JPH10267555A - 電気炉小天井プレキャストブロック - Google Patents
電気炉小天井プレキャストブロックInfo
- Publication number
- JPH10267555A JPH10267555A JP9018497A JP9018497A JPH10267555A JP H10267555 A JPH10267555 A JP H10267555A JP 9018497 A JP9018497 A JP 9018497A JP 9018497 A JP9018497 A JP 9018497A JP H10267555 A JPH10267555 A JP H10267555A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mgo
- electric furnace
- precast block
- small ceiling
- electrode hole
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気炉小天井プレキャストブロックの電極孔
周辺の改善と本体の安定使用を同時に図ることを課題と
している。 【解決手段】 電極２孔周りにＭｇＯ １〜３０重量％
含むＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプレキャストブロックを、
その他本体用の部位には、Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質のプ
レキャストブロックを配設したことを特徴とする電気炉
小天井プレキャストブロックを提供するにある。 【効果】 本発明により、電極孔周辺の損傷抑制によ
り、電気炉小天井ブロックの耐用を従来品より３０％以
上向上させることができた。
周辺の改善と本体の安定使用を同時に図ることを課題と
している。 【解決手段】 電極２孔周りにＭｇＯ １〜３０重量％
含むＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプレキャストブロックを、
その他本体用の部位には、Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質のプ
レキャストブロックを配設したことを特徴とする電気炉
小天井プレキャストブロックを提供するにある。 【効果】 本発明により、電極孔周辺の損傷抑制によ
り、電気炉小天井ブロックの耐用を従来品より３０％以
上向上させることができた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気炉小天井プレ
キャストブロックの耐用向上を主目的としたものであ
る。
キャストブロックの耐用向上を主目的としたものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気炉小天井プレキャストブロッ
ク１は図１の様に電極孔２周囲およびその他の部分は同
一材質で構成されているが、電極２周囲の損傷が大き
く、これで廃却する場合が多い。このため従来の材質で
あるＡｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質から損傷の主要因である構
造スポ−リング性とＦｅＯ反応性、耐火性を改善するた
めにＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質の研究・実炉使用がなされて
きたが、一般に本体部位は逆に表面微クラック発生によ
り総合的に耐用改善には至っていない。また電極孔２周
囲のみ定形れんがでリングを作成し、ブロック本体に埋
込配設する構造も試みられたが、やはり定形れんがの耐
スポ−リング性がプレキャストブロック３に比し劣るこ
とから耐用改善に至っていない。
ク１は図１の様に電極孔２周囲およびその他の部分は同
一材質で構成されているが、電極２周囲の損傷が大き
く、これで廃却する場合が多い。このため従来の材質で
あるＡｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質から損傷の主要因である構
造スポ−リング性とＦｅＯ反応性、耐火性を改善するた
めにＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質の研究・実炉使用がなされて
きたが、一般に本体部位は逆に表面微クラック発生によ
り総合的に耐用改善には至っていない。また電極孔２周
囲のみ定形れんがでリングを作成し、ブロック本体に埋
込配設する構造も試みられたが、やはり定形れんがの耐
スポ−リング性がプレキャストブロック３に比し劣るこ
とから耐用改善に至っていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気炉小天井プレキャ
ストブロックの電極孔周辺の改善と本体の安全使用を同
時に図ることを課題とした。
ストブロックの電極孔周辺の改善と本体の安全使用を同
時に図ることを課題とした。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は電気炉小天井に
おいて、電極孔周りにＭｇＯ １〜３０重量％を含むＡ
ｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプレキャストブロックを、その他
本体部位にＡｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質のプレキャストブロ
ックを配設する。即ち、電極孔周辺材質には耐溶損性、
耐熱性に優れた材質としてＡｌ2Ｏ3にＭｇＯを添加した
Ａｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質に着目し、ＭｇＯの添加量を決め
るため表１の配合で基礎実験を行った結果、ＭｇＯが１
重量％以下では耐食性の向上に効果がなく、３０重量％
以上ではＭｇＯの熱膨張およびＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピ
ネル生成反応による膨張により、耐スポ−リング性が低
