JPH10276748A - 膨潤した種子の種皮及び胚軸除去機 - Google Patents

膨潤した種子の種皮及び胚軸除去機

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JPH10276748A
JPH10276748A JP9106850A JP10685097A JPH10276748A JP H10276748 A JPH10276748 A JP H10276748A JP 9106850 A JP9106850 A JP 9106850A JP 10685097 A JP10685097 A JP 10685097A JP H10276748 A JPH10276748 A JP H10276748A
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JP
Japan
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bearing
rotating rod
speed rotating
hypocotyl
sprocket
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Application number
JP9106850A
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Inventor
Tatsu Hasegawa
龍 長谷川
Takeshi Nakagawa
武 中川
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
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Original Assignee
SUZUYO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種子の種皮及び胚軸を除去する除去機におい
て、損傷した回転棒が発生した場合に効率よく、交換す
る方法を提供する。 【解決手段】 同方向に回転する高速回転棒及び低速回
転棒が、円周面同士を近接させて交互に配列され、高速
回転棒には少なくとも1列の遠心方向に突出した突起部
が、軸方向外周に設けられている種子の種皮及び胚軸除
去機において、各回転棒の両端を回転自在に支持する連
結軸受けが、上連結軸受けと下連結軸受けとに分割可能
であり、上連結軸受けは外連結軸受けと内連結軸受けが
上端において連結されており、下連結軸受けは外連結軸
受けと内連結軸受けが下端において連結され、高速回転
棒の回転軸の一端が、一方の外連結軸受けにベアリング
を介して回転自在に支持され、更に外方に延出して回転
伝達手段と係合し、高速回転棒の回転軸の他端が他方の
内連結軸受けにベアリングを介して回転自在に支持され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、大豆、小豆等の双
子葉植物の種子やギンナンの種子等の種皮を、水で膨潤
させた状態で子葉を傷つけることなく除去すると共に、
種子に付着している胚軸をも効率よく除去する膨潤した
種子の種皮及び胚軸除去機に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは特願平8−157466号
において水で膨潤した種子から、子葉を損傷することな
く種皮と胚軸を除去する技術を開示した。すなわち、同
方向に回転する複数の高速回転棒及び複数の低速回転棒
が、種皮及び胚軸が通過できる間隙を保って、円周面同
士を近接させて交互に配列され、高速回転棒の周速度が
低速回転棒の3〜15倍であり、高速回転棒には少なく
とも1列の遠心方向に突出した突起部が、軸方向外周に
設けられているものである。この回転棒列の一端に供給
された膨潤した種子は、高速回転棒と低速回転棒との間
で、高速回転棒の突起部によりひねり応力を加えられな
がら次第に他端へ移動していくものである。
【0003】上記の技術により、膨潤させた種子から子
葉を損傷することなく種皮及び胚軸を除去することに成
功した。その結果、雑菌、特に耐熱菌の混入しない上質
の子葉を得ることができ、種子の加工製品の品質向上が
達成された。例えば豆腐においては、水膨潤した完全な
形状の子葉を原料とすることができ、混入する雑菌数が
激減して日持ちが顕著に向上し、更に種皮及び胚軸の除
去により豆腐の味及び外観が向上し、美しい卵色の優れ
た味で、且つ日持ちのよい豆腐が得られた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実の
