、走
行モータの起動直後初期電流比較部により走行モータの
電流が最低電流にいたるまでの時間がタイマー部にて設
定された時間より少ない時に走行論理信号を出力して、
掃除機本体を運転し、タイマー部にて設定された時間を
過ぎても所定値に至らない時は停止論理信号を出力する
ことにより、掃除機本体を停止させることができる。
【0020】また、本発明の請求項2記載の発明のよう
に、走行モーターに取り付けられその回転数に応じたパ
ルス信号を出力するエンコーダ部を備え、エンコーダ部
から出力されるパルス信号電圧の’H’レベルの最低値
と’L’レベルの最高値を設定する基準電圧設定部と、
前記基準電圧設定部とエンコーダ部からの信号レベルと
を比較する電圧比較部と、エンコーダ部から出力される
パルス信号の最低周波数値と最高周波数値を設定する基
準周波数設定部と、前記基準周波数設定部とエンコーダ
部からの周波数信号とを比較する周波数比較部と、前記
電圧比較部及び周波数比較部からの出力により走行モー
タ駆動部に走行論理や停止論理を与える第二の走行論理
部を設けることにより、電圧比較部と周波数比較部によ
りエンコーダ部からの出力パルスの’H’、’L’レベ
ル及び周波数の値が適正かどうかを判定して適切な出力
の場合には第二の走行論理部から走行論理信号を、適切
でなければ停止論理信号を走行モータ駆動部に出力する
ことができる。
【0021】また、本発明の請求項3記載の発明のよう
に、エンコーダ部から出力されるパルス信号をその周波
数に応じた電圧に変換するF−V変換部と、エンコーダ
部から出力されるパルス信号の最低周波数及び最高周波
数に応じた電圧に設定する基準擬似周波数設定部と、前
記F−V変換部と前記基準擬似周波数設定部とを比較す
る擬似周波数比較部と、前記擬似周波数比較部及び電圧
比較部からの出力により走行モータ駆動部に走行論理や
停止論理を与える第三の走行論理部を設けることによ
り、電圧比較部と擬似周波数比較部によりエンコーダ部
からの出力パルスの’H’、’L’レベル及び周波数の
値が適正かどうかを判定して適切な出力の場合には第三
の走行論理部から走行論理信号を、適切でなければ停止
論理信号を走行モータ駆動部に出力することができる。
【0022】また、本発明の請求項4記載の発明のよう
に、走行モータ電流を検知する電流検知部と、走行モー
タの最高電流を設定する最高電流設定部と、前記電流検
知部と最高電流設定部との比較を行う電流比較部と、前
記電流比較部により走行モータの電流が最高電流値を超
えて一定時間経過したか否かを判定する時間比較部と、
前記電流比較部、時間比較部、エンコーダ部の出力電圧
レベルを比較する電圧比較部及び周波数比較部または擬
似周波数比較部からの出力により走行モータ駆動部に走
行論理や停止論理を与える第四の走行論理部を設けるこ
とにより、電流比較部と時間比較部により走行モータ電
流が最高電流値を超えて一定時間超えた場合やエンコー
ダ部からの出力が適切でない場合には停止論理信号を、
それ以外の場合には走行論理信号を第四の走行論理部か
ら走行モータ駆動部に出力することができる。
【0023】また、本発明の請求項5記載の発明のよう
に、走行モータ電流を検知する電流検知部と、走行モー
タの異常電流を設定する異常電流設定部と、前記電流検
知部と異常電流設定部との比較を行う異常電流比較部
と、前記異常電流比較部の出力により走行モータ駆動部
に緊急停止論理を与える第五の走行論理部を設けること
により、異常電流比較部の出力により走行モータ電流が
異常電流値を一瞬でも超えると緊急停止論理信号を、そ
うでなければ走行論理信号を第五の走行論理部から走行
モータ駆動部に出力することができる。
【0024】また、本発明の請求項6記載の発明のよう
に、請求項1ないし5に記載した発明は、その複数を組
み合わせて自走式掃除機とすることができるものであ
り、その組み合わせに係る各発明の効果を加算して奏し
得るものである。
【0025】また、本発明の請求項7記載の発明のよう
に、清掃を行う清掃モータと、前記清掃モータを制御す
る清掃制御部と、掃除機本体を移動させる走行モータ
と、前記走行モータを制御する走行制御部と、掃除機本
体の進行方向や左右方向の障害物を検知する接触式また
は非接触式の障害物検知部と、直流電源部と、前記清掃
モータの停止により清掃継続困難な異常を検知する清掃
異常検知部と、前記走行モータの停止や障害物への衝突
により走行継続困難な異常を検知する走行異常検知部
と、本体の運転継続困難な直流電源部の電圧異常を検知
する電圧異常検知部と、前記清掃異常検知部、走行異常
検知部または電圧異常検知部からの出力を受け異常信号
