JPH10269074A - 測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法 - Google Patents

測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法

Info

Publication number
JPH10269074A
JPH10269074A JP9090125A JP9012597A JPH10269074A JP H10269074 A JPH10269074 A JP H10269074A JP 9090125 A JP9090125 A JP 9090125A JP 9012597 A JP9012597 A JP 9012597A JP H10269074 A JPH10269074 A JP H10269074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
surveying instrument
measurement value
memory
internal memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9090125A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Shibuya
仁 渋谷
Akihiko Morishita
昭彦 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Miyagi Nikon Precision Co Ltd
Original Assignee
Nikon Corp
Zao Nikon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp, Zao Nikon Co Ltd filed Critical Nikon Corp
Priority to JP9090125A priority Critical patent/JPH10269074A/ja
Publication of JPH10269074A publication Critical patent/JPH10269074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部メモリに対するプログラムやデータの書
き換えが容易であり、その書換えのために装置内部に記
憶素子を必要としない測量機等を提供する。 【解決手段】 測距値又は測角値を得るための測量機本
体の動作と測距値又は測角値に基づいて所定の測量値を
算出する演算との少なくとも一方を行うCPU1を備え
た測量機において、測量機内部に設けられ、CPU1に
おける動作と演算との少なくとも一方を行うためのプロ
グラムが格納可能で、かつ電気的に書換え可能なフラッ
シュROM3と、プログラムと該プログラムをフラッシ
ュROM3にインストールするためのインストールプロ
グラムとを格納する記憶手段を、測量機本体に対して接
続可能とするICソケット4とを備える。またCPU1
は、ICソケット4に接続された記憶手段からインスト
ールプログラムを読み出し、記憶手段に格納されたプロ
グラムをフラッシュROM3に書込む制御手段として機
能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測距値又は測角値
を得るための測量機に関し、特に測量機本体の動作や所
定の測量値を算出する演算を行う中央処理装置へのプロ
グラムのインストールに関連した測量機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、土木、建設工事等において測量を
行う場合、角度や距離等の測定データを電気信号として
入力し、中央処理装置において演算処理して所望の測定
値を求める、いわゆる電子式の測量機が広く使用されて
いる。この種の測量機は、中央処理装置上で実行される
プログラムを、測量機内部のプリント基板上に設置した
記憶素子に保持しており、記憶素子から随時、必要なプ
ログラムを中央処理装置内に読み込んで、これを実行す
る。
【0003】従来の測量機において、上記プログラムを
保持するための記憶素子として、マスクROM(Read O
nly Memory)、あるいはEPROM(Erasable Program
mable ROM )等の不揮発性メモリICを用い、該メモリ
をICソケット等を用いて測量機に対し着脱自在に構成
したものがある。この場合、前記メモリへのプログラム
の書き込みは、該メモリを測量機に搭載する前に行わ
れ、書き込みを行ったメモリを測量機のICソケットへ
装着するようにしている。
【0004】また、書き換え可能なメモリをプリント基
板等に固定し、このメモリヘプログラムを書き込むため
に、予めプログラムを書き込み済みの別の不揮発性メモ
リを備えた構成の測量機がある。前記不揮発性メモリへ
