JPH1027639A - 二部品構成の突き合わせ端子 - Google Patents

二部品構成の突き合わせ端子

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JPH1027639A
JPH1027639A JP8180687A JP18068796A JPH1027639A JP H1027639 A JPH1027639 A JP H1027639A JP 8180687 A JP8180687 A JP 8180687A JP 18068796 A JP18068796 A JP 18068796A JP H1027639 A JPH1027639 A JP H1027639A
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茂 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌型端子の部品点数が少なく、小型化を図る
ことができ且つ十分な嵌合変位量を確保することがで
き、安定した導通が得られる二部品構成の突き合わせ端
子を提供する。 【解決手段】 本発明の二部品構成の突き合わせ端子1
は、摺動接触片9を備えた雌型端子2と雄型端子3が突
き合わされて導通接続されるもので、雌型端子2は導電
性材料の筺体4と、筺体4の一方の第1対向面5a,5
bの少なくとも一面に内側後方に向けて折れ曲った切り
起し片7と、他方の第2対向面6a,6bに面5bに平
行に設けた摺動溝8とを備えている。また、雄型端子3
が当接される押圧部10と後端に切り起し片7に接触す
る接触部11と中間の両側縁に摺動溝8に案内される摺
動突起12とを備えた摺動接触片9が筺体4前端から挿
着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の雌・雄型端
子が互いに突き合わされて電気的に接続される二部品構
成の突き合わせ端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から対向した双方の接点を突合せる
ことで電気的接続を行う一対の雌・雄型端子からなる突
き合わせ端子に関しては種々なものがあり、例えば、米
国特許4,591,222 号公報に開示されたものが知られてい
る。図9に示した従来の突き合わせ端子51は、ソケッ
ト形の雌型端子52とピン形の雄型端子53が互いに突
き合わされて電気的接続が行われるようになっている。
【0003】この雌型端子52の前半部は、導電性材料
からなる円管部54を備え、前端に複数のスリット55
が軸方向に設けられており、このスリット55で分断さ
れた複数のバネ性アーム57が形成されている。また、
この円管部54は前方へ向かって絞られていて雄型端子
53の外径より小さく設定されており、その前端は雄型
端子53を受け入れるためのラッパ状に拡径された導入
部56が設けられている。また、バネ性アーム57に囲
まれたソケット空洞58内には雄型端子53先端に押圧
されるキャップ状の押圧部材61が前後方向に移動可能
に設けられており、この押圧部材61の後端には圧縮バ
ネ62が配置されている。なお、雌型端子52の後半部
は、後端部に電線接続口59を有する棒状の本体部60
であり、その前端に円管部54が被着されている。
【0004】上述した従来の突き合わせ端子51におい
ては、先ず雄型端子53の先端が雌型端子52前端の導
入部56に嵌入されると、バネ性アーム57が雄型端子
53の外周部によって押し開かれ押圧部材61が雄型端
子53先端に当接される。さらに雄型端子53の嵌入が
進み、圧縮バネ62が密着されるまで圧縮されると雌・
雄型端子52,53の接続が完了される。そして、雌・
雄型端子52,53のそれぞれを保持している図示され
ていないハウジングの係止機構によって係止される。な
お、電気的な導通状態は、雄型端子53先端と押圧部材
61間は面接触であるが、押圧部材61と圧縮バネ62
および圧縮バネ62と本体部60との間は概ね線接触で
ある。
【0005】次に、上述した構成とは異なる別の突き合
