JPH10275244A - アニメーション表示方法、及びアニメーション表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

アニメーション表示方法、及びアニメーション表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10275244A
JPH10275244A JP9359041A JP35904197A JPH10275244A JP H10275244 A JPH10275244 A JP H10275244A JP 9359041 A JP9359041 A JP 9359041A JP 35904197 A JP35904197 A JP 35904197A JP H10275244 A JPH10275244 A JP H10275244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーフレーム補間方式のコンピュータアニメ
ーションにおいて、CPU速度や1フレーム当りの描画
量に依存せずに、一定時間の再生をできるようにする。 【解決手段】 表示時刻を特定する情報を有する複数の
キーフレーム情報を準備し、現在の表示時刻を得て(S
4)、この表示時刻の前後のキーフレーム情報を選択し
(S5)、これらキーフレーム情報に含まれた対応の図
形情報の間で所定の補間演算を行って、この表示時刻で
表示される図形情報を作成し(S8,S9)、この図形
情報に基づきフレームを描画する(S10)。1つのフ
レームの描画処理が完了すると、次のフレームの描画処
理を開始するようにするのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いて図形のアニメーションを再生するアニメーション再
生方法に関し、特に、時系列内のキーとなるフレーム
(キーフレーム)の画像をもとにして、キーフレーム間
の画像を実時間で生成して再生するアニメーションの再
生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いたアニメーションの
再生方法として、時系列中のすべてのフレームの画像で
はなく、キーとなる時刻におけるフレームの画像の座標
データをもとにして、キーフレーム間のフレームを生成
してアニメーションを再生する方法がある。
【0003】図19を参照して、特開昭60−1913
66号公報において提案された従来の方法について説明
する。この方法では、アニメーションのすべてのフレー
ムの画像を記憶しておくわけではなく、特定のキーフレ
ームの画像のみを予め記憶しておく。図19に示す図形
362および364がそうしたキーフレームの図形であ
り、これらが互いに時間軸上で隣接したキーフレームに
属する図形であるものとする。特開昭60−19136
6号公報では、この隣接するキーフレームの図形362
および364の間の時間をn等分し、中間フレーム36
6、368および370(n=3と想定する。)の画像
の中の対応する各点を、キーフレーム内の対応する画像
図形362および364の間での線形補間によって求め
る。こうして、図19において矢印で示される方向に時
間軸が進むものとすれば、まず図形362を含むキーフ
レームが、続いて中間の図形366、368および37
0をそれぞれ含む3つの中間フレームが、最後に図形3
64を含むキーフレームが表示されてアニメーションが
再生されることになる。図形364を含むキーフレーム
を表示した後は、このキーフレームと、この次のキーフ
レームとの間で同様の補間計算を行ってアニメーション
再生が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなアニメーシ
ョン再生方法は、アニメーション再生のために必要とさ
れるデータ量が、すべてのフレームの情報を持つ場合と
比較して遙かに少なくてすむという利点がある。従来は
このようなアニメーション再生方法を実現するのは困難
であったが、近年のCPU(中央演算処理装置)の処理
能力の向上により、実現されようとしている。しかし、
この方法では中間フレームをCPUが演算により生成し
ているために、次のような問題点がある。
【0005】図20を参照して、3つのフレーム382
〜386が、上述した従来の方法における中間フレーム
に相当する場合を想定する。各フレームについて、描画
に要する時間を0.1秒とする。すなわちこの3つのフ
レームを再生するのには、合計で0.3秒を必要とす
る。このアニメーションを、音声と並行として実時間で
再生しようとすると次のような問題が生ずる。
【0006】第1の問題点は、アニメーション作成時の
想定よりも処理速度の遅いCPUでこのアニメーション
を再生しようとした場合に生ずる。この場合には、図2
1に示すように、1フレームを描画するのに要する時間
が0.1秒より長く、たとえば0.12秒を要する。そ
のためフレーム392〜396を順に再生していくと、
再生時間が想定よりも長くかかることになり、しかも最
初に想定された再生時間との遅れが徐々に大きくなる。
一方で音声は、最初に想定された時間で再生される。結
果として、表示される図形の動きと音声とのずれが次第
に大きくなる。たとえば図21に示されるようにフレー
ム392、394および396と進むに従って、画面に
再生される人物の口の形と音声とが合わないようになっ
てしまう。
【0007】第2の問題点は、第1の問題点とは逆に、
アニメーション作成時の想定よりも処理能力の高いCP
Uでこのアニメーションを再生しようとした場合に生ず
る。この場合図22に示されるように、フレーム40
2、404および406の各々を描画するのに要する時
間が0.1秒よりも短く、たとえば0.06秒しか要し
ないことがあり得る。そのためアニメーションの再生時
間が、アニメーション作成時の想定よりも短くなる。音
声の再生速度が一定であるとすれば、図22に示される
場合にも、動きと音声とのずれが生じる。この場合には
アニメーションの動きの方が音声よりも早くなる。
【0008】以上述べたのはCPUの処理能力の相違に
より生ずる問題であった。しかしこのような問題は、各
フレームごとに必要とされる描画量の変動によっても生
じる。たとえば図23を参照して、フレーム412、4
14および416と、時間軸上を進むに従って、描画さ
れる図形が大きくなる場合を考える。こうした場合、図
形が大きくなるほど描画に要する時間が長くなる。たと
えばフレーム412の描画には0.1秒、フレーム41
4の描画には0.11秒、およびフレーム416の描画
には0.12秒を要するものとする。この場合にも、フ
レーム414では0.01秒の遅れが生じ、フレーム4
16では0.01+0.02=0.03秒の描画の遅れ
が生じる。したがってこの場合にも、各フレームの再生
タイミングが音声の再生タイミングとずれてしまう。
【0009】このように音声と画面との同期に関する問
題点を解決するために、先頭フレームを基準として、各
フレームの描画処理の開始時刻を決めておくという方式
も考えられる。しかしこの方式では次のような問題点が
生ずる。この場合にも図20に示される例を想定する。
【0010】まず図24を参照して、CPUの処理能力
が、想定されたものよりも低い場合を考える。この場
合、たとえば3つのフレーム422、424および42
6の各々について割当てられた描画時間は0.1秒と定
まっている。CPUの処理速度が遅いと、この与えられ
た描画時間中にすべての描画を完了することができない
場合がある。すると、図24のフレーム422、424
または426に示されるように、各フレームが不完全な
まま次のフレームの描画が始まってしまうという問題が
生じる。
【0011】逆にCPUの処理能力が想定された処理能
力よりも高い場合には次のような問題が生ずる。図25
を参照して、各フレーム432、434および436を
処理能力の高いCPUで再生すると、たとえば各フレー
ムの描画に要する時間が0.06秒しか必要としないこ
とになる。各フレームの描画に割当てられた時間は0.
