JPH09103273A - 葉茎菜用調製装置 - Google Patents
葉茎菜用調製装置Info
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- JPH09103273A JPH09103273A JP26293895A JP26293895A JPH09103273A JP H09103273 A JPH09103273 A JP H09103273A JP 26293895 A JP26293895 A JP 26293895A JP 26293895 A JP26293895 A JP 26293895A JP H09103273 A JPH09103273 A JP H09103273A
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- spinach
- rolls
- roll
- leafy
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 収穫したホウレンソウのような葉茎菜から、
不要な下葉を機械的に取り除く装置の実用化。 【解決手段】 ．収穫した葉茎菜の根部側に付着して
いる不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす
回転ロール間に挟んで、引き剥すようにして除去する。
．回転ロールを、同径、あるいはテーパ状に形成し、
一定間隔に離してその間隙を調節可能に、且つ平行、あ
るいは非平行に配置する。．下葉取り機構に、葉茎菜
の不要な下葉を誘引する送風、あるいは吸引機構を設
け、回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通過し易い
構造とする。．葉茎菜の頂部側を挟持し、根部側を下
葉取り機構の間隙間を連続して移動させる搬送機構を設
ける。
不要な下葉を機械的に取り除く装置の実用化。 【解決手段】 ．収穫した葉茎菜の根部側に付着して
いる不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす
回転ロール間に挟んで、引き剥すようにして除去する。
．回転ロールを、同径、あるいはテーパ状に形成し、
一定間隔に離してその間隙を調節可能に、且つ平行、あ
るいは非平行に配置する。．下葉取り機構に、葉茎菜
の不要な下葉を誘引する送風、あるいは吸引機構を設
け、回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通過し易い
構造とする。．葉茎菜の頂部側を挟持し、根部側を下
葉取り機構の間隙間を連続して移動させる搬送機構を設
ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、収穫したホウレン
ソウのような葉茎菜から、不要な下葉を機械的に取り除
くようにした葉茎菜用調製装置に関する。
ソウのような葉茎菜から、不要な下葉を機械的に取り除
くようにした葉茎菜用調製装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ホウレンソウ、小松菜、杓子菜、
春菊等の葉茎菜は、そのほとんどが人力により収穫さ
れ、不要な下葉を取り除いて洗浄し、結束し、あるいは
袋詰め等して出荷されている。
春菊等の葉茎菜は、そのほとんどが人力により収穫さ
れ、不要な下葉を取り除いて洗浄し、結束し、あるいは
袋詰め等して出荷されている。
【０００３】近年、圃場から葉茎菜を収穫する収穫機が
開発されつつあり、収穫後の葉茎菜を洗浄する洗浄機は
既に実用化されている。また、葉茎菜（ホウレンソウ）
の不要な下葉を機械的に取り除く下葉取り機Ａとして、
図１０に示すようなものが知られている。この下葉取り
機Ａは、左右一対の回転円板Ｂ，Ｂ間の外周部に、周方
向に所定間隔でゴム糸（紐）Ｃ，Ｃ…を水平方向に張設
したものである。そして、回転円板Ｂ，Ｂを矢印方向に
回転させてホウレンソウＳを供給すると、その根部側に
付着している外葉、赤葉、丸葉、子葉等と呼ばれる不要
な下葉ｓが、回転するゴム糸（紐）Ｃに引っ掛けられて
剥ぎ取られる。
開発されつつあり、収穫後の葉茎菜を洗浄する洗浄機は
既に実用化されている。また、葉茎菜（ホウレンソウ）
の不要な下葉を機械的に取り除く下葉取り機Ａとして、
図１０に示すようなものが知られている。この下葉取り
