JPH10276023A - 非接触型識別装置用アンテナ - Google Patents

非接触型識別装置用アンテナ

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JPH10276023A
JPH10276023A JP9092802A JP9280297A JPH10276023A JP H10276023 A JPH10276023 A JP H10276023A JP 9092802 A JP9092802 A JP 9092802A JP 9280297 A JP9280297 A JP 9280297A JP H10276023 A JPH10276023 A JP H10276023A
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JP
Japan
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antenna
configuration
conductive pattern
contact type
door
Prior art date
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Withdrawn
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JP9092802A
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English (en)
Inventor
Shigeru Asakura
茂 朝倉
Kiyoshi Nozawa
潔 野沢
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Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触型識別装置に用いられるアンテナに改
良を加え、出力増大を伴わず、簡単且つスムーズに信号
のやり取りができる構成を提供せんとするものである。 【解決手段】 扉板1aを構成するガラス層内の縁近傍
に、透明導電膜20aがループ状に配されることで、導
電性パターン2aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入管理や交通管
理、課金管理システムなどに用いられる非接触型識別装
置用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、出入管理システムや交通管理シ
ステムなどに用いられる非接触型の識別装置の概略構成
を示している。この識別装置は、夫々電子回路4a、4
bとアンテナ5a、5bを有する読取構成6及びその応
答構成7からなり、該応答構成7のアンテナ5bを読取
構成6のアンテナ5aの近傍にかざすことにより、両構
成6及び7間で信号のやり取りがなされ、応答構成7側
の所有者の属性やその出入場所・時間、或いは課金など
の履歴管理が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常出入管理用のシス
テムでは、扉などの近くの壁などにアンテナ5aを埋め
込んで設置されており、その設置位置は無闇に広げるこ
とができないため、大人の背の高さを標準にしてその設
置位置が決定される。他方無線方式で信号のやり取りの
行われる上記識別装置の構成は、周囲に外乱を与えない
ために、その出力はかなり抑えられており(現状の法律
でもその感知ができる範囲が60cm以内になるように
出力が制限されている)、そのため、応答構成7側のア
ンテナ5bを読取構成6側のアンテナ5aに近付ける必
要がある。しかし子供や、車椅子に載っている者は、上
記アンテナ5aの位置に応答構成7側のアンテナ5bを
近付けることが難しく、その管理システムが稼働しない
ため、出入りができないなどの問題がある。
【0004】また交通管理システム用にこの非接触型識
別装置を用いる構成では、料金所などに上記読取構成6
側のシステムを備え、ドライバーが応答構成7側のアン
テナ5bを読取構成6側のアンテナ5aに近付けること
により、課金情報などの管理ができるようになってい
る。しかしその度に車のサイドガラスを開けて上記操作
を行わなければならず、面倒であるばかりか、車の流れ
がそこでストップしてしまい、通常の料金所の入り口の
システムに代えてこの非接触型識別装置を用いるメリッ
トが殆どない。
【0005】更に安全管理上ヘルメットや眼鏡の着用が
義務付けられる危険施設では、できるだけ手を開放させ
ておくことが望ましいが、上記出入管理システムが該施
設内に導入された場合、そのチェックを受ける場所で上
記応答構成7を取り出してそのアンテナ5bを読取構成
6側のアンテナ5aに近付ける操作を行わなければなら
ず、その間に突発的に起きた事故には対処することがで
きなくなる。また該施設内で使用する重量物や危険物を
運ぶために、既に両手が塞がっている場合には、上記読
み取り操作が実際にはできず、施設内への出入りが困難
になる。
【0006】本発明は従来技術の以上のような問題に鑑
み創案されたもので、非接触型識別装置に用いられるア
ンテナに改良を加え、出力増大を伴わず、簡単且つスム
ーズに信号のやり取りができる構成を提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の非接触
型識別装置用アンテナは、コイル状導電性パターンを扉
板乃至窓板に備えたことを基本的特徴としている。出入
口に設置される扉板自身に、読取構成のアンテナとして
上記コイル状導電性パターンを設置することで、該アン
テナの設置位置乃至設置面積の制約をなくすことがで
き、子供や車椅子搭乗者でも、意識的に応答構成側のア
ンテナを読取構成側のコイル状導電性パターンにかざす
ことなく、自分が単に扉板に近付くだけで、両アンテナ
間で信号のやりとりが可能になる。それは、扉板の構成
だけに限らず、ウィンドウを構成する窓板に対し設置し
