JP2502010B2 - 流体散布装置 - Google Patents

流体散布装置

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JP2502010B2
JP2502010B2 JP4178123A JP17812392A JP2502010B2 JP 2502010 B2 JP2502010 B2 JP 2502010B2 JP 4178123 A JP4178123 A JP 4178123A JP 17812392 A JP17812392 A JP 17812392A JP 2502010 B2 JP2502010 B2 JP 2502010B2
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/26Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with means for mechanically breaking-up or deflecting the jet after discharge, e.g. with fixed deflectors; Breaking-up the discharged liquid or other fluent material by impinging jets
    • B05B1/262Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with means for mechanically breaking-up or deflecting the jet after discharge, e.g. with fixed deflectors; Breaking-up the discharged liquid or other fluent material by impinging jets with fixed deflectors
    • B05B1/265Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with means for mechanically breaking-up or deflecting the jet after discharge, e.g. with fixed deflectors; Breaking-up the discharged liquid or other fluent material by impinging jets with fixed deflectors the liquid or other fluent material being symmetrically deflected about the axis of the nozzle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F25/00Component parts of trickle coolers
    • F28F25/02Component parts of trickle coolers for distributing, circulating, and accumulating liquid
    • F28F25/06Spray nozzles or spray pipes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体分散装置、特に下
方にある表面に均一に流体を散布する大型スプレーノズ
ルを使用する流体散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷却塔、蒸発凝縮器及び閉回路流体冷却
器等の蒸発式冷却装置は業界で公知である。この種の蒸
発式冷却装置は大気に熱を放出するため長年使用されて
いる。通常、冷却塔は熱伝達表面の上部で散布した冷却
すべき水を熱伝達表面を通すと同時にこの水を空気に接
触させる。空気との接触で水の一部は空気中に蒸発して
残りの水を冷却する。閉回路流体冷却器と蒸発凝縮器
は、冷却すべき流体又は凝縮すべき冷凍剤は複数の閉鎖
導管内に収容される。導管の外側に冷却水を散布すると
共に冷却水を空気に接触させることによって冷却を行
う。蒸発式冷却装置の総ての機器では、冷却装置内の適
正な水分布が冷却装置の効率的性能に重要である。熱伝
達表面に対する水の不均一分布は熱伝達に必要な空気対
水の界面の表面積を減少する。激しい水の不均一分布は
熱伝達媒体の表面区域を通る空気流動を妨害し、同時に
空気が熱伝達の表面区域をバイパスして水不足が発生す
る。一般に、蒸発冷却装置に使用される水散布システム
は重力供給型か圧力スプレー散布型である。通常、重力
供給型の水散布システムは熱伝達媒体上に配置された水
盤又はパンを含む。水盤の底部内には水盤の底部を通し
