JPH1026960A - 駆動装置及びこれを具備する半導体装置 - Google Patents
駆動装置及びこれを具備する半導体装置Info
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- JPH1026960A JPH1026960A JP18253096A JP18253096A JPH1026960A JP H1026960 A JPH1026960 A JP H1026960A JP 18253096 A JP18253096 A JP 18253096A JP 18253096 A JP18253096 A JP 18253096A JP H1026960 A JPH1026960 A JP H1026960A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】多値出力の液晶駆動装置において、液晶駆
動の制御回路としてＲＯＭデコーダを用いる。制御部８
５は、データ信号１０１，１０２，１０３，１０４を入
力とするＮチャンネルトランジスタ１３４、ＲＯＭリセ
ット信号ＸＲＥＳを入力としリセットを行うＰチャンネ
ルトランジスタ１３３、液晶駆動出力の制御信号を振幅
変換するレベルシフタ１７から構成される。 【効果】外部からの制御信号を省くことで外部信号の入
力回路が削減でき、少ない素子数で液晶駆動装置が実現
できるだけでなく、液晶駆動装置以外の周辺装置も簡素
化できる。また、外部からの制御信号が増えるにことに
より制御部の組み合わせ回路も複雑になるが、ＲＯＭデ
コーダを用いることにより制御部が簡素化され少ない素
子数で液晶駆動装置が実現できる。
動の制御回路としてＲＯＭデコーダを用いる。制御部８
５は、データ信号１０１，１０２，１０３，１０４を入
力とするＮチャンネルトランジスタ１３４、ＲＯＭリセ
ット信号ＸＲＥＳを入力としリセットを行うＰチャンネ
ルトランジスタ１３３、液晶駆動出力の制御信号を振幅
変換するレベルシフタ１７から構成される。 【効果】外部からの制御信号を省くことで外部信号の入
力回路が削減でき、少ない素子数で液晶駆動装置が実現
できるだけでなく、液晶駆動装置以外の周辺装置も簡素
化できる。また、外部からの制御信号が増えるにことに
より制御部の組み合わせ回路も複雑になるが、ＲＯＭデ
コーダを用いることにより制御部が簡素化され少ない素
子数で液晶駆動装置が実現できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動装置、特に液晶
を駆動する装置に関する。
を駆動する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】クロック信号によって動作するシフトレ
ジスタの単一段出力と一つの外部制御信号とから、４値
の液晶駆動電圧を出力する液晶駆動装置の１出力分の構
成例を図４に示す。
ジスタの単一段出力と一つの外部制御信号とから、４値
の液晶駆動電圧を出力する液晶駆動装置の１出力分の構
成例を図４に示す。
【０００３】図４の液晶駆動装置は、クロック信号によ
って動作するフルラッチタイプのシフトレジスタ部９１
内のフリップフロップ６１、シフトレジスタ出力と外部
からの制御信号ＣＴＬ及びＸＣＴＬの組み合わせにより
液晶駆動制御信号を発生させるＮＯＲ６３，ＮＯＲ６
４，ＮＡＮＤ６５，ＮＡＮＤ６６、液晶駆動出力の制御
信号を振幅変換するレベルシフタ６７、並びに液晶駆動
電源Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３，Ｖ４にそれぞれ接続された出力
用トランジスタから構成される。
って動作するフルラッチタイプのシフトレジスタ部９１
内のフリップフロップ６１、シフトレジスタ出力と外部
からの制御信号ＣＴＬ及びＸＣＴＬの組み合わせにより
液晶駆動制御信号を発生させるＮＯＲ６３，ＮＯＲ６
