JP2010508948A - 巻きつけてたくし込む構成を有する使い捨て吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
本開示の態様は、おくるみの特性を模倣するように着用者の身体上に配置されるよう構成された使い捨て吸収性物品に関する。使い捨て吸収性物品は、たくし込みフラップと、2つの耳部又はサイドパネルとを有するシャーシを含んでもよい。2つの耳部は、第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップは、第2腰部領域から長手方向に延びる。他のシャーシの実施形態は、第2腰部領域から横方向反対側に延びる2つの更なる耳部を含んでもよい。2つの耳部を着用者の腰の周りに巻きつけ、第2腰部領域を着用者の両脚の間に通し、たくし込みフラップを耳部の上に折り畳むこと及び/又はたくし込むことによって、シャーシが着用者にフィットするよう適合される。シャーシの実施形態は、伸張可能であり得る手作業で形成されるたくし込みフラップ又は予め形成されたたくし込みフラップを備えて構成されてもよい。
Description
本開示は、使い捨て吸収性物品に関し、より詳細には、おくるみの特性を模倣する物品を着用者に適用するための巻きつけてたくし込む折り畳み構成を有する使い捨て吸収性物品に関する。
様々な異なる基本設計を有する使い捨て吸収性物品が、当該技術分野において知られている。乳幼児及び他の失禁症状のある人は、排出された尿及び他の身体排出物を受け入れて封じ込める吸収性物品、例えばおむつ及び失禁用ブリーフを着用することがある。このような吸収性物品は、排出された物質を封じ込めることと、排泄物を着用者の身体から、並びに着用者の衣類及び寝具から隔離することと、の両方の機能を果たす。
使い捨て吸収性物品には、適用プロセス中に着用者の身体に対する物品の組立を必要とする形態で提供されるものがある。このような使い捨ておむつは、発育の各段階において母親及び乳児にアピールするように構成されていることがある。このような1つの段階は、本明細書で「絆の形成段階(bonding stage)」と呼ばれており、母親と新生児の関係を考慮するものである。新生児の母親の中には、快適感や安心感をもたらす助けとなるように、我が子を毛布及び/又は他の布地に包みたいという願いを持つ者もいる。子供を包む従来の手段は、おくるみと呼ばれている。毛布を重ね合わせて包むこと(例えばおくるみ)により、乳児に快適感を与え、母親に乳児との親密な相互作用を提供する。このように、「毛布のような」製品形態は、この段階の乳児を持つ母親にとって、願望的及び直感的なものであることがある。いくつかのおむつは、米国特許第4,995,873号(ナイト(Knight)に発行)に開示される吸収性衣類のように、このおくるみの特性をできる限り模倣するように構成されていることがある。
ナイト(Knight)の吸収性衣類のように、おくるみの特性を模倣するように構成されているいくつかの吸収性物品は、例えば伸張可能な構成要素(例えば耳部、腰部、シャーシ)のように、これらがフィット性、快適性、及び排泄物封入性のおむつの基本機能を別の方法で向上させる様々な機構を欠いている。これらの機構の欠如は、子供の身体への適合を可能にするのに重要であり、これらが別の方法で吸収性物品を子供の形状に容易に適合させ、快適な圧力を子供に提供するものである。更には、いくつかのこのような吸収性物品は、製造が比較的複雑であると共に比較的多くの作製材料を必要とする予め形成された形状を有することがあり、結果として製造コストがより高くなる。
本開示の態様は、おくるみの特性を模倣するように着用者の身体上に配置されるよう構成された使い捨て吸収性物品に関する。使い捨て吸収性物品は、たくし込みフラップ(折り返しフラップ、折り込みフラップ、包みフラップ、包み込みフラップ、抱え込みフラップ)と、2つの耳部又はサイドパネルとを有するシャーシを含んでもよい。2つの耳部は、第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップは、第2腰部領域から長手方向に延びる。他のシャーシの実施形態は、第2腰部領域から横方向反対側に延びる2つの追加の耳部を含んでもよい。2つの耳部を着用者の腰の周りに巻きつけ、第2腰部領域を着用者の両脚の間に通し、たくし込みフラップを耳部の上に折り重ねること及び/又はたくし込むことによって、シャーシが着用者にフィットするよう適合される。耳部は、互いに及び/又はシャーシの別の部分、例えばたくし込みフラップ及び/又は第2腰部領域と連結して、おむつを着用者の身体上で所定の位置に保持するよう適合されてもよい。加えて、シャーシの実施形態は、伸張可能であり得る予め形成されたたくし込みフラップを備えて構成されてもよい。いくつかのシャーシの実施形態は、ユーザーがシャーシの第2腰部領域の一部分を長手方向に伸張させることによって、たくし込みフラップを手作業で形成できる材料から構成されてもよい。
一形態では、着用者の胴体下部区域の周りで着用するよう適合された使い捨て吸収性物品は、外側面及び内側面を有すると共に、第1腰部領域、第2腰部領域、及び、第1腰部領域と第2腰部領域との間に配置された股部領域を含むシャーシであって、第1耳部、第2耳部、及び、たくし込みフラップを更に含み、第1耳部及び第2耳部が第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップが第2腰部領域から長手方向に延びる、シャーシと、シャーシの第1区域上に配置されると共に、シャーシの第2区域と連結するよう適合された少なくとも1つの締着具要素と、を含み、たくし込みフラップの少なくとも一部分は伸張可能である。
別の形態では、着用者の胴体下部区域の周りで着用するよう適合された使い捨て吸収性物品は、外側面、及び内側面を有すると共に、第1腰部領域、第2腰部領域、及び、第1腰部領域と第2腰部領域との間に配置された股部領域を含むシャーシであって、第1耳部、第2耳部、及びたくし込みフラップを更に含み、第1耳部及び第2耳部が第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップが第2腰部領域から長手方向に延びる、シャーシと、シャーシの第1区域上に配置されると共に、シャーシの第2区域と連結するよう適合された少なくとも1つの締着具要素と、を含み、第1耳部及び第2耳部は伸張可能である。
更に別の態様では、使い捨て吸収性物品を着用者の胴体下部区域に配置するための方法は、シャーシの第1腰部領域を着用者の後側腰部領域に隣接して又は後側腰部領域の近傍に配置する工程と、第1腰部領域から延びる第1耳部及び第2耳部を着用者の腰の周りに巻きつける工程と、シャーシの第2腰部領域及び股部領域を着用者の両脚の間に通す工程と、第1耳部及び第2耳部を着用者の前側腰部領域に隣接して又は前側腰部領域の近傍にシャーシの第2腰部領域と係合させる工程と、シャーシの第2腰部領域から延びるたくし込みフラップを伸張させる工程と、たくし込みフラップを第1耳部及び第2耳部の上に折り重ねる工程とを含む。
更に別の形態では、着用者の胴体下部区域の周りで着用するよう適合された使い捨て吸収性物品は、外側面及び内側面を有すると共に、第1腰部領域、第2腰部領域、及び、第1腰部領域と第2腰部領域との間に配置された股部領域を含むシャーシであって、第1耳部、第2耳部、及び、たくし込みフラップを更に含み、第1耳部及び第2耳部が第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップが第2腰部領域から長手方向に延び、第1耳部が内側面上の第1耳部区域及び外側面上の第1耳部区域を画定するシャーシと、第1耳部上に設けられ、シャーシの第2区域と連結するよう適合された締着要素とを含み、内側面上の第1耳部区域及び外側面上の第1耳部区域のいずれかの少なくとも約25%は、締着要素で覆われている。
更に別の形態では、着用者の胴体下部区域の周りで着用するよう適合された使い捨て吸収性物品は、外側面及び内側面を有すると共に、第1腰部領域、第2腰部領域、及び、第1腰部領域と第2腰部領域との間に配置された股部領域を含むシャーシであって、第1耳部、第2耳部、及び、たくし込みフラップを更に含み、第1耳部及び第2耳部が第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップが第2腰部領域から長手方向に延び、たくし込みフラップが内側面上のたくし込みフラップ区域及び外側面上のたくし込みフラップ区域を画定するシャーシと、たくし込みフラップ上に設けられ、シャーシの第2区域と連結するよう適合された締着要素と、を含み、内側面上のたくし込みフラップ区域及び外側面上のたくし込みフラップ区域のいずれかの少なくとも25%は、締着要素で覆われている。
更に別の形態では、着用者の胴体下部区域の周りで着用するよう適合された使い捨て吸収性物品は、外側面及び内側面を有すると共に、第1腰部領域、第2腰部領域、及び、第1腰部領域と第2腰部領域との間に配置された股部領域を含むシャーシであって、第1耳部、第2耳部、及び、たくし込みフラップを更に含み、第1耳部及び第2耳部が第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップが第2腰部領域から長手方向に延び、シャーシが内側面上の第1シャーシ区域及び外側面上の第2シャーシ区域を画定するシャーシと、シャーシ上に設けられ、たくし込みフラップ、第1耳部、及び第2耳部のいずれかと連結するよう適合された締着要素とを含み、第1シャーシ区域及び第2シャーシ区域のいずれかの少なくとも25%は、締着要素で覆われている。
本開示の態様は、おくるみの特性を模倣するための「巻きつけてたくし込む」構成において、着用者の身体上に配置されるように構成されたおむつの形態における使い捨て吸収性物品に関する。使い捨て吸収性物品の実施形態は、たくし込みフラップと、2つの耳部又はサイドパネルとを有するシャーシを含む。シャーシはまた、第1腰部領域、第2腰部領域、及び第1腰部領域と第2腰部領域との長手方向の間に配置された股部領域を含む。2つの耳部は、第1腰部領域から横方向反対側に延び、たくし込みフラップは、第2腰部領域から長手方向に延びる。このように、シャーシのいくつかの実施形態は、シャーシが平らに展開された構成で配置されるとき、T字形の形態を画定する。他のシャーシの実施形態は、平らに展開された構成で配置されるとき、第2腰部領域から横方向反対側に延びて、より従来型の形態を画定する2つの追加の耳部を含んでもよい。2つの耳部を着用者の腰部領域の周りに巻きつけ、第2腰部領域を着用者の股部領域に通し、たくし込みフラップを耳部の上に折り重ねること及び/又はたくし込みフラップをシャーシと着用者の身体との間にたくし込むことによって、シャーシが着用者にフィットするよう適合される。耳部は、互いに、及び/又はシャーシの別の部分、例えばたくし込みフラップ及び/又は第2腰部若しくは股部領域と連結して、おむつを着用者の身体上で所定の位置に保持するよう適合されてもよい。
以下に更に詳細に説明するように、シャーシの実施形態は、第2腰部領域から長手方向に延びる予め形成されたたくし込みフラップを備えて構成されてもよい。予め形成されたたくし込みフラップはまた、伸張可能であってもよい。他のシャーシの実施形態は、予め形成されたたくし込みフラップを含まなくてもよく、その代わりに、ユーザーがシャーシの第2腰部領域の一部分を(弾性的に)伸張させること(あるいは永久的に変形させること)によって、たくし込みフラップを手作業で形成できる材料から構成されてもよい。このように、たくし込みフラップは、伸張可能であっても、延伸性であっても、弾性であっても、又は非伸張可能であってもよい。たくし込みフラップを備えて構成されたシャーシは、様々な利益を提供してもよい。例えば、ユーザーは、たくし込みフラップとシャーシの他の部分との連結の仕方を調節することによって、広範囲にわたる着用者の寸法にフィットするようにシャーシを調節することができる。このように、たくし込みフラップを備えて構成されたシャーシは、乳児の急速な成長に適応するように調節されてもよい。加えて、たくし込みフラップは、乳児の臍帯断端を避けるように容易に配置することができ、このことは、乳児に対する炎症の防止、及び乳児に対する更なる快適性の提供を補助する。使い捨て吸収性物品の実施形態はまた、改善された快適性、フィット性、及び/又は排泄物封入性、並びに低減された製造の複雑さの提供を補助し得る様々な機構を備えて構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、伸張可能な耳部、孔あきトップシート、レッグカフ、及び/又は様々な吸収性コアの構成を含んでもよい。加えて、実施形態は、以下に参照するように、糞便を受容するよう適合された開口部を有する受け入れ及び貯蔵要素又は弾性トップシートを含む排泄物処理要素を含んでもよい。
