JPH10276817A - 携帯無線通話機用ケース - Google Patents
携帯無線通話機用ケースInfo
- Publication number
- JPH10276817A JPH10276817A JP9102638A JP10263897A JPH10276817A JP H10276817 A JPH10276817 A JP H10276817A JP 9102638 A JP9102638 A JP 9102638A JP 10263897 A JP10263897 A JP 10263897A JP H10276817 A JPH10276817 A JP H10276817A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- transparent sheet
- sheet
- transparent
- communication device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁波の漏洩がより少なくその人体への影響
が少なく、また、携帯電話機を取り出すことなく受発信
の操作が可能な携帯無線通話機用ケースを提供する。 【解決手段】 絶縁性部材2〜5を用い、内部に携帯無
線通話機を収納できるように形成した携帯無線通話機用
ケース1の前面部に、電磁波防止効果を有する柔軟性の
ある透明シート6を設けている。
が少なく、また、携帯電話機を取り出すことなく受発信
の操作が可能な携帯無線通話機用ケースを提供する。 【解決手段】 絶縁性部材2〜5を用い、内部に携帯無
線通話機を収納できるように形成した携帯無線通話機用
ケース1の前面部に、電磁波防止効果を有する柔軟性の
ある透明シート6を設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯無線通話機用ケ
ースに係り、特に、携帯電話などの携帯無線通話機受発
信中及び通話中に発生する電磁波を減衰させて人体への
影響を少なくできる携帯無線通話機用ケースに関する。
ースに係り、特に、携帯電話などの携帯無線通話機受発
信中及び通話中に発生する電磁波を減衰させて人体への
影響を少なくできる携帯無線通話機用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々のOA機器,FA機器,携帯
電話機等が開発され、わずかここ数年の間に目覚ましい
進展をみせ、しかもその勢いは現在もとどまることを知
らず、むしろ加速度を増して進んでおり、かかるOA,
FA機器,携帯電話機等より発生する電磁波が人体に及
ぼす影響が電磁波生体効果として問題となっている。
電話機等が開発され、わずかここ数年の間に目覚ましい
進展をみせ、しかもその勢いは現在もとどまることを知
らず、むしろ加速度を増して進んでおり、かかるOA,
FA機器,携帯電話機等より発生する電磁波が人体に及
ぼす影響が電磁波生体効果として問題となっている。
【0003】特に、携帯電話(PHS含む)やトランシ
ーバーなどの携帯無線通話機については、通話機の受発
信中に頭部に接触させて使用するために頭部に大量の電
磁波を被爆させることとなり目と視覚系の障害,皮膚障
害,精神ストレスの障害,脳腫瘍等人体への影響が非常
に大きいという認識が高まっている。
ーバーなどの携帯無線通話機については、通話機の受発
信中に頭部に接触させて使用するために頭部に大量の電
磁波を被爆させることとなり目と視覚系の障害,皮膚障
害,精神ストレスの障害,脳腫瘍等人体への影響が非常
に大きいという認識が高まっている。
【0004】そこで、例えば特開平8−78874号公
報には図11に示されているようなシールドケースを用
いて携帯電話から発生する電磁波を遮蔽する技術が開示
されている。このシールドケースは、電磁波の遮蔽体と
しての壁体30を鋼板などの導電材で形成するととも
に、壁体30に受話孔31通話孔32を設けて通話中の
声の伝達を阻害しないようにしたものである。
報には図11に示されているようなシールドケースを用
いて携帯電話から発生する電磁波を遮蔽する技術が開示
されている。このシールドケースは、電磁波の遮蔽体と
しての壁体30を鋼板などの導電材で形成するととも
に、壁体30に受話孔31通話孔32を設けて通話中の
声の伝達を阻害しないようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載されたシールドケースには以下のような難点がある。
すなわち、まず、第一に、携帯電話の全体、特に上面部
分が壁体30で覆われていないため、電磁波が露出部分
から集中的に漏洩するため所望の効果を達成することが
