JPH10271319A - 色再現処理方法 - Google Patents

色再現処理方法

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JPH10271319A
JPH10271319A JP9073920A JP7392097A JPH10271319A JP H10271319 A JPH10271319 A JP H10271319A JP 9073920 A JP9073920 A JP 9073920A JP 7392097 A JP7392097 A JP 7392097A JP H10271319 A JPH10271319 A JP H10271319A
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Japan
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image
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Application number
JP9073920A
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Inventor
Kenji Tanaka
賢二 田中
Asako Katou
麻子 加藤
Hideki Yamanaka
秀樹 山中
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力装置の色再現特性を、色再現範囲の異な
るディスプレイモニタ上で画像を確認しながら容易に修
正を行えるようにする。また、色変換テーブルのデータ
の部分的な修正を、容易に、かつ、自然な色再現を保ち
ながら行う。 【解決手段】 色修正パラメータ正規化部12は、色修
正パラメータ10を、GUI上で逆変換等する正規化を
行う。この正規化された色修正パラメータに基づいて、
色変換テーブル作成部17で色変換テーブルが作成され
る。また、逆変化されていない色修正パラメータと原画
像13から得た修正領域及び修正量情報と修正画像とか
ら第一次修正画像を算出する。作成した色変換テーブル
を用いて原画像13に関する第1の表色系の色に対応す
る第二次修正画像と第一次修正画像とを画像データ合成
部25で合成して修正画像14を生成する。モニタ上の
修正画像14を見て所望の色再現が得られるまで、上記
の処理が繰り返される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色再現処理方法に係
り、特にディジタル画像の色変換システムにおいて、出
力デバイスの色再現特性を色再現特性に大きな歪が生じ
ないように修正する色再現処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ及びその周辺機器の
性能の飛躍的な低価格化によって、ハイエンドからロー
エンドまでカラー化に対する要望が強くなっている。図
6は色再現処理方法を適用し得るカラー印字システムの
一例の概略ブロック図を示す。同図において、例えばカ
ラーイメージスキャナ61からパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンという)62へ入力された3次元の色
信号からなるカラー画像データは、陰極線管(CRT)
を用いたカラーディスプレイモニタ63に表示される一
方、パソコン62にて加工されてカラープリンタ64に
供給されて紙に印字される。
【0003】ここで、上記のシステムでは、カラーディ
スプレイモニタ63に表示されているカラー画像と、印
字されたハードコピーのカラー画像とがそれぞれ所望の
良好な色再現状態のものになされることが必要である。
ところが、カラーディスプレイモニタ63の色再現範囲
とプリンタ64のそれとは異なるため、カラーディスプ
レイモニタ63に供給したカラー画像を、プリンタ64
で何も処理しないでそのまま印字したのでは、色が異な
ってしまう。
【0004】そこで、従来より、インターナショナル・
カラー・コンソーシアム(ICC)プロファイルと呼ば
れるデバイス毎の色再現特性が記述されたファイルをも
とに、パソコン62が異なるデバイス毎の色再現特性を
吸収し、データが同じならば同じ色で表現しようという
試みがなされている。
【0005】例えば、図7に示すように、スキャナ61
により読み取られて赤(R)、緑(G)及び青(B)を
原色とするRGB色信号データである画像データAがパ
ソコン62に入力されると(ステップ71)、パソコン
72はプリンタ64で印字するシアン(C)、マゼンタ
(M)及び黄(Y)を原色とするCMY色信号データに
テーブルを用いて色変換するためのアドレスを抽出する
(ステップ72)。このアドレスはRGB色信号データ