1秒ずつである。したがって各フレームについて、描画
処理が終了した後0.04秒の休止時間が生じることに
なる。この間にはCPUは遊んでしまう。CPUの処理
能力を最大限に生かせば、図25に示されるような3枚
のフレーム432、434および436だけではなく、
図25に示されるように、たとえば5枚のフレーム44
2、444、446、448および450を再生するこ
とが可能なはずである。単位時間中に再生されるフレー
ム数が多いほどアニメーションの動きが滑らかとなるこ
とから、図25に示されるような休止時間の発生をでき
るだけ避け、図26に示されるような再生が行なえるよ
うにした方が好ましい。
【0012】また、このようなアニメーションの再生で
処理すべき対象としては、図形の位置および大きさだけ
ではなく、たとえば図形の色彩、透明度、図形を構成す
る線の太さ、たとえば図形を構成する線が破線である場
合の、描画部分と非描画部分との比率、文字を表示する
場合のフォントサイズなどについても適用できれば好ま
しい。また、単一の図形だけではなく、一群の基本図形
からなる図形群の移動についても同様の処理を行なえる
と望ましい。これはグループの表示上の縮尺比率につい
ても同様である。さらに、キーフレームから中間フレー
ムを生成する際に、単純な動きだけではなく時間の進行
に対して特定の変化を持たせたアニメーション再生を行
なえるようにできれば、より好ましい。
【0013】それゆえに請求項1に記載の発明および請
求項2に記載の発明の目的は、アニメーションの再生速
度を一定に保ちつつ、可能な限り多いフレーム数で、キ
ーフレーム間の中間フレームを生成してアニメーション
を再生することができるアニメーション再生方法を提供
することである。
【0014】請求項3〜10に記載の発明の目的は、請
求項1または2に記載の発明の目的に加えて、それぞれ
図形の特徴点の時系列変化、図形の色彩の時系列変化、
図形の透明度の時系列変化、図形を構成する線の太さの
時系列変化、図形を構成する線の、描画部分と非描画部
分との比率の時系列変化、図形が文字である場合のフォ
ントサイズの時系列変化、図形が、図形群である場合
に、その図形群の基準点の時系列変化、同じく図形群の
表示上の縮尺比率の時系列変化、をアニメーション表示
することができるアニメーション再生方法を提供するこ
とである。
【0015】請求項11〜13に記載の発明の目的は、
請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、アニメ
ーションの動きに変化を与えることができるアニメーシ
ョン再生方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るアニメーション表示方法は、コンピュータプログラ
ムを用いて図形のアニメーションを表示装置上に表示す
るためのものであって、各々が、表示時刻を特定するた
めの情報と、当該表示時刻に表示フレーム内に表示され
るべき図形の特徴を特定するための図形情報とを含む、
複数のキーフレーム情報をメモリ内に準備するステップ
と、現在の表示時刻を得るステップと、上記した複数の
キーフレーム情報のうち、得られた表示時刻の前後の表
示時刻をそれぞれ有する少なくとも2つのキーフレーム
情報を選択するステップと、この少なくとも2つのキー
フレーム情報にそれぞれ含まれる対応の図形情報の間で
所定の補間計算を行なうことにより、当該得られた表示
時刻において表示されるべき図形情報を作成するステッ
プと、作成された図形情報に基づいて、当該得られた表
示時刻におけるフレームを描画するステップと、上記し
た現在の表示時刻を得るステップと、選択するステップ
と、作成するステップと、表示するステップとを、所定
時刻が経過するまで繰返すステップとを含んでいる。
【0017】予め、複数のキーフレーム情報がメモリ内
に準備された後、以下の繰返しが行なわれる。まず現在
の表示時刻を得る。そしてこの前後の2つのキーフレー
ム情報を選択する。これら2つのキーフレーム情報に含
まれる対応の図形情報の間で所定の補間演算を行なっ
て、得られた表示時刻において表示されるべき図形情報
を作成し描画する。1フレームをすべて描画しなければ
次のフレームの図形情報の作成を行なわないので、各フ
レームを完全に描画することができる。また予め表示時
刻が定められているわけではないので、処理能力の高い
CPUの場合には多数の中間フレームを、処理能力の低
いCPUでは少数の中間フレームを作成することにな
り、CPUの能力に応じたアニメーション表示を行なう
ことができる。
【0018】請求項2に記載の発明に係るアニメーショ
ン表示方法は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、
複数のキーフレーム情報が、先頭に表示されるべきフレ
ームに関する先頭キーフレーム情報を含んでいる。そし
てこのアニメーション表示方法はさらに、アニメーショ
ン表示の開始時に、先頭キーフレーム情報に基づいて先
頭のフレームを表示するステップを含む。また現在の表
示時刻を得るステップは、1つのフレームの描画処理が
完了したことに応答してタイマを参照し、その時点での
タイマの値を表示時刻として得るステップを含んでい
る。
【0019】先頭のフレームの描画処理が完了すると、
その完了に応答して次のフレームの表示時刻が得られ
る。この表示時刻でのフレームの描画が完了すると、そ
の完了に応答してさらに次の表示時刻が得られる。この
ようにして次々とあるフレームの描画処理が完了すると
その完了の時点の表示時刻でのフレームの作成と描画が
繰返し行なわれるので、遊び時間がなく、CPUの能力
を最大限に利用することができる。
【0020】請求項3〜請求項10に記載の発明は、請
求項1または2に記載の発明の構成に加えて、図形情報
が、図形の特徴点の座標情報、図形の色彩情報、図形の
透明度の情報、図形を構成する線の太さの情報、図形を
構成する線の、描画部分と非描画部分との比率の情報、
文字フォントの大きさ、図形群の基準点の座標、図形群
の表示上の縮尺比率をそれぞれ含んでいる。こうした図
形情報の間での補間演算で中間フレームでの図形情報を
作成し描画することにより、図形の変形または移動、図
形の色彩の変化、図形の透明度の変化、図形の線の太
さ、図形を構成する線の破線の態様、文字フォントの大
きさ、図形群の移動、図形群の表示上の縮尺比率の変化
を含んだアニメーションを作成することができる。
【0021】請求項11に記載の発明に係るアニメーシ
ョン表示方法は、請求項1または2に記載の発明の構成
に加えて、作成するステップが、2つのキーフレーム情
報にそれぞれ含まれる対応の図形情報の間で所定の線形
計算により補間計算を行なうステップと、この補間計算
により得られた図形情報を、予め定められた変換方法に
より変換するステップとを含む。
【0022】一旦線形計算による補間計算で生成された
図形情報にさらに変換を行なうことで、たとえば加速度
を伴った動きなど、時間に対して非直線の動きを表現す
ることが可能となる。すなわち、アニメーションにおい
て、時間軸上で変化をつけることが可能になる。
【0023】請求項12に記載の発明に係るアニメーシ
ョン表示方法は、請求項11に記載の発明の構成に加え
て、アニメーションの表示の開始に先立って、図形情報
を変換するためのテーブルを準備するステップをさらに
含んでいる。そして変換するステップは、作成するステ
ップで作成された図形情報に対応する変換後の図形情報
を、上記したテーブルからルックアップするステップを
含む。
【0024】このように、一旦補間計算により作成され
た図形情報を、テーブルを用いて変換し変換後の図形情
報によってアニメーションを表示することで、時間軸上
の恣意的な変化をアニメーション上で実現することがで
きる。
【0025】請求項13に記載の発明に係るアニメーシ
ョン表示方法は、請求項11に記載の発明の構成に加え
て、変換するステップが、作成するステップで作成され
た図形情報を所定の関数の変数に代入し、この関数の値
を変換後の図形情報とするステップを含んでいる。
【0026】線形計算による補間計算で得られた図形情
報を、さらに所定の関数の変数に代入して変換するの