本明細書で使用するとき、用語「おむつ」は、一般に乳幼児及び失禁者により胴体下部の周りで着用される吸収性物品を指す。用語「吸収性物品」は、身体排出物を吸収し封じ込めるデバイスを指し、より具体的には、着用者の身体に接触して又は近接して配置されて、身体から排出される様々な排出物を吸収し封じ込めるデバイスを指す。本明細書において用語「使い捨て」は、洗濯、あるいは吸収性物品として復元又は再利用することを一般に意図しない(例えば、一回の使用後に廃棄されることを意図し、リサイクルするか、堆肥化するか、さもなければ環境に適合する方法で処分するようにも構成され得る)吸収性物品を説明するのに使用される。本明細書で使用するとき、用語「配置された」は、おむつの要素(類)が、おむつの他の要素と共に一体型構造体として、又はおむつの別の要素に接合された別個の要素として、特定の場所又は位置に形成される(接合され及び位置付けられる)ことを意味するのに用いられる。本明細書で使用するとき、用語「接合されている」は、ある要素を別の要素に直接取付けることによって、その要素がその別の要素に直接取付けられる構成、及びある要素を中間部材(類)に取付けてから、その中間部材を別の要素に取付けることによって、その要素がその別の要素に間接的に取付けられる構成を含む。
本明細書で使用するとき、用語「伸張可能」は、約400gm/cmの荷重におけるヒステリシス試験の上向き曲線上で、少なくとも105%伸びた長さまで伸張可能である材料を指す。用語「伸張不可能」は、約400gm/cmの荷重におけるヒステリシス試験の上向き曲線上で、少なくとも5%まで伸張できない材料を指す。
本明細書で使用するとき、用語「弾性」又は「エラストマーの」は、バイアス力を加えると、断裂又は破断することなく、弛緩した元の長さの少なくとも約110%、好ましくは125%の長さまで伸張でき(即ち、元の長さを10%、好ましくは25%上回る長さまで伸張でき)、加えた力を除くと、その伸びの少なくとも約40%まで回復し、好ましくはその伸びの少なくとも60%まで回復し、最も好ましくはその伸びの少なくとも約80%まで回復するあらゆる材料を指す。例えば、100mmの初期長を有する材料は、少なくとも110mmまで延伸でき、力を除くと、106mmの長さまで収縮することになる(40%の回復率)。本明細書において、用語「非弾性」は、上記の「弾性」の定義に当てはまらないあらゆる材料を指す。
本明細書で使用するとき、用語「延伸性がある」は、バイアス力を加えると、断裂又は破断することなく、弛緩した元の長さの少なくとも約110%、好ましくは少なくとも125%の長さまで伸張でき(即ち、元の長さを10%、好ましくは25%上回る長さまで伸張でき)、加えた力を除くと、その伸びの約40%未満、好ましくは約20%未満、より好ましくは約10%未満とほとんど回復を見せないあらゆる材料を指す。
図1及び2は、おむつ102の形態における使い捨て吸収性物品100の実施形態を示している。具体的には、図1は、平らに展開された状態のおむつ102の平面図であり、着用者に面するおむつの部分は見る人の方に向いており、図2は、折り畳まれた状態における着用者の身体104上に配置された図1のおむつ102を示す。以下に更に詳細に説明するように、図2に示す以外の方法で、おむつ102を着用者の身体上に巻きつけて折り畳むことが可能である。図1に示すように、おむつは、第1耳部108、第2耳部110、及びたくし込みフラップ112を有するシャーシ106を含む。本考察に関する基準枠を提供するために、長手方向軸線114及び横方向軸線116を有するシャーシが示されている。シャーシ106は、第1腰部領域118、第2腰部領域122、及び第1腰部領域と第2腰部領域との間に配置された股部領域120を有するものとして示されている。たくし込みフラップ112は、第2腰部領域122から長手方向に延びる。このように、図1に示したシャーシ106は、横方向に延びる第1耳部108及び第2耳部110と、長手方向に延びるたくし込みフラップ112、第2腰部領域122、及び股部領域120とによって画定される全体的にT字形の形態を有する。図1に示すように、たくし込みフラップ112は、第2腰部領域122から遠位端部分124に延びる。おむつの周辺部は、長手方向に延びる一対の側縁部126、128、第1腰部領域118に隣接して横方向に延びる第1外縁部130、及びたくし込みフラップ112の遠位端部分124に隣接して横方向に延びる第2外縁部132によって画定される。
図1及び2に示すように、シャーシ106は、内側にある着用者又は身体に面する表面134、及び外側にある衣類に面する表面136を含む。シャーシ構造の一部分は、おむつの実施形態に含んでもよい様々な機構の構造をより明瞭に示すために、図1において切り取られている。図1に示すように、おむつ102のシャーシ106は、トップシート140とバックシート142とを含む外側カバー層138を含んでもよい。吸収性コア144は、トップシート140とバックシート142の一部分の間に配置されてもよい。以下に更に詳細に説明するように、いずれか1以上の領域が伸張可能であってもよく、本明細書に記載されるようなエラストマー材又はラミネートを含んでもよい。このように、おむつ102は、適用時に特定の着用者の解剖学的構造に適合するように、また、着用中に着用者の解剖学的構造との協調を維持するように構成されていてもよい。
先に述べたとおり、おむつ102のたくし込みフラップ112は、予め形成され、たくし込みフラップ112を伸張させる材料から構成されていてもよい。他の実施形態では、たくし込みフラップ112は、シャーシ106の一部分を、例えば第2腰部領域122から長手方向及び/又は横方向に伸張させることによって手作業で形成されてもよい。例えば、図3A及び3Bは、シャーシ106の一部分を伸張させることによってたくし込みフラップ112が手作業で形成されているシャーシ106の実施形態を例示している。具体的には、図1に示したものと同様に、第1腰部領域118、股部領域120、及び第2腰部領域122を有するシャーシが図3Aに示されている。しかしながら図1とは異なり、図3Aにおけるシャーシ106は、たくし込みフラップ112を伴わずに示されている。図3A及び3Bにおいて、シャーシ106の1つ以上の部分、例えば第2腰部領域122は、力を第2腰部領域122上で長手方向及び/又は横方向に加えることによってたくし込みフラップ112を手作業で形成できる材料から構成されてもよい。手作業で形成されるたくし込みフラップ112の一例が、図3Bに示されている。
手作業で形成されるたくし込みフラップは、図に例示されたもの以外の形状及び寸法を有してもよいことを理解すべきである。例えば、いくつかの実施形態では、耳部の上に折り重ねられたとき、1cm〜15cmの範囲内の折り目からたくし込みフラップ遠位端までの長さ(即ち、折り畳まれた長さ)を画定するたくし込みフラップを有するのが好ましいことがあり、一方、他の実施形態では、2cm〜10cmの範囲内の折り畳まれた長さを画定するたくし込みフラップを有するのが好ましいことがあり、更に他の実施形態では、2.5cm〜5cmの範囲内の折り畳まれた長さを画定するたくし込みフラップを有するのが好ましいことがある。手作業で形成されるたくし込みフラップは、おむつを着用者上に配置する前、その最中、及び/又はその後に形成されてもよいことも理解すべきである。加えて、本開示によるおむつはまた、予め形成されたたくし込みフラップ及び手作業で形成されるたくし込みフラップの組み合わせを含んでもよく、予め形成されたたくし込みフラップは、ユーザーによって所望の形状及び/又は長さに手作業で伸張され得る。手作業で形成できるたくし込みフラップを提供するシャーシを作製するのに使用し得る様々なタイプの伸張可能な材料又は弾性材料の考察が、以下に提示される。たくし込みフラップ112はシャーシ106と一体的に形成されるものとして例示されているが、他の実施形態は、シャーシと連結した別個の要素であるたくし込みフラップを含んでもよいことを理解すべきである。
おむつ102は、図1に示した全体的にT字形の形態以外のシャーシ形状を画定する様々な機構を有してもよいことを理解すべきである。例えば、図4A及び4Bは、第2腰部領域122から横方向反対側に延びる第3耳部146及び第4耳部148を有するシャーシ106を示している。このように、図4Aに示したシャーシ106は、平らに展開された構成で配置されるときに、より従来型の形態を画定する。図4Aに示したシャーシ106の第2腰部領域122はまた、力をシャーシ106の一部分、例えば第2腰部領域122上で長手方向及び横方向に加えることによってたくし込みフラップ112を手作業で形成できる材料から構成されてもよい。手作業で形成されるたくし込みフラップの一例が、図4Bに示されている。先に述べたとおり、手作業で形成されるたくし込みフラップは、図に例示されるもの以外の形状を有してもよい。図4Bに示されるような第3及び第4耳部146、148を有するシャーシは、予め形成されたたくし込みフラップを含んでもよく、そのたくし込みフラップは伸張可能であっても伸張可能でなくてもよいことも理解すべきである。
以下に更に詳細に説明するように、おむつ102は、おむつの第1腰部領域118を着用者の胴体の後側腰部領域に隣接して又は後側腰部領域の近傍に配置することによって、着用者の身体上に配置されてもよい。次いで、第2腰部領域122が着用者の両脚の間に通され、シャーシ106の股部領域120が着用者の股部領域に沿って配置されてもよい。また第1耳部108及び第2耳部110は、図1の長手方向軸線114の概ね周りで曲がって延びるように折り畳まれ、着用者の腰の周りでベルトを形成する。図5Aは、おむつ102を着用者の身体上に配置するときに、第1耳部108、第2耳部110、股部領域120、及び第2腰部領域122を折り畳み得る一般的な方向を例示している。耳部108及び耳部110は、着用者の胴体下部のウエスト区域の周りに巻きつけられ、着用者の前側腰部領域に沿って第2腰部領域122、及び/又はたくし込みフラップ112の一部分と係合して、おむつを着用者上に固定してもよい。おむつ102が着用者の身体上に配置されるとき、長手方向に延びる側縁部126及び側縁部128の部分は、着用者の大腿を取り囲む脚部開口部を画定して、その周りの排泄物の漏れ防止を補助する。図6A〜7Bなどに関して以下に更に詳細に説明するように、吸収性物品100は、耳部を互いに、並びに/又はシャーシの他の部分、例えば第2腰部領域及び/若しくはたくし込みフラップと連結するよう適合された1つ以上の締着具又は締着要素150を含んでもよい。また以下に記述されるように、耳部、第2腰部領域、及びたくし込みフラップは、おむつを着用者の身体上に固定するための様々な方法で互いに係合し得る。
様々な構造上の変形のいくつかの説明を以下に提示するが、これらは、図1〜5Aに関して上に記載したものなど、本開示のおむつ及びシャーシの実施形態のいずれかに含んでもよい。
先に述べたとおり、おむつ102のシャーシ106は、例えば図1に示したバックシート142を含んでもよい。いくつかの実施形態では、バックシートは、シャーシ内に吸収されて封じ込められた排出物が、おむつに接触し得る物品、例えばベッドシーツ及び下着を汚すのを防ぐように構成される。バックシートのいくつかの実施形態は流体透過性であってもよく、一方で、他の実施形態は、液体(例えば尿)に対して不透過性であってもよく、薄いプラスチックフィルムを含む。いくつかの実施形態では、プラスチックフィルムは、厚さ約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)を有する熱可塑性フィルムを含む。いくつかのバックシートフィルムは、トレデガーインダストリーズ社(Tredegar Industries Inc.)(インディアナ州テレホート(Terre Haute))によって製造され、商標名X15306、X10962、及びX10964として販売されているものを含んでもよい。他のバックシート材料は、おむつから蒸気を逃がす一方で、排出物がバックシートを通り抜けるのを防ぐ通気性材料を含んでもよい。代表的な通気性材料としては、織布ウェブ、不織布ウェブのような材料、フィルムコートされた不織布ウェブのような複合材料、及び三井東圧社(Mitsui Toatsu Co.,)(日本)によりエスポワール(ESPOIR)NOの表記で製造されるような、またエクソンケミカル社(EXXSON Chemical Co.,)(テキサス州ベイシティー(Bay City)によりエクサエール(EXXAIRE)の表記で製造されるようなミクロ孔質フィルムを挙げてもよい。ポリマーブレンドを含む好適な通気性複合材料は、クロペイ社(Clopay Corporation)(オハイオ州シンシナティ(Cincinnati))からハイトレル(HYTREL)ブレンドP18−3097の名称で入手できる。このような通気性複合材料は、PCT特許出願WO 95/16746(E.I.デュポン(E. I. DuPont)、1995年6月22日公開)、及び米国特許第5,865,823号(カーロ(Curro)、1999年2月2日発行)により詳細に記載されており、その両方が参考として本明細書に組み込まれる。不織布ウェブ及び孔あき成形フィルムを含む他の通気性バックシートは、米国特許第5,571,096号(ドブリン(Dobrin))ら、1996年11月5日発行)、及び米国特許第6,573,423号(ヘルライン(Herrlein)ら、2003年6月3日発行)に記載されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。
