JPH10268161A - 光ファイバの接続固定構造 - Google Patents

光ファイバの接続固定構造

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JPH10268161A
JPH10268161A JP8720797A JP8720797A JPH10268161A JP H10268161 A JPH10268161 A JP H10268161A JP 8720797 A JP8720797 A JP 8720797A JP 8720797 A JP8720797 A JP 8720797A JP H10268161 A JPH10268161 A JP H10268161A
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Hiroshi Maejima
紘 前島
Yoshihiro Horie
良洋 堀江
Shigeru Nishizawa
滋 西沢
Takahiro Asaga
孝博 浅賀
Migaku Yamazaki
磨 山崎
Shoichiro Taniguchi
省一郎 谷口
Makoto Kato
真 加藤
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種の接続形式をとることができ、しかも接続
固定部さらには光キャビネット自体の小型化を図ること
ができる光ファイバの接続固定部の構造を提供する。 【解決手段】平板状の基板の一面側には縦長溝が形成さ
れ、該縦長溝の縦方向の両側壁の中間位置に光ファイバ
のメカニカルスプライス接続用のU字形メカニカルスプ
ライス・ホルダが配置されるとともに、該U字形メカニ
カルスプライス・ホルダの両外側にSCコネクタ接続用
の一対のコネクタ・ホルダが配置され、該一対のコネク
タ・ホルダの相対向する内壁には前記SCコネクタのア
ダプタを保持するためのアダプタ・プレートを受容する
コネクタ・ホルダ溝が備えられ、該アダプタ・プレート
は前記コネクタ・ホルダ溝に受容された状態で二個の前
記SCコネクタのアダプタを差し込むための二個のSC
コネクタ・アダプタ差し込み口を備えた構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局側の光ファイバ
と宅内側の光ファイバとを相互接続するために用いられ
る屋外成端用光キャビネット(以下光キャビネットとい
う)における光ファイバの接続固定部の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光キャビネットにおける
光ファイバの接続固定部では、SCコネクタ接続の場合
には図10に示すように、アダプタ6にSCコネクタ4
を差し込み光ファイバ5を接続した状態でSCコネクタ
ホルダ1に装着しており、またメカニカルスプライス接
続又は融着接続の場合にはSCコネクタホルダ1に隣接
するように配置されたメカニカルスプライス,熱収縮ス
リーブホルダ2に保持されたメカニカルスプライス3又
は熱収縮スリーブにより光ファイバ5を接続固定してい
る。10はこれらのホルダ1,2を配置取付する基板で
ある。さらに、通常は、2心の光ファイバを相互接続す
るように、図10に示すように左右両側に接続固定箇所
が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の光キ
ャビネットにおいては、光ファイバの1つの接続ポイン
トに1つの固定箇所を設ける構造を採用しているため、
光キャビネット自体の寸法が大きくなる欠点がある。ま
た1心の光ファイバのみを接続する場合には、接続をし
ない側の接続固定箇所は無駄になる欠点がある。
【0004】本発明の目的は、従来の構造のこのような
欠点を解消し、各種の接続形式をとることができ、しか
も接続固定部さらには光キャビネット自体の小型化を図
ることができる光ファイバの接続固定部の構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による光ファイバの接続固定部の構造は、平
板状の基板上に、光ファイバの接続部を保持するホルダ
を形成した光ファイバの接続固定構造において、前記基
板の一面側には縦長溝が形成され、該縦長溝の縦方向の
両側壁の中間位置に前記光ファイバのメカニカルスプラ
イス接続用のメカニカルスプライスを該縦長溝の縦方向
に保持するための固定部を有するU字形メカニカルスプ
ライス・ホルダが配置されるとともに、該U字形メカニ