で、線形でない動きをもアニメーション上で実現するこ
とができる。さらにそのために必要なデータ量は少なく
て済むという特徴がある。
【0027】請求項14に記載の発明に係るアニメーシ
ョン表示方法は、請求項12に記載の発明の構成に加え
て、前記テーブルからルックアップするステップは、前
記変換するためのテーブルは、識別するための番号を持
ち、前記図形情報は、前記テーブルに対応づけるための
番号を持つと共に、あらかじめ図形ごとに個別に対応づ
けられたテーブルからルックアップするステップを含ん
でいる。
【0028】変換テーブルを複数個準備し、それぞれの
図形情報に付加されたテーブル番号によって、それぞれ
異なる変換テーブルからルックアップするステップを含
んでいる。これにより、2つだけのキーフレーム間で、
それぞれの図形に、より複雑な動きを表現させることが
可能となる。さらにそのために多数のキーフレーム作成
の手間を軽減し、必要なデータ量は少なくて済むという
特徴がある。
【0029】請求項15に記載のアニメーション表示プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、コンピュータプログラムを用いて図形のアニメー
ションを表示装置上に表示するためのアニメーション表
示プログラムを記録した記録媒体であって、各々が、表
示時刻を特定するための情報と、当該表示時刻に表示フ
レーム内に表示されるべき図形の特徴を特定するための
図形情報とを含む、複数のキーフレーム情報をメモリ内
に準備するステップと、現在の表示時刻を得るステップ
と、前記複数のキーフレーム情報のうち、得られた表示
時刻の前後の表示時刻をそれぞれ有する少なくとも2つ
のキーフレーム情報を選択するステップと、前記少なく
とも2つのキーフレーム情報にそれぞれ含まれた対応の
図形情報の間で所定の補間計算を行なうことにより、当
該得られた表示時刻において表示されるべき図形情報を
作成するステップと、作成された図形情報に基づいて、
当該得られた表示時刻におけるフレームを表示装置上に
表示するステップと、前記現在の表示時刻を得るステッ
プと、前記選択するステップと、前記作成するステップ
と、前記表示するステップとを、所定時刻が経過するま
で繰返すステップとを実現するためのアニメーション表
示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体であることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本願発明のアニ
メーション表示方法はコンピュータ30により実現され
る。コンピュータ30は、所定のプログラムを実行する
ことにより本願発明の各ステップの処理を実現するため
のCPU32と、CPU32がアニメーション画像を書
込むグラフィックメモリ36と、グラフィックメモリ3
6上の画像を表示するためのディスプレイ画面38と、
CPU32に接続されたメモリ34と、時刻に関する情
報をCPU32が得るためのタイマ40とを含んでい
る。メモリ34は、複数のキーフレーム情報を記憶する
キーフレーム情報記憶部42と、CPU32が実行す
る、本願発明のアニメーション表示方法を実現するため
のプログラム情報を記憶するプログラム情報記憶部44
とを含んでいる。
【0031】図2を参照して、キーフレーム情報記憶部
42は、複数個のキーフレーム情報62、64および6
6を含んでいる。なお通常キーフレームの数はこれより
も多いが、この例では説明を簡略にするためにキーフレ
ームとして3つの場合のみを考えることとする。
【0032】たとえば第1のキーフレーム情報62は、
第1のキーフレームが表示されるべき時刻を特定するた
めの情報、すなわちアニメーションの表示開始から第1
のキーフレーム表示までの予定経過時間72と、予定経
過時間72の経過後にフレーム上に表示されるべき図形
の特徴を特定するための図形情報74、78および82
とを含んでいる。第1のキーフレーム62が表示される
のはアニメーションの開始時であるため、第1のキーフ
レームでは予定経過時間=0である。各図形情報74、
78および82はそれぞれ、後述する第2のキーフレー
ムの対応する図形が格納された領域へのポインタ76、
80および84を有している。図形情報の内容について
は図5を参照して後述する。
【0033】同様にして第2のキーフレーム情報64
は、予定経過時間92と、図形情報94、98、102
および106とを含んでいる。第1のキーフレーム情報
62の図形情報74、78および82のポインタ76、
80および84はそれぞれ、第2のキーフレーム64の
図形情報94、98および102の領域の先頭を指し示
している。同様にして第2のキーフレーム情報64の図
形情報94、98、102および106はポインタ9
6、100、104および108を有している。これら
のうちポインタ96、100および108は、後述する
第3のキーフレーム66の対応する図形情報の領域の先
頭を指し示している。第3の図形情報102のポインタ
104は、キーフレームが終端であることを示す値を格
納している。
【0034】同様にして第3のキーフレーム情報66
は、予定経過時間112と、図形情報114、118お
よび122とを含んでいる。第2のキーフレーム情報6
4のポインタ96、100および108はそれぞれ、こ
の第3のキーフレーム情報66の図形情報114、11
8および122の領域の先頭を指し示している。図形情
報114、118および122はそれぞれポインタ11
6、120および124を有しているが、本例ではこの
第3のキーフレームが最終フレームであるものと仮定し
ているので、これらポインタはいずれも終端であること
を示す値を格納している。
【0035】図2に示されるキーフレーム情報62、6
4および66が表わすアニメーションの概略を図3に示
す。図3を参照して、このアニメーションは、画面13
0内を、三角形132が移動するものである。この三角
形132は、図3に示されるように画面130の左上か
ら中央上部に1秒かけて平行移動し、さらにそこから画
面130の右下位置に1.5秒をかけて平行移動するも
のとする。図3において実線で示されている三角形は、
それぞれ図2に示される第1のキーフレーム情報62、
第2のキーフレーム情報64および第3のキーフレーム
情報66によって特定される図形の形状および位置を示
している。既に述べたように第1のキーフレーム62の
予定経過時間は0である。第2のキーフレームで表示さ
れる三角形位置まで三角形132が移動する所要時間が
1秒、さらにそこから第3のキーフレーム上で三角形1
32が表示される位置までの所要時間が1.5秒である
から、図2に示される第2のキーフレーム64の予定経
過時間92は「1秒」であり、第3のキーフレーム66
の予定経過時間112は「1+1.5=2.5秒」であ
る。
【0036】図4(a)、(b)および(c)にそれぞ
れ、図2に示されるキーフレーム情報62、64および
66によって特定されるキーフレームを示す。これら各
キーフレームにおける三角形132の位置については既
に述べたとおりである。
【0037】図5を参照して、図2に示されるキーフレ
ーム情報62、64および66の内容について、説明す
る。この場合図3に示されるように、表示される図形は
三角形132の1つであるから、図形情報としては1番
目の図形情報74、94および114(図2参照)のみ
を想定する。図5(a)を参照して、第1のキーフレー
ム情報62の意味は次のとおりである。
【0038】「第1のキーフレームに対応する予定経過
時間は0秒である。この第1のキーフレームの中には、
図形情報74により特定される第1の図形が存在す
る。」 この第1の図形情報74の意味は、図5(a)に示され
る例では次のとおりである。
【0039】「第1の図形は、3個の点を持つ閉多角形
である。すなわちこの図形は三角形である。三角形の3
頂点の座標はそれぞれ(1,2)(2,3)(1,4)
である。この第1の図形に対応する図形は、第2のキー
フレームの中にも存在しており、その図形情報は、図5
(b)に示される第2のキーフレーム情報64内の第1
の図形情報94である。」 同様にして図5(b)の第2のキーフレーム情報64の
