JPH10267744A - ゴルフクラブヘッドの打球音解析装置およびゴルフ練習装置 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドの打球音解析装置およびゴルフ練習装置

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JPH10267744A
JPH10267744A JP9027197A JP9027197A JPH10267744A JP H10267744 A JPH10267744 A JP H10267744A JP 9027197 A JP9027197 A JP 9027197A JP 9027197 A JP9027197 A JP 9027197A JP H10267744 A JPH10267744 A JP H10267744A
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JP
Japan
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hitting sound
club head
sound
golf club
frequency analysis
Prior art date
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Pending
Application number
JP9027197A
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English (en)
Inventor
Masatake Takahashi
昌剛 高橋
Kenichi Takada
健一 高田
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブヘッドの打球音の客観的な評価
を可能にする。 【解決手段】 ゴルフクラブヘッド1の打球音をマイク
ロホン2で集音し、アンプ3で増幅してDAT4に記録
する。DAT4から再生されたデータはコンピュータ5
に取り込まれて周波数解析され、その結果はプリンタ6
に出力される。周波数解析結果の固有周波数値等から打
球音の良否が客観的に判定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中空部を有する金属
製ゴルフクラブヘッドの打球音を解析する装置、および
打球音の解析に基づいて打球の良否を判定し表示するゴ
ルフ練習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、ゴルフのウッドクラブではチタン等のメタルヘッド
が広く使用されるようになっており、この種のメタルヘ
ッドは大型の薄肉中空構造となって、打球時のスイート
スポットが広く確保されている。このようなメタルヘッ
ドでは、打球時にヘッド全体が大きく変形振動して、メ
タルヘッド特有の打球音を生じる。この打球音は、ヘッ
ドの肉厚、容積、比表面積、あるいは材質等によって変
化するものであり、そこで、この打球音を積極的に変化
させて、好ましい打球音を生じさせるような試みがなさ
れている。しかし、従来は好ましい打球音になったか否
かは専ら個人差のある官能検査によっており、客観的か
つ定量的な評価ができないという問題があった。
【0003】一方、個人の庭等でゴルフの練習をする場
合に、防球ネットを張って実際にボールを打つことが行
われているが、この場合の打球の良否は専ら練習者の感
覚に委ねられており、客観的な打球良否の判定を手軽に
行えるゴルフ練習装置が望まれている。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、ゴルフクラブヘッドの打球音の客観的な評価
を可能にした打球音解析装置と、打球の良否を客観的か
つ手軽に評価可能としたゴルフ練習装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の打球音解析装置では、ゴルフクラブヘッド
(1)の打球音を集音する手段(2)と、集音された打
球音を周波数解析する手段(52)と、周波数解析の結
果を出力する手段(6)とを有している。
【0006】本発明の打球音解析装置によれば、打球音
の周波数が解析されてその結果が出力されるから、周波
数解析結果の固有周波数値等から打球音の良否を客観的
に判定することができる。
【0007】本発明のゴルフ練習装置は、ゴルフクラブ
ヘッド(1)の打球音を集音する手段(2)と、集音さ
れた打球音を周波数解析する手段(73)と、周波数解
析の結果に基づいて打球の良否を判定する手段(73)
と、判定結果を出力する手段(77,78)とを有して
いる。
【0008】本発明のゴルフ練習装置によれば、打球音
の周波数が解析されてその結果に基づいて打球の良否が
判定され、出力される。したがって、練習時の打球の良
否を速やかかつ客観的に確認することができる。このゴ
ルフ練習装置は、1チップCPU等を使用することによ
ってコンパクトに実現され、手軽に使用することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1にはゴルフクラブのメタルヘッド
1の外観を示し、図2にはその破断断面図を示す。メタ
ルヘッド1はフェース部12を除くヘッド本体を精密鋳
造で製造した後、フェース部12の開口部に板体を溶接
して製造される。このようなメタルヘッド1は薄肉中空
構造となっており、その肉厚、容積、比表面積、材質
(ヤング率、密度、ポアソン比)を変更することによ
り、打球音が変化する。発明者の実験によると、この打
球音の変化は、中空構造のメタルヘッド1が変形振動す
る際の固有周波数等の変化に基づくものである。なお、
メタルヘッド1はソウル部13を除くヘッド本体を精密
鋳造で製造した後、ソウル部13の開口部に板体を溶接
して製造することもできる。
【0010】そこで、打球音解析装置は図3に示すよう
な構成を有する。すなわち、図において、打球音を集音
する指向性の良いマイクロホン2が設けられ、このマイ
クロホン2としては、例えばプリアンプ内蔵のコンデン
サマイクが使用できる。マイクロホン2の出力はゲイン
40dB程度のアンプ3で増幅され、デジタルオーディ
オテープレコーダ(DAT)4に入力して音響データと
してPCM録音される。DAT4から再生された音響デ
ータはコンピュータ5の入力インターフェース51を介
して周波数解析手段たるCPU52に取り込まれ、高速
フーリエ変換(FFT)等により周波数解析がなされ
る。この周波数解析の結果は出力インターフェース53
を介してモニタ54上に表示されるとともに、出力手段
としてのプリンタ6に出力される。なお、DAT4の作
動はコンピュータ5からの指令出力により制御される。
【0011】図4には上記CPU52における処理手順
