JPS586923B2 - 光フアイバ - Google Patents
光フアイバInfo
- Publication number
- JPS586923B2 JPS586923B2 JP55111599A JP11159980A JPS586923B2 JP S586923 B2 JPS586923 B2 JP S586923B2 JP 55111599 A JP55111599 A JP 55111599A JP 11159980 A JP11159980 A JP 11159980A JP S586923 B2 JPS586923 B2 JP S586923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- mode
- value
- refractive index
- order mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/028—Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
- G02B6/0288—Multimode fibre, e.g. graded index core for compensating modal dispersion
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Waveguides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は光通信用光ファイバ、特に広帯域な光ファイ
バに関するものである。
バに関するものである。
光ファイバの中心より半径方向における屈折率分布は第
1図Aに示すようにコアの屈折率がn1、クラツドの屈
折率が12で、コアとクラツドとの間で屈折率がステッ
プ的に変化するステップ形と、第1図Bに示すようにコ
アの中心で最大屈折率n1よりクラツドに近ずくに従っ
て徐々に減少するグレーデッド形との2種類に大別され
る。
1図Aに示すようにコアの屈折率がn1、クラツドの屈
折率が12で、コアとクラツドとの間で屈折率がステッ
プ的に変化するステップ形と、第1図Bに示すようにコ
アの中心で最大屈折率n1よりクラツドに近ずくに従っ
て徐々に減少するグレーデッド形との2種類に大別され
る。
従来この種の光ファイバにおいて広い伝送帯域を得る方
法としてステップ形ではV=2π/λn1a■で定義さ
れる規格化周波数Vを、V<2.405として最低次モ
ードであるHE11モードのみを導波する、いわゆる単
一モード光ファイバとして使用することによってモード
分散をなくする方法、またグレーデッド形では多モード
領域(通常導波モード数は数百)でαを2近傍の値とし
モード分散を小さくする方法が行われている。
法としてステップ形ではV=2π/λn1a■で定義さ
れる規格化周波数Vを、V<2.405として最低次モ
ードであるHE11モードのみを導波する、いわゆる単
一モード光ファイバとして使用することによってモード
分散をなくする方法、またグレーデッド形では多モード
領域(通常導波モード数は数百)でαを2近傍の値とし
モード分散を小さくする方法が行われている。
λは使用波長、aはコアの半径、Δはコアとクラツド間
の比屈折方向の距離rにおけるコアの屈折率. (r)
はn(r)=n1〔1−2△(r/a)α〕1/2(r
≦a)であり、前記αはこの式のαを示す。
の比屈折方向の距離rにおけるコアの屈折率. (r)
はn(r)=n1〔1−2△(r/a)α〕1/2(r
≦a)であり、前記αはこの式のαを示す。
なおステップ形ではα=∞である。
しかしながら前者の単一モード光ファイバではコア径が
小さくなり光ファイバの接続や光源との結合が難しいと
いう欠点があり、後者の多モード光ファイバではモード
分散をある一定値以下には小さくできないという欠点が
あった。
小さくなり光ファイバの接続や光源との結合が難しいと
いう欠点があり、後者の多モード光ファイバではモード
分散をある一定値以下には小さくできないという欠点が
あった。
さらにもう一つの方法として従来のステップ形あるいは
グレーデッド形光ファイバにおいてHE11モードと第
2高次モード群(HE21,TE01,TM01モード
)との群遅延時間が等しくなるV値で動作するようにす
ることによってモード分散を零とし、広い伝送帯域を得
、さらにコア径も単一モード光ファイバに比べて拡大で
きることが、ステップ形では特願昭50−36982、
グレーデッド形では特願昭52−068513および特
願昭52−110248においてそれぞれ提案されてい
る。
グレーデッド形光ファイバにおいてHE11モードと第
2高次モード群(HE21,TE01,TM01モード
