JPH10275473A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH10275473A
JPH10275473A JP9082629A JP8262997A JPH10275473A JP H10275473 A JPH10275473 A JP H10275473A JP 9082629 A JP9082629 A JP 9082629A JP 8262997 A JP8262997 A JP 8262997A JP H10275473 A JPH10275473 A JP H10275473A
Authority
JP
Japan
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voltage
overdrive
sense amplifier
common source
nmos transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP9082629A
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English (en)
Inventor
Yosuke Tanaka
洋介 田中
Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット線のL側の開きを高速化し、アクセス
速度の向上を可能とすることができる半導体記憶装置を
提供する。 【解決手段】 ダイナミック形のメモリセルを用いたD
RAMであって、メモリセルアレイ、行デコーダ、列デ
コーダ、入出力制御回路、入出力インタフェース回路か
ら構成され、入出力制御回路に含まれるセンス回路9に
は、センスアンプSAおよびコモンソース駆動用のPM
OSトランジスタMPおよびNMOSトランジスタMN
が備えられ、NMOSトランジスタMNのコモンソース
NCSにはオーバードライブ用のNMOSトランジスタ
MC2、コンデンサCおよびプリチャージ用のNMOS
トランジスタMC1が接続され、センスアンプSAのオ
ンの後、NMOSトランジスタMNのコモンソースNC
Sを電圧VBBに接続して、センスアンプSAのL側を
オーバードライブする構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置技
術に関し、特にメモリセルからのデータの読み出し動作
において、アクセス速度を向上するためのセンスアンプ
のオーバードライブ方式として好適な半導体記憶装置に
適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体記憶装置の一例として
のDRAMは、複数のワード線と複数のビット線との交
点に格子状に配置された複数のメモリセルからなるメモ
リセルアレイと、このメモリセルアレイから任意のメモ
リセルを選択するデコーダと、このデコーダにより選択
されたメモリセルに対するデータの書き込みおよび読み
出しのための入出力制御を司る入出力制御回路などから
構成されている。
【0003】このような構成によるDRAMにおいて、
本発明者が検討したところによれば、たとえばメモリセ
ルからのデータの読み出し動作において、アクセス速度
を向上するための技術としてセンスアンプのオーバード
ライブ方式が考えられる。この方式は、センスアンプの
H側、すなわちPMOSトランジスタのコモンソースを
電源電圧VCCによりオーバードライブする方式であ
り、この電源電圧VCCはアレイ降圧方式を用いること
により得ることができる。
【0004】このオーバードライブ方式を用いることに
より、センスアンプのH側をオーバードライブして、セ
ンスアンプをオンした後にビット線のH側の開きを高速
化することができる。これにより、メモリセルアレイの
選択されたメモリセルからビット線を介してデータを高
速に読み出すことができる。
【0005】なお、このようなDRAMなどの半導体記
憶装置に関しては、たとえば昭和59年11月30日、
株式会社オーム社発行、社団法人電子通信学会編の「L
SIハンドブック」P485〜P530などの文献に記
載される技術などが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なセンスアンプのオーバードライブ方式においては、セ
ンスアンプのH側を電源電圧VCCによりオーバードラ
イブすることができるものの、一方、センスアンプのL
側、すなわちNMOSトランジスタのコモンソースが接
地電圧VSSのときはオーバードライブできないので、
ビット線のL側の開きは高速化できないという課題が残
されている。
【0007】そこで、本発明の目的は、センスアンプの
L側をオーバードライブすることによってビット線のL
側の開きを高速化し、アクセス速度の向上を可能とする
ことができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0010】すなわち、本発明による半導体記憶装置
は、センスアンプの動作を制御するPMOSトランジス
タおよびNMOSトランジスタのコモンソース側がセン