のプログラムの書き込みは、前記同様、該メモリを測量
機に搭載する前に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方で、このようなプ
ログラム内蔵型の測量機は、前記メモリに内蔵したプロ
グラムの書き換えを行うことによって、ユーザの要求あ
るいは仕様の向上に対応することができる利点を有する
ものである。しかし、前記従来の測量機においては、メ
モリに対しプログラムの書換えを行う場合に種々の問題
があった。
【0006】すなわち、マスクROMを用いた場合、マ
スクROMはプログラム等の再書き込みができないた
め、前記書き換えが必要な都度、別のマスクROMを用
意し、これにプログラム等の書き込みを行うようにする
必要があり、取り外しの手間やメモリの交換によるコス
トの上昇が問題となる。また、EPROMを用いた場合
は、該EPROMは書き換えを行うのに先立って、メモ
リに対する紫外線照射によるデータの消去作業が必要と
なり、やはり手間がかかる。
【0007】さらに、書換え可能なメモリをプリント基
板等に固定した場合には、このメモリへの書込み用のプ
ログラム(インストールプログラム)を記憶するため
に、別の第二の記憶素子を前記プリント基板等に固定し
ておく必要がある。書込みを行うプログラム等のサイズ
が大きくなれば、これに伴って該記憶素子に記憶される
インストールプログラムも大型化し、また場合によりイ
ンストールプログラム自体の書換えの必要も生じ、装置
全体のコストの上昇を招くという問題がある。
【0008】さらに、また前記従来の測量機においてメ
モリの交換を行う際には、測量機本体のカバーだけでな
く、他の部品を取り外してから行う必要があり、取り外
し作業が煩雑であると共に、カバー取り付け後に、再
度、測量機の精度確認や再調整を必要とするという間題
があった。
【0009】本発明は、前記内部メモリに対するプログ
ラムやデータの書き換えを容易にすると共に、その書き
換えのために装置内部に記憶素子を必要としない測量機
を提供し、該測量機へのプログラムインストール方法及
び該測量機の組立方法を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、測距値又は測角値を得るため
の測量機本体の動作と前記測距値又は測角値に基づいて
所定の測量値を算出する演算との少なくとも一方を行う
中央処理装置を備えた測量機において、前記測量機内部
に設けられ、前記中央処理装置における動作と演算との
少なくとも一方を行うためのプログラムが格納可能で、
かつ電気的に書換え可能な内部メモリと、前記プログラ
ムと該プログラムを前記内部メモリにインストールする
ためのインストールプログラムとを格納する記憶手段
を、前記測量機本体に対して接続可能とする接続手段
と、前記接続手段に接続された前記記憶手段から前記イ
ンストールプログラムを読み出し、前記記憶手段に格納
された前記プログラムを前記内部メモリに書込む制御手
段とを備えて構成されている。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、前記接続手段は、前記記憶手段を測量
機内部に着脱可能とするメモリ装着部と、前記内部メモ
リ又は前記記憶手段のいずれかを前記中央処理装置に接
続する切替回路と、を備えたことを特徴として構成され
ている。
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
本発明において、前記メモリ装着部は、測量機の外カバ
ーのみに覆われてなることを特徴として構成されてい
る。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、前記制御手段は、電源投入時に前記記
憶手段から前記インストールプログラムを前記内部メモ
リに格納し、該内部メモリに格納された前記インストー
ルプログラムに基づいて、前記記憶手段に格納された前
記プログラムを前記内部メモリに書込むことを特徴とし
て構成されている。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4
記載の本発明において、前記記憶手段は、前記プログラ
ムと前記インストールプログラムのいずれかを少なくと
も格納する複数のメモリにて構成されてなり、前記メモ
リ装着部は、前記複数のメモリを着脱可能であり、前記
切替回路の切替に基づいて、これら複数のメモリを相互
に切替可能であることを特徴として構成されている。
【0015】請求項6記載の本発明は、請求項1乃至5
記載の本発明において、前記測量機本体は、前記プログ
ラムと前記インストールプログラムとの少なくとも一方
を一時的に格納するための電気的に書き換え可能な第二
の内部メモリを備えたことを特徴として構成されてい
る。
【0016】請求項7記載の本発明は、測距値又は測角
値を得るための測量機本体の動作と前記測距値又は測角
値に基づいて所定の測量値を算出する演算との少なくと
も一方を行う中央処理装置を備えた測量機に対し、前記
