JP2005518564A - ブロードバンドアクセス用ファイバ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
コア及びクラッドを含む光ファイバがここに開示される。コアは、約2から約8の範囲内にあるアルファパラメータ、約0.3%から約0.5%の範囲内にあるコア及びクラッド間の最大屈折率パーセント差、約6.0から約16.0μmの範囲内にあるコア直径を有する。該光ファイバは、少なくとも850nmで約0.6GHz−kmの帯域幅を有しており、1300nm未満の波長でマルチモード動作をなし、且つ、少なくとも約1300nmの波長でシングルモード動作をなす。また、該ファイバのインターモダルノイズは大きく減じられている。更に、かかるファイバの設計方法、及びかかるファイバによって与えられるファイバ光学システム、このファイバ光学システムの動作方法が開示される。
Description
本発明は、データ通信用光ファイバに関し、より詳細には、約1300nmよりも短い波長でマルチモード動作をなし、約1300nmよりも長い波長でシングルモード動作をなすことが可能な、減じられたインターモダルノイズを有する光ファイバに関する。
一般家庭や小オフィス向けの配線として用いられている光ファイバの帯域幅は狭く、好まくない。現在、850nmマルチモードファイバが家庭用や小オフィス向け配線に用いられている。この理由は、このファイバとともに使用されるさまざまなシステム構成部品(例えば、レーザ、受信機)が安価だからである。しかしながら、通常の850nmマルチモードファイバは、比較的低いビットレートを支持できるに過ぎない。
より高い帯域幅のシステムにグレードアップするためには、典型的には、既設のファイバの交換が必要とされる。通常の850nmマルチモードファイバは、より高いビットレートの構成部品(例えば、1300nmシングルモードレーザ及び受信機など)とは互換性を有しない。したがって、通常の850nmマルチモードシステムを、構成部品を全く交換することなく、特にファイバを交換することなく、より高いビットレートシステムにアップグレードすることは不可能なのである。典型的には、通常の850nmマルチモードシステムをより高いビットレートシステムにアップグレードするためには、通常の850nmマルチモードファイバを、コーニング社製SMF−28TMシングルモード光ファイバの如き、1300nmシングルモードファイバと取り替えることが行われる。
既設のファイバの交換は高価である。例えば、850nmマルチモードファイバを交換するためには、旧ファイバを掘り起こして、その場所に新規なファイバを敷設しなければならない。その上、ファイバの交換は、家庭若しくはオフィスへのインストールのための大規模な再構築を必要とするのである。このように、ファイバ交換はしばしば高価且つ時間のかかるプロセスとなる。
旧ファイバを交換して新規なファイバを敷設するよりはむしろ、まず最初に850nmでマルチモード動作し、且つ、1300nmでシングルモード動作し得るファイバを最初から敷設してしまうことが好ましかった。すなわち、この種のファイバを有するシステムをアップグレードするためには、システムコンポーネントを交換するだけで済むのである。850nmでマルチモード動作をなし、且つ、1300nmでシングルモード動作可能な実験的なファイバが文献において報告されているが、それらのファイバはステップインデックス型であって、850nmで非常に低い帯域幅を有する傾向があった。したがって、850nmでのマルチモード動作をなし、且つ、1300nmでシングルモード動作することが可能な、大なる帯域幅を有するファイバが望まれた。
マルチモードファイバに関する更なる課題は、インターモダルノイズである。インターモダルノイズは、異なる相のモード間での光学干渉を原因として、光ファイバ出力位置において光強度を変化させる。このインターモダルノイズを生じさせ得る相変化は、多くの因子が単独若しくは組み合わせられて生じているのである。これらの因子の例として、光源波長の変化とともに、温度変化、(移動若しくは振動を含む)機械的な歪みなどが含まれる。
インターモダルノイズは、例えばレーザの如き、高度な干渉性光源に使用されるマルチモードファイバにおいても共通した課題となる。これは、モード間の相対的な干渉性から、モードの互いの干渉によって光の強度に影響を与えるものである。例えば、LEDのような、より低度なコヒーレント光源は、短い干渉長さを有し、故に、ファイバの非常に短い長さでのみインターモダルノイズの問題を生じる。しかしながら、LED光源は多色性であって、これによってファイバに顕著なパルスの拡幅を生じる。パルスが拡がると帯域幅が減少するので、これは問題である。したがって、インターモダルノイズを起こさないコヒーレント光源での動作のために設計されたファイバが好ましい。
光ファイバがここに開示される。当該光ファイバは、コア及びクラッドを含む。コアは、約2から約8の範囲内のアルファパラメータを有するアルファ分布を含み、約0.26%から約0.5%の範囲内にあるコア及びクラッド間の最大屈折率パーセント差、及び、約6.0から約16.0μmの範囲内にあるコア径を有する屈折率分布を有する。当該光ファイバは、少なくとも850nmで約0.6GHz−kmの帯域幅を有し、1300nm未満の波長でマルチモード動作をなすように構成されている。少なくとも約1300nmの波長でシングルモード動作するように、光ファイバのカットオフ波長は約1050nmから1300nmまでの範囲内にある。
