JPH10272157A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JPH10272157A JPH10272157A JP9081490A JP8149097A JPH10272157A JP H10272157 A JPH10272157 A JP H10272157A JP 9081490 A JP9081490 A JP 9081490A JP 8149097 A JP8149097 A JP 8149097A JP H10272157 A JPH10272157 A JP H10272157A
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Abstract
易にする。 【解決手段】 縦長に形成された使い捨ておむつの一端
部8の両側縁部分11それぞれに固定端部61A,62
Aを有する一対の着用帯片61,62の自由端部61
B,62Bが、着用者胴周り方向へ延びたときに互いに
重なり合い、その重なり合う部分は互いに係脱可能に形
成される。
Description
であって、特に未熟児等に使用するのに適した該おむつ
に関する。
において、その一端部の両側縁部分に着用したおむつの
胴周りを閉じるための帯状ファスナを有するものは周知
である。このファスナによって、着用したおむつの前後
胴周り域が着用者の左右胴周り側部で連結される。
で育てられている未熟児の場合には、看護者が未熟児の
右側または左側に立って、保育器の外側からおむつを着
用させなければならない。そのときに、左右の胴周り側
部それぞれでファスナを止着する従来のおむつは、それ
を着用させるための作業が必ずしも容易ではない。
に対して容易に着用させることができるおむつの提供を
課題にしている。
に、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、
不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸
液性コアとによって固定された縦長のおむつ本体におけ
る一端部の両側縁部分それぞれに、該部分に一端部が構
成されていてその固定された端部と反対側の自由端部を
着用者胴周り方向へ延ばして着用した前記おむつの胴周
り方向を実質的に閉じることが可能な一対のおむつ着用
帯片を備えた使い捨ておむつである。
るところは、前記一対の帯片の前記自由端部が、前記着
用者の胴周り方向へ延びたときに一方の帯片が着用者身
体寄りの内側となり、他方の帯片が外側となるように互
いに重なり合うことが可能な長さを有していて、その重
なり合ったときの内側帯片の前記自由端部外面と、外側
帯片の前記自由端部内面とが互いに係脱可能に形成され
ていること、にある。
片の自由端部外面が雌雄一対で構成される面状ファスナ
のうちの一方を有し、前記外側帯片の自由端部内面が前
記一対の面状ファスナのうちの他方を有していることが
ある。
それぞれは、前記一端部分がおむつ側縁部の内面に固定
されていて、前記自由縁部が前記おむつ内面において該
おむつの内方へ延びていることがある。
は、それぞれが前記おむつの幅方向中心線を越える長さ
を有し、前記おむつが平面に展開された状態において、
前記帯片どうしが重なり合い、前記雌雄の面状ファスナ
を介して連結可能に形成されていることがある。
は、その長手方向両端部のうちの前記帯片が固定されて
いる方の前記一端部とは反対側の端部において、前記裏
面シート外面の少なくとも一部が、前記両帯片のうちの
少なくとも外側帯片の外面に対して係脱可能に形成され
ていることがある。
外面の少なくとも一部が雌雄一対の第2の面状メカニカ
ルファスナの一方を有し、前記外側帯片の外面の少なく
とも一部が前記第2の面状ファスナのもう一方を有して
いることがある。
は、前記帯片が固定されている前記一端部とは反対側の
端部において、前記吸液性コアの少なくとも一部が前記
おむつ本体の幅方向全体にわたって該一部に隣接するコ
ア部分よりも薄く形成されていることがある。
一対の面状ファスナのうちの雌ファスナが、前記表裏面
シートおよび前記両帯片のいずれかを構成している不織
布である。
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
ート側平面図と、裏面シート側平面図と、着用状態にあ
るおむつの部分破断斜視図とである。おむつは、前後に
長く形成されていて、透液性表面シート2と、不透液性