機Ａは、左右一対の回転円板Ｂ，Ｂ間の外周部に、周方
向に所定間隔でゴム糸（紐）Ｃ，Ｃ…を水平方向に張設
したものである。そして、回転円板Ｂ，Ｂを矢印方向に
回転させてホウレンソウＳを供給すると、その根部側に
付着している外葉、赤葉、丸葉、子葉等と呼ばれる不要
な下葉ｓが、回転するゴム糸（紐）Ｃに引っ掛けられて
剥ぎ取られる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の下葉取り機
Ａにおいては、不要な下葉ｓをゴム糸（紐）Ｃに引っ掛
けるようにして剥ぎ取る構造のため、ゴム糸（紐）Ｃが
下葉ｓのみならず、ホウレンソウＳの株本体の本葉、即
ち、可食部分を打撃して傷を付け易い、という問題点が
あった。本発明は、上記の問題点を解決することを目的
になされたものである。
Ａにおいては、不要な下葉ｓをゴム糸（紐）Ｃに引っ掛
けるようにして剥ぎ取る構造のため、ゴム糸（紐）Ｃが
下葉ｓのみならず、ホウレンソウＳの株本体の本葉、即
ち、可食部分を打撃して傷を付け易い、という問題点が
あった。本発明は、上記の問題点を解決することを目的
になされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 ．収穫した葉茎菜の根部側に付着している不要な下葉
を、相対向して内側に回転する対をなす回転ロール間に
挟んで、引き剥すようにして除去することを特徴として
いる。
めに本発明は、 ．収穫した葉茎菜の根部側に付着している不要な下葉
を、相対向して内側に回転する対をなす回転ロール間に
挟んで、引き剥すようにして除去することを特徴として
いる。
【０００６】．上記対をなす回転ロールは、長さ方向
に同径、あるいはテーパ状に形成し、該対をなす回転ロ
ールを、一定間隔に離れてその間隙を調節可能に、且つ
平行、あるいは非平行に配置して下葉取り機構を構成
し、この下葉取り機構の間隙間を葉茎菜の根部側を移動
させながら不要な下葉を連続して除去するようにしたこ
とを特徴としている。
に同径、あるいはテーパ状に形成し、該対をなす回転ロ
ールを、一定間隔に離れてその間隙を調節可能に、且つ
平行、あるいは非平行に配置して下葉取り機構を構成
し、この下葉取り機構の間隙間を葉茎菜の根部側を移動
させながら不要な下葉を連続して除去するようにしたこ
とを特徴としている。
【０００７】．上記下葉取り機構に、葉茎菜の不要な
下葉を誘引するための送風、あるいは吸引機構を設ける
と共に、上記回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通
過し易い構造としたことを特徴としている。
下葉を誘引するための送風、あるいは吸引機構を設ける
と共に、上記回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通
過し易い構造としたことを特徴としている。
【０００８】．上記葉茎菜の頂部側を挟持し、根部側
を上記下葉取り機構の間隙間を移動させて不要な下葉を
連続して除去するようにしたことを特徴としている。
を上記下葉取り機構の間隙間を移動させて不要な下葉を
連続して除去するようにしたことを特徴としている。
【０００９】
【作用】上記の構成により本発明の葉茎菜用調製装置
は、葉茎菜の下部外側に付着している不要な下葉を、相
対向して内側に回転する一対の回転ロール間に挟んで、
引き剥すようにして除去し、葉茎菜の本葉部分を傷つけ
ることがない。
は、葉茎菜の下部外側に付着している不要な下葉を、相
対向して内側に回転する一対の回転ロール間に挟んで、
引き剥すようにして除去し、葉茎菜の本葉部分を傷つけ
ることがない。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の葉茎菜用調製装置
をホウレンソウに適用した実施の形態を、添付の図面を
参照して具体的に説明する。
をホウレンソウに適用した実施の形態を、添付の図面を
参照して具体的に説明する。
【００１１】［第１の実施の形態］図１ないし図５に示
す本発明の第１の実施の形態おいて、符号１は葉茎菜
（ホウレンソウ）用調製装置で、この葉茎菜用調製装置
１は上方を開口したケーシング２の上部両側に、相対向
して内側に回転する大径回転ロール３及び小径回転ロー
ル４を、ホウレンソウＳが一方から他方へ移動するホウ
レンソウ移動通路５を挟んで一対軸支している。ケーシ
ング２の下部には、大径回転ロール３及び小径回転ロー