除去効率を配慮すると、高速回転棒の表面はゴム素材で
あることが好ましい。更に数十本の回転棒を用いないと
大量の種子の種皮や胚軸を除去することは困難である。
長時間運転を続けると、回転棒の軸折れや曲がりが生じ
たり、高速回転棒の突起部が擦り切れたりして回転棒に
損傷が生じる。この場合に、全部の回転棒のベアリン
グ、スプロケット及び連結軸受けを取外した上で、損傷
した回転棒を交換しなければならなかった。現実の運転
にあたっては、他の回転棒のベアリングやスプロケット
を取外すことなく簡易な手段で損傷した回転棒のみを交
換する技術が求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、その構成は、同方向に回転する高
速回転棒及び低速回転棒が、円周面同士を近接させて交
互に配列され、高速回転棒には少なくとも1列の遠心方
向に突出した突起部が、軸方向外周に設けられている種
子の種皮及び胚軸除去機において、各回転棒の両端を回
転自在に支持する連結軸受けが、上連結軸受けと下連結
軸受けとに分割可能であり、上連結軸受けは外連結軸受
けと内連結軸受けが上端において連結されており、下連
結軸受けは外連結軸受けと内連結軸受けが下端において
連結され、高速回転棒の回転軸の一端が、一方の外連結
軸受けにベアリングを介して回転自在に支持され、更に
外方に延出して回転伝達手段と係合し、高速回転棒の回
転軸の他端が他方の内連結軸受けにベアリングを介して
回転自在に支持されていることを特徴とする。
【0006】本発明は、表面がステンレス等の硬質素材
からなる耐腐蝕性の複数の低速回転棒と、表面が弾力性
を有するゴム素材からなる複数の高速回転棒が交互に配
列されている。低速回転棒と高速回転棒は円周面を種皮
及び胚軸が通過できる程度に近接させて配列している。
高速回転棒と低速回転棒は同一方向に回転するが、その
周速度は高速回転棒が低速回転棒よりはるかに大きい。
本発明の種皮及び胚軸除去機に、一端の回転棒から膨潤
した種子を供給すると、すべての回転棒が同一方向に回
転しているため、種子は他方の回転棒に向かって移動
し、一方から供給すれば他方の端部から落下する。
【0007】膨潤した種子は子葉と種皮との間に充分な
水分を貯えている。そのため、種子の両脇部にひねり応
力を加えると、すなわち、種子の一方の側を固定して反
対の側に回転力を加えると、種皮のみに破れ応力が加わ
り、子葉に何ら影響することなく種皮が破れる事実が確
認されている。特に高速回転棒をゴム素材とすることに
より膨潤した脆い種子が弾力を有するゴム素材内部に保
護固定され、脱皮及び胚軸除去効率が向上する。また、
高速回転棒のみならず、低速回転棒も共に回転している
ため、脱皮効率が向上することが判明した。
【0008】この技術を実施するにあたり、多数の高速
回転棒と低速回転棒を必要とし、長時間稼働させること
により回転棒に損傷が生じがちである。本発明はこのよ
うな場合に、簡単な手段で損傷を生じた回転棒のみを交
換できる技術を提供するものである。すなわち、高速回
転棒及び低速回転棒を支持する連結軸受けを上下に分割
可能にして、いずれかの回転棒に損傷が生じた場合には
稼働を中止し、連結軸受けを上下に2分割するように構
成したものである。両端の連結軸受けを上下に2分割す
ることにより、損傷した回転棒のみのスプロケット及び
ベアリングを取外して排除し、新しい回転棒を装着した
後、連結軸受けを一体に固定すればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に使用する低速回転棒は、
水膨潤した種子を搬送するため、硬質で耐腐蝕性である
ことを要する。したがって、ステンレス、プラスチック
ス、セラミックス等が使用されるが、中心部までをこれ
らの素材で構成する必要はなく、表面を耐腐蝕性の素材
で被覆されていればよく、内部に空洞があっても他の素
材であっても差支えない。高速回転棒は少なくとも表面
がゴム素材で被覆されている。ゴム素材としては、SB
R、NBR、グロロプレンゴム、イソプレンゴム、シリ
コーンゴム等各種の合成ゴム或いは天然ゴムを使用する
ことができる。
【0010】図1は上連結軸受けを外した状態の回転棒
と連結軸受けとスプロケットの関係を示す平面図、図2
はモーターと回転棒と連結軸受けとスプロケットの関係
を示す斜視図、図3は連結軸受けを上下に開いた状態の
回転棒とベアリングとスプロケットとの関係を示す分解
斜視図である。
【0011】本発明は、図1に示すように、多数の低速
回転棒1と高速回転棒2を円周面を近接させて交互に並