を8ビットとした場合、例えば上位4ビットである。
【0006】続いて、この上位4ビットに基づいて上記
のテーブルを用いて前記CMY色信号データの主データ
に変換し(ステップ73)、更に補間係数を求め、この
補間係数と入力RGB色信号データの下位4ビットとか
ら8点補間などによる補間計算によって補間データを生
成し(ステップ74)、この補間データと上記の主デー
タとを合成してCMY色信号データである画像データB
を生成する(ステップ75)。そして、上記のテーブル
のデータや補間係数をプリンタ64内のメモリに設定す
る。
【0007】このような色変換を行うことでRGB色信
号データが入力されるカラーディスプレイモニタ63の
色再現と、CMY色信号データを印字するプリンタ64
の色再現とを最適化する。
【0008】また、従来、図8に示すように、パソコン
が第1の表色系の色に対応する色信号データである画像
データAを取り込み(ステップ81)、それから色変換
データへのアドレスを上記と同様にして抽出し(ステッ
プ82)、テーブルを用いて色変換データを抽出し(ス
テップ83)、色変換データの補間計算を行い(ステッ
プ84)、この補間データと色変換データとを合成して
第3の表色系の色に対応する画像データA’を生成する
(ステップ85)。
【0009】続いて、この画像データA’から色変換デ
ータへのアドレスを上記と同様にして抽出し(ステップ
86)、テーブルを用いて色変換データを抽出し(ステ
ップ87)、色変換データの補間計算を行い(ステップ
88)、この補間データと色変換データとを合成して第
2の表色系の色に対応する画像データBを生成する(ス
テップ89)。 このような色変換を行うことでRGB
色信号データが入力されるカラーディスプレイモニタ6
3の色再現と、CMY色信号データを印字するプリンタ
64の色再現とを最適化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
方法は、デバイス毎の特性を一義的に定め、そのファイ
ルをもとに同一の色再現をしようとするものであるが、
色再現はデバイス上の画像を見る、観察者、観察環境等
によっても違うため、十分ではない。
【0011】また、プリンタ64の色再現特性の修正を
行うには、実際に色修正パラメータの値を変更し、出力
して初めてその効果が確認できる。しかし、一般的にプ
リンタ64の出力には時間がかかり、出力メディアのコ
ストもかかってしまうので合理的ではない。しかも、プ
リンタ64の色再現範囲とカラーディスプレイモニタ6
3の色再現範囲は異なっており、プリンタ64のカラー
画像をカラーディスプレイモニタ63上で完全には色再
現することはできない。
【0012】更に、カラーディスプレイモニタ63上の
カラー画像がオペレータの望む色ではなく、本人の頭の
中にイメージされたものでない場合も少なくない。
【0013】また、プリンタ64で用いる色変換テーブ
ルは、コンピュータ上で扱われる都合上、8ビット乃至
16ビットというようにサンプリングされたデータで構
成されるため、テーブルの一部分に修正を加えようとす
ると、修正を加えた部分に歪みが生じ、不自然な色再現
となってしまう。
【0014】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
相対的に自分が望むイメージと実際に出力されたイメー
ジをディスプレイモニタ上に再現することによって、そ
のイメージの差を色変換パラメータとして色変換用テー
ブルデータに反映させ、かつ、大きく色再現空間に歪み
が生じないように算出しながらオペレータが容易に修正
を行えるようにし得る色再現処理方法を提供することを
目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、色再現の相違
に対し部分的な修正を容易に、かつ、自然な色再現を行
い得る色再現処理方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、原画像に関する第1の表色系の色に対応す
る第1の色信号データを、ディスプレイモニタに表示す
ると共に色変換テーブルを用いて第2の表色系の色に対
応する第2の色信号データに変換して、この第2の色信
号データを出力装置に出力するシステムの色再現処理方
法であって、出力装置より出力された第2の表色系の色
と所望の色との差に相当する色修正パラメータを入力
し、この色修正パラメータを逆変換する正規化を行った
後、原画像と共に第1の修正領域及び修正量情報を算出
し、この第1の修正領域及び修正量情報に基づき色変換
テーブルを新たに作成し、入力された色修正パラメータ
を逆変換することなく修正量を適正化した色修正パラメ
ータと原画像と共に第2の修正領域及び修正量情報を算
出し、この第2の修正領域及び修正量情報と修正画像と
に基づいて第1の表色系の色に対応する色信号データを
