JP2003335573A - スリット式ガス吹き込みプラグ - Google Patents
スリット式ガス吹き込みプラグInfo
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- JP2003335573A JP2003335573A JP2002147095A JP2002147095A JP2003335573A JP 2003335573 A JP2003335573 A JP 2003335573A JP 2002147095 A JP2002147095 A JP 2002147095A JP 2002147095 A JP2002147095 A JP 2002147095A JP 2003335573 A JP2003335573 A JP 2003335573A
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- JP
- Japan
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- gas blowing
- slit
- type gas
- alumina
- refractory
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融金属容器の底部からガスを吹き込むた
めの耐熱スポール性に優れたスリット式ガス吹き込みプ
ラグを提供するにある。 【解決手段】 不定形耐火物や定形耐火物の所定の位
置に可燃性や溶解性、昇華性のシート材を埋設状態とし
て所定の温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の
所定幅のスリットを開口したスリット式ガス吹き込みプ
ラグで、耐火骨材として粒径０．５ｍｍ以上のジルコニ
アムライト１〜１４重量％にアルミナを主成分として配
合している。ジルコニアムライトの粒径は０．５ｍｍ以
上で、アルミナの最大粒径よりも小粒径のものとするの
が好ましく、ジルコニアムライトを２〜７重量％配合す
るのが好ましい。
めの耐熱スポール性に優れたスリット式ガス吹き込みプ
ラグを提供するにある。 【解決手段】 不定形耐火物や定形耐火物の所定の位
置に可燃性や溶解性、昇華性のシート材を埋設状態とし
て所定の温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の
所定幅のスリットを開口したスリット式ガス吹き込みプ
ラグで、耐火骨材として粒径０．５ｍｍ以上のジルコニ
アムライト１〜１４重量％にアルミナを主成分として配
合している。ジルコニアムライトの粒径は０．５ｍｍ以
上で、アルミナの最大粒径よりも小粒径のものとするの
が好ましく、ジルコニアムライトを２〜７重量％配合す
るのが好ましい。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、冶金分野における
耐熱スポール性に優れたスリット式ガス吹き込みプラグ
に関するものである。
耐熱スポール性に優れたスリット式ガス吹き込みプラグ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】溶融金属容器の底部からガスを吹き込む
ためのガス吹き込み用プラグとして、れんが内の気孔を
介して通気させていたポーラス式のポーラスプラグに代
わって、微密なれんがにプラグの底面から上面まで連統
した一定のスリットのガス通路を確保したスリツト式プ
ラグが広く使用されている。
ためのガス吹き込み用プラグとして、れんが内の気孔を
介して通気させていたポーラス式のポーラスプラグに代
わって、微密なれんがにプラグの底面から上面まで連統
した一定のスリットのガス通路を確保したスリツト式プ
ラグが広く使用されている。
【０００３】このスリット式プラグの製造の際、ガス吹
き込み用のスリットは、たとえば可燃性シートに不定形
耐火物を充填して所定温度で焼成させることにより形成
されるが、そこで使用される不定形耐火物としては取鍋
精錬用内張り耐火物として優れたアルミナ系不定形耐火
物か採用されている。
き込み用のスリットは、たとえば可燃性シートに不定形
耐火物を充填して所定温度で焼成させることにより形成
されるが、そこで使用される不定形耐火物としては取鍋
精錬用内張り耐火物として優れたアルミナ系不定形耐火
物か採用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】スリット式プラグは、