裏面シート3と、これら両シート間に介在する吸液性コ
ア4とで構成されたおむつ本体5と、本体5における後
記後端部8の両側縁部分11に取り付けられた一対の第
1,2着用帯片61,62とを有する。本体5は、着用
者腹側に位置させる前端部7と、背側に位置させる後端
部8と、これら両端部7,8間にあって着用者股下域を
覆うことが可能な中間部9とを有する。表裏面シート
2,3は、矩形のコア4の四周から延出する部分で互い
に重なり合い、ホットメルト接着剤(図示せず)を介し
て接合し、側縁部フラップ13A,13Bと、前後端縁
部フラップ16,17とを形成している。側縁部フラッ
プ13A,13Bは、少なくとも中間部9に長手方向へ
延びる複数条の弾性部材18A,18Bを有する。各弾
性部材18A,18Bは、表裏面シート2,3間にあっ
て、少なくとも一方のシートの内面に伸長状態で接合し
ている。
れおむつ後端部8の側縁部分11の内面に接合された固
定端部61A,62Aと、この端部61A,62Aから
おむつ内方へ向かって延びる自由端部61B,62Bと
を有する。ただし、図1,2では、これら自由端部61
B,62Bが外方へ向かって延びるように折曲された状
態にある。第1,2帯片61,62それぞれは、好まし
くはおむつの幅方向を二分する中心線CCを越えて延び
る長さを有していて、図1には仮想線で、また図3には
実線で示されているように、おむつ1の内方へ延びたと
きに互いに重なり合うことが可能である。図3では、第
2帯片62が内側となり、第1帯片61が外側となっ
て、第2帯片62の外面と第1帯片61の内面とが当接
している。これら第1,2帯片61,62それぞれは、
両面に多数の繊維毛羽および/またはループを有する不
織布で形成されている。第1帯片61の自由端部61B
の内面には商品名マジックテープ等で知られる雌雄一対
からなる面状のメカニカルファスナのうちの雄ファスナ
63が取り付けられている。それゆえ、これら雄ファス
ナ63と第2帯片62の自由端部62Bの外面とは、雌
雄一対の面状メカニカルファスナの関係にあって、互い
に係脱可能である。
ート3外面には、一対の第2の面状雄ファスナ64が中
心線C−Cに関して対称に取り付けられている。また、
この第2ファスナ64よりも後端部8寄りには、コア4
を局部的に薄くするかまたは取り除くことによって形成
された溝部21がおむつの幅方向へ延びている(図2参
照)。図3のおむつは、この溝部21で前端部7の一部
が外方へ折曲されている。
うに第1,2帯片61,62の自由端部61B,62B
をおむつの外方へ向けた状態で後端部8に着用者の尻を
のせ、前端部7を着用者の腹部に当てがう。次に、前端
部7の外側で第2帯片62が内側となり、第1帯片61
が外側となるように両帯片61,62を重ね合わせ、フ
ァスナ63を第2帯片62の外面に止着する。おむつ着
用者が未熟児を含む新生児である場合には、排泄物で濡
れたおむつでへそを濡らしたり、汚したりすることがな
いように、おむつ前端部7をへそよりも下にまとめるこ
とが好ましい。また、新生児の腹式呼吸を妨げないとい
う意味からも、おむつ前端部7の一部分をへそよりも下
にまとめることが好ましい。そのようにおむつ前端部7
をまとめるときに、この発明にかかるおむつでは、第2
ファスナ64を第1帯片61や第2帯片62の外面に止
着して、折曲した前端部7が元へ戻ることがないように
できる。
位は溝部21であることに限らない。着用者の身体の大
きさに見合う折曲長さL(図3参照)となるように、そ
の折曲部位を選んでへそを露出させることができる。第
1,2帯片61,62の上縁66,67(図1,3参
照)は、そのようなときの折曲案内部位として利用でき
る。折曲した前端部7を止着することは、へその露出を
確実にするばかりでなく、おむつ中間部9を着用者の股
下に密着させることにも役立つ。第1,2帯片61,6
2の外面を前端部7の止着域として利用する場合には、
これら帯片61,62の幅をおむつの着用に支障を来さ
ない範囲で広くすることができる。また、前端部7の止
着域を広く確保するために、前端部7の外面シート3の
所要域に雌ファスナとして使用できる不織布等を貼着す
ることもできる。
る。このおむつでは、おむつ前端部7の裏面シート3側
に形成された本体5折曲用の案内溝部21が、コア4の
構成材料を局所的に少なくするか、または圧縮して薄く
することにより形成されている。
図4と同様の図面である。このおむつでは、図4のおむ
つの溝部21に相当する部位26でコア4の厚みが急激