バックシート142、及びそのいずれかの部分は、1つ以上の方向に伸張可能であってもよい。一実施形態では、バックシートは、構造的に弾性様のフィルム(「SELF」)ウェブを含んでもよい。SELFウェブの実施形態は、米国特許第5,518,801号、名称「弾性様挙動を示すウェブ材(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャッペル(Chappell))ら、1996年5月21日発行)、米国特許第5,723,087号、名称「弾性様挙動を示すウェブ材(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャッペル(Chappell))ら、1998年3月3日発行)、米国特許第5,691,035号、名称「弾性様挙動を示すウェブ材(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャッペル(Chappell))ら、1997年11月25日発行)、米国特許第5,891,544号、名称「弾性様挙動を示すウェブ材(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャッペル(Chappell))ら、1999年4月6日発行)、米国特許第5,916,663号、名称「弾性様挙動を示すウェブ材(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャッペル(Chappell))ら、1999年6月29日発行)、及び米国特許第6,027,483号、名称「弾性様挙動を示すウェブ材(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」(チャッペル(Chappell))ら、2000年2月22日発行)により完全に説明されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、バックシートは、エラストマーフィルム、フォーム、ストランド、不織布、又はこれら若しくは他の好適な材料と不織布若しくは合成フィルムとの組み合わせを含んでもよい。追加の実施形態としては、伸張可能な不織布材料、延伸性不織布と組み合わせたエラストマーフィルム、延伸性フィルムと組み合わせたエラストマー不織布、及び/又はそれらの組み合わせを含むバックシートが挙げられる。このようなバックシートの実施形態に関する詳細は、米国非仮特許出願名称「吸収性物品用の二軸伸張可能な外側カバー(Biaxially Stretchable Outer Cover for an Absorbent Article)」(速達便番号EV916939625USで2006年11月15日出願、及び更に代理人整理番号(Attorney Docket Number)10643で識別)、米国非仮特許出願名称「固定システムを備えた使い捨て着用可能物品(Disposable Wearable Articles with Anchoring Systems)」(速達便番号EV916939648USで2006年11月15日出願、及び更に代理人整理番号(Attorney Docket Number)10628Qで識別)、及び米国非仮特許出願名称「固定されたコア集成体を有する吸収性物品(Absorbent Article having an Anchored Core Assembly)」(速達便番号EV916939634USで2006年11月15日出願、及び更に代理人整理番号(Attorney Docket Number)10432MQで識別)に更に完全に説明されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。
バックシート142は、様々な方法でトップシート140、吸収性コア144、及び/又はおむつ102の他の要素に接合されてもよい。例えばバックシートは、接着剤の均一な連続層、接着剤の模様付き層、又は接着剤の別個の線、らせん、若しくは点の配列によって連結されてもよい。一実施形態は、米国特許第4,573,986号、名称「使い捨て排泄物封入衣類(Disposable Waste-Containment Garment)」(ミネトーラ(Minetola))ら、1986年3月4日発行)に開示されているような、接着剤のフィラメントの開放パターン網を利用しており、これは参考として本明細書に組み込まれる。他の実施形態は、米国特許第3,911,173号(スプレイグ・ジュニア(Sprague, Jr.)、1975年10月7日発行)、米国特許第4,785,996号(ツィーカー(Ziecker))ら、1988年11月22日発行)、及び米国特許第4,842,666号(ウェレニック(Werenicz)、1989年6月27日発行)に示される装置及び方法により例示されるような、らせん模様に渦を巻く接着剤フィラメントの複数の線を利用しており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。接着剤としては、H.B.フラー社(H. B. Fuller Company)(ミネソタ州セントポール(St. Paul))によって製造され、HL−1620及びHL−1358−XZPとして市販されるものを挙げてもよい。いくつかの実施形態では、バックシートは、熱接着、圧力接着、超音波結合、動的機械的結合、若しくはその他いずれかの好適な取付け手段、又はそれらの組み合わせにより連結される。
トップシート140は、様々な方法でバックシート142、吸収性コア144、及び/又はおむつ102の他の要素に接合されてもよい。例えば、トップシート140は、おむつ102の他の要素へのバックシート142の接合に関して上述した方法で連結されてもよい。一実施形態では、トップシート140及びバックシート142は、シャーシの外縁部に沿って互いに直接的に接合される。別の実施形態では、トップシート及びバックシートは、いくつかの位置では互いに直接的に接合され、他の位置では互いに間接的に接合される。他のトップシート及びバックシート連結構成は、米国仮特許出願番号60/811,700、名称「多機能封入部材を有する吸収性物品(Absorbent Article Having a Multifunctional Containment Member)」(2006年6月7日出願)により詳細に説明されており、これが参考として本明細書に組み込まれる。
トップシート140は、順応性があり、柔らかな感触であり、及び着用者の皮膚に対して非刺激性であるように構築されてもよい。更にはトップシート140の全て又は少なくとも一部分は、液体透過性であって、液体がそれを通って容易に浸透できてもよい。このように、トップシートは、多孔質発泡体、網状発泡体、孔あき不織布又は可塑性フィルム、又は、天然繊維(例えば木又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステル若しくはポリプロピレン繊維)、若しくは天然繊維と合成繊維の組み合わせの織布又は不織布ウェブなど、広範囲にわたる材料から製造されてもよい。吸収性組立品が繊維を含むならば、繊維は、スパンボンドされているもの、カーディングされているもの、湿式載置されているもの、メルトブローされているもの、水流交絡されているもの、ないしは当該技術分野において既知の別の方法で加工されているものであってもよい。ステープル長さのポリプロピレン繊維のウェブを含むトップシートの一例は、インターナショナルペーパー社(International Paper Company)の一部門であるヴェラテック社(Veratec, Inc.)(マサチューセッツ州ウォルポール(Walpole))によってP−8の呼称で製造されている。
成形フィルムトップシートの例は、米国特許第3,929,135号、名称「先細の毛管を有する吸収性構造体(Absorptive Structures Having Tapered Capillaries)」(トンプソン(Thompson)、1975年12月30日発行)、米国特許第4,324,246号、名称「汚れにくいトップシートを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having A Stain Resistant Topsheet)」(マレイン(Mullane))ら、1982年4月13日発行)、米国特許第4,342,314号、名称「繊維様特性を示す弾性プラスチックウェブ(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber-Like Properties)」(ラデル(Radel))ら、1982年8月3日発行)、米国特許第4,463,045号、名称「光沢のない可視表面と布状の触感を呈する巨視的に伸張された三次元プラスチックウェブ(Macroscopically Expanded Three-Dimensional Plastic Web Exhibiting Non-Glossy Visible Surface and Cloth-Like Tactile Impression)」(アール(Ahr)ら、1984年7月31日発行)、及び米国特許第5,006,394号、名称「多層高分子フィルム(Multilayer Polymeric Film)」(ベアード(Baird)、1991年4月9日発行)に記載されており、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。他のトップシートは、米国特許第4,609,518及び同第4,629,643号(カーロ(Curro))ら、それぞれ1986年9月2日、及び1986年12月16日発行)に従って作製されてもよく、その両方が参考として本明細書に組み込まれる。このような成形フィルムは、プロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)(オハイオ州シンシナティ(Cincinnati))から「ドライウィーブ(DRI-WEAVE)」として、またトレデガー社(Tredegar Corporation)(インディアナ州テレホート(Terre Haute))から「クリフ−T(CLIFF-T)」として入手できる。
いくつかの実施形態では、トップシート140は、吸収性コア内に封じ込められた液体から着用者の皮膚を隔離するために、疎水性材料で作製されるか、あるいは疎水性であるように処理される。トップシートが疎水性材料で作製されるならば、液体がトップシートを通り抜けてより迅速に移動するように、トップシートの少なくとも上面は、親水性であるように処理されてもよい。これにより、身体排出物が、トップシートを通過して引き込まれて吸収性コアに吸収されるよりも、トップシートから流出する可能性が低減する。トップシートは、これを界面活性剤で処理するか、あるいは界面活性剤をトップシートに組み入れることによって親水性を付与することが可能である。トップシートを界面活性剤で処理するための好適な方法としては、トップシート材料に界面活性剤を噴霧すること、及び前記材料を界面活性剤中に浸漬することが挙げられる。このような処理と親水性に関するより詳細な考察は、米国特許第4,988,344号、名称「多層吸収層を備えた吸収性物品(Absorbent Articles with Multiple Layer Absorbent Layers)」(レイシング(Reising))ら、1991年1月29日発行)、及び米国特許第4,988,345号、名称「急速獲得吸収性コアを備えた吸収性物品(Absorbent Articles with Rapid Acquiring Absorbent Cores)」(レイシング(Reising)、1991年1月29日発行)に含まれ、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。トップシートに界面活性剤を組み込むいくつかの方法に関するより詳細な考察は、米国法定発明登録番号H1670(アジズ(Aziz))ら、1997年7月1日公開)に見出すことができ、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。
いくつかの実施形態では、トップシート140は、疎水性である孔あきウェブ又はフィルムを含んでもよい。これは、親水性化処理工程を製造プロセスから無くすことにより、及び/又は、以下に記述されるような疎水性処理剤、例えば、スコッチガード(SCOTCHGUARD)のようなポリテトラフルオロエチレン化合物若しくは疎水性ローション組成物をトップシートに塗布することにより達成されてもよい。このような実施形態では、開口は、顕著な抵抗なく、尿のような水性流体の浸透を可能にするのに十分な大きさであってもよい。様々な孔あきトップシートに関するより詳細な考察は、米国特許第5,342,338号、名称「低粘度糞便用の使い捨て吸収物品(Disposable Absorbent Article for Low-Viscosity Fecal Material)」(ロー(Roe)、1994年8月30日発行)、米国特許第5,941,864号、名称「排泄物の貯蔵を改良した使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Article having Improved Fecal Storage)」(ロー(Roe)、1999年8月24日発行)、米国特許第6,010,491号、名称「粘性流体の排泄物を処理する物品(Viscous Fluid Bodily Waste Management Article)」(ロー(Roe))ら、2000年1月4日発行)、及び米国特許第6,414,215号、名称「低粘度糞便物を貯蔵する能力を有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article having Capacity to Store Low-Viscosity Fecal Material)」、(ロー(Roe)、20002年7月2日発行)に見出すことができ、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。