カルスプライス・ホルダの両外側にSCコネクタ接続用
のSCコネクタを該縦長溝の縦方向に保持するための一
対のコネクタ・ホルダが配置され、かつ該一対のコネク
タ・ホルダの相対向する内壁には前記SCコネクタのア
ダプタを保持するためのアダプタ・プレートを受容する
コネクタ・ホルダ溝が前記基板の面と直交する方向に備
えられ、該アダプタ・プレートは前記コネクタ・ホルダ
溝に受容された状態で二個の前記SCコネクタのアダプ
タを差し込むために前記基板の面から離れる方向に沿っ
て配置された二個のSCコネクタ・アダプタ差し込み口
を備えた構成を有するものである。前記アダプタ・プレ
ートの代わりに、前記U字形メカニカルスプライス・ホ
ルダの前記固定部に収容された前記メカニカルスプライ
スの横断面の外縁にはめ込まれる形状の切り込みを有す
るプレートが、前記コネクタ・ホルダ溝に受容可能なる
ように形成されて、前記メカニカルスプライスの前方へ
の脱落が防止されるように構成することができる。前記
U字形メカニカルスプライス・ホルダの各外壁と前記一
対のコネクタ・ホルダの各内壁との各間隔内に熱収縮ス
リーブが保持されるように該間隔の幅が定められ、か
つ、前記U字形メカニカルスプライス・ホルダの各外壁
の上端部と下端部には該熱収縮スリーブの縦方向の動き
をその上端と下端で制止するための凸起部を備えるよう
に形成することができる。前記U字形メカニカルスプラ
イス・ホルダの代わりに、前記光ファイバのメカニカル
スプライス接続用のメカニカルスプライス又は熱収縮ス
リーブを該縦長溝の縦方向にそれぞれ保持するために互
いに平行になるように形成された一対のホルダ溝が配置
されてもよい。前記一対のホルダ溝の各内壁には、前記
メカニカルスプライス又は前記熱収縮スリーブを側面か
ら締め付けて保持するための凸部を備えることができ
る。前記基板の縦長溝の両端部側の側壁は、前記一対の
メカニカルスプライス・ホルダに保持された前記メカニ
カルスプライスに接続されたか又は融着接続された前記
光ファイバが前記基板の表面に所要の曲率半径を保って
導出されるに必要な傾斜を有するように形成することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】SCコネクタ接続固定部を形成す
る一対のコネクタ・ホルダの内側に、メカニカルスプラ
イス接続固定用及び融着接続固定用のU字形メカニカル
スプライス・ホルダ又は平行な一対のホルダ溝が配置さ
れている。一対のコネクタ・ホルダには、SCコネクタ
を二個差し込むための二個のSCコネクタ差し込み口を
備えたアダプタ・プレート又はメカニカルスプライスを
押しつけるためのプレートが収容されている。この構造
により、一対のコネクタ・ホルダの所要スペースで、二
心までの光ファイバをSCコネクタで相互に接続固定す
ることができ、また、メカニカルスプライス接続又は融
着接続により、二心の光ファイバを相互に接続固定する
ことができる。従って、小型化された構造で、多種類の
接続形式で光ファイバの接続を実行することが可能であ
る。
【0007】
【実施例1】図1,図2,図3は、本発明による光ファ
イバの接続固定構造の実施例1を示す斜視図であり、図
4の(a)(b)(c)(d)(e)は同実施例の構成
を示す平面図,右側面図,左側面図,正面図及び背面図
である。これらの図において、30は基板、25は基板
30の一面上に形成された縦長溝,24はこの縦長溝2
5の縦方向の両側壁の中間位置に光ファイバ5のメカニ
カルスプライス接続用のメカニカルスプライス(テープ
心線用)20を縦長溝25の縦方向に保持するためのU
字形メカニカルスプライス・ホルダ、22はU字形メカ
ニカルスプライス・ホルダ24の両外側にSCコネクタ
接続用のSCコネクタ4を縦長溝25の縦方向に保持す
るための一対のコネクタ・ホルダ、21はSCコネクタ
4のアダプタ6を保持するためのアダプタ・プレート、
23はこのアダプタ・プレート21を受容するために一
対のコネクタ・ホルダ22の相対向する内壁に基板30
の面と直交する方向に備えられたコネクタ・ホルダ溝で
ある。アダプタ・プレート21は、図3の(b)に示す
ような構造を有しており、コネクタ・ホルダ溝23に受
容された状態で、二個のSCコネクタ4のアダプタ6
(図3の(d)参照)を差し込むために基板30の面か
ら離れる方向に沿って配置された二個のSCコネクタ・
アダプタ差し込み口29を備えている。図3の(d)に
示すコネクタ・アダプタ6において、27はSCコネク
