JPH10267790A - 光ファイバのコア径測定方法 - Google Patents
光ファイバのコア径測定方法Info
- Publication number
- JPH10267790A JPH10267790A JP7759397A JP7759397A JPH10267790A JP H10267790 A JPH10267790 A JP H10267790A JP 7759397 A JP7759397 A JP 7759397A JP 7759397 A JP7759397 A JP 7759397A JP H10267790 A JPH10267790 A JP H10267790A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light intensity
- type
- optical fiber
- core diameter
- measuring
- Prior art date
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- Pending
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マルチモード光ファイバのコア径の正確な測
定方法が要望されている。 【解決手段】 本発明は、被測定光ファイバの出射光強
度分布を測定し、光強度分布がGI型のコア部中心から
SI型のクラッド部方向への急激に変化するGI−SI
境界を求め、該境界における光強度の50%の値を閾値
とし、光強度が閾値と等しくなる分布位置を結ぶ長さ
(直径)を求めてコア径とすることを特徴とする光ファ
イバのコア径測定方法に関するもので、特にGI型とS
I型の中間タイプのマルチモード光ファイバのコア径測
定に優れたものである。
定方法が要望されている。 【解決手段】 本発明は、被測定光ファイバの出射光強
度分布を測定し、光強度分布がGI型のコア部中心から
SI型のクラッド部方向への急激に変化するGI−SI
境界を求め、該境界における光強度の50%の値を閾値
とし、光強度が閾値と等しくなる分布位置を結ぶ長さ
(直径)を求めてコア径とすることを特徴とする光ファ
イバのコア径測定方法に関するもので、特にGI型とS
I型の中間タイプのマルチモード光ファイバのコア径測
定に優れたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチモード光ファ
イバのコア径を的確かつ正確に測定する光ファイバのコ
ア径測定方法に関するものである。
イバのコア径を的確かつ正確に測定する光ファイバのコ
ア径測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバには図5に示すようなステッ
プインデックス(SI)型と図4に示すようなグレーデ
ッドインデックス型(GI)の2種類がある。これら光
ファイバのコア径の測定方法は「マルチモードファイバ
の幾何学的パラメータに関するITU−T国際標準(G
−651)」で次のように規定している。即ち、被測定
光ファイバの出射光強度分布を測定し、図4に示すよう
に、光強度の分布曲線1から最大光強度2を求め、この
値に0.05(5%)を掛けた光強度の所3をコアの端
としてコア径dを測定(算出)する。なお、「最大光強
度の何%をコア径の端とするか」をコアのK値と呼んで
いる。このKを0.05として測定する方法は図4に示
すように、GI型の光ファイバでは正確にコア径を測定
できるが、図5に示すSI型ではコア径を過大に測定す
ることになるため、SI型では実際にはK=50%とし
て算出している。
プインデックス(SI)型と図4に示すようなグレーデ
ッドインデックス型(GI)の2種類がある。これら光
ファイバのコア径の測定方法は「マルチモードファイバ
の幾何学的パラメータに関するITU−T国際標準(G
−651)」で次のように規定している。即ち、被測定
光ファイバの出射光強度分布を測定し、図4に示すよう
に、光強度の分布曲線1から最大光強度2を求め、この
値に0.05(5%)を掛けた光強度の所3をコアの端
としてコア径dを測定(算出)する。なお、「最大光強
度の何%をコア径の端とするか」をコアのK値と呼んで
いる。このKを0.05として測定する方法は図4に示
すように、GI型の光ファイバでは正確にコア径を測定
できるが、図5に示すSI型ではコア径を過大に測定す
ることになるため、SI型では実際にはK=50%とし
て算出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、マルチモードフ
ァイバとしてSI型とGI型とを合わせたような、図1
に示す光強度分布(屈折率分布)を有する光ファイバが
開発されている。このタイプ(以下中間タイプという)
の光ファイバは図示するようにコアaとクラッドbとの
境界近傍ではSI型と同じように分布曲線13はほぼ垂
直状に直線的に立ち上がり、続いてコア中心に向かって
GI型のように放物線状の曲線14となっている。中間
タイプのマルチモードファイバのコア径Dを求めるため
に、GI型またはSI型のK値を当てはめようとすると
正確な値が得られない。即ち、GI型のK=5%を当て
はめると裾の部分にコアの端があることとなり、実際の
径より大きく測定される。一方、SI型のK=50%を
当てはめるとコアの端が曲線で変化する部分(GI部
分)にあることとなり、コア径が小さく測定される。従