中央処理装置における動作と演算との少なくとも一方を
行うためのプログラムをインストールする測量機へのプ
ログラムインストール方法において、電源投入前に、前
記プログラムと、該プログラムをインストールするため
のインストールプログラムとを格納する記憶手段を前記
中央処理装置に接続するステップと、電源を投入し、前
記インストールプログラムを実行させ、前記記憶手段に
格納された、前記プログラムを、測量機内部に設けた電
気的に書換え可能な内部メモリに書込むステップと、電
源を遮断し、前記内部メモリを前記中央処理装置に接続
するステップと、再度電源を投入し、前記内部メモリに
書込まれた前記プログラムを実行させるステップと、を
順次経てなることを特徴として構成されている。
【0017】請求項8記載の本発明は、測距値又は測角
値を得るための測量機本体の動作と前記測距値又は測角
値に基づいて所定の測量値を算出する演算との少なくと
も一方を行う中央処理装置を備えた測量機の組立方法に
おいて、前記中央処理装置における動作と演算との少な
くとも一方を行うためのプログラムと該プログラムをイ
ンストールするためのインストールプログラムとを格納
する記憶手段を、該記憶手段を着脱可能とする、測量機
内部に設けたメモリ装着手段に装着するステップと、前
記インストールプログラムを読み出し、前記記憶手段に
格納された前記プログラムを前記測量機の内部に設けら
れた内部メモリに書込むステップと、前記メモリ装着手
段から前記記憶手段を取外し、該メモリ装着手段を覆う
外カバーを取付けるステップとを順次経てなることを特
徴として構成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形
態における測量機の構成ブロック図、図2は図1の測量
機において中央処理装置に接続されるメモリの対応を表
わした図、図3は図1の測量機の側面カバーを取り外し
た状態の部分的な分解斜視図である。
【0019】図1において、測量機は、レーザ光やLE
D等を測定対象に投光すると共に、その反射光を受光す
るもので、これら投受光間の時間を測定することにより
距離の測定を可能とする測距部15、ロータリーエンコ
ーダを有し測定対象の基準となる位置からの角度を測定
する測角部16、測量結果の表示やキー操作のための表
示部17、前記測距部15、測角部16及び表示部17
を制御するための中央処理装置たるCPU1、及びCP
U1の実行されるプログラムや該プログラムの実行に際
し必要となるデータを格納するための複数のメモリから
なるメモリ群を備えて構成されている。また本実施形態
において、前記CPU1は、後述するマスター用ROM
19からインストールプログラムを読み出し、マスター
用ROM19の内容を後述するフラッシュROM3へ書
込む制御手段を兼ねる。なおマスター用ROM19は図
1には図示しない。なお「プログラム」には、「ソース
コードやオブジェクトコードとしてのプログラムと、該
プログラムの実行に際し必要となるデータとのいずれか
一方若しくは両方を含むものとする。
【0020】本測量機は、第二の内部メモリたる512
Kバイト容量のSRAM2と、プログラム及びデータ保
持用としての内部メモリたる512Kバイト容量のフラ
ッシュROM3とを、前記メモリ群として、内蔵のプリ
ント基板上に備えている。SRAM2は、一時的にプロ
グラム及びデータを保持可能な揮発性ランダムアクセス
メモリ(Static Random Access Memory )であり、主記
憶装置である。また、フラッシュROM3は、保持した
プログラム及びデータを電気的に一括消去可能な不揮発
性の読み出し専用メモリ(Flash Read Only Memory)で
ある。フラッシュROM3には、測量機本体の動作制御
と、前記測距部15や測角部16において測定されたデ
ータに対し必要な演算を行うために必要なプログラム及
びデータが格納される。これらプログラムやデータは、
必要なときに随時SRAM2上に読み出されて実行され
る。
【0021】本測量機内部のプリント基板上には、接続
手段たるICソケット4が接続されている。このICソ
ケット4には、前記フラッシュROM3と同容量のマス
ター用ROM19が装着できるようになっており、その
メモリのアドレスはフラッシュROM3のアドレスと同
じに設定されている。前記マスター用ROM19は、フ
ラッシュROM3内のプログラム及びデータを書き換え
るためのものであり、新しいプログラム及びデータに加
え、これらをフラッシュROM3にインストールするた
めのインストールプログラムを内蔵する。
【0022】切替回路5は、前記フラッシュROM3
と、ICソケット4に装着されたマスター用ROM19
のいずれかを、選択的にCPU1及びSRAM2に接続
するためのものである。切替回路5は、手動式のスイッ
チ6のON/OFF状態と、CPU1からの制御信号7
のHI/LO状態との組合わせ内容に応じて制御され、
上記フラッシュROM3かマスター用ROM19のいず
