JPH1027301A - 磁気ディスクテスト方法及び装置 - Google Patents

磁気ディスクテスト方法及び装置

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JPH1027301A
JPH1027301A JP19698196A JP19698196A JPH1027301A JP H1027301 A JPH1027301 A JP H1027301A JP 19698196 A JP19698196 A JP 19698196A JP 19698196 A JP19698196 A JP 19698196A JP H1027301 A JPH1027301 A JP H1027301A
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test
magnetic disk
modulation
modulation error
error
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JP19698196A
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Yasufumi Nakagawa
康文 中川
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーティファイテストにおける偽のモジュレ
ーションエラーを真のモジュレーションエラーと弁別
し、テスト精度の向上、生産収率の向上を図ること。 【解決手段】 磁気ディスクテスト方法において、磁気
ディスク1の表面と裏面に書込んだ同一書込信号に関
し、表テストヘッド23が読出した再生信号のモジュレ
ーションエラーと、裏テストヘッド23が読出した再生
信号のモジュレーションエラーとが、同一トラック上の
略同一セクター範囲で正と負の反対称をなすとき、それ
らのモジュレーションエラーを偽のモジュレーションエ
ラーとして除外するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクテス
ト方法及び装置に係り、特にハードディスクの磁気ディ
スクテスト方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置(HDD)は、磁気デ
ィスク(ハードディスク)をスピンドルに固定するとと
もに、磁気ヘッドを備えたヘッドスライダをキャリッジ
に支持し、スピンドルの駆動による磁気ディスクの回転
と、キャリッジの駆動による磁気ヘッドの移動によっ
て、磁気ヘッドを磁気ディスクの表面に対して相対移動
させる。そして、磁気ディスクに設けてある複数の一様
な幅の磁気トラックのうちの指定されたトラックに、磁
気ヘッドによって電気的にデータを書込み、また、指定
されたトラックから磁気ヘッドによって電気的にデータ
を再生する。
【0003】然るに、磁気ディスクは、データの書込み
と再生の安定確実を図るため、記録膜の欠損等に起因す
る信号品質の良否をチェックするサーティファイテスト
が実施される。
【0004】サーティファイテストは磁気ディスクの磁
気記録膜等の欠陥(信号品質)のチェックテストであ
る。従来技術では、サーティファイテスト用磁気ヘッド
をヘッドスライダに設けたテストヘッドを用いて、磁気
ディスク装置のヘッドとディスクの関係を再現させ、デ
ィスクの各1本のトラック毎に、書込信号(HF信号)
の書込み、再生、消去、再再生等を行ない、MP(Miss
ing Pulse )エラー、スパイクエラー、モジュレーショ
ンエラー、EP(Extra Pulse )エラーの発生数を検出
することにて、欠陥の存在を検出するものである。
【0005】このとき、モジュレーションエラーとして
は正のモジュレーションエラーと負のモジュレーション
エラーとがある。正のモジュレーションエラーは、記録
膜に異物の内在があること等に起因し、あるトラックの
一定以上の長いセクターに渡り、テストヘッドの平均再
生電圧に対して一定の上限スライスレベルを上回る再生
信号を生ずるものである。負のモジュレーションエラー
は、記録膜の欠損に起因し、あるトラックの一定以上の
長いセクターに渡り、テストヘッドの平均再生電圧に対
して一定の下限スライスレベルを下回る再生信号を生ず
るものである。これらの正と負のモジュレーションエラ
ーは磁気ディスクの適正な信号処理を不能とするもので
あり、このようなモジュレーションエラーを生じたディ