できない。第二に、携帯電話の操作部が壁体30で隠さ
れているため、電話を受発信するときの操作をするのに
携帯電話機をシールドケースより取り出す必要があり煩
雑な動作が必要である。また、これら受発信操作中に発
生する電磁波を遮蔽することができない。第三に、携帯
電話用ケースとしては感触などの点で皮革やビニールな
どの絶縁性部材が好ましいにもかかわらず、上記公報の
ケースは鋼板でできているため手触りが悪くかつ収納す
る携帯電話などを傷つけ易い等々の難点がある。
載されたシールドケースには以下のような難点がある。
すなわち、まず、第一に、携帯電話の全体、特に上面部
分が壁体30で覆われていないため、電磁波が露出部分
から集中的に漏洩するため所望の効果を達成することが
できない。第二に、携帯電話の操作部が壁体30で隠さ
れているため、電話を受発信するときの操作をするのに
携帯電話機をシールドケースより取り出す必要があり煩
雑な動作が必要である。また、これら受発信操作中に発
生する電磁波を遮蔽することができない。第三に、携帯
電話用ケースとしては感触などの点で皮革やビニールな
どの絶縁性部材が好ましいにもかかわらず、上記公報の
ケースは鋼板でできているため手触りが悪くかつ収納す
る携帯電話などを傷つけ易い等々の難点がある。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
電磁波の漏洩がより少なくその人体への影響が少なく、
また、携帯電話機を取り出すことなく受発信の操作が可
能な携帯無線通話機用ケースを提供することを目的とし
ている。
電磁波の漏洩がより少なくその人体への影響が少なく、
また、携帯電話機を取り出すことなく受発信の操作が可
能な携帯無線通話機用ケースを提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段を以下のように構成している。請求項1に記載の
発明では、絶縁性部材を用い、内部に携帯無線通話機を
収納できるように形成したケース本体の前面部に、電磁
波防止効果を有する柔軟性のある透明シートを設けたこ
とを特徴としている。
の手段を以下のように構成している。請求項1に記載の
発明では、絶縁性部材を用い、内部に携帯無線通話機を
収納できるように形成したケース本体の前面部に、電磁
波防止効果を有する柔軟性のある透明シートを設けたこ
とを特徴としている。
【0008】ケース本体の前面部に電磁波防止効果を有
する柔軟性のある透明シートを設けているため、携帯無
線通話機が目視可能であり、携帯無線通話機を取り出す
ことなく受信・発信操作が可能となり、また、その受信
・発信中に人体への電磁波の影響を効果的に低減するこ
とができる。
する柔軟性のある透明シートを設けているため、携帯無
線通話機が目視可能であり、携帯無線通話機を取り出す
ことなく受信・発信操作が可能となり、また、その受信
・発信中に人体への電磁波の影響を効果的に低減するこ
とができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明における前記透明シートが、透明シート材料内
に透明性の導電性部材を練り込んでなることを特徴とし
ている。
載の発明における前記透明シートが、透明シート材料内
に透明性の導電性部材を練り込んでなることを特徴とし
ている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明における前記透明シートが、その透明シート内
面に透明性の導電性部材を練り込んでなる透明性の粘着
皮膜を形成した透明導電性複合シートで構成されたこと
を特徴としている。
載の発明における前記透明シートが、その透明シート内
面に透明性の導電性部材を練り込んでなる透明性の粘着
皮膜を形成した透明導電性複合シートで構成されたこと
を特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
または請求項3に記載の発明における前記透明シートの
送信部と受信部に、パンチング孔を設けたことを特徴と
している。
または請求項3に記載の発明における前記透明シートの
送信部と受信部に、パンチング孔を設けたことを特徴と
している。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
または請求項3に記載の発明における前記透明シートの
内面に携帯無線通話機を保護する透明性の保護部材を設
けたことを特徴としている。
または請求項3に記載の発明における前記透明シートの
内面に携帯無線通話機を保護する透明性の保護部材を設
けたことを特徴としている。
【0013】保護部材により、携帯無線通話機用ケース