第一次修正画像として算出し、原画像を作成した色変換
テーブルを用いて変換した第2の表色系の色に対応する
色信号データを第1の表色系の色に対応する色の第二次
修正画像データに変換算出し、第一次修正画像と第二次
修正画像とを合成して修正画像とすることを繰り返し
て、出力装置に出力する第2の色信号データの色再現を
処理することを特徴とする。
【0017】上記の原画像に関する第1の表色系の色に
対応する第1の色信号データを、ディスプレイモニタに
表示すると共に色変換テーブルを用いて第2の表色系の
色に対応する第2の色信号データに変換して、この第2
の色信号データを出力装置に出力するシステムとして図
6に示した印字システムを例にとると、パソコン62上
の画像データをプリンタ64により紙に印刷する際に、
ディスプレイモニタ63上でプリンタ64への印刷色を
修正しようとする場合、ディスプレイモニタ63の色再
現範囲とプリンタ64の色再現範囲が異なるため、双方
を完全にシミュレーションすることはできない。なお、
かつ、ディスプレイモニタ63上の色がユーザの望む色
であるとも限らない。
【0018】そこで、請求項1及び2に係る発明では、
図5に示すように、再現したい画像53の色とプリンタ
で出力された画像54の色との差をパソコン上でシミュ
レーションし、その差を色変換テーブルデータを修正す
るためのパラメータとして反映させる。なお、図5中、
図の形は色を表している。
【0019】すなわち、図5において、ユーザは再現し
たい画像53の色とプリンタで出力された画像54の色
との差が、ディスプレイモニタに表示されている画像5
0の原画像51と修正画像52との差と同程度になるよ
うに、色修正パラメータを入力すると、この発明では、
色修正パラメータの修正量を逆変換する正規化を行った
後、色変換テーブルを新たに作成する一方、逆変換しな
い色修正パラメータと原画像とから得た修正領域及び修
正量情報と修正画像とから第一次修正画像を算出し、出
力装置に出力される原画像に対応する第2の色信号デー
タを第1の表色系の色に対応する色信号データに変換し
た第二次修正画像とを合成して修正画像を生成する。ユ
ーザはこの修正画像をディスプレイモニタ上で見て所望
の色再現が得られたときに処理を終了し、その時点で得
られた色変換テーブルを用いて色変換を行う。
【0020】その際に、あまりにも修正量が大きいと、
色再現に歪みが生じるため逐次歪みを調べながら修正を
加え、規定量を越えた場合にはオペレータにその旨を伝
え、その修正を止めさせる。
【0021】また、本発明は、第1の表色系の色に対応
する第1の色信号データを、ディスプレイモニタに表示
すると共に色変換テーブルを用いて第2の表色系の色に
対応する第2の色信号データに変換して、この第2の色
信号データを出力装置に出力するシステムの色再現処理
方法であって、色変換テーブルのデータの一部を修正す
るための色修正パラメータの入力時に、この色修正パラ
メータによる修正量に応じて色修正領域を求め、その色
修正領域の範囲内で色修正パラメータによる修正しよう
とする色空間上のポイントからの距離に応じて変化する
修正量を求め、この修正量に基づいて色変換テーブルの
データを修正することを特徴とする。
【0022】この発明では、色変換テーブルのデータの
部分的な修正に際し、色修正領域の範囲内で色修正パラ
メータによる修正しようとする色空間上のポイントから
の距離に応じて修正量が変化するように、色変換テーブ
ルのデータを修正する。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる色再現処理
方法の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図は例
えばパソコンにより実現される。プリンタで出力された
画像の色を再現したい所望の画像の色にするために、パ
ソコン対して色修正パラメータ10を入力すると、色変
換テーブル11を用いて色修正パラメータ正規化部12
において色修正パラメータ10が適正な値に正規化され
る。
【0024】図2はこの色修正パラメータ正規化部12
の動作を説明するフローチャートである。図2におい
て、ユーザにより色修正パラメータが入力されると(ス
テップ31)、この色修正パラメータが逆変換される
(ステップ32)。例えば、例えば+5であれば、色変
換テーブルへの修正量が−5になるように逆変換され
る。
【0025】続いて、CRTによるディスプレイモニタ
上とプリンタ上への色の強さの量が適正化される(ステ
ップ33)。このステップ33の適正化処理では、逆変
換された色修正パラメータに対して行う色変換テーブル
修正量の適正化と、逆変換されていない入力色修正パラ
メータそのものに対して行う画像データ修正量の適正化
とが行われる。
【0026】これは、ディスプレイモニタとプリンタは