意味は次のとおりである。
【0040】「第2のキーフレームに対応する予定経過
時間は1秒である。第2のキーフレームの中には第1の
図形が存在し、その図形情報は図形情報94である。こ
の図形情報94により特定される図形は、第1のキーフ
レーム情報62内の第1の図形情報74により特定され
る図形と連続している。図形情報94により特定される
図形は、三角形であり、その3頂点の座標は(5,2)
(6,3)(5,4)である。第1の図形に対応する図
形が第3のキーフレーム内にも存在しており、その位置
はポインタ96により示されている。」 第3のキーフレーム情報66の意味は次のとおりであ
る。
【0041】「第3のキーフレームに対応する予定経過
時間は2.5秒である。第3のキーフレームには図形情
報114により特定される図形が存在しており、その図
形は三角形である。その三角形の3頂点の座標はそれぞ
れ(10,6)(11,7)および(10,8)であ
る。この図形は、第2のキーフレームの第1の図形から
連続しているが、この第3のキーフレームで途切れてい
る。」 図1に示されるプログラム情報記憶部44により記憶さ
れており、CPU32により実行されることにより、特
許請求の範囲に記載された各ステップの機能を実現する
プログラムの制御の流れについて図6を参照して説明す
る。まずステップS1においてタイマ40(図1参照)
が初期化される。本実施の形態では、初期化によりタイ
マ40の値が0にリセットされる。他の形態として、タ
イマ40は連続的に動作しており、この初期化時のタイ
マ40の値がメモリ34上の所定の領域に複写されて、
以後の処理の基準値を示す値として利用されてもよい。
【0042】なお通常は、図6に示される処理に先立っ
て、キーフレーム情報が、図1に示されないハードディ
スクなどの外部記憶装置からメモリ34のキーフレーム
情報記憶部42内にロードされる。
【0043】続いてステップS2で、図5(a)に示さ
れる第1のキーフレーム情報62に基づき、1枚目のキ
ーフレーム(図4(a))がグラフィックメモリ36
(図1参照)上に描画される。ディスプレイ画面38
(図1参照)は、グラフィックメモリ36に書込まれた
第1のキーフレームを表示する。
【0044】ところで、グラフィックメモリ36に図形
を描画しその図形をディスプレイ画面38に描画する場
合、描画対象となるメモリ領域と、表示中のデータが格
納されているメモリ領域とを別にする方が、画面のちら
つきを少なくできることが知られている。これを実現す
るためには2通りの方法が通常行なわれている。1つ
は、汎用メモリ上の領域をビットマップとみなしてここ
に図形を描画した後、描画された領域のデータをグラフ
ィックメモリに高速に転送する方法である。他の1つ
は、グラフィックメモリを2画面分用意し、この2画面
の双方に対して交互に図形を描画するとともに、描画が
完了した領域の画面のみをディスプレイ画面に表示する
という方法である。ここでは、いずれの方法を用いても
よい。どちらの方法を使用するにあたっても、そのため
の特有の処理を行なう必要があるが、それらは当業者の
知識の範囲内であるから、ここではその詳細についは繰
返さない。
【0045】次にステップS3で、キーフレーム番号を
格納するための作業用レジスタiに初期値1を設定す
る。以後、各レジスタxの値を「変数x」と呼ぶことと
する。ステップS4で、変数tに、ステップS1からの
経過時間を格納する。図6に示されるように、ステップ
S1でタイマを初期化してから、ステップS2およびS
3の処理を行なっているので、ステップS4時点での経
過時間は0ではない。実際には、ステップS2およびS
3のうち、ステップS2で行なわれる描画処理が最も複
雑な処理であるから、経過時間の大部分をステップS2
の処理時間が占めている。
【0046】以後、i番目のキーフレームの予定経過時
間をPi と呼ぶこととする。ステップS5で、i+1番
目のキーフレーム(i=1であれば2番目のキーフレー
ム)の経過時間が変数t以下であるか否かについて判断
を行なう。i=1の場合、Pi+1=P2=1秒である(図
5(b))。この条件が成立すれば制御はステップS6
に、成立しなければ制御はステップS8にそれぞれ進
む。仮にステップS5の処理が最初に行なわれるとき
(i=1)のtの値が0.3秒とする。この値と、図5
(b)に示される第2のキーフレーム情報64内での予
定経過時間の情報(=1秒)とが比較される。この場合
には条件は成立しないので制御はステップS8に進むこ
とになる。
【0047】ステップS8では、次に描画すべきフレー
ムの位置づけを示す値hが次の式により計算される。
【0048】
【数1】
【0049】この場合の値hの示す位置を図解すると図
7のようになる。図7に示されるように、t=0.3
は、時間軸上で、第1のキーフレームの表示される時刻
と、第2のキーフレームが表示される時刻との間であっ
て、第1のキーフレームが表示される時刻から第2のキ
ーフレームが表示される時刻に向かって30%の位置に
相当する。そこで値hがこのtの位置づけを示してお
り、「次に描画すべき中間フレームの、時間軸上での位
置づけ」を示しているものとする。
【0050】i=1の場合であって、かつ上述のように
t=0.3と仮定すると、Pi=0、Pi+1=1であるか
ら、h=0.3となる。
【0051】続いてステップS9で、変数hで特定され
る時点に対応する中間フレームの各図形の各特徴値の座
標が次のように計算される。これら各座標値を含めてi
番目のキーフレームのすべての図形のパラメータをQi
と表わし、i+1番目のキーフレームでの対応するパラ
メータをQi+1と表わすと、パラメータQiとパラメータ
i+1に対応するパラメータをRとすると、Rは次のよ
うにして計算される。
【0052】
【数2】
【0053】図3〜図5に示される例を用いて具体的に
示すと次のようになる。
【0054】
【表1】
【0055】すなわち、経過時間t=0.3(秒)に対
応する中間フレームに描かれるべき三角形の各頂点の座
標、すなわち座標1、座標2および座標3はそれぞれ
(2.2,2)(3.2,3)および(2.2,4)と
なる。
【0056】このようにしてすべてのパラメータQi
ついてRを求めて、このRの値を用いて中間フレームの
全図形を描画する(ステップS10)。この全図形の描
画が終了すると、処理はステップS4に戻る。すなわ
ち、ある中間フレームの全図形を描画すると、その時点
で次のフレームの描画を始めることとなり、その時点ま
での経過時間をステップS4で求めて以後の処理を繰返
し実行する。
【0057】ところで、ステップS10で行なわれる図
形描画にも一定の処理時間が必要とされる。この例で
は、図4(a)および(b)に示されるように、第1の
キーフレームと第2のキーフレームとで、描くべき図形
自体は同じ三角形132である。t=0.3の時点で描
くべき三角形も、たとえば図4(a)に示される初期状
態(t=0)での三角形132と同一の大きさである。
この場合にはt=0.3の時点での図形の描画量自体
は、t=0の時点と変わっていない。この中間フレーム
を描くために要する時間もまた、t=0のときの値とほ
ぼ同じ0.3秒となるであろう。したがって、ステップ
S4の2回目の実行での経過時間tはt=0.6とな
る。
【0058】上述の繰返し処理において、ステップS5
での判断がYESとなると処理はステップS6に進む。
ステップS6では変数iに1を加算する。さらにステッ
プS7で、加算後のiを用いてi+1が、当初用意され
たキーフレームの数nよりも大きいか否かについての判
断が行なわれる。この条件が成立しなければ制御はステ
ップS5に進んで以下の処理を繰返し実行する。ステッ
プS7の条件が成立すると、最後のキーフレームの予定
経過時間を過ぎたということであるから、処理を終了す
る。
【0059】上記した例では、中間フレームで描画され
るべき描画量は変化しない。したがって各中間フレーム
の描画に要する時間は0.3秒である。またn=3であ
る。したがってこの例で図6の処理を実行することによ
り、図8に示されるようなタイミングでフレームの描画
が行なわれる。すなわちまずt=0で第1のキーフレー
ムが描画される。さらにt=0.3、0.6および0.
