JPH10267743A - 音質評価装置および音質評価方法 - Google Patents

音質評価装置および音質評価方法

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JPH10267743A
JPH10267743A JP9071088A JP7108897A JPH10267743A JP H10267743 A JPH10267743 A JP H10267743A JP 9071088 A JP9071088 A JP 9071088A JP 7108897 A JP7108897 A JP 7108897A JP H10267743 A JPH10267743 A JP H10267743A
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waveform
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JP9071088A
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Inventor
Yumiko Kurosawa
由美子 黒澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機やプリンタの騒音の人が感じるうるさ
さを音質として評価することを目的とする。 【解決手段】 マイクロホン1、A/D変換器2および
データ記憶器3により得られた騒音の信号は特徴量算出
装置4に入力される。周波数波形評価部40では、周波
数分析部41が騒音の信号を周波数分析して周波数と音
圧レベルとの関係を表す周波数波形を出力し、聴感補正
演算部42がその周波数波形に対し聴感補正をし、近似
波形演算部43では周波数波形を対数に変換した周波数
軸に対して2次式で回帰分析し、近似波形を出力する。
波形比較部44は周波数波形と近似波形とを比較し、寄
与率演算部45で近似波形の寄与率を求め、差分演算部
46では波形比較部44の比較結果に基づき差分を求め
る。これら寄与率および差分により周波数波形のなめら
かさが定量化され、音質評価が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音質評価装置および
音質評価方法に関し、特に複写機やプリンタなどのオフ
ィス機器から発生する騒音の周波数波形のなめらかさを
音質として評価する音質評価装置および音質評価方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境へのやさしさの観点から、騒
音問題への関心が高まってきており、オフィス機器に対
しても騒音低減の要望が高まってきている。従来、騒音
のうるささを評価する方法として、等価騒音レベル(J
IS Z8731)が一般的に用いられている。しかし
ながら、等価騒音レベルは、複写機やプリンタなどのオ
フィス機器から発生する騒音の心理的なうるささとの相
関があまり良くないことが知られている。
【0003】これは、人が複写機やプリンタの騒音のう
るささを評価する場合には、全体の大きさのみで判断し
ていないためである。複写機やプリンタは機構の複雑さ
から様々なタイミングで発生する様々な音から構成され
ており、騒音の官能評価を行ったところ、音に含まれて
いる純音やうなりあるいは広帯域音が気になる音として
抽出され、うるささ評価に大きく影響していることが分
かった。純音やうなりあるいは広帯域音は周波数波形に
その特徴が表れる。これらの音を図を用いて説明する。
【0004】図4は代表的なプリンタが稼働中に発生す
る騒音の周波数分析結果を示す図である。この図におい
て、横軸は周波数、縦軸は音圧レベルを表しており、周
波数軸における音圧レベルの分布を示している。ここ
で、丸で囲んだ部分が純音であり、他の周波数領域より
も音圧レベルが大きく突出している。この純音はたとえ
ばスキャナモータなどの高速回転や電磁波により発生す
る。また、周波数の近接した純音は互いに干渉すること
でうなりとして認識される。広帯域音は斜線の部分で示
す音であり、これはたとえばファンなどの排気により発
生するエアフロー系の音である。
【0005】人は、純音の存在により甲高さを感じ、う
なりの存在により変動感を感じ、低周波成分を多く含む
広帯域音により重苦しさを感じ、高周波成分を多く含む
広帯域音によりざらつき感を感じる。本明細書ではこれ
らの音による人が感じるうるささを総称してなめらかさ
と称することにする。
【0006】このような周波数波形の特徴となめらかさ
との相関を調べるため、官能評価を行った。図5は周波
数波形の特徴となめらかさとの相関を分析した結果を示
