JP2582544Y2 - 莢入り豆のもぎ取り機 - Google Patents

莢入り豆のもぎ取り機

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JP2582544Y2
JP2582544Y2 JP1993029739U JP2973993U JP2582544Y2 JP 2582544 Y2 JP2582544 Y2 JP 2582544Y2 JP 1993029739 U JP1993029739 U JP 1993029739U JP 2973993 U JP2973993 U JP 2973993U JP 2582544 Y2 JP2582544 Y2 JP 2582544Y2
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green soybean
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green
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edamame
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Inventor
精一 百瀬
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株式会社ミツワ
株式会社マツモト
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、莢入り豆のもぎ取り機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】枝豆の
茎体の根本部を挾持した移送チェーンに対し、脱莢ロー
ラを斜設し、枝豆の茎の先端部側から根本部側にかけて
脱莢する枝豆もぎ取り機が実公昭61−29245号で
発表され公知となっている。
【0003】しかし、この方法で脱莢した莢入り枝豆
は、枝豆の傷みが大きく脱莢効率が悪かった。
【0004】出願人は大きく熟した二粒,三粒の枝豆を
有する莢入り豆が枝豆として良品であり、この莢入り豆
は常態においてそれ自身の重みのため下方に垂れ下がっ
ていることに着目した。
【0005】そして、枝豆の茎体の根本部を固定して横
送りし前記公知手段で脱莢すると、莢入り豆はそのまま
垂れ下がっている方向に押し付けられるか、若しくはそ
のままの状態で茎に押し付けられていることになり、莢
入り豆がなかなかもぎ取りにくくなる。そのため、現実
には脱莢ローラの挟み込み力を強くして脱莢し、枝豆を
傷めながらもぎ取っていることを見い出した。
【0006】出願人は、上記欠点を解決するため、諸々
試行錯誤の結果、枝豆の根本部を挾持固定して横送りす
る枝豆移送機構の送り込み側に供給コンベアを設け、枝
豆もぎ取り機構を枝豆移送機構に対し、導入側において
は近接状態に、導出側においては離反状態に設定するこ
とにより、根本部側から先端部側に向けてしごき上げる
ようなもぎ取り作用を与えると、莢入り豆の茎との付け
根が下向きから上向きに180度近く折り曲げられても
ぎ取られるので、莢入り豆を傷めることなく、且つ容易
にもぎ取られることを見い出し本考案を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
【0008】茎体1を導入する導入部2を機体aに設
け、この機体aに茎体1から莢入り豆3をもぎ取る枝豆
もぎ取り機構4を配設し、前記導入部2より導入する茎
体1の根本部1'を固定して横送りする枝豆移送機構5
機体aに設け、この枝豆移送機構5の長さに対応せし
めて前記枝豆もぎ取り機構4を所定長に形成し、且つ、
前記枝豆移送機構5に対して枝豆もぎ取り機構4を斜設
状態に配設し、この枝豆もぎ取り機構4の斜設状態を枝
豆もぎ取り機構4と枝豆移送機構5の対向距離を導入側
においては近接状態に,導出側においては移送されてく
る茎体1の先端部1"についている莢入り豆3をもぎ取
る位置まで離反状態に設定し、前記枝豆移送機構5の送
り込み側に枝豆移送機構5によって送り込まれる前に
体1の略全長を載置状態で支承する供給コンベア6を枝
豆移送機構5と並設状態にして、且つ、枝豆移送機構5
の送り方向と同じ方向に駆動されるように添設したこと
を特徴とする莢入り豆のもぎ取り機に係るものである。
【0009】
【作用】供給コンベア6上に茎体1の根本部1'を手前
に先端部1"を手前側に向けて乗せると茎体1は載置状
態で供給コンベア6に支承され自動的に横送りされて導
入部2に導入され導入部2で茎体1の根本部1'が枝豆