４，ＮＡＮＤ６５，ＮＡＮＤ６６、液晶駆動出力の制御
信号を振幅変換するレベルシフタ６７、並びに液晶駆動
電源Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３，Ｖ４にそれぞれ接続された出力
用トランジスタから構成される。
【０００４】次に図５のタイミングチャートを用いて図
４の液晶駆動装置の動作説明をする。
４の液晶駆動装置の動作説明をする。
【０００５】シフトレジスタ部９１のフリップフロップ
６１は例えば図７のような回路で構成され、クロック信
号に同期してシフトデータＤを転送するとともに制御部
９２への入力信号６０１を生成する。シフトレジスタの
出力６０１は、はじめ”Ｌ”レベルであるがクロックの
立ち上がりに同期してＣＬＫの１周期の期間だけ”Ｈ”
レベルになり、次のクロック立ち上がりで”Ｌ”レベル
に変化する。制御部９２への入力信号６０１は、外部か
らの制御信号ＣＴＬ及びその反転信号ＸＣＴＬととも
に、ＮＯＲ６３，ＮＯＲ６４，ＮＡＮＤ６５，ＮＡＮＤ
６６から構成される液晶駆動制御回路に入力される。外
部信号ＣＴＬを、はじめ”Ｌ”レベルで、シフトレジス
タの出力６０１が”Ｈ”期間のＣＬＫ立ち下がりからＣ
ＬＫの１周期の期間”Ｈ”レベルになり、次のＣＬＫ立
ち下がりで”Ｌ”レベルになるように入力する。ＮＯＲ
６３，ＮＯＲ６４，ＮＡＮＤ６５，ＮＡＮＤ６６はそれ
ぞれ、データ信号６０１・制御信号ＣＴＬ，データ信号
６０１・制御信号ＸＣＴＬ，データ信号６０１・制御信
号ＣＴＬ，データ信号６０１・制御信号ＸＣＴＬを入力
として、それぞれ液晶駆動出力を制御する信号６０５，
６０６，６０７，６０８を生成する。液晶駆動出力の制
御信号６０５，６０６，６０７，６０８は、レベルシフ
タ６７によって信号振幅を変換した後出力部９３に入力
され、それぞれ液晶駆動電源Ｖ４，Ｖ３，Ｖ２，Ｖ１の
出力制御を行う。各信号の”Ｈ”レベルを１、”Ｌ”レ
ベルを０としたとき、シフトレジスタの出力信号６０１
と外部制御信号ＣＴＬの組み合わせには、（００），
（０１），（１０），（１１）の４種類がある。制御部
９２において４つの状態と液晶駆動電圧の対応を（０
０）でＶ４，（０１）でＶ３，（１０）でＶ１，（１
１）でＶ２と決めることにより、図５のような液晶駆動
出力６１３を得ている。
６１は例えば図７のような回路で構成され、クロック信
号に同期してシフトデータＤを転送するとともに制御部
９２への入力信号６０１を生成する。シフトレジスタの
出力６０１は、はじめ”Ｌ”レベルであるがクロックの
立ち上がりに同期してＣＬＫの１周期の期間だけ”Ｈ”
レベルになり、次のクロック立ち上がりで”Ｌ”レベル
に変化する。制御部９２への入力信号６０１は、外部か
らの制御信号ＣＴＬ及びその反転信号ＸＣＴＬととも
に、ＮＯＲ６３，ＮＯＲ６４，ＮＡＮＤ６５，ＮＡＮＤ
６６から構成される液晶駆動制御回路に入力される。外
部信号ＣＴＬを、はじめ”Ｌ”レベルで、シフトレジス
タの出力６０１が”Ｈ”期間のＣＬＫ立ち下がりからＣ
ＬＫの１周期の期間”Ｈ”レベルになり、次のＣＬＫ立
ち下がりで”Ｌ”レベルになるように入力する。ＮＯＲ
６３，ＮＯＲ６４，ＮＡＮＤ６５，ＮＡＮＤ６６はそれ
ぞれ、データ信号６０１・制御信号ＣＴＬ，データ信号
６０１・制御信号ＸＣＴＬ，データ信号６０１・制御信
号ＣＴＬ，データ信号６０１・制御信号ＸＣＴＬを入力
として、それぞれ液晶駆動出力を制御する信号６０５，
６０６，６０７，６０８を生成する。液晶駆動出力の制
御信号６０５，６０６，６０７，６０８は、レベルシフ
タ６７によって信号振幅を変換した後出力部９３に入力
され、それぞれ液晶駆動電源Ｖ４，Ｖ３，Ｖ２，Ｖ１の
出力制御を行う。各信号の”Ｈ”レベルを１、”Ｌ”レ
ベルを０としたとき、シフトレジスタの出力信号６０１
と外部制御信号ＣＴＬの組み合わせには、（００），
（０１），（１０），（１１）の４種類がある。制御部