て水盤内に収容される水を重力によって通し、同時に水
を水滴にして、得られた水滴を下方の熱伝達表面に分散
させる。一方、圧力スプレー散布システムは通常、熱伝
達表面の上方に配置された複数の水散布ブランチ、即ち
分岐管を有し、分岐管はそれぞれ多数の小型スプレーノ
ズルを有する。一般に、熱伝達表面の矩形上部に均一に
水を分散するため、多数のスプレーノズルは、接近して
均一間隔で配置される。従来のスプレーノズルは、水流
中に含まれる粒子で閉鎖され易い非常に小さい噴水孔を
有する。小さい噴水孔はスプレーノズルを通る水量を制
限するから、必要量の水を充分に流すためには多数のノ
ズルを使用する必要がある。種々の研究、特に圧力スプ
レー散布システムに必要なスプレーノズルの数の減少と
同時に、均一な散水を行うスプレーノズルの研究が行わ
れている。米国特許第4,058,262号明細書にはこ
の種のスプレー散布システムが記載され、このスプレー
散布システムのスプレーノズルは隣接ノズルと協力して
ほぼ矩形のスプレーパターンを発生する。前記米国特許
では、スプレーノズルの数を減少でき、スプレーノズル
は非常に小型で、大型の冷却塔では多数のスプレーノズ
ルが必要である。このシステムで発生されるスプレーパ
ターンは均一ではない。米国特許第4,568,022号
明細書には、ノズルを使用する別のスプレー散布システ
ムが記載され、このスプレー散布システムではほぼ円形
のスプレーパターンを発生する。この米国特許に記載さ
れたノズルはほぼ360°の噴霧を形成し、ノズルの数
は少ない。この米国特許の明細書には、1つのノズルか
ら発射される噴霧は隣接ノズルから発射される噴霧と長
さも幅方向にも交差することが記載されている。このノ
ズルは一般に小型である。事実上、この米国特許明細書
には、冷却塔の上部での散水に使用するノズルは、所定
のスプレー分岐管から約20cm(8インチ)離れる必
要があることが記載されている。上記のスプレー散布シ
ステムは比較的小型から中型の冷却塔に対しては適当な
水分布を与えるが、小型のノズルを使用する散布システ
ムは大型の冷却塔に使用する際は実用的ではない。ま
た、小型のノズルを非常に多数必要とするばかりでな
く、幾つかの理由で大型の冷却塔に使用することは困難
である。大型冷却塔では、冷却塔の構成要素は異物が散
布システム内部に達する大きさのため、ノズルの目詰ま
りの問題が起こる。この重大な目詰まりの問題を解決す
るため、大型冷却塔では、できるだけ大きいオリフィス
を有するノズルを使用して大部分の異物破片を通して目
詰まりを防止することが望ましい。勿論、業界では公知
のように、ノズルオリフィスを大きくする程、均一に水
を分布することは困難になる。また、蒸発冷却装置の全
体の高さはできるだけ低くすることが望ましい。このた
め熱伝達表面の上方に最小距離の位置にスプレー散布シ
ステムを配置することが必要である。不都合にも、散布
システムを熱伝達表面の上部に近づける程、散布すべき
水と、各ノズルから発射されるスプレーがカバーする表
面積は小さくなる。このためノズルの総数を減少するこ
とは困難になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在のエネルギ節約要
求時代では、スプレー水のポンプ圧力を最小限にするこ
とが極めて重要である。通常、圧力スプレー散布システ
ムは0.21〜0.56kg/平方cm(3〜8psi
g.)のスプレー圧力で動作する。しかし最近では、0.
21kg/平方cm(3psig.)以下のスプレー圧
力で動作することが要求される。非常に大型の冷却塔で
は、このように要求される低いスプレー圧力の僅かな増
加によって、全稼動を通じてユニットの多額の運転コス
トを必要とする。低いスプレー圧力で均一な水散布を達
成することは極めて困難である。これは、低いスプレー
圧力ではノズルを通して水流を散布するスプレー圧力か
ら得られるエネルギは非常に少量であるためである。大
型の冷却塔で水の散布に使用できる1つの方法は、小型
の冷却塔で良好に使用する散水システムの構成要素のサ
イズを単に増加することである。不都合にも、前記の簡
便な解決法では均一な水散布は得られない。良好な結果
が得られた小型の散水システムの大きさを増加すると、
散布システムの全寸法を一定の比率で増加することが必
要である。例えば、目詰まりの発生を防止するため、ノ
ズルの孔を4倍に拡張すると、散布システムの全寸法、
熱伝達表面の上部から散布システムまでの高さを含む全
寸法を4倍にしなければならない。冷却塔の高さをこの
ように高くすることはできない。また、小型の冷却塔に
使用された非常に良好な散布システムでもある程度の不
良散布区域がある。一般にこの区域は小さくて冷却塔の
性能に大きな影響を与えない。しかしこれらの小型の散
布システムのサイズを増加すると、小型の冷却塔では、
許容できる小さい不良散布区域はこれに比例して大きく