を発信する異常信号発信部とを内蔵した自走式掃除機本
体と、前記異常信号発信部の信号を受信する受信部を内
蔵した受信装置とで構成することにより、清掃モータの
停止による清掃継続困難な異常、走行モータの停止や障
害物への衝突などにより走行継続困難な異常または本体
の運転継続困難な電圧異常が発生すると異常信号発信部
により、異常状態が発生したことを受信装置に伝達する
ことができる。
【0026】また、本発明の請求項8記載の発明のよう
に、清掃を行う清掃モータと、前記清掃モータを制御す
る清掃制御部と、掃除機本体を移動させる走行モータ
と、前記走行モータを制御する走行制御部と、掃除機本
体の進行方向や左右方向の障害物を検知する接触式また
は非接触式の障害物検知部と、直流電源部と、前記清掃
モータの停止により清掃継続困難な異常を検知する清掃
異常検知部と、前記走行モータの停止や障害物への衝突
により走行継続困難な異常を検知する走行異常検知部
と、本体の運転継続困難な直流電源部の電圧異常を検知
する電圧異常検知部と、前記清掃異常検知部、走行異常
検知部または電圧異常検知部からの出力を受け異常信号
を発信する異常信号発信部と、直流電源部の電圧が所定
の電圧よりも低下したことを検知する電池交換予告部
と、前記電池交換予告部からの出力を受け電池交換予告
信号を発信する予告信号発信部とを内蔵した自走式掃除
機本体と、前記異常信号発信部及び予告信号発信部の信
号を受信する受信部を内蔵した受信装置とで構成するこ
とにより、直流電源部の電圧が所定の電圧よりも低下す
ると予告信号発信部により、電池交換予告信号を受信装
置に伝達することができる。
【0027】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の実施例1における自走式掃
除機のブロック図を示し、以下図1に基づいて説明を行
う。
【0028】図1において、21は掃除機本体22を移
動させる走行モータ、23は前記走行モータ21を駆動
する走行モータ駆動部である。24は前記走行モータ2
1に取り付けられたエンコーダ部で、走行モータ21の
回転数に応じた信号を出力する。25は前記走行モータ
21の電流を検知する電流検知部、26は前記走行モー
タ21の最低電流を設定する最低電流設定部であり、本
実施例では前記走行モータ21のスリップ時の電流、す
なわち掃除機本体22が前進も後退もできず走行モータ
21が空転しているときの電流で、1A(なお、定常電
流値は5Aである。)に設定されている。
【0029】27は前記電流検知部25と最低電流設定
部26との比較を行う初期電流比較部、28は前記走行
モータ21の起動信号により一定時間動作を行うタイマ
ー部であり、本実施例では走行モータ21の起動時に突
入電流が最大になるまでの時間は0.1秒に設定されて
いる。
【0030】29は前記初期電流比較部27及びタイマ
ー部28からの出力により前記走行モータ駆動部23に
走行論理や停止論理を与える第一の走行論理部であり、
初期電流比較部27により走行モータ21の電流が最低
電流にいたるまでの時間またはタイマー部28にて設定
された時間0.1秒までの間は走行論理信号が出力され
るが、0.1秒を過ぎても最低電流にいたらない場合に
は停止論理信号が出力されるように構成されている。
【0031】前記構成による作用は以下の通りである。
走行モータ21に起動信号が出力されると走行モータ2
1は動作を開始し、その電流値は0から徐々に増加し、
0.1秒以内に最大電流値に到達したあとは定常電流値
に向かって徐々に減少していく。この0.1秒以内に最
低電流設定部26で設定された電流値を超えるため、第
一の走行論理部29からは走行論理信号が出力され続け
る。
【0032】しかし、走行モータ21が動作していない
場合には0.1秒経っても最低電流値にいたらないた
め、第一の走行論理部29からは0.1秒後に停止論理
信号が出力される。すなわち異常発生時には遅くとも起
動から0.1秒後には掃除機本体を停止させることがで
きる。
【0033】(実施例2)次に図2に本発明の実施例2
における自走式掃除機のブロック図を示し、以下この図
に基づいて説明を行う。
【0034】図2において図1と同様の動作を行う構成
部分には同じ符号を付与し、詳細な説明は省略する。
【0035】図2において、30はエンコーダ部24か
ら出力されるパルス信号電圧レベルの’H’レベルの最
低値と’L’レベルの最高値を設定する基準電圧設定部
であり、一般的にエンコーダ部24のそれはそれぞれ約
4V、約2Vであるので、本実施例ではそれぞれを3.