より携帯無線通話機を出し入れするときに携帯無線通話
機を保護できるとともに、導電性透明シートや透明導電
性複合シートの表面を保護することもできる。
より携帯無線通話機を出し入れするときに携帯無線通話
機を保護できるとともに、導電性透明シートや透明導電
性複合シートの表面を保護することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の携帯無線通話機用
ケースの好ましい実施の形態を図面等を参照しつつ詳細
に説明する。図1はケース本体の正面図、図2は側面
図、図3は縦断面図で、これらの図において、符号1は
ケース本体、2は上部壁体でその後面部には柔軟性のあ
る保護部材27が接着され、また、その上方には一方の
マジックファスナー7が縫着されている。3は後部壁体
でその上部には、他方のマジックファスナー8が縫着さ
れている。4,5は側部壁体で、これら壁体2〜5は、
例えば皮革,合成皮革,ビニール等の柔軟性のある絶縁
性部材よりなる。
ケースの好ましい実施の形態を図面等を参照しつつ詳細
に説明する。図1はケース本体の正面図、図2は側面
図、図3は縦断面図で、これらの図において、符号1は
ケース本体、2は上部壁体でその後面部には柔軟性のあ
る保護部材27が接着され、また、その上方には一方の
マジックファスナー7が縫着されている。3は後部壁体
でその上部には、他方のマジックファスナー8が縫着さ
れている。4,5は側部壁体で、これら壁体2〜5は、
例えば皮革,合成皮革,ビニール等の柔軟性のある絶縁
性部材よりなる。
【0015】6は柔軟性のある導電性透明シートで、ケ
ース本体1の正面部と下面部にわたって設けられる。6
1は携帯無線通話機(以下通話機という)T(図5参
照)の受信部T1 と対応する受信部、62は送信部T2
と対応する送信部で、その両部61,62には、パンチ
ング孔p,…が形成されている。11はやや厚手の柔軟
性のある絶縁性部材よりなるエッジカバーで、導電性透
明シート6と各壁体2〜5の端縁部をこのエッジカバー
11を介してミシンで逢着して、外観良好で耐久性のあ
るケース本体1を形成している。
ース本体1の正面部と下面部にわたって設けられる。6
1は携帯無線通話機(以下通話機という)T(図5参
照)の受信部T1 と対応する受信部、62は送信部T2
と対応する送信部で、その両部61,62には、パンチ
ング孔p,…が形成されている。11はやや厚手の柔軟
性のある絶縁性部材よりなるエッジカバーで、導電性透
明シート6と各壁体2〜5の端縁部をこのエッジカバー
11を介してミシンで逢着して、外観良好で耐久性のあ
るケース本体1を形成している。
【0016】上述のように、ケース本体1の前面に柔軟
性のある導電性透明シート6を配置したことにより、通
話機Tの表示部T3 と操作部T4 とを外から確実に目視
することができ、通信機Tをケース本体1から取り出す
ことなく、そのままの状態で送・受信操作をすることが
できる。そして、その間、発生する電磁波を、導電性透
明シート6によって効果的に減衰させ、人体への影響を
軽減することができる。また、保護部材27により、通
話機Tに擦り傷を付けないようにすることができる。な
お、その保護部材27としては、ナイロン繊維,ポリエ
ステル繊維等を用いることができる。
性のある導電性透明シート6を配置したことにより、通
話機Tの表示部T3 と操作部T4 とを外から確実に目視
することができ、通信機Tをケース本体1から取り出す
ことなく、そのままの状態で送・受信操作をすることが
できる。そして、その間、発生する電磁波を、導電性透
明シート6によって効果的に減衰させ、人体への影響を
軽減することができる。また、保護部材27により、通
話機Tに擦り傷を付けないようにすることができる。な
お、その保護部材27としては、ナイロン繊維,ポリエ
ステル繊維等を用いることができる。
【0017】上述の導電性透明シート6は、導電性物質
として、鉛,鉛酸化物,錫,錫酸化物,グラファイト等
を結合剤であるポリ塩化ビニール,アクリル,ポリエチ
レン,シリコンラバー,グラファイト,ネオジム等に均
一に練り込んで形成した柔軟性のある透明シートであ
る。通常、電磁波は導電性物質に接触するとその表面で
渦電流が発生し、その電磁波が減衰する性質がある。な
お、電磁波は導電性物質に接触することによって全て減
衰するのではなく一部は反射する。本発明ではこのよう
な特性を利用してケース本体1を前述のように構成して
いる。
として、鉛,鉛酸化物,錫,錫酸化物,グラファイト等
を結合剤であるポリ塩化ビニール,アクリル,ポリエチ
レン,シリコンラバー,グラファイト,ネオジム等に均
