JPH10272431A - 管状体の洗浄装置 - Google Patents

管状体の洗浄装置

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JPH10272431A
JPH10272431A JP9079310A JP7931097A JPH10272431A JP H10272431 A JPH10272431 A JP H10272431A JP 9079310 A JP9079310 A JP 9079310A JP 7931097 A JP7931097 A JP 7931097A JP H10272431 A JPH10272431 A JP H10272431A
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JP
Japan
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cleaning
nozzle
tubular body
tip
center
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JP9079310A
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English (en)
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Noboru Imai
昇 今井
Kazuhiro Yoshitomi
和洋 吉富
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤアクスルケースの内周面の洗浄液による
洗浄効率を高める。 【解決手段】 洗浄液供給パイプ36の先端に装着され
たノズルチップ43を回転シャフト17とともに回転さ
せながら軸心方向に移動させ、そのノズルチップ43か
らワークWの内周面に向けて洗浄液を噴射する。ノズル
チップ43の回転に同期してタイロッド45を往復運動
させることにより、ノズルチップ43を同時に再度θの
範囲で首振り運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状体の内周面を
洗浄する装置に関し、特に機械加工が施された自動車用
リヤアクスルケース(リヤアクスルハウジング)の内周
面に切削油剤等の洗浄液を吹き付けて洗浄するのに好適
な洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤアクスルケースは一般的に
プレス製品と鍛造部品との溶接接合構造体でできてお
り、溶接組み立てに続いて中央部のディファレンシャル
ケース取付部や両端の車軸軸受部の切削機械加工が行わ
れることから、その機械加工の直後に、ケース内部に残
存している切屑等の除去を目的として切削油剤等による
洗浄が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の洗浄作業は、テ
ーパコーン状のロケートセンタでリヤアクスルケースの
両端を両持ち支持した上で、そのロケートセンタに付設
されたノズルから切削油剤等の洗浄液を噴射させること
を基本としているものであるが、ノズルが固定式である
ために洗浄能力は洗浄液の噴射力のみに依存し、リヤア
クスルケースの奥部まで均一に洗浄できないばかりでな
く、洗浄効率の面でも必ずしも十分でない。
【0004】特に、リヤアクスルケースの特殊性とし
て、内部に接合部等の張り出し部が存在することから、
洗浄液噴射方向に対して上記張り出し部等の陰となる部
分ではほとんど洗浄効果を期待することができない。
【0005】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、自動車のリヤアクスルケースに代表される
ような管状体の内周面を均一に、しかも効率よく洗浄で
きるようにした洗浄装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自動車のリヤアクスルケースに代表されるような両
端が解放された長尺な管状体の内周面に切削油剤等の洗
浄液を吹き付けてその内周面を洗浄する装置であって、
洗浄対象となる管状体をはさんで該管状体と同一軸心上
に対向配置されるとともに、先端にテーパコーン状のロ