5V、2.5Vに設定してある。
【0036】31、32は前記基準電圧設定部30とエ
ンコーダ部24からの電圧レベルとを比較する電圧比較
部であり、エンコーダ部24から出力される二相のパル
ス信号をそれぞれ入力して、比較している。33はエン
コーダ部24から出力されるパルス信号の最低周波数値
と最高周波数値を設定する基準周波数設定部であり、本
実施例ではそれぞれ2.5kHz(走行モータ21が定
常回転時のエンコーダ部24の出力値の1/2値)、1
0kHz(本実施例で使用するエンコーダ部24からの
最大出力値)に設定してある。34、35は前記基準周
波数設定部33とエンコーダ部24からの周波数信号と
を比較する周波数比較部であり、エンコーダ部24から
出力される二相のパルス信号をそれぞれ入力して、比較
している。
【0037】36は前記電圧比較部31、32及び周波
数比較部34、35からの出力により走行モータ駆動部
23に走行論理や停止論理を与える第二の走行論理部で
あり、エンコーダ部24からの二相出力の電圧レベル、
周波数値のいずれか一つにでも異常があれば、停止論理
信号が出力されるように構成されている。
【0038】前記構成による作用は以下の通りである。
走行中に何らかの原因でエンコーダ部24への配線のい
ずれかが断線などによって、正常出力がなされなくなる
と周波数が変化しなくなるため、周波数比較部34また
は35にて周波数の異常を検知することができる。
【0039】また、エンコーダ部24の劣化や静電破壊
などにより電圧レベルが変化(’H’レベルの低下、’
L’レベルの上昇)すると、電圧比較部31または32
にて電圧レベルの異常を検知することができる。いずれ
の場合でも第二の走行論理部36からは停止論理信号が
出力されて、掃除機本体22は停止する。
【0040】そしてこれを実施例1の手段と組み合わせ
ると、掃除機本体22の起動以前からエンコーダ部24
に異常が発生していたとしても、起動後0.1秒でその
異常を検知して停止できるため掃除機本体22はほとん
ど移動することはない。これにより従来1秒必要とされ
た異常判定時間を大幅に短縮することができる。
【0041】(実施例3)次に図3に本発明の実施例3
における自走式掃除機のブロック図を示し、以下図3に
基づいて説明を行う。
【0042】図3において図1、図2と同様の動作を行
う構成部分には同じ符号を付与し、詳細な説明は省略す
る。
【0043】図3において、37、38はエンコーダ部
24から出力される二相のパルス信号をそれらの周波数
に応じた電圧に変換するF−V変換部であり、本実施例
では専用ICを用いて、さらにその出力段にコンデンサ
をそれぞれ挿入している。39はエンコーダ部24から
出力されるパルス信号の最低周波数及び最高周波数に応
じた電圧に設定する基準擬似周波数設定部であり、本実
施例ではそれぞれ1V(2.5kHzに対応)、4V
(10kHzに対応)に設定してある。
【0044】40、41は前記F−V変換部37、38
と前記基準擬似周波数設定部39とを比較する擬似周波
数比較部、42は前記擬似周波数比較部40、41及び
電圧比較部31、32からの出力により走行モータ駆動
部23に走行論理や停止論理を与える第三の走行論理部
であり、エンコーダ部24からの二相出力の電圧レベル
や周波数に対応したF−V変換部37、38の電圧値の
いずれか一つにでも異常があれば、停止論理信号が出力
されるように構成されている。
【0045】前記構成において、実施例2の構成と同様
に、エンコーダ部24への配線のいずれかの断線、劣化
や静電破壊などにが発生しても第三の走行論理部42か
らは停止論理信号が出力されて、掃除機本体22は停止
する。
【0046】さらに本発明ではエンコーダ部24の出力
周波数をF−V変換部37、38にていったん電圧変換
し、その出力段にコンデンサを挿入しているため、外来
ノイズに強くて誤動作することはない。
【0047】(実施例4)次に図4に本発明の実施例4
における自走式掃除機のブロック図を示し、以下図4に
基づいて説明を行う。
【0048】図4において図1から図3と同様の動作を
行う構成部分には同じ符号を付与し、詳細な説明は省略
する。
【0049】図4において、43は走行モータ21の最
高電流を設定する最高電流設定部であり、本実施例では
走行モータ21の半ロック時の電流、すなわち掃除機本
体22が前進も後退もできず走行モータ21が過熱しな
がらもスリップしているときの電流で、10A(なお、
定常電流値は5Aである。)に設定されている。
