JPH10274639A - 差量法分析装置 - Google Patents

差量法分析装置

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JPH10274639A
JPH10274639A JP9095065A JP9506597A JPH10274639A JP H10274639 A JPH10274639 A JP H10274639A JP 9095065 A JP9095065 A JP 9095065A JP 9506597 A JP9506597 A JP 9506597A JP H10274639 A JPH10274639 A JP H10274639A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
signal processing
sample
processing circuit
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP9095065A
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English (en)
Inventor
Masaru Miyai
優 宮井
Masahiko Sannomiya
匡彦 三宮
Ichiro Asano
一朗 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉弁のオンオフ切換えに起因して二つの信
号処理回路において処理開始時間にズレが生ずるといっ
たことをなくし、正しい差量信号を得られるようにした
差量法分析装置を提供すること。 【解決手段】 単一の分析部1に対して2種のサンプル
1 ,S2 を開閉弁4を切り換えることによって供給
し、そのとき得られる信号を互いに並列な第1信号処理
回路6と第2信号処理回路8とによって信号処理し、両
信号処理回路6,8の出力の差をとるようにした差量法
分析装置において、前記第1信号処理回路6の上流側
に、前記開閉弁4の切換え周期と連動してオンオフ動作
を行うスイッチ16を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、差量法分析装置
に関し、より詳しくは、単一の分析部に対して第1サン
プルを供給する第1サンプルラインを接続するととも
に、第1サンプルラインに対して、オンオフ切換え動作
する開閉弁を介して、第2サンプルを供給する第2サン
プルラインを接続する一方、前記分析部の信号出力側
に、第1サンプルに含まれる第1成分の濃度を求めるた
めの第1信号処理回路と第2サンプルに含まれる第2成
分の濃度を求めるための信号処理回路とを並列に設ける
とともに、これらの信号処理回路の出力の差に基づいて
第1サンプルに含まれる第3成分の濃度を求めるように
した差量法分析装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】前記差量法分析装置の一つに、図3に示
すようなガス分析装置がある。この図3において、1は
分析部で、例えば水素炎イオン検出器(FID)よりな
る。2は例えば全炭化水素(THC)を含む第1サンプ
ルガスS1 を分析部1に供給するための第1サンプルガ
スラインで、2aはその導入端である。3は例えばメタ
ンを含む第2サンプルガスS2 を分析部1に供給するた
めの第2サンプルガスラインで、3aはその導入端であ
り、二方電磁弁などのようにオンオフ制御される開閉弁
4を介して第1サンプルガスライン2に接続されてい
る。
【0003】なお、前記両サンプルガスライン2,3
は、それらの上流側においては合流してTHCを含むサ
ンプルガス源に接続されており、第2サンプルガスライ
ン3の途中には、THCからメタン以外の炭化水素(H
C)、すなわち、ノンメタン成分を除去する前処理装置
(図示してない)が設けられている。
【0004】5は分析部1の信号出力ラインで、第1サ
ンプルガスS1 に含まれる第1成分としてのTHCの濃
度aを求めるための第1信号処理回路6と、第2サンプ
ルガスS2 に含まれる第2成分としてのメタンの濃度b
を求めるための第2処理回路7とを互いに並列に接続し
てなる。そして、第1信号処理回路6は、ローパスフィ
ルタ8および平滑回路9を直列に接続したものからな
り、第2信号処理回路7は、バンドパスフィルタ10お
よび平滑回路11を直列に接続したものからなる。な
お、ローパスフィルタ8とバンドパスフィルタ10は、
それらの応答時間が互いに等しくなるように、時定数が
調整されている。
【0005】12は第1信号処理回路6によって得られ
る信号aから第2信号処理回路7によって得られる信号
bを引算する回路であり、その出力信号a−bは、第1
サンプルガスS1 に含まれるノンメタン(第3成分)の
濃度に対応している。13,14,15は前記信号a,
b,a−bがそれぞれ出力される端子である。
【0006】上記構成の差量法に基づくガス分析装置に
おいては、開閉弁4を一定の周期でオンオフ制御するこ
とにより、分析部1に対して第1サンプルガスS1 およ
び第2サンプルガスS2 が供給される状態と、第1サン
プルガスS1 のみが供給される状態とを現出でき、分析
部1からは、図4(A)に示すような出力が得られる。
【0007】すなわち、分析部1に第1サンプルガスS
1 のみを供給した場合には、第1サンプルガスS1 に含
まれるTHCの濃度に対応する信号aのみが、また、分