スアンプに接続されている半導体記憶装置に適用される
ものであり、接地電圧の電圧VSSに接続されたNMO
Sトランジスタのコモンソースに、電圧VSSに接続さ
れた容量素子を介してオーバードライブ用MOSトラン
ジスタが接続され、このオーバードライブ用MOSトラ
ンジスタと容量素子との接続点に、電圧VSSより低い
負電圧の電圧VBBに接続されたプリチャージ用MOS
トランジスタが接続され、かつオーバードライブ用MO
Sトランジスタのウェル領域が電圧VBBに形成されて
構成されるものである。
【0011】また、本発明による他の半導体記憶装置
は、前記と同様に、NMOSトランジスタのコモンソー
スに容量素子を介してオーバードライブ用MOSトラン
ジスタが接続され、このオーバードライブ用MOSトラ
ンジスタと容量素子との接続点にプリチャージ用MOS
トランジスタが接続される構成において、オーバードラ
イブ用MOSトランジスタおよびセンスアンプのウェル
領域が電圧VBBに形成されているものである。
【0012】以上のような構成による半導体記憶装置
は、プリチャージ用MOSトランジスタをオンして容量
素子を電圧VBBにプリチャージし、さらにセンスアン
プをオンした後にオーバードライブ用MOSトランジス
タをオンして、電圧VBBによりセンスアンプをオーバ
ードライブするようにしたものである。
【0013】さらに、本発明による他の半導体記憶装置
は、電圧VSSに接続されたNMOSトランジスタのコ
モンソースに、電圧VBBに接続されたオーバードライ
ブ用MOSトランジスタが接続され、かつオーバードラ
イブ用MOSトランジスタおよびセンスアンプのウェル
領域が電圧VBBに形成されて構成されるものである。
【0014】このような構成による半導体記憶装置は、
センスアンプをオンした後にオーバードライブ用MOS
トランジスタをオンして、電圧VBBによりセンスアン
プをオーバードライブするようにしたものである。
【0015】よって、前記半導体記憶装置によれば、セ
ンスアンプのL側のオーバードライブにおいて、センス
アンプのオンの後、NMOSトランジスタのコモンソー
スを電圧VSSより低い電圧VBBに接続してオーバー
ドライブすることにより、ビット線のL側の開きを高速
化することができるので、アクセス速度の向上が可能と
なる。
【0016】また、オーバードライブ用MOSトランジ
スタおよびセンスアンプのウェル領域を電圧VBBに形
成する場合には、ウェル分離領域が不要となるので、レ
イアウト面積の縮小が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1である半導体記憶装置を示す概略構成図、図2は本
実施の形態1の半導体記憶装置に用いられるセンス回路
を示す回路図、図3はセンス回路によるVBBオーバー
ドライブ方式を示す動作波形図、図4はセンス回路によ
るVBBオーバードライブ方式の変形例を示す動作波形
図である。
【0019】まず、図1により本実施の形態1の半導体
記憶装置の概略構成を説明する。
【0020】本実施の形態1の半導体記憶装置は、たと
えばダイナミック形のメモリセルを用いたDRAMとさ
れ、複数のメモリセルからなるメモリセルアレイ1と、
このメモリセルアレイ1から任意のメモリセルを選択す
る行デコーダ2および列デコーダ3と、この選択された
メモリセルに対するデータの書き込みおよび読み出しの
ための入出力制御を司る入出力制御回路4と、外部との
インタフェースを司る入出力インタフェース回路5とか
ら構成されている。
【0021】メモリセルアレイ1は、複数のワード線6
と複数のビット線7との交点に格子状に配置される複数
のメモリセル8からなり、これらのメモリセル8には2
進情報の1ビットのデータがそれぞれ記憶され、たとえ
ばN+M=20の場合には1Mビットの記憶容量による
DRAMを構成することができる。
【0022】行デコーダ2は、行アドレス信号に基づい
てメモリセルアレイ1の行方向のワード線6を指定し、
一方、列デコーダ3は、列アドレス信号に基づいてメモ
リセルアレイ1の列方向のビット線7を指定し、この行
デコーダ2および列デコーダ3によりワード線6とビッ
ト線7との交点にあるメモリセル8が選択される。
【0023】入出力制御回路4は、行デコーダ2および
列デコーダ3により選択されたメモリセル8に対して、
データ入力信号を入力としてデータを書き込み、一方、
読み出したデータをデータ出力信号として出力し、この
入出力制御回路4により書き込みおよび読み出しのため
の制御が行われる。
【0024】また、この入出力制御回路4には、たとえ
ば図2に示すような回路構成によるセンス回路9が含ま
れており、このセンス回路9には、メモリセル8からビ
ット線7を介して読み出したデータを増幅するセンスア
ンプSAと、このセンスアンプSAの動作を制御するコ
モンソース駆動用のPMOSトランジスタMPおよびN
MOSトランジスタMNとが備えられている。
【0025】特に、このセンス回路9において、PMO
SトランジスタMPのコモンソースPCS側のドレイン
およびNMOSトランジスタMNのコモンソースNCS
側のドレインがセンスアンプSAに接続され、またPM