９２において４つの状態と液晶駆動電圧の対応を（０
０）でＶ４，（０１）でＶ３，（１０）でＶ１，（１
１）でＶ２と決めることにより、図５のような液晶駆動
出力６１３を得ている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図４を一例とする従来
の液晶駆動装置においては、液晶駆動出力のレベル数を
増やしたり、複雑な駆動波形を生成するために、外部か
らの制御信号を使用しており、レベル数が増え駆動波形
が複雑になるに従い、外部からの制御信号の数も増える
という課題を有していた。また、外部からの制御信号の
増加は、液晶駆動装置の制御部の回路を複雑にするとと
もに液晶駆動装置以外の周辺装置と、これらの間を接続
する信号配線も複雑になり、液晶駆動装置のみでなく、
液晶表示装置全体のコスト上昇の要因になるという課題
も有していた。
の液晶駆動装置においては、液晶駆動出力のレベル数を
増やしたり、複雑な駆動波形を生成するために、外部か
らの制御信号を使用しており、レベル数が増え駆動波形
が複雑になるに従い、外部からの制御信号の数も増える
という課題を有していた。また、外部からの制御信号の
増加は、液晶駆動装置の制御部の回路を複雑にするとと
もに液晶駆動装置以外の周辺装置と、これらの間を接続
する信号配線も複雑になり、液晶駆動装置のみでなく、
液晶表示装置全体のコスト上昇の要因になるという課題
も有していた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１のクロック信号が第
１の電位（たとえばローレベル）から第２の電位（たと
えばハイレベル）への遷移のタイミングに応じて入力デ
ータＤを出力Ｍに出力する第１の記憶手段（たとえばハ
ーフラッチ）と該クロック信号と位相の異なる第２のク
ロック信号（たとえば第１のクロック信号の反転信号）
に応じて動作する第１の記憶手段と同じ構成を持つ第２
の記憶手段とを用い、これらの記憶手段の出力をデコー
ドする事で所定の信号を生成する。
１の電位（たとえばローレベル）から第２の電位（たと
えばハイレベル）への遷移のタイミングに応じて入力デ
ータＤを出力Ｍに出力する第１の記憶手段（たとえばハ
ーフラッチ）と該クロック信号と位相の異なる第２のク
ロック信号（たとえば第１のクロック信号の反転信号）
に応じて動作する第１の記憶手段と同じ構成を持つ第２
の記憶手段とを用い、これらの記憶手段の出力をデコー
ドする事で所定の信号を生成する。
【０００８】すなわち、請求項１に記載する駆動装置
は、クロック信号によって動作するデータ転送手段と、
前記データ転送手段の複数段の出力を入力として表示装
置を駆動する手段を備えることを特徴とする。
は、クロック信号によって動作するデータ転送手段と、
前記データ転送手段の複数段の出力を入力として表示装
置を駆動する手段を備えることを特徴とする。
【０００９】また、請求項２に記載する半導体装置は、
クロック信号によって動作するデータ転送手段と、前記
データ転送手段の複数段の出力を入力として表示装置を
駆動する手段を備える請求項１記載の駆動装置を同一半
導体基板上に形成することを特徴とする。
クロック信号によって動作するデータ転送手段と、前記
データ転送手段の複数段の出力を入力として表示装置を
駆動する手段を備える請求項１記載の駆動装置を同一半
導体基板上に形成することを特徴とする。
【００１０】また、請求項３記載の駆動装置は、クロッ
ク信号によって動作するデータ転送手段と、前記データ
転送手段の複数段の出力を入力として表示装置を駆動す
る手段を備える駆動装置において、前記駆動手段に記憶
装置から成るデコード回路を内蔵することを特徴とす
る。
ク信号によって動作するデータ転送手段と、前記データ
転送手段の複数段の出力を入力として表示装置を駆動す
る手段を備える駆動装置において、前記駆動手段に記憶