トップシート140のいずれかの部分は、ローションによってコーティングされてもよく、例えば米国特許第5,607,760号、名称「エモリエント剤及びポリオールポリエステル固定化剤を含むローション付けされたトップシートを有する使い捨て吸収製品(Disposable Absorbent Article Having A Lotioned Topsheet Containing an Emollient and a Polyol Polyester Immobilizing Agent)」(ロー(Roe)、1997年3月4日発行)、米国特許第5,609,587号、名称「液状ポリオールポリエステル皮膚軟化剤及び固定化剤を含むローショントップシートを有するおむつ(Diaper Having A Lotion Topsheet Comprising A Liquid Polyol Polyester Emollient And An Immobilizing Agent)」(ロー(Roe)、1997年3月11日発行)、米国特許第5,635,191号、名称「ポリシロキサン皮膚軟化剤を含有するローション処理されたトップシートを有するおむつ(Diaper Having A Lotioned Topsheet Containing A Polysiloxane Emollient)」(ロー(Roe))ら、1997年6月3日発行)、米国特許第5,643,588号、名称「ローション剤を施されたトップシートを有する吸収性用品(Diaper Having A Lotioned Topsheet)」(ロー(Roe))ら、1997年7月1日発行)、及び米国特許第6,498,284号、名称「孔あきトップシート上にスキンケア組成物を有する使い捨て吸収性製品(Disposable Absorbent Article with a Skin Care Composition on an Apertured Top Sheet)」(ロー(Roe)、2002年12月24日発行)に記載されているトップシートであり、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。ローションは、単独で又は上に記載された疎水性化処理剤のような別の剤と組み合わせて作用してもよい。トップシートはまた、抗菌剤を含んでも、抗菌剤で処理されてもよく、このいくつかの例が、PCT公開番号WO 95/24173号、名称「臭気制御のためトップシートの中に抗菌剤を含有する吸収性製品(Absorbent Articles Containing Antibacterial Agents in the Topsheet For Odor Control)」(テレーサ・ジョンソン(Theresa Johnson)、1995年9月14日公開)に開示されており、これが参考として本明細書に組み込まれる。更には、トップシート、バックシート、及びトップシート若しくはバックシートのいずれかの部分には、より布に近い外観を持たせるためにエンボス加工及び/又はつや消し仕上げを施してもよい。
吸収性物品の実施形態はまた、排泄物を受け入れて封じ込めるポケット、排泄物用の空洞を提供するスペーサ、物品内での排泄物の移動を制限するバリア、おむつ内に堆積した排泄物を受けて封じ込める隔室若しくは空洞など、あるいはそれらのいずれかの組み合わせを含んでもよい。吸収性製品に使用するためのポケット及びスペーサの例は、米国特許第5,514,121号、名称「排出性スペーサを有するおむつ(Diaper Having Expulsive Spacer)」(ロー(Roe))ら、1996年5月7日発行)、米国特許第5,171,236、名称「コアスペーサを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having Core Spacers)」(ドライアー(Dreier)ら、1992年12月15日発行)、米国特許第5,397,318号、名称「ポケットカフを有する吸収物品(Absorbent Article Having A Pocket Cuff)」(ドライアー(Dreier)、1995年3月14日発行)、米国特許第5,540,671号、名称「頂点を有するポケットカフを有する吸収性物品(Absorbent Article Having A Pocket Cuff With An Apex)」ドライアー(Dreier)、1996年7月30日発行)、及びPCT特許出願WO 93/25172(1993年12月3日公開)、名称「衛生用吸収性物品に使用するスペーサ及びこのようなスペーサを有する使い捨て吸収性物品(Spacers For Use In Hygienic Absorbent Articles And Disposable Absorbent Articles Having Such Spacer)」、及び米国特許第5,306,266号、名称「使い捨て吸収材製品に使用する可撓性スペーサ(Flexible Spacers For Use In Disposable Absorbent Articles)」(フリーランド(Freeland)、1994年4月26日発行)に記載されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。隔室又は空洞の例は、米国特許第4,968,312号、名称「使い捨て糞便区画化おむつ(Disposable Fecal Compartmenting Diaper)」(カーン(Khan)、1990年11月6日発行)、米国特許第4,990,147号、名称「排泄物隔離用の弾性ライナーを有する吸収性物品(Absorbent Article With Elastic Liner For Waste Material Isolation)」(フリーランド(Freeland)、1991年2月5日発行)、米国特許第5,062,840号、名称「使い捨ておむつ(Disposable Diapers)」(ホルト(Holt)ら、1991年11月5日発行)、米国特許第6,482,191号、名称「細長いスリット開口部を有する伸張可能なトップシート(Elasticated Topsheet with an Elongate Slit Opening)」(ロー(Roe))ら、2002年11月19日発行)、及び米国特許第5,269,755号、名称「使い捨て吸収性物品用の三分割トップシート及びその三分割トップシートを有する使い捨て吸収性物品(Trisection Topsheets For Disposable Absorbent Articles And Disposable Absorbent Articles Having Such Trisection Topsheets)」(フリーランド(Freeland))ら、1993年12月14日発行)に開示されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。好適な横断方向バリアの例は、米国特許第5,554,142号、名称「複数の有効高さの横方向の仕切りを有する吸収性製品(Absorbent Article Having Multiple Effective Height Transverse Partition)」(ドライアー(Dreier))ら、1996年9月10日発行)、PCT特許WO 94/14395、名称「直立した横断方向仕切りを有する吸収性物品(Absorbent Article Having An Upstanding Transverse Partition)」(フリーランド(Freeland))ら、1994年7月7日公開)、及び米国特許第5,653,703号、「角度付きの直立した横断方向仕切りを有する吸収性物品(Absorbent Article Having Angular Upstanding Transverse Partition)(ロー(Roe))ら、1997年8月5日発行)に記載されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。上記引用した参考文献の全てが参考として本明細書に組み込まれる。上述した空洞、ポケット及びバリアに加えて又はそれらの代わりに、吸収性物品の実施形態はまた、粘性流体の排泄物、例えば参考として本明細書に組み込まれる米国特許第6,010,491号(ロー(Roe))ら、2000年1月4日発行)に記載されているような垂れやすい糞尿を効果的かつ効率的に受け入れ、収容及び/又は不動化することのできる排泄物処理要素を含んでもよい。
吸収性コア144は、一般的に圧縮性であり、適合性があり、着用者の皮膚に対して非刺激性であり、尿などの液体及び他の身体排出物を吸収し保持することのできる吸収性材料を含んでもよい。吸収性コア144はまた、多種多様の大きさ及び形状(例えば、矩形、砂時計形、T字形、非対称形等)に製造することができる。吸収性コア144はまた、使い捨ておむつ及び他の吸収性物品に通常使用される多種多様の液体−吸収性素材を含んでもよい。一例において、吸収性コアは、エアフェルトと一般に呼ばれる粉砕木材パルプを含む。他の吸収性材料の例としては、縮みセルロース詰め物(creped cellulose wadding)、コフォームを含むメルトブローポリマー、化学的に硬化されて変性若しくは架橋されたセルロースファイバー、ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル材料、又はその他いずれかの既知の吸収性材料若しくは材料の組み合わせが挙げられる。
吸収性コア144の構成及び構造は、多様であってもよい(例えば、吸収性コア(1つ又は複数)又は他の吸収性構造(1つ又は複数)は、多様なキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、又はより低い平均密度及びより低い平均坪量の獲得区域を有してもよく、あるいは1つ以上の層又は構造体を含んでもよい)ことを理解すべきである。
代表的な吸収性構造体は、米国特許第4,610,678号、名称「高密度吸収性構造体(High-Density Absorbent Structures)」(ワイズマン(Weisman))ら、1986年9月9日発行)、米国特許第4,673,402号、名称「2層コアを有する吸収性物品(Absorbent Articles With Dual-Layered Cores)」(ワイズマン(Weisman)ら、1987年6月16日発行)、米国特許第4,834,735号、名称「より低い密度及びより低い坪量の獲得区域を有する高密度吸収性部材(High Density Absorbent Members Having Lower Density and Lower Basis Weight Acquisition Zones)」(アルマニー(Alemany)ら、1989年5月30日発行)米国特許第4,888,231号、名称「ダスティング層を有する吸収性コア(Absorbent Core Having A Dusting Layer)」(アングシュタット(Angstadt)、1989年12月19日発行)、米国特許第5,137,537号、名称「個別化されたポリカルボン酸架橋木材パルプセルロース繊維を含有する吸収性構造(Absorbent Structure Containing Individualized, Polycarboxylic Acid Crosslinked Wood Pulp Cellulose Fibers)」(ヘロン(Herron)ら、1992年8月11日発行)、米国特許第5,147,345号、名称「失禁管理用の高性能吸収性物品(High Efficiency Absorbent Articles For Incontinence Management)」(ヤング(Young)ら、1992年9月15日発行)、米国特許第5,342,338号、名称「低粘度糞便用の使い捨て吸収物品(Disposable Absorbent Article For Low-Viscosity Fecal Material)」(ロー(Roe)、1994年8月30日発行)、米国特許第5,260,345号、名称「水性体液用の吸収性フォーム材料及びこのような材料を含有する吸収性物品(Absorbent Foam Materials For Aqueous Body Fluids and Absorbent Articles Containing Such Materials)」(デマレーズ(DesMarais)ら、1993年11月9日発行)、米国特許第5,387,207号、名称「湿潤までは薄い、水性体液用の吸収体フォーム材料及びその製造方法(Thin-Until-Wet Absorbent Foam Materials For Aqueous Body Fluids And Process For Making Same)」(ダイヤー(Dyer)ら、1995年2月7日発行)、及び米国特許第5,650,222号、名称「非常に高い水対油の比を有する高内相エマルションから作製された水性流体用の吸収性フォーム材料(Absorbent Foam Materials For Aqueous Fluids Made From high Internal Phase Emulsions Having Very High Water-To-Oil Ratios)」(デマレーズ(DesMarais)ら、1997年7月22日発行)に記載されており、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。