スクはテスト段階で不良ディスクとして排除される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、最近にお
ける磁気ディスクの高記録密度化と小径化(コンパクト
化)の要請は、ディスクの厚みをより薄くし、且つディ
スクの外周側〜内周側の記録膜の使用範囲をより広くし
ている。このため、磁気ディスクのサーティファイテス
トでも、この薄いディスクをより広い範囲に渡ってテス
トしなければならない。このサーティファイテストにお
いては、薄いディスクをより内周側までテストするに伴
い、ディスクの内径孔をスピンドルに挿入して行なう保
持具による固定、更にはその保持具とディスクとの間に
侵入した異物の存在等に起因する、ディスクの大きな歪
み変形が無視できないものとなる。そして、サーティフ
ァイテストでのディスクの歪み変形は、ディスクの表裏
面とテストヘッドとの間隔を標準間隔に比して異常に拡
大又は縮小し、結果として、テストヘッドの出力信号を
一定以上の長いセクターに渡って異常に強弱せしめ、偽
のモジュレーションエラーを検出せしめるものとなる。
【0007】従来の磁気ディスクテスト装置では、偽の
モジュレーションエラーを真のモジュレーションエラー
と弁別する機能を有さず、テスト精度の向上、生産収率
の向上を阻害している。
【0008】本発明の課題は、サーティファイテストに
おける偽のモジュレーションエラーを真のモジュレーシ
ョンエラーと弁別し、テスト精度の向上、生産収率の向
上を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、磁気ディスクのサーティファイテストを行なう磁気
ディスクテスト方法において、表裏のテストヘッドを磁
気ディスクの表面と裏面のそれぞれに対して相対移動
し、表裏のテストヘッドが磁気ディスクに相対している
テスト位置を求め、磁気ディスクの表面と裏面に書き込
んだ同一書込信号に関し、表テストヘッドが読出した再
生信号のモジュレーションエラーと、裏テストヘッドが
読出した再生信号のモジュレーションエラーとが、同一
トラック上の略同一セクター範囲で正と負の反対称をな
すとき、それらのモジュレーションエラーを偽のモジュ
レーションエラーとして除去するようにしたものであ
る。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、表裏のテストヘッドが読出す
平均再生電圧に対し、一定の上限スライスレベルを上回
る再生信号を正のモジュレーションエラーレベルとし、
一定の下限スライスレベルを下回る再生信号を負のモジ
ュレーションエラーレベルとして求めるようにしたもの
である。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、表裏のテストヘッドが
読出したモジュレーションエラーの比較を行なう同一ト
ラック上の略同一セクター範囲を、セクター位置とセク
ター長のそれぞれが一定のずれの中にあるセクター範囲
とするようにしたものである。
【0012】請求項4に記載の本発明は、磁気ディスク
のサーティファイテストを行なう磁気ディスクテスト装
置において、磁気ディスクを回転させるスピンドルと、
スピンドルを駆動制御するスピンドルコントローラと、
磁気ディスクの表面と裏面のそれぞれに臨む表裏のテス
トヘッドと、表裏のテストヘッドを支持し、それら表裏
のテストヘッドを磁気ディスクの表面と裏面のそれぞれ
に沿って該磁気ディスクの磁気トラックに交差する方向
に移動させるキャリッジと、キャリッジを駆動制御する
キャリッジコントローラと、表裏のテストヘッドが磁気
ディスクに相対しているテスト位置をスピンドルコント
ローラとキャリッジコントローラの制御信号から求める
とともに、磁気ディスクの表面と裏面に書き込んだ同一
書込信号に関し、表テストヘッドが読出した再生信号の
モジュレーションエラーと、裏テストヘッドが読出した
再生信号のモジュレーションエラーとが、同一トラック
上の略同一セクター範囲で正と負の反対称をなすとき、
それらのモジュレーションエラーを偽のモジュレーショ
ンエラーとして除去するテスト回路と、スピンドルコン
トローラとキャリッジコントローラを制御するととも
に、テスト回路を制御する制御部とを有してなるように
したものである。
【0013】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、テスト回路が、表裏のテスト
ヘッドが読出す平均再生電圧に対し、一定の上限スライ
スレベルを上回る再生信号を正のモジュレーションエラ
ーレベルとし、一定の下限スライスレベルを下回る再生
信号を負のモジュレーションエラーレベルとして求める