9の時点で、第1のキーフレームと第2のキーフレーム
との間での補間計算から得られた中間フレームが描画さ
れる。さらにt=1.2、1.5、1.8、2.1、お
よび2.4の時点で、第2のキーフレームと第3のキー
フレームとの間での補間計算により得られた中間フレー
ムが描画される。すなわち各時点を起点として合計9枚
のフレームが描かれ、連続したアニメーションとして表
現される。
【0060】このときの画面130上に描かれる三角形
132の軌跡を図9に、各図形の描かれる時点とともに
示す。図9において、実線で示されているのがキーフレ
ームの図形であり、破線で示されているのが中間フレー
ムで描かれる図形である。図9に示される例で特徴とな
っているのは、キーフレームのうち最初のキーフレーム
はt=0の時点で描かれているが、他のキーフレーム
(第2および第3のキーフレーム)は描画されていない
ということである。
【0061】なお、図8および図9に示されるt=0〜
2.4の0.3秒おきの各時点は、描画の開始の時刻を
示している。実際に画面に表示されるまでには、各フレ
ームの描画に対する所要時間が必要であるから、その分
だけの遅れが生じる。
【0062】上述の例では、アニメーション表示される
三角形の大きさが変化せずただ移動のみする場合を示し
た。しかし、今までに示した装置およびプログラムを用
いて、キーフレーム間で三角形の大きさが変化するよう
なアニメーションを表示することもできる。この場合に
は、上述の例のように三角形の大きさが変化しない場合
と比較して、三角形の面積が変化するために、描画量が
変わり中間フレームの描画に要する時間が変わってく
る。したがって、全く同じ装置およびプログラムを用い
ても、見かけ上の動作が上述の例とは異なってくる。
【0063】図10(a)〜(c)に、このアニメーシ
ョンのための3つのキーフレームを示す。図10(a)
に示すように、画面130の左上に、三角形134が描
かれるのが第1のキーフレームである。図10(b)を
参照して、第1のキーフレームの三角形134が大きく
なり(2倍)、三角形136として表示されるのが第2
のキーフレームである。図10(c)を参照して、三角
形136が画面左上から画面右上に移動した後の状態が
第3のキーフレームである。
【0064】図11に、図10(a)〜(c)に示され
る3つのキーフレームに対応するキーフレームデータ1
62、164および166を示す。図11を参照して、
第1のキーフレームのためのキーフレーム情報162
は、経過時間(=0秒)と、三角形134を示す第1の
図形情報174とを含んでいる。図形の種類は閉多角形
であり点の数は3、すなわち三角形である。この三角形
の3頂点は(1,2)(2,3)(1,4)という座標
を有する。第1の図形情報174のポインタ176は、
第2のキーフレームのキーフレーム情報164に含まれ
る第1の図形情報194の領域の先頭を示している。
【0065】第2のキーフレームのキーフレーム情報1
64は、経過時間(=1秒)と、第2のキーフレームで
の三角形136に対応する図形情報194とを含んでい
る。図形情報194によれば、描画の種類は閉多角形で
あり、その点の数は3、すなわち三角形である。三角形
の3つの頂点の座標はそれぞれ(1,1)(3,3)
(1,5)である。ポインタ196は、第3のキーフレ
ームのためのキーフレーム情報166の第1の図形情報
214の領域の先頭を指し示している。
【0066】第3のキーフレームのためのキーフレーム
情報166は、予定経過時間(=2.5秒)と、第1の
図形のための図形情報214とを含んでいる。第1の図
形情報214によれば、図形の処理は閉多角形であり、
その頂点の数は3、すなわち三角形である。この三角形
の3頂点の座標はそれぞれ(8,1)(10,3)
(8,5)である。第1の図形情報214のポインタ2
16は、この図形が第3のキーフレームで終端となって
いることを示している。
【0067】図10(a)および(b)を参照して、こ
の間の時間では、三角形134が徐々に拡大され三角形
136となるアニメーションが生成される。この例で
は、三角形の外形を描くのみであるものとすると、描く
べき図形の大きさがa倍になると、その図形を描くため
の処理時間もほぼa倍となる。図10(a)(b)にお
いては、描くべき図形は三角形134および136のみ
であるから、図10(b)に示される第2のキーフレー
ムを描画するための処理時間は、図10(a)に示され
る第1のキーフレームを描画するための処理時間のほぼ
a倍となる。この例ではa=2であるから、第2のキー
フレームの処理時間は第1のキーフレームのほぼ2倍で
ある。但し前述したとおり、第2のキーフレームは実際
には描画されない。
【0068】なお、上述の例では三角形の外形を描くの
みであるが、三角形の内部を特定の色で塗り潰す場合に
は、縮尺がa倍になると面積はa2倍となるため、塗り
潰しを行なうために必要な描画量がほぼa2倍となる。
したがって描画量の増加率は、図10(a)および
(b)のように外形のみを描く場合よりも大きくなる。
【0069】図10(b)および(c)を参照して、第
2のキーフレームから第3のキーフレームの間は、拡大
された三角形が平行移動するアニメーションが行なわれ
る。この場合、1フレーム当りに必要な描画量は変化し
ないので、1フレーム当りの描画時間も変化せず、第2
のキーフレームの処理時間と同様の処理時間を各フレー
ムに対して必要とする。
【0070】すなわち、図10(a)〜(c)に示され
るようにキーフレームからアニメーションの中間フレー
ムを生成してアニメーション再生した場合、フレームの
描画開始タイミングは図12に示すようになる。まず第
1のキーフレームの描画を開始する(t=0)。第1の
キーフレームの描画が、第1の例の場合と同様に0.3
秒を要するものとすると、第2のキーフレームの描画は
t=0.3の時点で開始される。図11に示される図形
情報174および194によれば、第2のキーフレーム
(t=1に相当)での三角形の大きさは、第1のキーフ
レームでの三角形134の大きさの2倍である。この
間、三角形の拡大は線形的に行なわれるものとすれば、
t=0.3の時点では、三角形134を1.3倍した大
きさの三角形を描画する必要が生じる。この場合、0.