タ4を差し込み保持するためのSCコネクタ差し込み口
であり、28はコネクタ・アダプタ6をアダプタ・プレ
ート21のSCコネクタ・アダプタ差し込み口29に差
し込んだ状態を維持するための止めばねである。図1
(b)と図3(c)に示す33は、U字形メカニカルス
プライス・ホルダ24に保持されたメカニカルスプライ
ス20を縦長溝25の底面に押しつけるためのプレート
である。
【0008】前記のように、本発明によるこの実施例1
の光ファイバの接続固定構造は、(a)SCコネクタ接
続による第1の接続固定形式、(b)メカニカルスプラ
イス接続による第2の接続固定形式、及び(c)融着接
続による第3の接続固定形式に適用することができる。 (a)第1の接続形式による場合には、図3(d)に示
すコネクタ・アダプタ6を、図3の(b)に示すアダプ
タ・プレート21のSCコネクタ・アダプタ差し込み口
29の上から止めばね28の弾力に抗して差し込み、こ
の差し込みが完全に行われたときに、止めばね28が図
3(d)に示すように復帰して、コネクタ・アダプタ6
はアダプタ・プレート21に固定される。この後で、コ
ネクタ・アダプタ6のSCコネクタ差し込み口27の上
下から光ファイバを接続したSCコネクタ4を差し込ん
で、このSCコネクタ差し込み口27の内部で上下のS
Cコネクタ4相互を結合させれば、上下の光ファイバ5
の相互接続固定が完了する。このアダプタ・プレート2
1を一対のコネクタ・ホルダ22のコネクタ・ホルダ溝
23に収容した状態が図1(a)に示されている。
【0009】(b)第2の接続形式をとる場合には、接
続すべき光ファイバを相互接続するように組立てられた
メカニカルスプライス20を、U字形メカニカルスプラ
イス・ホルダ24の中央の固定部32(図4(a)参
照)内に押し込み固定する。メカニカルスプライス・ホ
ルダ24の中央連結部24aにより、メカニカルスプラ
イス20の落下が防止される。この場合の固定状態を安
定に保持するために、U字形の一対のメカニカルスプラ
イス・ホルダ24の相対向する内壁の両端部又は中央部
等の一部分が他の部分よりも僅かに凹むか又は凸出する
ようにし、メカニカルスプライス・ホルダ24の実質上
の最短内壁間隔D1 (図4参照)がメカニカルスプライ
ス20の実質上の最大幅D2 (図1(b)参照)より僅
かに小になるように形成される。図2,図4(a)には
凸出部35を形成した場合を示している。このように押
し込まれたメカニカルスプライス20の保持状態を安定
に維持するために、図3(c)に示すプレート33を一
対のコネクタ・ホルダ22のコネクタ・ホルダ溝23に
沿って図2のように押入れ、その切り込み部33a内に
メカニカルスプライス20が収容された場合の接続固定
状態が、図1(b)に示されている。
【0010】(c)第3の接続形式をとる場合には、コ
ネクタ・ホルダ22とメカニカルスプライス・ホルダ2
4との間隔内に光ファイバ5を融着接続した熱収縮スリ
ーブ31を押し込み固定する。この保持状態を安定させ
るために、図4に示すようにU字形メカニカルスプライ
ス・ホルダ24の外縁に微小な凸出部35を形成して前
記の第3の接続形式をとる場合と同様にその間隔の実質
上の幅が熱収縮スリーブ31の実質上の最大幅より僅か
に小になるようにするとともに、メカニカルスプライス
・ホルダ24の両端部近傍に中央部24aより僅かに外
方に突出した凸起部24bを形成し、この凸起部24b
間に熱収縮スリーブ31が収容されるように形成されて
いる。また、光ファイバ5を無理なく引き出すために、
図2,図3,図4に示すように、コネクタ・ホルダ22
の内壁の延長面近傍に位置するように円柱突起34を設
けて、コネクタ・ホルダ22と円柱突起34との間から
ファイバ心線5が引き出されるようにする。この場合の
接続固定状態が図2に示されている。また、熱収縮スリ
ーブ31が手前に倒れてこないようにメカニカルスプラ
イス接続による第2の接続形式のようにプレート33ま
たはアダプタレート21をコネクタ・ホルダ溝23に差
し込む。アダプタプレート21やプレート32の保持は
図には示していないが、片方のコネクタ・ホルダ22の
外壁からアダプタプレート21の手前側の辺を経てもう
片方のコネクタ・ホルダ22の外壁へとマジックテープ
などで引き止めをしたり、光キャビネットの蓋などで上
からプレートを押さえるような保持手法などがある。
【0011】接続された光ファイバ5が基板30内の縦
長溝25の底に近い位置からその表面に引き出されると
きに、所要の曲率半径を保って無理なく導出されるよう