ケートセンタを有し、このロケートセンタを管状体の端
部開口縁に圧接させることでその管状体を両持ち支持す
る一対のロケート装置と、ロケート装置の中心部に配置
されて、先端の噴射口から洗浄液を吹き出すための洗浄
ノズルと、この洗浄ノズルを管状体内に送り込むべく該
洗浄ノズルを管状体の軸心に沿って往復移動させる往復
駆動手段と、前記洗浄ノズルの往復移動と並行して該洗
浄ノズルを管状体の軸心まわりに回転運動させる回転駆
動手段と、前記洗浄ノズルの回転運動と並行して該洗浄
ノズルを首振り動作させる首振り駆動手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における洗浄ノズルの首振り運動は洗浄ノズルの
回転運動に同期してなされるものであることを特徴とし
ている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明における洗浄ノズルは回転駆動されるシャフトの
先端に球面継手を介して首振り旋回可能に支持されてい
る一方、前記首振り駆動手段は、洗浄ノズルから管状体
の径方向に延設されたノズルホルダと、シャフトを軸心
方向に貫通して、先端がノズルホルダに連結されるとと
もに他端が斜板状のカム面に当接するスライド式のタイ
ロッドとから構成されていて、シャフトの回転に伴って
洗浄ノズルが首振り運動するものであることを特徴とし
ている。
【0009】したがって、請求項1に記載の発明では、
洗浄液を吹き出す洗浄ノズルが管状体の内部をその軸心
方向に往復移動する一方、同時に洗浄ノズルは管状体の
軸心まわりに回転運動しつつ首振り運動することから、
管状体の内周面に対する洗浄液の噴射方向がランダムに
変化することになる。これにより、管状体の奥部まで洗
浄液が満遍なく吹き付けられるようになるとともに、内
部突起物によって陰となる部分もなくなって均一に洗浄
することができる。
【0010】特に請求項2に記載の発明のように洗浄ノ
ズルの回転運動と首振り運動とが同期していると、その
洗浄効果が一段と高められる。
【0011】また、請求項3に記載の発明によれば、洗
浄ノズルの回転運動がカム面とタイロッドとを介してそ
の洗浄ノズルの首振り運動に変換され、洗浄ノズルの回
転運動と首振り運動とが完全同期をとられたかたちで並
行して行われる。
【0012】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、管
状体の内周面に洗浄液を吹き付けて洗浄するにあたり、
洗浄ノズルを管状体の軸心方向に往復動させる一方で、
その洗浄ノズルの回転運動と首振り運動とを並行して行
わせるようにしたことから、管状体内部の奥部はもちろ
んその隅々まで洗浄できるようになってその洗浄効果が
大幅に向上する。
【0013】また、請求項3に記載の発明によれば、洗
浄ノズルの回転運動と首振り運動とを同期させるにあた
って、洗浄ノズルの回転運動をカム面とタイロッドとを
介してその洗浄ノズルの首振り運動に変換しているた
め、両者の同期精度が高められることはもちろんのこ
と、実質的に駆動源を共用化できることによって設備費
を低減できる効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明の好ましい実施
の形態を示す図であって、図6に示すような機械加工後
の自動車用リヤアクスルケース(以下、単にワークとい
う)Wを洗浄するための装置の例を示している。
【0015】図2,3に示すように、洗浄ステージSに
は左右一対のワーク受け1が設けられており、このワー
ク受け1の上面にはゲージ2が固定されている。そし
て、機械加工を終えたワークWがトランスファバー3に
より前工程から洗浄ステージSに搬送されてくると、そ
のトランスファバー3上のワークWがゲージ2上に移載
されて位置決めされるようになっている。
【0016】前記洗浄ステージSに位置決めされたワー
クWをはさんでその両側には洗浄ユニット4が対向配置
されている。洗浄ユニット4は、ベッド5上に互いに平
行な上下一対のガイドレール6を配置するとともに、こ
のガイドレール6に沿って往復移動可能なスライダ7を
設けたもので、スライダ7にはガイドレール6に案内さ
れる図示外のリニアベアリングが設けられている。
【0017】また、ベッド5上には、ノズル往復駆動用
モータ(ギヤードモータ)8と、このモータ8によりプ
ーリ9,10とタイミングベルト11とを介してその入