色再現が異なり、同じ値でも違う結果が生じるため、そ
れぞれの色再現を考慮し、最終的に同じ量になるような
適正化が行われるのである。例えば、ディスプレイモニ
タの色再現は単純なマトリックスで算出されるが、プリ
ンタの色再現は非線形であるため、色再現空間の場所に
応じてパラメータの量をダイレクトマッピングや重回帰
分析等の手段を用いて求める。
【0027】続いて、色変換テーブル修正量の適正化処
理された色修正パラメータによる色変換テーブル11の
歪み量が算出される(ステップ34)。そして、この歪
み量が予め定めた許容範囲内であるかどうか判定し(ス
テップ35)、許容範囲を越える場合は色再現に歪みが
生じるためユーザに色修正パラメータの再入力を求め
(ステップ36)、許容範囲内であれば、色修正パラメ
ータの正規化を終了する(ステップ37)。
【0028】再び図1に戻って説明するに、修正領域及
び修正量情報算出部16は、色修正パラメータ正規化部
12により正規化処理された色修正パラメータをもと
に、ディスプレイモニタの画面上に表示されている原画
像13の色信号データから入力LUT(ルックアップテ
ーブル)15を通した色信号データの修正領域及び修正
量情報を算出する。なお、入力LUT15及び色変換テ
ーブル格納部18に格納された色変換テーブルの各デー
タは、このパソコンからプリンタ内に設定されるように
なされている。また、出力LUTの差分データ22に関
連する変更後の出力LUTデータもプリンタ内に設定さ
れる。
【0029】色変換テーブル作成部17は、パソコンに
入力される第1の表色系の色に対応する色信号データ
(ここでは、RGB色信号データ)を、プリンタにて印
刷する第2の表色系の色(ここでは、CMYK色信号デ
ータ)に変換する際に用いる色変換テーブルの作成部
で、色修正パラメータ正規化部12よりの色変換テーブ
ル修正量の適正化処理された色修正パラメータと、原画
像14及び入力LUT15の各データとに基づき修正領
域及び修正量情報算出部16にて算出された修正領域及
び修正量情報に基づいて、色変換テーブル11を修正し
て新たな色変換テーブルを作成する。この色変換テーブ
ルは、色変換テーブル格納部18に格納される。
【0030】また、画像データ算出部19は、色修正パ
ラメータ正規化部12よりの画像データ修正量の適正化
処理された色修正パラメータと、原画像13及び入力L
UT15の各データとにより修正領域及び修正量情報算
出部16にて算出された画像データ修正領域及び修正量
情報に応じて修正画像14のRGB色信号データを算出
し、これを第一次修正画像データとして第一次修正画像
データ格納部20に格納する。
【0031】一方、データ変換部21は原画像13のR
GB色信号データを、入力LUT15を通してデータ変
換し、更に色変換テーブル格納部18よりの色変換テー
ブルを用いてCMYK色信号データに変換して画像デー
タ算出部23に入力する。画像データ算出部23は入力
された原画像13に関するCMYK色信号データを出力
LUTの差分データ22を用いて色調整した色信号デー
タを算出し、更に再度ディスプレイモニタに表示するた
めにRGB色信号データに戻して出力する。
【0032】この画像データ算出部23からのRGB色
信号データは、第二次修正画像データとして第二次修正
画像格納部24に格納される。ここで、上記の出力LU
Tの差分データ22が差分ゼロ(変化無し)を示してい
るときには、画像データ算出部23から出力される第二
次修正画像データはゼロである。
【0033】第二次修正画像格納部24からの第二次修
正画像は、第一次修正画像格納部20からの第一次修正
画像と共に、画像データ合成部25で合成された後、デ
ィスプレイモニタに表示される一方、修正画像14とし
て再び上記の処理が行われる。このようにして、上記の
修正を繰り返し、最終的にユーザの所望の色再現が得ら
れた時点で処理を終了する。
【0034】このようにして、この実施の形態によれ
ば、ディスプレイモニタの画面上でプリンタによる印刷
色を修正する場合、自分の望む色の画像とプリンタの印
刷色との差に相当する色修正パラメータをパソコンに入
力し、ディスプレイモニタの画面上での修正画像14は
色修正パラメータに対応して修正させると共に、プリン
タにパソコンから設定される色変換テーブルは色修正パ
ラメータを逆変換した値になるように、パソコン上でシ
ミュレーションする。
【0035】これにより、例えば、図1の原画像13を
プリンタにより印刷した画像の彩度が若干高いとユーザ
が判断した場合、ユーザが彩度が高いという色修正パラ
メータ10を与えると、ディスプレイモニタの画面上で
の図1の修正画像14が原画像13に比較して、色修正
パラメータが逆変換されていないことから第一次修正画
像の彩度が高くなり、色修正パラメータに応じて彩度が
高い画像に修正される。