好適な実施例において、コア径は約6.0から14.0μmの範囲内にある。好適には、最大屈折率パーセント差は約0.3%から0.4%の範囲内にある。また、アルファパラメータの好ましき範囲は、約2から約4までである。ここに開示される光ファイバの実効面積は、好ましくは、1550nmで70μm2よりも大であって、より好ましくは、90μm2よりも大である。ピン配列曲げ損失は、好ましくは1550nmで4dB未満、より好ましくは2dB未満である。好適な実施例において、モードフィールド直径は、1550nmで10μm以上である。
好適な実施例において、この光ファイバは、コア及びクラッドを含み、動作波長でマルチモードファイバであって、所与の動作波長、所望の帯域幅及びファイバの長さに構成される。好ましくは、ファイバのピークモダル帯域幅波長は、モダルノイズを減じるのに十分な量だけ動作波長からオフセットされている。オフセットの好ましい量は、ファイバ長、所望の帯域幅及び動作波長に依存して変化する。
さらに他の好適な実施例において、アルファパラメータは、約2であって、コア及びクラッド間の最大屈折率パーセント差は約0.35%から0.40%までの範囲内にあって、コア径は約14.0から16.0μmまでの範囲内にある。本実施例は、90μm2を超える1550nmでの実効面積、及び、11μmよりも大なる1550nmでのモードフィールド直径を有する光ファイバを与える。ピン配列曲げ損失は、1550nmで2dB未満である。
更なる好適な実施例において、1550nmで85μm2よりも大なる実効面積と、1550nmで10.5μmよりも大なるモードフィールド直径とを有する導波路ファイバを与えるように、アルファパラメータは、約3であって、コア及びクラッドの間の最大屈折率パーセント差は、約0.35%から約0.4%までの範囲内にあって、コア径は約12.0から約15.0μmの範囲内にある。ピン配列曲げ損失は、1550nmで4dB未満である。
更なる好適な実施例において、1550nmで85μm2よりも大なる実効面積と、10.5μmよりも大なるモードフィールド直径とを有する導波路ファイバを与えるように、アルファパラメータは約4であって、コア及びクラッドの間の最大屈折率パーセント差は約0.3%から約0.4%の範囲内にあって、コア径は約12.0から約16.0μmの範囲内にある。1550nmでのピン配列曲げ損失は、3.5dB未満である。
更なる好適な実施例において、ピークの帯域幅波長及び動作波長間のオフセットは、全て正若しくは全て負のいずれかのモードでそれぞれ群時間遅延を与えるように選択される。遅延の符号は、最低次モード(LP01モード)の到着時間に関して決定される。正の群時間遅延はLP01モードよりも先に到着するモードに付され、負の到着時間はその逆である。
他の好適な実施例において、それぞれの群時間遅延の合計の絶対値は、0よりも大きい。
他の好適な実施例において、マルチモード動作において850nmで少なくとも0.6GHz−kmの帯域幅を有し、少なくとも約1300nm波長でシングルモード動作となる光ファイバの設計方法がここに開示される。マルチモード動作の各モードの光学距離差がファイバの少なくとも1つのコヒーレンス長よりも大となるように、光ファイバの所与の長さに対して動作波長及びピークモダル帯域幅波長の間の最小差を決定するステップと、この最小差に従って光ファイバについての屈折率分布を決定するステップとを含む。ここで、コヒーレンス長は光ファイバ内に動作波長の光を発するために利用される光源と関連付けられる。
本発明の第2の特徴による方法の実施例において、ピーク帯域幅波長及び動作波長の間のオフセットの最小差を決定するステップは、スペックル定数γを算出するステップを含む。スペックル定数は、帯域幅、光源の線幅、光源の強度及び光ファイバの長さの関数として、算出される。
他の好適な実施例において、最小差を決定するステップはモードの各群遅延時間を全て負又は全て正とするステップを含む。他の好適な実施例において、屈折率分布を決定するステップは、動作の間、動作波長、所望の帯域幅、若しくは、光ファイバの長さを決定するステップのうちの少なくとも1つを含む。
光ファイバと、この光ファイバに光学的に接続される光源とを含む光ファイバシステムがここに開示される。当該光ファイバは、約2から約8までのアルファパラメータを有するアルファ分布と、約0.3%から約0.5%のコア及びクラッドの間の最大屈折率パーセント差と、約6.0から約16.0μmのコア径と、を有する。アルファパラメータ、最大パーセント屈折率差及びコア径は、動作波長でインターモダルノイズを減じるのに十分なピークの帯域幅波長及び動作波長間のオフセットを提供するように選択される。
また、光ファイバを提供するステップと、動作波長で光源を操作するステップとを含む光ファイバシステムを操作する方法がここに開示される。ここで、光ファイバは、動作波長でマルチモードファイバであって、且つ、動作波長からオフセットされたピークモダル帯域幅波長を有する。
前述した又は他の特徴、態様、及び、本発明の効果は以下の発明の詳細な説明、ここに添付された特許請求の範囲、及び、図面に示された典型的な実施例から明らかになるだろう。これらは以下に簡潔に記述される。一方、明記されない限り、類似の構成部分は、同じ参照番号を有する点に留意する必要がある。