力軸が駆動されるクラッチ・ブレーキユニット12が設
けられており、さらに、このクラッチ・ブレーキユニッ
ト12の出力軸側のプーリ13ともう一方のプーリ14
との間にはタイミングベルト15が巻き掛けられてお
り、このタイミングベルト15は連結ブロック16を介
して前記スライダ7に結合されている。したがって、ノ
ズル往復駆動用モータ8の正逆転起動に応じてスライダ
7がガイドレール6に案内されるかたちで往復移動する
ように構成されている。すなわち、前記ノズル往復駆動
用モータ8、クラッチ・ブレーキユニット12、プーリ
13,14およびタイミングベルト15等により、後述
するノズルチップ43を往復移動さるための往復駆動手
段が構成されている。
【0018】前記スライダ7には図4,5に示すように
長尺な回転シャフト17の後端部がベアリング18を介
して回転可能に軸受支持されており、該回転シャフト1
7の後端にはドリブンプーリ19が設けられている。そ
して、回転シャフト17はゲージ2上のワークWの軸心
と同一軸線上に位置していて、その回転シャフト17の
先端部側はロケートユニット20に内挿されるかたちで
支持されているとともに、さらにそのロケートユニット
20はガイドスリーブ21とサポートプレート22とを
介してガイドバー23にスライド可能に案内支持されて
いる。すなわち、ロケートユニット20自体はエアシリ
ンダ24の伸縮動作に応じてガイドバー23に沿って往
復移動するようになっていて、同時に回転シャフト17
を回転可能でかつスライド可能に案内支持している。
【0019】前記ロケートユニット20の先端にはシー
ルブロックを兼ねたテーパコーン状のロケートセンタ2
5がホルダブロック26を介して進退可能に設けられて
いる。より詳しくは、図5に示すように、ロケートセン
タ25はワークWの端部をセンタリングしつつこれを支
持するためのものであって、このロケートセンタ25が
固定されたホルダブロック26とロケート装置20の本
体部27との間には圧縮コイルスプリング28が介装さ
れていて、ロケートセンタ25は圧縮コイルスプリング
28により常時前方に付勢されている。また、ロケート
センタ25が固定されたホルダブロック26には回り止
めピン29が挿入されており、この回り止めピン29は
本体部27の外周にその軸方向に沿って形成された溝部
30に係合している。したがって、ロケートセンタ25
は本体部27に対する回り止めが施されていることによ
り、軸心方向にのみスライド可能となっている。
【0020】なお、図5において、31は回転シャフト
17を支持しているボールベアリング、32はロケート
センタ25が固定されたホルダブロック26を支えてい
るリニアベアリングである。
【0021】前記スライダ7には、図4に示すようにノ
ズル回転駆動用モータ33が設けられており、このノズ
ル回転駆動用モータ33の出力軸に設けられたドライブ
プーリ34と前記回転シャフト17側のドリブンプーリ
19との間にはタイミングベルト35が巻き掛けられて
いる。したがって、このノズル回転駆動用モータ33の
起動により回転シャフト17が回転駆動されるようにな
っている。つまり、上記のノズル回転駆動用モータ3
3、プーリ34,19およびタイミングベルト35等に
より後述するノズルチップ43を回転駆動するための回
転駆動手段が構成されている。
【0022】前記回転シャフト17の中心部には洗浄液
供給パイプ(以下、単に供給パイプという)36が内挿
されており、この供給パイプ36の先端は回転シャフト
17の先端面よりも突出していて、その先端部にノズル
ユニット37が装着されている一方、供給パイプ36の
後端は同じく回転シャフト17の後端面よりも突出して
いて、この突出端部にロータリージョイント38が連結
されている。
【0023】したがって、供給パイプ36は回転シャフ
ト17とともに回転運動するものの、図示しない洗浄液
供給源からロータリージョイント38を介して切削油剤
等の洗浄液の供給を受けて、その供給パイプ36先端の
ノズルユニット37から洗浄液を噴射するようになって
いる。
【0024】前記ノズルユニット37は、供給パイプ3
6の先端にアダプタ39をねじ結合するとともに、この
アダプタ39に球状部40を有するノズルホルダ41を
袋ナット42を介して装着し、さらにノズルホルダ41
に洗浄ノズルであるノズルチップ43をねじ結合したも
のであって、前記アダプタ39と球状部40および袋ナ
