JPH09229816A - カットオフ波長の測定方法 - Google Patents

カットオフ波長の測定方法

Info

Publication number
JPH09229816A
JPH09229816A JP6045396A JP6045396A JPH09229816A JP H09229816 A JPH09229816 A JP H09229816A JP 6045396 A JP6045396 A JP 6045396A JP 6045396 A JP6045396 A JP 6045396A JP H09229816 A JPH09229816 A JP H09229816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber
guide
cutoff wavelength
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6045396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuji Hisaka
優二 飛坂
Hideo Hirasawa
秀夫 平沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP6045396A priority Critical patent/JPH09229816A/ja
Publication of JPH09229816A publication Critical patent/JPH09229816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光ファイバのカットオフ波長の測定時におけ
るハンプの発生を抑え、測定精度の高い測定方法を提供
する。 【解決手段】 本発明によるカットオフ波長の測定方法
は、試料長2mの光ファイバに直径 280mmの曲げを加え
たときの透過光パワーP1 と、この光ファイバに直径60
mmの曲げを加えたときの透過光パワーP2 とのパワー比
が 0.1dBとなる最長の波長をカットオフ波長とするカッ
トオフ波長の測定方法において、光ファイバにねじりを
加えて透過光パワーを測定することを特徴とするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカットオフ波長の測
定方法、特にはシングルモード光ファイバのカットオフ
波長の測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シングルモード光ファイバにおいて重要
な特性であるカットオフ波長の測定方法は、現在 Inter
national Telecommunication Union-T(ITU−T)に
て次のような曲げ法を勧告している。この曲げ法による
カットオフ波長の測定方法は、図1(a)、(b)に示
すように、試料2mの光ファイバに直径 280mmの曲げを
加えたとき(図1(a))の透過光パワーP1 と、この
光ファイバに直径60mmの曲げを加えたとき(図1
(b))の透過光パワーP2 とのパワー比が 0.1dBとな
る最長の波長をカットオフ波長とする測定方法であり、
この方法により測定されたカットオフ波長は図3におい
てλcで示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このカットオ
フ波長の測定法には、図7に示したようにカットオフ波
長λc付近にこぶ状のものが発生する。これはハンプ
(Hump)と呼ばれているが、これは測定毎に発生したり
しなかったりするため、カットオフ波長の測定値の再現
性を悪化させる原因となる。したがって、チャート上の
ハンプを除去してカットオフ波長を推定する手段なども
検討されているが、これらは本来のカットオフ波長を推
定するに過ぎないので、それ以上の測定精度の向上は困
難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、問題点を解決して、測定精度を向上させたカットオ
フ波長の測定方法に関するもので、これは試料長2mの
光ファイバに直径 280mmの曲げを加えたときの透過光パ
ワーP1 と、この光ファイバに直径60mmの曲げを加えた
ときの透過光パワーP2 とのパワー比が 0.1dBとなる最
長の波長をカットオフ波長とするカットオフ波長の測定
方法において、光ファイバにねじりを加えて透過光パワ
ーを測定することを特徴とするものである。
【0005】まず、本発明者らは従来法により光ファイ
バに曲がりを加えて透過光パワーを測定すると、図7に
示したようにハンプの発生することから、ハンプの発生
メカニズムをしらべたところ、図5、図6に示されてい
るように曲がりの加えられた部分には、放射モードに変
換された光がクラッドとコーティング層(図5)、コー
ティング層と空気層(図6)のそれぞれの境界面での屈
折率差によりクラッド内やコーティング層内に閉じ込め
られ、これがクラッド内あるいはコーティング層内を伝
搬し、最終的に出射端面まで伝搬するウイスパリング・
ギャラリー・モード(WGモード)が原因とされてい
る。
【0006】しかし、本発明者らは実験により、WGモ
ードは光ファイバにねじりを加えると伝搬されなくなる
ことを見出し、光ファイバに曲がりを加えてカットオフ
波長を測定するときに、光ファイバにねじりを加えれば
ハンプの発生が抑制され、カットオフ波長の測定精度が
向上することを確認して本発明を完成させた。
【0007】
【発明の実施の形態】ねじりは光ファイバに曲げを加え
たときに加えるのであるが、これは光ファイバに直径 2
80mmの曲げを加えたとき、または直径60mmの曲げを加え
たときのいずれか、あるいは両方の場合であってもよ
く、好ましくは直径280 mmの曲げを加えたときがよい。
