JPH10270110A - リングバネ - Google Patents

リングバネ

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Publication number
JPH10270110A
JPH10270110A JP7179197A JP7179197A JPH10270110A JP H10270110 A JPH10270110 A JP H10270110A JP 7179197 A JP7179197 A JP 7179197A JP 7179197 A JP7179197 A JP 7179197A JP H10270110 A JPH10270110 A JP H10270110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring spring
stopper
contact
socket contact
plate material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7179197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kano
辰雄 狩野
Takao Suzuki
隆男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP7179197A priority Critical patent/JPH10270110A/ja
Publication of JPH10270110A publication Critical patent/JPH10270110A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑に取り扱われても、リングバネの径が広が
ってしまうような永久歪みの発生を防止することが可能
なリングバネを提供すること。 【解決手段】 弾性を有する板材10を、円筒状に加工
して成り、且つその周方向の両端が互いに切り離された
状態に成っているリングバネ1において、円筒状に折曲
された板材10の周方向両端部に、それぞれストッパー
部11,12が形成され、これらのストッパー部11,
12は、互いに係合することにより、リングバネ1が弾
性変形を越えて広がらないようにするためのものである
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ等におい
て用いられるリングバネに属し、特に、すり割りを有す
るソケットコンタクトの外周に装着され、このソケット
コンタクトに相手側コネクタのピンコンタクトが挿入さ
れた時のソケットコンタクトとピンコンタクトとの間の
機械的及び電気的接続の補強を行うためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリングバネは、単に弾性
を有する板材を、円筒状に加工し、この円筒状に折曲さ
れた板材の周方向両端は接合せずに、切り離したままの
状態にしてあり、調度、円筒にその軸方向に一本のスリ
ットが入れられた状態に成っている。従って、リングバ
ネは、これを押し広げる力が加えられると、その径が大
きくなり、その力が除かれると、元の状態に戻るように
成っている。
【0003】図4は従来のリングバネの一例を示し、
(a)はリングバネをソケットコンタクトへ装着する前
の状態を示す斜視図、(b)はリングバネをソケットコ
ンタクトに装着した状態を示す斜視図である。図4に示
すように、このリングバネ1は、上述したように、弾性
を有する板材10を円筒状に加工して成り、円筒状に折
曲された板材10の周方向両端は接合されていない。こ
のリングバネ1は、コネクタの接続用部品であるソケッ
トコンタクト2に装着される。このソケットコンタクト
2は、図4(a)に示すように、その先端部が、相手側
コネクタのピンコンタクト(図示せず)との接触部21
と成っており、この接触部21には、軸方向に複数のす
り割り22が形成されている。このソケットコンタクト
2は、図4(b)に示すように、接触部21にリングバ
ネ1を装着した状態でインシュレータ(図示せず)に植
設され、これによりコネクタ(図示せず)が構成され
る。
【0004】リングバネ1の内径は、ソケットコンタク
ト2の接触部21の薄肉部分の外径よりも小さく、従っ
て、このソケットコンタクト2の接触部21の内径は、
リングバネ1を装着することにより縮小する。この縮小
した接触部21に、この内径よりも若干大きい外径を有
する相手側コネクタのピンコンタクト(図示せず)を挿
入すると、リングバネ1の弾性力により、ソケットコン
タクト2とピンコンタクトとの間の機械的及び電気的な
接続が確実に行われるように成っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リングバネにおいては、例えば、上述のソケットコンタ