ようにしたものである。
【0014】請求項6に記載の本発明は、請求項4又は
5に記載の本発明において更に、テスト回路が、表裏の
テストヘッドが読出したモジュレーションエラーの比較
を行なう同一トラック上の略同一セクター範囲を、セク
ター位置とセクター長のそれぞれが一定のずれの中にあ
るセクター範囲とするようにしたものである。
【0015】請求項1〜6に記載の本発明によれば下記
、の作用がある。 サーティファイテスト装置での磁気ディスクの固定保
持による該ディスクの歪み変形は、該ディスクの表裏で
一方が凸、他方が凹の如くの反対称状に生ずる。そし
て、この磁気ディスクの表裏対応位置では、凸状変形に
相対するテストヘッドの出力信号を異常に強くして偽の
正のモジュレーションエラーを呈し、凹状変形に相対す
るテストヘッドの出力信号を異常に弱くして偽の負のモ
ジュレーションエラーを呈する如くに、正と負のモジュ
レーションエラーが互いに反対称をなす(図4)。
【0016】尚、モジュレーションエラー発生位置は、
磁気ディスクの変形に依るものである為、上下において
若干異なる場合もある。
【0017】また、磁気ディスクの表裏いずれかの任意
位置における記録膜への異物の内在、記録膜の欠損に起
因する真のモジュレーションエラーは、表裏間で無関係
に生ずるものであり、正と負のモジュレーションエラー
が表裏の対応位置で反対称をなす如くにならない(図
5)。
【0018】本発明では、磁気ディスクの表面と裏面
に書込んだ同一書込信号に関し、表テストヘッドが読出
した再生信号のモジュレーションエラーと、裏テストヘ
ッドが読出した再生信号のモジュレーションエラーとを
同一のトラック上の、一定以上の長さ範囲に渡る略同一
セクター範囲で比較するものとした。そして、この比較
結果が正と負の反対称をなすものであれば、上記の偽
発生原理に基づき、それらのモジュレーションエラーを
偽のモジュレーションエラーとして除外するものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は磁気ディスクテスト装置の
一例を示す制御回路図、図2は磁気ディスクテスト装置
を示す模式図、図3はテストヘッドの一例を示す模式
図、図4は偽のモジュレーションエラーを示す模式図、
図5は真のモジュレーションエラーを示す模式図であ
る。
【0020】磁気ディスクテスト装置10は、磁気ディ
スク(ハードディスク)1のサーティファイテストを行
なう。
【0021】磁気ディスクテスト装置10は、図2に示
す如く、定盤10Aの上に設けたサーボモータ11の出
力軸にスピンドル12を連結し、サーボモータ11をス
ピンドルコントローラ13により駆動制御している。制
御部30は、スピンドル12が所定の回転数となるよう
にスピンドルコントローラ13を制御する。
【0022】磁気ディスクテスト装置10は、定盤10
Aの上に設けたキャリッジガイド14にキャリッジ15
をスライド可能に支持するともに、パルスモータ16の
出力軸に連結した送りねじ17によりキャリッジ15を
移動可能としている。キャリッジ15はキャリッジコン
トローラ18により駆動制御される。キャリッジ15は
上下のヘッドブロック21、21を支持し、上下の各ヘ
ッドブロック21、21のそれぞれにはサスペンション
(ばね)22、22の基端部が結合され、サスペンショ
ン22、22の先端部には表裏のテストヘッド23、2
3が設けられている。制御部30は、テストヘッド2
3、23が磁気ディスク1の表面と裏面のそれぞれに沿
って磁気ディスク1の磁気トラックに交差する方向(本
実施例では磁気ディスク1の直径方向)の所定位置に移
動するようにキャリッジコントローラ18を制御する。
【0023】表裏の各テストヘッド23は、そのヘッド
スライダ25の基端側の端面に接合された、薄膜素子
(磁気コア、コイル)からなる電磁誘導型磁気ヘッドに
て構成される。尚、テストヘッド23は、電磁誘導型磁
気ヘッドに加え、再生専用のMRヘッドを備えるもので
あっても良い。
【0024】磁気ディスクテスト装置10は、図1に示
す如く、制御部30、サーティファイテスト回路31、
表示部33を有している。
【0025】サーティファイテスト回路31は、テスト
ヘッド23が磁気ディスク1に相対しているテスト位置
を、スピンドルコントローラ13の制御信号(周方向角
度位置信号)とキャリッジコントローラ18の制御信号
(半径位置信号)から求めるとともに、表裏のテストヘ
ッド23、23の出力をアンプ35、35から得て、磁
気ディスク1の表裏面のそれぞれで、各1本のトラック