ねじりの回数は1回でも、2回以上の複数回としても
よいが、ハンプの発生を抑えるには1回以上とすればよ
い。またねじりの方向は光ファイバに対し、右回り、左
回りのいずれでもよい。
【0008】図1(a),(b)は曲げ法によるカット
オフ波長の測定方法の概略図を示したもので、本発明は
直径が 125μmで長さが2mの光ファイバに直径 280mm
の曲げを加えたとき(図1(a))の透過光パワーP1
と、この光ファイバに直径60mmの曲げを加えたとき(図
1(b))の透過光パワーP2 との比が 0.1dBとなる最
長の波長をカットオフ波長とするカットオフ波長の測定
方法において、光ファイバにねじりを加えて透過光パワ
ーを測定するものである。正確な曲げ径およびねじりを
加えるために図4(a)、(b)に示すような治具を用
いるとよい。図4(a)はφ280mm の場合の治具の平面
図を、また図4(b)はそのA…A’断面図を示したも
ので、この治具はベース板3の上にガイド1、ガイド2
が配置された構成であり、ガイド1は光ファイバ5の直
線部を、又ガイド2は光ファイバ5の円形部を挿み込む
ためのもので、各ガイド1、2はテーパー溝4を有して
おり、ねじりを加えられた光ファイバ5はテーパー溝4
に閉じ込められて固定できるようになっている。光ファ
イバ5は一方の端を固定し、他端にねじりを加えた後、
ガイド1の直線部、ガイド2の円形部、ガイド1の直線
部の順に各テーパー溝4に挿み込み固定される。このね
じりは光ファイバ端部を保持具で固定することにより光
ファイバに閉じ込められ、ねじりによって発生する光フ
ァイバの乱れはテーパー溝4により抑えられる。
【0009】
【実施例】次に実施例、比較例を述べるが、これは本発
明を限定するものではない。 実施例1、比較例 カットオフ波長の測定は図1(a)(b)の方法でシン
グルモード光ファイバに直径 280mmの曲げを加えたとき
と、直径60mmの曲げを加えたときにそれぞれ透過光パワ
ーを測定したが、直径280 mmの曲げを加えたときに、光
ファイバにねじりを0〜5回加えて透過光パワーを測定
したところ、図2に示す結果が得られた。それによると
カットオフ波長はねじりの方向(右回し、左回し)によ
って実線に示したとおりの結果が得られ、鎖線で示すよ
うにハンプの発生が完全に抑制され、ねじりを加えない
場合にはハンプが発生した。
【0010】実施例2、比較例2 また実施例1において、別のシングルモード光ファイバ
を用いて、ねじりを1回加えて10回くり返してカットオ
フ波長を測定した場合とねじりを加えないで10回くり返
してカットオフ波長を測定した場合の結果を表1に示す
が、その結果、ねじりを加えてカットオフ波長を測定し
たときには分布の小さい正確なカットオフ波長が得ら
れ、再現性もよいことが確認された。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】本発明によると、カットオフ波長の測定
方法の際のハンプの発生が抑えられるため、精度の高い
カットオフ波長の測定を再現性よく行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲げ法の光ファイバのカットオフ波長の測定方
法の概略図を示したもので、(a)は光ファイバに直径
280mmの曲げを加えたときの、(b)は光ファイバに直
径 60mm の曲げを加えたときの状態を示したものであ
る。
【図2】実施例1、比較例1における、光ファイバのね
じりとハンプの発生、カットオフ波長の測定結果を示し
たグラフである。
【図3】従来の測定方法で測定された正常なカットオフ
波長の測定結果を示した図である。
【図4】光ファイバのカットオフ波長を測定するための
治具で(a)は平面図を、(b)はA…A’の断面図を
示したものである。
【図5】光ファイバの曲げ部におけるクラッドとコーテ
ィング層の屈折率差によるWGモードの説明図を示した
ものである。
【図6】光ファイバの曲げ部におけるコーティング層と
空気層との屈折率差によるWGモードの説明図を示した
ものである。
【図7】従来の測定方法で測定されたハンプが発生して
いるカットオフ波長の測定結果を示した図である。
【符号の説明】
1…ガイド1 2…ガイド2 3…ベース板 4…テーパー溝 5…光ファイバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料長2mの光ファイバに直径 280mmの
    曲げを加えたときの透過光パワーP1 と、この光ファイ
    バに直径60mmの曲げを加えたときの透過光パワーP2 と
    のパワー比が 0.1dBとなる最長の波長をカットオフ波長
    とするカットオフ波長の測定方法において、光ファイバ
    にねじりを加えて透過光パワーを測定することを特徴と
    するカットオフ波長の測定方法。
JP6045396A 1995-12-20 1996-03-18 カットオフ波長の測定方法 Pending JPH09229816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6045396A JPH09229816A (ja) 1995-12-20 1996-03-18 カットオフ波長の測定方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-331293 1995-12-20
JP33129395 1995-12-20
JP6045396A JPH09229816A (ja) 1995-12-20 1996-03-18 カットオフ波長の測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09229816A true JPH09229816A (ja) 1997-09-05

