JPH1027126A - アドレス変換装置 - Google Patents

アドレス変換装置

Info

Publication number
JPH1027126A
JPH1027126A JP17944896A JP17944896A JPH1027126A JP H1027126 A JPH1027126 A JP H1027126A JP 17944896 A JP17944896 A JP 17944896A JP 17944896 A JP17944896 A JP 17944896A JP H1027126 A JPH1027126 A JP H1027126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate
address
addition
output
row address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17944896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3304769B2 (ja
Inventor
Yukio Masubuchi
幸夫 舛渕
Naoyuki Iwabuchi
直行 岩渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP17944896A priority Critical patent/JP3304769B2/ja
Publication of JPH1027126A publication Critical patent/JPH1027126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3304769B2 publication Critical patent/JP3304769B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 XY座標をDRAMのロウアドレスとカラム
アドレスに変換することを、高速かつ簡単な回路で実現
し、また、DRAMの高速ページモードの活用を可能と
し、しかも、種々の用紙サイズに対応できるようにす
る。 【解決手段】 Y座標値を画像メモリ上のロウアドレス
とカラムアドレスのオフセット値に変換し出力する変換
装置301と、X座標値と変換装置301から出力され
るカラムアドレスのオフセット値とを加算し、その加算
結果とキャリーとを出力する加算器302と、この加算
器302から出力されるキャリーと変換装置301から
出力されるロウアドレスとを加算し、その加算結果を出
力する加算器303とを設け、メモリ制御装置306の
制御の下、加算器302の加算結果をカラムアドレス、
メモリ制御装置加算器303の加算結果をロウアドレス
として、セレクタ304の選択を介しDRAM208に
各々出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元座標系によ
り表現されたX、Y座標値をDRAM等の画像メモリに
おけるロウアドレスとカラムアドレスに変換するアドレ
ス変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポストスクリプトに代表される
ページ記述言語(PDL)においてはXYの2次元座標
によって描画命令が表される。このため、描画命令を解
釈してレンダリング(画素生成)を行い、得られる画像
データを画像メモリに展開するには、描画命令のXY座
標を画像メモリのアクセスに用いられるアドレスに変換
する必要がある。従来より、こうしたアドレス変換を行
う技術が各種開発されている。
【0003】例えば、ソフトウェアによってレンダリン
グする場合、画像メモリにXmax×Ymax(ただし、Xma
xはX座標の最大値、YmaxはY座標の最大値である)の
描画領域を確保し、与えられる2次元座標(X,Y)を
次式(1)を用いて1次元アドレスAdに変換する、と
いう方法がある。 Ad=Xmax×Y+X …………(1) この方法では、CPU(中央処理装置)によって式
(1)の演算を行うため、CPUの負荷が重くなり、処
理速度が低下するという問題がある。一方、近年、プリ
ンタ等の画像出力装置が高速化されるに伴い、レンダリ
ングにおいても高速処理に対する要求が強まっている。
そこで、ハードウェアによってレンダリングすることに
より高速描画を行うハードウェアレンダリングが提案さ
れた。
【0004】ところが、式(1)の演算をハードウェア
で行うには、乗算器の回路が必要となるため、回路の構
成が複雑になるとともに1回の演算に数クロック要する
ことから十分な計算速度を得ることができない。このた
め、従来、DRAMのような2次元的なメモリアドレス
空間に対しては、アドレス線の接続を容易にするという
要請もあり、式(1)による変換を行うことなく、Y座
標=ロウアドレス、X座標=カラムアドレスとしてアド
レス指定をするようにしている。
【0005】しかしながら、この方式においては、高速
アクセスが可能となるものの、描画すべきデータ量より
余分にメモリ容量を確保する必要が生じ、場合によって
はデータ量の2倍以上ものメモリ容量を用意しなければ
ならなかった。例えば、400[dpi]の解像度でA4サ
イズの画像データを想定した場合、そのデータ量は次式
(2),(3)によって与えられる。 297[mm]×400[dpi]÷25.4[mm]=4677[dot] …………(2) 210[mm]×400[dpi]÷25.4[mm]=3307[dot] …………(3) しかし、DRAMのメモリ容量は2のべき乗で与えられ
るため、上記画像データに対する記憶領域を確保するに
は8192[dot]×4096[dot]分のメモリが必要とな
り、実際に使用する容量の2.17倍の容量になってし
まう。同様に、400[dpi]の解像度でA3サイズを想
定した場合、そのデータ量は次式(4),(5)によっ
て与えられる。 420[mm]×400[dpi]÷25.4[mm]=6614[dot] …………(4) 297[mm]×400[dpi]÷25.4[mm]=4677[dot] …………(5) この場合も、DRAMのメモリ容量は2のべき乗で与え
られることから、上記画像データに対する記憶領域を確
保するには8192[dot]×8192[dot]分のメモリが
必要となり、実際に使用する容量の2.17倍になる。
【0006】こうしたことから、メモリ領域の効率利用
を図る技術として、例えば特開平3−172974号や
特開平5−108464号が提案されている。図18
は、特開平3−172974号公報に開示された画像メ
モリアクセス方法を示している。この方法では、mビッ
トのXレジスタとnビットのYレジスタに対し、画像容
量が2m+n-1ビット以下の場合には、XレジスタとYレ
ジスタのうちでビット幅の大きいYレジスタの最上位ビ
ットの値により、この最上位ビットのレジスタ値を除く
レジスタ値に所定の固定値を加算したビット並びと、X
レジスタのビット並びとを入れ替え、これにより得られ
るビット並びを画像メモリのアドレスとしている。この
方法によれば、図19に示すメモリマップのように、例
えば4096[dot]×4096[dot]のメモリ領域に対し
400[dpi]の解像度でA4横サイズの画像データをア
クセスする場合、4096[dot]の幅に収まらない画像