なり、許容できない大きさになる。従って大型の冷却塔
に対して全く異なるノズルと散布システムを設計するこ
とが必要である。米国特許第4,208,359号明細書
には、大型向流型冷却塔に使用する低水頭の目詰まり無
し防止型散水システムが記載されている。このシステム
に使用されるノズルは、小型で弓型の散水用ポンプを含
む円形の偏向用構造体上に投射されるほぼ中実円錐型の
水を発射する。このノズルで発生されたパターンはノズ
ル下方の中実円錐形である。このノズルは直径が3.7
5cm(1.5インチ)程度の粒が通過できる大きさを
有する。しかし米国特許第4,208,359号のノズル
はほぼ円形パターンの水を発射し、矩形区域に均一の流
体を散布するシステムの性能を低下する。また、隣接ノ
ズルから発射される円錐系散水は相互に交差しない。本
発明の目的は均一な流体散布を行う流体散布装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による流体散布装
置は、ノズル本体(12)と、偏向部材(18)と、ノズル
本体(12)から垂直方向に離間して偏向部材(18)を支
持する支持脚(16)とを備え、ノズル本体(12)は入口
(32)と、出口(33)と、入口(32)から出口(33)に
達するほぼ円筒形の軸孔(14)を形成する所定厚さの壁
部(13)とを備えている。偏向部材(18)は、上部部材
(20、132)と底部部材(22)とを備えている。上部部
材(20、132)の上面は中心部に配置された頂点(36)
を有する複数の側面(21)を備えている。頂点(36)は
軸孔(14)の出口(33)の中心部の下方に配置され、底
部部材(22)の上面は鈍角ピラミッドの切頭体状の複数
の側面(23)を備え、上部部材(20、132)は底部部材
(22)の切頭体の中心に配置される。本発明の実施例で
は、上部部材(20、132)は正規の角錐状又は非垂直側
面の角錐形である。上部部材(20、132)は複数の側面
(21)と縁部(24)を有する鋭角ピラミッドの形状を有
し、頂点(36)は上部部材(20、132)の側面(21)に
よって形成され、上部部材(20、132)の側面(21)と
底部部材(22)の側面(23)とは整列する。偏向部材
(18)の底部部材(22)は水平に対し5°〜25°の角
度で傾斜する各4側面(23)を有する。更に、ノズル本
体(12)の軸孔(14)よりも小さい軸孔(14)を有する
薄肉の円筒形のノズル挿入体(90)と、環状の上部プレ
ート(96)と、環状の底部プレート(102)と、挿入体
(90)の外側から外向きに突出する間隔保持用ウェブ
(104)とを有する流量減少手段が設けられる。ノズル
挿入体(90)はノズル本体(12)とほぼ同じ長さを有
し、環状の上部プレート(96)は軸孔(14)の直径
(A)にほぼ等しい外径を有し、ノズル挿入体(90)は
ノズル本体(12)の軸孔(14)内に配置されて軸孔(1
4)を通る流動断面積を効果的に減少する。ノズル挿入
体(90)を通る流体流動を偏向部材(18)の1つ又は2
つ以上の側面(21、23)に向ける中空、非対称円錐台形
の流動指向器(110、126)が設けられる。
【0005】また、本発明による流体分散装置は、ノズ
ル本体(12)と偏向部材(18)とを各々備えた複数の流
体分散ノズル(40、52、54、56、82、165、200)を有
し、ノズル本体(12)は縦軸と所定厚さの壁部を有し、
壁部はほぼ円筒形の軸孔(14)を形成する。複数の流体
分散ノズル(40)は、相互に水平方向に一定間隔離れて
流体を分散すべき表面(70)の上方に配置される。各流
体分散ノズル(40、52、54、56、82、165、200)は、流
体の散布時に少なくとも1つの均一かつ扁平な流体面
(42、58、72、74、76、78)を発生する。各流体面(4
2、58、72、74、76、78)は隣接する流体面に対して交
差(60、62、64、66、86、88、204、206)し、交差する
流体面(42、58、72、74、76、78)の下方で流体の分散
を形成し、各流体面(42、58、72、74、76、78)は流体
を散布すべき表面(70)に流体面(42、58、72、74、7
6、78)が到達する前に隣接する流体分散ノズル(40、5
2、54、56、82、165、200)の流体面(42、58、72、7
4、76、78)と複数回交差(60、62、64、66、86、88、2
04、206)する。
【0006】上部部材(20、132)は複数の同形の側面
(21)を有する鋭角ピラミッド形状で、側面(21)はそ
の上部で結合して中央位置の頂点(36)を形成し、上部
部材(20、132)は、上部部材(20、132)の側面(21)
と底部部材(22)の側面(23)とがほぼ整列する状態で
底部部材(22)上に配置される。流体を受ける流体分散
装置は、流体分散ノズル(40、52、54、56、82、165、2
00)を通して流動させ、各流体分散ノズル(40、52、5