本発明者は、850nmで高いモダル帯域幅を有するマルチモード動作を可能であって、且つ、少なくとも約1300nmの波長でシングルモード動作を可能なファイバを設計し得ることを見いだした。これは、約2から8までのアルファパラメータ、約0.26%から0.5%までのコアとクラッドとの間の最大屈折率パーセント差、及び、約6.0から16.0μmまでにあるコア径を有するアルファ分布を有するファイバを形成することによって達成し得る。マルチモード及びシングルモード動作可能なことに加えて、これらのファイバは、例えばSMF−28TMの如きコーニング社から入手可能な従来のシングルモード光導波路ファイバよりも高い実効面積及びより低いピン配列曲げ損失を有する。
アルファ分布は、以下のパワー則方程式によって記載されたグレーデッド屈折率分布である。
ここで、n0は光ファイバのコアの最大屈折率、Δは光ファイバのコアの屈折率及びクラッドの屈折率ncの間の屈折率差、aはコアの半径、rはクラッドの方向へコアの中心から計測された半径方向位置(0<r<a)、及び、アルファはパラメータである。最大相対屈折率差Δは、以下の如く厳密に定義され得る。
ここで、屈折率差Δ及び相対屈折率差Δはここでは互換して使用されると理解されるであろう。また、Δは、相対屈折率として従来技術においても参照される。最大屈折率差Δは、
として近似され得る。通常、最大屈折率差は、100倍されて%単位で示される。近似は、正確な値Δの1%以内の精度である。実際的な目的において、2つの方程式が互換して使用され得る。
マルチモード動作において850nmで高いモダル帯域幅を有し、且つ、1300nmでシングルモード動作を可能とするファイバを形成するためには、ファイバは、好ましくは約2から8の範囲内、より好ましくは約2から約4の範囲内のアルファパラメータを有する。より好ましくは、アルファパラメータは、約2から約3.3までの範囲内である。より好ましくは、アルファパラメータは、約2.5から約3.3までの範囲内である。非常に大、若しくは、小なるアルファパラメータは、モダル等化の許容できない減少を生じ得る(各モードの全てが同じ速度で進行するときに、モダル等化は生じる)。帯域幅はモダル等化で最大となる故に、モダル速度の差の増加は帯域幅の減少を結果として生じさせる。
コア及びクラッド間の最大屈折率差Δは、好ましくは約0.26%から約0.5%の範囲内である。より好ましくは、最大屈折率差Δは、0.3%から0.5%の範囲内であって、より好ましくは、0.3%から0.4%の範囲内にある。非常に低い最大屈折率差Δは、容認不可能な高い曲げ損失を生じさせる。また、非常に高い最大屈折率差Δは、容認不可能に小さいコア径を要求し得る。
ファイバコアの直径は約6.0から約16.0μmの範囲内にあることが好ましい。より好ましくは、コア径は約8.0から約14.0の範囲内である。更により好ましくは、コア径は約12.0μmである。コアの直径が非常に小さい場合、ファイバセグメントを接続することが困難になり得る。なぜなら、接続部でのファイバセグメントの小なる絶対値のミスアライメントでさえも、ファイバコアの大なるパーセンテージのミスアラインメントを生じるからである。コア径が非常に大きい場合、非常に多くのモードがファイバを伝播して、インターモダルノイズの増加を引き起こし得る。
上記した範囲に加えて、本発明者はアルファパラメータ、最大屈折率パーセント差及びコア径の特定の組合せが特に有益であることを見いだした。これらは、約2のアルファパラメータ、Δ=0.35〜0.4%及び14.0〜16.0μmのコア径;約3のアルファパラメータ、Δ=0.35〜0.4%及び12.0〜15.0μmのコア径;及び約4のアルファパラメータ、Δ=0.30〜0.4%及び12.0〜16.0μmのコア径を含むが、これに限定されるものではない。
本発明により設計された典型的なファイバの特性は、コーニング社によって製造された標準ファイバであるSMF−28TM光ファイバの特性とともに表1にリストされている。この表において、ピン配列曲げ損失及び実効面積(Aeff)は、1550nmの波長で決定された。
各々のファイバについて、分散は1525nm及び1575nmで測定された。また、分散スロープもこれらの点で算出された。分散スロープを使用して、この分散曲線を外挿してゼロ分散波長λ0(分散がゼロとなる波長)を決定した。ファイバのカットオフ波長が測定された。表1から分かるように、本発明によって製造されるファイバは、1220nmから1250nmの間のカットオフ波長を有する。ファイバカットオフ波長λcで、このファイバはマルチモードからシングルモードへ移行する。実際の用途においては、ファイバは光ファイバケーブルとして一般的に実装される。ケーブル化することによりカットオフ波長は変化する。通常、ファイバのタイプによって、ケーブル化は、50nmから400nmの間でカットオフ波長を低下させる。表1に開示されるファイバのタイプにおいて、ケーブル化によって50nmから100nmの間でカットオフ波長が低下する。表1に示すように、本発明によって製造されるファイバのケーブル化カットオフ波長は、1125nmから1150nmの間にある。このように、これらのファイバの全ては、ケーブル化されていない若しくはケーブル化されたいずれの構成であっても、850nmでマルチモード動作し、1300nmでシングルモード動作し得る。