れかのメモリを接続可能にする。このスイッチ6のON
/OFF状態は手動にて切替えられ、制御信号7のHI
/LO状態は、CPU1がリセット状態から起動された
場合にはLO、それ以外の状態から起動された場合には
HIとなるよう設定されている。図2はCPU1に対し
接続されるメモリの対応を表わした図である。この図2
に示されるように、スイッチ6がONの状態において、
CPU1がリセット状態以外の状態から起動されること
によりCPU1から制御信号7として”HI”が与えら
れると、フラッシュROM3が選択され、CPU1がリ
セット状態から起動されることにより制御信号7とし
て”LO”が与えられると、ICソケット4に装着され
たマスター用ROM19が選択される。
【0023】一方、スイッチ6がOFFの状態におい
て、CPU1から制御信号7として”HI”又は”L
O”何れの信号が与えられても、フラッシュROM3が
選択されることとなる。なお、測量機の電源投入時、す
なわちCPUのリセット時には、CPU1がリセット状
態から起動されることとなるため、制御信号7として”
LO”が与えられる。スイッチ6がオン・オフ何れに切
り替えられているかは、スイッチ情報8としてCPU1
に与えられる。本実施形態において測量機には、更に、
外部機器10が通信ライン9を介して接続されている。
【0024】図3は、本実施形態における測量機50
(図3に点線にて示す)の側面カバーを取り外した状態
の部分的な分解斜視図である。図に示すように測量機の
内部には図示しない前記CPU1等を含む電子部品を搭
載したプリント基板18が備えられている。プリント基
板18の一面側には、前記ICソケット4が固定されて
おり、ここにマスター用ROM19を装着できるように
なっている。プリント基板18は、パッキン20を介し
て測量機本体に装着される側面カバー21によって覆わ
れている。従って、数箇所のネジ22を緩め、側面カバ
ー21を取り外すことによって、ICソケット4が外部
に露出し、マスター用ROM19の着脱が可能となる。
【0025】次に、前記第1の実施形態における測量機
におけるプログラムの更新のための手順について説明す
る。ここで、フラッシュROM3には、未だプログラム
やデータが書き込まれていないか、あるいは前バージョ
ンのプログラムが書き込まれているものとする。
【0026】図3に示すように測量機本体より側面カバ
ー21を取り外し、新しいプログラム、データ及びこれ
らのインストールプログラムを記憶したマスター用RO
M19を、ICソケット4に装着する。この状態で測量
機に電源を投入すると、CPU1はリセット状態から起
動する。このとき、切替回路5に与えられる制御信号7
は”LO”である。ここでスイッチ6は、手動操作によ
りONの状態にされており、図2の対応にしたがって、
CPU1にはICソケット4側が接続される。ICソケ
ット4には、マスター用ROM19が装着されているの
で、マスター用ROM19内のプログラムに従って、以
後CPU1は動作する。
【0027】次いでCPU1は、スイッチ情報8によっ
て、ICソケット4のマスター用ROM19からプログ
ラムが起動したことを検知すると、マスター用ROM1
9に搭載されたインストールブログラムを実行する。イ
ンストールプログラムは、最初に、インストールプログ
ラム自身をSRAM2内のメモリエリアへ転送する。こ
れによって、後述するように制御信号7に基づいてCP
U1との接続先がICソケット4からフラッシュROM
3へと切り替えられた場合に、切り替え先であるフラッ
シュROM3にインストールプログラムが存在していな
いことによりプログラムが暴走することが防止される。
この時点でCPU1の制御プログラムはSRAM2上で
動作可能となる。
【0028】次に、CPU1は、SRAM2に読み込ま
れたインストールプログラムに従って、制御信号7に”
HI”の信号を出力して、フラッシュROM3をCPU
1に接続し、フラッシュROM3内部の情報を一括消去
する。この消去の完了をCPU1が認識すると、該CP
U1は、今度は制御信号7に”LO”の信号を出力し、
ICソケット4をCPU1に接続し、マスター用ROM
19のプログラム及びデータの一部をSRAM2上へ複
写する。再びフラッシュROM3をCPU1に接続し、
マスター用ROM19より複写したSRAM2上の内容
をフラッシュROM3ヘ複写する。マスター用ROM1
9に格納されたプログラムのうち必要な部分すべてが、
フラッシュROM3上に複写されるまで、これを繰り返
す。なおこのようにプログラムを分割してインストール
するのは、マスター用ROM19に格納されたプログラ
ムには他の測量機に必要であってもインストール対象と
なる測量機にとっては不要な部分が含まれている場合が
あるため、プログラムのうちの必要な部分のみを複写す
る必要があるからであり、また同時に、該必要な部分を
効率的な配置に再配置するためである。
【0029】これにより、フラッシュROM3上には、