3×1.3=0.39(秒)、すなわち約0.4秒の処
理時間を要する。t=0.3の時点で描画処理を開始し
た中間フレームの処理はt=0.7の時点で終了する。
さらにt=0.7に相当する時点での描画されるべき三
角形の大きさは、図10(a)の三角形134を1.7
倍した大きさとなる。その描画に要する時間は0.3×
1.7=0.51(秒)、すなわち約0.5秒である。
したがってこの中間フレームの描画はt=1.2秒の時
点で終了し、次のフレームの描画が開始される。t=
1.2秒の時点では描かれるべき三角形は既に図10
(b)に示される三角形136の大きさとなり、これ以
後その大きさには変化はない。したがって以後の描画に
要する時間は一定である。この描画には、0.3×2=
0.6秒を要する。このようにして各中間フレームの描
画が開始されるタイミングを示したのが図12である。
こうして、図12に示されるように、t=0、0.3、
0.7、1.2、1.8および2.4に相当する時刻を
起点とした6枚のフレームが描かれて連続したアニメー
ションとして表現される。
【0071】図8と図12とを参照して、図8に示され
る例では各フレームを描画するための処理時間は一定で
あったのに対し、図12に示される例ではそれらは一定
ではない。しかしいずれの場合にも、各キーフレームに
保持されている予定経過時間情報に沿ってアニメーショ
ンの再生が行なわれ、かつ全体の再生時間も両者ともほ
ぼ2.5秒となることがわかる。つまり、各フレーム当
りの描画量が変化しても、その変化が全体のアニメーシ
ョンの表示の進行には影響を与えないということがわか
る。
【0072】同様の考え方によれば、たとえばCPUの
処理能力が2倍になった場合を考える。図8に示す例の
場合、CPUの処理能力が2倍になれば、各フレームの
描画が開始されるタイミングは図13に示されるように
0.15秒おきとなり、全体で17枚のフレームが再生
される。また図10に示される例を同じく処理能力が2
倍のCPUで再生した場合、各フレームの描画の開始タ
イミングは図14に示されるようになる。この場合、第
1のキーフレームから第2のキーフレームまでの間に中
間フレームの描画に要する時間は徐々に増加するが、全
体としては10枚のフレームでこのアニメーションを再
生することができる。図8と図13とを参照すれば、同
じアニメーションが、同じ時間経過に沿って再生される
ことがわかる。しかもこの場合には、この間に生成され
るフレーム数がほぼ2倍となり、より滑らかなアニメー
ションを得ることができる。図12と図14とを比較し
ても同様である。したがって、アニメーションの作成時
にどのような処理能力のCPUを想定していたとして
も、また再生時に実際にどのような処理能力のCPUで
このアニメーションを再生したとしても、この方法によ
りアニメーションを再生する限り、同じ時間経過に沿っ
て、かつCPUの処理能力に応じた滑らかさでアニメー
ションが再生されることになる。
【0073】以上、図形の特徴点の座標が変化する場合
について例とした示したが、同様の方法を用いて、デー
タの中身を変えることにより、かつ図形を描画する場合
に、データの内容に応じて異なる図形描画処理を行なう
ようにすれば、上述の実施の形態1のコンピュータおよ
びプログラムを用いて、図形の色、透明度、図形を構成
する線の太さ、図形を構成する線が破線の場合の実線部
と空白部との比率、図形が文字である場合のフォントの
サイズ、図形が複数個の図形からなる図形群の場合に、
この図形群の基準点の座標、同じく図形群の表示上の縮
尺比率などを、各キーフレームごとに指定しておき、中
間フレームをこれらキーフレームの対応する情報の間で
行なう補間計算により得ることができる。
【0074】たとえば図15(a)に、図形の種類が多
角形の場合に考えられる図形情報262のデータ構造を
示す。図15(b)に、図形の種類として一群の文字か
らなるテキストが指定された場合の図形情報264のデ
ータ構造の例を示す。図15(c)には、図形の種類と
して図形群が指定された場合の図形情報266のデータ
構造の例を示す。
【0075】図15(a)を参照して、図形の種類が多
角形の場合には、点の数と、点の数に応じた数の座標
と、図形内部を塗り潰すべき色と、透明度と、図形を構
成する線の太さと、その線種と、線種が破線である場合
の実線部と空白部との比率を示すデータ等が格納され
る。たとえば色であれば、光の三原色である赤(R)、
緑(G)、青(B)の数値により表現できる。連続した
2つのキーフレーム中の図形の属性情報として、この
(R、G、B)を指定しておけば、対応するデータの間
での補間計算を行なって中間フレームの図形を塗り潰す
べき色を特定する(R、G、B)を計算することができ
る。透明度、線の太さ、線種が破線の場合の実線部/空
白部の比率などについても全く同様である。
【0076】図15(b)を参照して、図形の種類がテ
キストである場合には、そのテキストを描画すべき座標
(この場合にはテキストの基準位置の座標)と、テキス
ト内容と、テキストを表示すべきフォントの種類と、テ
キストを表示すべきフォントのサイズを示すフォントポ
イント数と、テキスト表示の色を指定する情報と、フォ
ントを表示する際のそのフォントのスタイル(標準、イ
タリック体、ゴールド体など)と、テキスト中の文字間
隔、行間隔、各行についての行揃えを示す情報、などが
格納される。特に文字の場合、連続した2つのキーフレ
ームの中のテキストの属性情報として、ポイントフォン
ト数があれば、その値に対して補間計算を行なうことに
より中間フレームで表示すべきテキストの文字の大きさ
を決定することができる。この場合、ポイント数が端数
であってもそのポイント数に従った大きさの文字を表示
できる場合には問題ないが、特定のポイント数の文字し
か表示できない場合には、補間によって得られたポイン
ト数に最も近いポイント数の文字を表示するようにして
もよい。
【0077】図15(c)を参照して、図形情報266
の種類が図形群の場合には、この情報266には、その
図形群に含まれる図形の数と、各図形に対応する図形情
報への、その図形の数に対応したポインタと、図形群全
体を表示する際の基準点の座標と、図形群を表示する際
の表示上の縮尺比率などが格納される。この場合のポイ
ンタは、この図形群の図形情報266が格納されている
キーフレームの中に別の図形情報として格納されている
個々の図形情報へのポインタである。図15(c)に示
される例の場合、基準点座標、表示上の縮尺比率など
を、隣接する2つのキーフレーム間の補間計算により求
めることができる。
【0078】次に、本発明の実施の形態2に係るアニメ
ーション表示方法を実現するための装置について図16
を参照して説明する。実施の形態1では、隣接する2つ
のキーフレーム間で対応する図形情報のうち対応する特
徴データの間で線形計算による補間計算で中間フレーム
の図形情報の対応する特徴データを生成していた。実施
の形態2の方法では、このようにして補間計算により得
られた特徴データをさらに所定の方法で変換して、時間
軸上での各図形の動きに、線形計算では得られない変化
を与えることを特徴としている。
【0079】図16に、実施の形態2の方法を実現する
ためのコンピュータ330のブロック図を示す。このコ
ンピュータ330が図1に示される実施の形態1を実現
するためのコンピュータ30と比較して異なるのは、メ
モリ34内に、実施の形態1のためのプログラムとは異
なるプログラムを記憶したプログラム情報記憶部344
と、上述のように一旦線形計算による補間計算により得
られた図形の特徴データをさらに変換する際に用いられ