に、縦長溝25の底と基板30の表面間に傾斜部26が
設けられている。このように、縦長溝25を設けること
により、基板30の厚みをこの縦長溝25の位置で薄く
して、コネクタ・ホルダ22の高さを抑えることがで
き、全体の占有容積が小さくなる。
【0012】
【実施例2】図5,図6,図7,図8は、本発明による
光ファイバの接続固定構造の実施例2を示す斜視図であ
り、図9の(a)(b)(c)(d)(e)は同実施例
の構成を示す平面図,右側面図,左側面図,正面図及び
背面図である。これらの図において、30は基板、25
は基板30の一面上に形成された縦長溝,36はこの縦
長溝25の縦方向の両側壁の中間位置に光ファイバ5の
メカニカルスプライス接続用のメカニカルスプライス3
を縦長溝25の縦方向に保持するために互いに平行にな
るように形成された一対のホルダ溝、22は一対のホル
ダ溝36の両外側にSCコネクタ接続用のSCコネクタ
4を縦長溝25の縦方向に保持するための一対のコネク
タ・ホルダ、21はSCコネクタ4のアダプタ6を保持
するためのアダプタ・プレート、23はこのアダプタ・
プレート21を受容するために一対のコネクタ・ホルダ
22の相対向する内壁に基板30の面と直交する方向に
備えられたコネクタ・ホルダ溝である。アダプタ・プレ
ート21は、図8の(b)に示すような構造を有してお
り、コネクタ・ホルダ溝23に受容された状態で、二個
のSCコネクタ4のアダプタ6(図8の(c)参照)を
差し込むために基板30の面から離れる方向に沿って配
置された二個のSCコネクタ・アダプタ差し込み口29
を備えている。図8の(c)に示すコネクタ・アダプタ
6において、27はSCコネクタ4を差し込み保持する
ためのSCコネクタ差し込み口であり、28はコネクタ
・アダプタ6をアダプタ・プレート21のSCコネクタ
・アダプタ差し込み口29に差し込んだ状態を維持する
ための止めばねである。
【0013】前記のように、本発明によるこの実施例2
の光ファイバの接続固定構造は、(a)SCコネクタ接
続による第1の接続固定形式、(b)メカニカルスプラ
イス接続による第2の接続固定形式、及び(c)融着接
続による第3の接続固定形式に適用することができる。 (a)第1の接続形式による場合には、図8の(c)に
示すコネクタ・アダプタ6を、図8の(b)に示すアダ
プタ・プレート21のSCコネクタ・アダプタ差し込み
口29の上から止めばね28の弾力に抗して差し込み、
この差し込みが完全に行われたときに、止めばね28が
図8の(c)に示すように復帰して、コネクタ・アダプ
タ6はアダプタ・プレート21に固定される。この後
で、コネクタ・アダプタ6のSCコネクタ差し込み口2
7の上下から光ファイバを接続したSCコネクタ4を差
し込んで、このSCコネクタ差し込み口27の内部で上
下のSCコネクタ4相互を結合させれば、上下の光ファ
イバ5の相互接続固定が完了する。この状態が図5に示
されている。
【0014】(b)第2の接続形式をとる場合には、接
続すべき光ファイバを相互接続するように組立てられた
メカニカルスプライス3を、一対のホルダ溝36内に押
し込み固定する。この場合の固定状態を安定に保持する
ために、各ホルダ溝36の相対向する内壁の両端部又は
中央部等の一部分が他の部分よりも僅かに凸出する凸部
35を設けて、ホルダ溝36の実質上の最短内壁間隔D
1 (図9参照)がメカニカルスプライス3の実質上の最
大幅D2 (図6参照)より僅かに小になるように形成さ
れる。この第2の接続形式をとった場合の接続固定状態
が、図6に示されている。この場合に、一対のコネクタ
・ホルダ22のコネクタ・ホルダ溝23内に、図8
(b)に示すアダプタ・プレート21のようなプレート
を収容しておけば、メカニカルスプライス3の保持はさ
らに安定する。
【0015】(c)第3の接続形式をとる場合には、ホ
ルダ溝36内に光ファイバ5を融着接続した熱収縮スリ
ーブ31を押し込み固定する。この時、熱収縮スリーブ
31をその長さ方向の中心とホルダ溝の長さの中心を合
わせるようにしてホルダ溝36に押し込む。固定は上記
のメカニカルスプライス接続による第2の接続形式の場
合と同様に凸出部35によって行う。この場合にも、一
対のコネクタ・ホルダ22のコネクタ・ホルダ溝23内
に、図8(b)に示すアダプタ・プレート21のような
プレートを収容しておけば、熱収縮スリーブ31の保持
はさらに安定する。図7ではスリーブ31から出ている
光ファイバ心線5がホルダ溝36から直接に基板30の