吸収性コア144はまた、多層化された構造を有してもよい。様々なタイプの多層吸収性コアに関するより詳細な考察は、米国特許第5,669,894号、名称「良好な湿潤一体性及び比較的高濃度のヒドロゲル形成吸収性ポリマーを有する体液用の吸収性部材(Absorbent Members for Body Fluids having Good Wet Integrity and Relatively High Concentrations of Hydrogel-forming Absorbent Polymer)」(ゴールドマン(Goldman)ら、1997年9月23日発行)、米国特許第6,441,266号、名称「ヒドロゲル形成吸収性ポリマーを用いた体液用の吸収性部材(Absorbent Members for Body Fluids using Hydrogel-forming Absorbent Polymer)」(ダイヤー(Dyer)ら、2002年8月26日発行)、米国特許第5,562,646号、名称「良好な湿潤一体性及び高い多孔性を有する比較的高濃度のヒドロゲル形成吸収性ポリマーを有する体液用の吸収性部材(Absorbent Members for Body Fluids having Good Wet Integrity and Relatively High Concentrations of Hydrogel-forming Absorbent Polymer having High Porosity)」(ゴールドマン(Goldman)ら、1996年10月10日発行)、欧州特許EP0565606B1(1995年3月8日公開)、米国特許公開2004/0162536A1(2004年8月19日公開)、米国特許公開2004/0167486A1(2004年8月26日公開)、及びPCT公開番号WO 2006/015141号(2006年2月9日公開)に見出すことができ、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、吸収性物品は、伸張可能である吸収性コアを含む。このような構成において、吸収性コアは、シャーシの他の材料と共に長手方向及び/又は横方向に延びるよう適合されてもよい。吸収性コアはまた、様々な方法でシャーシの他の構成要素と連結され得る。例えば、おむつは、「浮いたコア」構成又は「バケット」構成を含んでもよく、ここではおむつは、物品を着用者上で移動させる傾向のある力を収集するように構成され得る固定システムを含む。このような固定システムはまた、身体の様々な部分に接触することにより、それ自体を着用者の身体に固定するように構成され得る。このようにして、固定システムは、固定することにより得られる保持力で収集された移動力を均衡させることができる。得られた保持力で収集された移動力を均衡させることにより、固定システムは、使い捨て着用可能吸収性物品を着用者の所定の場所に保持するのを少なくとも支援することができる。様々な浮いたコア構成及び/又はバケットコア構成に関するより詳細な考察は、米国仮特許出願番号60/811,700、名称「多機能封入部材を有する吸収性物品(Absorbent Article Having a Multifunctional Containment Member)」(2006年6月7日出願)、米国非仮特許出願、名称「固定システムを有する使い捨て着用可能物品(Disposable Wearable Articles with Anchoring Systems)」(速達便番号EV916939648USで2006年11月15日出願、及び更に代理人整理番号(Attorney Docket Number)10628Qで識別)、及び米国非仮特許出願、名称「固定されたコア集成体を有する吸収性物品(Absorbent Article having an Anchored Core Assembly)」(速達便番号EV916939634USで2006年11月15日出願、及び更に代理人整理番号(Attorney Docket Number)10432MQで識別)に見出すことができ、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。
おむつ102はまた、例えば図1に示した少なくとも1つの弾性的ウエスト構造部152を含んでもよく、これは改善されたフィット性及び排泄物封入性を提供する。弾性的ウエスト機構152は、弾性的に拡張及び収縮して着用者の腰に動的にフィットするように構成されていてもよい。弾性的ウエスト機構152は、吸収性コア144から少なくとも長手方向外側に延び、おむつ102の第1外縁部130の少なくとも一部分を概ね形成してもよい。加えて、弾性的ウエスト機構は、第1耳部108及び第2耳部110を含むように横方向に延びてもよい。弾性的ウエスト機構152又はそのいずれかの構成要素は、おむつに固着された1つ以上の別個の要素を含んでもよいものの、弾性的ウエスト機構は、おむつの他の要素、例えばバックシート142、トップシート140、又はバックシートとトップシートの両方の延長部として構成されてもよい。加えて、弾性的ウエスト機構152は、シャーシ106の外側にある衣類に面する表面136の上、内側にある着用者若しくは身体に面する表面134の上、又は内側面と外側面との間に配置されてもよい。
弾性的ウエスト機構152は、多数の異なる構成に構成されてもよく、これには米国特許第4,515,595号(キービット(Kievit)ら、1985年5月7日発行)、米国特許第4,710,189号(ラッシュ(Lasch)、1987年12月1日発行)、米国特許第5,151,092号(ブエル(Buell)、1992年9月9日発行)、及び米国特許第5,221,274号(ブエル(Buell)、1993年6月22日発行)に記載されるものが含まれ、これらの全てを参考として本明細書に組み込む。他の腰部構成としては、ウエストキャップ機構、例えば米国特許第5,026,364号(ロバートソン(Robertson)、1991年6月25日発行)及び米国特許第4,816,025号(フォアマン(Foreman)、1989年3月28日発行)に記載されているものを挙げてもよく、その両方が参考として本明細書に組み込まれる。
図1に示した第1耳部108及び第2耳部110、並びに図4Aに示した第3耳部146及び第4耳部148、並びに他のものは、シャーシ106と一体的に形成されるものとして例示されているが、他の実施形態は、シャーシと連結した別個の要素である耳部を含んでもよいことを理解すべきである。いくつかの実施形態では、耳部は伸張可能であるように構成され、またいくつかの実施形態では、弾性伸張可能な耳部を有するのが好ましいことがある。以下に更に詳細に説明するように、耳部はまた、互いに及び/又はシャーシ上の他の締着具要素と解放可能に連結するよう適合された1つ以上の締着具又は締着要素150を含んでもよい。伸張可能な耳部に関するより詳細な考察は、米国特許第4,857,067号、名称「シャーリングを付けた耳部を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having Shirred Ears)」(ウッド(Wood)ら、1989年8月15日発行)、米国特許第5,151,092号(ブエル(Buell)ら、1992年9月29日発行)、米国特許第5,674,216号(ブエル(Buell)ら、1997年10月7日発行)、米国特許第6,677,258号(キャロル(Carroll)ら、2004年1月13日発行)、米国特許第4,381,781号(シアラファ(Sciaraffa)ら、1983年5月3日発行)、米国特許第5,580,411号、名称「吸収性物品用のサイドパネルを製造するためのゼロスクラップ方法(Zero Scrap Method For Manufacturing Side Panels For Absorbent Articles)」(ニース(Nease)ら、1996年12月3日発行)、及び米国特許第6,004,306号、名称「多方向性の延伸性サイドパネルを有する吸収性物品(Absorbent Article With Multi-Directional Extensible Side Panels)」(ローブレイス(Robles)ら、1999年12月21日発行)に見出すことができ、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。耳部はまた、米国特許公開US2005/0215972A1(2005年9月29日公開)、及び米国特許公開US2005/0215973A1(2005年9月29日公開)に記載されたものなど、伸張帯又は要素の様々な幾何学的配置及び配列を含んでもよく、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。
図1に示すように、おむつ102は、液体及び他の身体排出物の封入性を改善し得るレッグカフ154を含んでもよい。具体的には、弾性ガスケットレッグカフは、着用者の大腿の周りの封止効果を提供して漏れを防止し得る。おむつを着用するとき、レッグカフは、着用者の大腿と接触して配置されてもよく、その接触の程度及び接触圧力は、着用者の身体上のおむつの配向、並びに長手方向軸線に対する耳部及び/又はたくし込みフラップの配向によって部分的には決まってもよいことを理解すべきである。レッグカフ154は、様々な方法でおむつ102上に配置されてもよい。例えば、レッグカフ154は、シャーシ106の外側にある衣類に面する表面136の上、内側にある着用者若しくは身体に面する表面134の上、又は内側面と外側面との間に配置されてもよい。レッグカフ154はまた、レッグバンド、サイドフラップ、バリアカフ、又は伸張可能なカフと呼ばれてもよい。参考として本明細書に組み込まれる米国特許第3,860,003号には、弾性脚部カフ(ガスケッティングカフ)を提供するために、サイドフラップ及び1つ以上の弾性部材を有する収縮可能な脚部開口部を提供する使い捨ておむつが記載されている。その両方が参考として本明細書に組み込まれる米国特許第4,808,178号及び同第4,909,803号(アジズ(Aziz)ら、それぞれ1989年2月28日、及び1990年3月20日発行)には、脚部領域の封入性を改善する「立ち上がった」弾性フラップ(バリアカフ)を有する使い捨ておむつが記載されている。その両方が参考として本明細書に組み込まれる米国特許第4,695,278号及び第4,795,454号(それぞれローソン(Lawson)、1987年9月22日、及びドラグー(Dragoo)、1989年1月3日発行)には、ガスケッティングカフ及びバリアカフを含む二重カフを有する使い捨ておむつが記載されている。いくつかの実施形態では、以上に記載されたように、レッグカフの全て又は一部分をローションで処理することは望ましい場合がある。レッグカフに加えて、おむつはまた、バリアカフの外側寄りに位置する1つ以上の弾性ストランドを有する弾性ガスケッティングカフを含み得る。排泄物封入性を改善するために、レッグカフは、参考として本明細書に組み込まれる米国特許公開20060189956A1、名称「吸収性物品に使用する疎水性表面コーティングされた軽量不織布積層体(Hydrophobic Surface Coated Light-Weight Nonwoven Laminates for Use in Absorbent Articles)」(2006年8月24日公開)に記載されるような、疎水性表面コーティングで処理されてもよい。
