JPH10275554A - ヒューズ - Google Patents
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- JPH10275554A JPH10275554A JP9078232A JP7823297A JPH10275554A JP H10275554 A JPH10275554 A JP H10275554A JP 9078232 A JP9078232 A JP 9078232A JP 7823297 A JP7823297 A JP 7823297A JP H10275554 A JPH10275554 A JP H10275554A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/05—Component parts thereof
- H01H85/055—Fusible members
- H01H85/08—Fusible members characterised by the shape or form of the fusible member
- H01H85/11—Fusible members characterised by the shape or form of the fusible member with applied local area of a metal which, on melting, forms a eutectic with the main material of the fusible member, i.e. M-effect devices
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/041—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges characterised by the type
- H01H85/0411—Miniature fuses
- H01H85/0415—Miniature fuses cartridge type
- H01H85/0417—Miniature fuses cartridge type with parallel side contacts
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒューズの設置向きの違いに起因した溶断特
性（溶断時間）のずれが解消されるブレードタイプのヒ
ューズを得る。 【解決手段】 ヒューズエレメント中に拡散して合金層
を生成する低融点金属塊３２に割り溝３０を形成し、該
割り溝３０を、前記ヒューズエレメントを形成する可溶
体２５の溶断部２５ｂに挿入して圧着することで、前記
低融点金属塊３２が前記溶断部２５ｂの四方を包囲した
状態で、該可溶体２５に止着される。
性（溶断時間）のずれが解消されるブレードタイプのヒ
ューズを得る。 【解決手段】 ヒューズエレメント中に拡散して合金層
を生成する低融点金属塊３２に割り溝３０を形成し、該
割り溝３０を、前記ヒューズエレメントを形成する可溶
体２５の溶断部２５ｂに挿入して圧着することで、前記
低融点金属塊３２が前記溶断部２５ｂの四方を包囲した
状態で、該可溶体２５に止着される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の接続端子部
とこれらの接続端子部相互を電気接続する可溶体とを一
体成形したヒューズエレメントに、該可溶体の溶断特性
を調整するチップ状の低融点金属塊を止着した構造のヒ
ューズに関する。
とこれらの接続端子部相互を電気接続する可溶体とを一
体成形したヒューズエレメントに、該可溶体の溶断特性
を調整するチップ状の低融点金属塊を止着した構造のヒ
ューズに関する。
【０００２】
【従来の技術】ヒューズエレメントを形成する可溶体の
長手方向中間部に、それより低融点の金属（錫、鉛等）
を保持させ、低融点金属の拡散による合金の生成によっ
て溶断特性の改良を図った大電流ヒューズが、実開平３
−１３９６０号公報、あるいは特開平７−１４４９４号
公報等にて提案されている。
長手方向中間部に、それより低融点の金属（錫、鉛等）
を保持させ、低融点金属の拡散による合金の生成によっ
て溶断特性の改良を図った大電流ヒューズが、実開平３
−１３９６０号公報、あるいは特開平７−１４４９４号
公報等にて提案されている。
【０００３】図４は、これらの公報に類似したヒューズ
の従来例を示す。ここに示したヒューズ１は、所謂、ヒ
ュージブルリンクとして不図示の絶縁性ハウジングに装
着されるもので、両端に形成した端子接続部３、３と、
これらの接続端子部３、３相互を電気接続する帯板状の