ポーラスプラグと比較して微密であるため耐食性に優れ
ており、従来からの損傷要因である酸素洗浄時の損傷を
低減できて、高耐用を達成している。しかし、使用の際
の溶融金属による高温受熱と冷却により、熱的応力歪み
によって亀裂、いわゆる熱スポールが発生し、主な損傷
原因になっている。
ポーラスプラグと比較して微密であるため耐食性に優れ
ており、従来からの損傷要因である酸素洗浄時の損傷を
低減できて、高耐用を達成している。しかし、使用の際
の溶融金属による高温受熱と冷却により、熱的応力歪み
によって亀裂、いわゆる熱スポールが発生し、主な損傷
原因になっている。
【０００５】この耐熱スポーリング性を向上させる手段
として、例えば特開平９−５２１６８では粒子径５０μ
ｍ以下のジルコニアムライト微粉１〜５重量％をポーラ
スプラグに適用する方法が開示されているが、これをス
リット式ガス吹き込みプラグに使用した場合は、そのま
までは耐熱スポ─リング性を向上できないものであり、
その適用範囲が異なることが分った。
として、例えば特開平９−５２１６８では粒子径５０μ
ｍ以下のジルコニアムライト微粉１〜５重量％をポーラ
スプラグに適用する方法が開示されているが、これをス
リット式ガス吹き込みプラグに使用した場合は、そのま
までは耐熱スポ─リング性を向上できないものであり、
その適用範囲が異なることが分った。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために不定形
耐火物や定形耐火物の所定の位置に可燃性や溶解性、昇
華性のシート材を埋設状態として所定の温度で焼成した
り、溶解してガス吹き込み用の所定幅のスリットを設け
たスリット式ガス吹き込みプラグであって、上記耐火骨
材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニアムライト１〜１４
重量％にアルミナを主成分として配合したことを特徴と
する耐熱スポール性に優れたスリット式ガス吹き込みプ
ラグを提供するものである。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために不定形
耐火物や定形耐火物の所定の位置に可燃性や溶解性、昇
華性のシート材を埋設状態として所定の温度で焼成した
り、溶解してガス吹き込み用の所定幅のスリットを設け
たスリット式ガス吹き込みプラグであって、上記耐火骨
材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニアムライト１〜１４
重量％にアルミナを主成分として配合したことを特徴と
する耐熱スポール性に優れたスリット式ガス吹き込みプ
ラグを提供するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明のスリット式ガス吹き込み
プラグは、不定形耐火物や定形耐火物の所定の位置に可
燃性や溶解性、昇華性のシート材を埋設状態として所定
の温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の所定幅
のスリットを設けたスリット式ガス吹き込みプラグであ
って、上記耐火骨材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニア
ムライト１〜１４重量％にアルミナを主成分として配合
したことを特徴としている。
プラグは、不定形耐火物や定形耐火物の所定の位置に可
燃性や溶解性、昇華性のシート材を埋設状態として所定
の温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の所定幅
のスリットを設けたスリット式ガス吹き込みプラグであ
って、上記耐火骨材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニア
ムライト１〜１４重量％にアルミナを主成分として配合
したことを特徴としている。
【０００８】本発明の原理は、スリット式ガス吹き込み
プラグにおいて、アルミナ中にジルコニアムライト骨材
を含有することにより、耐熱スポール性を向上させるこ
とにある。
プラグにおいて、アルミナ中にジルコニアムライト骨材
を含有することにより、耐熱スポール性を向上させるこ
とにある。
【０００９】ガス吹き込みプラグ１のガス吹き込み用の
スリット２は、たとえば図１のように不定形耐火物３の
所定位置に可燃性や溶解性、昇華性の所定幅のシート材
４を渦巻き状態や多重円筒状等の埋設状態として所定の