OSトランジスタMPのソースは電圧VDL、NMOS
トランジスタMNのソースは電圧VSS(第1電圧)に
それぞれ接続され、さらにそれぞれのゲートにはオン/
オフのための制御信号が入力される。
【0026】また、NMOSトランジスタMNのコモン
ソースNCS側のドレインには、オーバードライブ用の
NMOSトランジスタMC2のドレインが接続され、ま
たソースには電圧VSSに接続されたコンデンサC(容
量素子)が接続され、さらにゲートにはオーバードライ
ブのための制御信号が入力される。
【0027】さらに、オーバードライブ用のNMOSト
ランジスタMC2とコンデンサCとの接続ノードAに
は、プリチャージ用のNMOSトランジスタMC1のド
レインが接続され、またソースは電圧VSSより低い電
圧VBB(第2電圧)に接続され、さらにゲートにはプ
リチャージのための制御信号が入力される。
【0028】また、これらのオーバードライブ用のNM
OSトランジスタMC2、プリチャージ用のNMOSト
ランジスタMC1は、ウェハプロセス工程において、電
圧VBBによるオーバードライブの効果を出すため、す
なわちコモンソースNCSの配線負荷が増大しないよう
にセンスアンプSAの近傍に配置され、さらにオーバー
ドライブ用のNMOSトランジスタMC2のウェル領域
W1のウェル電位が電圧VBBとなっている。
【0029】入出力インタフェース回路5は、外部から
アドレス信号および制御信号を入力として、制御信号に
基づいて、行アドレス信号を行デコーダ2、列アドレス
信号を列デコーダ3にそれぞれ出力するとともに、デー
タ(Din,Dout)を外部と入出力制御回路4との
間で入出力するものである。
【0030】以上のような構成において、電圧VSSよ
り低い電圧VBBは、たとえば電圧VSSを入力として
電圧VBBを出力するVBB発生回路を内蔵することに
より発生することが可能である。なお、本実施の形態1
においては、コンデンサCをプリチャージしてオーバー
ドライブすることにより、VBB発生回路による電圧V
BBの電流供給能力は問題となることがない。
【0031】次に、本実施の形態1の作用について、図
3に基づいてセンス回路9によるVBBオーバードライ
ブ方式の動作を説明する。
【0032】なお、ここでは、特にコモンソース駆動用
のNMOSトランジタMNのコモンソースNCS側を重
点に示し、PMOSトランジタMPのコモンソースPC
S側については、たとえば2.7Vの電圧VDLに対し
て、たとえば3.3Vの電圧VCCによるビット線7のP
側のオーバードライブ時を示している。
【0033】予め、プリチャージ用のNMOSトランジ
スタMC1をオンし、コンデンサCをプリチャージして
接続ノードAを、たとえば−1Vの負電圧の電圧VBB
にしておく。このコンデンサCのプリチャージ後、プリ
チャージ用のNMOSトランジスタMC1はオフする。
【0034】(1).ワード線6のオン このとき、コモンソース駆動用のNMOSトランジタM
N、オーバードライブ用のNMOSトランジスタMC2
はオフ状態となっており、メモリセル8のデータがビッ
ト線7に読み出される。このワード線は、たとえば0V
の接地電圧の電圧VSSから電圧VCCで駆動される。
【0035】(2).センスアンプSAのオン コモンソース駆動用のNMOSトランジスタMNをオン
する。すなわち、たとえば1.35Vの電圧VMPからL
側のコモンソースNCSの配線容量分だけ電圧VSSに
引かれて、ビット線7上のデータが増幅される。
【0036】(3).VBBオーバードライブのオン オーバードライブ用のNMOSトランジスタMC2をオ
ンし、コモンソース駆動用のNMOSトランジスタMN
をオフする。すなわち、コンデンサCとコモンソースN
CSの配線容量とのチャージシェアにより、コモンソー
スNCSが電圧VSS以下、たとえば−0.5Vの電圧V
NCSに到達し、ビット線7のL側が非オーバードライ
ブ時より早く電圧VSSに到達する。
【0037】なお、このときの電圧VNCSの大きさは
ビルトイン・ポテンシャル以下に設定しておく。これ
は、プロセスばらつきによりオーバードライブ時間to
が、設計値より長くなったときのラッチアップ防止のた
めである。
【0038】(4).VBBオーバードライブのオフ オーバードライブ用のNMOSトランジスタMC2をオ
フし、コモンソース駆動用のNMOSトランジスタMN
をオフする。
【0039】以上のように、センスアンプSAのオン
後、コモンソース駆動用のNMOSトランジスタMNの
コモンソースNCSを電圧VBBに接続してオーバード
ライブすることにより、ビット線7のL側の開きを高速
化することができる。
【0040】ところが、実際には、センスアンプSAの
オン後、コモンソースNCSにビット線7の大きな容量
が接続するため、開く途中のコモンソースNCSがもと
に戻されようとしてしまう。従って、これを防ぐタイミ
ングでVBBオーバードライブを行う必要がある。
【0041】そこで、実際には、図4に示すように、オ
ーバードライブ用のNMOSトランジスタMC2のオン
のタイミングをコモンソースNCSが電圧VSSに到達
する前に行う。これは、センスアンプSAのオンによる