データのはみ出し領域S1については、アドレス線のビ
ット操作によりメモリ上の領域S2をアクセスすること
になる。
【0007】しかしながら、この方法においては、以下
のような問題があった。すなわち、ハードウェアレンダ
リングの場合、通常、高速描画を実現するために、高速
ページモードと呼ばれるアクセスモードが活用される。
例えばDRAMの場合、ロウアドレスとカラムアドレス
からなる2方向のアドレスを指定して2次元のメモリア
ドレス領域をアクセスするが、高速ページモードにおい
ては、カラム方向の連続領域をアクセスする場合にロウ
アドレスを固定してカラムアドレスのみを変化させるこ
とにより高速アクセスが行われる。ところが、上述した
方法では、X方向あるいはY方向に連続したメモリアク
セスを行った場合、はみ出し領域S1に入った途端にア
クセス方向が変わってしまうため、高速ページモードが
使用できなくなる。このため、この方法においてはメモ
リ領域の効率利用を図ることができるが、ハードウェア
レンダリングが本来目指している高速描画の目的を達成
することができない。
【0008】次に、図20は、特開平5−108464
号公報に開示されたアドレス変換装置を示している。こ
のアドレス変換装置は、XYの2次元座標を画像メモリ
のアドレスに変換する装置であって、X座標またはY座
標の値に応じて複数のアドレス生成パターンのいずれか
1つを選択し、そのアドレス生成パターンに従ってXY
の2次元座標から画像メモリ上のアドレスを生成するも
のである。
【0009】この方法では、図19に示す例のようにア
クセス方向が変わるという問題は生じないが、アドレス
線のビット操作によってアドレス変換がなされるため、
はみ出し領域の移動が2のべき乗単位でしか実行できな
いという問題がある。例えば、400[dpi]の解像度で
A3横サイズの場合、 横方向 6614[dot]<6656 縦方向 4677[dot]<(4096+512+256) となることから、図21に示すメモリマップのように、
はみ出し領域S3を空き領域S4に上手くアドレス移動
できる。しかしながら、例えば画像データの紙サイズが
11″×17″の場合には、 横方向 6800[dot]>6656 縦方向 4400[dot]<(4096+512+256) となり、横方向がオーバーしてしまい、一意の変換回路
では、画像メモリの容量が許す限りのすべての紙サイズ
に対応できないことになる。もし、11″×17″の紙
サイズに対応させようとすれば、変換回路をこの紙サイ
ズ用に作り替える必要があるが、仮にこのサイズ用に変
換回路を作ってしまうと、逆にA3サイズに対応できな
くなる。これでは、日本国内および海外の双方に対応す
るプリンタ等に適用することができないなど適用範囲が
限られてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
背景の下になされたもので、その第1の目的とするとこ
ろは、XY座標で表現された画像データを画像メモリ上
のロウアドレスとカラムアドレスに変換するアドレス変
換を、高速に、かつ簡単な回路で実現でき、また、画像
メモリの高速ページモードの活用を可能とし、しかも、
画像メモリの容量が有す限り種々の用紙サイズに対応す
ることができるアドレス変換装置を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の第2の目的は、上記第1の
目的に加え、画像メモリに対して高速ページモードによ
るアクセスをするか否かを簡単な回路で容易に制御でき
るアドレス変換装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の第3の目的は、点リスト
(X,Y)の形式で表現された座標値に限らず、エッジ
リスト(始点のX座標,終点のX座標,Y座標)、ブロ
ックリスト(始点のX座標,終点のX座標,始点のY座
標,終点のY座標)等、各種の形式で座標値が与えられ
る場合に上述した第1または第2の目的を達成すること
ができるアドレス変換装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の第4の目的は、上記第1な
いし第3の目的に加え、画像メモリが有する容量が許す
限り、画像データの種々の紙サイズに適した変換を選択
的に行うことができるアドレス変換装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、(X座標、Y座標)の形式で表現さ
れた2次元座標系の座標値を画像メモリ上のロウアドレ
スとカラムアドレスに変換するアドレス変換装置におい
て、入力されるY座標値を画像メモリ上のロウアドレス
とカラムアドレスのオフセット値に変換し出力する変換
手段と、入力されるX座標値と前記変換手段から出力さ
れるカラムアドレスのオフセット値とを加算し、その加
算結果とキャリーとを出力する第1の加算手段と、前記
第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換手段
から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算結果
を出力する第2の加算手段とを具備し、前記第1の加算
手段による加算結果をカラムアドレスとして、前記第2
の加算手段による加算結果をロウアドレスとして前記画
像メモリに各々出力することを特徴としている。
【0015】また、本発明は、点リスト(X,Y)の形
式で表現された座標値に限らず、エッジリスト(始点の
X座標,終点のX座標,Y座標)、ブロックリスト(始
点のX座標,終点のX座標,始点のY座標,終点のY座
標)等の形式や、同一バスでX、Y座標が供給される場
合に対応可能なよう構成することができる。
【0016】また、本発明は、さらに、ロウアドレスが
変化したか否かを判断し、これによって前記画像メモリ
に対する高速ページモードによるアクセスの可否を決定
するよう構成することができる。
【0017】また、本発明は、さらに、変換手段をルッ
クアップテーブルとし、その内容を描画すべき画像の画
像サイズ(例えば、各種の紙サイズ)に対応するよう書
き換える構成にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明が適用され
るクライアント/サーバシステムの構成を示すブロック
図である。この図において、パーソナルコンピュータ等
のクライアント101は、ポストスクリプト等のPDL
を用いて描画命令を発行する。この描画命令は、LAN
(ローカルエリアネットワーク)等の通信回線を介し、
画像形成装置102へ送られる。画像形成装置102
は、描画命令を受信すると、これを解釈し、画像形成を
行う。これにより得られる画像データは、印刷装置10
3へ送られ、印刷出力される。
【0019】ここで、画像形成装置102は、以下のよ
うな構成になっている。すなわち、図2に示すように、
通信回線を制御するI/Oコントローラ204によって
描画命令を受信し、受信した描画命令を記憶装置206
に記憶する。CPU205は、記憶装置206から描画
命令を読み出し、PDLの言語解釈を行い、ハードウェ
アによるレンダリングがしやすい描画命令の中間コード
を生成する。この中間コードには種々の形式がある。例
えば、(X座標、Y座標、色情報)の形式で表される点
リスト、(始点のX座標、終点のX座標、Y座標、色情
報)あるいは(X座標、始点のY座標、終点のY座標、