温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の所定幅の
ものを設けることができる。また、定形耐火物の側面に
シート材を貼り付けて埋設状態として設けることもで
き、公知の手段で行なうことができる。
スリット２は、たとえば図１のように不定形耐火物３の
所定位置に可燃性や溶解性、昇華性の所定幅のシート材
４を渦巻き状態や多重円筒状等の埋設状態として所定の
温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の所定幅の
ものを設けることができる。また、定形耐火物の側面に
シート材を貼り付けて埋設状態として設けることもで
き、公知の手段で行なうことができる。
【００１０】この不定形耐火物３の耐火骨材は、粒径
０．５ｍｍ以上のジルコニアムライト１〜１４重量％
と、残部ないし主成分をアルミナの配合として耐熱スポ
ール性に優れたスリット式ガス吹き込みプラグにでき
る。
０．５ｍｍ以上のジルコニアムライト１〜１４重量％
と、残部ないし主成分をアルミナの配合として耐熱スポ
ール性に優れたスリット式ガス吹き込みプラグにでき
る。
【００１１】ジルコニアムライトは、図２のような熱膨
張曲線を描いており、１１００℃付近の単斜晶から正方
晶への結晶変態によるヒステリシス曲線が特徴的であ
り、アルミナに比較して熱膨張率が小さい。
張曲線を描いており、１１００℃付近の単斜晶から正方
晶への結晶変態によるヒステリシス曲線が特徴的であ
り、アルミナに比較して熱膨張率が小さい。
【００１２】このようなジルコニアムライト粒がアルミ
ナ中に存在しているとき、１１００〜１７００℃といっ
た温度域ではそれらの問には熱膨張率差があるため、ジ
ルコニアムライト粒に沿って空隙が発生する。この空隙
の発生により熱衝撃が緩和され、耐熱スポール性の向上
に起因する。
ナ中に存在しているとき、１１００〜１７００℃といっ
た温度域ではそれらの問には熱膨張率差があるため、ジ
ルコニアムライト粒に沿って空隙が発生する。この空隙
の発生により熱衝撃が緩和され、耐熱スポール性の向上
に起因する。
【００１３】本発明のスリツト式ガス吹き込みプラグに
使用するジルコニアムライトの粒径としては、０．５ｍ
ｍ以上が好ましい。０．５ｍｍ未満であると、ジルコニ
アムライト粒の線変化量が小さいため、１１００〜１７
００℃といった温度域でアルミナとの熱膨張差による空
隙が発生しなく、耐熱スポール性が向上しない。しか
し、ジルコニアムライトの粒径がアルミナの最大粒径よ
りも大きくするのは、組織が脆弱になって好ましくな
く、アルミナの最大粒径と同一ないしそれより小粒径の
３ｍｍ以下とするのが好ましい。
使用するジルコニアムライトの粒径としては、０．５ｍ
ｍ以上が好ましい。０．５ｍｍ未満であると、ジルコニ
アムライト粒の線変化量が小さいため、１１００〜１７
００℃といった温度域でアルミナとの熱膨張差による空
隙が発生しなく、耐熱スポール性が向上しない。しか
し、ジルコニアムライトの粒径がアルミナの最大粒径よ
りも大きくするのは、組織が脆弱になって好ましくな
く、アルミナの最大粒径と同一ないしそれより小粒径の
３ｍｍ以下とするのが好ましい。
【００１４】また、スリツト式ガス吹き込みブラグに使
用するジルコニアムライトの使用量は、１〜１４重量％
であり、好ましくは２〜７重量％、より好ましくは４〜
７重量％である。ジルコニアムライトの使用量が、１重
量％未満であると耐熱スポーリング性に及ぼすジルコニ
アムライトの効果が現われず、１４重量％を越えるとジ
ルコニアムライト粒の１１００〜１７００℃といった温
度域でのアルミナとの熱膨張差による空隙の発生量か多
くなり過ぎるため、組織が脆弱になり、見掛け気孔率の
上昇や圧縮強さの低下を伴い、プラグとしての性能が低
下する。
用するジルコニアムライトの使用量は、１〜１４重量％
であり、好ましくは２〜７重量％、より好ましくは４〜
７重量％である。ジルコニアムライトの使用量が、１重
量％未満であると耐熱スポーリング性に及ぼすジルコニ
アムライトの効果が現われず、１４重量％を越えるとジ
ルコニアムライト粒の１１００〜１７００℃といった温
度域でのアルミナとの熱膨張差による空隙の発生量か多
くなり過ぎるため、組織が脆弱になり、見掛け気孔率の
上昇や圧縮強さの低下を伴い、プラグとしての性能が低
下する。
【００１５】本発明に用いるジルコニアムライトは、一
般に耐火物に使用されているジルコニアムライトが使用
できる。
般に耐火物に使用されているジルコニアムライトが使用
できる。