【0036】このとき、この実施の形態では、ユーザが
入力する彩度が高いという色修正パラメータが入力され
ると、上記の図2のステップ32により、逆に彩度を下
げる色修正パラメータに変換され、それに基づいて色変
換テーブルが色変換テーブル作成部17で作成され、か
つ、その色変換テーブルがプリンタに設定されるため、
プリンタによる印刷色は、修正前の原画像13の印刷時
よりも修正後の色変換テーブルに基づき彩度が低いもの
となり、所望の彩度又はそれに近い彩度が得られる。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は本発明になる色再現処理方法の第2の
実施の形態の動作を説明するフローチャートを示す。同
図において、演算部は色変換テーブルの立方格子の格子
点のアドレスを示す色変換データを取り込み(ステップ
41)、また、色を修正しようとする位置及び量を示す
色修正パラメータが入力され(ステップ42)、この色
修正パラメータの周辺の上記色変換データに基づいて色
修正領域を算出した後(ステップ43)、色修正ポイン
トからの距離係数を求め(ステップ44)、これらに基
づいて次式により色修正量を算出する(ステップ4
5)。
【0038】
【数1】 ただし、上式中、dVは3次元色空間上の修正ポイント
からの距離に応じて求められる修正量、Vは上記修正ポ
イントでの修正量、dEは上記修正ポイントからの距
離、Eは修正量に応じた修正距離範囲の最大値である。
修正量Vが多くなると、修正後の色再現空間の歪みが大
きくならないように、修正範囲も広げる。
【0039】上記のステップ43により上記の修正距離
範囲の最大値Eが求められる。また、上記のステップ4
4により求められる距離係数は、上式の右辺のVの乗算
係数である。上記のステップ45により求められた色修
正量により、色変換テーブルのデータが部分的に修正さ
れる。
【0040】ここで、色変換テーブルを修正した場合の
色再現について、図4の2次元の図を使って簡単に説明
する。図4(A)はまだ修正を加える前の階調と修正量
の関係を示す。ここで、単純に一つのポイントだけを修
正した場合、例えば64階調だけを修正ポイントとした
場合は図4(B)に示す如くになる。更に、上記の修正
ポイントの周辺にも、修正ポイントからの距離に反比例
した修正を加えた場合は、図4(C)に示す如くにな
る。
【0041】図4(B)では、修正を加えたポイントと
周辺でのギャップが大きく色のグラデーションを再現し
た場合に滑らかには見えない。また、図4(C)では色
のグラデーションを再現した場合に滑らかではあるが、
周辺での修正量が少なく十分ではない。
【0042】これに対し、数1に示した数式に基づき修
正量を算出して修正するこの実施の形態では、階調と修
正量の関係は図4(D)に示す如く、修正範囲の中にお
いて修正ポイントからの距離に応じて修正量が変化した
ものになり、周辺での修正量が多いにもかかわらず、修
正のない部分とのつながりも非常に滑らかである。これ
により、図4(B)や図4(C)の方法による従来の色
再現処理方法に比べて、この実施の形態の方がより自然
な色再現処理ができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再現したい色と出力装置で出力された色の差をディスプ
レイモニタ上の修正画像を見ながらシミュレーション
し、その差を色変換テーブルデータを修正するためのパ
ラメータとして反映させるようにしたため、出力デバイ
ス間の色再現特性を色再現特性の違うディスプレイモニ
タ上で確認しながら修正することができる。
【0044】また、本発明によれば、色変換テーブルの
データを部分的に修正する際に、修正範囲の中で修正ポ
イントからの距離に応じて修正量を変化させるようにし
たため、色変換結果がより自然で滑らかになるような修
正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の第1の実施の形態を実現するブロ
ック図である。
【図2】図1の要部をなす色修正パラメータ正規化部の
動作説明用フローチャートである。
【図3】本発明方法の第2の実施の形態のフローチャー
トである。
【図4】図3と従来方法による色再現を説明する色修正
量と階調との2次元図である。
【図5】本発明の色再現処理方法の概念図である。
【図6】本発明の色再現処理方法を実現するシステムの
一例のブロック図である。
【図7】従来方法の一例のフローチャートである。
