JP3220532B2 - 物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配器 - Google Patents
物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配器Info
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Description
換塔用の液体分配器に関する。液体分配器は、液体とガ
スとを互いに向流させて接触させる塔において、塔の内
部に充填する構造物、所謂充填材の上に均一に液体を分
配する為のものである。
用されている液体分配器には多くの種類があり、その分
配方法も多様である。1つの方法として、塔の横断面に
沿って平行に複数の液分配管を配置し、分配管の下部に
間隔をおいてノズル孔を開けたものがある。この種の分
配管は、ノズル孔より液体を充填材の上に落とす方法の
為、充填材へはノズル孔の間隔を隔てて液の分配がなさ
れることとなる。分配管は、同様に塔横断面に平行に配
置された1本の主管で連結されており、主管は塔軸に平
行に配置された縦管に接続されている。ノズル孔より流
出する液量は、縦管の中に貯まる液体の水頭とノズル径
及びノズル数により決定される。水頭、ノズル径及びノ
ズル数の中で、使用する際に変動するのが水頭である。
水頭の変動により、液体の流れが変動する。水頭が高い
場合には流速が増し、逆に低い場合には流速が減ずる。
この流速の変動が起こるために、通常、ノズル孔は、流
れの方向と分配位置が変化しないように、その方向を分
配管の垂直下方に向けて開けられている。流量の多い場
合を想定してノズル径とノズル数を決定すると、液量の
少ない場合には、液は縦管に近いノズル孔から流出し易
くなり、このため、液の均一分配をすることが困難とな
る。
液量は、その運転条件によって異なる。液分配の量が運
転時に大きく増減する場合には、間隔をおいて下部にノ
ズル孔を設けた上記のような分配器は効果的でない。
し、U字形溝の上端部のノッチより液体を溢れ出させ
る、所謂オーバーフロー式なるものがあるが、かかる分
配器は、構造的に塔断面積の中で占める割合が大きくな
り、運転の際に上昇ガスの圧力損失を招く恐れがある。
ノッチに案内ピンを取り付け、毛細管力によって液を下
方に案内し、落下させるものがあるが、コスト的に非常
に高価なものになっている。この種の分配器において
は、液を均一にオーバーフローさせるために上部端面を
水平に保持する必要があり、その為、塔内に設置する際
の難しさが生じる。
ーバーフローの為に液面を波立たせないことも必要であ
るが、波を消す事が技術的に難しく、液量が多く流速の
速い場合には使用しづらいと言う不具合を生じる。
される分配管の側壁部を開口し、そこから流出する液体
を案内壁に衝突させ、その衝撃で液を広げるという方法
が特願昭63−45991号で公知であるが、この方法
では液体が流出する際にある程度の速度を必要とするた
め、ゆっくりと流れる液体に対しては十分に効果を発揮
しない。
点を克服する為に幅広い研究を行なった。その結果、分
配管の上部にノズル孔を設け、かつノズル孔の下部にシ
ート状基材を取り付け、その際、ノズルの下方に位置す
る分配管の側部及び/又はシート状基材の上面部におい
て、分配管軸に交差する方向に向かって傾斜しているか
又は水平な面を与えることにより液体の均一分配が極め
て向上する事を発見した。
は熱交換塔の塔内上方部分から分配管を介して当該塔の
横断面部分全体に亘って被処理液体を分配供給する液体
分配器であって、前記塔の横断面部分に沿って配置され
た分配管が、その上部面に少なくとも1つのノズル孔を
有しており、該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に
接触し、分配管の長手方向に伸長しており、その下方端
部が分配管から離れて配置されるシート状基材が取り付
けられており、該シート状基材の下方端部には凹凸の切
り込みが施されており、ノズルの下方に位置する分配管
の側部及び/又はシート状基材の上面部が、分配管軸に
交差する方向に向かって傾斜しているか又は水平な面を
有していることを特徴とする物質交換及び/又は熱交換
塔用の液体分配器に関する。
は熱交換塔の塔内上方部分から分配管を介して当該塔の
横断面部分全体に亘って被処理液体を分配供給する液体
分配器であって、前記塔の横断面部分に沿って配置され
た分配管が、その上部面に少なくとも1つのノズル孔を
有しており、該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に
接触し、分配管の長手方向に伸長し、その下方端部が分
配管から離れて配置されるシート状基材が取り付けられ
ており、該シート状基材の下方端部には液体分岐板が連
続して設けられており、該液体分岐板は分配管軸方向を
挟んで1枚づつ又は数枚づつ反対方向に開いて形成され
ており、ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又
はシート状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に
向かって傾斜しているか又は水平な面を有していること
を特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配
器に関する。
す。
軸線に平行に配置される縦管(1)、塔横断面に平行に
配置される主管(2)、及び主管から分岐する分配管
(3)から構成されている。
てノズル孔(4)が配置されている。ノズル孔の数は単
数であっても複数であってもよい。ノズル孔の下方部分
の分配管の側部に沿って、分配管の長手方向に伸長する
シート状基材(5)が取り付けられている。ここで、シ
ート状基材(5)をノズル孔の下方部分に取り付けるこ
とは必ずしも必要な要件ではなく、シート状基材(5)
をノズル孔の上方部分に取り付けて下方に垂らし、ノズ
ル孔に対応する部分に孔を開けてもよい。
と接触しないで離れた状態で垂下される。また、シート
状基材(5)の下方端部には、切り込み(8)が施され
ている。
る凹凸(6)を形成してもよい(図3)。あるいは、シ
ート状基材には、液体拡散手段である凹凸(6)と共に
又は凹凸(6)の代わりに多数の孔(7)が開けられて
いてもよい(図4)。また、シート状基材及び/又は分
配管の表面は、硝酸処理等により酸化被覆を与えたり、
あるいは梨地加工又は細かなキズを付けて、液体の濡れ
性を高めることがより好ましい。
る液体は、縦管(1)より主管(2)へ流れ、主管
(2)より分配管(3)に分岐される。分岐された液体
は、分配管(3)のノズル孔(4)より外部に流出す
る。流出した液体は分配管の上部表面に拡がりながら下
方に流れ落ちる。
形成され、この場合、パイプ上方部の面は垂直線に対し
て傾斜した角度を有している。このため、管の上方部に
配置されたノズル孔より流出した液体は、パイプ表面に
沿って下方に流下するにしたがって横方向に拡散する。
る点より下方に流すと、液体は直線として流れ、板上で
拡散することは難かしいが、これを傾斜する板上で行な
った場合には液体は横方向に拡散しやすくなり、極端な
場合には、水平にした板上に液体を落とすと液体は四方
に拡がるということと同様である。
に近ければ近いほど、当該部分における管表面の傾斜が
大きくなるため、液の拡散には有利となる。
置することが好ましい。また、パイプの形状を四角形に
し、上面を水平にして使用すれば、さらに液体の拡散を
促進することができる。
る分配管の側部及び/又はシート状基材の上面部が、分
配管軸に交差する方向に向かって傾斜しているか又は水
平な面を有していることを必須要件とする。ここで、
「ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシー
ト状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かっ
て傾斜しているか又は水平な面を有している」という条
件を満足する態様としては、上述のような態様、即ち円
形パイプなどの最上部にノズル孔を開口した場合などの
ようにノズルの下方に位置する分配管の側部が傾斜して
いる態様(図1−c)のほかに、図1−dに示すように、
ノズル孔の下方に位置するシート状基材の上面部が分配
管軸に交差する方向に向かって傾斜しているか又は水平
である態様などが考えられる。この要件が満たされれ
ば、上記に説明したような効果が得られ、液の横方向へ
の拡散が促進される。
には流速が早くなる為、液体が分配管の上部外に飛散し
てしまう事が懸念されるが、この場合にはノズル孔
(4)に対置する箇所にノズル孔を覆うカバー(10)
を設ければよい(図5参照)。
下方部分から分配管の側部に沿って伸長したシート状基
材の上に供給される。シート状基材の表面が垂直方向に
対して傾斜している部分を有する場合には、さらに液体
の拡散が促進される。このようにして横方向に拡散され
た液体はシート状基材の下端部から充填材上へと落下す
る。
に取り付けられることが好ましい。このようにすると、
上部ノズル孔より流出した液体を左右に振り分けて拡散
させることができる。この点からも、ノズル孔は実施上
分配管の最頂部に配置されることが好ましい。分配管の
側部に取り付けられるシート状基材は、1枚のシート状
基材を分配管の頂部で両側に振り分けてもよいし、2枚
のシート状基材を各々分配管の側部に取り付けてもよ
い。
を施すことができる(図3)。液体拡散手段は、シート
状基材の表面に凹凸を付けることによって構成してもよ
いし(図3)、あるいはシート状基材の表面に複数個の
孔を開けることによって構成してもよく(図4)、ある
いは、シート状基材を折り曲げたり、シート状基材の表
面に溝を付けたりすることによって構成してもよい。あ
るいは、シート状基材に網状基材を重ねることによって
液体拡散手段を構成してもよく、あるいはシート状基材
自体を網で構成することによって液体拡散手段を構成す
ることもできる。
シート状基材の下端部に設けられた凹凸の切り込み部
(8)に至り、下方に向う凸部より充填材上に落下す
る。このことによって、液体の落下位置を一定にするこ
とができ、これにより液体の均一な分配が可能となる。
ても良いし、尖っていても良い。また、凹凸の切り込み
に代わるものとして板状又は棒状の基材をシート状基材
の下端部に間隔をおいて取り付けてもよい。
の切り込みを付けただけの場合には、流下する液量が多
いと液体は凸部からだけでなく凹部からも流れ落ち、こ
の結果、液体はフィルム状の膜を形成して流れるという
現象が起こる。また、表面張力の強い液体の場合には、
同様にフィルム状の膜が形成されるが、均一な膜ではな
く、流下量の変化によって液体の流れが数箇所に集ま
り、この液体が集まる箇所が左右に振れるという現象が
起こる。この為、液体の落下位置が変動することとな
り、液体の均一分配という観点から好ましくない。この
ような不具合を防止するために、シート状基材下端部の
凹凸の切れ込み部分を、上方から下方にかけて左右に折
り曲げるようにしてもよい。このようにすると、液膜が
形成されにくくなる。
おいては、上記のような不具合を解消するために、シー
ト状基材(5)の下端部に液体分岐板(9)を連続して
設け、この液体分岐板を分配管の管軸を挟んで反対方向
に開いた状態に形成するという構成を採用する(図
7)。
上方から流下してきた液体は、分岐板によって左右に分
岐されるために、液膜を形成することがなくなり、各々
の分岐板の先端より下方に落下するようになるのであ
る。また、このような液体分岐板をシート状基材の下端
部に設けることによって、このような分岐板を設けない
場合にはシート状基材の下端部に沿って線状に分配され
ていた液体を、液体分岐板の端部を結ぶ領域に面積的な
広がりをもって分配できるようになる。これによって、
更に分散された液体の分配が可能になる。
い状態で相互に適度な間隔を有していることが好まし
い。隣接する液体分岐板が近接していると、それらが開
いた状態においても、隣接する分岐板の間に液膜を形成
し易くなり、液体の分配上好ましくないからである。
い。このようにすると液量の少ない場合でも液体を連続
して落下させる事ができる。
量が大きくなればなる程、大きくする事が好ましい。こ
れは、液体分岐板の開き角度が小さいと液膜が形成され
易くなるからである。実施上は、この角度は60度〜1
20度程度にすることが望ましい。
よいし、複数枚づつを交互に開いてもよい。液体分岐板
の先端は丸くてもよいし尖っていてもよい。また、開い
た液体案内板は、下方に向けて湾曲させてもよいし又は
屈曲させてもよい。
てもよい。更には、液体分岐板に任意の大きさの孔を開
けてもよいし、あるいは液体分岐板を網状基材で構成し
てもよい。また、液体分岐板は棒状基材又は針状基材で
構成してもよい。
の下端部に垂下部材を連続して設け、これを1枚づつ又
は数枚づつ反対方向に開いて形成しても、同様の効果が
得られる。
の間隔は10cm程度であり、ノズル孔の間隔も10cm程
度のものが多い。このため、面積的に言えば100cm2
に1箇所程度液体が落ちるものであった。
孔の間隔を従来と同一としても、液体の落下点数を増す
ことができ、かつ1本の分配管の左右に振り分けて落と
すことにより極めて大きな分配を行なうことができるの
である。
部にノズル孔を配置するという従来の分配器において
は、液量が少ない場合には均一な分配ができなかった
が、本発明にかかる分配器においては、分配管の上部に
ノズル孔を配置したため、分配管を概ね水平に保つこと
により、縦管内の水頭から概ね同一の圧力を得ることが
でき、少ない液量でも均一な分配を達成することができ
るのである。
は、ノズル孔を分配管の上部に位置させることによって
複数のノズル孔からの液体流出量を均一にすることがで
き、また、液体が流れ落ちる面に傾斜角度を与えること
と、シート状基材の下端部に凹凸を付けることにより、
液体の分配効果を高め、均一な分配を可能とするもので
ある。
(2)に複数の分配管(3)が接続されているのである
が、縦管(1)に近い部分の主管に接続されている分配
管と縦管(1)から遠い部分の主管に接続している分配
管とにできるだけ同じ液体量が流れるようにするため
に、図2に示すように主管の内部にテーパーをつけ、縦
管から遠い主管の太さが大きくなるようにすることが好
ましい。図2において(3a)は縦管(1)に近い部分
の主管に接続している分配管であり、(3b)は縦管
(1)に遠い部分の主管に接続している分配管である。
図2において孔(4)は省略されている。
ある。
の態様を説明する。
されるように、シート状基材に液体拡散手段となる凹凸
(6)を付けてもよい。
材に液体拡散手段となる孔(7)を複数個開けてもよ
い。
対置する箇所にカバー(10)を取り付けて、ノズル孔
から流出する液体の外部への飛散を防止するようにして
もよい。
されるように、分配管を三角形以上の多角形のパイプで
形成してもよい。
材の下端部に液体分岐板(9)を設け、かつ液体分岐板
を、分配管軸方向を挟んで1枚づつ又は数枚づつ反対方
向に開くように形成してもよい。
基材の下方端部に垂下部材(12)を設け、かつ該垂下
部材を、分配管軸方向を挟んで1枚づつ又は数枚づつ反
対方向に向くように形成してもよい。
/又は熱交換塔内の充填物に液体を均一に分配すること
ができる。
上方部分から分配管を介して当該塔の横断面部分全体に
亘って被処理液体を分配供給する液体分配器であって; 前記塔の横断面部分に沿って配置された分配管が、その
上部面に少なくとも1つのノズル孔を有しており; 該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に接触し、分配
管の長手方向に伸長しており、その下方端部が分配管か
ら離れて配置されるシート状基材が取り付けられてお
り、該シート状基材の下方端部には凹凸の切り込みが施
されており; ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシート
状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かって
傾斜しているか又は水平な面を有している; ことを特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体
分配器。
上方部分から分配管を介して当該塔の横断面部分全体に
亘って被処理液体を分配供給する液体分配器であって; 前記塔の横断面部分に沿って配置された分配管が、その
上部面に少なくとも1つのノズル孔を有しており; 該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に接触し、分配
管の長手方向に伸長しており、その下方端部が分配管か
ら離れて配置されるシート状基材が取り付けられてお
り、該シート状基材の下方端部には液体分岐板が設けら
れており、該液体分岐板は分配管軸方向を挟んで1枚づ
つ又は数枚づつ反対方向に開いて形成されており; ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシート
状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かって
傾斜しているか又は水平な面を有している; ことを特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体
分配器。
上方部分から分配管を介して当該塔の横断面部分全体に
亘って被処理液体を分配供給する液体分配器であって; 前記塔の横断面部分に沿って配置された分配管が、その
上部面に少なくとも1つのノズル孔を有しており; 該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に接触し、分配
管の長手方向に伸長しており、その下方端部が分配管か
ら離れて配置されるシート状基材が取り付けられてお
り、該シート状基材の下方端部には垂下部材が連続して
設けられており、該垂下部材は分配管軸方向を挟んで1
枚づつ又は数枚づつ反対方向に向いており; ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシート
状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かって
傾斜しているか又は水平な面を有している; ことを特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体
分配器。
となる凹凸が付けられている上記第1項〜第3項のいず
れかに記載の液体分配器。
となる孔が複数個開けられている上記第1項〜第3項の
いずれかに記載の液体分配器。
液飛散防止用のカバーが取り付けられている上記第1項
〜第3項のいずれかに記載の液体分配器。
プで形成した上記第1項〜第3項のいずれかに記載の液
体分配器。
込み部分が、その上方から下方にかけて左右に折り曲げ
られている上記第1項に記載の液体分配器。
aは、本発明に係る液体分配器の斜面図であり、図1b
は本発明に係る液体分配器における分配管の拡大図であ
る。図1c及びdは、本発明に係る液体分配器の二つの
態様に係る分配管の断面図である。
る縦管、主管及び分配管の断面図である。
配管の斜視図である。
配管の斜視図である。
配管の斜視図である。
配管の斜視図である。
配管の斜視図である。
配管の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 物質交換及び/又は熱交換塔の塔内上方
部分から分配管を介して当該塔の横断面部分全体に亘っ
て被処理液体を分配供給する液体分配器であって; 前記塔の横断面部分に沿って配置された分配管が、その
上部面に少なくとも1つのノズル孔を有しており; 該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に接触し、分配
管の長手方向に伸長しており、その下方端部が分配管か
ら離れて配置されるシート状基材が取り付けられてお
り、該シート状基材の下方端部には凹凸の切り込みが施
されており; ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシート
状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かって
傾斜しているか又は水平な面を有している; ことを特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体
分配器。 - 【請求項2】 物質交換及び/又は熱交換塔の塔内上方
部分から分配管を介して当該塔の横断面部分全体に亘っ
て被処理液体を分配供給する液体分配器であって; 前記塔の横断面部分に沿って配置された分配管が、その
上部面に少なくとも1つのノズル孔を有しており; 該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に接触し、分配
管の長手方向に伸長しており、その下方端部が分配管か
ら離れて配置されるシート状基材が取り付けられてお
り、該シート状基材の下方端部には液体分岐板が設けら
れており、該液体分岐板は分配管軸方向を挟んで1枚づ
つ又は数枚づつ反対方向に開いて形成されており; ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシート
状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かって
傾斜しているか又は水平な面を有している; ことを特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体
分配器。 - 【請求項3】 物質交換及び/又は熱交換塔の塔内上方
部分から分配管を介して当該塔の横断面部分全体に亘っ
て被処理液体を分配供給する液体分配器であって; 前記塔の横断面部分に沿って配置された分配管が、その
上部面に少なくとも1つのノズル孔を有しており; 該ノズル孔の下方部分に、該分配管表面に接触し、分配
管の長手方向に伸長しており、その下方端部が分配管か
ら離れて配置されるシート状基材が取り付けられてお
り、該シート状基材の下方端部には垂下部材が連続して
設けられており、該垂下部材は分配管軸方向を挟んで1
枚づつ又は数枚づつ反対方向に向いており; ノズルの下方に位置する分配管の側部及び/又はシート
状基材の上面部が、分配管軸に交差する方向に向かって
傾斜しているか又は水平な面を有している; ことを特徴とする物質交換及び/又は熱交換塔用の液体
分配器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28658492A JP3220532B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28658492A JP3220532B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101990A JPH06101990A (ja) | 1994-04-12 |
JP3220532B2 true JP3220532B2 (ja) | 2001-10-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28658492A Expired - Fee Related JP3220532B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 物質交換及び/又は熱交換塔用の液体分配器 |
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JP (1) | JP3220532B2 (ja) |
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- 1992-09-11 JP JP28658492A patent/JP3220532B2/ja not_active Expired - Fee Related
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