色情報)の形式で表されるエッジリスト、(始点のX座
標、終点のX座標、始点のY座標、終点のY座標、色情
報)の形式で表されるボックスリストなどである。これ
らの中間コードは、高速描画モジュール207によって
アドレス変換され、フレームバッファ208に描画され
る。フレームバッファ208は、高速性、記憶容量およ
びコストを考慮すれば、一般にDRAMによって構成す
ることが好ましい。フレームバッファ208に対して1
ページ分の描画が終了すると、その描画データが印刷制
御装置209を介し印刷装置103へ供給される。
【0020】本発明は、上述した高速描画モジュール2
07において、XY座標系で表現された描画命令をフレ
ームバッファ208のメモリアドレスに変換するための
アドレス変換装置として構成されるものである。以下、
本発明にかかるアドレス変換装置の幾つかの実施形態に
ついて説明する。
【0021】A:第1実施形態 図1は、本発明にかかるアドレス変換装置の第1実施形
態を示すブロック図である。同図において、このアドレ
ス変換装置には、CPU205(図2参照)によるPD
L解釈の結果生成されるXY座標系の描画命令が点リス
ト形式の座標値(X、Y)として入力される。このう
ち、Y座標は、変換装置301に入力される。変換装置
301は、入力されるY座標をフレームバッファ208
を構成するDRAM上のアドレスであるロウアドレスと
カラムアドレスに変換する。
【0022】ここで、図4に示すメモリマップを参照
し、本実施形態におけるアドレス変換の概念を説明す
る。図4(a)に示すように、描画すべき画像のサイズ
が例えばA4横であるとすると、X座標は1〜467
7、Y座標は1〜3307の値をとる。ここで、図中の
ラインLine1,2,……はY座標が共通する画素デー
タである。本実施形態では、このような入力画像のX、
Y座標を、例えばカラムアドレスが0〜4095、ロウ
アドレスが0〜4095のDRAM208のメモリアド
レスに変換する場合、図4(b)に示すように、ライン
Line1,2,……をメモリの先頭アドレスから順次詰
め込んで行くようにして変換後のメモリアドレスが対応
づけられる。この例では、ラインの長さ(すなわち、X
座標の最大値である4677)がカラムアドレスの最大
値4095より大きくなるため、1ラインが次のロウア
ドレスにまたがることになる。このようなアドレス変換
を行うべく、変換装置301ではY座標の値からロウア
ドレスとラインの先頭位置に対応するカラムアドレスが
求められる。
【0023】また、変換装置301は、高速な変換を行
うためにルックアップテーブルの構成になっている。例
えば、図5に示すように、Y座標をアドレスとしてこれ
に対応するロウアドレスとカラムアドレスのデータを保
持するルックアップテーブルとして構成される。これに
よって、1サイクルでY座標をロウアドレスとカラムア
ドレスに変換することが可能になる。このルックアップ
テーブルを例えばSRAMやマスクROM等のメモリデ
バイスを用いて構成する場合、400dpiの解像度でA3サ
イズ(すなわち、6614dot×4677dot)の画像データを指
定できるようY座標の入力ビット数を13ビットと仮定
し、ロウアドレスとカラムアドレスをそれぞれ13ビッ
トとすれば、メモリデバイスが必要とするメモリサイズ
は、 213×26bit=8k×26bit となる。しかし、一般に市場に流通しているデバイス
は、8ビット単位であることから、 213×32bit=8k×32bit=32kByte の容量をもつメモリデバイスを使用することになる。
【0024】さて、変換装置301により変換されたカ
ラムアドレスは、加算器302に入力される。加算器3
02は、全加算器からなっており、入力されるカラムア
ドレスとX座標を加算し、その加算結果とキャリーフラ
グ(桁上げを示すフラグ)を出力する。すなわち、変換
装置301から出力されるカラムアドレスは、ラインの
先頭位置に対応するいわゆるカラムアドレスのオフセッ
ト値であり、これとX座標を加算することにより最終的
なカラムアドレスが確定する。ただし、オフセット値と
X座標の合計がカラム方向の最大値4095を越えた場
合には、ロウアドレスが繰り上がり、この結果がキャリ
ーフラグとして出力される。
【0025】加算器302から出力される加算結果は、
セレクタ304に入力され、セレクタ304の選択によ
りカラムアドレスとしてDRAM208のアドレス線に
送出される。一方、加算器302から出力されるキャリ
ーフラグは、加算器303に入力される。加算器303
は、変換装置301から出力されるロウアドレスとキャ
リーフラグを加算し、その加算結果を出力する。この加
算結果は、セレクタ304に入力され、セレクタ304
の選択によりロウアドレスとしてDRAM208のアド
レス線に送出される。
【0026】メモリ制御装置306は、DRAM208
に対しノーマルアクセスをするようにcas信号とra
s信号を制御する。ここに、ノーマルアクセスとは、メ
モリアクセスの都度、ロウアドレスとカラムアドレスを
あらためて指定するアクセスモードをいう。これに対す
るアクセスモードとして、高速ページモードがある。高
速ページモードでは、DRAM208上の連続領域を高
速にアクセスすべく、ロウアドレスを固定してカラムア
ドレスのみがあらためて指定される。なお、高速ページ
モードについては、第2実施形態にて説明する。
【0027】本実施形態ではノーマルアクセスであるか
ら、ロウアドレスとカラムアドレスが交互に指定され
る。すなわち、メモリ制御装置306は、カラムアドレ
スを指定する場合、セレクタ304にカラムアドレスを
選択させるセレクト信号を出力するとともに、cas信
号をDRAM208へ出力する。一方、ロウアドレスを
指定する場合、セレクタ304にロウアドレスを選択さ
せるセレクト信号を出力するとともに、ras信号をD
RAM208へ出力する。
【0028】次に、図6に示すタイミングチャートを参
照し、上記各部の動作をさらに詳細に説明する。図6に
示すように、基本クロックCkに同期して、X座標とY
座標が入力されると、1サイクル後に変換装置301か
らロウアドレスRa1とカラムアドレスCa1が出力さ
れる。そして、さらに1サイクル後には、加算器302
からカラムアドレスCa2が出力されるとともに、これ
より半サイクル程早いタイミングでキャリーフラグCf
が出力される。このキャリーフラグCfが加算器303
に入力されることにより、加算器303からは加算器3
02と同じタイミングでロウアドレスRa2が出力され
る。
【0029】また、メモリ制御装置306からセレクタ
304に対しては、一定周期でLowとHighを繰り
返すセレクト信号Ssが供給され、これによりセレクタ
304は、セレクト信号がLowレベルのときロウアド
レスRa2を選択し、Highレベルのときカラムアド
レスCa2を選択する。一方、メモリ制御装置306か
らDRAM208に対しては、セレクト信号Ssと同期
して、セレクタ304によってロウアドレスRa2が選
択されている間に立ち下がるras信号と、セレクタ3
04によってカラムアドレスCa2が選択されている間
に立ち下がるcas信号とが出力される。こうして、D
RAM208に対しては、ras信号とcas信号の立
ち下がりによりロウアドレスRa2とカラムアドレスC
a2が交互に指示される(アドレス信号Ad)。
【0030】このように、本実施形態によれば、簡単な
回路で、かつ、高速にアドレス変換を行うことが可能に