ル４により除去されたホウレンソウＳの下葉ｓを排出す
る下葉排出口６が開口している。
す本発明の第１の実施の形態おいて、符号１は葉茎菜
（ホウレンソウ）用調製装置で、この葉茎菜用調製装置
１は上方を開口したケーシング２の上部両側に、相対向
して内側に回転する大径回転ロール３及び小径回転ロー
ル４を、ホウレンソウＳが一方から他方へ移動するホウ
レンソウ移動通路５を挟んで一対軸支している。ケーシ
ング２の下部には、大径回転ロール３及び小径回転ロー
ル４により除去されたホウレンソウＳの下葉ｓを排出す
る下葉排出口６が開口している。
【００１２】上記大径回転ロール３の表面はウレタンゴ
ムからなり、小径回転ロール４は合成ゴムからなってい
て、ホウレンソウＳの下葉ｓを巻き付き易くすると共
に、ホウレンソウＳの本葉に接したときに傷めないよう
になっている。それぞれの大径回転ロール３の軸端にモ
ータ７から回転動力が伝達されて矢印方向に回転させ、
小径回転ロール４は、その外周面が回転する大径回転ロ
ール３の外周面に接して反対方向に回転するようになっ
ている。そして、ホウレンソウＳの下部をホウレンソウ
移動通路５の一方から他方へ向け移動させると、ホウレ
ンソウＳの根部側に付着している不要な下葉ｓが、両側
の大径回転ロール３及び小径回転ロール４に挟まれて、
引き剥すようにして除去される。
ムからなり、小径回転ロール４は合成ゴムからなってい
て、ホウレンソウＳの下葉ｓを巻き付き易くすると共
に、ホウレンソウＳの本葉に接したときに傷めないよう
になっている。それぞれの大径回転ロール３の軸端にモ
ータ７から回転動力が伝達されて矢印方向に回転させ、
小径回転ロール４は、その外周面が回転する大径回転ロ
ール３の外周面に接して反対方向に回転するようになっ
ている。そして、ホウレンソウＳの下部をホウレンソウ
移動通路５の一方から他方へ向け移動させると、ホウレ
ンソウＳの根部側に付着している不要な下葉ｓが、両側
の大径回転ロール３及び小径回転ロール４に挟まれて、
引き剥すようにして除去される。
【００１３】上記大径回転ロール３は、調製されるホウ
レンソウＳの大きさや形態により、図４に示す軸間距離
ｄ及び外径間隔Ｄが移動調節可能であり、その移動調節
に伴って小径回転ロール４も移動するようになってい
る。また、大径回転ロール３の回転中心を通る水平線８
に対して、大径回転ロール３及び小径回転ロール４の回
転中心を通る軸心線９のなす角αも調節可能となってい
る。なお、小径回転ロール４，４の外径間隔ｋを広くし
た場合、下葉ｓがその間隔ｋに垂れ下がることを防ぐた
め、ホウレンソウ移動通路５の下部に底板５ａを配設す
ることにより、下葉ｓを効率よく挟むことができる。
レンソウＳの大きさや形態により、図４に示す軸間距離
ｄ及び外径間隔Ｄが移動調節可能であり、その移動調節
に伴って小径回転ロール４も移動するようになってい
る。また、大径回転ロール３の回転中心を通る水平線８
に対して、大径回転ロール３及び小径回転ロール４の回
転中心を通る軸心線９のなす角αも調節可能となってい
る。なお、小径回転ロール４，４の外径間隔ｋを広くし
た場合、下葉ｓがその間隔ｋに垂れ下がることを防ぐた
め、ホウレンソウ移動通路５の下部に底板５ａを配設す
ることにより、下葉ｓを効率よく挟むことができる。
【００１４】また、大径回転ロール３，３は、図５
（ａ）〜（ｃ）に示すように、平行ロール（ａ）、非平
行ロール（ｂ）、テーパロール（ｃ）のように変形して
配置し、形成してもよく、ホウレンソウ移動通路５の形
状及びホウレンソウＳの移動方向を、矢印方向に変更し
てもよいものである。
（ａ）〜（ｃ）に示すように、平行ロール（ａ）、非平
行ロール（ｂ）、テーパロール（ｃ）のように変形して
配置し、形成してもよく、ホウレンソウ移動通路５の形
状及びホウレンソウＳの移動方向を、矢印方向に変更し
てもよいものである。
【００１５】次に、上記の構成の第１実施形態の葉茎菜
（ホウレンソウ）用調製装置１の動作について説明す
る。
（ホウレンソウ）用調製装置１の動作について説明す
る。
【００１６】葉茎菜（ホウレンソウ）用調製装置１のホ
ウレンソウ移動通路５に沿ってホウレンソウＳの根部側
を臨ませて移動させると、根部側に付着している不要な
下葉ｓが、両側の大径回転ロール３及び小径回転ロール
４に挟まれて、下葉ｓは引き剥すようにして除去され
る。除去された下葉ｓはケーシング２の下方に落下し、
下葉排出口６から排出される。ここて、ホウレンソウＳ