下する。従って、ＭｇＯ １〜３０重量％が優れている
ことが分かった。
おいて、電極孔周りにＭｇＯ １〜３０重量％を含むＡ
ｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプレキャストブロックを、その他
本体部位にＡｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質のプレキャストブロ
ックを配設する。即ち、電極孔周辺材質には耐溶損性、
耐熱性に優れた材質としてＡｌ2Ｏ3にＭｇＯを添加した
Ａｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質に着目し、ＭｇＯの添加量を決め
るため表１の配合で基礎実験を行った結果、ＭｇＯが１
重量％以下では耐食性の向上に効果がなく、３０重量％
以上ではＭｇＯの熱膨張およびＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピ
ネル生成反応による膨張により、耐スポ−リング性が低
下する。従って、ＭｇＯ １〜３０重量％が優れている
ことが分かった。
【表１】
【０００５】
【実施例】本発明による８０ｔ電気炉の電気炉小天井プ
レキャストブロックとして、図２に示すようにあらかじ
め電極２周りのプレキャストブロック３として表１の
ＭｇＯ １０重量％含むＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質で電極孔
リング４を型枠を用いて鋳込み成形後脱枠した。このＡ
ｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプレキャストブロックである電極
孔リング４を電気炉小天井用型枠内の所定の位置に固定
し、本体部を表１の本体部用Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質
を用いて鋳込み成形し一体成形品とし、脱枠後、乾燥し
て８０ｔ電気炉小天井プレキャストブロックを作製し
た。
レキャストブロックとして、図２に示すようにあらかじ
め電極２周りのプレキャストブロック３として表１の
ＭｇＯ １０重量％含むＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質で電極孔
リング４を型枠を用いて鋳込み成形後脱枠した。このＡ
ｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプレキャストブロックである電極
孔リング４を電気炉小天井用型枠内の所定の位置に固定
し、本体部を表１の本体部用Ａｌ2Ｏ3−ＳｉＯ2材質
を用いて鋳込み成形し一体成形品とし、脱枠後、乾燥し
て８０ｔ電気炉小天井プレキャストブロックを作製し
た。
【０００６】本発明による電気炉小天井プレキャストブ
ロックを８０ｔ電気炉小天井として実用試験を行った。
その使用状況を従来品と比較して表２に示す。
ロックを８０ｔ電気炉小天井として実用試験を行った。
その使用状況を従来品と比較して表２に示す。
【表２】
【０００７】
【発明の効果】本発明により、電極孔周辺の損傷抑制に
より、電気炉小天井ブロックの耐用を従来品より３０％
以上向上することができた。
より、電気炉小天井ブロックの耐用を従来品より３０％
以上向上することができた。
【図１】従来の電気炉小天井の概況図である。
【図２】本発明の電気炉小天井の概況図である。
１ 電気炉小天井 ２ 電極 ３ 本体部プレキャストブロック ４ 電極孔用リング
Claims (1)
- 【請求項１】 電気炉小天井において電極孔周りに、Ｍ
ｇＯ １〜３０重量％を含むＡｌ2Ｏ3−ＭｇＯ材質のプ
レキャストブロックを、その他本体用の部位にはＡｌ2
Ｏ3−ＳｉＯ2材質のプレキャストブロックを配設したこ
とを特徴とする電気炉小天井プレキャストブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09018497A JP3693454B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 電気炉小天井プレキャストブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09018497A JP3693454B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 電気炉小天井プレキャストブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267555A true JPH10267555A (ja) | 1998-10-09 |
| JP3693454B2 JP3693454B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=13991409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09018497A Expired - Fee Related JP3693454B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 電気炉小天井プレキャストブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3693454B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP09018497A patent/JP3693454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3693454B2 (ja) | 2005-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050527 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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