なる。また、特定の紙サイズの画像データに限られるこ
となく、メモリ容量が許す限り、画像データの書き込み
/読み出しが可能になる。さらに、高速ページモードに
よるアクセスを行う場合、これが妨げられるのは、元の
画像のY座標が変化する場合以外は、キャリーによるロ
ウアドレスの繰り上げのみであるので、高速ページモー
ドを十分に活用できる。
【0031】B:第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。図7は、本発明
にかかるアドレス変換装置の第2実施形態を示すブロッ
ク図である。この図において、図3に示す第1実施形態
と共通する部分については、同一符号を付し、説明を省
略する。この実施形態が第1実施形態と異なる点は、メ
モリ制御装置706がDRAM208に対し高速ページ
モードによるメモリアクセスをするようにcas信号と
ras信号を制御するところにある。高速ページモード
によるメモリアクセスは、ロウアドレスに変化がない場
合のみ可能であることから、本実施形態では、メモリ制
御装置706が高速ページモードが可能であるか否かを
判断するための構成が追加されている。
【0032】すなわち、ロウアドレスが変化しないため
の条件としては、次の2つがある。第1の条件は、入力
されるY座標に変化がないことである。そして、第2の
条件は、加算器302においてキャリー(桁上げ)が発
生していないことである。
【0033】そこで、第1の条件を判断するための構成
として、ラッチ回路701と比較器702が新たに追加
されている。すなわち、ラッチ回路701でY座標をラ
ッチし、このY座標と次に入力されるY座標とを比較器
702において比較する。そして、両者が一致しなけれ
ば比較器702の出力信号がアクティブ(Highレベ
ル)となり、一致すればインアクティブ(Lowレベ
ル)となることにより、比較結果がメモリ制御装置70
6に伝えられる。一方、第2の条件を判断するために、
加算器302から出力されるキャリーフラグをメモリ制
御装置706に入力し、キャリーが発生したか否かがメ
モリ制御装置706に伝えられる。
【0034】これにより、メモリ制御装置706は、比
較器702の出力信号がインアクティブであり、かつ、
加算器302においてキャリーフラグがインアクティブ
(すなわち、キャリが発生していない)場合に、高速ペ
ージモードによるメモリアクセスをするようcas信号
とras信号を制御する。その他の場合は、高速ページ
モードを解除し、ノーマルアクセスをする。
【0035】ここで、図8に示す状態遷移図と図9に示
すテーブルを参照し、メモリ制御装置706の詳細を説
明する。図8および図9に示すように、メモリ制御装置
706は、リセット時において初期状態STATEIn
itにあり、X座標およびY座標が生成されることによ
りデータライト要求(描画命令)があると、状態STA
TE1に移行する。このとき、ras信号がHighか
らLowに変わる。そして、メモリ制御装置706は、
状態STATE2へと移行し、セレクト信号とcas信
号がHighからLowになる。ここで、比較器702
の出力信号とキャリーフラグのいずれかがアクティブで
あるか、もしくはX座標、Y座標のデータがなくなりデ
ータライト要求がインアクティブになっていれば、初期
状態STATEInitへ移行し、それ以外は、高速ペ
ージモードを維持すべく状態STATE1へ移行する。
【0036】次に、図10に示すタイミングチャートを
参照し、本実施形態の動作を説明する。同図に示すよう
に、入力されるY座標に変化がない間は、ラッチ回路7
01のラッチデータLdと新たに入力されるY座標が一
致することから、比較器702の出力信号CsがLow
レベルを維持する(図中T1)。一方、Y座標に変化が
あると、ラッチデータLdと入力されるY座標とが一致
しなくなるため、比較器702の出力信号Csが一定期
間立ち上がる(図中T2)。
【0037】また、メモリ制御装置706においては、
比較器702の出力信号CsがLowレベルであって、
かつ加算器302から出力されるキャリーフラグCfが
キャリーがないことを示している場合、ras信号がL
owレベルに維持される(図中T3)。この間、ロウア
ドレスは固定されており、DRAM208に新たな値が
指定されることはない。そして、比較器702の出力信
号Csが立ち上がるか、あるいは、キャリーが発生する
と、ras信号が一旦立ち上げられ、その立ち下がりに
より新たなロウアドレスRa2がDRAM208に指定
される(図中T4)。一方、カラムアドレスCa2につ
いては、セレクト信号と同期してcas信号が立ち下げ
る毎に新たな値がDRAM208に指定される(図中T
5)。
【0038】これにより、ロウアドレスRa2が変化し
ない間は、高速ページモードにより、ロウアドレスをあ
らためて指定することなく、カラムアドレスCa2を連
続して指定することができ(図8に示すアドレス信号A
dでは、紙面の都合上連続回数が2回となっているが、
ロウアドレスRa2が変化しない限り、カラムアドレス
Ca2の指定が連続する。)、高速なメモリアクセスが
可能となる。
【0039】このように、本実施形態によれば、簡単な
回路で、ロウアドレスの変化を検出し、これによって画
像メモリに対して高速ページモードによるアクセスをす
るか否かを容易に制御することができ、高速ページモー
ドをより一層活用できるようになる。
【0040】C:第3実施形態 次に、第3実施形態について説明する。図11は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第3実施形態を示すブロ
ック図である。この図において、図3に示す第1実施形
態と共通する部分については、同一符号を付し、説明を
省略する。この実施形態が第1実施形態と異なる点は、
描画命令がエッジリスト形式の座標値(始点のX座標、
終点のX座標、Y座標)として入力されるところにあ
る。
【0041】図11において、始点および終点のX座標
は、計数装置901にラッチされ、内部の計数器(図示
略)によってインクリメントされることにより始点から
終点までのX座標が順次生成される。こうして生成され
たX座標は、第1実施形態と同様、加算器302におい
て変換装置301から出力されるロウアドレス(ライン
開始点におけるオフセット)と加算される。その後の動
作は第1実施形態と同様である。
【0042】D:第4実施形態 次に、第4実施形態について説明する。図12は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第4実施形態を示すブロ
ック図である。この図に示す実施形態は、メモリ制御装
置1006が高速ページモードによるメモリアクセスを
すべくcas信号とras信号を制御するよう図11に
示す第3実施形態を変形したものである。すなわち、第
3実施形態との関係では、第1実施形態に対する第2実
施形態と同様の関係にたつ。
【0043】図12において、座標生成装置たるCPU
205は、第3実施形態と同様、エッジリスト形式の座
標値(始点のX座標、終点のX座標、Y座標)を計数装
置901へ供給するとともに、メモリ制御装置1006
に対し新たな座標値の発生を知らせるべく座標発生信号
を出力する。すなわち、エッジリストの場合、X座標が
始点から終点まで変換する間、Y座標は同一値であるた
め、この間は原則としてロウアドレスが変化しないこと