4、56、82、165、200)は均一量の流体流動を有する複
数のほぼ扁平の流体面(42、58、72、74、76、78)を発
生し、各流体面(42、58、72、74、76、78)は流体分散
ノズル(40、52、54、56、82、165、200)から水平に対
して約5°〜25°の角度の方向に流出しかつ約30°
〜180°の角度で放射状に広がる。上部部材(20、13
2)は4つの同形の側面(21)を有し、底部部材(22)
4つの同形の側面(23)を有しかつ各流体分散ノズル
(40、52、54、56、82、165、200)は4つの流体面(4
2、58、72、74、76、78)を発生する。各流体面(42、5
8、72、74、76、78)は水平に対して約15°の方向に
流体分散ノズル(40、52、54、56、82、165、200)から
流出し、単一の流体分散ノズル(40、52、54、56、82、
165、200)は360°のパターンで有効に流体を散布す
る状態でノズルから約90°の角度で放射状に広がる。
【0007】1つの流体分散ノズル(40、52、54、56、
82、165、200)で発生した流体面(42、58、72、74、7
6、78)は分離した他の流体分散ノズル(40、52、54、5
6、82、165、200)で発生した流体面(42、58、72、7
4、76、78)と交差し、分離した他の流体分散ノズル(4
0、52、54、56、82、165、200)は、ヘッダパイプ(3
9、50、160、182)に対して平行、直角及び対角線の方
向に1つの流体分散ノズル(40、52、54、56、82、16
5、200)から離間する。
【0008】
【作用】本発明による流体散布装置は、多数のノズルを
含むシステムに組込まれると、下方の表面に均一な流体
散布を行う。本発明の流体分散装置は目詰まりが発生せ
ず、0.0525kg/平方cm(0.75psig.)
程度の低い圧力でも良好に動作するが、0.07〜0.2
1kg/平方cm(1〜3psig.)の範囲のスプレ
ー圧力で動作可能である。本発明の流体分散装置は、従
来のノズルに比較して大きいから、所定の機器に必要な
ノズルの数を最小限にすることができる。1つの流体分
散装置からの噴霧が他の複数の流体分散装置の噴霧と衝
突すると、最良の流体散布が得られる。従って、本発明
の流体散布装置とそれを使用する散布システムは噴霧相
互作用の数が最大限となるように設計される。
【0009】本発明による流体散布装置は、円筒形の軸
孔(14)を有するノズル本体(12)を備えている。4本
の支持脚(16)が軸孔(14)の下方に垂直方向に離れて
偏向部材(18)を支持する。偏向部材(18)は、4辺を
有する鋭角ピラミッド形の上部部材(20、132)と、4
辺を有する鈍角ピラミッドの台形形状の底部部材(22)
とを有する。上部部材(20、132)は、上部部材(20、1
32)の側面(21)及び縁部(24)と底部部材(22)の側
面(23)及び縁部(26)が整列するように底部部材(2
2)の上部に配置される。
【0010】動作の際に、流体散布装置は散布すべき流
体を受取り、上部部材(20、132)の頂点(36)に流体
を衝突させることによって例えば4つの均一な流体流動
に分割する。4つの流体流動は、上部部材(20、132)
及び底部部材(22)上でピラミッドの頂点(36)から扁
平になり90°の角度で拡散される。底部部材(22)に
当った流体は、ノズル本体(12)から水平に対して約1
5°の角度の扁平で安定したかつ均一な流体面(42、5
8、72、74、76、78)で流出する。上方から平面図とし
て見ると、4つの流体流動は、ノズル本体(12)の周囲
360°のパターンを形成する。即ち、偏向部材(18)
の上部部材(20、132)及び底部部材(22)により2段
階で円滑に流体の方向を水平に対する所望の角度で偏向
すると共に、側面(21、23)により水平面上の所定の方
向に流体を向けることができる。
【0011】本発明による流体分散装置では、隣接する
ノズル本体(12)で生成された流体面(42、58、72、7
4、76、78)に1つのノズル本体(12)から発生した流
体面(42、58、72、74、76、78)が交差する。事実上、
1つのノズル本体(12)から発生した所定の流体面(4
2、58、72、74、76、78)は、流体を散布すべき下方の
表面(70)に流体が衝突する前に、複数の交差(60、6
2、64、66、86、88、204、206)が行われる。流体面(4
2、58、72、74、76、78)内の流体の一部は各交差(6
0、62、64、66、86、88、204、206)で下方に分散する
と共に、流体面(42、58、72、74、76、78)内の流体の
一部は更に交差(60、62、64、66、86、88、204、206)
を続行する。このように均一な散水が行われる。
【0012】本発明では、流体が通過する直径の小さい