って、中間タイプのマルチモードファイバのコア径測定
にK値を採用することは出来ないことになる。中間タイ
プのファイバの光強度分布(屈折率の変化)は図1に示
すようにコアaの最大光強度2を中心として左右に放物
線状に光強度が低下するGI部分14を経て、ほぼ直線
状に光強度が低下するSI部分13へと移り、クラッド
bへと至る。本発明は上記したGI部分14からSI部
分13に光強度が変化する境界15を、例えば光強度分
布の2次微分が急激に変化した所と定め、この定められ
た位置を基準としてコア径Dを求めるコア径の測定方法
に関するものである。
ァイバとしてSI型とGI型とを合わせたような、図1
に示す光強度分布(屈折率分布)を有する光ファイバが
開発されている。このタイプ(以下中間タイプという)
の光ファイバは図示するようにコアaとクラッドbとの
境界近傍ではSI型と同じように分布曲線13はほぼ垂
直状に直線的に立ち上がり、続いてコア中心に向かって
GI型のように放物線状の曲線14となっている。中間
タイプのマルチモードファイバのコア径Dを求めるため
に、GI型またはSI型のK値を当てはめようとすると
正確な値が得られない。即ち、GI型のK=5%を当て
はめると裾の部分にコアの端があることとなり、実際の
径より大きく測定される。一方、SI型のK=50%を
当てはめるとコアの端が曲線で変化する部分(GI部
分)にあることとなり、コア径が小さく測定される。従
って、中間タイプのマルチモードファイバのコア径測定
にK値を採用することは出来ないことになる。中間タイ
プのファイバの光強度分布(屈折率の変化)は図1に示
すようにコアaの最大光強度2を中心として左右に放物
線状に光強度が低下するGI部分14を経て、ほぼ直線
状に光強度が低下するSI部分13へと移り、クラッド
bへと至る。本発明は上記したGI部分14からSI部
分13に光強度が変化する境界15を、例えば光強度分
布の2次微分が急激に変化した所と定め、この定められ
た位置を基準としてコア径Dを求めるコア径の測定方法
に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定光ファイバの出射光強度分布を測定し、光強度分
布がGI型のコア部中心からSI型のクラッド部方向へ
の急激に変化するGI−SI境界を求め、該境界におけ
る光強度の50%の値を閾値とし、光強度が閾値と等し
くなる分布位置を結ぶ長さ(直径)を求めてコア径とす
ることを特徴とする光ファイバのコア径測定方法に関す
るものである。請求項2に記載の発明は、光強度が急激
に減少する境界を光強度分布の2次微分で求めることを
特徴とする請求項1記載の光ファイバのコア径測定方法
である。
被測定光ファイバの出射光強度分布を測定し、光強度分
布がGI型のコア部中心からSI型のクラッド部方向へ
の急激に変化するGI−SI境界を求め、該境界におけ
る光強度の50%の値を閾値とし、光強度が閾値と等し
くなる分布位置を結ぶ長さ(直径)を求めてコア径とす
ることを特徴とする光ファイバのコア径測定方法に関す
るものである。請求項2に記載の発明は、光強度が急激
に減少する境界を光強度分布の2次微分で求めることを
特徴とする請求項1記載の光ファイバのコア径測定方法
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1に示す
典型的な中間タイプのマルチモードファイバのコア径D
を測定する例につき手順に従って詳細に説明する。 1.マルチモードファイバの光強度を測定する。 2.得られた測定光強度をマルチモードファイバの直径
に従ってN等分(Nは整数)し、それぞれの位置の光強
度を求める。この光強度をIi とする。 3.各測定光強度Ii から2次微分Δ2 Ii を差分法に
よって計算する。 4.2次微分Δ2 Ii の絶対値が最大になる位置IMAX
を求め、IMAX+1 の位置をSI−GI境界とする。 5.求めたSI−GI境界の光強度を求め、その50%
をコアの端部の光強度とする。
典型的な中間タイプのマルチモードファイバのコア径D
を測定する例につき手順に従って詳細に説明する。 1.マルチモードファイバの光強度を測定する。 2.得られた測定光強度をマルチモードファイバの直径
に従ってN等分(Nは整数)し、それぞれの位置の光強
度を求める。この光強度をIi とする。 3.各測定光強度Ii から2次微分Δ2 Ii を差分法に
よって計算する。 4.2次微分Δ2 Ii の絶対値が最大になる位置IMAX
を求め、IMAX+1 の位置をSI−GI境界とする。 5.求めたSI−GI境界の光強度を求め、その50%
をコアの端部の光強度とする。
【0006】以下の表に図1に示す光強度のマルチモー
ドファイバを直径に従って67等分し、その測定位置i
に対する光強度Ii を測定し、ΔIi 、Δ2 Ii を計算
した例を示すとともに、図2、図3にその結果をグラフ
として示す。
ドファイバを直径に従って67等分し、その測定位置i
に対する光強度Ii を測定し、ΔIi 、Δ2 Ii を計算
した例を示すとともに、図2、図3にその結果をグラフ
として示す。
【0007】
【表1】
【表2】
【表3】
【0008】
【表4】
【表5】
【表6】
【0009】
【表7】
【0010】表1〜7および図3から明らかなように、
IMAX は光強度−28のIi =3の位置と、−29のI
i =63の位置となり、この結果からSI−GI境界、
即ち、IMAX+1 の位置Ii は4と64の位置となる。こ
の4と64の位置の光強度は共に101であり、閾値は