【００１６】また、本発明のスリット式ガス吹き込みプ
ラグに使用するアルミナは、一般に耐火物に使用されて
いる電融アルミナ、焼結アルミナ、電融スピネル、スピ
ネルクリンカー等のアルミナを主成分とする材料を単独
あるいは併用して使用できる。
ラグに使用するアルミナは、一般に耐火物に使用されて
いる電融アルミナ、焼結アルミナ、電融スピネル、スピ
ネルクリンカー等のアルミナを主成分とする材料を単独
あるいは併用して使用できる。
【００１７】また、必要に応じて、不定形耐火物の添加
剤として知られている、例えばアルミナセメント、分散
剤、シリカフラワー、粘土、マグネシア、ジルコニア、
炭化珪素、炭素粉、各種耐火性超微粉、金属粉、有機フ
ァイバー、無機ファイバーなどの一種または二種以上を
本発明の効果を損なわない範囲で添加することができ
る。
剤として知られている、例えばアルミナセメント、分散
剤、シリカフラワー、粘土、マグネシア、ジルコニア、
炭化珪素、炭素粉、各種耐火性超微粉、金属粉、有機フ
ァイバー、無機ファイバーなどの一種または二種以上を
本発明の効果を損なわない範囲で添加することができ
る。
【００１８】本発明のスリット式ガス吹き込みプラグ用
の不定形耐火物の施工は、たとえば水分を外掛けで３〜
１５重量％程度添加し、混練後、鋳型に流し込み、バイ
ブレーターなどによって充填させる。この鋳込み成形し
たプレキャスト品は、４００〜１８００℃で熱処理した
ものとして使用できる。
の不定形耐火物の施工は、たとえば水分を外掛けで３〜
１５重量％程度添加し、混練後、鋳型に流し込み、バイ
ブレーターなどによって充填させる。この鋳込み成形し
たプレキャスト品は、４００〜１８００℃で熱処理した
ものとして使用できる。
【００１９】
【実施例】表１に示す粒度構成の電融アルミナとジルコ
ニアムライトおよびアルミナセメント、分散剤等を適量
の添加水分にて混練し、０．５ｍｍ厚さの可燃性シート
材を渦巻き状とした型枠に流し込み、成形後１６００℃
で１０時間熱処理してスリット式ガス吹き込みブラグを
製造した。そして、その物性とスポーリング損傷指数を
表１に示した。
ニアムライトおよびアルミナセメント、分散剤等を適量
の添加水分にて混練し、０．５ｍｍ厚さの可燃性シート
材を渦巻き状とした型枠に流し込み、成形後１６００℃
で１０時間熱処理してスリット式ガス吹き込みブラグを
製造した。そして、その物性とスポーリング損傷指数を
表１に示した。
【００２０】スポーリング損傷指数は、一般的な電気炉
に１辺３０ｍｍ、長さ１５０ｍｍの直方体を１４００℃
で１時問加熱し、室温へ取り出した前後の弾性率低下率
を、比較例１の弾性率低下率を１００として指数表示し
たものである。
に１辺３０ｍｍ、長さ１５０ｍｍの直方体を１４００℃
で１時問加熱し、室温へ取り出した前後の弾性率低下率
を、比較例１の弾性率低下率を１００として指数表示し
たものである。
【００２１】一辺４０ｍｍの立方体の試片を回転式酸化
摩耗試験機によって１２００℃で２０分間処理した後の
重量減少率を、比較例１の損耗量を１００として指数表
示したもので、数値の大きいほどスポーリングによる劣
化が大きいことを示している。
摩耗試験機によって１２００℃で２０分間処理した後の
重量減少率を、比較例１の損耗量を１００として指数表
示したもので、数値の大きいほどスポーリングによる劣
化が大きいことを示している。
【００２２】表１の結果から、本発明の実施例のジルコ
ニアムライトを使用したスリット式ガス吹き込みプラグ
は、比較例よりもスポーリング損傷指数が小さく、耐熱
スポール性が著しく向上している。さらに、本発明品の
実施例と従来品の比較例とをスリット式ガス吹き込みプ
ラグとして使用したときの耐用チャージ数は、比較例は
１７〜２４ｃｈであったのに対して本発明品の実施例は
２６〜３１ｃｈと耐用性か７〜９ｃｈも向上した。特
に、実施例１、２のジルコニアムライトを０．５〜３．
０ｍｍを４重量％配合したものが優れている。
ニアムライトを使用したスリット式ガス吹き込みプラグ
は、比較例よりもスポーリング損傷指数が小さく、耐熱
スポール性が著しく向上している。さらに、本発明品の
実施例と従来品の比較例とをスリット式ガス吹き込みプ
ラグとして使用したときの耐用チャージ数は、比較例は
１７〜２４ｃｈであったのに対して本発明品の実施例は
２６〜３１ｃｈと耐用性か７〜９ｃｈも向上した。特
に、実施例１、２のジルコニアムライトを０．５〜３．
０ｍｍを４重量％配合したものが優れている。
【００２３】
【表１】
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、耐火骨