から(ただし、キャリーによる例外がある)高速ページ
モードによるアクセスが可能となる。一方、Y座標が変
わるのは新たに座標値が入力されるタイミングであるか
ら、そのタイミングを知らせるべく座標発生信号がメモ
リ制御装置1006へ供給される。また、キャリーによ
るロウアドレスの変化を知らせるために加算器302か
らキャリーフラグがメモリ制御装置1006へ供給され
る点は、図7に示す第2実施形態と同様である。
【0044】これによって、メモリ制御装置1006
は、座標発生信号がインアクティブ(すなわち、新たな
座標値の入力がない)であり、かつ、加算器302にお
いてキャリーが発生していない場合にはロウアドレスが
変化しないことから、高速ページモードによるメモリア
クセスをすべくcas信号とras信号を制御する。そ
の他の場合はロウアドレスが変化するため、ras信号
を立ち上げて高速ページモードを解除する。
【0045】E:第5実施形態 次に、第5実施形態について説明する。図13は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第5実施形態を示すブロ
ック図である。この図において、図3に示す第1実施形
態と共通する部分については、同一符号を付し、説明を
省略する。この実施形態が第1実施形態と異なる点は、
描画命令がブロックリスト形式の座標値(始点のX座
標、終点のX座標、始点のY座標、終点のY座標)とし
て入力されるところにある。
【0046】図13において、始点および終点のX座標
は、計数装置1101にラッチされ、内部の計数器(図
示略)によって始点から終点までのX座標が生成され
る。、一方、始点および終点のY座標は、計数装置11
02にラッチされ、内部の計数器(図示略)によって始
点から終点までのY座標が生成される。計数装置110
1と計数装置1102の動作は、まず計数装置1101
がX座標について始点から終点までの計数を行い、これ
が終点に達したタイミングで、計数装置1102がY座
標について1つ計数を行い、再び計数装置1101がX
座標について始点から終点までの計数を行い、計数装置
1102がさらに1つ計数する、という手順で行われ、
これが終点のY座標に至るまで繰り返される。
【0047】こうして生成されたX座標は、加算器30
2において変換装置301から出力されるロウアドレス
(ライン開始点におけるオフセット)と加算される一
方、Y座標は、加算器303において加算器302から
出力されるキャリーフラグと加算される。その後の動作
は第1実施形態と同様である。
【0048】F:第6実施形態 次に、第6実施形態について説明する。図14は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第6実施形態を示すブロ
ック図である。この図に示す実施形態は、メモリ制御装
置1206が高速ページモードによるメモリアクセスを
すべくcas信号とras信号を制御するよう図13に
示す第5実施形態を変形したものである。すなわち、第
5実施形態との関係では、第1実施形態に対する第2実
施形態と同様の関係にたつ。
【0049】図14において、Y座標を生成する計数装
置1102は、そのカウントアップ動作と同時にカウン
トアップ信号をメモリ制御装置1206へ出力する。す
なわち、計数装置1102のカウントアップ動作によっ
てY座標が変化することから、そのタイミングがカウン
トアップ信号によりメモリ制御装置1206に伝えられ
る。また、キャリーによるロウアドレスの変化を知らせ
るために加算器302からキャリーフラグがメモリ制御
装置1206へ供給される点は、図7に示す第2実施形
態と同様である。
【0050】これにより、メモリ制御装置1206は、
カウントアップ信号が供給されず、かつ、加算器302
においてキャリーが発生していない場合にはロウアドレ
スが変化しないことから、高速ページモードによるメモ
リアクセスをすべくcas信号とras信号を制御す
る。その他の場合はロウアドレスが変化するため、ra
s信号を立ち上げて高速ページモードを解除する。
【0051】G:第7実施形態 次に、第7実施形態について説明する。図15は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第7実施形態を示すブロ
ック図である。この図において、図3に示す第1実施形
態と共通する部分については、同一符号を付し、説明を
省略する。この実施形態が第1実施形態と異なる点は、
リスト形式の座標値(X、Y)が同一のバスよりX座標
かY座標かを示すフラグとともに入力されるところにあ
る。例えば、入力される座標値がX座標の場合、値
「0」のフラグが付加され、Y座標の場合、値「1」の
フラグが付加される。
【0052】この入力形式は、例えばアドレスバス幅が
小さい場合において、第5実施形態のようなボックスリ
スト形式のデータを同一バスで転送する場合を想定した
ものである。このような転送は、ボックスリスト形式の
データを一旦アドレス展開した後、各座標データにフラ
グを付加することによって、1つのY座標に続けて複数
のX座標を連続して転送することにより可能となる。
【0053】図15において、入力される座標値に付加
されたフラグの値が「1」の場合、その座標値はY座標
であることから一旦ラッチ回路1301にラッチされた
後、変換装置301に入力される。一方、フラグの値が
「0」の場合、その座標値はX座標であることから加算
器302に入力される。その後の動作は第1実施形態と
同様である。
【0054】H:第8実施形態 次に、第8実施形態について説明する。図16は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第8実施形態を示すブロ
ック図である。この図に示す実施形態は、メモリ制御装
置1406が高速ページモードによるメモリアクセスを
すべくcas信号とras信号を制御するよう図15に
示す第7実施形態を変形したものである。すなわち、第
7実施形態との関係では、第1実施形態に対する第2実
施形態と同様の関係にたつ。
【0055】図16において、Y座標をラッチするラッ
チ回路1301は、そのラッチ動作と同時にラッチイネ
ーブル信号をメモリ制御装置1406へ出力する。すな
わち、ラッチ回路1301が新たなY座標をラッチする
ことによってY座標が変化することから、そのタイミン
グがラッチイネーブル信号によりメモリ制御装置140
6に伝えられる。また、キャリーによるロウアドレスの
変化を知らせるために加算器302からキャリーフラグ
がメモリ制御装置1406へ供給される点は、図7に示
す第2実施形態と同様である。
【0056】これにより、メモリ制御装置1406は、
ラッチイネーブル信号が供給されず、かつ、加算器30
2においてキャリーが発生していない場合にはロウアド
レスが変化しないことから、高速ページモードによるメ
モリアクセスをすべくcas信号とras信号を制御す
る。その他の場合はロウアドレスが変化するため、ra
s信号を立ち上げて高速ページモードを解除する。
【0057】I:第9実施形態 次に、第9実施形態について説明する。図17は、本発
明にかかるアドレス変換装置の第9実施形態を示すブロ
ック図である。この図において、図3に示す第1実施形
態と共通する部分については、同一符号を付し、説明を
省略する。この実施形態が第1実施形態と異なる点は、
変換装置1501のルックアップテーブルを書き換え可