る変換テーブル346とを含んでいる点である。その他
の点では図16に示されるコンピュータ330は図1に
示されるコンピュータ30と同様である。同一の部品に
は同一の参照符号および名称を与えており、それらの機
能も同一である。したがってここではそれらについての
詳細は繰返さない。
【0080】図17を参照して、変換テーブル346
は、実施の形態1で説明された、「次に描画すべき中間
フレームの位置づけ」を示す値hを予め計算し、そのh
の各値に対して、その時点で実際の変化量としてとるべ
き値kを予め定め、hとkとの対をテーブルとして予め
準備したものである。図17に示される変換テーブル3
46では、hに対してk=h2の関係が想定されてい
る。なお、kとしてhと上述したような関数関係を想定
して変換テーブル346を作成してもよいが、変換テー
ブルを用いた場合には、必ずしもそうした関数関係に基
づかず、アニメーション作成者の恣意的な意図によって
kを定めることができ、それによって単純な関数では得
られないような特殊な動きを実現することが可能にな
る。
【0081】図27を参照して、このような変換テーブ
ルを複数個準備し、それぞれの図形情報に付加されたテ
ーブル番号によって、それぞれ異なる変換テーブルを対
応付けることにより、キーフレームが2つだけであって
も、それぞれの図形に、時間軸に対して異なる動きを表
現させることが可能になる。なお、ここではテーブル番
号=0は、変換テーブルを用いないということを表すも
のである。
【0082】また、図28を参照して、テーブル番号1
はkの変化量が次第に増加する加速度運動、テーブル番
号2はkの値が0と1の間で振動する反復運動を表して
いる。図29を参照して、等速で移動する飛行機の絵1
001には変換テーブルを対応させないものとし、落下
するリンゴの絵1002にはテーブル番号1すなわち加
速度運動を対応させ、しゃべる人物の絵1003にはテ
ーブル番号2すなわち反復運動を対応させるものとする
と、キーフレーム1とキーフレーム2の2つのキーフレ
ームだけで、3種類の異なる性質の動きを同時に実現す
ることが可能となる。
【0083】図18に、図16に示すプログラム情報記
憶部344に格納されるプログラムの制御の流れを示
す。図18に示すフローチャートが図6に示される実施
の形態1のプログラムのフローチャートと異なるのは、
ステップS8の後に、ステップS8で得られたhを、変
換テーブル346を参照してkに変換するステップS1
1が含まれることと、図6のステップS9でhの代わり
にkを用いてステップS9と同様の処理を行なうステッ
プS12が挿入されていることとである。他の点では図
18は図6に示されるフローチャートと全く同様であ
る。
【0084】このように、線形計算による補間計算によ
り得られた値hを、変換テーブル346を用いてkに変
換しkを用いて中間フレームの対応パラメータを計算し
て図形を生成する。こうした処理をたとえば図形の座標
点に対して適用すると、たとえば加速度を伴った図形の
動きなど、時間の進行に対して非直線の動きを表現する
ことが可能になる。また、既に述べたようにテーブル3
46の内容を自由に設定できることから、時間に対して
恣意的な動きを設定することができるという利点があ
る。また図形の色に対して適用すると、時間軸上で色が
変化する特殊な効果を出すことができる。
【0085】このように一旦hを計算した後、hを別の
値kに変換する方法としては、テーブル変換ではなく或
る関数の変数としてhを代入し、そのときの関数の値を
kとすることも考えられる。たとえばk=h2という演
算を行なってkを得ることが考えられる。もちろんこの
例は一例であり、他のどのような関数を用いてもよい。
この場合、図18のステップS11で、上述の関数によ
る変換を行なえばよい。この場合には、テーブル変換に
よる場合と比較して、保有しなければならないデータ量
がより少なくなるという利点がある。
【0086】上述のように本発明によれば、隣接するキ
ーフレームの対応する図形の対応するパラメータ間で補
間を行なうことにより中間フレームを作成するキーフレ
ーム補間方式のコンピュータアニメーションにおいて、
CPU速度や1フレーム当り必要とされる描画量に依存
せず、全体の再生時間を一定とすることが可能となる。
そのため画像は、音声と同期して再生させることが容易
となる。また、CPUの処理能力に応じて増加する中間
フレーム数でアニメーションを再生することができ、か
つCPUに遊び時間が発生することがないため、CPU
の処理能力の増大に応じ過去に作成したデータを修正す
ることなく、より滑らかなアニメーションを再生するこ
とができる。
【0087】本発明におけるアニメーション表示プログ
ラムは、磁気テープ又はCD−ROM等の記録媒体にお
って供給される。当該アニメーション表示プログラムは
コンピュータ本体によって実行され、操作者はグラフィ
ックディスプレイ装置を見ながらキーボードまたはマウ
スを操作することによってアニメーション表示を行う。
また、アニメーション表示プログラムは他のコンピュー
タより通信回路を経由し、通信モデムを介してコンピュ
ータ本体に供給されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するためのコンピュータのブロッ
ク図である。
【図2】キーフレーム情報を模式的に示す図である。
【図3】アニメーションの一例を模式的に示す図であ
る。
【図4】図3に示されるアニメーションを再生する上で
必要とされるキーフレームの画像を示す図である。
【図5】図4に示されるキーフレームのためのキーフレ
ーム情報を示す図である。
【図6】実施の形態1でのアニメーション表示方法を実
現するためのプログラムのフローチャートである。
【図7】中間フレームの生成タイミングを模式的に示す
図である。
【図8】描画量が一定の場合の、中間フレームの描画開
始タイミングを模式的に示す図である。
【図9】図3に示されるアニメーションを再生する場合
の、中間フレームの各図形を模式的に示す図である。
【図10】図形の描画量が変化するアニメーションのた
めのキーフレームを示す図である。
【図11】図10に示されるアニメーションのキーフレ
ーム情報を示す図である。
【図12】図10に示されるキーフレームから再生され
るアニメーションの、各フレームの描画開始タイミング
を模式的に示す図である。
【図13】図3に示されるアニメーションを、処理能力
の高いCPUで処理した場合の、各フレームの描画開始
タイミングを模式的に示す図である。
【図14】図10に示されるアニメーションを、処理能
力の高いCPUで処理した場合の、各フレームの描画開
始タイミングを示す模式図である。
【図15】図形の色など、座標情報以外のデータを格納
した図形情報の構成の例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2を実現するためのコン
ピュータのブロック図である。
【図17】変換テーブルを模式的に示す図である。
【図18】実施の形態2の方法を実現するためのプログ
ラムのフローチャートである。
【図19】従来のキーフレーム補間方式のアニメーショ
ンの原理を模式的に示す図である。
【図20】従来方式によるアニメーション表示の一例を
示す図である。
【図21】従来技術によるキーフレーム補間方式のアニ
メーションの問題点を示すための図である。
【図22】従来技術によるキーフレーム補間方式のアニ
メーションの問題点を示すための図である。
【図23】従来技術によるキーフレーム補間方式のアニ