列に配列することにある。低速回転棒1と高速回転棒2
の間には、子葉が落下することなく種皮及び胚軸が落下
できる間隙3を設ける。高速回転棒2の周速度は、低速
回転棒1の周速度の3〜15倍、好ましくは4〜10倍
である。また、低速回転棒1と高速回転棒2は必ずしも
同径であることを要しない。
【0012】高速回転棒2の外周には少なくとも1本の
突起部4を設ける。突起部4は高速回転棒2の外周に軸
方向に設ける。単なる山状の突起部であっても傾斜した
角を有する突起部であってもよい。低速回転棒1と高速
回転棒2の間の間隙3に、高速回転棒2の突起部4が存
在するときでも種皮及び胚軸を通過させるように調整す
る。突起部の数には限定がなく、2本、3本、4本それ
以上であってよいが、突起部と突起部の間隔が狭まって
脱皮の効果を発現できない程多くてはならない。
【0013】突起部4を設けることにより、突起部の角
が種子にぶつかり、種皮の除去効率を向上させるばかり
でなく、胚軸をも除去することに成功した。突起部4の
角が胚軸の先端にぶつかることにより、子葉と胚軸との
間の結合力を弱め胚軸が剥離する。一回の機会に胚軸の
先端位置が胚軸除去に好ましくない位置であっても、次
々に機会が訪れるためいずれかの機会に胚軸の位置が適
正になり、このとき胚軸は除去される。
【0014】低速回転棒1と高速回転棒2の周速度が極
端に相違するため、2本の回転棒の間に位置した水膨潤
した種子に対して、高速回転棒2と低速回転棒1との周
速度の差がひねり応力として加わる。その結果、種皮が
破れて、低速回転棒1と高速回転棒2との間隙3から落
下する。残った子葉は速度は異なるが同方向に回転する
回転棒により搬送され、端部から落下する。多数の高速
回転棒2と低速回転棒1を交互に用いることにより、た
とえ1回目に脱皮されなかった種子も、次々に脱皮され
る機会が与えられるため脱皮確率が向上する。
【0015】本発明の特徴は、各回転棒を一体に軸支す
る連結軸受けAが回転棒の両端に設けられていると共
に、この連結軸受けAが上下に分割可能なことにある。
図2に示すように、連結軸受けAは上連結軸受け5と下
連結軸受け6に2分割される。下連結軸受け6は内側の
内連結軸受け7と外側の外連結軸受け8からなり、内外
の連結軸受けが下端で連結さている。また、上連結軸受
け5は内側の内連結軸受け7と外側の外連結軸受け8か
らなり、内外の連結軸受けが上端で連結されている。連
結軸受けAの上下の連結部位は、各回転棒の最大径部位
が好ましいが、正確に最大径部位でなくとも上下に分割
可能であれば差支えない。
【0016】一方の連結軸受けAの端部外側には、外側
スプロケット9aと内側スプロケット9bからなる同軸
の2連スプロケット9が設けられ、外側スプロケット9
aと、第1のモーター10により駆動されるモータース
プロケット11にチェーンが懸架され、モーターの回転
力が内側スプロケット9bにも伝達される。高速回転棒
2の回転軸の端部は連結軸受けAを貫通し、外連結軸受
け8の外面に高速回転棒用スプロケット12として配列
しているため、内側スプロケット9bと全ての高速回転
棒用スプロケット12にチェーンを懸架することによ
り、すべての高速回転棒2は同一速度で回転する。回転
数はモーターの回転数及びモータースプロケット11と
外側スプロケット9aとの径比、更には第1の2連スプ
ロケット9の外側スプロケット9aと内側スプロケット
9bとの径比によっても調節することができる。
【0017】同様にして、他方の連結軸受けAの端部外
側には、外側スプロケット13aと内側スプロケット1
3bからなる第2の2連スプロケット13が設けられ、
外側スプロケット13aと、第2のモーター14により
駆動されるモータースプロケット15にチェーンが懸架
され、モーターの回転力が内側スプロケット13bにも
伝達される。低速回転棒1の回転軸の端部は他方の連結
軸受けAを貫通し、外連結軸受け8の外面に低速回転棒
用スプロケット16として配列しているため、内側スプ
ロケット13bと全ての低速回転棒用スプロケット16
にチェーンを懸架することにより、すべての低速回転棒
1は同一速度で回転する。回転数はモーターの回転数及
びモータースプロケット14と外側スプロケット13a
との径比、更には第2の2連スプロケット13の外側ス
プロケット13aと内側スプロケット13bとの径比に
よっても調節することができる。
【0018】モーターの図示は省略したが、図1及び図
3に示すように、第2の2連スプロケット13を貫通す
るシャフトは、内連結軸受け7及び外連結軸受け8に支
持されて回転する2個のベアリング17と連結してい