可溶体５とを金属板のプレス成形により一体形成した構
造のヒューズエレメント２を具備する。なお、接続端子
部３、３は、その両端が内方に湾曲されて先端（図示の
下部）側に、舌状の雄形接続端子を嵌合接続させる構造
の電気接触部Ｓを形成した構成となっている。
の従来例を示す。ここに示したヒューズ１は、所謂、ヒ
ュージブルリンクとして不図示の絶縁性ハウジングに装
着されるもので、両端に形成した端子接続部３、３と、
これらの接続端子部３、３相互を電気接続する帯板状の
可溶体５とを金属板のプレス成形により一体形成した構
造のヒューズエレメント２を具備する。なお、接続端子
部３、３は、その両端が内方に湾曲されて先端（図示の
下部）側に、舌状の雄形接続端子を嵌合接続させる構造
の電気接触部Ｓを形成した構成となっている。
【０００４】可溶体５は、接続端子部３、３と連設した
一対の幅狭な脚片５ａ、５ａ相互を接続して形成される
とともに、長手方向の中間部には、該可溶体５よりも融
点の低いチップ状の低融点金属塊８を一対の加締め片７
によって止着している。なお、加締め片７は、可溶体５
を幅方向に延出して形成されており、低融点金属塊８を
包むように折り曲げて加締められることで、該低融点金
属塊８を可溶体５上に圧着固定する。
一対の幅狭な脚片５ａ、５ａ相互を接続して形成される
とともに、長手方向の中間部には、該可溶体５よりも融
点の低いチップ状の低融点金属塊８を一対の加締め片７
によって止着している。なお、加締め片７は、可溶体５
を幅方向に延出して形成されており、低融点金属塊８を
包むように折り曲げて加締められることで、該低融点金
属塊８を可溶体５上に圧着固定する。
【０００５】上記のように構成されたヒューズ１は、電
気接触部Ｓを介して回路体に装着される。そして、端子
接続部３、３間に電圧が印加されてヒューズエレメント
２に電流が流れると、図５に示すように、低融点金属塊
８がヒューズエレメント２中に拡散して合金層９を可溶
体５側に形成する。その際、合金層９の固有抵抗が低融
点金属塊８及びヒューズエレメント２よりも高いため、
合金層９でジュール熱が発生して、ヒューズエレメント
２はこのジュール熱で溶断される。
気接触部Ｓを介して回路体に装着される。そして、端子
接続部３、３間に電圧が印加されてヒューズエレメント
２に電流が流れると、図５に示すように、低融点金属塊
８がヒューズエレメント２中に拡散して合金層９を可溶
体５側に形成する。その際、合金層９の固有抵抗が低融
点金属塊８及びヒューズエレメント２よりも高いため、
合金層９でジュール熱が発生して、ヒューズエレメント
２はこのジュール熱で溶断される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】処で、低融点金属塊８
とヒューズエレメント２との接触面、即ち、合金層９の
形成される面は、金属の拡散が重力方向へ進行するた
め、ヒューズ設定位置方向に対応した一方向において顕
在化する。そのため、実車でのヒューズの搭載がスペー
ス上の制約を受けて設定位置方向が種々異なった場合、
つまり、ヒューズの取付け向きが横置きや逆さに設定さ
れた場合、ヒューズの溶断特性に差（溶断時間が遅くな
る方向）が生じた。本発明は上記事情に鑑みなされたも
ので、取り付け向きが何れの方向に設定されても溶断特
性にばらつきを生じることのないヒューズを提供し、常
時安定したヒューズ性能が得られることを目的とする。
とヒューズエレメント２との接触面、即ち、合金層９の
形成される面は、金属の拡散が重力方向へ進行するた
め、ヒューズ設定位置方向に対応した一方向において顕
在化する。そのため、実車でのヒューズの搭載がスペー
ス上の制約を受けて設定位置方向が種々異なった場合、
つまり、ヒューズの取付け向きが横置きや逆さに設定さ
れた場合、ヒューズの溶断特性に差（溶断時間が遅くな
る方向）が生じた。本発明は上記事情に鑑みなされたも
ので、取り付け向きが何れの方向に設定されても溶断特
性にばらつきを生じることのないヒューズを提供し、常
時安定したヒューズ性能が得られることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るヒューズは、ヒューズエレメントに保持
された低融点金属塊が通電により該ヒューズエレメント
に拡散する合金層を発熱させて前記ヒューズエレメント
を溶断するヒューズにおいて、前記低融点金属塊が前記
ヒューズエレメントの四方を包囲して該ヒューズエレメ
ントに止着され、前記合金層が該ヒューズエレメントの
各部で同等に生成可能に設けられたことを特徴とするも
のである。
の本発明に係るヒューズは、ヒューズエレメントに保持
された低融点金属塊が通電により該ヒューズエレメント
に拡散する合金層を発熱させて前記ヒューズエレメント