能なメモリにより構成し、その内容を書き込み装置15
07によって書き換えるようにしたところにある。
【0058】すなわち、書き込み装置1507は、変換
装置1501がもつメモリ容量の範囲内で画像データの
種々の紙サイズ(A4横、B5縦など)に対応したアド
レス変換を行うためのルックアップテーブルを複数記憶
しており、装置の初期化時あるいは入力画像の紙サイズ
が変更されたタイミングで、そのときの入力画像の紙サ
イズに対応するルックアップテーブルを変換装置150
1に転送し、その内容を書き換えるようになっている。
これにより、変換装置1501においては、入力画像の
紙サイズに適したアドレス変換が行われる。その他の構
成および動作については第1実施形態と同様である。
【0059】J:変形例 なお、本発明における高速ページモードとは、ロウアド
レスを固定して連続領域を高速にアクセスするアクセス
モードを総称したものであり、一般に呼ばれている高速
ページモードを改良したハイパーページモード等その他
の同種のアクセスモードすべてを包含する概念である。
したがって、本発明は、ロウアドレスを固定して連続領
域を高速にアクセスするすべてのアクセスモードに適用
可能である。
【0060】また、実施形態では、フレームバッファ2
08としてDRAMを用いたことからロウアドレスとカ
ラムアドレスへの変換と称したが、本発明は、メモリの
アドレス領域を2次元のアドレスに分けて各々指定する
ものであれば、その他のメモリ素子に適用することはも
ちろん可能であり、ロウアドレス、カラムアドレス等の
名称によって限定されるものではない。
【0061】また、実施形態においては、画像データの
書き込み時を想定して描画命令が発行された場合を例と
して説明したが、本発明は、書き込み時に限らす、読み
出しの時の場合にも適用可能であり、前述のように書き
込まれた画像データを読み出す読出命令が発行された場
合に同様のアドレス変換を行うことによりアクセスが可
能である。
【0062】また、実施形態においては、2元座標系に
おける位置を、説明の便宜上、X座標、Y座標と称して
いるが、仮にX方向とY方向と入れ換えたとしても、同
様に本発明を適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および1
1記載の発明によれば、XY座標で表現された画像デー
タを画像メモリ上のロウアドレスとカラムアドレスに変
換するアドレス変換を、高速に、かつ簡単な回路で実現
でき、また、画像メモリの高速ページモードの活用を可
能とし、しかも、画像メモリの容量が有す限り種々の用
紙サイズに対応することができる、という効果が得られ
る。
【0064】また、請求項3、5、7、12〜14に記
載の発明によれば、点リスト(X,Y)の形式で表現さ
れた座標値に限らず、エッジリスト(始点のX座標,終
点のX座標,Y座標)、ブロックリスト(始点のX座
標,終点のX座標,始点のY座標,終点のY座標)等の
形式や、同一バスでX、Y座標が供給される場合に、請
求項1記載の発明による効果が得られる。
【0065】また、請求項2、4、6、8に記載の発明
によれば、請求項1記載の発明による効果に加え、画像
メモリに対して高速ページモードによるアクセスをする
か否かを簡単な回路で容易に制御することができる。
【0066】また、請求項9、10に記載の発明によれ
ば、、請求項1記載の発明による効果に加え、変換手段
におけるルックアップテーブルの内容を書き換えること
ができ、各種の紙サイズに適した変換等を行うことが可
能になる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるクライアント/サーバシ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】 同システムにおける画像形成装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック
である。
【図4】 本発明のアドレス変換の概念を説明するため
の図であり、(a)は入力画像を、(b)はメモリマッ
プを示している。
【図5】 同実施形態おける変換装置のルックアップテ
ーブルの例を示す図である。
【図6】 同実施形態の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図7】 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック
である。
【図8】 同実施形態におけるメモリ制御装置の詳細を
説明するための状態遷移図である。
【図9】 同メモリ制御装置の詳細を説明するための状
態遷移テーブルである。
【図10】 同実施形態の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図11】 本発明の第3実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図12】 本発明の第4実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図13】 本発明の第5実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図14】 本発明の第6実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図15】 本発明の第7実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図16】 本発明の第8実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図17】 本発明の第9実施形態の構成を示すブロッ
クである。
【図18】 従来技術の第1の例を説明するためのブロ
ック図である。
【図19】 従来技術の第1の例を説明するためのメモ
リマップである。
【図20】 従来技術の第2の例を説明するためのブロ
ック図である。
【図21】 従来技術の第2の例を説明するためのメモ
リマップである。
【符号の説明】
101…クライアント、102…画像形成装置、103
…印刷装置、204…I/Oコントローラ、205…C
PU、206…記憶装置、207…高速描画モジュール
(アドレス変換装置)、208…フレームバッファ(画
像メモリ)、209…印刷制御装置、301,1501
…変換装置(変換手段)、302…加算器(第1の加算
手段)、303…加算器(第2の加算手段)、304…
セレクタ、306,706,1006,1206,14
06…メモリ制御装置(アドレス制御手段)、701,
1301…ラッチ、702…比較器、901,110
1,1102…計数装置(X座標生成手段、Y座標生成
手段)、1507…書き込み装置。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元座標系におけるX座標およびY座
    標で示される座標値を画像メモリのロウアドレスおよび
    カラムアドレスに変換するアドレス変換装置であって、 入力されるY座標値を画像メモリ上のロウアドレスとカ
    ラムアドレスのオフセット値に変換し出力する変換手段
    と、 入力されるX座標値と前記変換手段から出力されるカラ
    ムアドレスのオフセット値とを加算し、その加算結果と