インストールプログラムを除き、マスター用ROM19
の情報のうち必要な情報すべてが複写されたことにな
る。マスター用ROM19をICソケット4から取り外
し、側面カバーを閉じてインストール作業を終了する。
複数の測量機に対し、順次マスターROM19を装着
し、1つのマスターROM19で複数の測量機のプログ
ラムの更新を実現する。
【0030】更新後に測量機を使用する場合には、一旦
測量機の電源を切り、スイッチ6を手動によりオフにし
た後、再び測量機を起動する。CPU1は、リセット状
態から起動するが、CPU1にはフラッシュROM3が
接続されており、新たに書き込まれたプログラム及びデ
ータに従って、測量機が動作される。
【0031】前記実施形態において、CPU1に通信ラ
イン9を介して接続した外部機器10から、プログラム
やデータをフラッシュROM3に書き込むことも可能で
ある。例えば、プログラムやインストールプログラムを
フロッピーディスクやMO、DVDといった記憶手段に
格納し、これら記憶手段を駆動する外部機器10を通信
ライン9を介してCPU1に接続する。そして、これら
外部機器10を、インストール動作上、上記の実施形態
におけるICソケット4のマスターROM用19と同様
に扱い、起動時には外部機器10のインストールプログ
ラムが立ち上げるように構成し、以後、このインストー
ルプログラムにしたがってインストール動作を行うよう
にすればよい。
【0032】なお上記のインストールでは、マスター用
ROM19の内容のうち、インストールプログラム自身
はフラッシュROM3に書き込まなかったが、これはフ
ラッシュROM3から測量機を立ち上げた際に、インス
トールプログラムが立ち上がってしまい測量動作が行わ
れなくなることを防ぐためである。しかし、インストー
ルプログラムを自動的に立ち上がるものでなく、立ち上
げコマンドを入力した場合にだけ立ち上がるようにした
場合には、このインストールプログラム自身をフラッシ
ュROM3に書き込んでもよい。この場合には、スイッ
チ6によらず、通信ライン9からの命令や、測量機の表
示部17からの操作によりインストールプログラムを起
動させることが可能である。この場合、ICソケット4
へのROMの装着が不要となるので、前記側面カバー2
1の開閉も不要となる。
【0033】なお本実施形態において、CPU1は、マ
スター用ROM19からインストールプログラムを読み
出し、マスター用ROM19の内容を後述するフラッシ
ュROM3へ書込む制御手段を兼ねるものとして説明し
たが、制御手段はCPU1と別個に設けてもよい。
【0034】次に、本発明の第二の実施形態を説明す
る。図4は、本発明の第二の実施形態における測量機の
構成ブロック図である。図において先の実施形態と同様
の構成部分には同様の符号を用い、その説明を省略す
る。また特に説明なき部分は、前記第一の実施形態と同
様である。本実施形態においては、図4に示すように、
前記第一の実施形態におけるICソケット4に代えて、
ツール基板11を接続するためのツールコネクタ12が
備えられている。もっとも、ツールコネクタ12は、前
記ICソケット4と同様の構成部品にて、これを構成す
ることができる。ツール基板11には、2つのICソケ
ット13a、13bが搭載されており、それぞれにマス
ター用のROMを装着できるようになっている。
【0035】切替回路5は、フラッシュROM3とツー
ルコネクタ12との切り替えを行うと共に、CPU1か
ら与えられる制御信号14によって、前記ツール基板1
1上の2つのICソケット13a、13bを切り替える
ことができる。
【0036】本実施形態において、一方のICソケット
13aに装着されるマスター用ROMには、フラッシュ
ROM3に書き込むプログラム及びデータを格納してお
く。また、他方のICソケット13bに装着されるマス
ター用ROMには、インストールブログラムのみを格納
しておく。そして切替回路5の制御により、適宜2つの
ソケット13a、13bの切り替えを行うことにより、
先の実施形態と同様に、フラッシュROM3の更新が行
える。
【0037】この場合、1つのマスター用ROMにイン
ストールプログラムと、プログラム及びデータとを混在
させることが無く、マスター用ROMの作成、供給が容
易となる。ただし、複数のマスター用ROMそれぞれ
に、インストールプログラムとプログラムとを混在させ
てもよく、この場合には、混在の状態を示す情報をイン
ストールプログラムに格納させ該情報に基づいて複数の
マスター用ROMの切り替えを行う。さらに、スイッチ
6のオン・オフの切り替えを、前記ツールコネクタ12
に対するツール基板の挿抜と連動させてもよい。これに
より、スイッチ6を手動により操作する必要が無くな
る。
【0038】次に、本発明の第三の実施形態を説明す
る。図5は、本発明の第三の実施形態における測量機の
構成ブロック図である。本実施形態においても、前記第
一の実施形態と同様の構成部分には同様の符号を用い、
その説明を省略する。また特に説明なき部分は、前記第