先に述べたとおり、おむつ102は、おむつを着用者上の所定の位置に固定するのに役立つ、様々な位置において締着具要素150を含んでもよい。図6A〜7Bは、締着具要素150がシャーシ106上で位置し得る様々な位置を例示している。例えば、図6Aは、シャーシの外側にある衣類に面する表面上の様々な位置における締着具要素を示し、図6Bは、シャーシの内側にある身体に面する表面上の様々な位置における締着具要素を示す。図6Aを参照すると、シャーシ106は、第1耳部108及び第2耳部110のそれぞれに隣接したシャーシの内側面134の上に位置する締着具要素150a及び締着具要素150bを含んでもよい。追加の締着具要素150c及び締着具要素150dもまた、第2腰部領域122及びたくし込みフラップ112のそれぞれに隣接したシャーシの内側面134の上に位置してもよい。図6Bを参照すると、シャーシ106は、第1耳部108及び第2耳部110のそれぞれに隣接したシャーシの外側面136の上に位置する締着具要素150e及び締着具要素150fを含んでもよい。追加の締着具要素150g及び締着具要素150hもまた、第2腰部領域122及びたくし込みフラップ112のそれぞれに隣接したシャーシの外側面136の上に位置してもよい。図7A及び7Bは、締着具要素150が、第3耳部146及び第4耳部148を有するシャーシ106上で位置し得る追加の位置を例示している。図7Aに示すように、シャーシ106は、第3耳部146及び第4耳部148のそれぞれに隣接したシャーシの内側面134の上に位置する締着具要素150j及び締着具要素150kを含んでもよい。図7Bに示すように、シャーシ106は、第3耳部146及び第4耳部148のそれぞれに隣接したシャーシの外側面136の上に位置する締着具要素150l及び締着具要素150mを含んでもよい。
図6A〜7Bは締着具要素の位置の例を例示しており、したがって、例示されたものよりも少ない数又は多い数の締着具要素を含んでもよく、また様々な形状及び寸法が画定されてもよいことを理解すべきである。例えば、複数の締着具要素150は、たくし込みフラップ112に隣接したシャーシ106の内側面及び/又は外側面の上に位置し、たくし込みフラップをシャーシの1以上の領域と解放可能に連結させてもよい。また締着要素は、シャーシ上の対応する締着要素と連結するよう適合される必要がなく、着用者への物品適用時に更なる柔軟性を介助者に提供することも理解すべきである。換言すれば、締着要素は、別の締着要素とは対照的に、シャーシ材料と直接的に連結するよう適合され得る。加えて、締着要素は、シャーシ上の様々な区域又は領域の大部分を覆うように寸法設定され得る。例えば、たくし込みフラップによって画定される全域又はその大部分は、耳部の全域又はその大部分を覆う対応するループと連結するよう適合された締着具、例えば微小なフック(microhooks)で覆われていてもよく、あるいは逆もまた同様である。更に別の例では、たくし込みフラップ及び/又は耳部の大部分又は全体が、貼着剤で覆われていてもよい。いくつかの実施形態では、所望の固定フィットを容易に得るための介助者の能力は、締着要素で覆われたおむつの区域の寸法を増大させることによって向上してもよい。
以下の説明は図1Aを参照するものであるが、以下の説明は、他の耳部及びたくし込みフラップ構成、例えば図6A〜7Bに示した耳部108、耳部110、耳部146、耳部148及びたくし込みフラップ112にも適用可能であることを理解すべきである。図1Aに示すように、それぞれの耳部108及び耳部110の内側面134及び外側面136は、耳部周辺158によって境界付けされる耳部区域156を有する。耳部周辺158は、横方向内側寄りの耳縁部160、横方向外側寄りの耳縁部162、長手方向外側寄りの耳縁部164、及び長手方向内側寄りの耳縁部166によって画定される。横方向内側寄りの耳縁部160の位置は、まず股部領域120内のおむつの側縁部126、128上で、側縁部126、128間の最も狭い幅と一致する位置に点168を位置決めし、次いで点168を通る線170を、物品の長手方向軸線114に対して平行に描くことによって画定される。また図1Aに示すように、それぞれの耳部108及び耳部110は、横方向外側寄りの耳縁部162に隣接した遠位耳部分172、横方向内側寄りの耳縁部160に隣接した近位耳部分174、及び遠位耳部分172と近位耳部分174との間の中央耳部分176を含む。いくつかの実施形態では、遠位耳部分、中央耳部分、及び近位耳部分のそれぞれは、横方向内側寄りの耳縁部160と横方向外側寄りの耳縁部162との間の距離の1/3によって画定される横方向の幅を有する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの表面、例えば少なくとも1つの耳部108、耳部110、耳部146、耳部148の外側面136又は内側面134の相当な部分が、締着要素150で覆われている。例えば、いくつかの実施形態では、少なくとも1つの耳部の少なくとも1つの表面は、その耳部面積の少なくとも約25%が締着要素で覆われていてもよく、これらの締着要素は、物品の別の部分と締着するよう適合される。他の実施形態では、少なくとも1つの耳部の少なくとも1つの表面は、その耳部面積の少なくとも約50%が締着要素で覆われていてもよく、これらの締着要素は、物品の別の部分と締着するよう適合される。更に他の実施形態では、少なくとも1つの耳部の少なくとも1つの表面は、その耳部面積の少なくとも約75%が締着要素で覆われていてもよく、これらの締着要素は、物品の別の部分と締着するよう適合される。
いくつかの実施形態では、締着要素150で少なくとも部分的に覆われた耳部108、耳部110、耳部146、耳部148の少なくとも1つの表面は、身体に面する表面134であることを理解すべきである。他の実施形態では、締着要素で少なくとも部分的に覆われた耳部の表面は、衣類に面する表面136である。更に他の実施形態では、身体に面する表面及び衣類に面する表面の両方の少なくとも一部が、締着要素で少なくとも部分的に覆われている。いくつかの実施形態では、身体に面する表面上の締着要素で覆われた耳部面積の割合は、衣類に面する表面上の締着要素で覆われた耳部面積の割合と同一であるか又は異なっていてもよい。
いくつかの実施形態は、身体に面する表面134及び衣類に面する表面136の一方又は両方の上に配置された締着要素を含み、これらの締着要素が適用範囲の勾配(gradient of coverage)を画定していてもよい。例えば、締着要素150で覆われた遠位耳部分172の面積の割合は、締着要素で覆われ得る中央耳部分176又は近位耳部分174の面積の割合と異なっていてもよい。一例において、締着要素で覆われた遠位耳部分の面積の割合は、締着要素で覆われた近位耳部分の面積の割合よりも高くてもよい。別の例において、締着要素で覆われた遠位耳部分の面積の割合は、締着要素で覆われた中央耳部分の面積の割合よりも高くてもよい。他の例において、締着要素で覆われた中央部の面積の割合は、締着要素で覆われた遠位及び/又は近位耳部分の面積よりも高くてもよい。例えば長手方向、横方向、及び/又はそれらの組み合わせの方向に延在する勾配など、適用範囲の勾配(gradients of coverage)の他の構成も企図されていることを理解すべきである。
図1Aに示すように、たくし込みフラップ112は、第2外縁部132とたくし込みフラップ折り返し線182との間に延びるおむつの側縁部126及び側縁部128の部分によって画定された、たくし込みフラップ周辺180によって境界付けされたたくし込みフラップ区域178を有する。たくし込みフラップ折り返し線182は、耳部108、耳部110、耳部146、耳部148の上に折り重ねられたときに、たくし込みフラップ112を横切って延びる折り返し線である。いくつかの実施形態では、たくし込みフラップ112の外側面136及び内側面134のいずれか少なくとも1つの表面のたくし込みフラップ区域の少なくとも25%は、物品100の少なくとも1つの他の部分と連結するよう適合された締着要素150で覆われている。他の実施形態では、少なくとも1つの表面のたくし込みフラップ区域の少なくとも約50%、又は、少なくとも約75%、又は、少なくとも約100%は、物品の少なくとも1つの他の部分と連結するよう適合された締着要素で覆われていてもよい。いくつかの実施形態では、たくし込みフラップ112の(平らに展開した折り畳まれていない非収縮構成において見たときの)衣類に面する表面は、締着要素で少なくとも部分的に覆われた表面である。いくつかの実施形態では、たくし込みフラップ上の締着要素は、少なくとも1つの耳部の衣類に面する表面上の締着要素と少なくとも連結するよう適合される。他の実施形態では、たくし込みフラップ上の締着要素は、少なくとも1つの耳部108、耳部110、耳部146、耳部148の着用者に面する表面134上の締着要素と少なくとも連結するよう適合される。
いくつかの実施形態では、締着要素150は、物品100の股部120及び/又は腰部領域118、122の衣類に面する表面136上で物品周辺の内側寄りに配置されてもよい。このような締着要素は、耳部及びたくし込みフラップ表面のいずれかのいかなる締着要素の追加又は代用であってもよい。このような実施形態では、物品の耳部及び/又はたくし込みフラップ区域の約50%に相当する物品の面積が、締着要素で覆われていてもよい。他の実施形態では、物品の耳部及び/又はたくし込みフラップ区域の約100%に相当する物品の面積が、締着要素で覆われていてもよい。更に他の実施形態では、耳部及び/又はたくし込みフラップ区域の約200%に相当する物品の面積が、締着要素で覆われていてもよい。更に他の実施形態では、乳児の寸法及び均衡の幅広い変化に適応するために、締着要素を含む物品の面積は、耳部又はたくし込みフラップを物品、耳部、又はたくし込みフラップ表面に連結する場所に関して、顕著な柔軟性を介助者に与えるのに十分な大きさである。
様々なタイプの締着要素150がおむつ102と共に使用されてもよいことを理解すべきである。先行する実施形態のいずれかにおいて、個々の締着要素は、比較的小さくてもよい。例えば、個々の締着要素は、触覚的又は視覚的に目立たないように十分に小さくてもよい。いくつかの実施形態では、締着要素は、基部表面から延出する突出部を含む。基部表面は、シャーシ106の内側面134若しくは外側面136、又はこれに取付けられた別個の要素、例えばフィルムによって画定されてもよいことを理解すべきである。突出部は、突出部との連結部を形成することのできる繊維状構造体と絡まるよう適合されてもよい。他の実施形態では、突出部は、接着又は他の機構、例えば相互連結、若しくは連結部を形成する機構の組み合わせを介して接合するよう適合されてもよい。突出部は、機械的締着装置又はフック・ループ式締着装置の一部として当該技術分野において既知の、フック又はフック状構造体の形態であってもよい。突出部はまた、ロッド、ノブ、若しくは他の不規則な形状の物体、毛髪状の物体、又は他の繊維状突出部の形態であってもよい。突出部の形態に関わらず、突出部の高さは、突出部が基部表面から突出部の最高点まで延びる最大垂直距離として画定され得る。いくつかの実施形態では、突出部の高さは、約0.5mm未満である。他の実施形態では、突出部の高さは、約0.25mm未満である。更に他の実施形態では、突出部の高さは、約0.1mm未満である。更に他の実施形態では、突出部の高さは、約0.01mm未満である。比較的低い突出部の高さを有する締着要素を含む物品において、締着要素で覆われた表面積は、比較的高い突出部の高さを有する締着要素を含む他の実施形態におけるそれより大きくてもよい。このような構成は、比較的低い突出部の高さを有する締着要素を有する物品にとって有利なことがあるが、それは、このような突出部の高さの場合、強度がより低いか、あるいは、単独ではループランディング地帯又は不織布取付け地帯などからのストランドを捕捉する可能性が低いことがあるためである。
一例において、締着要素は、フック&ループ締着具、例えば3M又はベルクロインダストリーズ(Velcro Industries)から入手可能なものを含む。他の例において、締着要素は、接着剤及び/又はテープタブ(tap tabs)を含む一方、他の締着要素は、マクロ締着具又はフック(例えば、マクロ(MACRO)又は「ボタン状」締着具)として構成される。いくつかの例示の、代表的な締着要素及び装置は、米国特許第3,848,594号、名称「使い捨ておむつ用のテープ締着装置(Tape Fastening System for Disposable Diaper)」(ブエル(Buell)、1974年11月19日発行)、米国特許第B1 4,662,875号、名称「吸収性物品(Absorbent Article)」(ヒロツ(Hirotsu)ら、1987年5月5日発行)、米国特許第4,846,815号、名称「改善された締着装置を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having An Improved Fastening Device)」(スクリップス(Scripps)、1989年7月11日発行)、米国特許第4,894,060号、名称「改善されたフック締着具部分を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper With Improved Hook Fastener Portion)」(ネステガード(Nestegard)、1990年1月16日発行)、米国特許第4,946,527号、名称「感圧性接着締着具及びその作製方法(Pressure-Sensitive Adhesive Fastener And Method of Making Same)」(バトレル(Battrell)、1990年8月7日発行)、及び米国特許第5,151,092号(ブエル(Buell)、1992年9月29日発行)、及び米国特許第5,221,274号(ブエル(Buell)、1993年6月22日発行)に開示されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。