を溶断するヒューズにおいて、前記低融点金属塊が前記
ヒューズエレメントの四方を包囲して該ヒューズエレメ
ントに止着され、前記合金層が該ヒューズエレメントの
各部で同等に生成可能に設けられたことを特徴とするも
のである。
【０００８】そして、低融点金属塊が、ヒューズエレメ
ントを形成する可溶体の四方を包囲した形態で該可溶体
の周面に接して均等に取り付けられているので、ヒュー
ズの設定位置方向が何れの方向にあっても、重力方向へ
顕在化する低融点金属塊の拡散が、常に同一条件下に設
定される。この結果、ヒューズの取り付け向きが何れの
方向に設定されていてもヒューズエレメント中に拡散す
る合金層が同程度に生成されて、溶断特性にばらつきを
生じさせない安定したヒューズ性能を得ることができ
る。
ントを形成する可溶体の四方を包囲した形態で該可溶体
の周面に接して均等に取り付けられているので、ヒュー
ズの設定位置方向が何れの方向にあっても、重力方向へ
顕在化する低融点金属塊の拡散が、常に同一条件下に設
定される。この結果、ヒューズの取り付け向きが何れの
方向に設定されていてもヒューズエレメント中に拡散す
る合金層が同程度に生成されて、溶断特性にばらつきを
生じさせない安定したヒューズ性能を得ることができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヒューズの好
適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図１
乃至図３は本発明によるヒューズの一実施形態を示した
もので、図１は本発明に係るヒューズの、チップ状の低
融点金属塊を取り付ける前の要部拡大斜視図、図２は要
部断面図、図３はヒューズの分解斜視図である。図３に
おいて、この実施形態のヒューズ２１は、絶縁性樹脂の
射出成形によって一端にヒューズエレメントを挿入する
開口面２２が装備された構造に一体成形されたハウジン
グ２３と、一対の接続端子部２４、２４とこれらの一対
の接続端子部２４、２４の基端部相互を電気接続する帯
板状の可溶体２５とを金属板のプレス成形により一体成
形した構造を成して前記開口面２２より前記ハウジング
２３内に嵌入されるヒューズエレメント２６と、前記ハ
ウジング２３と同様の絶縁性樹脂による射出成形によっ
て形成されて前記開口面２２を覆うとともに前記ハウジ
ング２３との係合手段２８を有した蓋体２７とから構成
されている。なお、前記ヒューズエレメント２６の接続
端子部２４は、先端側に、舌状の雄形接続端子（図示
略）を嵌合接続させる箱形構造の電気接触部２９を形成
した構成となっている。
適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図１
乃至図３は本発明によるヒューズの一実施形態を示した
もので、図１は本発明に係るヒューズの、チップ状の低
融点金属塊を取り付ける前の要部拡大斜視図、図２は要
部断面図、図３はヒューズの分解斜視図である。図３に
おいて、この実施形態のヒューズ２１は、絶縁性樹脂の
射出成形によって一端にヒューズエレメントを挿入する
開口面２２が装備された構造に一体成形されたハウジン
グ２３と、一対の接続端子部２４、２４とこれらの一対
の接続端子部２４、２４の基端部相互を電気接続する帯
板状の可溶体２５とを金属板のプレス成形により一体成
形した構造を成して前記開口面２２より前記ハウジング
２３内に嵌入されるヒューズエレメント２６と、前記ハ
ウジング２３と同様の絶縁性樹脂による射出成形によっ
て形成されて前記開口面２２を覆うとともに前記ハウジ
ング２３との係合手段２８を有した蓋体２７とから構成
されている。なお、前記ヒューズエレメント２６の接続
端子部２４は、先端側に、舌状の雄形接続端子（図示
略）を嵌合接続させる箱形構造の電気接触部２９を形成
した構成となっている。
【００１０】ここに、前記可溶体２５は、接続端子部２
４、２４と連設した一対の幅狭な脚片２５ａ、２５ａ相
互を接続して形成されるとともに、長手方向の中間部に
は、該可溶体２５よりも融点の低いチップ状の低融点金
属塊３２が止着されている。前記低融点金属塊３２は、
図１に示すように、軸線方向に沿って割り溝３０を形成
した円柱状に構成されている。一方、前記低融点金属塊
３２を止着する可溶体２５の部位は、所望の溶断特性に
基づいて溶断し易いように該可溶体２５の帯板の幅を部
分的に狭くして断面積を小さく設定した溶断部２５ｂに
形成されている。
４、２４と連設した一対の幅狭な脚片２５ａ、２５ａ相
互を接続して形成されるとともに、長手方向の中間部に
は、該可溶体２５よりも融点の低いチップ状の低融点金
属塊３２が止着されている。前記低融点金属塊３２は、
図１に示すように、軸線方向に沿って割り溝３０を形成
した円柱状に構成されている。一方、前記低融点金属塊