孔を有するノズル挿入体(90)を使用することができ
る。ノズル挿入体(90)の目的は、所定の大きさのノズ
ル本体(12)を通る流量を各機器の要求によって容易に
変えることができる。
【0013】また、本発明で使用できる流動指向器(11
0、126)は、ノズル本体(12)から流出した流体をピラ
ミッド状の上部部材(20、132)の1つ又は2つ以上の
側面(21)に指向させる。このように、ノズル本体(1
2)は特定の方向に向く流体面(42、58、72、74、76、7
8)を容易に変更することができる。このような融通性
は下にある表面(70)の周辺に流体を散布する場合に望
ましい。
【0014】本発明では、散布管路に噴霧する大型のノ
ズル本体(12)を固定するとき、ヘッダパイプ内(39、
50、160、182)に挿入されるくら状グラメット(140)
を使用する。本発明のノズル本体(12)は上部周辺に支
持部(30)を有する。グラメット(140)の上縁部(14
4)に重なるようにグラメット(140)内にノズル本体
(12)を挿入すると、ノズル本体(12)とグラメット
(140)は支持部(30)で固定され、動作間にヘッダパ
イプ(39、50、160、182)からノズル本体(12)が外れ
ない。他の実施例では、アダプタ(180)がヘッダパイ
プ(39、50、160、182)に固着され、ノズル本体(12、
188)の支持部(30)はアダプタ(180)に設けられたノ
ッチ(184)に嵌合される。
【0015】
【実施例】以下、本発明による流体分散装置の実施例を
図1〜図14について説明する。図1は本発明による流
体分散装置10の斜視図を示す。流体分散装置10はほ
ぼ円筒形のノズル本体12を含む。所定厚さの壁部13
を有するノズル本体12は軸方向の軸孔14と、入口3
2と、出口33とを有し、軸孔14も円筒形でノズル本
体12を貫通し流体流通路を形成する。流体分散装置1
0のノズル本体12に形成された入口32は、周囲の流
体が軸孔14に滑らかに流入するように丸められる。ノ
ズル本体12の外側周辺の垂直区域に約0.635〜
3.81cm(0.25〜1.5インチ)の長さにわたり
溝38がノズル本体12に設けられる。通常、溝38は
7.62mm(0.03インチ)の深さである。ノズル本
体12の外縁底部の固定点17には、細長い矩形の支持
脚16が固着される。支持脚16は90°の角度間隔で
ノズル本体12上に取り付けられ、ノズル本体12上の
固定点17から外向きかつ下向きに放射状に設けられ
る。支持脚16の反対端は偏向部材18に固着される。
【0016】偏向部材18は上部部材20と底部部材2
2で構成される。本発明の好適実施例では、上部部材2
0は鋭角形ピラミッドで4個の同一の三角形の側面21
で構成される。各三角形の側面21は垂直から約45°
傾斜し、4個の三角形の側面21はピラミッド状の上部
部材20の中心及び先端で頂点36を形成する。上部部
材20の三角形の側面21は結合部に縁部24を形成す
る。縁部24は、通常、僅かに丸味をつけてあるため、
上部部材20を流下する流体は分離せずに上部部材20
を取り囲む流れとなる。
【0017】本実施例では、各側面が垂直から約45°
傾斜した鋭角ピラミッドとして上部部材20を示すが、
これ以外の傾斜角度でも有効に使用できよう。また、上
部部材20は2側面又は4側面以上とすることもできよ
う。更に上部部材20は通常の角錐形又は内側にカーブ
した凹形側面の角錐形にすることも可能である。
【0018】上部部材20は底部部材22の上面の中心
に配置される。底部部材22は通常、鋭角ピラミッドの
台形で4個の同じ側面23を有する。底部部材22の側
面23は台形で、側面23の結合部に縁部26が形成さ
れる。台形の側面23の上部は結合部28において三角
形の側面21のベースと同じ長さとなり、上部部材20
の縁部24と底部部材22の縁部26は整列する。上部
部材20と同様に、底部部材22は2側面又は4側面以
上にすることが可能である。偏向部材18は底部部材2
2の隅部上面に固着された支持脚16によってノズル本
体12に固着される。
【0019】図示の偏向部材18は上部部材20と底部
部材22を有するが、別の実施例では単一の偏向部材で
構成することもできよう。このような場合には、単一偏
向部材は一般に鈍角ピラミッド型式でもよい。
【0020】流体分散装置10は2個の支持部30を有
し、図1では1個の支持部30を示す。支持部30はノ
ズル本体12の上部の外縁から突出し、180°離れた
角度位置に設けられる。支持部30は流体分散装置10
の動作間にスプレー圧力配管内に流体分散装置10を所
定の位置に保持する機能を有する。支持部30は通常湾
曲形状で、高さが約0.32〜0.64cm(0.125
〜0.25インチ)でノズル本体12から約0.32c
m(0.125インチ)突出し、長さはノズル本体12
の周辺に沿って約0.64〜0.95cm(0.25〜0.