一に練り込んで形成した柔軟性のある透明シートであ
る。通常、電磁波は導電性物質に接触するとその表面で
渦電流が発生し、その電磁波が減衰する性質がある。な
お、電磁波は導電性物質に接触することによって全て減
衰するのではなく一部は反射する。本発明ではこのよう
な特性を利用してケース本体1を前述のように構成して
いる。
【0018】次に、本発明の導電性透明シート6の組成
を決定するために、種々の実験をおこなったので、その
結果を表1に示す。
を決定するために、種々の実験をおこなったので、その
結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】上述の実験結果より、例えば電磁波減衰率
を90%以上確保するためには、シート厚さ0.2mm
の場合、透明導電性部材の含有率5%以上が必要である
こと等を確認している。厚さ0.2mmの導電性透明シ
ート6(図6,7(A),(B)参照)内に上述のよう
な含有率で透明な導電性部材cを均一に練り込んでおく
ことにより、電磁波の高い減衰・反射効果を得ることが
できる。
を90%以上確保するためには、シート厚さ0.2mm
の場合、透明導電性部材の含有率5%以上が必要である
こと等を確認している。厚さ0.2mmの導電性透明シ
ート6(図6,7(A),(B)参照)内に上述のよう
な含有率で透明な導電性部材cを均一に練り込んでおく
ことにより、電磁波の高い減衰・反射効果を得ることが
できる。
【0021】図8は異なる実施形態における導電性透明
シート6の拡大断面図で、導電性透明シート6の内面に
その導電性透明シート6を保護するための柔軟性のある
透明保護シート(保護部材)23を貼着したものであ
り、この透明保護シート23により、ケース本体1に出
し入れする通話機Tがその導電性透明シート6に練り込
まれている導電性部材cによって擦り傷等が付けられる
ことのないようにすることもできる。
シート6の拡大断面図で、導電性透明シート6の内面に
その導電性透明シート6を保護するための柔軟性のある
透明保護シート(保護部材)23を貼着したものであ
り、この透明保護シート23により、ケース本体1に出
し入れする通話機Tがその導電性透明シート6に練り込
まれている導電性部材cによって擦り傷等が付けられる
ことのないようにすることもできる。
【0022】また、上述の導電性透明シート6に代え
て、図9および図10(A),(B)に示すような透明
導電性複合シート16を用いることもできる。この場
合、その透明導電性複合シート16を、第一層透明シー
ト13,第二層導電性粘着剤(粘着皮膜)14,第三層
透明保護シート(保護部材)15よりなる三層構造とし
ている。その導電性粘着剤14には、材料内と透明導電
性部材cを均一に練り込ませておくことにより、電磁波
を効果的に減衰・反射させることができる。なお、その
柔軟性のある第三層透明保護シート15により第二層導
電性粘着剤14を保護できると共に、ケース本体1に出
し入れする通話機Tに擦り傷等をつけないように保護す
ることもできる。また、161は送信部、162は受信
部をそれぞれ示す。
て、図9および図10(A),(B)に示すような透明
導電性複合シート16を用いることもできる。この場
合、その透明導電性複合シート16を、第一層透明シー
ト13,第二層導電性粘着剤(粘着皮膜)14,第三層
透明保護シート(保護部材)15よりなる三層構造とし
ている。その導電性粘着剤14には、材料内と透明導電
性部材cを均一に練り込ませておくことにより、電磁波
を効果的に減衰・反射させることができる。なお、その
柔軟性のある第三層透明保護シート15により第二層導
電性粘着剤14を保護できると共に、ケース本体1に出
し入れする通話機Tに擦り傷等をつけないように保護す
ることもできる。また、161は送信部、162は受信
部をそれぞれ示す。
【0023】この透明導電性複合シート16を採用する
にあたっておこなった実験結果を表2に示す。
にあたっておこなった実験結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】上述の実験結果より、例えば電磁波減衰率
を90%以上得るためには、皮膜厚さ30μの場合、透
明導電性部材の含有率40%以上が必要であること等を
確認することができた。
を90%以上得るためには、皮膜厚さ30μの場合、透
明導電性部材の含有率40%以上が必要であること等を
確認することができた。
【0026】ところで、ケース1の受信部61,161
や送信部62,162に開孔(パンチング孔p,…)を
設けると受信・送信の音声量が大きくなるという利点が
ある反面、通常、電磁波は電磁波を防止する壁面に一定