ても同じである。ここで、コイル状導電性パターンと
は、導電性線材をコイル状(ループの場合を含む)に巻く
ことで形成されるアンテナの構成の他、感圧可変抵抗シ
ートとしてタッチパネルや透明電極材料などに使用され
る素材であって、ポリエステルフィルムやガラスをベー
スとして酸化錫やインジウム錫酸化物膜、AuやPdの
金属薄膜などを形成することよりなる所謂透明導電膜を
コイル状にエッチングしたものであり、請求項1の構成
の場合は、上述のように読取構成側のアンテナとして使
用されている。該パターンの形成方法としては、エッチ
ングにより、導電性線材又は透明導電膜を、扉板乃至窓
板を構成するガラスやプラスチックなどの合成樹脂素材
に直接形成したり、或いはコイル状の導電性線材又は透
明導電膜からなる導電性パターンの形成されたフィルム
を扉板(木製の場合も含む)や窓板に貼り付けたり、或
いは扉板乃至窓板を構成するガラス層内に導電性線材を
コイル状に配することでなされる。
【0008】請求項2記載の非接触型識別装置用アンテ
ナは、コイル状導電性パターンをエンジン付自走車(自
動車や二輪車などを含む)のウィンドウ板(例えば自動
車のフロントウィンドウ)乃至風防板(二輪車の風よ
け)に備えた構成である。この構成の場合は、応答構成
側のアンテナの構成としてコイル状導電性パターンが用
いられている。本構成が例えば自動車のフロントウィン
ドウに用いられれば、ドライバーが車のサイドガラスを
開けて応答構成側のアンテナを読取構成側のアンテナに
近付ける必用がなくなり、単に車を読取構成の設けられ
た料金所などに進入させるだけで、信号のやり取りがで
きるため、車の流れをストップせずに、料金所の入り口
に進入させることが可能となる。また電子通貨などのシ
ステムと連動させれば、料金所の出口における料金回収
のために、いちいち車を止めて料金の支払いをする必用
がなくなり、車の流れをよりスムーズにすることができ
るようになる。
【0009】請求項3乃至4記載の非接触型識別装置用
アンテナは、コイル状導電性パターンをメガネなどの視
聴覚補助器具或いはヘルメットに備えたことを特徴とし
ている。この構成の場合も、応答構成側のアンテナの構
成としてコイル状導電性パターンが用いられることを前
提としている。安全管理上ヘルメットや眼鏡の着用が義
務付けられる危険施設に設置される出入管理システムに
おける応答側のアンテナの構成として、本構成が用いら
れれば、チェックを受ける場所で上記応答構成を取り出
して、読取構成側に近付ける操作を行わなくとも、その
まま通過でき、その間にチェックが行われるため、突発
的な事故にも対処できるようになる。また該施設内で使
用する重量物や危険物を運ぶために、既に両手が塞がっ
ている場合でも、自動的にチェックが行われてそのまま
通過できるため、何らの操作を行わなくとも、施設内へ
の出入りが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る非接触型識別
装置用アンテナの実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、非接触型識別装置用アンテナの設けられた
框ドア10aの構成を示す正面図、図2は、その框ドア
10aの扉板1aの構成の詳細を示す斜視図である。該
扉板1a自身はガラス製であり、該ガラス層内の縁近傍
に透明導電膜20aがループ状にエッチングされること
で、導電性パターン2aが形成されている。これが読取
側のアンテナの役割を果たし、従ってアンテナを含む応
答側の構成を例えば胸パケットに有する者が前記扉板1
aの前面に立つだけで、前記アンテナを構成する導電性
パターン2aとの間で信号のやりとりがなされ、建造物
内への進入・退出の権限を持つ者に対してはそのドア1
0aを開いてその進入・退出を許すと共に、その人物と
進入・退出時間のチェックを行い、また該権限のない者
に対しては、その進入・退出を阻止する。なお、図2中
3aは、導電性パターン2aで構成されるアンテナのイ
ンピーダンスを調整する調整回路である。
【0011】図3は、非接触型識別装置用アンテナの設
けられた自動ドア10bの構成を示す正面図、図4は、
その自動ドア10bの扉板1bの構成の詳細を示す斜視
図である。該扉板1b自身はガラス製であり、該ガラス
層内の縁近傍に銅線などの導電性線材20bがループ状
に配されることで、導電性パターン2bが形成されてい
る。これも、前記実施形態の構成と同様に、読取側のア
ンテナの役割を果たし、従ってアンテナを含む応答側の
構成を有する者が前記扉板1bの前面に立つだけで、前
記アンテナを構成する導電性パターン2bとの間で信号
のやりとりがなされ、建造物内への進入・退出の権限を
持つ者に対してはドア10bが開いてその進入・退出を
許すと共に、その人物と進入・退出時間のチェックを行
い、また該権限のない者に対しては、その進入・退出を
阻止する。なお、図4中3bは、前記実施形態の構成の
場合と同じく、導電性パターン2bで構成されるアンテ
ナのインピーダンスを調整する調整回路である。
【0012】上記構成は、ドアを交換して設置する場合
以外に、既設の扉に設置することもでき、その場合は、
導電性パターンを形成したフィルム材(例えば透明導電
膜のアンテナパターンをフィルム上に形成した構成)を
既設の扉に貼り付けることで設置されることになる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述した本発明の非接触型識別装置
用アンテナの構成によれば、出入口に設置される扉板自
身に、読取構成のアンテナとして上記コイル状導電性パ
ターンが設置されることで、該アンテナの設置位置乃至
設置面積の制約をなくすことができ、子供や車椅子搭乗
者でも、意識的に応答構成側のアンテナを読取構成側の
コイル状導電性パターンにかざすことなく、自分が単に
扉板に近付くだけで、両アンテナ間で信号のやりとりが
可能になる。同様なことは、窓板の場合についても言え
る。また請求項2記載の構成は、コイル状導電性パター
ンが例えば自動車のフロントウィンドウや二輪車の風よ