曲げによってファイバに生じる減衰は、ピン配列曲げ損失として測定され得る。ピン配列曲げ損失を決定するためには、まず、減衰は、実質的に曲げ損失を有さないように構成されたファイバで測定される。このファイバをピン配列の間を蛇行して縫うようにした経路に合わせて配置する。ピン配列は、一直線に一列に配置された一組の10本の円筒ピンであって、平坦な表面上に垂直に固定されている。ピン間隔は中心と中心で5mmであって、ピン直径は0.67mmである。この試験の間において、ピンの間を蛇行して織りこまれたファイバを、ファイバとピンとを接触させてピン表面上の一部分に沿って位置するように充分な張力を与える。ピン配列のファイバの減衰は、その後、測定される。
ピン配列曲げ損失は、dB単位で表されたこの2つの測定された減衰値間の差である。本発明により設計された表1に示されるファイバの全ては、コーニング社によって製造される標準ファイバであるSMF−28TM光ファイバよりも低いピン配列曲げ損失を有する。実際、ピン配列曲げ損失は、標準ファイバであるSMF−28TM光ファイバのピン配列曲げ損失の1/20程度に低い。
実効面積Δeffは、一般的に以下の如く定義される:
ここで、Eは伝播する光と関連する電界、rはファイバの中心軸からの半径方向への距離である。大なる実効面積は、ファイバ全体に亘ってより低い出力密度を与えて、ファイバ性能を向上させる故に有益である。性能の向上は、減じられた非線形効果及びより低いスプライシング及び接続損失を含む。
本明細書において開示された設計による表1に示されるファイバの全ては、例えばコーニングのSMF−28TMファイバの如き、1300nm近傍の波長用に設計された市販の標準のシングルモードファイバよりも大なる実効面積を有する。例えば、最初に挙げられたファイバは、標準のSMF−28TMファイバよりも約33%高い(81.5μm2に対して108.5μm2)実効面積(Δeff)を有する。
表1のデータに加えて、これらのファイバの帯域幅がコンピューターシミュレーションにより算出された。全てのファイバは、マルチモード動作において少なくとも850nmで約0.6GHz−kmの帯域幅を有し、いくつかは1.0GHz−kmよりも大きい850nmの帯域幅を有することが見いだされた。
更に、発明者は、所望の動作波長λopからオフセットされたλpを有するファイバを設計することで、インターモダルノイズを減じ得ることを発見した。この構成において、マルチモード動作のモードの群時間遅延の間の平均差は、減じられたインターモダルノイズを与えるために十分にゼロよりも大きい。充分な差を構成することが以下に議論される。
動作波長λopは、ファイバの使用目的の波長である。ピーク帯域幅波長λpは、群時間遅延の等化が生じる、すなわち、多モードファイバを伝播する全てのモードの群時間遅延差の合計がほぼゼロに等しい波長である。理想的な場合において、モードの群時間遅延差は、範囲なしに大なる帯域幅に対応するλpでゼロである。実際問題として、波長に対する帯域幅は、波長λpで大であるが、有限の値を呈する。等化されるとファイバは最も高い帯域幅を有する。しかしながら、動作波長λopがピーク帯域幅波長λpであるとき、インターモダルノイズは非常に大きくなるのである。すなわち、ピーク波長での動作は雑音の多い信号を生じる一方で、他の波長での動作は帯域幅の減少を生じるのである。動作波長及びピーク波長の間で十分に大きな差λop−λpを有するファイバを設計することによって、マルチモード動作の各モードの群時間遅延の間の平均差は、十分にゼロよりも大きくなり、インターモダルノイズが制限されるので帯域幅ができるだけ高くなる最適の構成を提供する。帯域幅は、λopからλpを遠ざける方向に動かす屈折率分布パラメータを選ぶことによって効果的に最適化される。λpから離れた動作による帯域幅の減少は、帯域幅の増加によって構成されるより、よりインターモダルノイズの減少による。
インターモダルノイズを克服するための設計パラメータ、すなわち、所望量だけλopからλpをオフセットせしめるパラメータは、計算によって決定され得て、これをファイバに実装することができる。2モードファイバの場合が以下に議論される。類似のものが後述する一般的なNモードファイバについても開発された。
2モードファイバにおいて、最も低いオーダーモード(LP11及びLP01)の間の光位相差が光学干渉を引き起こし得る。上記したように、例えば温度及び機械的な歪みの変化からなる外部摂動は、光学干渉を引き起こし得る位相差を生じさせ得る。故に、時間の関数として、ファイバの出力端部上の所与のトランスバース位置での出力光強度を変化させる。この時間と共に変化するモダル干渉条件は、モダルパターン、すなわちモダルノイズの強度偏差を生成する。
外部摂動は、群時間遅延(τ)に影響を及ぼす。Δτ=τ(01)−τ(11)=0のときに、LP11及びLP01導波路モードの群時間遅延の等化が生じる。換言すれば、両方のモードに対してファイバ長を伝播するのに要する時間が同じである。ここに開示されるように、光ファイバの好適な実施例はモード群伝搬時間をほぼ等価するように選択されたアルファパラメータを有する。モード群時間遅延の充分な差は、インターモダルノイズを制限するために維持される。ファイバの屈折率摂動を含む多くの要因が等化のための最適のアルファパラメータを修正することができる。このように、最適のアルファパラメータは、範囲で定義される。これらの実施例に従って設計されるファイバは、約2から約8の範囲内のアルファパラメータを有する。より好ましくは、アルファパラメータは、約2から約4の範囲内にある。より好ましくは、アルファパラメータは、約2から3.3の範囲内にあって、より好ましくはより狭い2.5から3.0の範囲内である。