を示す。ステップ101でDAT4の録音作動を開始さ
せる。打球の開始から終了までタイマにより2秒間の録
音作動を継続させた後(ステップ102)、DAT4を
停止させる(ステップ103)。続いてDAT4の再生
作動を開始させ(ステップ104)、音響データを読み
込んで(ステップ105)FFTにより周波数解析を行
い(ステップ106)、その後DAT4を停止させる
(ステップ107)。ステップ108ではモニタ54上
へ周波数解析の波形を表示し、この波形をデータファイ
ル化した後(ステップ109)、プリンタ6へ出力する
(ステップ110)。
【0012】図5には周波数解析の波形の一例を示し、
fc が固有周波数である。このように、打球音が周波数
解析されて表示され、かつプリントアウトされるから、
打球音の良否を客観的かつ定量的に把握することができ
る。したがって、良好な打球音を発するメタルヘッドの
設計を主観に左右されずに確実に行うことができるとと
もに、メタルヘッド製造時の完成品検査の信頼性も向上
させることができる。
【0013】なお、本実施形態において、FFT演算を
コンピュータ5内のソフトウエアで行うのに代えて、専
用のFFTアナライザを使用しても良い。
【0014】(第2実施形態)第1実施形態のDAT4
に代えて、図6に示すように、コンピュータ5内蔵のサ
ウンドボード55を使用することもできる。アンプ3の
出力はサウンドボード55でデジタルの音響データに変
換され、入力インターフェース51を介してメモリ56
に記憶された後、周波数解析がなされる。この場合のC
PU52の処理手順を図7に示す。ステップ201でサ
ウンドボード55から音響データをメモリ56に読み込
み、続くステップ202でFFTによる周波数解析を行
う。そして、ステップ203で、解析結果をコンピュー
タ5のモニタ54上に表示する。サウンドボード55を
使用するとDAT4を使用した場合に比してサンプリン
グ周波数が高くないため解析精度はやや劣るが、コンピ
ュータ5としてノートパソコン等を使用することによ
り、装置全体が容易に持ち運び可能となる。なお、本実
施形態において、コンピュータ5にプリンタを接続すれ
ば、周波数解析結果をプリントアウトすることもでき
る。
【0015】(第3実施形態)図8には、打球音の解析
に基づいて打球の良否を判定するゴルフ練習装置7の構
成を示す。装置に内蔵されたマイクロホン2で集音した
打球音は既に第2実施形態で説明したアンプ3、サウン
ドボード71、入力インターフェース72を経て周波数
解析手段としてのCPU73に取り込まれ、メモリ75
に記憶されて周波数解析がなされる。入力インターフェ
ース72には装置の作動を開始するためのスタートスイ
ッチ76が接続されており、また、出力インターフェー
ス74には表示器77とスピーカ78が接続されてい
る。
【0016】図9には、CPU73における処理手順を
示す。ステップ301でスタートスイッチ76が投入さ
れたことを確認すると、続くステップ302で音響デー
タを読み込んでメモリ75に記憶し、FFTにより周波
数解析を行う。ステップ304では、予め記憶された適
正打球時の打球音の解析結果と比較して、固有周波数や
当該周波数における信号強度等の解析結果が許容範囲内
にあれば、ステップ305で表示器77上に「ナイスシ
ョット」と表示すると同時に、これをスピーカ78で報
知する。なお、スタートスイッチ76を練習者の手元に
設けたり、あるいはステップ301とステップ302の
間にタイマステップを入れて、音響データの読み込みを
実際のスイング開始のタイミングに近づけると、メモリ
容量の無駄が無くなる。なお、上記表示器77とスピー
カ78はいずれか一方のみを設けるようにしても良い。
【0017】このようなゴルフ練習装置は、1チップC
PU等を搭載したプリント基板を内設することによりコ
ンパクトな形状で実現することができ、防球ネットを使
用して個人の庭等でゴルフの練習をする際に簡易に設置
して、打球の良否を客観的に判定することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の打球音解析装置
によれば、ゴルフクラブヘッドの打球音を客観的に評価
することができ、ヘッドの設計や完成品の検査に有用で
ある。また、本発明のゴルフ練習装置によれば、打球の
良否を客観的かつ手軽に評価することができ、家庭等で
のゴルフ練習に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタルヘッドの外観を示す斜視図である。
【図2】メタルヘッドの破断断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態における打球音解析装置
のブロック構成図である。
【図4】CPUの処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図5】周波数解析結果の一例を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態における打球音解析装置
のブロック構成図である。
【図7】CPUの処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第3実施形態におけるゴルフ練習装置
のブロック構成図である。
【図9】CPUの処理プログラムのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…メタルヘッド(ゴルフクラブヘッド)、2…マイク
ロホン(集音手段)、5…コンピュータ、52…CPU
(周波数解析手段)、6…プリンタ(出力手段)、73
…CPU(周波数解析手段、打球良否判定手段)、77
…表示器(出力手段)、78…スピーカ(出力手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフクラブヘッドの打球音を集音する
    手段と、集音された打球音を周波数解析する手段と、周
    波数解析の結果を出力する手段とを具備するゴルフクラ
    ブヘッドの打球音解析装置。
  2. 【請求項2】 ゴルフクラブヘッドの打球音を集音する
    手段と、集音された打球音を周波数解析する手段と、周
    波数解析の結果に基づいて打球の良否を判定する手段
    と、判定結果を出力する手段とを具備するゴルフ練習装
    置。
JP9027197A 1997-03-24 1997-03-24 ゴルフクラブヘッドの打球音解析装置およびゴルフ練習装置 Pending JPH10267744A (ja)

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ID=13993856

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