一の実施形態と同様である。
【0039】本実施形態において測量機は、図5に示す
ように、図1に示した測量機に対して更にメモリカード
スロット22を備えている。図示しないが、メモリーカ
ードスロット22は、ネジ等を用いない簡単に開閉が可
能なカバー内に設置することができる。メモリカードス
ロット22に装着されるメモリカードには、インストー
ルプログラム、及ぴ書き換えるべきプログラムやデータ
を記憶させておく。
【0040】プログラムやデータの更新が必要になった
場合には、前記メモリカードスロット22にメモリカー
ドを装着する。CPU1は、インストールプログラムを
メモリカードからSRAM2上に読み出し、メモリカー
ド内のプログラム及びデータを、フラッシュROM3上
に順次書き込む。この場合に、前記フラッシュROM3
が、前記インストールプログラムを保持し、これを起動
することによって、メモリカードからプログラム等を読
み込むように構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1、2、
5又は6記載の本発明によれば、測量機内部に設けら
れ、中央処理装置における動作と演算との少なくとも一
方を行うためのプログラムが格納可能で、かつ電気的に
書換え可能な内部メモリと、プログラムと該プログラム
を内部メモリにインストールするためのインストールプ
ログラムとを格納する記憶手段を、測量機本体に対して
接続可能とする接続手段と、接続手段に接続された記憶
手段からインストールプログラムを読み出し、記憶手段
に格納されたプログラムを内部メモリに書込む制御手段
と等を備えたことにより、測量機に搭載された電気的に
書き替え可能な内部メモリへのブログラムやデータの書
き込みをする際に、該内部メモリを測量機から取り外し
たり、交換したりする必要が無くなる。これによって、
1つのマスター用ROMによって、複数の測量機に対す
るプログラムやデータの更新が可能になる。また、プロ
グラム等を内部メモリへインストールするためのインス
トールプログラムも、マスター用ROM側へ格納すれば
良いので、インストールプログラムを保持するための記
憶素子も不要となり、測量機の小型化等が可能となる。
【0042】さらに請求項3記載の本発明によれば、前
記メモリ装着部は、測量機の外カバーのみに覆われてい
るので、その取り付け及び取り外しが容易に行え、プロ
グラムの書き換え作業を容易に行うことができる。
【0043】さらにまた請求項4記載の本発明によれ
ば、制御手段は、電源投入時に記憶手段からインストー
ルプログラムを内部メモリに格納し、該内部メモリに格
納されたインストールプログラムに基づいて、記憶手段
に格納されたプログラムを内部メモリに書込むことによ
り、次回以降のインストールをプログラムのみを記憶さ
せたマスターROM等の記憶手段を用いてインストール
を行うことができる。
【0044】しかも請求項6記載の本発明によれば、測
量機本体は、プログラムとインストールプログラムとの
少なくとも一方を一時的に格納するための電気的に書き
換え可能な第二の内部メモリを備えたことにより、CP
Uの接続先がと切り替えられてもプログラムが暴走しな
いようにでき、またインストールの高速化を達成するこ
とができる。
【0045】しかもまた請求項7記載の本発明によれ
ば、プログラムと、該プログラムをインストールするた
めのインストールプログラムとを格納する記憶手段を前
記中央処理装置に接続するステップと、インストールプ
ログラムを実行させ、前記記憶手段に格納されたプログ
ラムを、測量機内部に設けた電気的に書換え可能な内部
メモリに書込むステップと、内部メモリを中央処理装置
に接続するステップと、内部メモリに書込まれた前記プ
ログラムを実行させるステップとを順次経てなることに
より、1つのマスターROM等の記憶手段によって、複
数の測量機に対するプログラムやデータの更新が達成さ
れる。
【0046】さらに請求項8記載の本発明によれば、プ
ログラムとインストールプログラムとを格納する記憶手
段をメモリ装着手段に装着するステップと、インストー
ルプログラムを読み出し、プログラムを測量機内部に設
けられた内部メモリに書込むステップと、メモリ装着手
段から記憶手段を取外し、メモリ装着手段を覆う外カバ
ーを取付けるステップとを順次経ることにより、測量機
組み立ての際にインストールを行い、インストール終了
後にはマスターROM等の記憶手段を取り外すことがで
き、記憶手段を内蔵させることなく測量機を完成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における測量機の構成
ブロック図である。
【図2】図1の測量機においてCPUに接続されるメモ
リ対応を表わした図である。
【図3】図1の測量機において側面カバー周辺の要部分
解斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施形態における測量機の構成
ブロック図である。