    キャリーとを出力する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアドレス変換装置におい
    て、 入力されるY座標値が前回の入力値から変化したか否か
    を検出し、その検出結果を出力する検出手段と、 前記検出手段から出力される検出結果と前記第2の加算
    手段から出力されるキャリーとに基づきロウアドレスが
    変化したか否かを判断し、これによって前記画像メモリ
    に対する高速ページモードによるアクセスの可否を決定
    するアクセス制御手段とを具備することを特徴とするア
    ドレス変換装置。
  3. 【請求項3】 2次元座標系における始点のX座標、終
    点のX座標および終点のY座標で示される座標値を画像
    メモリのロウアドレスおよびカラムアドレスに変換する
    アドレス変換装置であって、 入力される始点と終点のX座標値に基づき始点から終点
    までのX座標値を順次生成するX座標生成手段と、 入力されるY座標値を画像メモリ上のロウアドレスとカ
    ラムアドレスのオフセット値に変換する変換手段と、 前記X座標生成手段によって生成されるX座標値と前記
    変換手段から出力されるカラムアドレスのオフセット値
    とを加算し、その加算結果とキャリーとを出力する第1
    の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアドレス変換装置におい
    て、 前段の座標発生装置が座標値を生成する毎にそのタイミ
    ングを示す座標生成報知信号を出力するとともに、 前記座標発生装置から出力される座標生成報知信号と前
    記第2の加算手段から出力されるキャリーとに基づきロ
    ウアドレスが変化したか否かを判断し、これによって前
    記画像メモリに対する高速ページモードによるアクセス
    の可否を決定するアクセス制御手段を具備することを特
    徴とするアドレス変換装置。
  5. 【請求項5】 2次元座標系における始点のX座標、終
    点のX座標、始点のY座標および終点のY座標で示され
    る座標値を画像メモリのロウアドレスおよびカラムアド
    レスに変換するアドレス変換装置であって、 入力される始点と終点のX座標値に基づき始点から終点
    までのX座標値を順次生成するX座標生成手段と、 入力される始点と終点のY座標値に基づき始点から終点
    までのY座標値を順次生成するY座標生成手段と、 前記Y座標生成手段によって生成されるY座標値を画像
    メモリ上のロウアドレスとカラムアドレスのオフセット
    値に変換する変換手段と、 前記X座標生成手段によって生成されるX座標値と前記
    変換手段から出力されるカラムアドレスのオフセット値
    とを加算し、その加算結果とキャリーとを出力する第1
    の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のアドレス変換装置におい
    て、 前記Y座標生成手段は、Y座標値を生成する毎にそのタ
    イミングを示す座標生成報知信号を出力するとともに、 前記Y座標生成手段から出力される座標生成報知信号と
    前記第2の加算手段から出力されるキャリーとに基づき
    ロウアドレスが変化したか否かを判断し、これによって
    前記画像メモリに対する高速ページモードによるアクセ
    スの可否を決定するアクセス制御手段を具備することを
    特徴とするアドレス変換装置。
  7. 【請求項7】 Y座標か否かを識別する識別情報ととも
    に同一バスを介して入力される2次元座標系のX、Y座
    標値を画像メモリ上のロウアドレスとカラムアドレスに
    変換するアドレス変換装置において、 前記識別情報に基づきY座標値を保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持されたY座標値を画像メモリ
    上のロウアドレスとカラムアドレスのオフセット値に変
    換し出力する変換手段と、 入力されるX座標値と前記変換手段から出力されるカラ
    ムアドレスのオフセット値とを加算し、その加算結果と
    キャリーとを出力する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のアドレス変換装置におい
    て、 前記保持手段は、Y座標値を保持したタイミングを示す
    座標保持報知信号を出力するとともに、 前記保持手段から出力される座標保持報知信号と前記第
    2の加算手段から出力されるキャリーとに基づきロウア
    ドレスが変化したか否かを判断し、これによって前記画
    像メモリに対する高速ページモードによるアクセスの可
    否を決定するアクセス制御手段を具備することを特徴と
    するアドレス変換装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のア
    ドレス変換装置において、 前記変換手段は、ルックアップテーブルによって構成さ
    れるとともに、 前記ルックアップテーブルの内容を書き換える書換手段
    を具備することを特徴とするアドレス変換装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のアドレス変換装置に
    おいて、 前記書換手段は、複数の画像サイズに対応したルックア
    ップテーブルを記憶し、当該描画すべき画像の画像サイ
    ズに対応するルックアップテーブルを選択して前記変換
    手段の内容を書き換えることを特徴とするアドレス変換
    装置。
  11. 【請求項11】 画像を描画すべき位置を2次元座標系
    におけるX座標およびY座標の座標値で指定する座標生
    成手段と、 画像データを記憶する画像メモリと、 前記座標値を前記画像メモリ上のロウアドレスとカラム
    アドレスのオフセット値に変換する変換手段と、 入力されるX座標値と前記変換手段から出力されるカラ
    ムアドレスのオフセット値とを加算し、その加算結果と
    キャリーとを出力する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  12. 【請求項12】 画像を描画すべき位置を2次元座標系
    における始点のX座標、終点のX座標および終点のY座
    標で示される座標値で指定する座標生成手段と、 画像データを記憶する画像メモリと、 前記座標値を前記画像メモリ上のロウアドレスとカラム
    アドレスのオフセット値に変換する変換手段と、 入力される始点と終点のX座標値に基づき始点から終点
    までのX座標値を順次生成するX座標生成手段と、 入力されるY座標値を画像メモリ上のロウアドレスとカ
    ラムアドレスのオフセット値に変換する変換手段と、 前記X座標生成手段によって生成されるX座標値と前記
    変換手段から出力されるカラムアドレスのオフセット値
    とを加算し、その加算結果とキャリーとを出力する第1
    の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  13. 【請求項13】 画像を描画すべき位置を2次元座標系
    における始点のX座標、終点のX座標、始点のY座標お
    よび終点のY座標で示される座標値で指定する座標生成