わせ端子について説明する。図11に示すように突き合
わせ端子71は、導電性材料からなる帯板を略Z字形に
折り曲げて成形された雌型端子72の上方から雄型端子
73が押圧されて接続される。すると、雌型端子72の
バネ部74が圧縮されて雄型端子73との間の接触圧を
保つようになっている。そして、底部75の端部に電線
Wが接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の突き合わせ端子51においては、雄型端子53が雌
型端子52に対して斜め方向から嵌合された場合、図1
0に示すように圧縮バネ62が湾曲した状態で圧縮され
るから、図中の下部だけが接触されて上部が接触されな
いので導電性が悪くなるという問題がある。また、雌型
端子52は、円管部54内に押圧部材61と圧縮バネ6
2を備えており、部品点数が多くコストアップにつなが
るという問題がある。
【0007】さらに、図11に示した突き合わせ端子7
1においては、雄型端子73との嵌合変位量が大きい場
合、雌型端子72の内部応力を材料耐力内に納めるよう
にするには、底部75の長さLを大きくすると共に、バ
ネ部74の半径Kを大きくする必要があり、雌型端子7
2の小型化ができないという問題がある。また、接続す
る電線Wの取り出し方向が雄型端子73の嵌入方向と直
角になるため、この点からも雌型端子72の小型化がで
きないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、雌型端子の部品点数が少なく、小型化を
図ることができ且つ十分な嵌合変位量を確保することが
できる突き合わせ端子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、請求項1及び2記載の二部品構成の突き合わせ端子
であって、雌・雄型端子が互いに突き合わされて電気的
に接続される突き合わせ端子において、前記雌型端子が
導電性材料よりなる筺体と、この筺体の一方の第1対向
面の少なくとも一面から内側に向けて折り曲げられた切
り起し片と、他方の第2対向面に設けられた摺動溝と、
前端に前記雄型端子が当接される押圧部と後端に前記切
り起し片に接触する接触部と中間の両側縁に前記摺動溝
に案内される摺動突起とを備え、前記筺体とは別体の摺
動接触片とからなることを特徴とする二部品構成の突き
合わせ端子によって解決することができる。また、前記
摺動溝が、前記筺体の前記第1対向面に平行に設けられ
ている。
【0010】前記構成の二部品構成の突き合わせ端子に
よると、雌型端子は筺体と摺動接触片との二部品からな
るので部品点数が少なく小型化を図ることができる。ま
た、摺動接触片自体は変位量が少ないため十分な板厚や
横幅が取れると共に、雄型端子前端と押圧部および切り
起し片と接触部との接触部分を十分確保することがで
き、安定した導通状態が得られる。さらに、雌・雄型端
子の嵌合時に接触部が切り起し片を押し拡げながら接続
されるので十分な嵌合変位量が得られる。
【0011】また上記課題は、請求項3記載の二部品構
成の突き合わせ端子であって、請求項1記載の突き合わ
せ端子において、前記切り起し片が前記筺体の前記第1
対向面の一面から直角に折り曲げられると共に、前記摺
動溝が前記第1対向面に対して傾斜角を持って設けられ
ていることによって解決することができる。前記構成の
二部品構成の突き合わせ端子によると、摺動溝に傾斜角
が設けられているので雌・雄型端子の嵌合過程で押圧部
と雄型端子先端および接触部と切り起し片がそれぞれ擦
れ合うので材料表面の酸化皮膜を破ることができると共
に、摺動接触片が雄型端子および切り起し片を強く押圧
することにより導電性が一層向上される。
【0012】また上記課題は、請求項4記載の二部品構
成の突き合わせ端子であって、前記切り起し片が、前記
第1対向面の一面に対して鋭角に折り曲げられていると
共に、前記摺動溝が前記鋭角より小さい傾斜角を持って
設けられていることによって解決することができる。前
記構成の二部品構成の突き合わせ端子によると、切り起
し片の鋭角な折り曲げ角度および切り起し片の折り曲げ