)との群遅延時間が等しくなるV値で動作するようにす
ることによってモード分散を零とし、広い伝送帯域を得
、さらにコア径も単一モード光ファイバに比べて拡大で
きることが、ステップ形では特願昭50−36982、
グレーデッド形では特願昭52−068513および特
願昭52−110248においてそれぞれ提案されてい
る。
しかしながら特願昭50−36982で提案しているス
テップ形のものでは光ファイバ製造時に生ずるコア径あ
るいは比屈折率差の設定値からの偏差によって動作v値
が設定値からずれたとき生ずるモード分散を小さく抑制
することが難しく、またコア径も特願昭52−0685
13および特願昭52−110248で提案しているグ
レーデッド形のものに比べて拡大できないという欠点が
あった。
テップ形のものでは光ファイバ製造時に生ずるコア径あ
るいは比屈折率差の設定値からの偏差によって動作v値
が設定値からずれたとき生ずるモード分散を小さく抑制
することが難しく、またコア径も特願昭52−0685
13および特願昭52−110248で提案しているグ
レーデッド形のものに比べて拡大できないという欠点が
あった。
一方前記二つの特許願で提案しているグレーデッド形光
ファイバにおいてはいずれも動作V値を、HE11モー
ドおよび第2高次モード群のみが導波可能な範囲に限定
しているため、コア径を十分には大きくできないという
欠点があった。
ファイバにおいてはいずれも動作V値を、HE11モー
ドおよび第2高次モード群のみが導波可能な範囲に限定
しているため、コア径を十分には大きくできないという
欠点があった。
さらにいずれの前記特許願で提案している光ファイバに
おいてもその実施例で述べられている広い伝送帯域が当
該屈折率分布の値αでは全く得られないことが、最近こ
の発明者による波動理論に基づく厳密な理論計算(論文
IEEE Trans. on MicrowaveT
heory and Tech.,June 1980
)および実験(前記論文およびその他)によって明らか
になった。
おいてもその実施例で述べられている広い伝送帯域が当
該屈折率分布の値αでは全く得られないことが、最近こ
の発明者による波動理論に基づく厳密な理論計算(論文
IEEE Trans. on MicrowaveT
heory and Tech.,June 1980
)および実験(前記論文およびその他)によって明らか
になった。
この説明はこの発明の実施例の中で詳細に行うが、例え
ば特願昭52−068513の第5図bにおいてα=3
.9,V=4.6における伝送帯域は∞とあるが、厳密
には1.7GHz・kmであり、また特願昭52−11
0248の第5図においてα=5.28,V=4.42
におけるHE11モードと第2高次モード群の群遅延時
間差は零とあるが、厳密には566psec/kmであ
るなどいずれにおいてもその実施例で予想している伝送
帯域は真値と大きな差がある。
ば特願昭52−068513の第5図bにおいてα=3
.9,V=4.6における伝送帯域は∞とあるが、厳密
には1.7GHz・kmであり、また特願昭52−11
0248の第5図においてα=5.28,V=4.42
におけるHE11モードと第2高次モード群の群遅延時
間差は零とあるが、厳密には566psec/kmであ
るなどいずれにおいてもその実施例で予想している伝送
帯域は真値と大きな差がある。
ここで述べた伝送帯域あるいは群遅延時間差の厳密な理
論計算値は波動理論から導出されるベクトル波動方程式
を解くことによって厳密に得られるものであるが、その
計算手法が複雑であるため従来は前記特許願に述べられ
ていたような近似計算法が用いられており、そのため先
に述べたような大きな誤差を生じ実用上精度の良い光フ
ァイバの構造設計が行えなかった。
論計算値は波動理論から導出されるベクトル波動方程式
を解くことによって厳密に得られるものであるが、その
計算手法が複雑であるため従来は前記特許願に述べられ
ていたような近似計算法が用いられており、そのため先
に述べたような大きな誤差を生じ実用上精度の良い光フ
ァイバの構造設計が行えなかった。
この発明の目的は光通信用光ファイバにおいて伝送帯域
の広帯域化とコア径の拡大とを同時に実現する光ファイ
バを得ることにある。
の広帯域化とコア径の拡大とを同時に実現する光ファイ
バを得ることにある。
まず光ファイバの屈折率分布形n(r)を次式で定義す
る。
る。
当該光ファイバの最低次モードであるHE11モードと
第2高次モード群(HE11,TE01,TM01モー
ド)との間の群遅延時間差△τと、 ■=2π/λn1a■で定義される規格化周波数■との
関係は波動理論から導出されるペクトル波動方程式を解
くことによって正確に得られる。
第2高次モード群(HE11,TE01,TM01モー