析部1に対して第1サンプルガスS1 および第2サンプ
ルガスS2 を供給した場合には、第1サンプルガスS1
および第2サンプルガスS2 にそれぞれ含まれるTHC
の濃度およびメタンの濃度に対応する信号の和a+bが
一定周期T(=ガス供給の切換え周期)で得られる。
【0008】そして、前記信号を第1信号処理回路6お
よび第2信号処理回路7において処理し、両信号処理回
路6,7の出力a,bが得られ、これらの差a−bをと
ることにより、出力端子13,14,15には、図4
(B)に示すように、第1サンプルガスS1 に含まれる
THCの濃度に対応する信号a、第2サンプルガスS2
に含まれるメタンの濃度に対応する信号bおよび第1サ
ンプルガスS1 に含まれるノンメタンの濃度に対応する
信号a−bが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1サ
ンプルガスS1 と第2サンプルガスS2 が上述のように
して分析部1に供給されるタイミングは、開閉弁4をオ
ンまたはオフしてフローを切り替えるタイミングで決ま
るため、第1信号処理回路6および第2信号処理回路7
における信号処理開始時間は必ずしも常に同時であると
は限らない。つまり、両信号処理回路6,7における信
号処理が常に同時であるとは限らず、両者6,7におけ
る信号処理に時間のズレが生ずるため、THCとメタン
の濃度a,bを表す信号の差a−bに前記信号処理時間
のズレに起因して時間応答精度に影響を受けることとな
り、正しい差量信号a−bを得られない。つまり、この
場合、ノンメタンの濃度を正しく測定できないこととな
る。
【0010】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、開閉弁のオンオフ切換えに起因
して二つの信号処理回路において処理開始時間にズレが
生ずるといったことをなくし、正しい差量信号を得られ
るようにした差量法分析装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、単一の分析部に対して第1サンプル
を供給する第1サンプルラインを接続するとともに、第
1サンプルラインに対して、オンオフ切換え動作する開
閉弁を介して、第2サンプルを供給する第2サンプルラ
インを接続する一方、前記分析部の信号出力側に、第1
サンプルに含まれる第1成分の濃度を求めるための第1
信号処理回路と第2サンプルに含まれる第2成分の濃度
を求めるための第2信号処理回路とを並列に設けるとと
もに、これらの信号処理回路の出力の差に基づいて第1
サンプルに含まれる第3成分の濃度を求めるようにした
差量法分析装置において、前記第1信号処理回路の上流
側に、前記開閉弁の切換え周期と連動してオンオフ動作
を行うスイッチを介装している。
【0012】上記構成の差量法分析装置においては、第
1信号処理回路の上流側に、開閉弁の切換え周期と連動
してオンオフ動作を行うスイッチを介装しているので、
第1信号処理回路と第2信号処理回路における処理開始
時間にズレが生ずるといったことがなくなる。したがっ
て、正しい差量信号を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1は、この発明の差量法分析装置の
構成の一例を概略的に示すもので、この図1において、
図3に示した符号と同一のものは同一物を示している。
この図1に示した差量法分析装置が図3に示したそれと
大きく異なる点は、第1信号処理回路6の上流側にスイ
ッチ16を設け、このスイッチ16を、第2サンプルガ
スライン3に設けられた開閉弁4をオンオフ制御する信
号17によって同期してオンオフ制御するようにしたこ
とである。
【0014】次に、上記構成の差量法分析装置の動作に
ついて、図2をも参照しながら説明する。なお、以下の
説明においては、説明の便宜上、第1サンプルガスS1
と第2サンプルガスS2 は同じ成分、例えばTHCを同
量、含むものとする。
【0015】今、第1サンプルガスライン2の導入端2
aおよび第2サンプルガスライン3の導入端3aには、
図2(B)に示すように、第1サンプルガスS1 および
第2サンプルガスS2 がそれぞれ供給されているものと
する。これにより、分析部1には、第1サンプルガスS
1 が常に供給される。この状態において、同図(A)に
示すように、一定の周期でオンオフを繰り返す制御信号
17がコントローラ(図示してない)から開閉弁4およ
びスイッチ16に同時に供給し、これらを同期してオン
オフ制御する。
【0016】開閉弁4にこれをオンして開状態にする制
御信号17が入力されると、分析部1には第1サンプル
ガスS1 に加えて第2サンプルガスS2 が供給され、こ
れに基づいて分析部1から、図2(C)に示すような信
号a+bが出力されることになるが、前記制御信号17
が入力されるときにおける開閉弁4のオンまたはオフの
状態によって、同図(C)に示すように、分析部1から
出力される信号aの時間幅T1 の大きさが変化する。
【0017】そこで、前記開閉弁4のオンオフの切換え
動作に同期して、スイッチ16をオンオフすると、分析
部1の出力信号が第1信号処理回路6に対して供給され
たり供給されなかったりし、スイッチ16の後段の点1
8における信号は、図2(D)に示すように、前記時間
幅T1 の影響が除外されたものとなる。そして、この信
号をローパスフィルタ8,9を通すことにより、端子1
3には同図(F)に示すような出力aが得られる。