す図であって、(A)は周辺との音圧差に対するなめら
かさを示し、(B)は2次式への合致度に対するなめら
かさを示している。
【0007】まず、純音の効果を調べるため、周波数が
900Hzおよび2500Hzの純音について、その大
きさを変えてピンクノイズに加えたときのなめらかさを
評価した。被験者には甲高さ、変動感、重苦しさ、ざら
つき感をなめらかさとして総合評価してもらい、評価結
果を量的に表現してもらった。図5(A)に示したよう
に、周辺の周波数スペクトルから突出している純音の大
きさ(突出レベル)を変えて、なめらかさの変化を調べ
た結果、純音はその音圧レベルに比例してなめらかさが
変わることが分かった。
【0008】次に、広帯域音について、周波数構成を変
えた音について官能評価したところ、なめらかさが異な
る結果が得られた。評価結果の分析より以下のことが分
かった。純音やうなりがない、すなわち周波数波形で突
出した成分がない方がなめらかだと感じる。図5(B)
に示したように、周波数構成を変えた音を周波数分析し
たときに対数の周波数軸と音圧レベルとの関係を多項式
で近似して、実波形とその近似波形との差分となめらか
さとの関係を調べた結果、多項式、特に2次式で近似で
きる場合に、なめらかだと判断することがわかった。
【0009】このように、周波数波形に着目して音を評
価するためのものとして、たとえば特開平3−8292
2号公報が知られている。特開平3−82922号公報
によれば、騒音波形を周波数成分に分析して、周波数成
分ごとの音圧レベルについて時間的な変動量を求めてい
る。この方法は空調機の送風音など、各周波数成分の時
間変動がうるささに影響を及ぼしている音の評価に適し
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−82922号公報に記載のものでは、周波数成分間
の関係を評価していないため、複写機やプリンタなどの
騒音に適用して周波数波形のなめらかさを調べることは
できないという問題点があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、複写機・プリンタなどから発生する騒音の周
波数波形のなめらかさを音質として評価する音質評価装
置および音質評価方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、騒音の音質を物理量で評価する音質評価
装置において、評価対象とする音を採取して電気信号に
変換する評価対象音取得手段と、前記電気信号を周波数
分析して得られる周波数波形からそのなめらかさを定量
化する周波数波形評価手段と、を備えていることを特徴
とする音質評価装置が提供される。
【0013】このような音質評価装置によれば、周波数
波形評価手段が、電気信号を周波数分析した周波数波形
のなめらかさを定量化し、周波数波形のなめらかさを音
質として抽出する。これにより、人が感じる周波数波形
のなめらかさという特徴を抽出することが容易になる。
【0014】また、本発明によれば、騒音の音質を物理
量で評価する音質評価方法において、評価対象とする音
を採取して電気信号に変換し、前記電気信号を周波数分
析し、周波数分析により得られた周波数波形からそのな
めらかさを定量化する、ことからなる音質評価方法が提
供される。
【0015】この音質評価方法では、周波数分析ステッ
プにおいて電気信号が周波数分析されて周波数波形が出
力され、なめらかさを定量化するステップにおいてその
周波数波形のなめらかさが定量化される。これにより、
人が感じる周波数波形のなめらかさという特徴を音質と
して抽出することが容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の音質評価装置の構
成例を示す図である。この図において、音質評価装置
は、マイクロホン1と、A/D変換器2と、データ記憶
器3と、特徴量算出装置4とによって構成される。
【0017】マイクロホン1は複写機やプリンタの騒音
を集音して電気信号に変換するもので、その出力はA/
D変換器2に入力されて、電気信号がデジタル信号に変
換される。A/D変換器2の出力はデータ記憶器3に入
力され、一時的に記憶される。データ記憶器3の例とし
ては、たとえばDAT(Digital Audio Tape)、MD
(Mini Disc)、パーソナルコンピュータに接続された
ハードディスク装置や磁気記録装置などがある。そし
て、デジタル信号に変換された騒音信号は、特徴量算出
装置4に入力されてなめらかさを評価する物理量が算出
される。
【0018】この特徴量算出装置4は、たとえば、等価
騒音レベル、ラウドネスレベル、シャープネスなどの計
算を行う音響解析ソフトウェアおよびそのソフトウェア