３２を止着する可溶体２５の部位は、所望の溶断特性に
基づいて溶断し易いように該可溶体２５の帯板の幅を部
分的に狭くして断面積を小さく設定した溶断部２５ｂに
形成されている。
【００１１】前記低融点金属塊３２は割り溝３０を、可
溶体２５の溶断部２５ａに挿入させた後、該低融点金属
塊３２を機械的に圧着して該割り溝３０を潰すことによ
り、図２に示すように、ヒューズエレメント２６の溶断
部２５ｂの四方を包囲し、且つ溶断部２５ｂの周面に接
した状態で該ヒューズエレメント２６に止着される。さ
らに、本実施形態では、低融点金属塊３２は、レーザ照
射による熱が加えられて溶断部２５ｂに溶着され、接触
面を増加させた状態でヒューズエレメント２６との接触
性を上げている。
溶体２５の溶断部２５ａに挿入させた後、該低融点金属
塊３２を機械的に圧着して該割り溝３０を潰すことによ
り、図２に示すように、ヒューズエレメント２６の溶断
部２５ｂの四方を包囲し、且つ溶断部２５ｂの周面に接
した状態で該ヒューズエレメント２６に止着される。さ
らに、本実施形態では、低融点金属塊３２は、レーザ照
射による熱が加えられて溶断部２５ｂに溶着され、接触
面を増加させた状態でヒューズエレメント２６との接触
性を上げている。
【００１２】このようにして組立られたヒューズエレメ
ント２６は、ハウジング２３の開口面２２からハウジン
グ内に挿入され、各電気接触部２９の背面部を切り起こ
して形成した弾性係止突起３５を、ハウジング２３の内
壁面に形成した不図示の段差部に係合させて、ハウジン
グ２３内に固定保持される。次いで、蓋体２７をハウジ
ング２３の開口面２２に被嵌し、係合手段２８を、ハウ
ジング２３の外側面に突設させた係止突起３７に係合さ
せて、ヒューズ２１は組立られる。
ント２６は、ハウジング２３の開口面２２からハウジン
グ内に挿入され、各電気接触部２９の背面部を切り起こ
して形成した弾性係止突起３５を、ハウジング２３の内
壁面に形成した不図示の段差部に係合させて、ハウジン
グ２３内に固定保持される。次いで、蓋体２７をハウジ
ング２３の開口面２２に被嵌し、係合手段２８を、ハウ
ジング２３の外側面に突設させた係止突起３７に係合さ
せて、ヒューズ２１は組立られる。
【００１３】そして、上記構成によるヒューズ２１が電
気接触部２９、２９を介して回路体に装着されると、端
子接触部２４、２４間に電圧が印加されてヒューズエレ
メント２６に電流が流れる。ここで、本実施形態のヒュ
ーズ２１は、低融点金属塊３２がヒューズエレメント２
６の四方を包囲した状態で、且つ均等な状態で該ヒュー
ズエレメント２６に止着されているので、図２から明ら
かなように、ヒューズ２１が図３に示す上向き状態か
ら、可溶体２５の長手方向を回転軸にして倒した横向き
状態、あるいは、逆さまにした下向き状態の何れの設定
位置方向に取り付けられたとしても、重力方向に位置し
た溶断部２５ａの部位において低融点金属塊３２が同程
度だけ拡散して合金層（図５参照）を形成する。つま
り、重力方向において顕在化する合金層９生成は、設定
位置方向に対応した該ヒューズエレメント２６のそれぞ
れの部位において同程度形成される。従って、ヒューズ
２６は何れの設定位置方向に取り付けられていても、同
程度の合金層に生じるジュール熱の大きさは同じである
ので、溶断時間のずれを生じることがない。この結果、
常時安定したヒューズ特性を得ることができる。また、
本実施形態のヒューズ２１では、低融点金属塊３２が溶
断部２５ｂにレーザ溶着されてその接触面が増加するよ
うに形成されているので、ジュール熱の発生及び合金層
の生成において有利に作用する。
気接触部２９、２９を介して回路体に装着されると、端
子接触部２４、２４間に電圧が印加されてヒューズエレ
メント２６に電流が流れる。ここで、本実施形態のヒュ
ーズ２１は、低融点金属塊３２がヒューズエレメント２
６の四方を包囲した状態で、且つ均等な状態で該ヒュー
ズエレメント２６に止着されているので、図２から明ら
かなように、ヒューズ２１が図３に示す上向き状態か
ら、可溶体２５の長手方向を回転軸にして倒した横向き
状態、あるいは、逆さまにした下向き状態の何れの設定
位置方向に取り付けられたとしても、重力方向に位置し
た溶断部２５ａの部位において低融点金属塊３２が同程
度だけ拡散して合金層（図５参照）を形成する。つま
り、重力方向において顕在化する合金層９生成は、設定
位置方向に対応した該ヒューズエレメント２６のそれぞ
れの部位において同程度形成される。従って、ヒューズ
２６は何れの設定位置方向に取り付けられていても、同
程度の合金層に生じるジュール熱の大きさは同じである
ので、溶断時間のずれを生じることがない。この結果、
常時安定したヒューズ特性を得ることができる。また、
本実施形態のヒューズ２１では、低融点金属塊３２が溶