メーションの問題点を示すための図である。
【図24】従来技術によるキーフレーム補間方式のアニ
メーションの問題点を示すための図である。
【図25】従来技術によるキーフレーム補間方式のアニ
メーションの問題点を示すための図である。
【図26】従来技術によるキーフレーム補間方式のアニ
メーションの問題点を示すための図である。
【図27】本発明の実施の形態2における複数の変換テ
ーブルを持つ場合のキーフレーム情報を模式的に示すた
めの図である。
【図28】本発明の実施の形態2における複数の変換テ
ーブルの例を示すための図である。
【図29】本発明の実施の形態2における複数の変換テ
ーブルを利用したアニメーションのキーフレームの例を
示すための図である。
【符号の説明】
30、330 コンピュータ 32 CPU 34 メモリ 36 グラフィックメモリ 38 ディスプレイ画面 40 タイマ 62、64、66、162、164、166 キーフレ
ーム情報 346 変換テーブル

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータプログラムを用いて図形の
    アニメーションを表示装置上に表示するためのアニメー
    ション表示方法であって、 各々が、表示時刻を特定するための情報と、当該表示時
    刻に表示フレーム内に表示されるべき図形の特徴を特定
    するための図形情報とを含む、複数のキーフレーム情報
    をメモリ内に準備するステップと、 現在の表示時刻を得るステップと、 前記複数のキーフレーム情報のうち、得られた表示時刻
    の前後の表示時刻をそれぞれ有する少なくとも2つのキ
    ーフレーム情報を選択するステップと、 前記少なくとも2つのキーフレーム情報にそれぞれ含ま
    れた対応の図形情報の間で所定の補間計算を行なうこと
    により、当該得られた表示時刻において表示されるべき
    図形情報を作成するステップと、 作成された図形情報に基づいて、当該得られた表示時刻
    におけるフレームを表示装置上に表示するステップと、 前記現在の表示時刻を得るステップと、前記選択するス
    テップと、前記作成するステップと、前記表示するステ
    ップとを、所定時刻が経過するまで繰返すステップとを
    含む、アニメーション表示方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のキーフレーム情報は、先頭に
    表示されるべきフレームに関する先頭キーフレーム情報
    を含み、 前記方法はさらに、 アニメーション表示の開始時に、前記先頭キーフレーム
    情報に基づいて先頭フレームを表示するステップを含
    み、 前記現在の表示時刻を得るステップは、 1つのフレームの描画処理が完了したことに応答して、
    タイマを参照し、その時点でのタイマの値を表示時刻と
    して得るステップを含む、請求項1に記載のアニメーシ
    ョン表示方法。
  3. 【請求項3】 前記図形情報が、図形の特徴点の座標情
    報を含む、請求項1または2に記載のアニメーション表
    示方法。
  4. 【請求項4】 前記図形情報が、図形の色彩情報を含
    む、請求項1または2に記載のアニメーション表示方
    法。
  5. 【請求項5】 前記図形情報が、図形の透明度の情報を
    含む、請求項1または2に記載のアニメーション表示方
    法。
  6. 【請求項6】 前記図形情報が、図形を構成する線の太
    さの情報を含む、請求項1または2に記載のアニメーシ
    ョン表示方法。
  7. 【請求項7】 前記図形情報が、図形を構成する線の、
    描画部分と非描画部分との比率の情報を含む、請求項1
    または2に記載のアニメーション表示方法。
  8. 【請求項8】 表示されるべき図形が文字であり、 前記図形情報が、文字フォントの大きさの情報を含む、
    請求項1または2に記載のアニメーション表示方法。
  9. 【請求項9】 表示されるべき図形が複数個の図形を含
    む図形群であり、 前記図形情報が、図形群の基準点の座標を含む、請求項
    1または2に記載のアニメーション表示方法。
  10. 【請求項10】 表示されるべき図形が複数個の図形を
    含む図形群であり、 前記図形情報が、図形群の表示上の縮尺比率を含む、請
    求項1または2に記載のアニメーション表示方法。
  11. 【請求項11】 前記作成するステップは、 前記少なくとも2つのキーフレーム情報にそれぞれ含ま
    れる対応の図形情報の間で所定の線形計算による補間計
    算を行なうステップと、 前記補間計算により得られた図形情報を、予め定められ
    た変換方法により変換するステップを含む、請求項1ま
    たは2に記載のアニメーション表示方法。
  12. 【請求項12】 アニメーションの表示の開始に先立っ
    て、前記図形情報を変換するためのテーブルを準備する
    ステップをさらに含み、 前記変換するステップは、前記補間計算を行なうステッ
    プで作成された図形情報に対応する変換後の図形情報を
    前記テーブルからルックアップするステップを含む、請
    求項11に記載のアニメーション表示方法。
  13. 【請求項13】 前記変換するステップは、前記補間計
    算を行なうステップで作成された図形情報を所定の関数
    の変数に代入し、前記所定の関数の値を変換後の図形情
    報とするステップを含む、請求項11に記載のアニメー
    ション表示方法。
  14. 【請求項14】 前記テーブルからルックアップするス
    テップは、前記変換するためのテーブルは、識別するた
    めの番号を持ち、前記図形情報は、前記テーブルに対応
    づけるための番号を持つと共に、あらかじめ図形ごとに
    個別に対応づけられたテーブルからルックアップするス
    テップを含む、請求項12に記載のアニメーション表示
    方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータプログラムを用いて図形
    のアニメーションを表示装置上に表示するためのアニメ
    ーション表示プログラムを記録した記録媒体であって、 各々が、表示時刻を特定するための情報と、当該表示時
    刻に表示フレーム内に表示されるべき図形の特徴を特定
    するための図形情報とを含む、複数のキーフレーム情報
    をメモリ内に準備するステップと、 現在の表示時刻を得るステップと、 前記複数のキーフレーム情報のうち、得られた表示時刻
    の前後の表示時刻をそれぞれ有する少なくとも2つのキ
    ーフレーム情報を選択するステップと、 前記少なくとも2つのキーフレーム情報にそれぞれ含ま
    れた対応の図形情報の間で所定の補間計算を行なうこと
    により、当該得られた表示時刻において表示されるべき
    図形情報を作成するステップと、 作成された図形情報に基づいて、当該得られた表示時刻
    におけるフレームを表示装置上に表示するステップと、 前記現在の表示時刻を得るステップと、前記選択するス
    テップと、前記作成するステップと、前記表示するステ
    ップとを、所定時刻が経過するまで繰返すステップとを
    実現するためのアニメーション表示プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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