の大きさや形態により、大径回転ロール３及び小径回転
ロール４の軸間距離ｄ及び外径間隔Ｄが移動調節され
る。また、必要に応じて、大径回転ロール３と小径回転
ロール４とのなす角αも調節される。
ウレンソウ移動通路５に沿ってホウレンソウＳの根部側
を臨ませて移動させると、根部側に付着している不要な
下葉ｓが、両側の大径回転ロール３及び小径回転ロール
４に挟まれて、下葉ｓは引き剥すようにして除去され
る。除去された下葉ｓはケーシング２の下方に落下し、
下葉排出口６から排出される。ここて、ホウレンソウＳ
の大きさや形態により、大径回転ロール３及び小径回転
ロール４の軸間距離ｄ及び外径間隔Ｄが移動調節され
る。また、必要に応じて、大径回転ロール３と小径回転
ロール４とのなす角αも調節される。
【００１７】大径回転ロール３及び小径回転ロール４に
おいては、ホウレンソウＳの根部から外側に垂れ下がる
か、あるいは外側に張り出している下葉ｓを、相互に内
側に回転しているウレタンゴム及び合成ゴムからなる両
ロール３，４間に巻き込むようにして剥ぎ取って除去す
る。このとき、大径回転ロール３あるいは小径回転ロー
ル４がホウレンソウＳの本葉部分に接触したとしても、
両ロール３，４はウレタンゴム及び合成ゴムにより形成
されているので、傷つけることがない。また、ホウレン
ソウ移動通路５の下部に底板５ａを配設しておくと、下
葉ｓが間隔ｋに垂れ下がるのが防止され、下葉ｓを効率
よく除去できる。
おいては、ホウレンソウＳの根部から外側に垂れ下がる
か、あるいは外側に張り出している下葉ｓを、相互に内
側に回転しているウレタンゴム及び合成ゴムからなる両
ロール３，４間に巻き込むようにして剥ぎ取って除去す
る。このとき、大径回転ロール３あるいは小径回転ロー
ル４がホウレンソウＳの本葉部分に接触したとしても、
両ロール３，４はウレタンゴム及び合成ゴムにより形成
されているので、傷つけることがない。また、ホウレン
ソウ移動通路５の下部に底板５ａを配設しておくと、下
葉ｓが間隔ｋに垂れ下がるのが防止され、下葉ｓを効率
よく除去できる。
【００１８】また、大径回転ロール３及び小径回転ロー
ル４を、図５（ａ）〜（ｃ）に示すように、変形して配
置し、形成することにより、それぞれ特徴のある調製作
業を実施することができる。
ル４を、図５（ａ）〜（ｃ）に示すように、変形して配
置し、形成することにより、それぞれ特徴のある調製作
業を実施することができる。
【００１９】［第２の実施の形態］図６に示す本発明の
葉茎菜用調製装置１の第２実施形態のものは、葉茎菜用
調製装置１の上方に送風機１０，１０を配設し、その送
風口を大径回転ロール３，３、小径回転ロール４，４及
びホウレンソウ移動通路５に向けている。そして、ホウ
レンソウ移動通路５にホウレンソウＳを供給したとき、
その下葉ｓに風が当たって大径回転ロール３及び小径回
転ロール４側になびかせ、両ロール３，４間に巻き込ま
れ易いようになっている。
葉茎菜用調製装置１の第２実施形態のものは、葉茎菜用
調製装置１の上方に送風機１０，１０を配設し、その送
風口を大径回転ロール３，３、小径回転ロール４，４及
びホウレンソウ移動通路５に向けている。そして、ホウ
レンソウ移動通路５にホウレンソウＳを供給したとき、
その下葉ｓに風が当たって大径回転ロール３及び小径回
転ロール４側になびかせ、両ロール３，４間に巻き込ま
れ易いようになっている。
【００２０】上記構成の第２実施形態の葉茎菜用調製装
置１においては、ホウレンソウ移動通路５にホウレンソ
ウＳを供給すると、その根部に付着している下葉ｓに送
風機１０，１０からの風が当たって、大径回転ロール３
及び小径回転ロール４側になびかせる。その結果、下葉
ｓは確実に大径回転ロール３と小径回転ロール４との間
に巻き込まれ、引き剥すようにして除去される。
置１においては、ホウレンソウ移動通路５にホウレンソ
ウＳを供給すると、その根部に付着している下葉ｓに送
風機１０，１０からの風が当たって、大径回転ロール３
及び小径回転ロール４側になびかせる。その結果、下葉
ｓは確実に大径回転ロール３と小径回転ロール４との間
に巻き込まれ、引き剥すようにして除去される。
【００２１】［第３の実施の形態］図７及び図８
（ａ），（ｂ）に示す本発明の葉茎菜用調製装置１の第
３実施形態のものは、葉茎菜用調製装置１の、上記第１
実施形態における下葉排出口６に相当する部分に吸引フ
ァン１１を接続し、また、上記大径回転ロール３，３に