毎に書込んだ書込信号のテストヘッド23、23による
再生信号出力から上記テスト位置でのサーティファイテ
ストデータを求める。
【0026】制御部30は、スピンドルコントローラ1
3とキャリッジコントローラ18を前述した如くに制御
するとともに、サーティファイテスト回路31とを制御
する。
【0027】制御部30は、サーティファイテスト回路
31から取り込んだデータ、サーティファイテスト結果
等を表示部33に表示する。
【0028】このとき、サーティファイテスト回路31
は、磁気ディスク1の各1本のトラック毎に、下記(A)
〜(D) のMPエラー、スパイクエラー、モジュレーショ
ンエラー、EPエラーの検出を行なう。尚、下記(A) 〜
(D) で定めてある各スライスレベルは設定器31Aによ
り設定される。
【0029】(A) MPエラー 磁気ディスク1の書込信号をテストヘッド23により再
生し、トラック平均再生電圧(TAA)を算出する。そ
して、上記TAAに対する一定のスライスレベル(例え
ば60%)を下回る再生信号をMP(Missing Pulse )エ
ラーとする。
【0030】(B) スパイクエラー TAAに対する一定のスライスレベル(例えば140 %)
を上回る再生信号をスパイクエラーとする。
【0031】(C) モジュレーションエラー TAAに対し、一定の上限スライスレベル(例えば140
%)を上回る再生信号が一定のセクター長(例えば120
ビット)に渡るとき、これを正のモジュレーションエラ
ーとする。また、TAAに対し、一定の下限スライスレ
ベル(例えば40%)を下回る再生信号が一定のセクター
長(例えば120 ビット)に渡るとき、これを負のモジュ
レーションエラーとする。
【0032】(D) EPエラー 磁気ディスク1の書込信号のイレーズ(消去)後にテス
トヘッド23により再び再生したとき、TAAに対する
一定のスライスレベル(例えば15%)を上回る消残り信
号をEP(Extra Pulse )エラーとする。
【0033】然るに、サーティファイテスト回路31
は、上記(C) のモジュレーションエラーについて、真の
モジュレーションエラーと偽のモジュレーションエラー
とを弁別するための、エラー弁別回路32を備えてい
る。エラー弁別回路32は、上記(C) においてモジュレ
ーションエラーと認められる再生信号のうち、下記、
の偽弁別条件に従うものを、偽のモジュレーションエ
ラーと弁別してこれをエラーから除外する。
【0034】磁気ディスク1の表面と裏面に書込んだ
同一書込信号に関し、表テストヘッド23が読出した再
生信号のモジュレーションエラーと、裏テストヘッド2
3が読出した再生信号のモジュレーションエラーとが、
同一トラック上の略同一セクター範囲で正と負の反対称
をなすとき、それらのモジュラーションエラーを偽のモ
ジュレーションエラーとする。
【0035】上記で、表裏のテストヘッド23、2
3が読出したモジュレーションエラーの比較を行なう同
一トラック上の略同一セクター範囲を、セクター位置と
セクター長のそれぞれが一定のずれの中にあるセクター
範囲とする。即ち、セクター位置については、表裏一方
の正のモジュレーションエラーのトラック上での始点位
置と、表裏他方の負のモジュレーションエラーのトラッ
ク上での始点位置の位置の差が一定ずれ以下にあり、セ
クター長については、表裏一方の正のモジュレーション
エラーの長さと、表裏他方の負のモジュレーションエラ
ーの長さの差が一定ずれ以下にあることである。尚、許
容される一定のずれ量は現象に応じて調整できる。概ね
±15セクター程度である。
【0036】以下、磁気ディスクテスト装置10による
テスト手順の一例について説明する。 (1) 磁気ディスク1をスピンドル12に取付ける。そし
て、スピンドルコントローラ13により所定のスピンド
ル回転数でスピンドル12を駆動する。
【0037】(2) キャリッジコントローラ18によりテ
ストヘッド23を磁気ディスク1上のロード位置(テス
ト開始位置)(例えば最外周トラック位置)に位置付
け、不図示のヘッドロード/アンロード機構によりテス
トヘッド23を磁気ディスク1上で浮上させ、サーティ
ファイテストを行なう。サーティファイテストは、例え
ば下記〜により、磁気ディスク1の全記録エリアの
全トラック(例えば1.8インチφディスクで3000TPI
(トラック密度))について行なう。
【0038】指定されたトラックに書込信号(HF信
号)を書込む。
【0039】上記の書込信号をテストヘッド23に
より再生し、トラック平均再生電圧(TAA)を算出す
る。
【0040】上記の再生信号について、上記のT