101の半分の50.5となる。従って、光強度分布の
光強度50.5の位置の分布幅を計ればコア径Dとな
る。
IMAX は光強度−28のIi =3の位置と、−29のI
i =63の位置となり、この結果からSI−GI境界、
即ち、IMAX+1 の位置Ii は4と64の位置となる。こ
の4と64の位置の光強度は共に101であり、閾値は
101の半分の50.5となる。従って、光強度分布の
光強度50.5の位置の分布幅を計ればコア径Dとな
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、中間タイプのマルチモ
ードファイバのコア径を正確に測定することがでる。
ードファイバのコア径を正確に測定することがでる。
【図1】中間タイプマルチモードファイバの光強度分布
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】図1に示す光強度分布を1次微分したグラフで
ある。
ある。
【図3】図1に示す光強度分布を2次微分したグラフで
ある。
ある。
【図4】GI型ファイバの光強度分布を示す説明図であ
る。
る。
【図5】SI型ファイバの光強度分布を示す説明図であ
る。
る。
1 光ファイバの出射光強度分布曲線 2 最大光強度 13 SI型の光強度分布曲線 14 GI型の光強度分布曲線
Claims (2)
- 【請求項1】 被測定光ファイバの出射光強度分布を測
定し、光強度分布がGI型のコア部中心からSI型のク
ラッド部方向への急激に変化するGI−SI境界を求
め、該境界における光強度の50%の値を閾値とし、光
強度が閾値と等しくなる分布位置を結ぶ長さ(直径)を
求めてコア径とすることを特徴とする光ファイバのコア
径測定方法に関するものである。 - 【請求項2】 GI−SI境界を光強度分布の2次微分
が急激に変化する部分で求めることを特徴とする請求項
1記載の光ファイバのコア径測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7759397A JPH10267790A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 光ファイバのコア径測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7759397A JPH10267790A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 光ファイバのコア径測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267790A true JPH10267790A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13638268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7759397A Pending JPH10267790A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 光ファイバのコア径測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10267790A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004506177A (ja) * | 2000-06-20 | 2004-02-26 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) | 光ファイバの種類の決定 |
CN102207374A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 梁红 | 偏振光干涉法测量拉锥光纤直径的方法 |
CN102207375A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 梁红 | 一种新的测量光纤直径的装置 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7759397A patent/JPH10267790A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004506177A (ja) * | 2000-06-20 | 2004-02-26 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) | 光ファイバの種類の決定 |
JP4856840B2 (ja) * | 2000-06-20 | 2012-01-18 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 光ファイバの種類の決定 |
CN102207374A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 梁红 | 偏振光干涉法测量拉锥光纤直径的方法 |
CN102207375A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 梁红 | 一种新的测量光纤直径的装置 |
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