クト2にピンコンタクトを挿入する場合、ピンコンタク
トがこじられながらソケットコンタクト2に挿入される
ことが多々あり、このように、ピンコンタクトがこじら
れた場合に、ソケットコンタクト2に装着されたリング
バネ1が押し広げられ、これにより、リングバネ1に許
容荷重以上の荷重が加わり、リングバネ1が弾性変形の
範囲を越えて永久歪みを生じてしまうことがある。この
ように永久歪みを起こしてしまったリングバネ1は、ソ
ケットコンタクト2とピンコンタクトとの間の機械的及
び電気的な接続の補強に役立たなく成ってしまう。
【0006】このように、従来のリングバネでは、使用
時の雑な取扱によって、リングバネに許容荷重以上の力
が加わり、永久歪みを生じてその径が広がってしまい、
本来の機能を失ってしまうことがあった。
【0007】それ故に、本発明の課題は、雑に取り扱わ
れても、リングバネの径が広がってしまうような永久歪
みの発生を防止することが可能なリングバネを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、弾性を有する板材を、筒状に加工して成り、且つ
その周方向の両端が互いに切り離された状態に成ってい
るリングバネにおいて、筒状に折曲された前記板材の周
方向両端部に、それぞれストッパー部が形成され、これ
らのストッパー部は、互いに係合することにより、前記
リングバネが弾性変形を越えて広がらないようにするた
めのものであることを特徴とするリングバネが得られ
る。
【0009】請求項2記載の発明によれば、前記両スト
ッパー部の形状が、それぞれ略L字状であり、且つ互い
に点対象に形成されていることを特徴とする請求項1記
載のリングバネが得られる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記ストッ
パー部の一方が、略T字状に形成され、他方が、前記略
T字状のストッパー部を受け入れるように、略T字状の
切欠きを有していること特徴とする請求項1記載のリン
グバネが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
よるリングバネの斜視図である。図1を参照して、この
リングバネ1は、弾性を有する板材10を、金型等の成
形手段により、円筒状に折曲して形成される。この円筒
状に折曲された板材10の周方向一端部には、第1のス
トッパー部11が形成され、周方向他端部には、第2の
ストッパー部12が形成されている。これら第1及び第
2のストッパー部11,12は、互いに接合されず、互
いに離隔した状態に成っている。
【0012】第1のストッパー部11は、略L字状を呈
している。この第1のストッパー部11は、図1上、板
材10の一端部の右側部分を略L字上に切り欠くことに
より、形成されている。
【0013】第2のストッパー部12は、第1のストッ
パー部11と同形状である。即ち、第1のストッパー部
11と第2のストッパー部12は、点対象に形成されて
いる。この第2のストッパー部12は、第1のストッパ
ー部11と同様に、図1上、板材10の他端部の左側部
分を略L字上に切り欠くことにより、形成されている。
【0014】第1のストッパー部11の先端部と第2の
ストッパー部12の先端部との間には、隙間aが存在す
る。この隙間aの値は、リングバネ1が押し広げられ、
リングバネ1の径(外径及び内径)が次第に大きく成る
と、これに伴い次第に小さく成って行く。隙間aの値が
0に成った時、第1のストッパー部11の先端部と第2
のストッパー部12の先端部とが互いに引っ掛かり、そ
れ以上、リングバネ1の径が大きく成らないように成っ
ている。この時、リングバネ1の径は、最大と成る。勿
論、リングバネ1の径が最大に成った時でも、板材10
は、弾性変形の範囲内にある。
【0015】図2は図1に示すリングバネの装着手順を
示し、(a)は装着前の状態の斜視図、(b)は装着状
態の斜視図である。
【0016】図1に示すリングバネ1は、図2に示すソ
ケットコンタクト2に装着して用いられる。このソケッ
トコンタクト2は、略円筒状であり、その一端部が接触
部21と成っている。接触部21には、4本のすり割り
22が形成されている。また、接触部21の先端近傍部
分には、他の部分よりも肉厚を薄くすることにより、リ
ングバネ固定溝21aが形成されている。このリングバ
ネ固定溝21a内に、リングバネ1が装着される。
【0017】リングバネ1の装着にあたっては、先ず、
図2(a)に示す状態で、治具(図示せず)等によっ
て、リングバネ1を押し広げ、この状態で、ソケットコ
ンタクト2のリングバネ固定溝21a内にリングバネ1
を装着する。これにより、図2(b)に示す状態と成
る。この状態で、ソケットコンタクト2は、インシュレ