移送機構5により挾持されて枝豆もぎ取り機構4側へ移
送される。
【0010】枝豆もぎ取り機構4へ移送された茎体1は
枝豆もぎ取り機構4の導入側が枝豆移送機構5に対し近
接常態に斜設されているから枝豆の茎体1は根本側から
先端側に向かって順次もぎ取り作動を受ける。この時莢
入り豆3は茎体1に垂れ下がった状態でついているから
茎体1の移送に伴って茎入り豆3を起こしてさらに先端
に向けて押し上げ、常態に逆らってしごき状態で莢入り
豆3の茎との付け根を折り曲げるので、莢入り豆3がも
ぎ取られ莢入り豆3を傷めずに遂次自動的に枝豆の茎体
1から莢入り豆3が容易にもぎ取られる。
【0011】
【実施例】図面は本考案の好適な実施例を示すもので、
茎体1を導入する導入部2を機体aに設け、この機体a
茎体1から莢入り豆3をもぎ取る枝豆もぎ取り機構4
を配設し、前記導入部2より導入する茎体1の根本部
1'を固定して横送りする枝豆移送機構5を機体aに設
、この枝豆移送機構5の長さに対応せしめて前記枝豆
もぎ取り機構4を所定長に形成し、且つ、前記枝豆移送
機構5に対して枝豆もぎ取り機構4を斜設状態に配設
し、この枝豆もぎ取り機構4の斜設状態を枝豆もぎ取り
機構4と枝豆移送機構5の対向距離を導入側においては
近接状態に,導出側においては移送されてくる茎体1の
先端部1"についている莢入り豆3をもぎ取る位置(基
体1の先端部1"までの長さ若しくは先端部1"より少し
離れた長さ)まで離反状態に設定し、前記枝豆移送機構
5の送り込み側に枝豆移送機構5に よって送り込まれる
前に茎体1の略全長を載置状態で支承する供給コンベア
6を枝豆移送機構5と並設状態にして、且つ、枝豆移送
機構5の送り方向と同じ方向に駆動されるように添設す
る。
【0012】更に詳述する。
【0013】枝豆の茎体1を導入する導入部2,2'を
機体aの左側壁上部と機体aの手前壁面上部に水平に設
ける。
【0014】機体aの内部に茎体1から莢入り豆3をも
ぎ取る枝豆もぎ取り機構4を設け、この枝豆もぎ取り機
構4の導入側を枝豆移送機構5に近接状態に水平方向に
斜設する。図示した枝豆もぎ取り機構4は上下に対向状
態に回転軸8,8を横設し、この回転軸8,8に二枚の
羽根板形状の回転体9,9を茎体1を挟み込む間隙10を
介存して対設し、回転駆動装置11により互いに同期して
反転回転するように設ける。羽根板形状の回転体9,9
は柔軟材で形成するか、若しくは図のように側縁部に柔
軟材12,12を着脱自在に付設しても良い。
【0015】枝豆移動機構5について説明する。
【0016】機体aの導入部2'の上方の手前側に導入
部2'に平行に上部コンベアステー13を横設し、この上
部コンベアステー13の両端部に軸着されたプーリ14,1
4'間に張設されるベルト15と、上部コンベアステー13と
巻回されたベルト15の下側のベルト15の背面との間に配
設されたローラーチェーン16とスプリングコイル17とに
より構成された上部コンベア部18と、前記上部コンベア
ステー13の下方に導入部2'に平行に且つ機体aの導入
部2より左方に張り出し状態に突設した下部コンベアス
テー19を対設し、この下部コンベアステー19の両端部に
軸着されたプーリ20,20'間に張設されるベルト21と、
下部コンベアステー19と巻回されたベルト21の上側のベ
ルト21の背面との間に配設されたローラーチェーン22と
により構成される下部コンベア部23を設ける。
【0017】図示した供給コンベア6について説明す
る。
【0018】下部コンベアステー19の張り出し部のプー
リ20に止着した回転軸24を前方の機体a側に延設してそ
の他端を軸着し、上部コンベアステー13の左端のプーリ
14よりやや右側よりの下部コンベアステー19上に回転軸
24と平行に供給コンベア軸25の基部を軸着して他端を機
内側に延設して軸着し、回転軸24,供給コンベア軸25に
コンベアプーリ26,26'を止着し、コンベアプーリ26,2
6'間にコンベアベルト27を張設する。
【0019】図中符号28は上部コンベア部18のプーリ1
4'と下部コンベア部23のプーリ20'とを互いに同期して
反転回転せしめる駆動装置である。
【0020】実施例を上記のように構成したので駆動装
置28を回転せしめると、ベルト15,ベルト21が回転し、
ベルト21の回転によりプーリ20が回転し、このプーリ20
の回転によりコンベアベルト27が回転する。供給コンベ
ア6上に枝豆の茎体1の根本部1'を手前に先端部1"を
前方に向けて乗せると茎体1は供給コンベア6により自
動的に導入部2に導入され、導入部2で茎体1の根本部
1'が枝豆移送機構5のベルト15,ベルト21により挾持
されて枝豆もぎ取り機構4側へ移送され、茎体1は斜設