ット42とで球面継手44が形成されている。したがっ
て、ノズルチップ43は図1に示すように角度θの範囲
内で首振りもしくは揺動可能となっている。
【0025】また、上記ノズルホルダ41の両端には球
面継手を介して互いに平行な一対のタイロッド45が連
結されており、これらのタイロッド45は回転シャフト
17を貫通してその回転シャフト17の後端面から突出
しているとともに、このタイロッド45の後端にはカム
フォロアローラ46が装着されている。他方、前記スラ
イダ7にはタイロッド45側のカムフォロアローラ46
と対峙するようにブラケット47が延設されていて、こ
のブラケット47には上記のカムフォロアローラ46が
摺接することになる斜板状のカム面48が形成されてい
る。
【0026】したがって、ノズルチップ43が供給パイ
プ36や回転シャフト17とともに一体的に回転するの
に伴って、タイロッド45もまた回転シャフト17とと
もに回転することから、カムフォロアローラ46とカム
面48との摺接のために双方のタイロッド45が交互に
往復移動し、その結果としてノズルチップ43の回転運
動と並行して図1の角度θの範囲内でノズルチップ43
が首振り運動するようになっている。すなわち、上記の
ノズルホルダ41、タイロッド45、カムフォロアロー
ラ46およびカム面48等により、ノズルチップ43を
首振り運動させるための首振り駆動手段が構成されてい
る。
【0027】次に、以上のように構成された洗浄装置の
一連の動きについて説明する。
【0028】先ず、図2,3に示すように、前工程で溶
接組立作業を終えたワークWは中央部の開口部Qを下向
きにした状態でトランスファバー3により洗浄ステージ
Sに搬入され、ワーク受け1上のゲージ2に位置決め載
置される。
【0029】ワークWがゲージ2上に位置決め載置され
ると、それまでワーク受け1の外側で待機していた左右
一対のロケートユニット20がエアシリンダ24の伸長
動作によって回転シャフト17およびガイドバー23に
案内されながらワークWに向かって前進する。これによ
り、図5に示すように、ロケートセンタ25が圧縮コイ
ルスプリング28を撓ませながらそのワークWの端面に
圧接し、ワークWをセンタリングしながらそのワークW
を双方のロケートセンタ25で両持ち支持する。
【0030】なお、前記ロケートユニット20のロケー
トセンタ25には図2,3に示すように支持ロッド49
を介してドッグ50が付設されており、ロケートセンタ
25がワークWに接する直前に上記のドッグ50によっ
て図示外のリミットスイッチがON作動する。このリミ
ットスイッチのON作動を受けてエアシリンダ24の伸
長速度が減速され、結果的にロケートセンタ25は衝撃
を伴うことなくスムーズにワークWに圧接することにな
る。
【0031】双方のロケートセンタ25によってワーク
Wが両持ち支持されると、ノズル回転駆動用モータ33
の起動により回転シャフト17を介してノズルチップ4
3が回転駆動され、同時に送りモータ8が起動してスラ
イダ7に送りが与えられ、スライダ7はガイドレール6
に沿って走行し始める。さらに、図示外の洗浄液供給源
からロータリージョイント38を介してノズルチップ4
3に洗浄液が供給され、ノズルチップ43から図5の矢
印Aで示すように洗浄液が噴射される。
【0032】したがって、ノズルチップ43は図1に示
すようにノズル往復駆動用モータ8による送りのために
徐々にワークWの奥部に向かって送り込まれる一方、先
端の噴射口から洗浄液を噴射しているノズルチップ43
はそれ自体が回転シャフト17とともに回転運動しつ
つ、タイロッド45後端のカムフォロアローラ46とカ
ム面48との当接のために角度θの範囲内で首振り運動
する。
【0033】その結果、ワークWの内周面に対するノズ
ルチップ43からの洗浄液の吹き付け方向がランダムに
変化し、ワークWの内周面が満遍なく洗浄されることに
なる。そして、洗浄液によって洗い落とされた切屑等は
その洗浄液とともにワークWの中央部の開口部Qから外
部に排出される。また、ワークWを両持ち支持している
ロケートセンタ25はそのワークWの両端の開口部をシ
ールする機能を有していることから、ワークWの両端か
ら洗浄液が噴き出すことはない。
【0034】ノズルチップ43がワークWの中心位置C
(図6参照)まで前進すると、それをもってノズルチッ
プ43の往動が終了し、ノズル往復駆動用モータ8の逆