図13を参照して、実施例は、2モードファイバの場合における波長に対する最適のアルファ(α)パラメータの依存性を示す。パラメータを最適化することよって、最大帯域幅を提供するコア屈折率分布の値が定められる。すなわち、図13の曲線102の試験は、Δ%の値及び選択されたコアの直径(下記参照)について、2.5のαが0.75μmのλp、例えば、0.85μmの動作波長λpを有するシステムにおいて所望され得る波長を与えることを示している。約0.75μmから1.0μmの動作波長範囲内において、曲線102は約2.5から4までの範囲内の対応する最適化値を示す。約850nmの波長に対して、最適化されたアルファパラメータは、2.5から3.5の範囲内にあると見積もられる。曲線102は、Δ%が約0.3%、コアが約12μmのコアの構成を示している。比較目的のために、曲線104が図13に含まれている。屈折率分布がファイバの中央線上において凹みを呈することを除いては、曲線104は曲線102の屈折率分布と同じコア構成を示す。凹みのルート平均平方幅は、約0.1μmであって、約0の最小相対屈折率値パーセントを有する。特により長い波長では、中央線の凹みの存在は、最適のアルファパラメータを小さくする。
ここに開示されるファイバは、好ましくは、Δτが動作波長λopで0でないように設計される。換言すれば、時間遅延等化のためのピーク帯域幅波長λpは、故意に動作波長λopから一定波長だけオフセットされている。帯域幅の二次的な減少は大きくなく、インターモダルノイズの本質的な減少を許容する。この減少は、光源スペクトル幅及びファイバ伝播特性に依存するコヒーレンス減衰による。
実際の試験及び数学的なシミュレーションが行われた。実際の試験は、図1において図示された装置2を使用して行われる。装置2は、白色光源10、接続領域25を有する長さ20mのSMF−28TM光ファイバ20(約1300nmを超える波長でシングルモード)、本明細書の開示の如く製造された接続領域45有する2モードファイバ40、及び、光アナライザ50を含む。シングルモードファイバ20の接続領域25及び2モードファイバ40の接続領域45を保持するのは、XYZマイクロポジショナ35である。
図2A及び2Bは、本明細書で開示されたところにより作成された2モードファイバを試験するために使用される交互ファイバ列を示している。マイクロポジショナ35とともに、シングルモードファイバ20の接続領域25及び2モードファイバ40の接続領域45が図2Aのように整列されて、若しくは、図2Bのようにオフセットされて配置され得る。図2Aのようにファイバが整列配置された場合、LP01モードだけが2モードファイバ40に存在する。しかしながら、図2Bのようにファイバがオフセットされている場合、LP01及びLP11モードが2モードファイバ40に存在する。
ファイバ設計及びシミュレーションは、スペックル定数γ(多モードファイバのモード中の光学干渉によって生じる光強度位相変動の標準偏差)についての以下の一般的な方程式に基づいて形成される:
ここで、σは光強度Iの偏差に対する標準偏差、<I>は光強度の平均値である。2モードの場合では、この方程式は、単純に、
と表される。ここで、A及びBは調整パラメータ、ν0は光周波数、σsは光源スペクトル幅の計測値、I0は光源強度振幅、及び、Δτは(キロメートルあたりに正規化された)モードの間の正規化群伝搬時間差である。
以下の関係式を使用して一般的なNモードのスペックル定数を表すことができる:
ここで、Cp(ν)は光源スペクトル強度、
はインパルスレスポンス関数である。スペックル定数の満足のいくような評価は、フーリエ級数のCp(ν)及びエキスパンディング
に対してガウス近似を作ることでなしえるが、これら双方の技術とも公知技術である。2モードの場合の議論は、Nモードの場合であっても同様である。
実際の動作条件の下では、2モード方程式の2項が支配的である。この項は変動(コサイン)項を含み、より重要なことには、指数的減衰項である。本発明者は、指数項の変数の大きさが増加するにつれてインターモダルノイズが減少し得ることを見出した。好ましくは、変数は少なくとも約−1である。より好ましくは、この変数は約−1から約−3の間にある。このように変数を増やすことによって、インターモダルノイズは大きく減少し得る。すなわち、このノイズは商用用途を満たすレベルになり得る。特に、インターモダルノイズは、0.5dB未満となるようになされる。好ましくは、インターモダルノイズは、0.25dB未満になるようになされる。
Nモードファイバでは、Δτは全てのNモードに亘って合計される。この計算は、群屈折率N1、ファイバ長L、光速c、相対屈折率Δ、及び特定のアルファ分布に対応するモードの数N( )を含む式に最適化されたアルファパラメータを含む表現を与えている。Nモードの場合の方程式は、
である。