以上の大きさの開孔があると電磁波は漏洩する欠点があ
る。そこで本発明の目的を達成するために透明導電性シ
ート6と透明導電性複合シート16を基準にして適切な
開孔の大きさを決定するための実験をおこなった。その
結果を表3に示す。
や送信部62,162に開孔(パンチング孔p,…)を
設けると受信・送信の音声量が大きくなるという利点が
ある反面、通常、電磁波は電磁波を防止する壁面に一定
以上の大きさの開孔があると電磁波は漏洩する欠点があ
る。そこで本発明の目的を達成するために透明導電性シ
ート6と透明導電性複合シート16を基準にして適切な
開孔の大きさを決定するための実験をおこなった。その
結果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】上述の実験結果より、例えば電磁波漏洩率
を10%以下とした場合、パンチング孔p,…の大きさ
はφ1.5(mm)以下でなければならないこと等を確
認することができた。なお、電磁波漏洩率はパンチング
ピッチによっても変動するため、上記実験ではそのピッ
チを3mmとしている。
を10%以下とした場合、パンチング孔p,…の大きさ
はφ1.5(mm)以下でなければならないこと等を確
認することができた。なお、電磁波漏洩率はパンチング
ピッチによっても変動するため、上記実験ではそのピッ
チを3mmとしている。
【0029】前述の各実施形態では、導電性透明シート
6および透明導電性複合シート16の受信部61,16
1や送信部62,162に、上述した実験結果を参考と
したパンチング孔p,…を設けているが、本発明はこれ
に限られることなく、パンチング孔p,…なしで実施す
ることもできる。また、その導電性透明シート6および
透明導電性複合シート16は前面に限られることなく、
前面から側面や上面にかけて設けられてもよい。
6および透明導電性複合シート16の受信部61,16
1や送信部62,162に、上述した実験結果を参考と
したパンチング孔p,…を設けているが、本発明はこれ
に限られることなく、パンチング孔p,…なしで実施す
ることもできる。また、その導電性透明シート6および
透明導電性複合シート16は前面に限られることなく、
前面から側面や上面にかけて設けられてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯無線
通話機用ケースによれば、絶縁性部材を用いたケース本
体の前面部に、電磁波防止効果を有する柔軟性のある透
明シートを設けたので、電磁波の漏洩がより少なくなり
その人体への影響をも低減することができ、また、ケー
ス本体内に携帯電話機を収納したままで、送・受信する
ことができる。例えば、外部発信を携帯無線通話機が受
信した場合、携帯電話の受信ランプが点灯し、ベルが鳴
る。本発明の携帯無線通話機用ケースでは、携帯電話の
表示部や操作部がケース外部から目視可能であり、ケー
スの外部から受信ランプの点灯や液晶表示部の確認、受
信ボタンの操作などを行うことが可能となる。
通話機用ケースによれば、絶縁性部材を用いたケース本
体の前面部に、電磁波防止効果を有する柔軟性のある透
明シートを設けたので、電磁波の漏洩がより少なくなり
その人体への影響をも低減することができ、また、ケー
ス本体内に携帯電話機を収納したままで、送・受信する
ことができる。例えば、外部発信を携帯無線通話機が受
信した場合、携帯電話の受信ランプが点灯し、ベルが鳴
る。本発明の携帯無線通話機用ケースでは、携帯電話の
表示部や操作部がケース外部から目視可能であり、ケー
スの外部から受信ランプの点灯や液晶表示部の確認、受
信ボタンの操作などを行うことが可能となる。
【0031】そして、その透明シートの内面に保護部材
を設けることにより、その透明シートを保護することが
でき、かつ、ケース本体内に収納する携帯無線通話機に
擦り傷等が付かないように保護することができる。
を設けることにより、その透明シートを保護することが
でき、かつ、ケース本体内に収納する携帯無線通話機に
擦り傷等が付かないように保護することができる。
【0032】また、その透明シートの送信部と受信部に
パンチング孔を設けることにより、送・受信時の音声量
をより大きく得ることができる。
パンチング孔を設けることにより、送・受信時の音声量
をより大きく得ることができる。
【図1】本発明の携帯無線通話機用ケースの正面図であ
る。
る。
【図2】同側面図である。
【図3】同縦断面図である。
【図4】同図1のX−X線矢視断面図である。
【図5】同通話機を収納した携帯無線通話機用ケースの
正面図である。
正面図である。
【図6】同透明シートの平面図である。
【図7】(A),(B)は同透明シートの拡大断面図で