けに備えられているため、例えば自動車のフロントウィ
ンドウに用いられることにより、ドライバーが車のサイ
ドガラスを開けて応答構成側のアンテナを読取構成側の
アンテナに近付ける必用がなくなり、単に車を読取構成
の設けられた料金所などに進入させるだけで、信号のや
り取りができるため、車の流れをストップせずに、料金
所の入り口に進入させることが可能となる。また電子通
貨などのシステムと連動させれば、料金所の出口におけ
る料金回収のために、いちいち車を止めて料金の支払い
をする必用がなくなり、車の流れをよりスムーズにする
ことができるようになる。更に請求項3乃至4記載の構
成は、コイル状導電性パターンがメガネなどの視聴覚補
助器具やヘルメットに備えられているため、安全管理上
ヘルメットや眼鏡の着用が義務付けられる危険施設に設
置される出入管理システムにおける応答側のアンテナの
構成として、本構成が用いられれば、チェックを受ける
場所で上記応答構成を取り出して、読取構成側に近付け
る操作を行わなくとも、そのまま通過でき、しかもその
間にチェックが行われることになる。また両手が自由に
なるため、突発的な事故にも対処できるようになる。加
えて該施設内で使用する重量物や危険物を運ぶために、
既に両手が塞がっている場合でも、自動的にチェックが
行われてそのまま通過できるため、何らの操作を行わな
くとも、施設内への出入りが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触型識別装置用アンテナの設けられた框ド
アの構成を示す正面図である。
【図2】その框ドアの扉板の構成の詳細を示す斜視図で
ある。
【図3】非接触型識別装置用アンテナの設けられた自動
ドアの構成を示す正面図である。
【図4】その自動ドアの扉板の構成の詳細を示す斜視図
である。
【図5】出入管理システムや交通管理システムなどに用
いられる非接触型の識別装置の概略構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b 扉板 2a、2b 導電性パターン 3a、3b 調整回路 4a、4b 電子回路 5a、5b アンテナ 6 読取構成 7 応答構成 10a、10b ドア 20a 透明導電膜 20b 導電性線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G08B 13/24 G08B 13/24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状導電性パターンを扉板乃至窓板
    に備えたことを特徴とする非接触型識別装置用アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 コイル状導電性パターンをエンジン付自
    走車のウィンドウ板乃至風防板に備えたことを特徴とす
    る非接触型識別装置用アンテナ。
  3. 【請求項3】 コイル状導電性パターンを視聴覚補助器
    具に備えたことを特徴とする非接触型識別装置用アンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 コイル状導電性パターンをヘルメットに
    備えたことを特徴とする非接触型識別装置用アンテナ。
JP9092802A 1997-03-28 1997-03-28 非接触型識別装置用アンテナ Withdrawn JPH10276023A (ja)

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JP9092802A JPH10276023A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 非接触型識別装置用アンテナ

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JP9092802A JPH10276023A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 非接触型識別装置用アンテナ

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JPH10276023A true JPH10276023A (ja) 1998-10-13

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ID=14064553

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000151257A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Sofueru:Kk 電磁波送受信用アンテナ構造
JP2014121081A (ja) * 2012-12-12 2014-06-30 Figla Co Ltd ガラスアンテナ
US9016009B2 (en) 2007-08-03 2015-04-28 Vkr Holding A/S Pane module for use in a window
US9051775B2 (en) 2009-02-03 2015-06-09 Vkr Holding A/S Window having a sash and improved connection to the hinge
US9115536B2 (en) 2007-08-03 2015-08-25 Vkr Holding A/S Method for making a pane module and a window comprising such a pane module
US9453364B2 (en) 2007-08-03 2016-09-27 Vkr Holding A/S Window comprising a bordered pane module

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601