を実行するコンピュータによって構成することができ
る。特徴量算出装置4においてなめらかさを定量化する
方法としては、ここでは、周波数波形評価部40を備え
ている。この周波数波形評価部40は、周波数分析部4
1と、聴感補正演算部42と、近似波形演算部43と、
波形比較部44と、寄与率演算部45と、差分演算部4
6とを有している。
【0019】周波数分析部41は入力された騒音信号を
周波数分析して周波数波形の情報を得るもので、周波数
波形をオクターブバンド分析し、中心周波数を対数に変
換した周波数軸に対して音圧レベルを表すようにしてい
る。これは、人の聴覚の臨界帯域がオクターブバンドの
帯域と似ているためと、これより周波数間隔を狭くする
と、純音の存在が近似に影響しすぎて、人が聴く感覚と
乖離するためである。周波数分析部41の出力は聴感補
正演算部42に入力される。聴感補正演算部42はその
周波数波形の情報に対して人が聴いた音の感覚に合わせ
る聴感補正を行う。この聴感補正としては、たとえば騒
音測定でよく用いられるA特性補正が挙げられる。これ
は周波数波形を評価する上で、聴感補正を行うことによ
り、より人が聴いた感じと対応する周波数波形の評価が
可能となるためである。聴感補正された周波数波形の情
報は近似波形演算部43に入力される。近似波形演算部
43は周波数波形の回帰分析を行って近似波形を演算す
る。波形比較部44は周波数分析された実際の波形とこ
れより求められたなめらかな近似波形との比較を行う。
寄与率演算部45は近似波形の寄与率を演算するもの
で、周波数波形をなめらかな近似波形で近似できる度合
という量に定量化することができ、なめらかさの特徴を
より精度高く求めるものである。差分演算部46は実際
の周波数波形と近似波形との差分を演算するもので、な
めらかさを実際の周波数波形と近似波形との乖離量とし
て表すことができ、なめらかさの特徴をより精度高く求
めるものである。
【0020】次に、この音質評価装置の動作について説
明する。まず、マイクロホン1で集音されて電気信号に
変換された複写機やプリンタの騒音は、A/D変換器2
においてデジタル信号に変換され、データ記憶器3にお
いて一時記憶される。このデジタル信号に変換された騒
音の電気信号は、特徴量算出装置4の周波数波形評価部
40に入力される。周波数波形評価部40では、まず、
周波数分析部41において、入力された電気信号はオク
ターブバンド分析される。オクターブバンド分析の結
果、周波数分析部41からは各バンドの中心周波数と音
圧レベルの値とが出力される。次に、聴感補正演算部4
2では、その音圧レベルの値に対してA特性聴感補正が
行われる。
【0021】図2は周波数分析部によるオクターブバン
ド分析に音圧レベルの聴感補正を行った結果を示した図
であって、(A)は代表的な複写機の稼動音の聴感補正
後のオクターブバンド分析結果を示し、(B)は代表的
なプリンタの稼動音の聴感補正後のオクターブバンド分
析結果を示している。これらの図のオクターブバンドの
周波数範囲において、最小中心周波数を125Hzとし
ている。これは、これより低周波の領域、すなわち周波
数が90Hz以下の周波数領域は暗騒音の影響を強く受
けることと、人間の聴感としての感度が悪いことから決
めている。もちろん、測定の環境が良い場所では、90
Hz以下のデータを用いても構わない。また、最大中心
周波数は8000Hzにしているが、これは、これより
高周波の領域、すなわち周波数が11200Hz以上の
周波数領域は人間の聴感としての感度が悪いことから決
めている。
【0022】次に、各バンドの中心周波数と聴感補正演
算部42にて聴感補正された音圧レベルの値とは近似波
形演算部43に送られる。近似波形演算部43では、入
力された各バンドの中心周波数および音圧レベルの値か
ら近似計算により、周波数波形の近似波形を求める。こ
の近似波形演算部43による近似計算の結果を図3に示
す。
【0023】図3は近似波形演算部による近似演算の結
果を示した図であって、(A)は代表的な複写機の稼動
音のオクターブバンド分析結果より2次式で回帰分析を
行った結果を示し、(B)は代表的なプリンタの稼動音
のオクターブバンド分析結果より2次式で回帰分析を行
った結果を示している。これらの図において、横軸の周
波数は対数値で表している。また、近似波形演算部43
により求められた周波数波形の近似波形は曲線で示し、
この近似計算の基となる音圧レベルの値は黒丸で示して
ある。なお、近似波形演算部43では、周波数波形を対
数に変換した周波数軸に対して、2次式で近似するよう
にしているが、これは、対数の周波数軸で評価した方が
周波数波形のなめらかさの評価を容易にすること、およ
び2次式以外の式よりも2次式で近似したほうが人が感
じるなめらかさとの対応が良いためである。