装置から成るデコード回路を内蔵することを特徴とす
る。
【００１１】また、請求項４記載の半導体装置は、クロ
ック信号によって動作するデータ転送手段と、前記デー
タ転送手段の複数段の出力を入力として表示装置を駆動
する手段を備える半導体装置において、前記駆動手段に
記憶装置から成るデコード回路を内蔵し、同一半導体基
板に形成することを特徴とする。
ック信号によって動作するデータ転送手段と、前記デー
タ転送手段の複数段の出力を入力として表示装置を駆動
する手段を備える半導体装置において、前記駆動手段に
記憶装置から成るデコード回路を内蔵し、同一半導体基
板に形成することを特徴とする。
【００１２】また、請求項５記載の駆動装置は、請求項
１又は３記載の駆動装置において、前記表示装置は液晶
表示装置であることを特徴とする。
１又は３記載の駆動装置において、前記表示装置は液晶
表示装置であることを特徴とする。
【００１３】
【作用】従来の液晶駆動装置は従来例に示すような構成
であるため前記の課題を有していたが、本発明の液晶駆
動装置では複数のシフトレジスタ出力を入力として液晶
駆動制御の信号を生成する手段を備えた液晶駆動装置と
した。
であるため前記の課題を有していたが、本発明の液晶駆
動装置では複数のシフトレジスタ出力を入力として液晶
駆動制御の信号を生成する手段を備えた液晶駆動装置と
した。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例詳細に説
明する。
明する。
【００１５】（１）第１の実施例 図１に本発明による液晶駆動装置の一例を示す。図１は
２つのハーフビットのフリップフロップ（以下「ハーフ
ラッチ」という。）の出力から、４値の液晶駆動電圧を
出力する液晶駆動装置の１出力分の構成図である。２つ
のハーフラッチ１８と１１は、従来例で説明した１ビッ
ト分のフリップフロップ６１に相当し、１８と１１をカ
スケード接続することでシフトレジスタ部８１を構成す
る。ハーフラッチの構成例を図６に示す。図１の液晶駆
動装置は、クロック立ち上がりに同期してデータをシフ
トするハーフラッチ１８、その出力をデータ入力としク
ロック立ち下がりに同期してデータをシフトするハーフ
ラッチ１１、ハーフラッチ１１の出力１０１の反転出力
１０２を得るインバータ１２、データ信号１０１，１０
２，１０３の組み合わせにより液晶駆動出力の制御信号
を発生させるＮＯＲ１３，ＮＯＲ１４，ＮＡＮＤ１５，
ＮＡＮＤ１６、液晶駆動出力の制御信号を振幅変換する
レベルシフタ１７、並びに液晶駆動電源Ｖ１，Ｖ２，Ｖ
３，Ｖ４にそれぞれ接続された出力用トランジスタから
構成される。
２つのハーフビットのフリップフロップ（以下「ハーフ
ラッチ」という。）の出力から、４値の液晶駆動電圧を
出力する液晶駆動装置の１出力分の構成図である。２つ
のハーフラッチ１８と１１は、従来例で説明した１ビッ
ト分のフリップフロップ６１に相当し、１８と１１をカ
スケード接続することでシフトレジスタ部８１を構成す
る。ハーフラッチの構成例を図６に示す。図１の液晶駆
動装置は、クロック立ち上がりに同期してデータをシフ
トするハーフラッチ１８、その出力をデータ入力としク
ロック立ち下がりに同期してデータをシフトするハーフ
ラッチ１１、ハーフラッチ１１の出力１０１の反転出力
１０２を得るインバータ１２、データ信号１０１，１０
２，１０３の組み合わせにより液晶駆動出力の制御信号
を発生させるＮＯＲ１３，ＮＯＲ１４，ＮＡＮＤ１５，
ＮＡＮＤ１６、液晶駆動出力の制御信号を振幅変換する
レベルシフタ１７、並びに液晶駆動電源Ｖ１，Ｖ２，Ｖ
３，Ｖ４にそれぞれ接続された出力用トランジスタから
構成される。
【００１６】次に図２のタイミングチャートを用いて図
１の動作説明をする。ハーフラッチ１８の出力１０３
は、はじめ”Ｌ”レベルであるが、クロックの立ち上が
りに同期してＣＬＫの１周期の期間だけ”Ｈ”になり、