材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニアムライト１〜１４
重量％にアルミナを主成分として配合したので、１１０
０〜１７００℃といった温度域でジルコニアムライト粒
とアルミナの間に熱膨張率差があるためジルコニアムラ
イト粒に沿って空隙が発生し、この空隙の発生により熱
衝撃が緩和され、本発明のスリット式ガス吹き込みプラ
グは耐熱スポール性の向上に優れた耐熱スポール性を示
し、耐用チャージ数が向上して溶融金属の精錬の連続操
業を延長できて多大な工業的、経済的な利益を生じる。
材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニアムライト１〜１４
重量％にアルミナを主成分として配合したので、１１０
０〜１７００℃といった温度域でジルコニアムライト粒
とアルミナの間に熱膨張率差があるためジルコニアムラ
イト粒に沿って空隙が発生し、この空隙の発生により熱
衝撃が緩和され、本発明のスリット式ガス吹き込みプラ
グは耐熱スポール性の向上に優れた耐熱スポール性を示
し、耐用チャージ数が向上して溶融金属の精錬の連続操
業を延長できて多大な工業的、経済的な利益を生じる。
【００２５】また、ジルコニアムライトの粒径が０．５
ｍｍ以上で、アルミナの最大粒径よりも小粒径のものと
することによって、組織が脆弱にならずに見掛け気孔率
の減少、圧縮強さの向上がはかれ、スリット式ガス吹き
込みプラグの性能を一層高めることができる。
ｍｍ以上で、アルミナの最大粒径よりも小粒径のものと
することによって、組織が脆弱にならずに見掛け気孔率
の減少、圧縮強さの向上がはかれ、スリット式ガス吹き
込みプラグの性能を一層高めることができる。
【００２６】さらに、ジルコニアムライトを２〜７重量
％とし、残部がアルミナの配合とすることによって、ス
リット式ガス吹き込みプラグの性能を十分に奏するよう
にできる。
％とし、残部がアルミナの配合とすることによって、ス
リット式ガス吹き込みプラグの性能を十分に奏するよう
にできる。
【００２７】またさらに、可燃性等のシート材を渦巻き
状に耐火物中に埋設して渦巻き状のスリットを形成する
ことによって、上記したスリット式ガス吹き込みプラグ
を容易に製造することができる。
状に耐火物中に埋設して渦巻き状のスリットを形成する
ことによって、上記したスリット式ガス吹き込みプラグ
を容易に製造することができる。
【図１】本発明の一実施例のスリット式ガス吹き込みプ
ラグの一実施例の側断面図（ａ）と平面図（ｂ）、
ラグの一実施例の側断面図（ａ）と平面図（ｂ）、
【図２】同上の特徴を示すジルコニアムライトとアルミ
ナの熱膨張率の比較図。
ナの熱膨張率の比較図。
１…ガス吹き込みプラグ ２…スリット ３
…不定形耐火物 ４…シート材
…不定形耐火物 ４…シート材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田中 征二郎
兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の２ 川
崎炉材株式会社内
Ｆターム(参考） 4E014 LA09
4G030 AA17 AA36 AA37 BA23 BA28
GA11
4K013 CA00
Claims (4)
- 【請求項１】 不定形耐火物や定形耐火物の所定の位置
に可燃性や溶解性、昇華性のシート材を埋設状態として
所定の温度で焼成したり、溶解してガス吹き込み用の所
定幅のスリットを設けたスリット式ガス吹き込みプラグ
であって、 上記耐火骨材が粒径０．５ｍｍ以上のジルコニアムライ
ト１〜１４重量％にアルミナを主成分として配合したこ
とを特徴とするスリット式ガス吹き込みプラグ。 - 【請求項２】 ジルコニアムライトの粒径が、０．５ｍ
ｍ以上で、アルミナの最大粒径よりも小粒径のものとし
た請求項１に記載のスリット式ガス吹き込みプラグ。 - 【請求項３】 ジルコニアムライトを２〜７重量％と
し、残部がアルミナの配合とした請求項１または２に記
載のスリット式ガス吹き込みプラグ。 - 【請求項４】 可燃性等のシート材を渦巻き状に耐火物
中に埋設して渦巻き状のスリットを形成した請求項１な
いし３のいずれかに記載のスリット式ガス吹き込みプラ
