JPH10276054A - 共通自動利得制御回路およびその制御方法 - Google Patents

共通自動利得制御回路およびその制御方法

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JPH10276054A
JPH10276054A JP7597197A JP7597197A JPH10276054A JP H10276054 A JPH10276054 A JP H10276054A JP 7597197 A JP7597197 A JP 7597197A JP 7597197 A JP7597197 A JP 7597197A JP H10276054 A JPH10276054 A JP H10276054A
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JP
Japan
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reception level
gain control
circuit
branches
branch
Prior art date
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Pending
Application number
JP7597197A
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English (en)
Inventor
Hideo Watabe
秀雄 渡部
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発工期の短縮、製造効率の向上、装置の小
型化、さらには消費電力の低減をも図ることができる共
通AGC回路を得る。 【解決手段】 n個のブランチ1〜nに対して、それぞ
れ利得可変増幅器31−1〜31−nを設け、また、こ
れら利得可変増幅器31−1〜31−nとは別にブラン
チ1〜nに対して受信レベル検出器32−1〜32−n
を設け、これら受信レベル検出器32−1〜32−nで
検出された受信レベルのうち、最も大きい受信レベルを
選択して、この選択されたブランチの受信レベルを全て
の利得可変増幅器31−1〜31−nに出力する比較切
替回路35を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のブランチ
それぞれに設けられ、入力された受信信号それぞれに対
して増幅動作を行う複数の利得可変増幅器を有する共通
自動利得制御回路(以下、共通AGC回路という)およ
びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】AGC回路は、レベル変動を有する受信
信号を一定レベルに増幅して出力することができる回路
であり、ディジタル無線通信における受信機の構成上、
重要なものとして知られている。そして、共通AGC回
路は複数(n=1,2,3・・・)のブランチに共通の
利得を与える回路として知られており、電力の有効利用
およびその性能向上が要求されている。
【0003】この共通AGC回路においては、複数のブ
ランチの受信信号のうち、最も受信レベルの大きなブラ
ンチに関して利得を決定し、他のブランチにその決定さ
れた利得と同一の利得を与えるものが知られている。
【0004】図3は従来の共通AGC回路を示すブロッ
ク図である。ここでは、説明の簡単化のため、ブランチ
の数を2個(n=2)としている。図3において、共通
AGC回路は、ブランチ1、2より入力される受信信号
をそれぞれ分配する分配器11、21、分配器11、2
1により分配された受信信号の一方がそれぞれ入力さ
れ、受信信号の受信レベルを求める受信レベル検出器1
2、22、これら受信レベル検出器12、22の出力信
号が入力され、利得制御信号GCSを形成する利得制御
信号形成回路10、および分配器11、21にそれぞれ
接続されるとともに、利得制御信号形成回路10の出力
にそれぞれ接続され、各分配器11、21より出力され
る受信信号S1、S2を利得制御信号GCSにより増幅
する利得可変増幅器19、29を備えている。
【0005】利得制御信号形成回路10は、受信レベル
検出器12、22それぞれに接続されるA/Dコンバー
タ14、24、A/Dコンバータ14、24の出力が入
力される利得制御値出力回路15、利得制御値出力回路
15に接続され、利得制御値出力回路15より出力され
たディジタル値をアナログ値に変換するD/Aコンバー
タ16、D/Aコンバータ16の出力側に接続されたL
PF(ローパスフィルタ)18、更にA/Dコンバータ
14、24およびD/Aコンバータ16を動作させるク
ロック発生器20を備えている。
【0006】以下に従来の共通AGC回路の動作につい
て説明する。ブランチ1の受信信号は分配器11で分配
され、それぞれ利得可変増幅器19と受信レベル検出器
12に入力される。利得可変増幅器19は利得制御信号
GCSで利得を可変できる増幅器である。受信レベル検
出器12は受信信号をRSSI(Received S
ignal Strength Indicator:
受信信号電界表示)に変換し、利得制御信号形成回路1