る。第2のモーター14の回転により、モータースプロ
ケット15の回転が外側スプロケット13aに伝達され
て内側スプロケット13bもシャフトも回転する。
【0019】低速回転棒1は内連結軸受け7の内面から
シャフトのみが延出し、外連結軸受け8に、先端に設け
たベアリング17が支持されて、更に先端に設けた低速
回転棒用スプロケット16に嵌合固定されている。低速
回転棒1に隣接する高速回転棒2も同じく内連結軸受け
7の内面からシャフトのみが延出し、このシャフトにベ
アリング17が嵌合され、内連結軸受け7に支持されて
いる。
【0020】同様に、第1の2連スプロケット9を貫通
するシャフトは、内連結軸受け7及び外連結軸受け8に
支持されて回転する2個のベアリングと連結している。
第1のモーター10の回転により、モータースプロケッ
ト11の回転が外側スプロケット9aに伝達されて内側
スプロケット9bもシャフトも回転する。高速回転棒2
は内連結軸受け7の内面からシャフトのみが延出し、外
連結軸受け8に、先端に設けたベアリング17が支持さ
れて、更に先端に設けた高速回転棒用スプロケット12
に嵌合固定されている。高速回転棒2に隣接する低速回
転棒1も同じく内連結軸受け7の内面からシャフトのみ
が延出し、このシャフトにベアリング17が嵌合され、
内連結軸受け7に支持されている。
【0021】以上の構成であるため、第1のモーター1
0が回転すれば、高速回転用スプロケット12は全ての
高速回転棒2を等しい速度で回転させ、低速回転棒1は
何ら影響を受けない。一方、第2のモーター14が回転
すれば、低速回転用スプロケット16は全ての低速回転
棒1を等しい速度で回転させ、高速回転棒1は何ら影響
を受けない。
【0022】高速回転棒2の突起部4がすり減ったり、
回転棒に何らかの損傷が生じた場合には、第1のモータ
ー10及び第2のモーター14の回転を停止させ、ネジ
18をネジ孔19から取外せば、上連結軸受け5は容易
に取外され、図1に示すような状態になる。この状態で
は損傷した回転棒のみを下連結軸受け6から持ち上げる
ことによって容易に排除できる。しかる後、新しい回転
棒にベアリング及びスプロケットを装着し、チェーンを
懸架して再度上連結軸受け5を被せて両端を螺着するこ
とにより短い交換時間で円滑な稼働を続行させることが
できる。
【0023】図1〜図3においては、回転伝達手段とし
ては、チェーンとスプロケットを用いたが、その他に、
ベルトとプーリー、歯車等を使用することができる。図
面においては、低速回転棒1と高速回転棒2との間の間
隙3が明らかではないが、除去すべき胚軸の大きさに合
わせて1.5〜3mm程度の間隔を設ける。
【0024】
【実施例】本実施例においては、径15mmのステンレ
ス製の低速回転棒1を用い、高速回転棒2として、低速
回転棒と同一素材で径が4mm小さい円筒の周囲に厚さ
2mmのクロロプレンゴム層を被覆した。更にこのゴム
層には最も離れた2か所に厚さ1.3mmのリボン状の
円周角10°の突起部4を設けた。回転棒の長さは60
cmであり、これを約2mmの間隙3を保って80cm
に配列した。低速回転棒1の回転速度は30rpm、高
速回転棒2は低速回転棒と同一方向に、120rpmで
回転した。
【0025】大豆5俵(300kg)を充分な水に常温
で14時間浸漬した。大豆は膨潤して約2.2重量倍に
なった。同時に常温、かつ充分な水分と栄養分の存在下
で大豆の子葉と種皮との間の水分中の雑菌数が増加し
た。この水膨張大豆を上記の除去機にモーター側から供
給したところ、大豆はモーターから離れた側に搬送され
ながら、先ず種皮が間隙3から落下し、次いで胚軸が子
葉から離れて落下し、子葉のみがモーターから最も離れ
た側に最後まで搬送され、端部から落下した。大豆5俵
を処理するのに要した時間は1時間であった。したがっ
て、膨潤した大豆は回転棒上を横断して80cm移動し
た。
【0026】得られた子葉は雑菌数が極度に少なく、そ
のまま摩砕工程、蒸煮工程、絞り工程、凝固工程を経て
常法に従い豆腐を製造した。得られた豆腐は色が白く、
種皮及び胚軸を含まないため、従来にない美味しい豆腐
であった。更に、雑菌、特に耐熱菌が極度に少なく従来
の豆腐に比して2倍の日持ちを保障することができた。
また、本実施例においては、使用原料に対し3%の収率
向上がみられた。これは従来、種皮の摩砕物に付着して
おからとして除去されていた豆乳成分が、元来種皮を含
有しない摩砕物を使用するため、本来の豆乳として有効
に利用されたものと推測する。
【0027】1週間後に突起部4が磨耗した高速回転棒
2が見つかったため、作業に先立ち上連結軸受け5を取