グ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002147095A JP2003335573A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | スリット式ガス吹き込みプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002147095A JP2003335573A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | スリット式ガス吹き込みプラグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003335573A true JP2003335573A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29705820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002147095A Pending JP2003335573A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | スリット式ガス吹き込みプラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003335573A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100370036C (zh) * | 2005-12-13 | 2008-02-20 | 东北大学 | 狭缝式钢包底吹喷粉工艺及装置 |
| CN102274958A (zh) * | 2011-08-16 | 2011-12-14 | 东北大学 | 棱台缝隙式防堵钢包底吹喷粉装置 |
| CN102296156A (zh) * | 2011-08-16 | 2011-12-28 | 东北大学 | 一种旋风护流蓄气室钢包底吹喷粉装置 |
| CN102643952A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-08-22 | 东北大学 | 求取钢包底喷粉元件缝隙长宽的方法 |
| JP2015038031A (ja) * | 2005-09-26 | 2015-02-26 | サン−ゴバン セントレ デ レシェルシェ エト デチュード ユーロピーン | 向上した耐熱衝撃性を示す焼結耐火物 |
| CN104561452A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-04-29 | 东北大学 | 一种底喷粉单嘴真空脱气精炼钢液的装置及方法 |
-
2002
- 2002-05-22 JP JP2002147095A patent/JP2003335573A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015038031A (ja) * | 2005-09-26 | 2015-02-26 | サン−ゴバン セントレ デ レシェルシェ エト デチュード ユーロピーン | 向上した耐熱衝撃性を示す焼結耐火物 |
| CN100370036C (zh) * | 2005-12-13 | 2008-02-20 | 东北大学 | 狭缝式钢包底吹喷粉工艺及装置 |
| CN102274958A (zh) * | 2011-08-16 | 2011-12-14 | 东北大学 | 棱台缝隙式防堵钢包底吹喷粉装置 |
| CN102296156A (zh) * | 2011-08-16 | 2011-12-28 | 东北大学 | 一种旋风护流蓄气室钢包底吹喷粉装置 |
| CN102296156B (zh) * | 2011-08-16 | 2013-05-01 | 东北大学 | 一种旋风护流蓄气室钢包底吹喷粉装置 |
| CN102643952A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-08-22 | 东北大学 | 求取钢包底喷粉元件缝隙长宽的方法 |
| CN102643952B (zh) * | 2012-04-28 | 2014-06-04 | 东北大学 | 求取钢包底喷粉元件缝隙长宽的方法 |
| CN104561452A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-04-29 | 东北大学 | 一种底喷粉单嘴真空脱气精炼钢液的装置及方法 |
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