【0050】44は電流検知部25と最高電流設定部4
3との比較を行う電流比較部、45は前記電流比較部4
4により走行モータ21の電流が最高電流値を超えて一
定時間経過したか否かを判定する時間比較部であり、本
実施例では走行モータ21の起動時に突入電流が最大に
なって定常電流値になるまでの時間は1秒に設定されて
いる。
【0051】46は前記電流比較部44、時間比較部4
5、エンコーダ部24の出力電圧レベルを比較する電圧
比較部31、32及び周波数比較部34、35からの出
力により走行モータ駆動部23に走行論理や停止論理を
与える第四の走行論理部であり、時間比較部45により
走行モータ21の電流が最高電流を超えてからの時間が
1秒未満の場合には走行論理信号が出力されるが、最高
電流が1秒以上継続するかエンコーダ部24からの二相
出力の電圧レベル、周波数値のいずれか一つにでも異常
があれば、停止論理信号が出力されるように構成されて
いる。
【0052】前記構成による作用は以下の通りである。
走行モータ21が何らかの原因でロックされると、時間
比較部45が動作を開始する。同時に周波数比較部3
4、35の出力が変化する。走行モータ21が完全にロ
ックされれば周波数比較部34、35の出力によって第
四の走行論理部46は停止論理信号を出力する。走行モ
ータ21が中途半端にロックされれば、周波数比較部3
4、35の出力は変化せず、時間比較部45でその状態
継続時間が計測され、1秒を経過すると、電流比較部4
4、時間比較部45の出力によって第四の走行論理部は
停止論信号を出力するため、いずれの場合でも掃除機本
体22は停止する。
【0053】また、走行中に何らかの原因でエンコーダ
部24への配線のいずれかが断線などによって、正常出
力がなされなくなると周波数が変化しなくなるため、周
波数比較部34または35にて周波数の異常を検知する
ことができる。
【0054】また、エンコーダ部24の劣化や静電破壊
などにより電圧レベルが変化(’H’レベルの低下、’
L’レベルの上昇)すると、電圧比較部31または32
にて電圧レベルの異常を検知することができる。いずれ
の場合でも第四の走行論理部46からは停止論理信号が
出力されて、掃除機本体22は停止する。
【0055】いずれにしても、走行モータがロックされ
たりエンコーダ部に劣化などによる出力振幅、周波数異
常などが発生しても掃除機本体を停止させることがで
き、また走行モータのロックによる損傷を軽減すること
ができる。
【0056】なお本実施例は実施例1や実施例2と組み
合わせて用いても同様な動作を行うことができる。
【0057】(実施例5)次に図5に本発明の実施例5
における自走式掃除機のブロック図を示し、以下図5に
基づいて説明を行う。
【0058】図5において図1から図4と同様の動作を
行う構成部分には同じ符号を付与し、詳細な説明は省略
する。
【0059】図5において、47は走行モータ21の異
常電流を設定する異常電流設定部であり、本実施例では
走行モータ駆動部23に用いている制御素子の直流絶対
最大定格よりもやや小さい値に設定されている。48は
前記電流検知部25と異常電流設定部47との比較を行
う異常電流比較部、49は前記異常電流比較部48の出
力により走行モータ駆動部23に緊急停止論理を与える
第五の走行論理部であり、走行モータ21の電流が異常
電流を超えた瞬間に緊急停止論理信号が出力されるよう
に構成されている。
【0060】前記構成において、走行モータ21に何ら
かの原因で巻線短絡などが発生して過大電流が流れると
異常電流比較部48はこれを検知して第五の走行論理部
49からは緊急停止論理信号が出力されて掃除機本体2
2は緊急停止する。
【0061】そしてこれを実施例1ないし実施例4の手
段のいずれかと組み合わせることによって、掃除機本体
22の起動以前から走行モータ21に異常が発生してい
たとしても、起動直後にその異常を検知して緊急停止で
きるため掃除機本体22はほとんど移動することはない
し、走行中に前記異常が発生しても同様に緊急停止させ
ることができる。
【0062】(実施例6)図6に本発明の実施例6にお
ける自走式掃除機のブロック図を示し、以下図6に基づ
いて説明を行う。
【0063】図6において、50は清掃を行う清掃モー
タ、51は前記清掃モータ50を制御する清掃制御部、
52は掃除機本体を移動させる走行モータ、53は前記
走行モータ52を制御する走行制御部、54は掃除機本
体の進行方向や左右方向の障害物を検知する接触式また
は非接触式の障害物検知部で、その信号は走行制御部5
3に入力されている。