相当する部分に通気ロール３ｂ，３ｂを軸支している。
この通気ロール３ｂは、ロール面に多数のスリット状の
通気孔１２を穿設しており、吸引ファン１１からの吸引
力が働くと、吸引風が通気ロール３ｂ，３ｂを通過する
ようになっている。なお、通気ロール３ｂ，３ｂは、上
記第２実施形態における大径回転ロール３，３に代えて
もよいものである。
（ａ），（ｂ）に示す本発明の葉茎菜用調製装置１の第
３実施形態のものは、葉茎菜用調製装置１の、上記第１
実施形態における下葉排出口６に相当する部分に吸引フ
ァン１１を接続し、また、上記大径回転ロール３，３に
相当する部分に通気ロール３ｂ，３ｂを軸支している。
この通気ロール３ｂは、ロール面に多数のスリット状の
通気孔１２を穿設しており、吸引ファン１１からの吸引
力が働くと、吸引風が通気ロール３ｂ，３ｂを通過する
ようになっている。なお、通気ロール３ｂ，３ｂは、上
記第２実施形態における大径回転ロール３，３に代えて
もよいものである。
【００２２】上記構成の第３実施形態の葉茎菜用調製装
置１においては、吸引ファン１１の作動によりケーシン
グ２内に吸引力が働き、吸引ファン１１の上方から通気
ロール３ｂ，３ｂ及びホウレンソウ移動通路５を通って
吸引風が導入される。この状態でホウレンソウ移動通路
５にホウレンソウＳを供給すると、下葉ｓに吸引風が働
いて、大径回転ロール３及び小径回転ロール４側に引っ
張られる。その結果、下葉ｓは大径回転ロール３と小径
回転ロール４との間に確実に巻き込まれ、引き剥すよう
にして除去される。
置１においては、吸引ファン１１の作動によりケーシン
グ２内に吸引力が働き、吸引ファン１１の上方から通気
ロール３ｂ，３ｂ及びホウレンソウ移動通路５を通って
吸引風が導入される。この状態でホウレンソウ移動通路
５にホウレンソウＳを供給すると、下葉ｓに吸引風が働
いて、大径回転ロール３及び小径回転ロール４側に引っ
張られる。その結果、下葉ｓは大径回転ロール３と小径
回転ロール４との間に確実に巻き込まれ、引き剥すよう
にして除去される。
【００２３】［第４の実施の形態］図９（ａ），（ｂ）
に示す本発明の葉茎菜用調製装置１の第４実施形態のも
のは、葉茎菜用調製装置１の上方に、相対向して回転す
る一対のウレタンゴム製のベルトからなり、ホウレンソ
ウＳの頂部側を挟持して連続して搬送し、ホウレンソウ
Ｓの根部側をホウレンソウ移動通路５に対して連続して
供給するホウレンソウ搬送用コンベア１３を設けてい
る。このホウレンソウ搬送用コンベア１３からホウレン
ソウ移動通路５へのホウレンソウＳの根部側の供給深さ
は、実験の結果によると１５ｃｍ程度がよいことが判明
しており、この実施例でも１５ｃｍに設定している。
に示す本発明の葉茎菜用調製装置１の第４実施形態のも
のは、葉茎菜用調製装置１の上方に、相対向して回転す
る一対のウレタンゴム製のベルトからなり、ホウレンソ
ウＳの頂部側を挟持して連続して搬送し、ホウレンソウ
Ｓの根部側をホウレンソウ移動通路５に対して連続して
供給するホウレンソウ搬送用コンベア１３を設けてい
る。このホウレンソウ搬送用コンベア１３からホウレン
ソウ移動通路５へのホウレンソウＳの根部側の供給深さ
は、実験の結果によると１５ｃｍ程度がよいことが判明
しており、この実施例でも１５ｃｍに設定している。
【００２４】上記構成の第４実施形態の葉茎菜用調製装
置１においては、ホウレンソウ搬送用コンベア１３によ
りホウレンソウＳの頂部側が挟持されて連続して搬送さ
れ、ホウレンソウＳの根部側がホウレンソウ移動通路５
に対して連続して供給され、移動する。そして、ホウレ
ンソウＳの根部側に付着している下葉ｓが、両側の大径
回転ロール３及び小径回転ロール４に挟まれて、引き剥
すようにして除去される。除去された下葉ｓはケーシン
グ２の下方に落下し、下葉排出口６から排出される。
置１においては、ホウレンソウ搬送用コンベア１３によ
りホウレンソウＳの頂部側が挟持されて連続して搬送さ
れ、ホウレンソウＳの根部側がホウレンソウ移動通路５
に対して連続して供給され、移動する。そして、ホウレ
ンソウＳの根部側に付着している下葉ｓが、両側の大径
回転ロール３及び小径回転ロール４に挟まれて、引き剥
すようにして除去される。除去された下葉ｓはケーシン
グ２の下方に落下し、下葉排出口６から排出される。
【００２５】なお、本発明による葉茎菜用調製装置１
は、ホウレンソウのみならず、小松菜、杓子菜、春菊等
の葉茎菜類の調製装置として広く適用できるものであ
る。
は、ホウレンソウのみならず、小松菜、杓子菜、春菊等
の葉茎菜類の調製装置として広く適用できるものであ
る。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の葉茎菜用調
製装置によれば、以下の効果を奏することができる。
製装置によれば、以下の効果を奏することができる。
【００２７】．収穫した葉茎菜の根部側に付着してい
る不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす回
転ロール間に挟んで、引き剥すようにして除去するの
で、下葉を能率よく除去することができる。また、回転
ロールによって葉茎菜の本葉部分を傷つけることがな
い。
る不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす回
転ロール間に挟んで、引き剥すようにして除去するの
で、下葉を能率よく除去することができる。また、回転
ロールによって葉茎菜の本葉部分を傷つけることがな
い。
【００２８】．対をなす回転ロールは、長さ方向に同
径、あるいはテーパ状に形成し、該対をなす回転ロール
を、一定間隔に離れてその間隙を調節可能に、且つ平
行、あるいは非平行に配置して下葉取り機構を構成し、
この下葉取り機構の間隙間を葉茎菜の根部側を移動させ
ながら不要な下葉を連続して除去するので、調製しよう
とする葉茎菜の大きさや形態に応じて回転ロールの形態
を選択することにより、精度の高い調製作業を実施する
ことができる。
径、あるいはテーパ状に形成し、該対をなす回転ロール
を、一定間隔に離れてその間隙を調節可能に、且つ平
行、あるいは非平行に配置して下葉取り機構を構成し、
この下葉取り機構の間隙間を葉茎菜の根部側を移動させ
ながら不要な下葉を連続して除去するので、調製しよう
とする葉茎菜の大きさや形態に応じて回転ロールの形態
を選択することにより、精度の高い調製作業を実施する
ことができる。
【００２９】．下葉取り機構に、葉茎菜の不要な下葉
を誘引するための送風、あるいは吸引機構を設けると共
に、回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通過し易い
構造としたので、葉茎菜を下葉取り機構に供給したと
き、下葉に送風あるいは吸引風が働いて回転ロール側に
移動させ、下葉が回転ロールに確実に巻き込まれ、引き
剥すようにして除去することができる。
を誘引するための送風、あるいは吸引機構を設けると共
に、回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通過し易い
構造としたので、葉茎菜を下葉取り機構に供給したと
き、下葉に送風あるいは吸引風が働いて回転ロール側に
移動させ、下葉が回転ロールに確実に巻き込まれ、引き
剥すようにして除去することができる。
【００３０】．葉茎菜の頂部側を挟持し、根部側を下
葉取り機構の間隙間を移動させて不要な下葉を連続して
除去するようにしたので、連続した調製作業が可能とな
り、効率的な作業を行うことができる。また、下葉取り
機構に対して葉茎菜の根部側をほぼ一定深さで供給する
ことができ、精度の高い調製作業を実施することができ
る。
葉取り機構の間隙間を移動させて不要な下葉を連続して
除去するようにしたので、連続した調製作業が可能とな
り、効率的な作業を行うことができる。また、下葉取り
機構に対して葉茎菜の根部側をほぼ一定深さで供給する
ことができ、精度の高い調製作業を実施することができ
る。
【図１】本発明による葉茎菜用調製装置の概略斜視図で
ある。
ある。
【図２】同要部の部分側面図である。
【図３】（ａ）は同要部の正面図、（ｂ）は同側面図で
ある。
ある。
【図４】同要部の配置説明図である。
【図５】回転ロールの形状及び配置を示し、（ａ）は平
行ロール、（ｂ）はテーパロール、（ｃ）は非平行ロー
ルである。
行ロール、（ｂ）はテーパロール、（ｃ）は非平行ロー
ルである。
【図６】本発明の第２の実施例の概略側面図である。
【図７】本発明の第３の実施例の概略側面図である。
【図８】回転ロールの他の実施例を示し、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図である。
図、（ｂ）は側面図である。
【図９】本発明の第４の実施例を示し、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図である。
図、（ｂ）は側面図である。
【図１０】従来の下葉取り機の側面図である。
１ 葉茎菜（ホウレンソウ）用調製装置 ２ ケーシング ３ 大径回転ロール ３ａ テーパロール ３ｂ 通気
ロール ４ 小径回転ロール ５ ホウレンソウ移動通路 ５ａ 底板 ６ 下葉排出口 ７ モータ ８ 大径回転ロールの回転中心を通る水平線 ９ 大径回転ロール及び小径回転ロールの回転中心を通
る軸心線 １０ 送風機 １１ 吸引ファン １２ 通気孔 １３ ホウレンソウ搬送用コンベア Ｓ ホウレンソウ ｓ ホウレンソウの不要な下葉 Ｄ 大径回転ロールの外径間隔 ｄ 大径回転ロールの軸間距離 α 大径回転ロールの回転中心を通る水平線と大径回転
ロール及び小径回転ロールの回転中心を通る軸心線との
なす角 ｋ 小径回転ロールの外径間隔
ロール ４ 小径回転ロール ５ ホウレンソウ移動通路 ５ａ 底板 ６ 下葉排出口 ７ モータ ８ 大径回転ロールの回転中心を通る水平線 ９ 大径回転ロール及び小径回転ロールの回転中心を通
る軸心線 １０ 送風機 １１ 吸引ファン １２ 通気孔 １３ ホウレンソウ搬送用コンベア Ｓ ホウレンソウ ｓ ホウレンソウの不要な下葉 Ｄ 大径回転ロールの外径間隔 ｄ 大径回転ロールの軸間距離 α 大径回転ロールの回転中心を通る水平線と大径回転
ロール及び小径回転ロールの回転中心を通る軸心線との
なす角 ｋ 小径回転ロールの外径間隔
Claims (4)
- 【請求項１】 収穫した葉茎菜の根部側に付着している
不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす回転
ロール間に挟んで、引き剥すようにして除去することを
特徴とする葉茎菜用調製装置。 - 【請求項２】 上記対をなす回転ロールは、長さ方向に
同径、あるいはテーパ状に形成し、該対をなす回転ロー
ルを、一定間隔に離れてその間隙を調節可能に、且つ平
行、あるいは非平行に配置して下葉取り機構を構成し、
この下葉取り機構の間隙間を葉茎菜の根部側を移動させ
ながら不要な下葉を連続して除去するようにしたことを
特徴とする請求項１記載の葉茎菜用調製装置。 - 【請求項３】 上記下葉取り機構に、葉茎菜の不要な下
葉を誘引するための送風、あるいは吸引機構を設けると
共に、上記回転ロールを、送風、あるいは吸引風が通過
し易い構造としたことを特徴とする請求項１又は２記載
の葉茎菜用調製装置。 - 【請求項４】 上記葉茎菜の頂部側を挟持し、根部側を
上記下葉取り機構の間隙間を移動させて不要な下葉を連
続して除去するようにしたことを特徴とする請求項１，
２又は３記載の葉茎菜用調製装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26293895A JPH09103273A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 葉茎菜用調製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26293895A JPH09103273A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 葉茎菜用調製装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09103273A true JPH09103273A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17382662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26293895A Pending JPH09103273A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 葉茎菜用調製装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09103273A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09220015A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-08-26 | Seibutsukei Tokutei Sangyo Gijutsu Kenkyu Suishin Kiko | 野菜用調製装置 |