ータ(図示せず)に植設され、これによりコネクタ(図
示せず)が構成される。尚、リングバネ1の内径は、ソ
ケットコンタクト2のリングバネ固定溝21aにおける
外径よりも小さく設定されているので、リングバネ1を
装着した後、ソケットコンタクト2の接触部21の内径
は、リングバネ1によって縮小される。この結果、ソケ
ットコンタクト2に相手側コネクタのピンコンタクト
(図示せず)が挿入された場合、ソケットコンタクト2
とピンコンタクトの間の機械的及び電気的接続の補強が
成される。
【0018】図3は本発明の第2の実施形態によるリン
グバネの斜視図である。図3を参照して、本実施形態の
リングバネ1は、第1の実施形態のリングバネとストッ
パー部の部分を除き同構成である。従って、第1の実施
形態と同構成の部分については、第1の実施形態と同じ
参照番号を付し、その説明を省略する。
【0019】本実施形態のリングバネ1の場合、板材1
0の一端部に形成された第1のストッパー部13は、略
T字状を呈している。この第1のストッパー部13は、
板材10の一端部の両側部分を略L字上に切り欠くこと
により、形成されている。
【0020】一方、板材10の他端部に形成された第2
のストッパー部14は、略T字状の切欠き14aを有し
ている。この切欠き14aは、第1のストッパー部13
よりも一回り大きく形成されている。この切欠き14a
内に、第1のストッパー部13が嵌入するように成って
いる。そして、第1のストッパー部13の周縁と、第2
のストッパー部14の切欠き14aの周縁とが互いに係
合することにより、リングバネ1が、弾性変形を越えて
広がらないように成っている。
【0021】尚、第1及び第2の実施形態では、リング
バネ1の横断面形状を円形としたが、これに限らず、相
手側コネクタのコンタクトに対応させて、リングバネの
横断面形状を、矩形、楕円形等にしても勿論構わない。
【0022】
【実施例】板材10の材質としては、弾性を有する金
属、或いは弾性を有する合成樹脂が適する。
【0023】
【発明の効果】本発明のリングバネは、ストッパー部を
有しているので、リングバネに許容荷重以上の荷重が加
わっても、リングバネの径が広がるのを防止することが
できる。
【0024】また、本発明のリングバネは、ストッパー
部による広がり防止機能を有しているので、これに関連
して、バネ厚の管理も容易と成る。
【0025】更に、ストッパー部をL字状に点対象に形
成したものにあっては、装着の際の方向性が無く、取扱
がきわめて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態によるリングバ
ネの斜視図である。
【図2】図2は図1に示すリングバネの装着手順を示
し、(a)は装着前の状態の斜視図、(b)は装着状態
の斜視図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施形態によるリングバ
ネの斜視図である。
【図4】図4は従来のリングバネの一例を示し、(a)
はリングバネをソケットコンタクトへ装着する前の状態
を示す斜視図、(b)はリングバネをソケットコンタク
トに装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リングバネ 2 ソケットコンタクト 10 板材 11 第1のストッパー部 12 第2のストッパー部 13 第1のストッパー部 14 第2のストッパー部 21 接触部 21a リングバネ固定溝 22 すり割り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する板材を、筒状に加工して成
    り、且つその周方向の両端が互いに切り離された状態に
    成っているリングバネにおいて、筒状に折曲された前記
    板材の周方向両端部に、それぞれストッパー部が形成さ
    れ、これらのストッパー部は、互いに係合することによ
    り、前記リングバネが弾性変形を越えて広がらないよう
    にするためのものであることを特徴とするリングバネ。
  2. 【請求項2】 前記両ストッパー部の形状が、それぞれ
    略L字状であり、且つ互いに点対象に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のリングバネ。
  3. 【請求項3】 前記ストッパー部の一方が、略T字状に
    形成され、他方が、前記略T字状のストッパー部を受け
    入れるように、略T字状の切欠きを有していること特徴
    とする請求項1記載のリングバネ。
JP7179197A 1997-03-25 1997-03-25 リングバネ Pending JPH10270110A (ja)

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Effective date: 20010912