375インチ)である。
【0021】流体分散装置10は、ノズル本体12の長
さのほぼ中央位置にある肩34を有する。通常、肩34
は直径方向反対位置の2個の扁平側面35を有する環状
リングである。環状側面35は支持部30から90°離
れてノズル本体12の周囲から半径方向に離れて設けら
れる。これは流体分散装置10が使用されるスプレー圧
力配管内で支持部30を正しく整列させる手段となる。
通常、肩34はノズル本体12から約0.95〜1.9c
m(0.375〜0.75インチ)突出し、厚さは約0.
32〜0.64cm(0.125〜0.25インチ)であ
る。肩34はノズル本体12の全周に設けられる。通
常、流体分散装置10はポリプロピレンの一体品として
モールド成形されるが、他の材料で作ってもよい。流体
分散装置10は複数成分でモールド成形してから組立て
もよい。
【0022】図2は本発明の流体分散装置10の側面断
面図である。図2及び図3では図1の同じ構成要素には
同一の参照数字を使用する。前記のように流体分散装置
10は軸方向の軸孔14を有するノズル本体12を備
え、支持脚16と偏向部材18を有する。ノズル本体1
2は、高さと幅が約0.32cm(0.125インチ)で
厚さが約0.15cm(0.060インチ)の支持ノブ1
5を有する。支持ノブ15は軸孔14の内側で底部側面
上に等間隔離れて設けられる。
【0023】通常0.64〜7.6cm(0.25〜3イ
ンチ)の軸孔14の直径を「A」で示す。直径Aは従来
使用された直径よりかなり大きく、多量の流体が目詰ま
り無しで流れる流通路になる。
【0024】直径Aはノズル本体12の長さCの決定に
使用される。軸孔14の直径に対する長さの比率、即ち
C対Aは、流体分散装置10から良好な流体分布を得る
ため重要であることが判明した。通常、軸孔14の長さ
対直径の比は最小1.5、好適には2.0又はそれ以上で
ある。従って0.64〜7.6cm(0.25〜3イン
チ)の軸孔14は好適には1.27〜15.24cm
(0.5〜6インチ)の軸孔長さを必要とするが、軸孔
長さは0.95cm(0.375インチ)まで短くするこ
とができよう。
【0025】直径Aは、偏向部材18をノズル本体12
の下方に間隔をとるべき距離の決定に使用される。目詰
まりのないノズル本体12を得るためには、ノズル本体
12の全長を通して流体が流動する大きい、かつ障害物
のない通路を設けることが必要である。従って、軸孔1
4を通って流体分散装置10のどこかの位置で粒子が目
詰まりを起こす可能性を防止するために、頂点36と内
側のノズル本体12の底縁との間の距離Bが少なくとも
直径Aに等しくなるように偏向部材18をノズル本体1
2の下方に配置する。この結果、軸孔14を通る粒子は
目詰まりを起こすことなく流体分散装置10の全通路を
通過できる。
【0026】図3は本発明の流体分散装置10の平面図
を示す。前記と同様に流体分散装置10は軸孔14を有
するノズル本体12、支持脚16及び偏向部材18を有
する。図面から肩34の扁平側面35は支持部30に対
して90°離れて配置されることは明らかである。
【0027】流体分散装置10の重要な特徴は上部部材
20のベースは少なくとも軸孔14の直径Aよりも大き
い幅を有することである。この特徴のため軸孔14を流
れる流体は上部部材20の表面に全部衝突し、衝突の前
後で流体はほぼ直角をなす。従って、垂直流が水平の面
に衝突する時に発生する余分の飛沫を生ずることなく、
流体はほぼ垂直の方向からかなり大きい水平のベクトル
成分を持つ方向に滑らかに方向変換される。
【0028】図3は、軸孔14の中心下方の位置にある
頂点36を示す。従って軸孔14を下方に流れる流体は