表面に引き出されているが、ホルダ溝36の短辺36a
を光ファイバ心線5の保護のために傾斜部26のように
傾斜をとることも可能である。アダプタ・プレート21
やプレート33の保持は図には示してないが、片方のコ
ネクタ・ホルダ22の外壁からアダプタ・プレート21
の手前側の辺を経てもう片方のコネクタ・ホルダ22の
外壁へとマジックテープなどで行ったり、光キャビネッ
トの蓋などで上からプレートを押さえるような方法など
がある。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る光ファイバの接続固定構造は、前記の構成により次の
如き効果を得ることができる。 (1)SCコネクタ接続固定部の内側下部にメカニカル
スプライス接続固定部及び融着接続固定部を設けること
により、固定部空間の小スペース化を図ることができ、
これにより光キャビネット自体の小スペースを実現する
ことができる。 (2)本発明の接続固定部構造により、同じスペースで
1心又は2心の光ファイバを接続することができる。 (3)このような構造のため、各接続の光ファイバの相
互の着脱個堯を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による光ファイバの接続固定
構造をSCコネクタ接続による接続固定形式に適用した
場合(a)と、メカニカルスプライス接続による接続固
定形式に適用した場合(b)とを示す斜視図である。
【図2】本発明による光ファイバの接続固定構造を融着
接続による接続固定形式に適用した場合(c)とを示す
斜視図である。
【図3】本発明による光ファイバの接続固定構造の主要
部(a),アダプタプレート(b),(c)及びコネク
タ・アダプタ(d)の構造例を示す斜視図である。
【図4】本発明による図3に示す光ファイバの接続固定
構造における主要部の構造例を示す平面図(a),右側
面図(b),左側面図(c),正面図(d)及び背面図
(e)である。
【図5】本発明の実施例2による光ファイバの接続固定
構造をSCコネクタ接続による接続固定形式に適用した
場合を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例2による光ファイバの接続固定
構造をメカニカルスプライス接続による接続固定形式に
適用した場合を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例2による光ファイバの接続固定
構造を融着接続による接続固定形式に適用した場合を示
す斜視図である。
【図8】本発明の実施例2による光ファイバの接続固定
構造の主要部(a),アダプタプレート(b)及びコネ
クタ・アダプタ(c)の構造例を示す斜視図である。
【図9】本発明による図8に示す光ファイバの接続固定
構造における主要部の構造例を示す平面図(a),右側
面図(b),左側面図(c),正面図(d)及び背面図
(e)である。
【図10】従来の光ファイバの接続固定構造例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 SCコネクタホルダ 2 メカニカルスプライス・熱収縮スリーブホルダ 3 メカニカルスプライス 4 SCコネクタ 5 光ファイバ(心線) 6 コネクタ・アダプタ 10 基板 21 アダプタ・プレート 22 コネクタ・ホルダ 23 コネクタ・ホルダ溝 24 メカニカルスプライス・ホルダ 24a 中央連結部 24b 凸起部 25 縦長溝 26 傾斜部 27 SCコネクタ差し込み口 28 止めばね 29 SCコネクタ・アダプタ差し込み口 30 基板 31 熱収縮スリーブ 32 固定部 33 プレート 34 円柱突起 35 凸出部 36 ホルダ溝 36a ホルダ溝の短辺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 良洋 横浜市港北区樽町三丁目2番30号 東京通 信機工業株式会社内 (72)発明者 西沢 滋 東京都豊島区高田三丁目18番14号 株式会 社白山製作所内 (72)発明者 浅賀 孝博 東京都豊島区高田三丁目18番14号 株式会 社白山製作所内 (72)発明者 山崎 磨 東京都豊島区高田三丁目18番14号 株式会 社白山製作所内 (72)発明者 谷口 省一郎 東京都目黒区下目黒二丁目17番7号 大東 通信機株式会社内 (72)発明者 加藤 真 東京都目黒区下目黒二丁目17番7号 大東 通信機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の基板上に、光ファイバの接続部