ある。
ある。
【図8】同異なる実施形態における内面に保護部材を設
けた透明シートの拡大断面図である。
けた透明シートの拡大断面図である。
【図9】同別の実施形態における三層構造の透明シート
の平面図である。
の平面図である。
【図10】(A),(B)は同透明シートの拡大断面図
である。
である。
【図11】従来の携帯電話収納用のシールドケースの一
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
1…携帯無線通話機用ケース、2〜5…絶縁性部材、
6,13,16…透明シート、c…導電性部材、14…
粘着皮膜、61,161…受信部、62,162…送信
部、15,23…保護部材、p…パンチング孔。
6,13,16…透明シート、c…導電性部材、14…
粘着皮膜、61,161…受信部、62,162…送信
部、15,23…保護部材、p…パンチング孔。
Claims (5)
- 【請求項1】 絶縁性部材を用い、内部に携帯無線通話
機を収納できるように形成したケース本体の前面部に、
電磁波防止効果を有する柔軟性のある透明シートを設け
たことを特徴とする携帯無線通話機用ケース。 - 【請求項2】 前記透明シートが、透明シート材料内に
透明性の導電性部材を練り込んでなることを特徴とする
請求項1に記載の携帯無線通話機用ケース。 - 【請求項3】 前記透明シートが、その透明シート内面
に透明性の導電性部材を練り込んでなる透明性の粘着皮
膜を形成した透明導電性複合シートで構成されたことを
特徴とする請求項1に記載の携帯無線通話機用ケース。 - 【請求項4】 前記透明シートの送信部と受信部に、パ
ンチング孔を設けたことを特徴とする請求項2または請
求項3に記載の携帯無線通話機用ケース。 - 【請求項5】 前記透明シートの内面に携帯無線通話機
を保護する透明性の保護部材を設けたことを特徴とする
請求項2または請求項3に記載の携帯無線通話機用ケー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9102638A JPH10276817A (ja) | 1997-04-05 | 1997-04-05 | 携帯無線通話機用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9102638A JPH10276817A (ja) | 1997-04-05 | 1997-04-05 | 携帯無線通話機用ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276817A true JPH10276817A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14332792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9102638A Pending JPH10276817A (ja) | 1997-04-05 | 1997-04-05 | 携帯無線通話機用ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10276817A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1659847A2 (en) | 2004-11-22 | 2006-05-24 | NEC Corporation | Electromagnetic shield case |
JP2014093770A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Newvit Co Ltd | モバイル機器用の保護カバー |
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1997
- 1997-04-05 JP JP9102638A patent/JPH10276817A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1659847A2 (en) | 2004-11-22 | 2006-05-24 | NEC Corporation | Electromagnetic shield case |
JP2014093770A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Newvit Co Ltd | モバイル機器用の保護カバー |
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