ビット線7とのチャージシェアによりコモンソースNC
Sがもとに戻されるのを防ぐためである。
【0042】また、VBBオーバードライブのオン後も
コモンソース駆動用のNMOSトランジスタMNをオン
のままの状態とする。これは、コンデンサCの電圧VS
S以下の電位はコモンソースNCSがもとに戻されるの
を防ぐ過程で電圧VSSになるので(図2のコンデンサ
Cの容量値は大きくできないため)、コモンソースNC
Sが電圧VSS以下になることはないためである。
【0043】さらに、コモンソースNCSが電圧VSS
とつながれたままになっているので、コモンソース駆動
用のNMOSトランジスタMNをオフする方式(図3)
より早く、L側のビット線7を電圧VSSのレベルに到
達させることができるようにするためである。
【0044】これにより、実際には図4のようなタイミ
ングに基づいて、VBBオーバードライブのオン後もコ
モンソース駆動用のNMOSトランジスタMNをオンの
ままの状態にして、コンデンサCとコモンソースNCS
の配線容量とのチャージシェアにより、L側のビット線
7を非オーバードライブ時より早く電圧VSSのレベル
に到達させることができる。
【0045】従って、本実施の形態1によれば、コモン
ソース駆動用のNMOSトランジスタMNのコモンソー
スNCSに、オーバードライブ用のNMOSトランジス
タMC2、コンデンサCの電圧VBBへのプリチャージ
用のNMOSトランジスタMC1を接続し、センスアン
プSAのL側のオーバードライブに使用することによ
り、ビット線7のL側の開きを高速化することができる
ので、アクセス速度の向上が可能となる。これは、セン
スアンプSAのしきい値Vthにバックバイアスがかか
らないことによるものである。
【0046】また、本実施の形態1のように、オーバー
ドライブのためにコンデンサCを使用する場合には、オ
ーバードライブ用のNMOSトランジスタMC2のウェ
ル領域W1を電圧VBBとする他に、このオーバードラ
イブ用のNMOSトランジスタMC2とセンスアンプS
Aのウェル領域W2を電圧VBBとすることも可能であ
り、この場合には、ウェル分離領域が不要となるために
レイアウト面積を縮小することができる。
【0047】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2である半導体記憶装置に用いられるセンス回路を示
す回路図である。
【0048】本実施の形態2の半導体記憶装置は、前記
実施の形態1と同様にダイナミック形のメモリセルを用
い、メモリセルアレイ、行デコーダ、列デコーダ、入出
力制御回路および入出力インタフェース回路から構成さ
れるDRAMとされ、前記実施の形態1との相違点は、
コンデンサを使用しないオーバードライブ方式とする点
である。
【0049】すなわち、本実施の形態1においては、入
出力制御回路に含まれるセンス回路9aが図5のような
回路構成となっており、ソースが電圧VSS(第1電
圧)に接続されたNMOSトランジスタMNのコモンソ
ースNCS側のドレインに、オーバードライブ用のNM
OSトランジスタMC3のドレインが接続され、またソ
ースは電圧VSSより低い電圧VBB(第2電圧)に接
続され、さらにゲートにはオーバードライブのための制
御信号が入力される。
【0050】また、このセンス回路9aにおいては、オ
ーバードライブ時間がプロセスばらつきによって設計値
より長くなった時、コモンソースNCSが電圧VSSか
らビルトイン・ポテンシャルより大きく低くなり、ラッ
チアップの起こる可能性があるために、ウェハプロセス
工程において、オーバードライブ用のNMOSトランジ
スタMC3とセンスアンプSAのウェル領域W2までウ
ェル電位を電圧VBBにしておく必要がある。
【0051】よって、本実施の形態2においても、セン
スアンプSAをオンした後、オーバードライブ用のNM
OSトランジスタMC3をオンして、NMOSトランジ
スタMNのコモンソースNCSを電圧VBBに接続して
オーバードライブすることにより、ビット線7のL側の
開きを高速化することができる。
【0052】従って、本実施の形態2によれば、コモン
ソース駆動用のNMOSトランジスタMNのコモンソー
スNCSに、オーバードライブ用のNMOSトランジス
タMC3を接続し、センスアンプSAのL側のオーバー
ドライブに使用することにより、ビット線7のL側の開
きを高速化することができるので、アクセス速度の向上
が可能となり、またオーバードライブ用のNMOSトラ
ンジスタMC3とセンスアンプSAのウェル領域W2を
電圧VBBとすることにより、ウェル分離領域が不要と
なるので、レイアウト面積を縮小することも可能とな
る。
【0053】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態1および2に基づき具体的に説明したが、
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言
うまでもない。
【0054】たとえば、前記実施の形態のような概念
は、既存の技術であるワード線昇圧方式、アレイ降圧方
式、さらにブーストレスネガティブワード方式などにも