締着具及び/又は締着要素の更なる例は、米国特許第6,251,097号及び第6,432,098号、米国特許出願11/240,943、名称「突然の開放を防止するマクロ締着具(Anti-Pop Open Macrofasteners)」(2005年9月30日出願)、及び米国特許出願11/240,838、名称「複数の係合配向を有する締着装置(A Fastening System Having Multiple Engagement Orientations)」(2005年9月30日出願)に記載されており、これらの全てが参考として本明細書に組み込まれる。他の締着装置は、米国特許第5,595,567号(キング(King)ら、1997年1月21日発行)及び米国特許第5,624,427号(バーグマン(Bergman)ら、1997年4月29日発行)、いずれも名称「再締着可能な締着装置用の不織布雌部材(Nonwoven Female Component For Refastenable Fastening Device)」により詳細に説明されている。更に他の締着装置は、米国特許第5,735,840及び同第5,928,212号、名称「一体のバックシートランディング領域を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper With Integral Backsheet Landing Zone)」(いずれもクライン(Kline)らに発行)に記載されており、その両方が参考として本明細書に組み込まれる。更に他の締着装置は、公開WO 2005/065619、名称「使い捨て物品用のヤモリ状締着具(Gecko-like Fasteners for Disposable Article)」及び米国特許第6,746,434号、名称「一体成形された表面突出部を有する衣類(Garment Having Integrally Formed Surface Protrusions)」(ジョンソン(Johnson)らに発行)に記載されており、その両方が参考として本明細書に組み込まれる。代替の締着装置としては、当該技術分野において既知の接着及び貼着締着装置、並びに接着剤、貼着剤、及び/又は突出部系締着具の組み合わせが挙げられる。好適な接着構成要素の一例は、別個のテープタブ、例えば3M社(3M Corporation)(米国ミネソタ州セントポール(St. Paul))からXMF99121の表記で入手可能なテープタブなどを含んでもよい。貼着構成要素の一例は、粘着性締着パッチを含んでもよい。いくつかの実施形態において、粘着性締着パッチは、本質的に結晶質の水性合成エラストマーで形成されてもよく、そのエラストマーには、多結晶性の構造を分裂させ、それによってエラストマーに粘着性をもたせるために、粘着性付与剤が添加されている。例示的な合成粘着性製品は、アンドーバーコーテッドプロダクツ社(Andover Coated Products, Incorporated)(米国マサチューセッツ州サリスベリー(Salisbury))から入手可能であり、また、米国特許第6,156,424号に記載されている。締着装置はまた、参考として本明細書に組み込まれる米国特許第4,963,140号(ロバートソン(Robertson)ら、1990年10月16日発行)に開示されているような、物品を処分用構成に保持するための手段を提供してもよい。
別のフック式締着材料は、熱可塑性材料から形成された突起物の配列を含んでもよい。ホットメルト接着剤熱可塑性材料、特にポリエステル及びポリアミドホットメルト接着剤は、フック式締着材料の突起物を形成するのに特によく適してもよい。その突起物は、いくつかの実施形態において、改良されたグラビア印刷プロセスを使用して、溶融状態にある熱可塑性材料を基材の上に個別の構成単位で印刷し、切断前に熱可塑性材料の一部を伸張させるような方法で材料を切断して、伸張させ溶融材料を「凍結」して突起物とすることにより製造することができる。このフック式締着材料、並びにそのようなフック式締着材料を作るための方法及び機器について、欧州特許出願0 381 087により十分に詳述されている。いくつかの実施形態では、フックは熱可塑的に印刷することができる。好適なフックの印刷プロセスの例が、米国特許第5,540,673号、及びPCT国際公開特許WO 2004/082918に記載されている。
先に述べたとおり、締着装置はまた、受容構成要素を画定する複数個のループを含んでもよい。ループ締着材料及びその作製方法は、米国特許第5,380,313号、米国特許第5,569,233号、米国特許第5,407,439号、米国特許第5,542,942号、米国特許第5,669,900号、米国特許第5,318,555号、米国出願公開2003/0077430、及びPCT国際公開特許WO 04/030763に記載されており、これら全てが参考として本明細書に組み込まれる。
以上のことから、予め形成されたたくし込みフラップ又は手作業で形成されるたくし込みフラップを有するシャーシはまた、改善されたフィット性、快適性、及び排泄物封入性を提供する様々な機構を含んでもよいことを理解すべきである。このような機構としては、上記のように、おむつを着用者の特定の解剖学的構造に適合させる伸張可能な耳部、及び弾性的ウエスト機構を挙げてもよい。様々な記載された吸収性コア構成は、より良好な快適性のために乾燥厚さ寸法が低減され、並びに/又は排泄物の保持及び分配が改善されてもよい。上述した他の機構には、吸収性コアをシャーシ内部で支持する様々な方法が挙げられ、この方法により、吸収性コアが排泄物で汚れた後、伸張可能な材料から構成されたシャーシを着用者の身体にぴったりとフィットした状態に維持することができる。他の記載した機構には、不織布及び/又は孔あきトップシート、並びに比較的柔らかい材料の使用が挙げられてもよく、これらはまた、改善された快適性及び/又は排泄物封入性を提供するために伸張可能であってもよい。
本開示によるおむつ102は、様々なタイプの前述の材料を備えて構成されてもよく、これらの材料はシャーシ106全体、又はシャーシ106の一部分、例えばたくし込みフラップ112、耳部108、耳部110、耳部146、耳部148、股部領域120、及び/又は腰部領域118、腰部領域122を伸張させることが可能であることも理解すべきである。シャーシ106全体又はシャーシの一部分は、長手方向、横方向、又は両方向に伸張(即ち、二軸伸張)するように構成され得ることを理解すべきである。いくつかの実施形態では、シャーシは、長手方向伸張領域、横方向伸張領域、及び/又は二軸伸張領域を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、たくし込みフラップ112の全長は、長手方向及び/又は横方向に伸張させるよう適合される。他の実施形態では、たくし込みフラップ112の遠位端部分124は、長手方向及び/又は横方向に伸張可能なシャーシ106の唯一の部分である。更に他の実施形態では、たくし込みフラップ112の中央又は近位領域は、長手方向及び/又は横方向に伸張可能なシャーシ106の唯一の部分である。このような例の構成において、たくし込みフラップ112又はその領域は、シャーシ106の他の部分のものとは異なる材料を含んでもよく、異なる処理(例えばSELF化(SELFing)、機械的リングロール(ring rolling))、又はそれらの組み合わせに付されていてもよい。構造的弾性様フィルム(「SELF」)材料を開示している参考文献については、上に記載している。たくし込みフラップはまた、「ゼロ歪」ストレッチラミネートを備えて構成されてもよい。ゼロ歪ストレッチラミネートは、エラストマーと不織布の両方が引張られていない状態で、エラストマーを不織布に結合することによって作製され得る。ゼロ歪ラミネートに関するより詳細な考察は、米国特許第5,156,793号、名称「ゼロ歪ストレッチラミネートウェブを不均一な方法で漸増式に伸張させ、これに可変的な度合いの弾性を付与する方法(Method for Incrementally Stretching Zero Strain Stretch Laminate Web in a Non-uniform Manner to Impart a Varying Degree of Elasticity Thereto)」(ブエル(Buell)ら、1992年10月20日発行)に見出すことができ、これが参考として本明細書に組み込まれる。別の例において、たくし込みフラップは、「ライブ伸張」によって構成されてもよく、これには弾性体を伸張させること、及びその伸張された弾性体を不織布に結合することが挙げられてもよい。結合後、伸張させた弾性体は解放され、それによって弾性体が収縮し、結果として「波形化」不織布が得られる。「ライブ伸張」に関するより詳細な考察は、米国特許第4,720,415号(ヴァンダーヴィーレン(Vander Wielen)ら、1988年1月19日発行)及び米国特許第7,028,735号(シュナイダー(Schneider)ら、2006年4月18日発行)に見出すことができ、これらが参考として本明細書に組み込まれる。
上述のように、開示されたおむつ102のたくし込みフラップ112は、予め形成されていても、あるいは手作業で形成されいても、あるいはそれらのいくつかの組み合わせであってもよい。加えて、いくつかの予め形成されたたくし込みフラップの実施形態は伸張可能である一方、他の実施形態は伸張可能ではない。いくつかの予め形成されたたくし込みフラップ112及び手作業で形成されるたくし込みフラップ112は、おむつを着用者上に配置する前、その最中、及び/又はその後に、長手方向及び/又は横方向に伸張されてもよい。伸張可能なたくし込みフラップは、非伸張可能なたくし込みフラップよりも優れたいくつかの利点を提供してもよい。例えば、おむつを着用者上に配置する人は、着用者の特定の解剖学的構造上でおむつの比較的より良好なフィット性をもたらす長さ及び/又は幅まで、たくし込みフラップを延ばすことがある。より良好なフィット性を着用者上に提供することに加えて、伸張可能なたくし込みフラップを有するシャーシは、非伸張可能なたくし込みフラップを有するシャーシよりも優れた製造コストの削減をもたらすことがある。例えば、非伸張可能な予め形成されたたくし込みフラップを有する実施形態は、予め形成されたフラップに必要なシャーシ材料の長さの増大の故に、手作業で形成されるたくし込みフラップ及び/又は伸張可能なたくし込みフラップを製造するよりも高価なことがある。加えて、伸張可能な構成要素は、他の場合に必要とされる材料よりも少ない材料を用いたおむつの製造を可能にすることがあり、その上、特殊な切断及び/又は形成プロセスの必要性を低減することがある。また伸張不可能な予め形成されたたくし込みフラップは、製造中により長い寸法に切断される必要があることがあり、製造がより複雑なことがあるが、それは、予め形成されたフラップの先細の末端部及び/又は湾曲した末端部を製造プロセス中に(例えば切断を介して)形成する必要があり、切り取り部の除去の問題やウェブ制御の問題が潜在的に起きることがあるためである。逆に、伸張可能なフラップは、一定の張力の印加の下でフラップの様々な領域を延ばし得る程度を制御することによって、たくし込みフラップの所定の延ばされた形状を提供してもよい。
先に述べたとおり、耳部108及び耳部110(適用可能であれば耳部146及び耳部148)、第2腰部領域122、及びたくし込みフラップ112は、おむつ102を着用者の身体上に保持するために様々な構成で配置されてもよい。図2及び8〜10に示すようなこれらの様々な構成のいくつかについて、以下に説明する。図2、8、及び9に示すように、例えば第2腰部領域122は、たくし込みフラップ112が耳部及び第2腰部領域の一部分の上に折り重なった状態で、耳部108及び耳部110と着用者の身体との間に配置されてもよい。図6A〜7Bに関して上に記載したように、締着具要素150の特定の配列に応じて、耳部108及び耳部110は、互いに、並びに第2腰部領域122及び/又はたくし込みフラップ112と解放可能に連結されてもよい。また、たくし込みフラップの遠位端部分は、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。また、耳部108及び耳部110は、図2に示すように、第2腰部領域122を横切って重なり合った配列で配置されてもよく、あるいは図8に示すように、第2腰部領域122を覆って重なり合わずに延びてもよい。図9は、図4A及び4Bに関して上に記載した第3及び第4耳部146、148を有するシャーシ106の一例を示しており、第2腰部領域122と第3及び第4耳部146、148は、たくし込みフラップ112が耳部108及び耳部110の上に折り重なった状態で、第1耳部108及び第2耳部110と着用者の身体との間に配置されている。同様に、図6A〜7Bに関して上に記載したように、締着具要素150の特定の配列に応じて、耳部108及び耳部110は、第2腰部領域122及び/又はたくし込みフラップ112と解放可能に連結されてもよい。たくし込みフラップの遠位端部分はまた、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。図10に示した更に別の例では、耳部108及び耳部110は、たくし込みフラップが着用者の身体に隣接して耳部の上に折り重なった状態で、第2腰部領域122とたくし込みフラップ112との間に配置されてもよい。図6A〜7B及び図10を参照すると、耳部108及び耳部110は、互いに、並びに第2腰部領域122及び/又はたくし込みフラップ112と解放可能に連結されてもよい。たくし込みフラップの遠位端部分はまた、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。