次のクロックの立ち上がりで”Ｌ”になる。ハーフラッ
チ１１の出力１０１は、前段のハーフラッチの出力１０
３に対してＣＬＫで半周期の期間遅れた波形である。ハ
ーフラッチの出力１０３，１０１と、ハーフラッチの出
力１０１を入力とするインバータ１２を介して得た反転
出力１０２は、ＮＯＲ１３，ＮＯＲ１４，ＮＡＮＤ１
５，ＮＡＮＤ１６から構成される液晶駆動制御信号形成
回路に入力される。ＮＯＲ１３，ＮＯＲ１４，ＮＡＮＤ
１５，ＮＡＮＤ１６はそれぞれ、データ信号１０１と１
０３，データ信号１０２と１０３，データ信号１０１と
１０３，データ信号１０２と１０３を入力として、それ
ぞれぞれ液晶駆動出力を制御する信号１０５，１０６，
１０７，１０８を生成する。液晶駆動出力の制御信号１
０５，１０６，１０７，１０８は、レベルシフタ１７を
介し振幅変換された後出力部８３に入力され、それぞれ
液晶駆動電源Ｖ４，Ｖ３，Ｖ２，Ｖ１の出力制御を行
う。各信号の”Ｈ”レベルを１、”Ｌ”レベルを０とし
たとき、シフトレジスタの出力１０３と１０１の組み合
わせには、（００），（０１），（１０），（１１）の
４種類がある。制御部８２において４つの状態と液晶駆
動電圧の対応を（００）でＶ４，（０１）でＶ３，（１
０）でＶ１，（１１）でＶ２と決めることにより図２の
ような液晶駆動出力を得ている。以上のように本実施例
は、外部からの制御信号を用いずに２つのハーフラッチ
出力を使用することにより、４値の液晶駆動電圧を出力
する液晶駆動装置を実現している。このとき、シフトレ
ジスタを構成する１８，１１はハーフラッチに限定され
るものではなく、フルラッチを用いても同様に４値出力
を得ることができる。本実施例で使用した２つのハーフ
ラッチ出力の片方は、隣接する液晶駆動出力のシフト用
のレジスタとして使用することも可能であり、この場合
は液晶駆動装置全体でのシフトレジスタを構成するフリ
ップフロップ数を半減することもできる。また同様に、
６値出力の場合には、３系統のシフトレジスタの各ハー
フラッチの出力を制御部への入力信号とすることにより
外部制御信号を用いずに実現することが可能である。こ
れ以外にも、２つのハーフラッチ出力と１つの外部信号
を用いても可能である。このように、制御部へ入力する
出力数を増やすことにより、外部からの制御信号を用い
ずに容易に多値出力を実現することも、出力数と外部制
御信号の数を最適化して多値出力を実現することも可能
となる。
１の動作説明をする。ハーフラッチ１８の出力１０３
は、はじめ”Ｌ”レベルであるが、クロックの立ち上が
りに同期してＣＬＫの１周期の期間だけ”Ｈ”になり、
次のクロックの立ち上がりで”Ｌ”になる。ハーフラッ
チ１１の出力１０１は、前段のハーフラッチの出力１０
３に対してＣＬＫで半周期の期間遅れた波形である。ハ
ーフラッチの出力１０３，１０１と、ハーフラッチの出
力１０１を入力とするインバータ１２を介して得た反転
出力１０２は、ＮＯＲ１３，ＮＯＲ１４，ＮＡＮＤ１
５，ＮＡＮＤ１６から構成される液晶駆動制御信号形成
回路に入力される。ＮＯＲ１３，ＮＯＲ１４，ＮＡＮＤ
１５，ＮＡＮＤ１６はそれぞれ、データ信号１０１と１
０３，データ信号１０２と１０３，データ信号１０１と
１０３，データ信号１０２と１０３を入力として、それ
ぞれぞれ液晶駆動出力を制御する信号１０５，１０６，
１０７，１０８を生成する。液晶駆動出力の制御信号１
０５，１０６，１０７，１０８は、レベルシフタ１７を
介し振幅変換された後出力部８３に入力され、それぞれ
液晶駆動電源Ｖ４，Ｖ３，Ｖ２，Ｖ１の出力制御を行
う。各信号の”Ｈ”レベルを１、”Ｌ”レベルを０とし
たとき、シフトレジスタの出力１０３と１０１の組み合
わせには、（００），（０１），（１０），（１１）の
４種類がある。制御部８２において４つの状態と液晶駆
動電圧の対応を（００）でＶ４，（０１）でＶ３，（１
０）でＶ１，（１１）でＶ２と決めることにより図２の