0に出力する。
【0007】また、ブランチ2の受信信号は分配器21
で分配され、それぞれ利得可変増幅器29と受信レベル
検出器22に入力される。分配器21と受信レベル検出
器22の動作はブランチ1側の分配器11と受信レベル
検出器12と同じである。
【0008】利得制御信号形成回路10において、A/
Dコンバータ14、24はそれぞれ受信レベル検出器1
2、22より出力されたRSSIをクロック発生器20
により出力されるクロックCによりサンプルしてディジ
タル化し、利得制御値出力回路15に出力する。
【0009】利得制御値出力回路15は図示しない比較
器やROM(リードオンリーメモリ)15aを内蔵し、
A/Dコンバータ14、24それぞれから出力されるR
SSIディジタル値を比較し、そのうち最も大きいRS
SIディジタル値に対応する利得制御ディジタル値を利
得制御値として出力する。
【0010】D/Aコンバータ16は利得制御値出力回
路15から出力された利得制御値をディジタルからアナ
ログに変換する。LPF18はアナログに変換された利
得制御値を平滑し、時定数を与えて利得制御信号GCS
とし、利得可変増幅器19、29に出力する。利得可変
増幅器19、29は分配器より分配出力された受信信号
を利得制御信号GCSに従って増幅する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の共通AGC回路では、その構成上、利得制御値出
力回路15にROM15aを有し、かつそのROM15
aにRSSIディジタル値を利得制御ディジタル値に変
換するためのデータを作成して書き込まなければならず
装置の製造効率を低下させる。しかも、このROM15
aのデータはブランチ数の増加に伴って増加する。さら
に、クロック発生器20からの漏洩信号が受信信号に重
畳して悪影響を及ぼさないように、各回路部のレイアウ
トを工夫したり、シールドを考慮しなければならず、開
発工期を増加させる。
【0012】この発明は、上述した従来の問題点を解決
するためになされたものであり、ROMを不要として、
データの書き込み等の作業を不要とし、またクロック発
生器も不要として漏洩信号の悪影響を考慮する必要がな
く、もって、開発工期の短縮、製造効率の向上、装置の
小型化、さらには消費電力の低減をも図ることができる
共通AGC回路およびその制御方法を得ることを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明は、n個のブランチの受信信号がそれぞ
れ入力され、入力された上記受信信号それぞれに対して
増幅動作を行うn個の利得可変増幅器と、上記n個のブ
ランチの受信信号の受信レベルを検出する受信レベル検
出器と、上記受信レベル検出器で検出された受信レベル
を比較して、最も大きい受信レベルのブランチを選択す
ると共に、上記選択されたブランチの受信レベルを上記
利得可変増幅器の利得制御信号として出力する比較切替
回路とを備えてなるものである。
【0014】このような発明は、図1に示されるよう
に、n個のブランチ1〜nに対して、それぞれ利得可変
増幅器31−1〜31−nを設け、また、これら利得可
変増幅器31−1〜31−nとは別にブランチ1〜nに
対して受信レベル検出器32−1〜32−nを設け、こ
れら受信レベル検出器32−1〜32−nで検出された
受信レベルのうち、最も大きい受信レベルを選択して、
この選択されたブランチの受信レベルを全ての利得可変
増幅器31−1〜31−nの利得制御信号として出力す
る比較切替回路35を備えて構成することができる。
【0015】この場合、比較切替回路35は、例えば、
この発明の実施の形態を示す図2においては、最も大き
い受信レベルを検出する比較器43と、この比較器43
の検出した最も大きい受信レベルに基づいて、この受信
レベルを有するブランチを選択接続するアナログスイッ
チ44とにより構成することができる。
【0016】また、この発明は、n個のブランチそれぞ
れに設けられ、入力された受信信号それぞれに対して増
幅動作を行うn個の利得可変増幅器を有する共通自動利
得制御回路の制御方法において、上記n個のブランチの
受信レベルを比較して最も受信レベルの大きいブランチ
を選択し、選択された上記ブランチの受信レベルを上記
n個の利得可変増幅器の自動利得制御信号に用いるよう
にしたものである。
【0017】そして、以上のような構成によれば、RO
Mを備えた利得制御値出力回路が不要となり、ROMデ
ータの作成も不要となる。また、クロック発生器による
漏洩信号の悪影響もなくなる。よって、シールドを考慮
する必要がなく、回路のレイアウトが容易になり、開発
工期の短縮、製造効率の向上、装置の小型化、さらには
消費電力の低減をも図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図2は実施の形態を
示すブロック図であり、説明の簡単化のため、ブランチ
数が2個の場合を示している。図2に示される共通AG
C回路は、ブランチ1、ブランチ2のそれぞれに接続さ
れ、各ブランチで受信された受信信号を2つに分配する
分配器41、51と、これら分配器41、51それぞれ
に接続され、受信信号の受信レベルをそれぞれ検出する
受信レベル検出器42、52と、受信レベル検出器4