された枝豆もぎ取り機構4により根本側から先端側に向
かって遂次自動的に茎入り豆3がもぎ取られ、残った根
がついた茎体1は枝豆移送機構5の排出部より機外に排
出される。
【0021】
【考案の効果】本考案は上述のように、茎体を導入する
導入部を機体に設け、この機体に茎体から莢入り豆をも
ぎ取る枝豆もぎ取り機構を配設し、前記導入部より導入
する茎体の根本部を固定して横送りする枝豆移送機構を
機体に設け、この枝豆移送機構の長さに対応せしめて前
記枝豆もぎ取り機構を所定長に形成し、且つ、前記枝豆
移送機構に対して枝豆もぎ取り機構を斜設状態に配設
し、この枝豆もぎ取り機構 斜設状態を枝豆もぎ取り機
構と枝豆移送機構の対向距離を導入側においては近接状
態に,導出側においては移送されてくる茎体の先端部に
ついている莢入り豆をもぎ取る位置まで離反状態に設定
し、前記枝豆移送機構の送り込み側に枝豆移送機構によ
って送り込まれる前に茎体の略全長を載置状態で支承す
る供給コンベアを枝豆移送機構と並設状態にして、且
つ、枝豆移送機構の送り方向と同じ方向に駆動されるよ
うに添設したので、作業者は単に供給コンベア上に枝豆
の茎体の根本部を手前に先端部を前方に向けて乗せるだ
けで茎体は載置状態で供給コンベアに支承され自動的に
横送りされて導入部で茎体の根本部が枝豆移送機構によ
り挾持されながら枝豆もぎ取り機構により自動的に茎体
より莢入り豆をもぎ取り、莢入り豆をもぎ取られた茎体
は自動的に機外へ排出されるので、枝豆移送機構により
手などを食われる危険性がなく、婦女子にも簡単にしか
も安全に作業が遂行でき、人手を省き労働時間を著しく
短縮し、疲労も少ない実用的で秀れた莢入り豆のもぎ取
り機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の供給コンベアと枝豆もぎ取り機構と
下部コンベア部の要部を示す説明用平面図である。
【図3】本実施例の枝豆移送機構と供給コンベアの要部
を示す説明用正面図である。
【図4】本実施例の枝豆もぎ取り機構の作動を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 茎体 1' 根本部 1" 先端部 2 導入部 3 莢入り豆 4 枝豆もぎ取り機構 5 枝豆移送機構 6 供給コンベア a 機体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 45/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茎体1を導入する導入部2を機体aに設
    け、この機体aに茎体1から莢入り豆3をもぎ取る枝豆
    もぎ取り機構4を配設し、前記導入部2より導入する茎
    体1の根本部1'を固定して横送りする枝豆移送機構5
    機体aに設け、この枝豆移送機構5の長さに対応せし
    めて前記枝豆もぎ取り機構4を所定長に形成し、且つ、
    前記枝豆移送機構5に対して枝豆もぎ取り機構4を斜設
    状態に配設し、この枝豆もぎ取り機構4の斜設状態を枝
    豆もぎ取り機構4と枝豆移送機構5の対向距離を導入側
    においては近接状態に,導出側においては移送されてく
    る茎体1の先端部1"についている莢入り豆3をもぎ取
    る位置まで離反状態に設定し、前記枝豆移送機構5の送
    り込み側に枝豆移送機構5によって送り込まれる前に
    体1の略全長を載置状態で支承する供給コンベア6を枝
    豆移送機構5と並設状態にして、且つ、枝豆移送機構5
    の送り方向と同じ方向に駆動されるように添設したこと
    を特徴とする莢入り豆のもぎ取り機。
JP1993029739U 1993-06-03 1993-06-03 莢入り豆のもぎ取り機 Expired - Fee Related JP2582544Y2 (ja)

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JPH0686420U JPH0686420U (ja) 1994-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0564511A (ja) * 1991-09-05 1993-03-19 Mitsuwa:Kk 枝豆もぎ取り機

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JPH0686420U (ja) 1994-12-20

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