転起動によりノズルチップ43が復動を開始して、往動
時と同様にワークWの内周面を洗浄する。
【0035】ここで、図6に示すようにワークWの中心
位置Cからその両端までの長さa,bが互いに異なる場
合が多いため、双方のノズルチップ43を同速度で前進
動作させたとしても、ワークWの中心位置Cで双方のノ
ズルチップ43,43同士が干渉することはない。
【0036】そして、双方のノズルチップ43の復動が
終わると、ノズルチップ43の全ての動きとともに洗浄
液の噴射も停止し、それに続いてエアシリンダ24の逆
動作によりロケートユニット20が後退してワークWを
解放する。
【0037】この後、洗浄を終えたワークWがトランス
ファバー3によって次工程へと搬送されるのと並行し
て、前工程から洗浄ステージSに次なるワークWが搬入
され、以降は上記の一連の動作を繰り返すことになる。
【0038】このように本実施の形態によれば、送りが
与えられるノズルチップ43が自転しつつ首振り運動す
るために、そのノズルチップ43からの洗浄液の吹き付
け方向がランダムに変化して、ワークWの内周面を満遍
なく洗浄することができ、その洗浄効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、洗浄中のノズ
ルユニットの要部拡大断面図。
【図2】本発明の実施の形態を示す洗浄装置全体の正面
説明図。
【図3】図2の平面説明図。
【図4】図2の要部拡大断面図。
【図5】洗浄開始前のノズルユニットの要部拡大断面
図。
【図6】ワークの一例として自動車のリヤアクスルケー
スの形状を示す説明図。
【符号の説明】
7…スライダ 8…ノズル往復駆動用モータ 17…回転シャフト 20…ロケートユニット(ロケート装置) 24…エアシリンダ 25…ロケートセンタ 33…ノズル回転駆動用モータ 36…洗浄液供給パイプ 37…ノズルユニット 38…ロータリージョイント 41…ノズルホルダ 43…ノズルチップ(洗浄ノズル) 44…球面継手 45…タイロッド 46…カムフォロアローラ 48…カム面 W…ワーク(リヤアクスルケース)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が解放された長尺な管状体の内周面
    に洗浄液を吹き付けてその内周面を洗浄する装置であっ
    て、 洗浄対象となる管状体をはさんで該管状体と同一軸心上
    に対向配置されるとともに、先端にテーパコーン状のロ
    ケートセンタを有し、このロケートセンタを管状体の端
    部開口縁に圧接させることでその管状体を両持ち支持す
    る一対のロケート装置と、 ロケート装置の中心部に配置されて、先端の噴射口から
    洗浄液を吹き出すための洗浄ノズルと、 この洗浄ノズルを管状体内に送り込むべく該洗浄ノズル
    を管状体の軸心に沿って往復移動させる往復駆動手段
    と、 前記洗浄ノズルの往復移動と並行して該洗浄ノズルを管
    状体の軸心まわりに回転運動させる回転駆動手段と、 前記洗浄ノズルの回転運動と並行して該洗浄ノズルを首
    振り動作させる首振り駆動手段と、 を備えていることを特徴とする管状体の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄ノズルの首振り運動は洗浄ノズ
    ルの回転運動に同期してなされるものであることを特徴
    とする請求項1記載の管状体の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄ノズルは回転駆動手段によって
    回転駆動されるシャフトの先端に球面継手を介して首振
    り旋回可能に支持されている一方、 前記首振り駆動手段は、洗浄ノズルから管状体の径方向
    に延設されたノズルホルダと、シャフトを軸心方向に貫
    通して、先端がノズルホルダに連結されるとともに他端
    が斜板状のカム面に当接するスライド式のタイロッドと
    から構成されていて、シャフトの回転に伴って洗浄ノズ
    ルが首振り運動するものであることを特徴とする請求項
    2記載の管状体の洗浄装置。
JP9079310A 1997-03-31 1997-03-31 管状体の洗浄装置 Pending JPH10272431A (ja)

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