ファイバの屈折率分布及び動作波長を与えると、動作波長での伝播に対して、群時間遅延の一部は、正であってもよく、他は基準時間遅延(基準時間遅延は、ファイバの特定の長さに亘ってλpで伝播する光の走時である)と関連して負であり得る。群遅延差の全てが全て負若しくは全て正である場合、好ましい条件としては、合計の絶対値は常にゼロより大きいことに注意されたい。
2モードファイバが設計され、シミュレーションが上記した2モード方程式に基づいて処理された。実際のデータ(曲線54)とシミュレーション(曲線52)との比較が図3に図示される。実際のデータは、約770nmのピークモダル帯域幅波長λp及び850nmの動作波長λopを有するファイバから収集された。曲線53の減少した強度部分は、第3モードのカットオフ波長、すなわちファイバが2モードを支持するよりも上の波長を表す。2モードファイバの長さは、約5mであって、850nmで1.3GHz−kmの測定帯域幅を有していた。図3において、シミュレーションされたデータは、わかりやすくするために実際のデータからオフセットされている。シミュレーションは、0.5nmの波長データ点間隔、770nmのλp及び2nmの全幅半値最大値(FWHM)スペクトル幅を使用して実行された。曲線52及び54の比較によってわかるように、シミュレーションは実際のファイバデータに非常に良い一致を示している。更に、実際のデータ及びシミュレーションの双方は、本発明の特徴に従って形成されたファイバのそれを図示している。モード間の光干渉の検知によって生じる波長による強度変調は、直接的にインターモダルノイズ47に関する。このインターモダルノイズ47は、ピーク波長のまわりで中心に位置し、850nmの動作波長で劇的に減衰する。
スペクトル変調の減衰、又は、「コヒーレンス減衰」は、光源の線幅による。モノクロマチックな光であるほど、よりゆっくりと減衰する。故に、より長いファイバは、ファイバ端部で確実にインターモダルノイズを充分に減衰させることを必要とされる。これは図4に図示される。この図において、3mのファイバでシミュレーションされた干渉性減衰曲線が比較される。減衰曲線55、56及び57は、1.0nmの波長データ点間隔を使用して算出された。減衰曲線は、0.02nmの光源スペクトル幅での減衰を図示する曲線55を曲線56及び57に対して比較してわかるように、FWHM光源スペクトル幅に依存する。図4から理解されるように、高いコヒーレント性を有する狭いスペクトル幅の光源は、短い長さのファイバにおいてほとんど減衰を示さない。
図5乃至12は、10mから5kmまで長さを変えたファイバについてのシミュレーションされたスペクトルを図示する。これらのスペクトルの全ては、770nmのピーク波長、0.5nmのデータ点間隔、及び、0.40nmのスペクトル幅を有するFWHM光源によって生成された。より長いファイバであればあるほど、波長の関数としてより急速にインターモダルノイズが減少する。このように、長いファイバでは、実際の動作波長により近いピーク波長を有するファイバを設計して動作させることが可能である。図において、λopは850nmであるとみることができる。10mの長さのファイバについて算出された図5の曲線58は、動作波長59で、約0.5dBまでのモダルノイズレベルを示す。この例では、帯域幅は約0.6GHz−kmを超える。20mの長さのファイバで算出される図6の曲線60は、動作波長61でゼロ近傍のモダルノイズを示す。帯域幅は、0.6GHz−kmよりも大であるが、1.3GHz−km未満である。同様に、50mの長さのファイバについて算出された図7の曲線62は、動作波長61でゼロのモダルノイズを示す。同じことが、100mの長さのファイバについて算出された図8の曲線63、500mの長さのファイバについて算出された図9の曲線64、1000mの長さのファイバについて算出された図10の曲線65、2000mの長さのファイバについて算出された図11の曲線66、5000mの長さのファイバについて算出された図12の曲線67についてもあてはまる。ファイバ長が増加するにつれて、干渉性減衰(コヒーレンスダンピング)は増加する。故に、インターモダルノイズの幅が狭くなる。図12の曲線67は、実質的にインターモダルノイズを示さない。
更に、本発明者は、本明細書に開示されたより長いファイバがピーク波長λpにより近い動作波長λopを使用できるように決定した。このように、より長いファイバを用いて、ほとんどインターモダルノイズを有さない非常に高い帯域幅を達成することができるのである。発明者が特に有利であるとわかったファイバの長さ及びピーク離隔距離の組合せは、約80nmから約150nmのλop及びλp間の差の絶対値(0.6〜1.2GHz−km帯域幅)を有する10から20mの長さ; 約12から約80nmのλop及びλp間の差の絶対値(0.6〜1.2GHz−km帯域幅)を有する10から20mの長さ; 約2nmから約12nmのλop及びλp間の差の絶対値(2〜13GHz−kmの帯域幅)を有する100から1000mの長さ; 約0nmから約2nmのλop及びλp間の差の絶対値(少なくとも3GHz−km、好ましくは13GHz−kmよりも大の帯域幅)を有する1000mよりも大なる長さ、を含む。これらの結果は、上記したように、850nmでの動作用に設計されたファイバについて表2に要約される。屈折率分布パラメータは、表1に記載されたいずれであっても対応することができる。