角度より小さい摺動溝の傾斜角を適宜に設定することに
よって過大な応力が集中することなく摺動接触片の材料
耐力内で嵌合変位量を自由に選択することができ、設計
自由度の向上と共に信頼性の一層の向上を図ることがで
きる。
【0013】また上記課題は、請求項5記載の二部品構
成の突き合わせ端子であって、前記摺動接触片の前記押
圧部が小曲率に形成されると共に、前記接触部付近が大
曲率に形成されていることによって解決することができ
る。前記構成の二部品構成の突き合わせ端子によると、
摺動接触片の接触部付近が大曲率に形成されているので
切り起し片と摺動接触片の接触部との接触面積を大きく
取ることができると共に、嵌合変位量も大きく設定でき
るので切り起し片と摺動接触片の接触部との擦れ合う長
さも長くなるので酸化皮膜を広範囲にわたって破ること
ができる。また、摺動接触片の押圧部が小曲率に形成さ
れているので雄型端子先端と摺動接触片の押圧部との擦
れ合い状態を安定させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
1乃至図8に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の
二部品構成の突き合わせ端子の第1実施の形態例を示す
分解斜視図、図2は図1における雌型端子の内部構成を
示す縦断面斜視図、図3は図1における作動説明図、図
4は本発明の二部品構成の突き合わせ端子の第2実施の
形態例を示す雌型端子の縦断面図、図5は図4における
筺体に係合する摺動接触片の斜視図、図6は図4におけ
る作動説明図、図7は本発明の二部品構成の突き合わせ
端子の第3実施の形態例を示す雌型端子の縦断面図、図
8は図7における作動説明図である。
【0015】図1に示すように本発明に係わる第1実施
の形態例の二部品構成の突き合わせ端子1は、雌・雄型
端子2,3が互いに突き合わされて電気的に接続される
ものである。雌型端子2は、導電性材料よりなる筺体4
と、この筺体4内に摺動可能に挿着される板状の摺動接
触片9との二部品から構成されている。前記筺体4は、
一方の第1対向面5a,5bの両面に内側後方に向けて
所定角度に折り曲げられた一対の切り起し片7,7と、
他方の第2対向面6a,6bに第1対向面5a,5bに
平行に設けられた一対の摺動溝8,8と、後端には電線
端部を接続する電線加締13を備えている。前記摺動接
触片9は、前端に雄型端子3が当接する押圧部10と、
後端に切り起し片7に接触する接触部11と、中間の両
側縁に摺動溝8内に嵌挿される一対の摺動突起12とを
備えている。
【0016】上述した構成の第1実施の形態例において
は、図2に示すように摺動接触片9の摺動突起12が筺
体4の摺動溝8に嵌挿されると、摺動突起12が摺動溝
8の前端にあり、接触部11が両切り起し片7に軽く挟
持された状態で接触している。次に、図3に示すように
雄型端子3が雌型端子2の筺体4内に嵌入されると、雄
型端子3の先端が摺動接触片9の押圧部10に当接して
摺動接触片9を後方へ押圧する。これにより、接触部1
1が後方へ移動されるのに伴い両切り起し片7に一層強
く押圧され、雄型端子3の先端と押圧部10との接触圧
が増加する。よって、雄型端子3と雌型端子2との良好
な導通状態が確保される。なお、雌・雄型端子2,3の
接続時における係止機構は、図示されていないハウジン
グ内の所定位置に設けられており、雌・雄型端子2,3
の接続に伴って相互のハウジング間で係止される。
【0017】本実施の形態例の突き合わせ端子1におい
ては、雌型端子2は筺体4と摺動接触片9の2部品で構
成されているので部品点数が少ない上に、雌・雄型端子
に接続される電線の方向が雌・雄型端子の嵌合方向と同
一なので全体的に小型化が図り易く、コスト削減を図る
ことができる。また、摺動接触片9は摺動溝8に案内さ
れているので雄型端子3が雌型端子2に対して斜めに嵌
入されても摺動接触片9の移動経路は影響されなく、雄
型端子3から摺動接触片9と切り起し片7を介して筺体
4への導通状態は安定した信頼性の高いものとなる。さ
らに、接触部11が両切り起し片7,7間を摺動しなが