に薄くなっている。それゆえ、このおむつは、部位26
とそれよりも前端寄り(図の下方寄り)の部位27にお
いて、おむつを外方へ折曲することが容易である。この
態様のおむつでは、部位26,27に吸液性コア4が存
在していない場合もある。
2の端部61A,62Aをおむつ後端部8の裏面シート
3の外面に対して固定し、自由端部61B,62Bがお
むつ外方へ延びるようにすることもできる。ただし、図
1に仮想線で示された取り付け態様の第1,2帯片6
1,62であると、重なり合う帯片どうしがおむつ内方
で互いに止着して外方へ延出することがなく、完全に矩
形となったおむつは、製造者や需要者にとって、折り畳
むことが容易になる。おむつを折り畳むときに、おむつ
を長手方向へ折曲して前後端部7,8を重ねてから第
1,2帯片61,62を前端部7の外側で互いに止着し
てもよい。このようにすれば、使用前のおむつはその内
面が汚れず、また、使用後のおむつは排泄物で汚れた内
面が露出しないから、衛生的である。
周り方向へ延びる一対の着用帯片が係脱可能に重なり合
うから、着用者の左右胴周り側部それぞれでファスナを
操作しなければならない従来のおむつに比べて、おむつ
を着用させるための操作が簡単になり、煩わしさがなく
なる。特に、この発明に係るおむつは、保育器の中の未
熟児に対し、未熟児の一方の側に立って着用させるとき
に効果を発揮する。
外方へ折曲して、着用帯片や裏面シート外面に止着する
から、着用者のへそを確実に露出させることができる。
加えて、着用したおむつで腹式呼吸を妨げることがな
い。さらには、かかる前端部の折曲と止着とによって、
おむつを着用者の股下域に確実にフィットさせることが
できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シー
トと、これら両シート間に介在する吸液性コアとによっ
て構成された縦長のおむつ本体における一端部の両側縁
部分のそれぞれに、該部分に一端部が固定されていてそ
の固定された一端部と反対側の自由端部を着用者胴周り
方向へ延ばして着用した前記本体の胴周り方向を実質的
に閉じることが可能な一対のおむつ着用帯片を備えた使
い捨ておむつであって、 前記一対の帯片は、前記自由端部が前記着用者の胴周り
方向へ延びたときに、一方の帯片が着用者身体寄りの内
側となり、他方の帯片が外側となるように互いに重なり
合うことが可能な長さを有していて、その重なり合った
ときの内側帯片の前記自由端部外面と、外側帯片の前記
自由端部内面とが互いに係脱可能に形成されていること
を特徴とする前記おむつ。 - 【請求項2】 前記内側帯片の自由端部外面が雌雄一対
で構成される面状メカニカルファスナのうちの一方を有
し、前記外側帯片の自由端部内面が前記一対の面状ファ
スナのうちの他方を有している請求項1記載のおむつ。 - 【請求項3】 前記一対の帯片それぞれは、前記一端部
がおむつ側縁部分の内面に固定されていて、前記自由縁
部が前記おむつ内面において該おむつの内方へ延びてい
る請求項1または2記載のおむつ。 - 【請求項4】 前記一対の帯片は、それぞれが前記おむ
つの幅方向中心線を越える長さを有し、前記おむつが平
面に展開された状態において、前記帯片どうしが重なり
合い、前記雌雄の面状ファスナを介して連結可能に形成
されている請求項3記載のおむつ。 - 【請求項5】 前記おむつ本体は、その長手方向両端部
のうちの前記帯片が固定されている方の前記一端部とは
反対側の端部において、前記裏面シート外面の少なくと
も一部が、前記両帯片のうちの少なくとも外側帯片の外
面に対して係脱可能に形成されている請求項1〜4のい
ずれかに記載のおむつ。 - 【請求項6】 前記裏面シート外面の少なくとも一部が
雌雄一対の第2の面状メカニカルファスナの一方を有
し、前記外側帯片の外面の少なくとも一部が前記第2の
面状ファスナのもう一方を有している請求項5記載のお
むつ。 - 【請求項7】 前記おむつ本体は、前記帯片が固定され
ている前記一端部とは反対側の端部において、前記吸液
性コアの少なくとも一部が前記おむつ本体の幅方向全体
にわたって該一部に隣接するコア部分よりも薄く形成さ
れている請求項1〜6のいずれかに記載のおむつ。 - 【請求項8】 前記雌雄一対の面状ファスナのうちの雌
ファスナが、前記表裏面シートおよび前記両帯片のいず
れかを構成している不織布である請求項1〜7のいずれ
かに記載のおむつ。
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