【0024】近似波形演算部43による近似計算は、中
心周波数の対数値をx1、中心周波数の対数の2乗値を
2、音圧レベルの値をyとして、回帰分析を行う。y
のx1とx2による予測値は、
【0025】
【数1】
【0026】と表されるので、まず、係数a,b,cを
求めた後、予測値を計算することになる。この係数a,
b,cは最小二乗法の原理から導かれた次の連立方程式
を解くことにより求まる。
【0027】
【数2】
【0028】この式において、S11はx1の平方和、S
22はx2の平方和、S12はx1とx2の積和、S1yはx1
yの積和、S2yはx2とyの積和である。次に、近似波
形演算部43により近似計算された近似波形データは波
形比較部44に送られ、実波形データと比較される。す
なわち、波形比較部44では、音圧レベルの値yと予測
値との比較が行われる。次に、実波形と近似波形とのデ
ータは寄与率演算部45および差分演算部46において
寄与率と差分とがそれぞれ計算される。
【0029】寄与率演算部45においては、yの平方和
と回帰平方和とから寄与率r2が求められる。すなわ
ち、
【0030】
【数3】
【0031】また、差分演算部46においては、波形比
較部44による比較結果を用いて差分Dが次式によって
求められる。
【0032】
【数4】
【0033】この方法で2機種の騒音を分析した図3の
例によれば、(A)の複写機音では、各バンドの中心周
波数を対数に変換して各バンドの音圧レベルとの関係に
ついて2次式で回帰分析した結果、このときの回帰分析
の寄与率は0.985であった。また、バンドの実測値
と近似計算の値との差の絶対値を積算することで求めた
差分は9.96であった。一方、図3(B)のプリンタ
音においては、寄与率は0.909、差分は14.0で
あった。
【0034】このようにして得られた寄与率および差分
は、好ましくは、評価対象音について同時に求めた等価
騒音レベル等と組み合わされ、周波数波形のなめらかさ
を加味した物理的特徴量を求めることにより、複写機や
プリンタの稼働音の心理的なうるささの官能評価をする
ことが可能になる。
【0035】以上、本発明の好適な実施の形態について
詳述したが、本発明はこの特定の実施の形態に限定され
るものではない。たとえば、上記の実施の形態において
は、複写機などの騒音波形をマイクロホン1、A/D変
換器2およびデータ記憶器3にて取得したが、騒音計を
利用してその出力信号を特徴量算出装置4に入力するよ
うにしてもよい。
【0036】また、特徴量算出装置4において、なめら
かさを定量化する周波数波形評価部としては、寄与率お
よび差分を求める構成にしたが、周波数分析結果の各周
波数の音圧を平均からのずれと考えて標準偏差を演算す
る構成にすることができる。または、周波数波形評価部
として、各周波数の音圧を平均からのずれと考えて分布
の尖度を演算する構成にすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、評価対
象とする音を周波数分析して得られる周波数波形のなめ
らかさを定量化する周波数波形評価手段またはステップ
を備えるように構成した。これにより、人が感じる周波
数波形のなめらかさという特徴を音質として抽出し、評
価することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音質評価装置の構成例を示す図であ
る。
【図2】周波数分析部によるオクターブバンド分析に音
圧レベルの聴感補正を行った結果を示した図であって、
(A)は代表的な複写機の稼動音の聴感補正後のオクタ
ーブバンド分析結果を示し、(B)は代表的なプリンタ
の稼動音の聴感補正後のオクターブバンド分析結果を示
している。
【図3】近似波形演算部による近似演算の結果を示した
図であって、(A)は代表的な複写機の稼動音のオクタ
ーブバンド分析結果より2次式で回帰分析を行った結果
を示し、(B)は代表的なプリンタの稼動音のオクター
ブバンド分析結果より2次式で回帰分析を行った結果を
示している。
【図4】代表的なプリンタが稼働中に発生する騒音の周
波数分析結果を示す図である。
【図5】周波数波形の特徴となめらかさとの相関を分析
した結果を示す図であって、(A)は周辺との音圧差に
対するなめらかさを示し、(B)は2次式への合致度に
対するなめらかさを示している。
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 A/D変換器 3 データ記憶器 4 特徴量算出装置 40 周波数波形評価部 41 周波数分析部 42 聴感補正演算部 43 近似波形演算部 44 波形比較部 45 寄与率演算部 46 差分演算部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音の音質を物理量で評価する音質評価