ら移動するので弾性部分の材料耐力内で十分な嵌合変位
量を確保することができる。
【0018】次に、図4乃至図6に基づいて第2実施の
形態例の二部品構成の突き合わせ端子について説明す
る。図4に示すように本実施の形態例が第1実施の形態
例と異なる点は、筺体24における切り起し片27が第
1対向面5a,5bの内の一面5b側だけにあり、かつ
内側に直角に折り曲げられていると共に、摺動溝28が
一面5bに対して傾斜角θを持って設けられていること
である。また、図5に示すように摺動接触片29の押圧
部10が小曲率rに、接触部23付近が大曲率Rに設け
られている。なお、上記実施の形態例と同一構成の部品
には、同一符号を付けることで説明は省略する。
【0019】上述の構成の第2実施の形態例における突
き合わせ端子21においては、図6に示すように雄型端
子3の先端が雌型端子22の押圧部10を押圧すると、
摺動接触片29は傾斜角θを持った摺動溝28に案内さ
れて後方へ移動される。そして、押圧部10は始めに接
触した位置より距離H1だけ面5bに近ずくと共に、接
触部23は切り起し片27に接触した後、距離H2だけ
摺動して面5aに当接する。このとき、摺動接触片29
の大曲率Rの接触部23と摺動突起12(図5参照)よ
り前方の部分が撓むので、雄型端子3の先端と押圧部1
0および接触部23と切り起し片27との間の接触圧が
強化されると共に、切り起し片27と接触部23との接
触面積が大きくなるので良好な導通状態が保持される。
【0020】本実施の形態例の突き合わせ端子21にお
いては、雌型端子22は筺体24と摺動接触片29の2
部品で構成されているので部品点数が少ない上に、雌・
雄型端子に接続される電線の方向が雌・雄型端子の嵌合
方向と同一なので全体的に小型化が図り易く、コスト削
減を図ることができる。また、摺動接触片29は摺動溝
28に案内されているので雄型端子3が雌型端子22に
対して斜めに嵌入されても摺動接触片29の移動経路は
影響されなく、雄型端子3から摺動接触片29と切り起
し片27を介して筺体24への導通状態は安定した信頼
性の高いものとなる。さらに、接触部23が切り起し片
27上を摺動しながら移動するので弾性部分の材料耐力
内で十分な嵌合変位量を確保することができる。
【0021】その上、雌・雄型端子の接続の過程で押圧
部10および接触部23が相手の接触部分とそれぞれ押
圧され且つ撓みながら摺動されるので切り起し片27と
摺動接触片29の接触部23との擦れ合う長さも長くな
り接触部分表面の酸化皮膜を広範囲にわたって破ること
ができる。また、押圧部10が小曲率rに形成されてい
るので雄型端子3先端と押圧部10との擦れ合い状態を
安定させることができる。したがって、通電時に安定し
た導通状態が得られるので信頼性の一層高い突き合わせ
端子を得ることができる。
【0022】次に、図7および図8に基づいて第3実施
の形態例の二部品構成の突き合わせ端子について説明す
る。本実施の形態例が上記第2実施の形態例と異なる点
は、図7に示すように筺体34の切り起し片37が第1
対向面5a,5bの内の一面5bの内側に鋭角θbを持
って折り曲げられていると共に、摺動溝38が一面5b
に対して傾斜角θaを持って設けられており、鋭角θb
が傾斜角θaより大きく設定されていることである。な
お、上記実施の形態例と同一構成の部品には、同一符号
を付けることで説明は省略する。
【0023】本実施の形態例の突き合わせ端子31にお
いては、図8に示すように雄型端子3の先端が摺動接触
片29の押圧部10を押圧すると、摺動接触片29は傾
斜角θaを持った摺動溝38に案内されて後方へ移動さ
れる。そして、摺動接触片29の押圧部10は始めに接
触した位置よりL1だけ面5bに近ずくと共に、接触部
23は鋭角θbに折り曲げられた切り起し片37に接触
した後、距離L2だけ摺動して面5aに当接する。この
とき、大曲率Rの接触部23と摺動突起12(図5参
照)より前方の部分が撓むので、雄型端子3の先端と押
圧部10および接触部23と切り起し片37との間の接
触圧が強化されると共に、切り起し片37と接触部23
との接触面積が大きくなるので良好な導通状態が保持さ