適用可能であり、以下においてそれぞれの方式に本発明
の概念を適用した場合を簡単に説明する。
【0055】すなわち、ワード線昇圧方式においては、
図6に示すようにワード線を電圧VSSから電圧VCC
を昇圧した、たとえば3.7Vの電圧VCHで駆動させ、
またビット線を電圧VMPからP側が電圧VCC、L側
が電圧VSSで駆動させる技術であるので、前記実施の
形態と同様にビット線のL側を電圧VBBにより駆動し
てオーバードライブすることにより、ビット線のL側の
開きを高速化することができる。
【0056】また、アレイ降圧方式においては、図7に
示すようにワード線を電圧VSSから電圧VCCで駆動
させ、またビット線を電圧VMPからP側が電圧VCC
を降圧した電圧VDL、L側が電圧VSSで駆動させる
技術であるので、ビット線のL側を電圧VBBにより駆
動してオーバードライブすることにより、ビット線のL
側の開きを高速化することができる。
【0057】さらに、ブーストレスネガティブワード方
式においても、図8に示すようにワード線を電圧VSS
を降圧した電圧VBBから電圧VCCで駆動させ、また
ビット線を電圧VMPからP側が電圧VCCを降圧した
電圧VDL、L側が電圧VSSで駆動させる技術である
ので、ビット線のL側を電圧VBBにより駆動してオー
バードライブすることにより、ビット線のL側の開きを
高速化することができる。
【0058】以上のように、本発明は、ワード線昇圧方
式、アレイ降圧方式、ブーストレスネガティブワード方
式などのように、ビット線のL側が電圧VSSであり、
基板逆バイアスの電圧VBBを用いる全てのアレイ電圧
制御方式に広く適用可能である。
【0059】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその属する技術分野である半導体記憶
装置のDRAMに適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、たとえばダイナミックア
ンプを用いた低電圧回路全般についても広く適用可能で
ある。
【0060】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0061】(1).NMOSトランジスタのコモンソース
に、容量素子、オーバードライブ用MOSトランジスタ
およびプリチャージ用MOSトランジスタを接続し、セ
ンスアンプのオンの後、NMOSトランジスタのコモン
ソースを電圧VSSより低い電圧VBBに接続してオー
バードライブすることで、ビット線のL側の開きを高速
化することができるので、アクセス速度の向上が可能と
なる。
【0062】(2).オーバードライブ用MOSトランジス
タおよびセンスアンプのウェル領域を電圧VBBに形成
する場合には、ウェル分離領域が不要となるので、レイ
アウト面積の縮小が可能となる。
【0063】(3).NMOSトランジスタのコモンソース
にオーバードライブ用MOSトランジスタのみを接続
し、オーバードライブ用MOSトランジスタおよびセン
スアンプのウェル領域を電圧VBBに形成する場合に
は、容量素子およびプリチャージ用MOSトランジスタ
を不要として、ビット線のL側の開きを高速化すること
によってアクセス速度の向上が可能になるとともに、ウ
ェル分離領域が不要となることによってレイアウト面積
の縮小が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体記憶装置を
示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体記憶装置に用い
られるセンス回路を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態1において、センス回路に
よるVBBオーバードライブ方式を示す動作波形図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態1において、センス回路に
よるVBBオーバードライブ方式の変形例を示す動作波
形図である。
【図5】本発明の実施の形態2である半導体記憶装置に
用いられるセンス回路を示す回路図である。
【図6】本発明のVBBオーバードライブ方式が適用さ
れるワード線昇圧方式を示す動作波形図である。
【図7】本発明のVBBオーバードライブ方式が適用さ
れるアレイ降圧方式を示す動作波形図である。
【図8】本発明のVBBオーバードライブ方式が適用さ
れるブーストレスネガティブワード方式を示す動作波形
図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 行デコーダ 3 列デコーダ 4 入出力制御回路 5 入出力インタフェース回路 6 ワード線 7 ビット線 8 メモリセル 9,9a センス回路 SA センスアンプ MP PMOSトランジスタ MN NMOSトランジスタ PCS,NCS コモンソース A 接続ノード C コンデンサ(容量素子) MC1 NMOSトランジスタ(プリチャージ用) MC2,MC3 NMOSトランジスタ(オーバードラ