ド)との間の群遅延時間差△τと、 ■=2π/λn1a■で定義される規格化周波数■との
関係は波動理論から導出されるペクトル波動方程式を解
くことによって正確に得られる。
第2図にはその数値計算結果を示している。
縦軸はV値、横軸はαであり1km当りの△τをパラメ
ータとしている。
ータとしている。
なお比屈折率差△は0.3%を仮定している。
△τ=0なる曲線上の点(V,α)においてはモード分
数が零、即ち伝送帯域が無限大となるので、あるαの値
に対してコア径aあるいは比屈折率差△を選ぶことによ
ってv値を△τ=0とするように設定することが可能で
ある。
数が零、即ち伝送帯域が無限大となるので、あるαの値
に対してコア径aあるいは比屈折率差△を選ぶことによ
ってv値を△τ=0とするように設定することが可能で
ある。
図中の一点鎖線は第3高次モード群(HE31,EH1
1モード)の遮断V値、Vc2を示しており なる■の範囲はHE11モードおよび第2高次モード群
のみが導波可能となる領域を意味している。
1モード)の遮断V値、Vc2を示しており なる■の範囲はHE11モードおよび第2高次モード群
のみが導波可能となる領域を意味している。
図より△τ=0とし、さらにコア径を拡大しようとする
とαの値をできるだけ小さくすればよいことがわかる。
とαの値をできるだけ小さくすればよいことがわかる。
しかしながら△τ=0を満足するα,■をもつ光ファイ
バにおいても第3高次モード群が導波される場合には新
たに第3高次モード群との間にモード分散が生じるため
、伝送帯域は無限大にはならず著しく劣化する。
バにおいても第3高次モード群が導波される場合には新
たに第3高次モード群との間にモード分散が生じるため
、伝送帯域は無限大にはならず著しく劣化する。
したがってαの下限値は第3高次モード群が導波されな
いという条件から決定される。
いという条件から決定される。
図中の一点鎖線と△τ=0なる曲線が交わる点V=4.
8,α=3.1より■が大きく、αが小さい領域では理
論上は第3高次モード群が導波可能となる。
8,α=3.1より■が大きく、αが小さい領域では理
論上は第3高次モード群が導波可能となる。
しかしながら第3高次モード群が理論上は導波可能なV
>4.8,α<3.1の領域においても第3高次モード
群の遮断V値の近傍では当該モードの損失が極めて大き
くなり、長尺の光ファイバ伝ばん後は出力として現われ
ない。
>4.8,α<3.1の領域においても第3高次モード
群の遮断V値の近傍では当該モードの損失が極めて大き
くなり、長尺の光ファイバ伝ばん後は出力として現われ
ない。
第2図中の破線は第3高次モード群のケーブル化時に生
ずる損失が500dB/mとなる曲線を示している。
ずる損失が500dB/mとなる曲線を示している。
光ケーブル中の長尺ファイバ、例えば1kmを通常の実
用的な条件で使用する場合には破線より下の領域では第
3高次モードが完全に減衰して導波されなくなることが
実験的に確かめられており、実質的にHE11モードお
よび第2高次モード群のみが導波可能となる。
用的な条件で使用する場合には破線より下の領域では第
3高次モードが完全に減衰して導波されなくなることが
実験的に確かめられており、実質的にHE11モードお
よび第2高次モード群のみが導波可能となる。
したがって△τ=〇の曲線上でV値をこの破線より小さ
い値に選ぶことによってHE1、モードおよび第2高次
モード群のみの極めて広帯域な伝送が可能となる。
い値に選ぶことによってHE1、モードおよび第2高次
モード群のみの極めて広帯域な伝送が可能となる。
なおHE11および第2高次モードのケーブル化による
損失は高々0.2dB/kmである。
損失は高々0.2dB/kmである。
したがってαの下限値は2.25となりこのときV値は
6.45と決定される。
6.45と決定される。
このように動作V値の範囲を理論上では第3高次モード
群が導波可能な領域に拡張している点においてこの発明
は全く新しいものである。
群が導波可能な領域に拡張している点においてこの発明
は全く新しいものである。
次にαの上限値はステップ形単一モード光ファイバのコ
ア径と比較したときの拡大倍率から決定される。
ア径と比較したときの拡大倍率から決定される。
ステップ形単一モード光ファイバでは通常動作V値は約
2.2、比屈折率差は0.25%でありこのときのコア
径を2倍以上拡大しようとすると、本実施例における光
ファイバは比屈折率が0.30%であることを考慮すれ
が動作■値は4.8以上となる。
2.2、比屈折率差は0.25%でありこのときのコア
径を2倍以上拡大しようとすると、本実施例における光
ファイバは比屈折率が0.30%であることを考慮すれ
が動作■値は4.8以上となる。
これを第2図中の△τ=0なる曲線上で見ればα≦3.