    装置において、 評価対象とする音を採取して電気信号に変換する評価対
    象音取得手段と、 前記電気信号を周波数分析して得られる周波数波形から
    そのなめらかさを定量化する周波数波形評価手段と、 を備えていることを特徴とする音質評価装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数波形評価手段は、前記電気信
    号を周波数分析して周波数波形を出力する周波数分析手
    段と、周波数波形の近似波形を算出する近似波形演算手
    段と、前記周波数分析手段から出力される周波数波形と
    前記近似波形演算手段から算出される近似波形とを比較
    評価する波形比較手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載の音質評価装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数波形評価手段は、前記周波数
    分析手段にて周波数分析された周波数波形を聴感特性に
    基づいて聴感補正を行う聴感補正演算手段をさらに有す
    ることを特徴とする請求項2記載の音質評価装置。
  4. 【請求項4】 前記近似波形演算手段は、前記周波数分
    析手段より出力された周波数波形を対数に変換した周波
    数軸に対して2次式で回帰分析する2次近似波形演算を
    行うことを特徴とする請求項2記載の音質評価装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数分析手段は、オクターブバン
    ド分析を行い、オクターブバンドの中心周波数および音
    圧レベルを周波数波形として出力することを特徴とする
    請求項2記載の音質評価装置。
  6. 【請求項6】 前記波形比較手段は、前記近似波形演算
    手段において出力される近似波形の寄与率を演算する寄
    与率演算手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    音質評価装置。
  7. 【請求項7】 前記波形比較手段は、前記周波数分析手
    段より出力される周波数波形と前記近似波形演算手段か
    ら算出される近似波形との差分を演算する差分演算手段
    をさらに有することを特徴とする請求項2記載の音質評
    価装置。
  8. 【請求項8】 騒音の音質を物理量で評価する音質評価
    方法において、 評価対象とする音を採取して電気信号に変換し、 前記電気信号を周波数分析し、 周波数分析により得られた周波数波形からそのなめらか
    さを定量化する、 ことからなる音質評価方法。
  9. 【請求項9】 前記なめらかさを定量化するステップ
    は、周波数波形の近似波形を算出する近似波形演算ステ
    ップと、前記周波数分析ステップにて出力された周波数
    波形と前記近似波形演算ステップにて算出された近似波
    形とを比較評価する波形比較ステップとを有することを
    特徴とする請求項8記載の音質評価方法。
  10. 【請求項10】 前記なめらかさを定量化するステップ
    は、前記周波数分析ステップにて出力された周波数波形
    に対し聴感特性に基づいた聴感補正を行う聴感補正演算
    ステップをさらに有することを特徴とする請求項9記載
    の音質評価方法。
  11. 【請求項11】 前記近似波形演算ステップは、前記周
    波数分析ステップより出力された周波数波形を対数に変
    換した周波数軸に対して2次式で回帰分析することを特
    徴とする請求項9記載の音質評価方法。
  12. 【請求項12】 前記周波数分析ステップは、オクター
    ブバンド分析を行い、オクターブバンドの中心周波数お
    よび音圧レベルを周波数波形として出力することを特徴
    とする請求項9記載の音質評価方法。
  13. 【請求項13】 前記波形比較ステップは、前記近似波
    形演算ステップより出力される近似波形の寄与率を演算
    する寄与率演算ステップを有することを特徴とする請求
    項9記載の音質評価方法。
  14. 【請求項14】 前記波形比較ステップは、前記周波数
    分析ステップより出力される周波数波形と前記近似波形
    演算ステップにて算出される近似波形との差分を演算す
    る差分演算ステップを有することを特徴とする請求項1
    0記載の音質評価方法。
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