イブ用) W1,W2 ウェル領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、メモリセルアレイの選択さ
    れたメモリセルからビット線を介して読み出したデータ
    を増幅するセンスアンプと、このセンスアンプの動作を
    制御するPMOSトランジスタおよびNMOSトランジ
    スタとを含み、前記PMOSトランジスタのコモンソー
    ス側および前記NMOSトランジスタのコモンソース側
    が前記センスアンプに接続されている半導体記憶装置で
    あって、第1電圧に接続された前記NMOSトランジス
    タのコモンソースに、前記第1電圧に接続された容量素
    子を介してオーバードライブ用MOSトランジスタが接
    続され、このオーバードライブ用MOSトランジスタと
    前記容量素子との接続点に、前記第1電圧より低い第2
    電圧に接続されたプリチャージ用MOSトランジスタが
    接続され、かつ前記オーバードライブ用MOSトランジ
    スタのウェル領域が前記第2電圧に形成されていること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、メモリセルアレイの選択さ
    れたメモリセルからビット線を介して読み出したデータ
    を増幅するセンスアンプと、このセンスアンプの動作を
    制御するPMOSトランジスタおよびNMOSトランジ
    スタとを含み、前記PMOSトランジスタのコモンソー
    ス側および前記NMOSトランジスタのコモンソース側
    が前記センスアンプに接続されている半導体記憶装置で
    あって、第1電圧に接続された前記NMOSトランジス
    タのコモンソースに、前記第1電圧に接続された容量素
    子を介してオーバードライブ用MOSトランジスタが接
    続され、このオーバードライブ用MOSトランジスタと
    前記容量素子との接続点に、前記第1電圧より低い第2
    電圧に接続されたプリチャージ用MOSトランジスタが
    接続され、かつ前記オーバードライブ用MOSトランジ
    スタおよび前記センスアンプのウェル領域が前記第2電
    圧に形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体記憶装置
    であって、前記プリチャージ用MOSトランジスタをオ
    ンして前記容量素子を前記第2電圧にプリチャージし、
    さらに前記センスアンプをオンした後に前記オーバード
    ライブ用MOSトランジスタをオンして、前記第2電圧
    により前記センスアンプをオーバードライブすることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、メモリセルアレイの選択さ
    れたメモリセルからビット線を介して読み出したデータ
    を増幅するセンスアンプと、このセンスアンプの動作を
    制御するPMOSトランジスタおよびNMOSトランジ
    スタとを含み、前記PMOSトランジスタのコモンソー
    ス側および前記NMOSトランジスタのコモンソース側
    が前記センスアンプに接続されている半導体記憶装置で
    あって、第1電圧に接続された前記NMOSトランジス
    タのコモンソースに、前記第1電圧より低い第2電圧に
    接続されたオーバードライブ用MOSトランジスタが接
    続され、かつ前記オーバードライブ用MOSトランジス
    タおよび前記センスアンプのウェル領域が前記第2電圧
    に形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記センスアンプをオンした後に前記オーバードラ
    イブ用MOSトランジスタをオンして、前記第2電圧に
    より前記センスアンプをオーバードライブすることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の半
    導体記憶装置であって、前記第1電圧は接地電圧であ
    り、かつ前記第2電圧は負電圧であることを特徴とする
    半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100551070B1 (ko) * 2000-12-30 2006-02-10 주식회사 하이닉스반도체 전류효율과 안정성을 향상시킨 센스앰프 오버드라이브 회로
US7042781B2 (en) 2003-10-31 2006-05-09 Hynix Semiconductor Inc. Semiconductor memory device for reducing write recovery time

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KR100551070B1 (ko) * 2000-12-30 2006-02-10 주식회사 하이닉스반도체 전류효율과 안정성을 향상시킨 센스앰프 오버드라이브 회로
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