1となる。
1となる。
以上あわせてαの範囲は2.3≦α≦3.1と決定され
る。
る。
このようにして選定された4.8≦■≦6.5,2.3
≦α≦3.1の範囲において△τ=0を満たす点(V,
α)から決定される具体的な各種■,αとコア径2aと
の例を次の表に示す。
≦α≦3.1の範囲において△τ=0を満たす点(V,
α)から決定される具体的な各種■,αとコア径2aと
の例を次の表に示す。
ここで比屈折率差△は0.3%、使用波長は1.3μm
とする。
とする。
次に光ファイバ製造上生ずる屈折率分布、コア径、比屈
折率差の設計値からのずれによってαおよび■の値が△
τ=0を満たす曲線上の点からずれたときに生ずる群遅
延時間差△τ、即ち伝送帯域の劣化について第2図を用
いて調べる。
折率差の設計値からのずれによってαおよび■の値が△
τ=0を満たす曲線上の点からずれたときに生ずる群遅
延時間差△τ、即ち伝送帯域の劣化について第2図を用
いて調べる。
例えばα=2.5においてV値が設定値5.6から5%
ずれた場合にも△τは110psec/kmであり、伝
送帯域に換算すると6GHz・kmと極めて広帯域が確
保できる。
ずれた場合にも△τは110psec/kmであり、伝
送帯域に換算すると6GHz・kmと極めて広帯域が確
保できる。
またαの設定値からのずれに対しても同様に伝送帯域劣
化は小さいことがわかる。
化は小さいことがわかる。
上記の光ファイバ構造設計例に基づいて試作した光ファ
イバのHE11モードと第2高次モード群との間の群遅
延時間差を波長可変パルス光源であるファイバラマンレ
ーザを用いて測定した結果を次に示す。
イバのHE11モードと第2高次モード群との間の群遅
延時間差を波長可変パルス光源であるファイバラマンレ
ーザを用いて測定した結果を次に示す。
この試作光ファイバはケーブル化前の素線であり、αが
2.65と上記αの範囲を満たしおり比屈折率差は0.
31%、コア径は21μmである。
2.65と上記αの範囲を満たしおり比屈折率差は0.
31%、コア径は21μmである。
第3図A,BおよびCはそれぞれ波長1.18μm、1
.45μmおよび1.60μmにおける2.45km伝
ばん後の出力パルス波形である。
.45μmおよび1.60μmにおける2.45km伝
ばん後の出力パルス波形である。
図の横軸は時間、縦軸はパルス振幅を示している。
同図Aの波長1.18μmでは第3高次モード群1,H
E11モード2、第2高次モード群3と順次遅れて現わ
れており、同図Bの波長1.45μmではHE11モー
ドおよび第2高次モード群の遅延時間は一致しており、
さらに同図Cの波長1.60μmではHE11モード2
が第2高次モード群3に対して遅れている。
E11モード2、第2高次モード群3と順次遅れて現わ
れており、同図Bの波長1.45μmではHE11モー
ドおよび第2高次モード群の遅延時間は一致しており、
さらに同図Cの波長1.60μmではHE11モード2
が第2高次モード群3に対して遅れている。
同図Aの波長1.18μmでは第3高次モード群1も導
波しているが、同図BおよびCの波長1.45μmおよ
び1.60μmでは理論上は第3高次モード群が存在し
ているにもかかわらず減衰が大きく出力端では観察され
なかった。
波しているが、同図BおよびCの波長1.45μmおよ
び1.60μmでは理論上は第3高次モード群が存在し
ているにもかかわらず減衰が大きく出力端では観察され
なかった。
第3図のパルス波形から読み取った△τを第4図に示す
。
。
縦軸は△τ、横軸は使用波長および■を併記している。
白丸が測定値であり、破線は第2図と同様の方法で求め
た理論計算値である。
た理論計算値である。
実線は白丸を結んだものである。
同図からも明らかなように測定値と理論値とは極めて良
く一致しており、この理論に基づく当該光ファイバの構
造設計が極めて正確であることが実験によっても検証さ
れた。
く一致しており、この理論に基づく当該光ファイバの構
造設計が極めて正確であることが実験によっても検証さ
れた。
次に第3高次モード群の損失についてみると、第4図中
に示すようにV<6.1では第3高次モード群は2.4
5km伝ぱん後の出力端で観察されなかった。
に示すようにV<6.1では第3高次モード群は2.4
5km伝ぱん後の出力端で観察されなかった。
このV=6.1なる値は1km伝ばん後の値でみればや
や小さくなるが、ケーブル中の光ファイバではケーブル
化によって光ファイバに生ずる微小曲り等の影響をうけ
てV値は大きくなることを考え合せると、第2図の破線
で実験光ファイバのα=2.65からVを読み取るとV
=6.1とほぼ一致する。
や小さくなるが、ケーブル中の光ファイバではケーブル
化によって光ファイバに生ずる微小曲り等の影響をうけ
てV値は大きくなることを考え合せると、第2図の破線
で実験光ファイバのα=2.65からVを読み取るとV
=6.1とほぼ一致する。
このことがらαの下限値(=2.3)の設定方法も正し
いことが実験的にも確められたといえる。
いことが実験的にも確められたといえる。