Family

ID=26401524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6045396A Pending JPH09229816A (ja) 1995-12-20 1996-03-18 カットオフ波長の測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09229816A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008710A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Sumitomo Electric Ind Ltd カットオフ波長の測定方法
JP2012230051A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Sumitomo Electric Ind Ltd カットオフ波長測定方法
JP2014145740A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバのカットオフ波長の測定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008710A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Sumitomo Electric Ind Ltd カットオフ波長の測定方法
JP2012230051A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Sumitomo Electric Ind Ltd カットオフ波長測定方法
JP2014145740A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバのカットオフ波長の測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103162938B (zh) 用于表征光纤的光学性质的方法
JP2012208497A (ja) マルチモード光ファイバ
US6798962B2 (en) Broadband access optimized fiber and method of making
JPH09229816A (ja) カットオフ波長の測定方法
Anderson et al. Length dependence of the effective cutoff wavelength in single-mode fibers
JP2012150002A (ja) 遮断波長測定方法および動作モード判定方法、並びにその装置
CN112082733A (zh) 一种无压力式光纤微弯附加损耗测试装置、测试系统及测试方法
JP5770517B2 (ja) 光ファイバのカットオフ波長測定方法
JP2010139381A (ja) 光ファイバのシングルモード伝送の確認方法、カットオフ波長の測定方法および装置
JP3137585B2 (ja) マイクロベンディング量の測定方法
JP2006350265A (ja) 高非線形光ファイバ及び高非線形光ファイバモジュール
JPH05272920A (ja) 光ファイバ変位計
JP4322630B2 (ja) 単一モード光ファイバの遮断波長特性の評価方法
JP7376410B2 (ja) 測定方法及び測定装置
JP4082592B2 (ja) 単一モード光ファイバの特性分布評価法及びその装置
US20230288289A1 (en) Several mode fiber test method and several mode fiber test device
JPS5830561B2 (ja) 広開口ファイバ−
JPS58191950A (ja) 光損失測定方法
JP2005187242A (ja) 光ファイバのエッチング方法
JPH10104122A (ja) 光ファイバのモードフィールド径の測定方法
JPS6222124B2 (ja)
JPH10160633A (ja) 単一モード光ファイバの特性評価方法
JPS63214638A (ja) 光フアイバコア径測定方法
JP2003156647A (ja) 偏波保持光ファイバ
Fang Equivalent step-index-fiber method for multicladding fibers