【図5】本発明の第三の実施形態における測量機の構成
ブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 SRAM 3 フラッシュROM 4 ICソケット 5 切替回路 6 スイッチ 7、14 制御信号 8 スイッチ情報 9 通信ライン 10 外部機器 11 ツール基板 12 ツールコネクタ 13a、13b ICソケット 15 測距部 16 測角部 17 表示部 18 プリント基板 19 マスター用ROM 20 パッキン 21 側面カバー 22 メモリカードスロット 50 測量機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距値又は測角値を得るための測量機本
    体の動作と前記測距値又は測角値に基づいて所定の測量
    値を算出する演算との少なくとも一方を行う中央処理装
    置を備えた測量機において、 前記測量機内部に設けられ、前記中央処理装置における
    動作と演算との少なくとも一方を行うためのプログラム
    が格納可能で、かつ電気的に書換え可能な内部メモリ
    と、 前記プログラムと該プログラムを前記内部メモリにイン
    ストールするためのインストールプログラムとを格納す
    る記憶手段を、前記測量機本体に対して接続可能とする
    接続手段と、 前記接続手段に接続された前記記憶手段から前記インス
    トールプログラムを読み出し、前記記憶手段に格納され
    た前記プログラムを前記内部メモリに書込む制御手段
    と、を備えたことを特徴とする測量機。
  2. 【請求項2】 前記接続手段は、 前記記憶手段を測量機内部に着脱可能とするメモリ装着
    部と、 前記内部メモリ又は前記記憶手段のいずれかを前記中央
    処理装置に接続する切替回路と、を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の測量機。
  3. 【請求項3】 前記メモリ装着部は、測量機の外カバー
    のみに覆われてなることを特徴とする請求項2記載の測
    量機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、電源投入時に前記記憶
    手段から前記インストールプログラムを前記内部メモリ
    に格納し、該内部メモリに格納された前記インストール
    プログラムに基づいて、前記記憶手段に格納された前記
    プログラムを前記内部メモリに書込むこと、を特徴とす
    る請求項1記載の測量機。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、前記プログラムと前記
    インストールプログラムのいずれかを少なくとも格納す
    る複数のメモリにて構成されてなり、 前記メモリ装着部は、前記複数のメモリを着脱可能であ
    り、前記切替回路の切替に基づいて、これら複数のメモ
    リを相互に切替可能であること、を特徴とする請求項1
    乃至4記載の測量機。
  6. 【請求項6】 前記測量機本体は、前記プログラムと前
    記インストールプログラムとの少なくとも一方を一時的
    に格納するための電気的に書き換え可能な第二の内部メ
    モリを備えたことを特徴とする請求項1乃至5記載の測
    量機。
  7. 【請求項7】 測距値又は測角値を得るための測量機本
    体の動作と前記測距値又は測角値に基づいて所定の測量
    値を算出する演算との少なくとも一方を行う中央処理装
    置を備えた測量機に対し、前記中央処理装置における動
    作と演算との少なくとも一方を行うためのプログラムを
    インストールする測量機へのプログラムインストール方
    法において、 電源投入前に、前記プログラムと、該プログラムをイン
    ストールするためのインストールプログラムとを格納す
    る記憶手段を前記中央処理装置に接続するステップと、 電源を投入し、前記インストールプログラムを実行さ
    せ、前記記憶手段に格納された、前記プログラムを、測
    量機内部に設けた電気的に書換え可能な内部メモリに書
    込むステップと、 電源を遮断し、前記内部メモリを前記中央処理装置に接
    続するステップと、 再度電源を投入し、前記内部メモリに書込まれた前記プ
    ログラムを実行させるステップと、を順次経てなる測量
    機へのプログラムインストール方法。
  8. 【請求項8】 測距値又は測角値を得るための測量機本
    体の動作と前記測距値又は測角値に基づいて所定の測量
    値を算出する演算との少なくとも一方を行う中央処理装
    置を備えた測量機の組立方法において、 前記中央処理装置における動作と演算との少なくとも一
    方を行うためのプログラムと該プログラムをインストー
    ルするためのインストールプログラムとを格納する記憶
    手段を、該記憶手段を着脱可能とする、測量機内部に設