本発明の上述の説明は、図示及び説明のために与えられた。これは、本発明を開示された正確な形式に完全に一致させる、若しくは、制限することを意図しているものではない。モディフィケーション及びバリエーションは、上記した教示を考慮して可能であるだろうし、若しくは、本発明の実行からも得られるであろう。図面及び詳細な説明は、本発明及び実施例の原理を説明するために選択された。本発明の範囲は、本明細書に添付された各請求項及びそれらの均等物によって定義されることを意図している。
Claims (36)
- コア及びクラッドを含む光ファイバであって、前記コアは約2から約8の範囲内にあるアルファパラメータを有するアルファ分布を含む屈折率分布と、約0.26%から約0.5%の範囲内にある前記コア及び前記クラッドの間の最大屈折率パーセント差と、及び、約6.0から約16.0μmの範囲内にあるコア径とを有し、該光ファイバは、少なくとも850nmで少なくとも約0.6GHz・kmの帯域幅と、約1050nmから1300nmの範囲内にあるケーブル化カットオフ波長とを有することを特徴とする光ファイバ。
- 前記コアが約6.0から約14.0μmの範囲内にある直径を有することを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記コア及び前記クラッドの間の最大屈折率パーセント差が約0.3%から約0.4%の範囲内にあることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記コアが約2から約4までの範囲内にあるアルファパラメータを有することを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記実効面積が1550nmで70μm2よりも大であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記実効面積が1550nmで90μm2よりも大であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記ピン配列曲げ損失が1550nmで4dB未満であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記ピン配列曲げ損失が1550nmで2dB未満であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記モードフィールド直径が1550nmで10μm以上であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記コアの前記屈折率分布は、動作波長、前記動作波長での前記所望の帯域幅、及び、一定長の光ファイバによって設定されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記コアの前記屈折率分布は動作波長からインターモダルノイズを減少するのに十分な量だけオフセットされたピークモダル帯域幅波長を有するように構成されることを特徴とする請求項10記載の光ファイバ。
- アルファパラメータは、約2であって、コア及びクラッド間の最大屈折率パーセント差は、約0.35%から約0.4%までの範囲内にあって、コア径が約14.0から約16.0μmの範囲内にあって、1550nmでの導波路ファイバは、90μm2よりも大なる実効面積及び11μmよりも大なるモードフィールド径を与えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
- 前記ピン配列曲げ損失が1550nmで2dB未満であることを特徴とする請求項12記載の光ファイバ。
- 前記アルファパラメータは約3であって、前記コア及び前記クラッドの間の前記最大屈折率パーセント差は約0.35%から約0.4%の範囲内にあって、前記コア径は約12.0から約15.0μmの範囲内にあって、85μm2を超える実効面積及び10.5μmを超えるモードフィールド直径を有する導波路ファイバを与えるに10.5を超えることを特徴とする請求項12記載の光ファイバ。
- 前記ピン配列曲げ損失が1550nmで4dB未満であることを特徴とする請求項12記載の光ファイバ。
- 前記アルファパラメータは約4であって、前記コア及び前記クラッドの間の前記最大屈折率パーセント差は約0.3%から約0.4%までの範囲内にあって、前記コアの直径は約12.0から約16.0μmの範囲内にあって、1550nmで85μm2を超える実効面積と、10.5μm2を超えるモードフィールド直径とを有する導波路ファイバを与えることを特徴とする請求項1記載の導波路ファイバ。
- 前記ピン配列曲げ損失が1550nmで3.5dB未満であることを特徴とする請求項16記載の光ファイバ。
- コアとクラッドとを含む光ファイバであって、前記光ファイバは動作波長でマルチモードファイバであって、前記動作波長から、前記動作波長でインターモダルノイズを実質的に減少するのに十分な量だけオフセットされたピークモダル帯域幅波長を有することを特徴とする光ファイバ。
- 前記動作波長で、各モードは群時間遅延を有し、前記群時間遅延の全ては正又は負のいずれかであって、各々の前記群時間遅延は、前記光ファイバと関連する最低次モード(LP01モード)に関して参照されることを特徴とする請求項18記載の光ファイバ。