【0018】一方、第2信号処理回路7へ供給された信
号は、バンドパスフィルタ10を経て、その下流側の点
19における信号は、図2(E)に示すようなものとな
る。そして、この信号をローパスフィルタ11を通すこ
とにより、端子14には同図(G)に示すような出力b
が得られる。
【0019】そして、この場合、第1信号処理回路6と
第2信号処理回路7における処理開始時間にズレがな
く、したがって、両信号処理回路6,7によって得られ
る信号a,bの差である信号a−bには、前記時間幅T
1 の変動による誤差が影響せず、したがって、正確な差
量信号を得ることができる。そして、この実施の形態に
おいては、第1サンプルガスS1 と第2サンプルガスS
2 は同じ成分を同量含むため、a=bであり、したがっ
て、差信号a−bは、図2(H)に示すように、ゼロと
なる。
【0020】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、分析部1は、FID以外のガス分析部で
あってもよく、例えば化学発光分析計(CLD)や分散
型赤外線ガス分析計(NDIR)などであってもよい。
【0021】そして、この発明は、単一の分析部1を有
する差量法分析装置に好適に適用することができ、分析
部1に供給されるサンプルとしては、ガスの他に、液体
など他の流体を用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明は、単一の分析部に対して二種
のサンプルを開閉弁を切り換えることによって供給し、
そのとき得られる信号を互いに並列な第1信号処理回路
と第2信号処理回路とによって信号処理し、これら両信
号処理回路の出力の差をとるようにした差量法分析装置
において、前記第1信号処理回路の上流側に、前記開閉
弁の切換え周期と連動してオンオフ動作を行うスイッチ
を介装しているので、前記二つの信号処理回路における
信号処理のタイミングのずれをなくすことができ、差量
の時間応答の精度を大幅に改善することができる。した
がって、精度の高い差量測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の差量法分析装置の構成の一例を概略
的に示す図である。
【図2】前記装置の動作を説明するための図である。
【図3】従来の差量法分析装置の構成を概略的に示す図
である。
【図4】前記装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…分析部、2…第1サンプルライン、4…開閉弁、6
…第1信号処理回路、8…第2信号処理回路、16…ス
イッチ、S1 …第1サンプル、S2 …第2サンプル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の分析部に対して第1サンプルを供
    給する第1サンプルラインを接続するとともに、第1サ
    ンプルラインに対して、オンオフ切換え動作する開閉弁
    を介して、第2サンプルを供給する第2サンプルライン
    を接続する一方、前記分析部の信号出力側に、第1サン
    プルに含まれる第1成分の濃度を求めるための第1信号
    処理回路と第2サンプルに含まれる第2成分の濃度を求
    めるための第2信号処理回路とを並列に設けるととも
    に、これらの信号処理回路の出力の差に基づいて第1サ
    ンプルに含まれる第3成分の濃度を求めるようにした差
    量法分析装置において、前記第1信号処理回路の上流側
    に、前記開閉弁の切換え周期と連動してオンオフ動作を
    行うスイッチを介装したことを特徴とする差量法分析装
    置。
JP9095065A 1997-03-29 1997-03-29 差量法分析装置 Pending JPH10274639A (ja)

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JP9095065A JPH10274639A (ja) 1997-03-29 1997-03-29 差量法分析装置

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JP (1) JPH10274639A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350304A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Horiba Ltd ガス分析装置
JP2004117259A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Horiba Ltd 車載型hc測定装置

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JP2002350304A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Horiba Ltd ガス分析装置
JP4572043B2 (ja) * 2001-05-23 2010-10-27 株式会社堀場製作所 ガス分析装置
JP2004117259A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Horiba Ltd 車載型hc測定装置

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