以上の巻きつけ/たくし込み及び折り畳み構成の例から、本開示によるおむつ102の実施形態は、様々な方法で着用者の身体上に配置されてもよいことを理解すべきである。例えば図2に示すように、折り畳むとき、おむつ102は、シャーシ106の第1腰部領域118を着用者の胴体の後側腰部領域に隣接して又は後側腰部領域の近傍に配置することによって、着用者の身体に配置される。次いで、シャーシ106の第2腰部領域122及び股部領域120が着用者の両脚の間に通され、股部領域120が着用者の股部に沿って、かつ第2腰部領域122が着用者の胴体下部の前側腰部領域に隣接して又は前側腰部領域の近傍に配置される。次いで図5A及び5Bに示すように、第1耳部108及び第2耳部110が、着用者の胴体下部の腰の周りに巻きつけられてベルトを形成する。次いで図5Cに示すように、耳部108及び耳部110が、第2腰部領域122に隣接してシャーシ106の外側面136の上に重なり合った配列で配置される。前述の工程が実行される順序を変更してもよいことを理解すべきである。例えば、まず耳部108及び耳部110が、重なり合った配列で着用者の腰の周りに巻きつけられ、次いでたくし込みフラップ112が、重なり合った耳部と着用者の身体との間に滑って入れられる。
次いで図2に示すように、たくし込みフラップ112が、耳部108及び耳部110の上に折り重ねられる。上述のように、たくし込みフラップは、予め形成されても、伸張可能であっても、あるいは手作業で形成されてもよい。加えて、たくし込みフラップはまた、おむつを着用者上に配置する前、その最中、及び/又はその後に、伸張及び/又は形成されてもよい。図6A及び6Bに関して上に記載したように変更し得る締着具要素150の特定の配列に応じて、耳部108及び耳部110は、互いに、並びに第2腰部領域122及び/又はたくし込みフラップ112と解放可能に連結されてもよい。加えて、たくし込みフラップは、耳部108及び耳部110を覆って下向きに、たくし込みフラップ112の遠位端部分124がシャーシ108の第2腰部領域122に隣接する場所まで延びるように示されている。このように、締着具要素150の配列に応じて、たくし込みフラップの遠位端部分は、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。たくし込みフラップは、図示したものより短くてもよく、したがって遠位端部分は、耳部を通り過ぎて第2腰部領域まで延びなくてもよいことを理解すべきである。
上記の例の変形において、図5Dに示すように、第1及耳部108び第2耳部110は、第2腰部領域122に隣接してシャーシ106の外側面136上に配置される。次いで図8に示すように、たくし込みフラップ112は、耳部108及び耳部110の上に折り重ねられる。図6A及び6Bに関して上に記載したように変更し得る締着具要素150の特定の配列に応じて、耳部108及び耳部110は、第2腰部領域122及び/又はたくし込みフラップ112と解放可能に連結されてもよい。加えて、たくし込みフラップは、耳部108及び耳部110を覆って下向きに、たくし込みフラップ112の遠位端部分124がシャーシ108の第2腰部領域122に隣接する場所まで延びるように示されている。このように、締着具要素150の配列に応じて、たくし込みフラップの遠位端部分は、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。図8において、たくし込みフラップはまた、耳部108及び耳部110を覆って下向きに、たくし込みフラップ112の遠位端部分124がシャーシ108の第2腰部領域122に隣接する場所まで延びるように示されている。このように、たくし込みフラップの遠位端部分は、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。たくし込みフラップは、図示したものより短くてもよく、したがって遠位端部分は、耳部を通り過ぎて第2腰部領域まで延びなくてもよいことを理解すべきである。
先に述べたとおり、たくし込みフラップは、図のいくつかに図示したものより短くてもよく、耳部を通り過ぎて第2腰部領域まで延びなくてもよい。例えば、図9は、図4A及び4Bに関して上に記載したシャーシ106を示しており、たくし込みフラップ112は、耳部108及び耳部110を通り過ぎて第2腰部領域まで延びないものとして示される。図9はまた、第3耳部146及び第4耳部148を示しており、第2腰部領域122と第3耳部146及び第4耳部148は、第1耳部108及び第2耳部110と着用者の身体との間に配置された状態である。図7A及び7Bに関して上に記載したように変更し得る締着具要素150の特定の配列に応じて、耳部108、110は、互いに、並びに第2腰部領域122、たくし込みフラップ112、及び/又は耳部146及び耳部148と解放可能に連結されてもよい。図9に示したたくし込みフラップはまた、図示したものより長くてもよく、したがって遠位端部分は、耳部を通り過ぎて第2腰部領域まで延びてもよいことを理解すべきである。
上記の例の別の変形が図10に示されており、ここでは、まず耳部108及び耳部110が、着用者の胴体下部の腰周りに巻きつけられてベルトを形成する。次いで耳部108及び耳部110が、着用者の前側腰部領域に隣接して又は前側腰部領域の近傍に重なり合った配列で配置される。シャーシ106の第2腰部領域122及び股部領域120が着用者の両脚の間に通され、股部領域120が着用者の股部に沿って、かつ第2腰部領域122が耳部108及び耳部110の外側面に隣接して配置される。次いでたくし込みフラップ112が、耳部の内側面と着用者の身体との間で耳部108及び耳部110の上に折り重ねられる。この場合もまた、たくし込みフラップは、予め形成されても、伸張可能であっても、あるいは手作業で形成されてもよく、またおむつを着用者上に配置する前、その最中、及び/又はその後に、伸張及び/又は形成されてもよい。加えて、図6A及び6Bに関して上に記載したように変更し得る締着具要素150の特定の配列に応じて、耳部108及び耳部110は、互いに、並びに第2腰部領域122及び/又はたくし込みフラップ112と解放可能に連結されてもよい。図10において、たくし込みフラップはまた、耳部108及び耳部110を覆って下向きに、たくし込みフラップ112の遠位端部分124がシャーシ108の第2腰部領域122に隣接する場所まで延びるように示されている。このように、たくし込みフラップの遠位端部分は、シャーシ106の第2腰部領域122と解放可能に連結されてもよい。上述のように、たくし込みフラップは、図示したものより短くてもよく、したがって遠位端部分は、耳部を通り過ぎて第2腰部領域まで延びなくてもよい。
本明細書で開示した寸法及び値は、列挙した厳密な数値に狭義に限定されるものとして解釈されるべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうした寸法はそれぞれ、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
本発明の「発明を実施するための形態」で引用したすべての文献は、関連部分において、本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。本明細書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲においては、本明細書においてその用語に付与した意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の諸実施形態を例示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることは当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるこのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
Claims (10)
- 着用者の胴体下部区域の周りで着用するよう適合された使い捨て吸収性物品(100)であって、
外側面(136)及び内側面(134)を有すると共に、第1腰部領域(118)、第2腰部領域(122)、及び、該第1腰部領域(118)と該第2腰部領域(122)との間に配置された股部領域(120)を含むシャーシ(106)であって、第1耳部(108)、第2耳部(110)、及び、たくし込みフラップ(112)を更に含み、該第1耳部(108)及び第2耳部(110)が該第1腰部領域(118)から横方向の反対方向に延び、該たくし込みフラップ(112)が該第2腰部領域(122)から長手方向に延びる、シャーシ(106)と、
該シャーシ(106)の第1区域上に配置されると共に、該シャーシ(106)の第2区域と連結するよう適合された少なくとも1つの締着具要素(150)と、を含み、
該たくし込みフラップ(112)の少なくとも一部分が、少なくとも1つの方向に伸張可能である、使い捨て吸収性物品。 - 前記たくし込みフラップ(112)が、前記第2腰部領域(122)の一部分を長手方向に伸張させることによって形成される、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
- 前記第1耳部(108)及び該第2耳部(110)が伸張可能である、請求項1又は2に記載の使い捨て吸収性物品。
- 前記第1腰部領域(118)が伸張可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。
- 前記たくし込みフラップ(112)が長手方向に伸張可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。
- 前記第1腰部領域(118)が、着用者の後側腰部領域に隣接して又は後側腰部領域の近傍に配置されるよう適合され、
該第2腰部領域(122)が、着用者の前側腰部領域に隣接して又は前側腰部領域の近傍に配置されるよう適合される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。 - 前記第1耳部(108)が、前記内側面上の第1耳部区域及び前記外側面上の第1耳部区域を画定し、
締着要素が、前記第1耳部上に設けられ、前記シャーシの第2区域と連結するよう適合され、
前記内側面上の前記第1耳部区域及び前記外側面上の前記第1耳部区域のいずれかの少なくとも25%が、前記締着要素で覆われており、好ましくは前記内側面上の前記第1耳部区域及び前記外側面上の前記第1耳部区域のいずれかの少なくとも50%が、前記締着要素で覆われており、好ましくは前記内側面上の前記第1耳部区域及び前記外側面上の前記第1耳部区域のいずれかの75%が、前記締着要素で覆われている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。 - 前記締着要素が突出部を含み、該突出部のそれぞれが突出部の高さを画定し、該突出部の高さが0.5mm未満、又は、0.1mm未満、又は、0.01mm未満である、請求項7に記載の使い捨て吸収性物品。
- 前記たくし込みフラップが、前記内側面上のたくし込みフラップ区域及び前記外側面上のたくし込みフラップ区域を画定し、
締着要素が、前記たくし込みフラップ上に設けられ、前記シャーシの第2区域と連結するよう適合され、
前記内側面上の前記たくし込みフラップ区域及び前記外側面上の前記たくし込みフラップ区域のいずれかの少なくとも25%、又は、少なくとも50%、又は、少なくとも75%が、前記締着要素で覆われており、
好ましくは前記締着要素が、突出部を含み、該突出部が、突出部の高さを画定し、前記突出部の高さが、0.5mm未満、又は、0.1mm未満、又は、0.01mm未満である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。 - 前記シャーシが、前記内側面上の第1シャーシ区域及び前記外側面上の第2シャーシ区域を画定し、
締着要素が、前記シャーシ上に設けられ、前記たくし込みフラップと、前記第1耳部と、前記第2耳部と、のいずれかと連結するよう適合され、
前記第1シャーシ区域及び前記第2シャーシ区域のいずれかの少なくとも25%が、前記締着要素で覆われており、
好ましくは前記締着要素が、突出部を含み、該突出部が、突出部の高さを画定し、該突出部の高さが、約0.5mm未満である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性物品。
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