れる。
【0024】上述の構成の第3実施の形態例における突
き合わせ端子31においては、雌型端子32は筺体34
と摺動接触片29の2部品で構成されているので部品点
数が少ない上に、雌・雄型端子に接続される電線の方向
が雌・雄型端子の嵌合方向と同一なので全体的に小型化
が図り易く、コスト削減を図ることができる。また、摺
動接触片29は摺動溝38に案内されているので雄型端
子3が雌型端子32に対して斜めに嵌入されても摺動接
触片29の移動経路は影響されなく、雄型端子3から摺
動接触片29と切り起し片37を介して筺体34への導
通状態は安定した信頼性の高いものとなる。さらに、接
触部23が両切り起し片37上を摺動しながら移動する
ので弾性部分の材料耐力内で十分な嵌合変位量を確保す
ることができる。
【0025】その上、雌・雄型端子の接続の過程で摺動
接触片29の押圧部10および接触部23が相手の雄型
端子3の接触部分とそれぞれ押圧されながら摺動される
ので上記実施の形態例と同様に接触部分表面の酸化皮膜
を破ることができ、通電時に安定した導通状態が得られ
る。さらに上述したように、θa<θbの関係にあるか
ら、これら傾斜角θaおよび鋭角θbの折り曲げ角度を
適宜に設定することによって過大な応力が集中すること
なく摺動接触片29の弾性部分の材料耐力内で自由に嵌
合変位量を選ぶことができ、設計自由度の向上と共に信
頼性の一層高い突き合わせ端子を得ることができる。
【0026】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、第2および第
3実施の形態例においては、切り起し片27,37は面
5bに対してそれぞれ直角および鋭角θbに設けられて
いたが、この切り起し片27,37を積極的に撓むよう
な構成にしても差し支えない。但し、この場合には切り
起し片27,37の内部応力が材料耐力内に収まるよう
に厚みや長さを設定する必要がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1及
び2記載の二部品構成の突き合わせ端子によれば、雌型
端子が導電性材料よりなる筺体と、この筺体の一方の第
1対向面の少なくとも一面から内側に向けて折り曲げら
れた切り起し片と、他方の第2対向面に設けられた摺動
溝と、前端に雄型端子が当接される押圧部と後端に切り
起し片に接触する接触部と中間の両側縁に摺動溝に案内
される摺動突起とを備え、筺体とは別体の摺動接触片と
からなっている。また、摺動溝が筺体の第1対向面に平
行に設けられている。したがって、雌型端子は筺体と摺
動接触片との二部品からなるので部品点数が少なく小型
化を図ることができる。また、摺動接触片自体は変位量
が少ないため十分な板厚や横幅が取れると共に、雌・雄
型端子の嵌合時に接触部が切り起し片を押し拡げながら
接続されるので、雄型端子前端と押圧部および切り起し
片と接触部との間に十分な接触力を確保することがで
き、安定した導通状態が得られる。
【0028】また、請求項3記載の二部品構成の突き合
わせ端子によれば、切り起し片が筺体の第1対向面の一
面から直角に折り曲げられると共に、摺動溝が第1対向
面に対して傾斜角を持って設けられている。したがっ
て、摺動溝に傾斜角が設けられているので雌・雄型端子
の嵌合過程で押圧部と雄型端子先端および接触部と直角
に折り曲げられた切り起し片がそれぞれ擦れ合うので材
料表面の酸化皮膜を破ることができると共に、摺動接触
片が雄型端子および切り起し片を強く押圧することによ
り導電性が一層向上される。
【0029】また、請求項4記載の二部品構成の突き合
わせ端子によれば、切り起し片が第1対向面の一面に対
して鋭角に折り曲げられていると共に、摺動溝が鋭角よ
り小さい傾斜角を持って設けられている。したがって、
切り起し片の鋭角な折り曲げ角度およびこの折り曲げ角
度より小さい摺動溝の傾斜角を適宜に設定することによ
って過大な応力が集中することなく摺動接触片の材料耐
力内で嵌合変位量を自由に選択することができ、設計自
由度の向上と共に信頼性の一層の向上を図ることができ
る。
【0030】さらに、請求項5記載の二部品構成の突き