本質的に4つの流れに分割される。
【0029】次に、本発明の流体分散装置10の動作を
図1について説明する。流体分散装置10は下方の表面
に均一に流体を散布させる任意の機器に利用される。例
えば本発明の流体分散装置10が利用される代表的な応
用機器は水冷却塔の分散システムである。
【0030】一般に水冷却塔では、ノズルは散水用のヘ
ッダパイプに固着されるが、重力供給水盤にも利用でき
よう。何れの場合でも水は水平方向で流体分散装置10
に接近し、下方に曲った軸孔14に流入する。軸孔14
を通る下方へ流動する流体の流動は滑らかになり、軸孔
14の充分な長さのため安定化される。従って軸孔14
を通過した時点の流体は垂直下方に向かう自由なジェッ
ト流になる。
【0031】軸孔14を流出後、流体の自由ジェット流
は大気中に流入し、垂直下方に流れて上部部材20の頂
点36に衝突する。流体流は頂点36に当ると、4つの
同一の流れに分割され、分割された各流れは垂直から約
45°偏向されて上部部材20の側面21を流下する。
流体流が側面21を流下する際、流体は拡大して側面2
1の全表面をカバーする。上記のように、異なる型式の
ピラミッド又は角錐形の偏向部材18を使用して、特定
の機器によって変わるが、流体を4つの流れより少ない
流れ又は多い流れに分割することが可能である。
【0032】流体流が上部部材20の底部に達すると、
流体流の流れの方向は、底部部材22の側面23に対す
る衝突によって再び変化する。側面23に衝突すると、
流体流は水平に対してほぼ30°曲がるから、流体流は
水平に対して約15°の角度で流れる。側面23を流下
すると、流体流は展開して側面23の全表面をカバー
し、流れは扁平になる。底部部材22の側面23を流下
後、流体流は安定した扁平平面となり、水平から約15
°の角度の方向に流れる。好適実施例の4側面ピラミッ
ドを使用すると、流体の平面は90°の角度から水平方
向に扇状に拡がるから、流体分散装置10の回りで、流
れは360°の方向に拡大する。別型式の偏向部材を使
用すると、流れの方向を変えて、90°の扇形より大き
い又は小さい角度の流れを発生できることが可能であ
る。このような流れは流体分散装置10の周囲360°
の全域の全体又は部分をカバーする。例えば2つの12
0°の扇形の流体面を発生した場合である。何れの場合
でも、流体面はその全幅にわたって均一な流体流にな
る。
【0033】軸孔14に流入する水は、乱流を発生せず
又は空気を導入しない滑らかな流れを形成することが重
要である。従ってノズル本体12には軸孔14に対して
丸味をつけた入口32が設けられる。入口32が「直面
切断」で形成される場合、ベンチュリ収縮が起こり、流
体分散装置10内に低圧区域を発生するであろう。この
低圧区域のため、軸孔14内の流体流に空気が流入す
る。軸孔14内の空気は加圧された後、軸孔14から低
い圧力の外気に流体流が流出すると、流体内にエントレ
インされていた空気は膨張し、上部部材20に衝突する
と過度のはねかけを生ずる。このはねかけが起こると、
流体分散装置10で形成された流体面は、所望の均一、
安定しかつ扁平な流れでなくなる。
【0034】図4に示すように、本発明の流体分散装置
10は、通常、複数の流体分散装置10を含むスプレー
散布システムに利用される。図4は2個のヘッダパイプ
39に固着された本発明の4個の流体分散ノズル40を
示す。通常、流体分散ノズル40はヘッダパイプ39上
で30.48〜121.92cm(12〜48インチ)離
間し、複数のヘッダパイプ39は互いに平行で、この中
心線から30.48〜121.92cm(12〜48イン
チ)離れている。この間隔は圧力スプレー散布システム