断部２５ｂにレーザ溶着されてその接触面が増加するよ
うに形成されているので、ジュール熱の発生及び合金層
の生成において有利に作用する。
【００１４】
【発明の効果】以上記載したとおり、本発明のヒューズ
によれば、取り付け向きがどのように設定されても、溶
断時間にずれを生じることが無いので、常時安定したヒ
ューズ特性が得られて信頼性を向上させることができ
る。
によれば、取り付け向きがどのように設定されても、溶
断時間にずれを生じることが無いので、常時安定したヒ
ューズ特性が得られて信頼性を向上させることができ
る。
【図１】本発明に係るヒューズの、低融点金属塊を取り
付ける前の拡大斜視図である。
付ける前の拡大斜視図である。
【図２】図１の要部断面図である。
【図３】本発明に係るヒューズの分解斜視図である。
【図４】従来のヒューズに適用されるヒューズエレメン
トの斜視図である。。
トの斜視図である。。
【図５】図４のＡ−Ａ面に沿った断面図で、合金層の様
子を示す図である。
子を示す図である。
２１ ヒューズ ２３ ハウジング ２５ 可溶体 ２５ａ 溶断部 ２６ ヒューズエレメント ３０ 割り溝 ３２ 低融点金属塊
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年１月２１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】ヒューズエレメントを形成する可溶体の
長手方向中間部に、それより低融点の金属（錫、鉛等）
を保持させ、低融点金属の拡散による合金の生成によっ
て溶断特性の改良を図った大電流ヒューズが、実公平３
−１３９６０号公報、あるいは特開平７−１４４９４号
公報にて提案されている。
長手方向中間部に、それより低融点の金属（錫、鉛等）
を保持させ、低融点金属の拡散による合金の生成によっ
て溶断特性の改良を図った大電流ヒューズが、実公平３
−１３９６０号公報、あるいは特開平７−１４４９４号
公報にて提案されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 俊晴 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢崎 部品株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 ヒューズエレメントに保持された低融点
金属塊が通電により該ヒューズエレメントに拡散する合
金層を発熱させて前記ヒューズエレメントを溶断するヒ
ューズにおいて、 前記低融点金属塊が前記ヒューズエレメントの四方を包
囲して該ヒューズエレメントに止着され、前記合金層が
該ヒューズエレメントの各部で同等に生成可能に設けら
れたことを特徴とするヒューズ。 - 【請求項２】 前記低融点金属塊に割り溝を形成し、該
低融点金属塊が前記割り溝を前記ヒューズエレメントに
形成される可溶体の部位に挿入して圧着固定されること
を特徴とする請求項１記載のヒューズ。 - 【請求項３】 前記可溶体の部位が幅方向に狭められて
断面積を小さくした溶断部に形成されていることを特徴
とする請求項２記載のヒューズ。 - 【請求項４】 前記低融点金属塊が前記溶断部にレーザ
溶着されていることを特徴とする請求項３記載のヒュー
ズ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9078232A JPH10275554A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | ヒューズ |
| US09/048,255 US5900798A (en) | 1997-03-28 | 1998-03-26 | Current limiting fuse having a non-directional fusing characteristic |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9078232A JPH10275554A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | ヒューズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10275554A true JPH10275554A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13656309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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