    を保持するホルダを形成した光ファイバの接続固定構造
    において、 前記基板の一面側には縦長溝が形成され、 該縦長溝の縦方向の両側壁の中間位置に前記光ファイバ
    のメカニカルスプライス接続用のメカニカルスプライス
    を該縦長溝の縦方向に保持するための固定部を有するU
    字形メカニカルスプライス・ホルダが配置されるととも
    に、該U字形メカニカルスプライス・ホルダの両外側に
    SCコネクタ接続用のSCコネクタを該縦長溝の縦方向
    に保持するための一対のコネクタ・ホルダが配置され、
    かつ該一対のコネクタ・ホルダの相対向する内壁には前
    記SCコネクタのアダプタを保持するためのアダプタ・
    プレートを受容するコネクタ・ホルダ溝が前記基板の面
    と直交する方向に備えられ、 該アダプタ・プレートは前記コネクタ・ホルダ溝に受容
    された状態で二個の前記SCコネクタのアダプタを差し
    込むために前記基板の面から離れる方向に沿って配置さ
    れた二個のSCコネクタ・アダプタ差し込み口を備えた
    ことを特徴とする光ファイバの接続固定構造。
  2. 【請求項2】 前記アダプタ・プレートの代わりに、前
    記U字形メカニカルスプライス・ホルダの前記固定部に
    収容された前記メカニカルスプライスの横断面の外縁に
    はめ込まれる形状の切り込みを有するプレートが、前記
    コネクタ・ホルダ溝に受容可能なるように形成されて、
    前記メカニカルスプライスの前方への脱落が防止される
    ように構成された請求項1に記載の光ファイバの接続固
    定構造。
  3. 【請求項3】 前記U字形メカニカルスプライス・ホル
    ダの各外壁と前記一対のコネクタ・ホルダの各内壁との
    各間隔内に熱収縮スリーブが保持されるように該間隔の
    幅が定められ、かつ、前記U字形メカニカルスプライス
    ・ホルダの各外壁の上端部と下端部には該熱収縮スリー
    ブの縦方向の動きをその上端と下端で制止するための凸
    起部を備えるように形成されたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の光ファイバの接続固定構造。
  4. 【請求項4】 平板状の基板上に、光ファイバの接続部
    を保持するホルダを形成した光ファイバの接続固定構造
    において、 前記基板の一面側には縦長溝が形成され、 該縦長溝の縦方向の両側壁の中間位置に前記光ファイバ
    のメカニカルスプライス接続用のメカニカルスプライス
    又は熱収縮スリーブを該縦長溝の縦方向にそれぞれ保持
    するために互いに平行になるように形成された一対のホ
    ルダ溝が配置されるとともに、該一対のホルダ溝の両外
    側にSCコネクタ接続用のSCコネクタを該縦長溝の縦
    方向に保持するための一対のコネクタ・ホルダが配置さ
    れ、かつ該一対のコネクタ・ホルダの相対向する内壁に
    は前記SCコネクタのアダプタを保持するためのアダプ
    タ・プレートを受容するコネクタ・ホルダ溝が前記基板
    の面と直交する方向に備えられ、 該アダプタ・プレートは前記コネクタ・ホルダ溝に受容
    された状態で二個の前記SCコネクタのアダプタを差し
    込むために前記基板の面から離れる方向に沿って配置さ
    れた二個のSCコネクタ・アダプタ差し込み口を備えた
    ことを特徴とする光ファイバの接続固定構造。
  5. 【請求項5】 前記一対のホルダ溝の各内壁には、前記
    メカニカルスプライス又は前記熱収縮スリーブを側面か
    ら締め付けて保持するための凸部を備えたことを特徴と
    する請求項4に記載の光ファイバの接続固定構造。
  6. 【請求項6】 前記基板の縦長溝の両端部側の側壁は、
    前記一対のメカニカルスプライス・ホルダに保持された
    前記メカニカルスプライスに接続されたか又は融着接続
    された前記光ファイバが前記基板の表面に所要の曲率半
    径を保って導出されるに必要な傾斜を有するように形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに
    記載の光ファイバの接続固定構造。
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