    手段と、 画像データを記憶する画像メモリと、 入力される始点と終点のX座標値に基づき始点から終点
    までのX座標値を順次生成するX座標生成手段と、 入力される始点と終点のY座標値に基づき始点から終点
    までのY座標値を順次生成するY座標生成手段と、 前記Y座標生成手段によって生成されるY座標値を画像
    メモリ上のロウアドレスとカラムアドレスのオフセット
    値に変換する変換手段と、 前記X座標生成手段によって生成されるX座標値と前記
    変換手段から出力されるカラムアドレスのオフセット値
    とを加算し、その加算結果とキャリーとを出力する第1
    の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
  14. 【請求項14】 Y座標か否かを識別する識別情報とと
    もに2次元座標系のX、Y座標値を同一バスを介して指
    定する座標生成手段と、 画像データを記憶する画像メモリと、 前記識別情報に基づきY座標値を保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持されたY座標値を画像メモリ
    上のロウアドレスとカラムアドレスのオフセット値に変
    換し出力する変換手段と、 入力されるX座標値と前記変換手段から出力されるカラ
    ムアドレスのオフセット値とを加算し、その加算結果と
    キャリーとを出力する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段から出力されるキャリーと前記変換
    手段から出力されるロウアドレスとを加算し、その加算
    結果を出力する第2の加算手段とを具備し、 前記第1の加算手段による加算結果をカラムアドレスと
    して、前記第2の加算手段による加算結果をロウアドレ
    スとして前記画像メモリに各々出力することを特徴とす
    るアドレス変換装置。
JP17944896A 1996-07-09 1996-07-09 アドレス変換装置 Expired - Fee Related JP3304769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17944896A JP3304769B2 (ja) 1996-07-09 1996-07-09 アドレス変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17944896A JP3304769B2 (ja) 1996-07-09 1996-07-09 アドレス変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1027126A true JPH1027126A (ja) 1998-01-27
JP3304769B2 JP3304769B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=16066043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17944896A Expired - Fee Related JP3304769B2 (ja) 1996-07-09 1996-07-09 アドレス変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3304769B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7606663B2 (en) * 2003-02-26 2009-10-20 Tomtom International B.V. Navigation device and method for exchanging data between resident applications

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7606663B2 (en) * 2003-02-26 2009-10-20 Tomtom International B.V. Navigation device and method for exchanging data between resident applications
US20090326803A1 (en) * 2003-02-26 2009-12-31 Edwin Neef Navigation device and method for exchanging data between resident applications
US8620584B2 (en) 2003-02-26 2013-12-31 Tomtom International B.V. Navigation device and method for exchanging data between resident applications

Also Published As

Publication number Publication date
JP3304769B2 (ja) 2002-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5526128A (en) Image producing apparatus with memory unit having an image memory area of changeable storage capacity
US5337409A (en) Parallel/serial data conversion system
JP3304769B2 (ja) アドレス変換装置
JPS6035687B2 (ja) プリントデ−タ制御装置
US5067097A (en) Image memory controller
JPH1170706A (ja) 画像処理装置、情報処理装置およびプリンタ
JP2502753B2 (ja) 画像出力装置
JP2782798B2 (ja) 画像出力装置
US5341471A (en) Controller for accessing an image data memory based on a state of a hard copy printer
JPH1093813A (ja) 記録装置
JP2850371B2 (ja) 画像出力装置
JP2000231631A (ja) 画像回転装置
JP3707730B2 (ja) メモリ制御装置、情報処理装置、印刷装置、メモリ制御方法、および印刷方法
JP3059618B2 (ja) 画像制御装置
JPS6349824A (ja) プリンタ制御方式
JP2922660B2 (ja) 画像処理装置
JP2001100957A (ja) 印刷装置及び印刷エンジン制御方法
JPH0427571B2 (ja)
JPH0575855A (ja) 記録装置
JPH01263055A (ja) プリンタコントローラ
JPH0588663A (ja) 画像信号入出力装置
JPS60245362A (ja) プリンタ制御装置
JPH0321474A (ja) 画像出力装置
JP2000094748A (ja) 画像形成装置
JPS6161860A (ja) プリンタ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees