JPH10267463A - 吸込式冷凍機の液散布装置 - Google Patents

吸込式冷凍機の液散布装置

Info

Publication number
JPH10267463A
JPH10267463A JP7125597A JP7125597A JPH10267463A JP H10267463 A JPH10267463 A JP H10267463A JP 7125597 A JP7125597 A JP 7125597A JP 7125597 A JP7125597 A JP 7125597A JP H10267463 A JPH10267463 A JP H10267463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main pipe
liquid
spray
leg
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7125597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsunao Takagi
哲尚 高木
Masaki Ikeuchi
正毅 池内
Masaru Urakawa
勝 浦川
Shuhei Sato
修平 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7125597A priority Critical patent/JPH10267463A/ja
Publication of JPH10267463A publication Critical patent/JPH10267463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均等かつ確実に伝熱管に散布液が散布される
ようにすると共に散布液中の微小なごみを除去して伝熱
効率を向上させる吸収式冷凍機の液散布装置を得るこ
と。 【解決手段】 散布液2を噴き出す散布管の本管1と、
本管1の上部に被せて散布液2を受け止める本管カバー
4と、本管カバー4に設けられ散布液2を流下させる散
布溝5と、本管1の外側面を流下した散布液2を伝熱管
4上に導く脚部6とからなり、脚部6の根元近傍に散布
液2を溜める液溜め8を設けると共に、脚部6の根元部
に切欠き10を設けて、液溜め8内の散布液2を切欠き
10から脚部6方向に流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸込式冷凍機の液
散布装置に係り、より詳しくは、散布液を確実かつ均等
に供給でき、また、散布液中の微小なごみ等を除去して
供給することができる伝熱効率の良好な吸収式冷凍機の
液散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の吸収式冷凍機の液散布装置
の一例を示す縦断面図、図7は図6の側面図である。図
に示すように、液散布に際しては、液散布装置の本管1
の上部に設けた噴出穴3から散布液2が上方に噴き上げ
られ、本管カバー4の天井に当たって分散する。そし
て、本管カバー4の側面に設けた散布溝5に沿って本管
1の外表面を流下して脚部9に導かれ、ここから各伝熱
管6の表面に散布されて内部を流れる冷温水等と熱交換
を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
液散布装置によれば、本管カバー4に設けた散布溝5の
延長上に脚部9がないときは伝熱管6に対して散布液2
が適切に散布されず液散布にむらが生ずることがあり、
また、散布液2の中に微小なゴミ等の異物が混入してい
ることもあり、このような場合は伝熱効率が低下してし
まう。
【0004】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、均等かつ確実に散布液が散布される
ようにすると共に散布液中の微小なごみ等を除去して伝
熱効率の低下を防ぐことができる吸収式冷凍機等の液散
布装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる吸収式冷
凍機の液散布装置は、次のように構成したものである。 (1) 散布液を噴き出す散布管の本管と、本管の上部
に被せて本管から吹き出た散布液を受け止める本管カバ
ーと、本管カバーに設けられ散布液を本管の外側面に沿
って流下させる散布溝と、本管の下部に設けられ本管の
外側面を流下した散布液を伝熱管上に導く脚部とからな
る吸込式冷凍機の液散布装置であって、脚部の根元近傍
に本管に沿って流下した散布液を溜める液溜めを設ける
と共に、脚部の根元部に切欠き部を設けて、切欠き部か
ら液溜め内の散布液を脚部方向に流すようにした。
【0006】(2) 上記(1)の吸込式冷凍機の液散
布装置であって、散布管の本管の外側底面に沿って断面
が幅広でほぼU字状の脚部基材の内側底面を取り付け、
脚部基材の両側に本管の長手方向に沿った液溜めを設け
ると共に、脚部基材の両側端部に複数の脚部を設けて脚
部の各根元部に切欠き部を設け、V形の切欠き部から液
溜め内の散布液を脚部方向に導びくようにした。
【0007】(3) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
散布管の本管の外側表面に散布溝から脚部方向に散布液
を導くスリットを設けた。 (4) 上記(3)の吸込式冷凍機の液散布装置であっ
て、散布溝の下端部近傍と散布溝の途上からそれぞれ脚
部の根元部に連通するスリットを傾斜配向させた。
【0008】(5) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
各散布溝の下方に位置し隣接する脚部の根元部にまたが
るようにして分岐部材を設け、散布液を散布溝から脚部
方向に分岐して導入するようにした。 (6) 上記(5)の吸込式冷凍機の液散布装置であっ
て、分岐部材を逆V字形に形成した。
【0009】(7) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
散布溝内の下端部近傍と、散布溝の下方で各脚部の根元
部上方に散布部材を設け、散布液を拡散させて脚部方向
に導入するようにした。 (8) 上記(7)の吸込式冷凍機の液散布装置であっ
て、分岐部材を円柱状に形成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1の縦断面図、図2は図1の
側面図である。1は頂部に散布液2を噴き出す噴出穴3
を有する散布管の本管である。4は本管1の長手方向に
沿いその上部から上側面にかけて帽子状に被せた本管カ
バーで、上部は断面逆凹部状をなし下部は本管1の上側
の曲面に沿ってほぼ断面ハ字状に構成されている。
【0011】5は本管カバー4の両側面に上下方向に切
欠いて設けた散布溝で、本管カバー4の長手方向に一定
間隔で配設してある。そして、各散布溝5は円形に開口
した円形溝部5aと、その下方から本管カバー4の最下
端にまで至る直線溝部5bとによって構成され、直線溝
部5bはその両側において外側に向かって拡がるテーパ
状に形成されている。こうして、散布管の本管1の噴出
穴3から噴き出た散布液2が本管カバー4の天井に当た
り分散して天井から内側面に沿って流下し、散布溝5か
ら出てこれに沿って本管1の外側面上を流れ落ちるよう
になっている。
【0012】6は内部に冷温水や冷却水が流れ外表面に
沿って散布液2が流れ落ちるようにした伝熱管であり、
例えば、図1の右から左へ、第1の上部伝熱管6a、第
2の下部伝熱管6b,第3の上部伝熱管6c、第4の下
部伝熱管6dというように、上下方向に交互に配設され
ている。
【0013】7は散布管の本管1の長手方向に沿って設
けた断面がほぼU字状で幅広の脚部基材で、その底部の
内側面を本管1の底部の外側面に固定してあり、脚部基
材7の両側には本管1の底面との間に長手方向に沿った
間隙部を有して液溜め8a,8bを形成している。9は
脚部基材7の両側部に根元部(又は付け根部)を有する
舌状の脚部で、散布管の本管1から噴き出した散布液2
がこの脚部9を伝わって伝熱管6に導入されるようにし
てある。
【0014】この脚部9は、第1の上部伝熱管6aと第
4の下部伝熱管6dに散布液を散布する横拡がりで長め
に形成され先端部近傍が垂直に下方に折れ曲がった第
1、第4の傾斜脚部9a,9dと、第2の下部伝熱管6
bと第3の上部伝熱管6cに散布液を散布する短めでほ
ぼ垂直に形成された第2、第3の立設脚部9b,9cと
から形成されている。そしてこれらの脚部9が、脚部基
材7の長手方向にそって交互に、すなわち、脚部基材7
の一方の側部(図1の右側側部)では第1の傾斜脚部9
aと第2の立設脚部9bが、他方の側部(図1の左側側
部)では第3の立設脚部9cと第4の傾斜脚部9dが交
互に、一定の間隔で配設されている。
【0015】なお、実施の形態1では、散布溝5と脚部
9との位置関係において、散布溝5の延長上に脚部9の
根元部が来ないように配設してある。例えば、図2の左
から右方向に考慮すると、第2の立設脚部9bから第1
の傾斜脚部9aの間に散布溝5を配設し、この第1の傾
斜脚部9aから次の第2の立設脚部9bの間には配設せ
ず、この第2の立設脚部9bから次の第1の傾斜脚部の
9aの間に配設するようにしてある。10は各脚部9の
根元部の中央近傍に設けたV形の切欠きで、液溜め8
a,8b内に溜まった散布液2が脚部9方向に確実に流
れるようにしてある。
【0016】上記のように構成した実施の形態1の作用
を説明する。散布管の本管1の頂部に設けた噴出穴3か
ら散布液2が上方に噴き上げられると、この散布液2は
本管カバー4の天井に当たって分散し、本管カバー4の
側面に設けた散布溝5にそって流下する。そして、本管
カバー4の最下端からさらに散布管の本管1の下側面上
を流れ落ち、脚部基材7の両側に設けた液溜め8a,8
bに溜められる。
【0017】そして、液溜め8a,8bに溜った散布液
は、脚部基材7のV形の切欠き10から溢れて脚部9に
沿って流れ落ち、伝熱管6の上部に散布されてその内部
を流れる冷温水や冷却水と熱交換する。より詳しくは、
脚部9の一方の側面(図1の右側面)では、V形の切欠
き10から溢れて第1の傾斜脚部9aを通り第1の上部
伝熱管6aに至り、あるいは第2の立設脚部9bを通り
第2の下部伝熱管6bに至る。また、他方の側面(図1
の左側面)では、V形の切欠き10から溢れて第3の立
設脚部9cを通り第3の上部伝熱管6cに至り、あるい
は第4の傾斜脚部9dを通り第4の下部伝熱管6dに至
る。なお、上記の説明では、切欠き10はV形に形成し
たが、この形状に限定するものではなく、例えばU形等
であってもよい。
【0018】実施の形態1によれば、散布管の本管1に
よって散布される散布液2を脚部9と伝熱管6に確実か
つ均等に供給でき、伝熱管6の内部を流れる冷温水等と
の熱交換効率が向上する。また、液溜め8を設けたの
で、散布液2の中の不純物である微小なゴミ等を液溜め
8の下に沈澱させることができ、散布液2に異物が混入
せずに伝熱管6に液散布を行うので、伝熱効率の低下を
防ぐことができる。
【0019】実施の形態2 図3は本発明の実施の形態2の側面図である。実施の形
態1では、脚部基材7に液溜め8とV形の切欠き10を
設けてここから散布液2が脚部9方向に流れるようにし
たが、実施の形態2では脚部基材7の内側の全ての面を
本管1の外側底面と接触させて液溜め8を形成せず、ま
たV形の切欠き10の代わりにスリットを設けたもので
ある。11は散布溝5から脚部9方向に向けて本管1の
表面に形成したスリットで、第1のスリット11aと第
2のスリット11bが散布溝5の異なった位置から交互
に傾斜させた状態で配設するようにしてある。
【0020】すなわち、第1のスリット11aは直線溝
部5bのほぼ中央の高さ付近から斜め左方向に傾斜させ
て第1の傾斜脚部9aの根元まで設けたもので、散布液
2は直線溝部5bのほぼ中央の高さ付近から第1のスリ
ット11aに入り第1の傾斜脚部9aの根元に至る。一
方、第2のスリット11bは直線溝部5bの右側のテー
パ部下端近傍から斜め左方向に傾斜させて第2の立設脚
部9bの根元まで設けたもので、散布液2は直線溝部5
bの下端近傍から第2のスリット11bに入り第2の立
設脚部9bの根元に至る。
【0021】その他の構成、作用は実施の形態1で示し
た場合と同様なので、説明を省略する。なお、上記の説
明では、スリット11は散布溝5から斜め左方向に傾斜
させて脚部9の根元まで設けたが、散布溝5から斜め右
方向に傾斜させて脚部9の根元まで設けてもよい。実施
の形態2によれば、散布管の本管1によって散布される
散布液2を脚部9と伝熱管6に確実かつ均等に供給で
き、伝熱管6の内部を流れる冷温水等との熱交換の効率
が向上する。
【0022】実施の形態3 図4は本発明の実施の形態3の側面図である。実施の形
態2では、散布溝5から脚部9方向に斜めに傾斜したス
リット11を設けたが、実施の形態3ではこのスリット
11のかわりに逆V字形の分岐部材を設けたものであ
る。12は逆V字形の分岐部材で、各々の散布溝5の下
方に突設され、分岐部材12の下端部12a,12bが
おのおの第1の傾斜脚部9aと第2の立設脚部9bの隣
接部側の根元部に位置するようにしてある。こうして、
散布液2は散布溝5の下端から分岐部材12方向に流
れ、ここで左右に分岐して第1の傾斜脚部9aと第2の
立設脚部9bに至るようになっている。その他の構成、
作用は実施の形態2で示した場合と同様なので、説明を
省略する。
【0023】なお、上記の説明では、分岐部材12が逆
V字形であるばあいを示したが、この形状に限定するも
のではなく、散布液2を分岐させるものであれば、逆U
字形、凸部形等であってもよい。実施の形態3によれ
ば、散布管の本管1によって散布される散布液2を脚部
9と伝熱管6に確実かつ均等に供給でき、伝熱管6の内
部を流れる冷温水等との熱交換の効率が向上する。
【0024】実施の形態4 図5は本発明の実施の形態4の側面図である。実施の形
態3では、逆V字形の分岐部材12を散布溝5の下方に
設けたが、実施の形態4ではこの分岐部材12のかわり
に散布部材を設けたものである。13aは直線溝部5b
の下部近傍の通路上に突設した円柱状の第1の散布部
材、13bは各脚部9の根元部上方に突設した円柱状の
第2の散布部材である。こうして、第1、第2の散布部
材13a,13bによって散布溝5を流下する散布液2
を拡散して、散布液2がまんべんなく脚部9に供給され
るようにしてある。
【0025】なお、上記の説明では、散布部材13が円
柱状である場合を示したが、この形状に限定するもので
はなく、散布液2を拡散させるものであれば、例えば多
角柱状であってもよい。実施の形態4によれば、散布管
の本管1によって散布される散布液2を脚部9と伝熱管
6に確実かつ均等に供給でき、伝熱管6の内部を流れる
冷温水等との熱交換の効率が向上する。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる吸収式冷凍機の散布装置によれば、次のような
効果を得ることができる。なお、説明に当たっては、請
求項の番号と同じ番号を付してそれぞれの請求項の効果
を記述する。
【0027】(1) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
脚部の根元近傍に本管に沿って流下した散布液を溜める
液溜めを設けると共に、脚部の根元部に切欠き部を設け
て、切欠き部から液溜め内の散布液を脚部方向に流すよ
うに構成した。
【0028】このため、散布管の本管によって散布され
る散布液を脚部と伝熱管に確実かつ均等に供給でき、伝
熱管の内部を流れる冷温水や冷却水との熱交換効率を向
上させることができる。また、液溜めを設けたので、散
布液の中の不純物である微小なゴミ等を液溜めの下に沈
澱させることができ、散布液に異物が混入せずに伝熱管
に液散布を行うので、伝熱効率の低下を防ぐことができ
る。
【0029】(2) 上記(1)の吸込式冷凍機の液散
布装置であって、散布管の本管の外側底面に沿って断面
が幅広でほぼU字状の脚部基材の内側底面を取り付け、
脚部基材の両側に本管の長手方向に沿った液溜めを設け
ると共に、脚部基材の両側端部に複数の脚部を設けて脚
部の各根元部に切欠き部を設け、V形の切欠き部から液
溜め内の散布液を脚部方向に導びくように構成したの
で、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
【0030】(3) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
散布管の本管の外側表面に散布溝から脚部方向に散布液
を導くスリットを設けたので、散布管の本管によって散
布される散布液を散布溝からスリットを介して脚部と伝
熱管に確実かつ均等に供給でき、伝熱管の内部を流れる
冷温水等との熱交換効率が向上する。
【0031】(4) 上記(3)の吸込式冷凍機の液散
布装置であって、散布溝の下端部近傍と散布溝の途上か
らそれぞれ脚部の根元部に連通するスリットを傾斜配向
させて設けたので、上記(3)と同様の効果を得ること
ができる。
【0032】(5) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
各散布溝の下方に位置し隣接する脚部の根元部にまたが
るようにして分岐部材を設け、散布液を散布溝から脚部
方向に分岐して導入するように構成したので、散布管の
本管によって散布される散布液を散布溝から分岐部材を
通して脚部と伝熱管に確実かつ均等に供給でき、伝熱管
の内部を流れる冷温水や冷却水との熱交換効率が向上す
る。
【0033】(6) 上記(5)の吸込式冷凍機の液散
布装置であって、分岐部材を逆V字形に形成したので、
上記(5)と同様の効果を得ることができる。
【0034】(7) 散布液を噴き出す散布管の本管
と、本管の上部に被せて本管から吹き出た散布液を受け
止める本管カバーと、本管カバーに設けられ散布液を本
管の外側面に沿って流下させる散布溝と、本管の下部に
設けられ本管の外側面を流下した散布液を伝熱管上に導
く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装置であって、
散布溝内の下端部近傍と、散布溝の下方で各脚部の根元
部上方に散布部材を設け、散布液を拡散させて脚部方向
に導入するように構成したので、散布管の本管によって
散布される散布液を散布溝から散布部材を通して脚部と
伝熱管に確実かつ均等に供給でき、伝熱管の内部を流れ
る冷温水等との熱交換効率が向上する。
【0035】(8) 上記(7)の吸込式冷凍機の液散
布装置であって、分岐部材を円柱状に形成したので、上
記(7)と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の縦断面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2の要部の側面図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態3の要部の側面図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態4の要部の側面図であ
る。
【図6】 従来の液散布装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【図7】 図6の側面図である。
【符号の説明】
1 散布管の本管、2 散布液、4 本管カバー、5
散布溝、6a,6b,6d,6d 伝熱管、7 脚部基
材、8a,8b 液溜め、9a,9b,9c,9d 脚
部、10 切欠き、11,11a,11b スリット、
12 分岐部材、13a,13b 散布部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 修平 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散布液を噴き出す散布管の本管と、該本
    管の上部に被せて該本管から吹き出た散布液を受け止め
    る本管カバーと、該本管カバーに設けられ前記散布液を
    前記本管の外側面に沿って流下させる散布溝と、前記本
    管の下部に設けられ該本管の外側面を流下した散布液を
    伝熱管上に導く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装
    置において、 前記脚部の根元近傍に前記本管に沿って流下した散布液
    を溜める液溜めを設けると共に、前記脚部の根元部に切
    欠き部を設けて、該切欠き部から前記液溜め内の散布液
    を脚部方向に流すようにしたことを特徴とする吸込式冷
    凍機の液散布装置。
  2. 【請求項2】 散布管の本管の外側底面に沿って断面が
    幅広でほぼU字状の脚部基材の内側底面を取り付け、該
    脚部基材の両側に前記本管の長手方向に沿った液溜めを
    設けると共に、該脚部基材の両側端部に複数の脚部を設
    けて該脚部の各根元部に切欠き部を設け、該切欠き部か
    ら液溜め内の散布液を前記脚部方向に導びくようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の吸込式冷凍機の液散布
    装置。
  3. 【請求項3】 散布液を噴き出す散布管の本管と、該本
    管の上部に被せて該本管から吹き出た散布液を受け止め
    る本管カバーと、該本管カバーに設けられ前記散布液を
    前記本管の外側面に沿って流下させる散布溝と、前記本
    管の下部に設けられ該本管の外側面を流下した散布液を
    伝熱管上に導く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装
    置において、 前記散布管の本管の外側表面に前記散布溝から脚部方向
    に散布液を導くスリットを設けたことを特徴とする吸込
    式冷凍機の液散布装置。
  4. 【請求項4】 散布溝の下端部近傍と該散布溝の途上か
    らそれぞれ脚部の根元部に連通するスリットを傾斜配向
    させて設けたことを特徴とする請求項3記載の吸込式吸
    収式冷凍機の液散布装置。
  5. 【請求項5】 散布液を噴き出す散布管の本管と、該本
    管の上部に被せて該本管から吹き出た散布液を受け止め
    る本管カバーと、該本管カバーに設けられ前記散布液を
    前記本管の外側面に沿って流下させる散布溝と、前記本
    管の下部に設けられ該本管の外側面を流下した散布液を
    伝熱管上に導く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装
    置において、 各散布溝の下方に位置し隣接する脚部の根元部にまたが
    るようにして分岐部材を設け、前記散布液を散布溝から
    脚部方向に分岐して導入するようにしたことを特徴とす
    る吸込式冷凍機の液散布装置。
  6. 【請求項6】 分岐部材を逆V字形に形成したことを特
    徴とする請求項5記載の吸込式冷凍機の液散布装置。
  7. 【請求項7】 散布液を噴き出す散布管の本管と、該本
    管の上部に被せて該本管から吹き出た散布液を受け止め
    る本管カバーと、該本管カバーに設けられ前記散布液を
    前記本管の外側面に沿って流下させる散布溝と、前記本
    管の下部に設けられ該本管の外側面を流下した散布液を
    伝熱管上に導く脚部とからなる吸込式冷凍機の液散布装
    置において、 前記散布溝内の下端部近傍と、該散布溝の下方で各脚部
    の根元部上方に散布部材を設け、前記散布液を拡散させ
    て脚部方向に導入するようにしたことを特徴とする吸込
    式冷凍機の液散布装置。
  8. 【請求項8】 分岐部材を円柱状に形成したことを特徴
    とする請求項7記載の吸込式冷凍機の液散布装置。
JP7125597A 1997-03-25 1997-03-25 吸込式冷凍機の液散布装置 Pending JPH10267463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7125597A JPH10267463A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 吸込式冷凍機の液散布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7125597A JPH10267463A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 吸込式冷凍機の液散布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10267463A