【0064】55は直流電源部であり、本実施例では充
電可能な蓄電池を用いている。56は前記清掃モータ5
0が停止するなどにより清掃継続困難な異常を検知する
清掃異常検知部、57は前記走行モータ52の停止や障
害物への衝突などにより走行継続困難な異常を検知する
走行異常検知部、58は本体の運転継続困難な直流電源
部55の電圧異常を検知する電圧異常検知部である。
【0065】59は前記清掃異常検知部56、走行異常
検知部57または電圧異常検知部58からの出力を受け
清掃、走行などを含め本体の運転継続困難なことを示す
異常信号を発信する異常信号発信部であり、本実施例で
は無線送信を用いている。
【0066】60はこれら清掃モータ50、清掃制御部
51、走行モータ52、走行制御部53、障害物検知部
54、直流電源部55、清掃異常検知部56、走行異常
検知部57、電圧異常検知部58及び異常信号発信部5
9を内蔵した自走式掃除機本体である。
【0067】また61は前記異常信号発信部59の信号
を受信する受信部62を内蔵した受信装置であり、作業
者が携帯したりまたは自走式掃除機本体60から離れた
場所に設置してある。
【0068】前記構成による作用は以下の通りである。
自走式掃除機本体60に清掃モータ50が停止するなど
による清掃継続困難な異常、走行モータ52の停止や障
害物への衝突などにより走行継続困難な異常または自走
式掃除機本体60の運転継続困難な電圧異常が発生する
と、その内容に応じて清掃異常検知部56、走行異常検
知部57または電圧異常検知部58のいずれかから異常
信号発信部59に信号が送られ、自走式掃除機本体60
はその場で緊急停止すると同時に異常信号発信部59か
らは異常状態が発生したことを即時に自走式掃除機本体
60から離れたところにいる作業者が、携帯しているか
または設置してある受信装置61に送信する。
【0069】したがって、作業者は離れた場所にいなが
ら即時に異常状態が発生したことを知ることができるの
で、即時異常に対応することが可能となる。
【0070】(実施例7)図7は、本発明の実施例7に
おける自走式掃除機のブロック図を示し、以下図7に基
づいて説明を行う。
【0071】図7において、63は直流電源部55の電
圧が所定の電圧よりも低下したことを検知する電池交換
予告部であり、本実施例ではその設定値は電圧異常検知
部58の動作の10分前の電圧に設定されている。
【0072】64は前記電池交換予告部63からの出力
を受け電池交換予告信号を発信する予告信号発信部であ
り、実施例6と同様に無線送信を行う。
【0073】65は実施例6における自走式掃除機の各
ブロックに加えて、これら電池交換予告部63及び予告
信号発信部64をも内蔵した自走式掃除機本体である。
【0074】また66は異常信号発信部59の信号及び
前記予告信号発信部64の信号をともに受信する受信部
67を内蔵した受信装置であり、実施例6における場合
と同様に、作業者が携帯したり、または自走式掃除機本
体65から離れた場所に設置してある。
【0075】前記構成による作用は以下の通りである。
自走式掃除機本体65に清掃モータ50が停止するなど
による清掃継続困難な異常または走行モータ52の停止
や障害物への衝突などにより走行継続困難な異常が発生
した場合は実施例6と同様に、自走式掃除機本体65は
その場で緊急停止すると同時に異常信号発信部59から
は異常状態が発生したことを即時に自走式掃除機本体6
5から離れたところにいる作業者が携帯しているかまた
は設置してある受信装置66に送信する。
【0076】一方直流電源部55の電圧が低下して所定
の電圧よりも低くなると、電池交換予告部63から信号
が出力され、予告信号発信部64は電池交換予告信号を
発信する。
【0077】この信号は、離れた場所にいる作業者に即
時に伝わるため、作業者はスペア電池を持って現場にい
き、自走式掃除機本体65が停止する前に電池交換を行
うことができる。
【0078】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の請求項1記載の発明によれば、走行モータの起動直
後は初期電流比較部により走行モータの電流が最低電流
にいたるまでの時間またはタイマー部にて設定された時
間までの間は第一の走行論理部から走行論理信号が出力
されるが、走行モータ不動作時など異常発生時にタイマ
ー部にて設定された時間を過ぎても最低電流にいたらな
い場合には停止論理信号が出力され、すみやかに掃除機
本体を停止させることができる。
【0079】また本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、電圧比較部と周波数比較部によりエンコーダ部から
の出力パルスの’H’、’L’レベル及び周波数の値が
適正かどうかを判定して、適切な出力の場合には第二の
走行論理部から走行論理信号が、適切でなければ停止論
理信号が走行モータ駆動部に出力されるため、エンコー
ダ部に劣化などによる出力振幅、周波数異常などが発生
しても掃除機本体を停止させることができる。これを前
記する請求項1記載の発明の手段と組み合わせることに
より、エンコーダ部の異常は遅くとも起動から0.1秒
後には検知でき、従来1秒必要とされた異常判定時間を
大幅に短縮することができる。
【0080】次に本発明の請求項3記載の発明によれ
ば、電圧比較部と擬似周波数比較部によりエンコーダ部
からの出力パルスの’H’、’L’レベル及び周波数の
値が適正かどうかを判定して、適切な出力の場合には第
三の走行論理部から走行論理信号が、適切でなければ停
止論理信号が走行モータ駆動部に出力されるため、前記
する請求項2に記載する発明の効果のように、エンコー
ダ部に劣化などによる出力振幅、周波数異常などが発生
しても掃除機本体を停止させることができる。さらに、
F−V変換部によりエンコーダ部から出力された周波数
を電圧に変換しているため、外来ノイズによる誤動作は
なくカウンタでの高速処理の負担を軽減することができ
る。
【0081】さらに本発明の請求項4記載の発明によれ
ば、電流比較部と時間比較部により走行モータの電流が
最高電流(本発明では走行モータのロック電流)値を超
えて一定時間(本発明では1秒)超えた場合やエンコー
ダ部からの出力振幅や周波数が適切でない場合には停止
論理信号が、それ以外の場合には走行論理信号が第四の
走行論理部から走行モータ駆動部に出力されるため、走
行モータがロックされたりエンコーダ部に劣化などによ
る出力振幅、周波数異常などが発生しても掃除機本体を
停止させることができ、走行モータのロックによる損傷
を軽減することができる。
【0082】そして本発明の請求項5記載の発明によれ
ば、異常電流比較部の出力により走行モータの電流が異
常電流値(本発明では走行モータ駆動部に使用している
制御素子の直流絶対最大定格値よりやや小さな値)を一
瞬でも超えると緊急停止論理信号が、そうでなければ走
行論理信号が第五の走行論理部から走行モータ駆動部に
出力されるため、走行モータの短絡などが発生しても掃
除機本体を緊急停止させることができるし、制御素子を
保護することもできる。
【0083】また本発明の請求項6記載の発明によれ
ば、請求項1ないし5に記載する発明のうちの複数を組
み合わせて自走式掃除機とすることができ、その効果は
当然組み合わせた発明が発揮する効果を加えた状態で奏
し得るものである。
【0084】また本発明の請求項7記載の発明によれ
ば、清掃モータが停止するなどによる清掃継続困難な異
常、走行モータの停止や障害物への衝突などにより走行
継続困難な異常または本体の運転継続困難な電圧異常が
発生すると異常信号発信部により、異常状態が発生した
ことを直後に本体から離れたところにいる作業者が携帯
しているかまたは設置してある受信装置に伝達すること
ができるため、即時に異常状態が発生したことを知るこ
とができるので、即時対応が可能となり、復旧までの作
業時間のロスを最小限にとどめることができる。
【0085】また本発明の請求項8記載の発明によれ
ば、前記の請求項7記載の発明の効果に加えて、直流電
源部の電圧が所定の電圧よりも低下すると予告信号発信
部により、本体が運転継続困難な電圧になる以前に、電
池交換予告信号を受信装置に伝達することができるた
め、作業者はスペア電池を持って現場にいき、本体停止
前に電池交換を行うことができるため、電圧低下による
本体停止を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における自走式掃除機のブロ
ック図
【図2】本発明の実施例2における自走式掃除機のブロ
ック図
【図3】本発明の実施例3における自走式掃除機のブロ
ック図
【図4】本発明の実施例4における自走式掃除機のブロ
ック図
【図5】本発明の実施例5における自走式掃除機のブロ
ック図
【図6】本発明の実施例6における自走式掃除機と受信
装置とのブロック図
【図7】本発明の実施例7における自走式掃除機と受信
装置とのブロック図
【図8】従来の自走式掃除機の断面図
【図9】同自走式掃除機の清掃経路の説明図
【図10】同自走式掃除機のブロック図
【符号の説明】
21、52 走行モータ 22 掃除機本体 23 走行モータ駆動部 24 エンコーダ部 25 電流検知部 26 最低電流設定部 27 初期電流比較部 28 タイマー部 29 第一の走行論理部 30 基準電圧設定部 31、32 電圧比較部 33 基準周波数設定部 34、35 周波数比較部 36 第二の走行論理部 37、38 下−V変換部 39 基準擬似周波数設定部 40、41 擬似周波数比較部 42 第三の走行論理部 43 最高電流設定部 44 電流比較部 45 時間比較部 46 第四の走行論理部 47 異常電流設定部 48 異常電流比較部 49 第五の走行論理部 50 清掃モータ 51 清掃制御部 53 走行制御部 54 障害物検知部 55 直流電源部 56 清掃異常検知部 57 走行異常検知部 58 電圧異常検知部 59 異常信号発信部 60、65 自走式掃除機本体 61、66 受信装置 62、67 受信部 63 電池交換予告部 64 予告信号発信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藪内 秀隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小川 光康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高木 祥史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石橋 崇文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 妹尾 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体を移動させる走行モータと、
    前記走行モータを駆動する走行モータ駆動部と、前記走
    行モータ電流を検知する電流検知部と、前記電流検知部
    で検知されたモータ電流と所定値との比較を行う初期電
    流比較部と、前記走行モータの起動信号により一定時間
    動作するタイマー部と、前記初期電流比較部及びタイマ
    ー部からの出力により前記走行モータ駆動部に走行論理
    や停止論理を与える第一の走行論理部とにより構成さ
    れ、前記所定値を走行モータのスリップ時の電流に、ま
    た前記タイマー部の動作時間を走行モータの起動時の突
    入電流が最大になるまでの時間に各々設定し、走行モー
    タの起動直後初期電流比較部により走行モータの電流が
    最低電流にいたるまでの時間がタイマー部にて設定され
    た時間より少ない時に走行論理信号を出力して、掃除機
    本体を運転し、タイマー部にて設定された時間を過ぎて
    も所定値に至らない時は停止論理信号を出力して掃除機
    本体を停止させる自走式掃除機。
  2. 【請求項2】 掃除機本体を移動させる走行モータと、
    前記走行モータを駆動する走行モータ駆動部と、前記走
    行モータに取り付けられその回転数に応じたパルス信号
    を出力するエンコーダ部を備え、エンコーダ部から出力
    されるパルス信号電圧の’H’レベルの最低値と’L’
    レベルの最高値を設定する基準電圧設定部と、前記基準
    電圧設定部とエンコーダ部からの信号レベルとを比較す
    る電圧比較部と、エンコーダ部から出力されるパルス信
    号の最低周波数値と最高周波数値を設定する基準周波数
    設定部と、前記基準周波数設定部とエンコーダ部からの
    周波数信号とを比較する周波数比較部と、前記電圧比較
    部及び周波数比較部からの出力により走行モータ駆動部
    に走行論理や停止論理を与える第二の走行論理部を設け
    た自走式掃除機。
  3. 【請求項3】 掃除機本体を移動させる走行モータと、
    前記走行モータを駆動する走行モータ駆動部と、前記走
    行モータに取り付けられたエンコーダ部から出力される
    パルス信号をその周波数に応じた電圧に変換するF−V
    変換部と、エンコーダ部から出力されるパルス信号の最
    低周波数及び最高周波数に応じた電圧に設定する基準擬
    似周波数設定部と、前記F−V変換部と前記基準擬似周
    波数設定部とを比較する擬似周波数比較部と、前記擬似
    周波数比較部及び電圧比較部からの出力により走行モー
    タ駆動部に走行論理や停止論理を与える第三の走行論理
    部を設けた自走式掃除機。