ような液晶駆動出力を得ている。以上のように本実施例
は、外部からの制御信号を用いずに２つのハーフラッチ
出力を使用することにより、４値の液晶駆動電圧を出力
する液晶駆動装置を実現している。このとき、シフトレ
ジスタを構成する１８，１１はハーフラッチに限定され
るものではなく、フルラッチを用いても同様に４値出力
を得ることができる。本実施例で使用した２つのハーフ
ラッチ出力の片方は、隣接する液晶駆動出力のシフト用
のレジスタとして使用することも可能であり、この場合
は液晶駆動装置全体でのシフトレジスタを構成するフリ
ップフロップ数を半減することもできる。また同様に、
６値出力の場合には、３系統のシフトレジスタの各ハー
フラッチの出力を制御部への入力信号とすることにより
外部制御信号を用いずに実現することが可能である。こ
れ以外にも、２つのハーフラッチ出力と１つの外部信号
を用いても可能である。このように、制御部へ入力する
出力数を増やすことにより、外部からの制御信号を用い
ずに容易に多値出力を実現することも、出力数と外部制
御信号の数を最適化して多値出力を実現することも可能
となる。
【００１７】（２）第２の実施例 次に図３に本発明による液晶駆動装置の第２の例を示
す。図３の例における基本的な構成並びに動作のなか
で、図１，図２の第１の実施例と共通する部分について
の説明は省略する。
す。図３の例における基本的な構成並びに動作のなか
で、図１，図２の第１の実施例と共通する部分について
の説明は省略する。
【００１８】図３では、液晶駆動の制御回路として記憶
装置から成るデコーダ、例えばＲＯＭデコーダを用いた
例を示す。制御部８５は、データ信号１０１，１０２，
１０３，１０４を入力とするＮチャンネルトランジスタ
１３４、ＲＯＭリセット信号ＸＲＥＳを入力としリセッ
トを行うＰチャンネルトランジスタ１３３、液晶駆動出
力の制御信号を振幅変換するレベルシフタ１７から構成
される。
装置から成るデコーダ、例えばＲＯＭデコーダを用いた
例を示す。制御部８５は、データ信号１０１，１０２，
１０３，１０４を入力とするＮチャンネルトランジスタ
１３４、ＲＯＭリセット信号ＸＲＥＳを入力としリセッ
トを行うＰチャンネルトランジスタ１３３、液晶駆動出
力の制御信号を振幅変換するレベルシフタ１７から構成
される。
【００１９】ＲＯＭリセット信号ＸＲＥＳに、ＣＬＫの
立ち上がり・立ち下がり変化に同期して”Ｌ”パルスが
入力されるとリセット用Ｐチャンネルトランジスタ１３
３がオンしＲＯＭデコーダ出力１３０，１３１，１０
７，１０８はすべて”Ｈ”レベルになる。レベルシフタ
の入力１０５，１０６，１０７，１０８はそれぞれ”
Ｌ”レベル，”Ｌ”レベル，”Ｈ”レベル，”Ｈ”レベ
ルとなり出力部８３のトランジスタは全てオフする。そ
の後ＲＯＭリセット信号ＸＲＥＳが”Ｈ”レベルとなる
と、ハーフラッチ１８と１１の出力に応じて液晶駆動出
力の制御信号がＲＯＭより読み出される。各信号の”
Ｈ”レベルを１、”Ｌ”レベルを０としたとき、ハーフ
ラッチ出力１０３，１０１は、（００）→（１０）→
（１１）→（０１）→（００）と変化する。これらのハ
ーフラッチ出力１０３，１０１に対応して読み出される
ＲＯＭデコーダ出力１３０，１３１，１０７，１０８
は、（１１１０）→（０１１１）→（１０１１）→（１
１０１）→（１１１０）となり、液晶駆動出力はＶ４→
Ｖ１→Ｖ２→Ｖ３→Ｖ４と変化し図２と同様の出力が得
られる。以降、クロック信号の変化に同期して前記のＲ
ＯＭリセット，ＲＯＭ読み出し動作を繰り返す。
立ち上がり・立ち下がり変化に同期して”Ｌ”パルスが
入力されるとリセット用Ｐチャンネルトランジスタ１３
３がオンしＲＯＭデコーダ出力１３０，１３１，１０
７，１０８はすべて”Ｈ”レベルになる。レベルシフタ
の入力１０５，１０６，１０７，１０８はそれぞれ”
Ｌ”レベル，”Ｌ”レベル，”Ｈ”レベル，”Ｈ”レベ