    けたメモリ装着手段に装着するステップと、 前記インストールプログラムを読み出し、前記記憶手段
    に格納された前記プログラムを前記測量機の内部に設け
    られた内部メモリに書込むステップと、 前記メモリ装着手段から前記記憶手段を取外し、該メモ
    リ装着手段を覆う外カバーを取付けるステップと、を順
    次経てなる測量機の組立方法。
JP9090125A 1997-03-25 1997-03-25 測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法 Pending JPH10269074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9090125A JPH10269074A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9090125A JPH10269074A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10269074A true JPH10269074A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13989794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9090125A Pending JPH10269074A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10269074A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022191A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Topcon Corp 測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022191A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Topcon Corp 測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5522076A (en) Computer system having BIOS (basic input/output system)-ROM (Read Only Memory) writing function
KR100415371B1 (ko) 컴퓨터
KR920022093A (ko) 복구가능한 베이식 펌웨어를 가진 컴퓨터시스템 동작방법
JPH07117920B2 (ja) 電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリーに常駐するファームウェアを更新する方法及び装置
US5933595A (en) Computer apparatus having electrically rewritable nonvolatile memory, and nonvolatile semiconductor memory
JPH06325185A (ja) マイクロプロセッサ、メモリ及び内部構成可能な周辺装置を備える集積回路
KR0121551B1 (ko) 컴퓨터를 사용한 메뉴 선택 기능을 구비한 휴대형 컴퓨터
JPH10269074A (ja) 測量機、測量機へのプログラムインストール方法及び測量機の組立方法
KR100228717B1 (ko) 레이저 프린터의 전원 오프 대처방법
JP2001117766A (ja) マスクromのパッチ機能を備えた情報処理装置
JP3659399B2 (ja) プログラマブルロジックコントローラ
KR19990019426A (ko) 플래쉬 메모리를 내장한 제어장치의 프로그램 관리방법
JPH04235632A (ja) プログラムローディング方法
JP2991199B2 (ja) 楽音信号形成装置
JP2004013299A (ja) 汎用プログラム起動方法
JPH111049A (ja) 画像処理装置
JPH08286948A (ja) ソフトウエア開発支援装置および方法
JP2000339152A (ja) アプリケーションプログラム変更方法
JP2002539542A (ja) 書き込みイネーブルビットを有するマイクロコントローラ
KR20000033437A (ko) 부트스트랩로더 기능 구현 장치
JP2000222290A (ja) バックアップメモリ装置とそのメモリ方法
JPH09258968A (ja) 制御装置
JPH06332691A (ja) ワンチップマイクロコンピュータを組み込むシステム
JPH1050086A (ja) Eepromを有するマイクロコンピュータ及びその書換方法
JPH1021068A (ja) 電子機器