【図8】従来方法の他の例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 色修正パラメータ 11 色変換テーブル 12 色修正パラメータ正規化部 13 原画像 14 修正画像 15 入力LUT(ルックアップテーブル) 16 修正領域及び修正量情報算出部 17 色変換テーブル作成部 18 色変換テーブル格納部 19 画像データ算出部 20 第一次修正画像データ格納部 21 データ変換部 22 出力LUT(ルックアップテーブル) 23 画像データ算出部 24 第二次修正画像データ格納部 25 画像データ合成部 61 スキャナ 62 パーソナルコンピュ−タ(パソコン) 63 CRTを用いたカラーディスプレイモニタ 64 プリンタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/40 D 9/74 1/46 Z 9/79 9/79 H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像に関する第1の表色系の色に対応
    する第1の色信号データを、ディスプレイモニタに表示
    すると共に色変換テーブルを用いて第2の表色系の色に
    対応する第2の色信号データに変換して、この第2の色
    信号データを出力装置に出力するシステムの色再現処理
    方法であって、 前記出力装置より出力された前記第2の表色系の色と所
    望の色との差に相当する色修正パラメータを入力し、こ
    の色修正パラメータを逆変換する正規化を行った後、前
    記原画像と共に第1の修正領域及び修正量情報を算出
    し、この第1の修正領域及び修正量情報に基づき前記色
    変換テーブルを新たに作成し、入力された前記色修正パ
    ラメータを逆変換することなく修正量を適正化した色修
    正パラメータと前記原画像と共に第2の修正領域及び修
    正量情報を算出し、この第2の修正領域及び修正量情報
    と修正画像とに基づいて前記第1の表色系の色に対応す
    る色信号データを第一次修正画像として算出し、前記原
    画像を前記作成した色変換テーブルを用いて変換した前
    記第2の表色系の色に対応する色信号データを前記第1
    の表色系の色に対応する色の第二次修正画像データに変
    換算出し、前記第一次修正画像と前記第二次修正画像と
    を合成して前記修正画像とすることを繰り返して、前記
    出力装置に出力する第2の色信号データの色再現を処理
    することを特徴とする色再現処理方法。
  2. 【請求項2】 前記色修正パラメータの正規化は、前記
    色修正パラメータの修正量を逆変換した後、前記色変換
    テーブルの歪み量を算出し、その歪み量が許容範囲かど
    うか判定し、前記許容範囲内のときに前記逆変換した色
    修正パラメータを正規化された色修正パラメータとして
    出力することを特徴とする請求項1記載の色再現処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記色変換テーブルを用いて第2の表色
    系の色に対応する第2の色信号データに変換し、更に出
    力ルックアップテーブルを通して出力装置に出力するシ
    ステムにおいて、前記出力ルックアップテーブルデータ
    の変更の有無を示す差分データを求め、この差分データ
    がゼロのときは前記第二次修正画像データをゼロとする
    ことを特徴とする請求項1記載の色再現処理方法。
  4. 【請求項4】 第1の表色系の色に対応する第1の色信
    号データを、ディスプレイモニタに表示すると共に色変
    換テーブルを用いて第2の表色系の色に対応する第2の
    色信号データに変換して、この第2の色信号データを出
    力装置に出力するシステムの色再現処理方法であって、 前記色変換テーブルのデータの一部を修正するための色
    修正パラメータの入力時に、この色修正パラメータによ
    る修正量に応じて色修正領域を求め、その色修正領域の
    範囲内で前記色修正パラメータによる修正しようとする
    色空間上のポイントからの距離に応じて変化する修正量
    を求め、この修正量に基づいて前記色変換テーブルのデ
    ータを修正することを特徴とする色再現処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015109658A (ja) * 2010-12-12 2015-06-11 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション カラーグレーディングおよびコンテンツ承認における表示限度を管理するための方法および装置

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CN106157989A (zh) * 2010-12-12 2016-11-23 杜比实验室特许公司 用于管理颜色分级和内容核准中的显示限制的方法和设备
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