| ES2265767A1 (es) * | 2005-06-24 | 2007-02-16 | Corcomi Desarrollo Industrial, S.L. | Maquina desramadora. |
| CN108669599A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-10-19 | 刘梦蕾 | 一种绿色蔬菜加工自动化摘叶处理设备 |
| CN108741165A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-06 | 刘梦蕾 | 一种蔬菜自动化加工设备 |
| CN108741164A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-06 | 刘梦蕾 | 一种绿色蔬菜加工自动化处理设备 |
| CN108783529A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-13 | 刘梦蕾 | 一种蔬菜自动化加工叶片摘除设备 |
| CN108783530A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-13 | 刘梦蕾 | 一种蔬菜自动化加工装置 |
| CN108813677A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-16 | 刘梦蕾 | 一种绿色蔬菜加工摘叶处理设备 |
| JP2022009443A (ja) * | 2017-08-29 | 2022-01-14 | 株式会社ササキコーポレーション | ニンニク根切除装置 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP26293895A patent/JPH09103273A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09220015A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-08-26 | Seibutsukei Tokutei Sangyo Gijutsu Kenkyu Suishin Kiko | 野菜用調製装置 |
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| ES2311338A1 (es) * | 2005-06-24 | 2009-02-01 | Corcomi Desarrollo Industrial, S.L. | Mejoras introducidas en la patente de invencion 200501549 por "maquina desramadora". |
| JP2022009443A (ja) * | 2017-08-29 | 2022-01-14 | 株式会社ササキコーポレーション | ニンニク根切除装置 |
| JP2022009442A (ja) * | 2017-08-29 | 2022-01-14 | 株式会社ササキコーポレーション | ニンニク根切除装置 |
| CN108669599A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-10-19 | 刘梦蕾 | 一种绿色蔬菜加工自动化摘叶处理设备 |
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| CN108783529A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-13 | 刘梦蕾 | 一种蔬菜自动化加工叶片摘除设备 |
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| CN108813677A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-11-16 | 刘梦蕾 | 一种绿色蔬菜加工摘叶处理设备 |
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