AAに対するスライスレベル(例えば60%)を下回るパ
ルス信号をMP(Missing Pulse)エラーとする。そし
て、例えばディスクの1トラックのビット数(例えば20
万ビット)に対し上記MPエラーの数が一定比率を越え
るディスクを不良ディスクとする。
【0041】上記の再生信号について、上記のT
AAに対するスライスレベル(例えば90%)を上回るパ
ルス信号をスパイクエラーとする。そして、例えばディ
スクの1トラックのビット数(例えば20万ビット)に対
し上記スパイクエラーの数が一定比率を越えるディスク
を不良ディスクとする。
【0042】上記の再生信号について、上記のT
AAに対する上限スライスレベル(例えば140 %)を上
回るパルス信号が一定のセクター長(例えば120 ビッ
ト)に渡って連続するとき、これを正のモジュレーショ
ンエラーとする。また、上記のTAAに対する下限ス
ライスレベル(例えば40%)を下回るパルス信号が一定
のセクター長(例えば120 ビット)に渡って連続すると
き、これを負のモジュレーションエラーとする。そし
て、これらのモジュレーションエラーが生じたディスク
を不良ディスクとする。
【0043】上記のモジュレーションエラーの判定に
際しては、前述のエラー弁別回路32によるモジュレー
ションエラーの真偽弁別機能により、偽のモジュレーシ
ョンエラーを前述の如くにより弁別してこれをエラーか
ら除外する。
【0044】上記の書込信号をイレーズ(消去)す
る。
【0045】上記のイレーズ後にテストヘッド23
により再読出しを行なう。そして、上記のTAAに対
するスライスレベル(例えば15%)を越える消残りパル
ス信号をEP(Extra Pulse )エラーとする。そして、
例えばディスクの1トラックのビット数(例えば20万ビ
ット)に対し上記EPエラーの数が一定比率を越えるデ
ィスクを不良ディスクとする。
【0046】(3) テストヘッド23が磁気ディスク1上
のアンロード位置(テスト終了位置)(例えば最内周ト
ラック位置)に到達して、その位置での上記〜を終
了したら、不図示のヘッドロード/アンロード機構によ
りテストヘッド23を磁気ディスク1から強制的に離
し、テスト終了とする。
【0047】以下、本実施形態の作用について説明す
る。 サーティファイテスト装置10での磁気ディスク1の
固定保持による該ディスク1の歪み変形は、該ディスク
1の表裏で一方が凸、他方が凹の如くの反対称状に生ず
る。そして、この磁気ディスク1の表裏対応位置では、
凸状変形に相対するテストヘッド23の出力信号を異常
に強くして偽の正のモジュレーションエラーを呈し、凹
状変形に相対するテストヘッドの出力信号を異常に弱く
して偽の負のモジュレーションエラーを呈する如くに、
正と負のモジュレーションエラーが互いに反対称をなす
(図4)。
【0048】尚、磁気ディスクの表裏いずれかの任意位
置における記録膜への異物の内在、記録膜の欠損に起因
する真のモジュレーションエラーは、表裏間で無関係に
生ずるものであり、正と負のモジュレーションエラーが
表裏の対応位置で反対称をなす如くにならない(図
5)。
【0049】本発明では、磁気ディスク1の表面と裏
面に書込んだ同一書込信号に関し、表テストヘッド23
が読出した再生信号のモジュレーションエラーと、裏テ
ストヘッド23が読出した再生信号のモジュレーション
エラーとを同一のトラック上の、一定以上の長さ範囲に
渡る略同一セクター範囲で比較するものとした。そし
て、この比較結果が正と負の反対称をなすものであれ
ば、上記の偽発生原理に基づき、それらのモジュレー
ションエラーを偽のモジュレーションエラーとして除外
するものである。
【0050】以上、本発明の実施形態を図面により詳述
したが、本発明の具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、磁気デ
ィスクテスト装置の形態は、上記実施形態のものに限ら
ない。従って、キャリッジは、テストヘッドをディスク
のトラックに交差する方向に移動させるものであれば良
く、ディスクの直径上を直線動するものに限らず、スイ
ングするものであっても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サーティ
ファイテストにおける偽のモジュレーションエラーを真
のモジュレーションエラーと弁別し、テスト精度の向
上、生産収率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は磁気ディスクテスト装置の一例を示す制
御回路図である。