true JPH10267463A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13455431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7125597A Pending JPH10267463A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 吸込式冷凍機の液散布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10267463A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6746232B2 (en) 2001-07-06 2004-06-08 Mannesmann Plastics Machinery Gmbh Mold mounting plate for an injection molding machine
JP2010243050A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd 散布管装置とこれを用いた熱交換器
WO2012035571A1 (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 川崎重工業株式会社 散布管装置とこれを用いた熱交換器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6746232B2 (en) 2001-07-06 2004-06-08 Mannesmann Plastics Machinery Gmbh Mold mounting plate for an injection molding machine
JP2010243050A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd 散布管装置とこれを用いた熱交換器
WO2012035571A1 (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 川崎重工業株式会社 散布管装置とこれを用いた熱交換器
US9314802B2 (en) 2010-09-13 2016-04-19 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Spraying tube device and heat exchanger using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1261249A (en) Distributor for liquid-gas contact column and method of preparation and use
JP2502010B2 (ja) 流体散布装置
JP2007523316A (ja) 端縁延在部を持つプレート熱および質量交換器
JPH10267463A (ja) 吸込式冷凍機の液散布装置
JPH11128650A (ja) 洗浄タワー用ノズル装置
JP2008032302A (ja) エアワッシャ
JPS6314053B2 (ja)
US3208534A (en) Means for protecting a water cooling tower
JP2005003296A (ja) 液散布装置及びそれを用いる液膜式熱交換器と吸収冷凍機
CN111841910B (zh) 淋浴头
JP7206402B2 (ja) 灌水ホースを用いた灌水拡散型ドリップ
US5234161A (en) Counterflow spray nozzle
RU2153137C2 (ru) Градирня
JPH02298054A (ja) 冷却装置
JP4145992B2 (ja) 長方形散水用ノズル
JPS6261617A (ja) 排ガス洗浄装置
KR200144352Y1 (ko) 라미나 플로우 냉각장치용 노즐장착구조
JP3220532B2 (ja) 物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配器
US2177185A (en) Cooling device
US1228207A (en) Cooling-tower.
RU2541031C2 (ru) Распределительное устройство для орошения насадки
SU1418550A1 (ru) Устройство дл увлажнени воздуха
JP3343700B2 (ja) 氷蓄熱式冷房装置の氷蓄熱槽
JPH081018Y2 (ja) 液流下式コーターの塗工幅調節装置
EP0101224B1 (en) Water jet nozzle assembly