- 前記動作波長で各モードは群時間遅延を有し、前記群時間遅延差の合計の絶対値が0よりも大であることを特徴とする請求項19記載のファイバ。
- 前記ファイバは、1300nm未満の波長でマルチモード動作し、少なくとも約1300nmの波長でシングルモード動作するように設定されていることを特徴とする請求項18記載の光ファイバ。
- 群時間遅延の差は、前記光ファイバのマルチモード動作における全てのモードに対して全て正又は全て負のいずれかであり、各々の前記群時間遅延は、前記光ファイバと関連する最低次モード(LP01モード)と関連して参照されることを特徴とする請求項21記載の光ファイバ。
- 前記光ファイバは、850nmで少なくとも約0.6GHz・kmの帯域幅を有するように設定されることを特徴とする請求項18記載の光ファイバ。
- 前記コアは、約6.0μmから約16.0μmの範囲内にある直径を有し、前記コア及び前記クラッド間の最大屈折率差は約0.3%から約0.5の範囲内にあることを特徴とする請求項18記載の光ファイバ。
- マルチモード動作において850nmで少なくとも0.6GHz・kmの帯域幅を有し、且つ、少なくとも約1300nmの波長でシングルモード動作する光ファイバを設計する方法であって、
a)マルチモード動作のモードの光学距離の差が光ファイバに動作波長の光を発射するために利用される光源に関連する少なくとも1つのコヒーレンス長さよりも大であるように所定長さの光ファイバの動作波長及びピークの帯域幅波長間の最小差を決定するステップと、
b)前記最小差に従って光ファイバと関連する屈折率分布を決定するステップと、を含むことを特徴とする光ファイバを設計する方法。 - 前記最小差を決定するステップは、帯域幅、光の線幅、光の強度及び光ファイバの長さの関数として、スペックル定数γを算出するステップを含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記最小差を決定するステップは、前記マルチモード動作の全てのモードについての群時間遅延において全て正又は全て負の差を有することを含み、前記群時間遅延はマルチモード動作のモードのいずれかに関して参照されることを特徴とする請求項25記載の方法。
- 屈折率分布を決定するステップは、動作時の前記動作波長、前記所望される帯域幅、光ファイバの長さの少なくとも1つを決定するステップを含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記屈折率分布を決定するステップは、約2から約8までの範囲内の前記光ファイバと関連するアルファパラメータを設定するステップを含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記屈折率分布を決定するステップは、約2から約4までの範囲内の前記光ファイバと関連するアルファパラメータを設定するステップを含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記屈折率分布を決定するステップは、約0.3から約0.5%の範囲内で光ファイバのコア及びクラッドの間の最大屈折率差を設定し、且つ、約6から約16μmの範囲内で光ファイバのコアの直径を設定するステップを含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
- コア及びクラッドを含む一定長の光ファイバと、前記光ファイバに光学的に接続された光源とを含む光ファイバシステムであって、
前記コアは約2から約8までの範囲内にあるアルファパラメータを有するアルファ分布を含む屈折率分布を有し、コア及びクラッド間の最大屈折率パーセント差は約0.3%から約0.5%の範囲内にあって、コア径は約6.0から約16.0μmの範囲内にあって、前記光ファイバは動作波長でマルチモードであって、アルファパラメータ、最大屈折率パーセント差及びコア径は、動作波長でインターモダルノイズを減じるのに十分な量だけ動作波長からオフセットされた前記光ファイバのピーク帯域幅波長を提供するように選択されることを特徴とする光ファイバシステム。 - 前記光ファイバの長さは約10mから約20mの範囲内にあって、動作波長及びピーク帯域幅波長間の差の絶対値は約80nmから約150nmの範囲内にあって、帯域幅は動作波長で約0.6GHz・kmよりも大であることを特徴とする請求項32記載の光ファイバ。
- 前記光ファイバの長さは約20mから約100mの範囲内であって、動作波長及びピーク帯域幅波長間の差の絶対値は約12nmから約80nmの範囲内にあって、帯域幅は動作波長で約1.2GHz・kmよりも大であることを特徴とする請求項32記載の光ファイバ。
- 前記光ファイバの長さは約100mから約1000mの範囲内にあって、動作波長及びピーク帯域幅波長間の差の絶対値は約2nmから約12nmの範囲内にあって、帯域幅は動作波長で約2GHz・kmよりも大であることを特徴とする請求項32記載の光ファイバ。
- 前記光ファイバの長さは1000mよりも大であって、動作波長及びピーク帯域幅波長の間の差の絶対値は、ゼロよりも大且つ約2nmよりも小であって、帯域幅は動作波長で約3GHz・kmよりも大であることを特徴とする請求項32記載の光ファイバ。
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