合わせ端子によれば、摺動接触片の押圧部が小曲率に形
成されると共に、接触部付近が大曲率に形成されてい
る。したがって、摺動接触片の接触部付近が大曲率に形
成されているので切り起し片と摺動接触片の接触部との
接触面積を大きく取ることができると共に、嵌合変位量
も大きく設定できるので切り起し片と摺動接触片の接触
部との擦れ合う長さも長くすることができるので酸化皮
膜を広範囲にわたって破ることができる。また、摺動接
触片の押圧部が小曲率に形成されているので雄型端子先
端と摺動接触片の押圧部との擦れ合い状態を安定させる
ことができ、信頼性の高い安定した導通状態が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二部品構成の突き合わせ端子の第1実
施の形態例を示す分解斜視図である。
【図2】図1における雌型端子の縦断面斜視図である。
【図3】図1における作動説明図である。
【図4】本発明の二部品構成の突き合わせ端子の第2実
施の形態例における雌型端子の筺体を示す縦断面図であ
る。
【図5】図4における筺体に係合する摺動接触片の一例
を示す斜視図である。
【図6】図4および図5における作動説明図である。
【図7】本発明の二部品構成の突き合わせ端子の第3実
施の形態例における雌型端子の筺体を示す縦断面図であ
る。
【図8】図5および図7における作動説明図である
【図9】従来の突き合わせ端子の一例を示す縦断面図で
ある。
【図10】図9における圧縮バネの作動説明図である。
【図11】従来の他の突き合わせ端子の一例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1,21,31 二部品構成の突き合わせ端子 2 雌型端子 3 雄型端子 4,24,34 筺体 5a,5b 第1対向面 6a,6b 第2対向面 7,27,37 切り起し片 8,28,38 摺動溝 9,29 摺動接触片 10 押圧部 11,23 接触部 12 摺動突起 θ,θa 摺動溝の傾斜角 θb 鋭角な折り曲げ角度 R 接触部の大曲率 r 押圧部の小曲率

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌・雄型端子が互いに突き合わされて電
    気的に接続される突き合わせ端子において、 前記雌型端子が導電性材料よりなる筺体と、この筺体の
    一方の第1対向面の少なくとも一面から内側に向けて折
    り曲げられた切り起し片と、他方の第2対向面に設けら
    れた摺動溝と、前端に前記雄型端子が当接される押圧部
    と後端に前記切り起し片に接触する接触部と中間の両側
    縁に前記摺動溝に案内される摺動突起とを備え、前記筺
    体とは別体の摺動接触片とからなることを特徴とする二
    部品構成の突き合わせ端子。
  2. 【請求項2】 前記摺動溝が、前記筺体の前記第1対向
    面に平行に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の二部品構成の突き合わせ端子。
  3. 【請求項3】 前記切り起し片が、前記筺体の前記第1
    対向面の一面から直角に折り曲げられると共に、前記摺
    動溝が前記第1対向面に対して傾斜角を持って設けられ
    ているとことを特徴とする請求項1記載の二部品構成の
    突き合わせ端子。
  4. 【請求項4】 前記切り起し片が、前記第1対向面の一
    面に対して鋭角に折り曲げられていると共に、前記摺動
    溝が前記鋭角より小さい傾斜角を持って設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の二部品構成の突き合わ
    せ端子。
  5. 【請求項5】 前記摺動接触片の前記押圧部が小曲率に
    形成されると共に、前記接触部付近が大曲率に形成され
    ていることを特徴とする請求項3乃至4記載の二部品構
    成の突き合わせ端子。
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