ルとなり出力部８３のトランジスタは全てオフする。そ
の後ＲＯＭリセット信号ＸＲＥＳが”Ｈ”レベルとなる
と、ハーフラッチ１８と１１の出力に応じて液晶駆動出
力の制御信号がＲＯＭより読み出される。各信号の”
Ｈ”レベルを１、”Ｌ”レベルを０としたとき、ハーフ
ラッチ出力１０３，１０１は、（００）→（１０）→
（１１）→（０１）→（００）と変化する。これらのハ
ーフラッチ出力１０３，１０１に対応して読み出される
ＲＯＭデコーダ出力１３０，１３１，１０７，１０８
は、（１１１０）→（０１１１）→（１０１１）→（１
１０１）→（１１１０）となり、液晶駆動出力はＶ４→
Ｖ１→Ｖ２→Ｖ３→Ｖ４と変化し図２と同様の出力が得
られる。以降、クロック信号の変化に同期して前記のＲ
ＯＭリセット，ＲＯＭ読み出し動作を繰り返す。
【００２０】
【発明の効果】本発明による液晶駆動装置を使用すれ
ば、以下の効果が得られる。
ば、以下の効果が得られる。
【００２１】外部からの制御信号を省くことで外部信号
の入力回路が削減でき、少ない素子数（半導体集積回路
で構成した場合には少ないチップ面積）で実現できるだ
けでなく、液晶駆動装置以外の周辺装置の簡素化が行え
コストダウンがはかれる。
の入力回路が削減でき、少ない素子数（半導体集積回路
で構成した場合には少ないチップ面積）で実現できるだ
けでなく、液晶駆動装置以外の周辺装置の簡素化が行え
コストダウンがはかれる。
【００２２】また、より複雑な液晶駆動出力が要求され
る場合、制御部への入力が増えそれに応じて制御部内の
組み合わせ回路も複雑になるが、このような場合ＲＯＭ
デコーダを用いることにより、制御部が簡素化され少な
い素子数で液晶駆動装置を実現できるという優位性があ
る。
る場合、制御部への入力が増えそれに応じて制御部内の
組み合わせ回路も複雑になるが、このような場合ＲＯＭ
デコーダを用いることにより、制御部が簡素化され少な
い素子数で液晶駆動装置を実現できるという優位性があ
る。
【００２３】本発明の液晶駆動回路を用いることによ
り、多値出力を実現するためには外部からの制御信号を
必要とする従来の駆動方法に比べて安価で高性能な液晶
駆動装置を実現できる。
り、多値出力を実現するためには外部からの制御信号を
必要とする従来の駆動方法に比べて安価で高性能な液晶
駆動装置を実現できる。
【図１】本発明の液晶駆動装置の第１の実施例を示す図
である。
である。
【図２】本発明の液晶駆動装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図３】本発明の液晶駆動装置の第２の実施例を示す図
である。
である。
【図４】従来の液晶駆動装置の例を示す図である。
【図５】従来の液晶駆動装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図６】ハーフラッチを用いたシフトレジスタの回路図
である。
である。
【図７】フルラッチを用いたシフトレジスタの回路図で
ある。
ある。
１１、１８ ハーフラッチ １３、１４、６３、６４ ＮＯＲ １５、１６、６５、６６ ＮＡＮＤ １７、６７ レベルシフタ １２、１９、３０、３１ インバータ ８１、９１ シフトレジスタ部 ８２、８５、９２ 制御部 ８３、９３ 出力部
Claims (5)
- 【請求項１】クロック信号によって動作するデータ転送
手段と、前記データ転送手段の複数段の出力を入力とし
て表示装置を駆動する手段を備えることを特徴とする駆
動装置。 - 【請求項２】クロック信号によって動作するデータ転送
手段と、前記データ転送手段の複数段の出力を入力とし
て表示装置を駆動する手段を備える請求項１記載の駆動
装置を同一半導体基板上に形成することを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項３】クロック信号によって動作するデータ転送