以上説明したようにこの発明によれば光ファイバにおい
て屈折率分布を2.3≦α≦3.1の範囲に設定し、使
用波長に対してコア径、比屈折率差等を選定することに
よってV値をHE11モードと第2高次モード群の群遅
延時間をほぼ等しくなるような値4.8〜6.5にする
ものであり、極めて広い伝送帯域が得られ、また従来の
単一モード光ファイバに比べてコア径を2倍以上拡大で
きる。
て屈折率分布を2.3≦α≦3.1の範囲に設定し、使
用波長に対してコア径、比屈折率差等を選定することに
よってV値をHE11モードと第2高次モード群の群遅
延時間をほぼ等しくなるような値4.8〜6.5にする
ものであり、極めて広い伝送帯域が得られ、また従来の
単一モード光ファイバに比べてコア径を2倍以上拡大で
きる。
したがって光源との結合および光ファイバ接続が容易に
なるという利点がある。
なるという利点がある。
第1図は光ファイバの屈折率分布を示す図、第2図はV
およびαに対する群遅延時間差△τを示す図、第3図は
試作ファイバの伝送パルス特性波形図、第4図は試作フ
ァイバの△τとVおよびλの関係を示す図である。
およびαに対する群遅延時間差△τを示す図、第3図は
試作ファイバの伝送パルス特性波形図、第4図は試作フ
ァイバの△τとVおよびλの関係を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コア半径をa、コア中心の屈折率をnl、クラツド
の屈折率をn2、コアとクラツド間の屈折の距離をrと
し、コアにおける屈折率分布n(r)n(r)=n1〔
1−2△(r/a)α〕1/2(但しr≦a)とし、使
用波長をλ、規格化周波数■をとしたとき上記αは2.
3と3.1の間の値とされ、使用波長λに対して当該光
ファイバの最低次モードであるHE11モードと、第2
高次モード群であるHE01,TB01,TM01モー
ドとの群遅延時間がほぼ等しくなるようなV値4.8〜
6.5をもつことを特徴とする光ファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55111599A JPS586923B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 光フアイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55111599A JPS586923B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 光フアイバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5737304A JPS5737304A (en) | 1982-03-01 |
JPS586923B2 true JPS586923B2 (ja) | 1983-02-07 |
Family
ID=14565433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55111599A Expired JPS586923B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 光フアイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586923B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5394344B2 (ja) * | 2010-09-17 | 2014-01-22 | 日本電信電話株式会社 | 数モードファイバおよび数モードファイバの設計方法 |
JP5478443B2 (ja) * | 2010-09-17 | 2014-04-23 | 日本電信電話株式会社 | 数モードファイバ |
WO2014021894A2 (en) * | 2012-08-02 | 2014-02-06 | Corning Incorporated | Few mode optical fibers for mode division multiplexing |
JP6170924B2 (ja) * | 2011-09-16 | 2017-07-26 | コーニング インコーポレイテッド | モード分割多重化用数モード光ファイバ |
JP6240430B2 (ja) * | 2013-08-07 | 2017-11-29 | クラシエフーズ株式会社 | 高延伸性チューインガム及びそれを用いた組合せチューインガム |
-
1980
- 1980-08-15 JP JP55111599A patent/JPS586923B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5737304A (en) | 1982-03-01 |
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