2、52に接続され、各受信レベル検出器42、52か
ら出力された受信レベルの大きさを比較し、大きい方の
受信レベルを判別する比較器43と、比較器43および
受信レベル検出器42、52に接続され、大きい方の受
信レベルを出力した受信レベル検出器42又は52のい
ずれかに出力を切り替えるアナログスイッチ44と、ア
ナログスイッチ44に接続されたLPF48と、LPF
48および分配器41に接続された利得可変増幅器4
9、59とを備えている。
【0019】以下に実施の形態の動作について説明す
る。ブランチ1の受信信号は、分配器41で分配された
後、受信レベル検出器42と利得可変増幅器49に入力
され、受信レベル検出器42でRSSIに変換された
後、比較器43の一方の入力端とアナログスイッチ44
の一方の入力端に入力される。
【0020】同様に、ブランチ2の受信信号は、分配器
51で分配された後、受信レベル検出器52と利得可変
増幅器59に入力され、受信レベル検出器52でRSS
Iに変換された後、比較器43の他方の入力端とアナロ
グスイッチ44の他方の入力端に入力される。
【0021】比較器43は、受信レベル検出器42、5
2より出力されたRSSIを比較し、最も大きいRSS
Iを判別し、その判別信号DSをアナログスイッチ44
に出力する。
【0022】アナログスイッチ44は、比較器43より
出力された判別信号DSにより、受信レベルの大きい方
の受信信号を受信したブランチをLPF48に接続し、
その受信レベルを基本的な利得制御信号として出力す
る。したがって、例えば、ブランチ1の受信レベル(R
SSI)がブランチ2の受信レベルより大きい場合はブ
ランチ1の受信レベルが利得制御信号GCS1として出
力される。
【0023】LPF48は、アナログスイッチ44より
出力された利得制御信号を平滑し、時定数を与えて、利
得制御信号GCS2とし、利得可変増幅器49、59の
制御端子に出力する。よって、利得可変増幅器49、5
9には同一の利得制御信号GCS2が与えられ、利得可
変増幅器49、59は受信レベルの最も大きなブランチ
における出力レベルが一定になるように制御され、その
他のブランチ2の利得は受信レベルの最も大きなブラン
チと同一の利得とされる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明によれば、n個のブランチの受信レベルを比較して最
も受信レベルの大きいブランチを選択し、選択された上
記ブランチの受信レベルを上記n個の利得可変増幅器の
利得制御信号に用いるようにしたため、ROMを不要と
して、データの書き込み等の作業を不要とし、またクロ
ック発生器も不要として漏洩信号の悪影響を考慮する必
要がなく、もって、開発工期の短縮、製造効率の向上、
装置の小型化、さらには消費電力の低減をも図ることが
できる共通AGC回路およびその制御方法を得ることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を概念的に示すブロック図である。
【図2】実施の形態を示すブロック図である。
【図3】従来の共通AGC回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
31−1〜31−n、49、59 利得可変増幅器 32−1〜32−n、42、52 受信レベル検出器 35 比較切替回路 41、51 分配器 43 比較器 44 アナログスイッチ 48 LPF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個のブランチの受信信号がそれぞれ入
    力され、入力された上記受信信号それぞれに対して増幅
    動作を行うn個の利得可変増幅器と、 上記n個のブランチの受信信号の受信レベルを検出する
    受信レベル検出器と、 上記受信レベル検出器で検出された受信レベルを比較し
    て、最も大きい受信レベルのブランチを選択すると共
    に、上記選択されたブランチの受信レベルを上記利得可
    変増幅器の利得制御信号として出力する比較切替回路と
    を備えてなる共通自動利得制御回路。
  2. 【請求項2】 n個のブランチそれぞれに設けられ、入
    力された受信信号それぞれに対して増幅動作を行うn個
    の利得可変増幅器を有する共通自動利得制御回路の制御
    方法において、 上記n個のブランチの受信レベルを比較して最も受信レ
    ベルの大きいブランチを選択し、選択された上記ブラン
    チの受信レベルを上記n個の利得可変増幅器の利得制御
    信号に用いることを特徴とする共通自動利得制御回路の
    制御方法。
JP7597197A 1997-03-27 1997-03-27 共通自動利得制御回路およびその制御方法 Pending JPH10276054A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136137A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Sony Corp 受信装置および方法、並びにプログラム

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