手段と、前記データ転送手段の複数段の出力を入力とし
て表示装置を駆動する手段を備える駆動装置において、
前記駆動手段に記憶装置から成るデコード回路を内蔵す
ることを特徴とする駆動装置。 - 【請求項４】クロック信号によって動作するデータ転送
手段と、前記データ転送手段の複数段の出力を入力とし
て表示装置を駆動する手段を備える半導体装置におい
て、前記駆動手段に記憶装置から成るデコード回路を内
蔵し、同一半導体基板に形成することを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項５】前記表示装置は液晶表示装置であることを
特徴とする請求項１又は請求項３記載の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18253096A JPH1026960A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 駆動装置及びこれを具備する半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18253096A JPH1026960A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 駆動装置及びこれを具備する半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1026960A true JPH1026960A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16119925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18253096A Pending JPH1026960A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 駆動装置及びこれを具備する半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1026960A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7050036B2 (en) | 2001-12-12 | 2006-05-23 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Shift register with a built in level shifter |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP18253096A patent/JPH1026960A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7050036B2 (en) | 2001-12-12 | 2006-05-23 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Shift register with a built in level shifter |
| DE10257875B4 (de) * | 2001-12-12 | 2012-08-23 | Lg Display Co., Ltd. | Schieberegister mit eingebautem Pegelschieber |
| DE10257875B9 (de) * | 2001-12-12 | 2012-12-20 | Lg Display Co., Ltd. | Schieberegister mit eingebautem Pegelschieber |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031118 |