【図2】図2は磁気ディスクテスト装置を示す模式図で
ある。
【図3】図3はテストヘッドの一例を示す模式図であ
る。
【図4】図4は偽のモジュレーションエラーを示す模式
図である。
【図5】図5は真のモジュレーションエラーを示す模式
図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 10 磁気ディスクテスト装置 12 スピンドル 13 スピンドルコントローラ 15 キャリッジ 18 キャリッジコントローラ 23 テストヘッド 30 制御部 31 サーティファイテスト回路 32 エラー弁別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクのサーティファイテストを
    行なう磁気ディスクテスト方法において、 表裏のテストヘッドを磁気ディスクの表面と裏面のそれ
    ぞれに対して相対移動し、 表裏のテストヘッドが磁気ディスクに相対しているテス
    ト位置を求め、 磁気ディスクの表面と裏面に書き込んだ同一書込信号に
    関し、表テストヘッドが読出した再生信号のモジュレー
    ションエラーと、裏テストヘッドが読出した再生信号の
    モジュレーションエラーとが、同一トラック上の略同一
    セクター範囲で正と負の反対称をなすとき、それらのモ
    ジュレーションエラーを偽のモジュレーションエラーと
    して除去することを特徴とする磁気ディスクテスト方
    法。
  2. 【請求項2】 表裏のテストヘッドが読出す平均再生電
    圧に対し、一定の上限スライスレベルを上回る再生信号
    を正のモジュレーションエラーレベルとし、一定の下限
    スライスレベルを下回る再生信号を負のモジュレーショ
    ンエラーレベルとして求める請求項1記載の磁気ディス
    クテスト方法。
  3. 【請求項3】 表裏のテストヘッドが読出したモジュレ
    ーションエラーの比較を行なう同一トラック上の略同一
    セクター範囲を、セクター位置とセクター長のそれぞれ
    が一定のずれの中にあるセクター範囲とする請求項1又
    は2記載の磁気ディスク方法。
  4. 【請求項4】 磁気ディスクのサーティファイテストを
    行なう磁気ディスクテスト装置において、 磁気ディスクを回転させるスピンドルと、 スピンドルを駆動制御するスピンドルコントローラと、 磁気ディスクの表面と裏面のそれぞれに臨む表裏のテス
    トヘッドと、 表裏のテストヘッドを支持し、それら表裏のテストヘッ
    ドを磁気ディスクの表面と裏面のそれぞれに沿って該磁
    気ディスクの磁気トラックに交差する方向に移動させる
    キャリッジと、 キャリッジを駆動制御するキャリッジコントローラと、 表裏のテストヘッドが磁気ディスクに相対しているテス
    ト位置をスピンドルコントローラとキャリッジコントロ
    ーラの制御信号から求めるとともに、 磁気ディスクの表面と裏面に書き込んだ同一書込信号に
    関し、表テストヘッドが読出した再生信号のモジュレー
    ションエラーと、裏テストヘッドが読出した再生信号の
    モジュレーションエラーとが、同一トラック上の略同一
    セクター範囲で正と負の反対称をなすとき、それらのモ
    ジュレーションエラーを偽のモジュレーションエラーと
    して除去するテスト回路と、 スピンドルコントローラとキャリッジコントローラを制
    御するとともに、テスト回路を制御する制御部とを有し
    てなることを特徴とする磁気ディスクテスト装置。
  5. 【請求項5】 上述のテスト回路が、表裏のテストヘッ
    ドが読出す平均再生電圧に対し、一定の上限スライスレ
    ベルを上回る再生信号を正のモジュレーションエラーレ
    ベルとし、一定の下限スライスレベルを下回る再生信号
    を負のモジュレーションエラーレベルとして求める請求
    項4記載の磁気ディスクテスト装置。
  6. 【請求項6】 テスト回路が、表裏のテストヘッドが読
    出したモジュレーションエラーの比較を行なう同一トラ
    ック上の略同一セクター範囲を、セクター位置とセクタ
    ー長のそれぞれが一定のずれの中にあるセクター範囲と
    する請求項4又は5記載の磁気ディスクテスト装置。
JP19698196A 1996-07-09 1996-07-09 磁気ディスクテスト方法及び装置 Withdrawn JPH1027301A (ja)

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