  4. 【請求項4】 掃除機本体を移動させる走行モータと、
    前記走行モータを駆動する走行モータ駆動部と、前記走
    行モータ電流を検知する電流検知部と、走行モータの最
    高電流を設定する最高電流設定部と、前記電流検知部と
    最高電流設定部との比較を行う電流比較部と、前記電流
    比較部により走行モータの電流が最高電流値を超えて一
    定時間経過したか否かを判定する時間比較部と、前記電
    流比較部、時間比較部、前記走行モータに取り付けたエ
    ンコーダ部の出力電圧レベルを比較する電圧比較部及び
    周波数比較部または擬似周波数比較部からの出力により
    前記走行モータ駆動部に走行論理や停止論理を与える第
    四の走行論理部を設けた自走式掃除機。
  5. 【請求項5】 掃除機本体を移動させる走行モータと、
    前記走行モータを駆動する走行モータ駆動部と、前記走
    行モータ電流を検知する電流検知部と、走行モータの異
    常電流を設定する異常電流設定部と、前記電流検知部と
    異常電流設定部との比較を行う異常電流比較部と、前記
    異常電流比較部の出力により前記走行モータ駆動部に緊
    急停止論理を与える第五の走行論理部を設けた自走式掃
    除機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載する
    第一刃至第四の走行論理部の複数を組み合わせて構成し
    た自走式掃除機。
  7. 【請求項7】 清掃を行う清掃モータと、前記清掃モー
    タを制御する清掃制御部と、掃除機本体を移動させる走
    行モータと、前記走行モータを制御する走行制御部と、
    掃除機本体の進行方向や左右方向の障害物を検知する接
    触式または非接触式の障害物検知部と、直流電源部と、
    前記清掃モータの停止により清掃継続困難な異常を検知
    する清掃異常検知部と、前記走行モータの停止や障害物
    への衝突により走行継続困難な異常を検知する走行異常
    検知部と、本体の運転継続困難な直流電源部の電圧異常
    を検知する電圧異常検知部と、前記清掃異常検知部、走
    行異常検知部または電圧異常検知部からの出力を受け異
    常信号を発信する異常信号発信部とを内蔵した自走式掃
    除機本体と、前記異常信号発信部の信号を受信する受信
    部を内蔵した受信装置とで構成しており、清掃モータの
    停止による清掃継続困難な異常、走行モータの停止や障
    害物への衝突により走行継続困難な異常または本体の運
    転継続困難な電圧異常が発生すると異常信号発信部によ
    り、異常状態が発生したことを受信装置に伝達すること
    ができる自走式掃除機。
  8. 【請求項8】 清掃を行う清掃モータと、前記清掃モー
    タを制御する清掃制御部と、掃除機本体を移動させる走
    行モータと、前記走行モータを制御する走行制御部と、
    掃除機本体の進行方向や左右方向の障害物を検知する接
    触式または非接触式の障害物検知部と、直流電源部と、
    前記清掃モータの停止により清掃継続困難な異常を検知
    する清掃異常検知部と、前記走行モータの停止や障害物
    への衝突により走行継続困難な異常を検知する走行異常
    検知部と、本体の運転継続困難な直流電源部の電圧異常
    を検知する電圧異常検知部と、前記清掃異常検知部、走
    行異常検知部または電圧異常検知部からの出力を受け異
    常信号を発信する異常信号発信部と、直流電源部の電圧
    が所定の電圧よりも低下したことを検知する電池交換予
    告部と、前記電池交換予告部からの出力を受け電池交換
    予告信号を発信する予告信号発信部とを内蔵した自走式
    掃除機本体と、前記異常信号発信部及び予告信号発信部
    の信号を受信する受信部を内蔵した受信装置とで構成し
    た自走式掃除機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111106650A (zh) * 2019-12-31 2020-05-05 深圳飞科机器人有限公司 清洁机器人及其充电方法
CN111358350A (zh) * 2018-12-25 2020-07-03 江苏美的清洁电器股份有限公司 移动设备、检测方法和存储介质

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