外し、新しい回転棒と交換して作業を行った。回転棒の
本数が数10本に達するため、損傷を受ける回転棒の割
合も多いが、作業前の検査で多くは発見でき、交換作業
に要する時間が極度に短縮され、作業効率が顕著に向上
した。
【0028】
【発明の効果】本発明により、膨潤させた種子から子葉
を損傷することなく種皮及び胚軸を除去するにあたり、
数10本の回転棒を使用して交互に異なる速度で同一方
向に回転させるが、損傷する回転棒が発生する。この回
転棒を上下に2分割できる連結軸受けの上連結軸受けを
取外すと容易に必要な回転棒のみを交換することがで
き、作業性が顕著に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は上連結軸受けを外した状態の回転棒と連
結軸受けとスプロケットとの関係を示す平面図である。
【図2】図2はモーターと回転棒と連結軸受けとスプロ
ケットの関係を示す斜視図である。
【図3】図3は連結軸受けを上下に開いた状態の回転棒
とベアリングとスプロケットとの関係を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 低速回転棒 2 高速回転棒 3 間隙 4 突起部 5 上連結軸受け 6 下連結軸受け 7 内連結軸受け 8 外連結軸受け 9 第1の2連スプロケット 9a、13a 外側スプロケット 9b、13b 内側スプロケット 10 第1のモーター 11、15 モータースプロケット 12 高速回転棒用スプロケット 13 第2の2連スプロケット 14 第2のモーター 16 低速回転棒用スプロケット 17 ベアリング 18 ネジ 19 ネジ孔 A 連結軸受け

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同方向に回転する高速回転棒及び低速回
    転棒が、少なくとも種皮及び胚軸が通過できる間隙を保
    って、円周面同士を近接させて交互に配列され、高速回
    転棒には少なくとも1列の遠心方向に突出した突起部
    が、軸方向外周に設けられている種子の種皮及び胚軸除
    去機において、高速回転棒の表面がゴム素材であり、低
    速回転棒の表面が耐腐蝕性硬質素材であると共に、各回
    転棒の両端を回転自在に支持する連結軸受けが、上連結
    軸受けと下連結軸受けとに分割可能であることを特徴と
    する種子の種皮及び胚軸除去機。
  2. 【請求項2】 上連結軸受けは外連結軸受けと内連結軸
    受けが上端において連結されており、下連結軸受けは外
    連結軸受けと内連結軸受けが下端において連結されてと
    ることを特徴とする請求項1記載の種子の種皮及び胚軸
    除去機。
  3. 【請求項3】 高速回転棒の回転軸の一端が、一方の外
    連結軸受けにベアリングを介して回転自在に支持され、
    更に外方に延出して回転伝達手段と係合し、高速回転棒
    の回転軸の他端が他方の内連結軸受けにベアリングを介
    して回転自在に支持されていると共に、低速回転棒の回
    転軸の他端が、他方の外連結軸受けにベアリングを介し
    て回転自在に支持され、更に外方に延出して回転伝達手
    段と係合し、低速回転棒の回転軸の一端が一方の内連結
    軸受けにベアリングを介して回転自在に支持されている
    ことを特徴とする請求項2記載の種子の種皮及び胚軸除
    去機。
  4. 【請求項4】 回転伝達手段がチェーンとスプロケット
    であることを特徴とする請求項3記載の種子の種皮及び
    胚軸除去機。
  5. 【請求項5】 第1の2連スプロケットを一方の外連結
    軸受けの外方に設け、該第1の2連スプロケットに第1
    のモーターの回転を伝達し、更にこの回転を他の全ての
    高速回転棒の端部に設けられたスプロケットに伝達する
    と共に、第2の2連スプロケットを他方の外連結軸受け
    の外方に設け、該第2の2連スプロケットに第2のモー
    ターの回転を伝達し、更にこの回転を他の全ての低速回
    転棒の端部に設けられたスプロケットに伝達すると共
    に、高速回転棒の周速度が低速回転棒の周速度の3〜1
    5倍であることを特徴とする請求項4記載の種子の種皮
    及び胚軸除去機。
JP9106850A 1997-04-10 1997-04-10 膨潤した種子の種皮及び胚軸除去機 Pending JPH10276748A (ja)

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