に使用される間隔よりもはるかに大きい。ヘッダパイプ
39は、散布すべき表面の上方約20.3〜91.44c
m(8〜36インチ)に配置されるが、この間隔は圧力
スプレー散布システムに通常使用される間隔と類似す
る。
【0035】図4に示すように、各流体分散ノズル40
は、流体分散ノズル40から90°の扇形に拡がりかつ
水平から約15°の角度傾斜する4つの均一かつ扁平な
流体面42を生ずる。扁平な流体面42は縁部41で境
界が限定される。流体面42は各流体分散ノズル40の
周囲に360°のパターンを形成する。
【0036】本発明の流体分散ノズル40と散布システ
ムで達成される均一散布の1つの理由は、1つの所定の
流体分散ノズル40から発生する流体面42が周囲全方
向の隣接する流体分散ノズル40で発生する流体面と交
差する事実である。図4は流体面42の交差状態43を
示す。1つの流体面42の他の流体面42に対する交差
により、下面で流体の分散作用を発生する。1つの流体
分散ノズル40から発生するスプレー(水煙)が他の流
体分散ノズル40から発生するスプレーと衝突すること
は新しい現象ではないが、本発明の流体分散ノズル40
は前記作用により、微細で均一かつ安定した流体面を発
生し、これらの流体面42を交差させて分配状態を改善
することができる。
【0037】従来の交差スプレーシステムでは、交差す
る流体面は安定せず、扁平でも均一でもない。従って交
差によって得られる流体散布は良好ではない。この欠点
は特に0.2109kg/平方cm(3psig.)以下
のスプレー圧力で行われる場合に特に著しい。
【0038】本発明では、2つの扁平流体面42が交差
した場合に、この下方の流体分散は従来の交差型ノズル
よりも均一である。また、4方向の交差の特徴は、ヘッ
ダパイプ39の軸線方向及び隣接するヘッダパイプ39
の軸線に沿う方向に均一な流体分散が得られる。更に、
本発明の流体分散ノズル40では0.0525〜0.21
09kg/平方cm(0.75〜3.0psig.)程度
の低い圧力でも均一な流体面が得られる。
【0039】扁平な流体面42間の交差状態43は、比
較的まっすぐな水平線である。流体分散ノズル40が全
4方向で均一に離れている機器では、上方からみた交差
線は流体分散ノズル40周囲の4角形である。所定の支
流上の流体分散ノズル40をヘッダパイプ39の間隔よ
りも接近させても、上方からみた交差状態43の交差線
は流体分散ノズル40の周囲の矩形パターンである。こ
のようにして流体を散布する表面に応じてスプレーパタ
ーンを適合させる融通性が得られる。
【0040】大型の流体分散ノズル40を使用して均一
な流体分布を得るのに非常に有効な本発明の別の特徴
は、流体分散ノズル40から発射される所定の液体面
が、散布される表面に達する前に他の流体面と多重交差
する事実である。動作中の単一ヘッダ分散システムの側
面図である図5にこの特徴を示す。
【0041】図5に示すように、流体分散ノズル52、
54及び56はヘッダパイプ50に固着される。各流体
分散ノズル52、54及び56は動作中で4つの流体面
を発生するが図面では2つの流体面のみを示す。この分
散システムは、蒸発冷却装置の熱伝達表面、通常、多数
の充填シート、流体導管又は他の熱伝達表面で構成され
る下の表面70に均一に流体を供給する。
【0042】流体分散ノズル52で発生する流体面58
に収斂しながら、下の表面70に衝突する前に、流体面
58は他の流体分散ノズル40の流体面と4つの分離し
た交差を形成する。詳記すれば、流体面58は最初、流
体分散ノズル54で発生する流体面72と60で交差す
る。この交差で流体面58と72に含まれる流体の一部
は扇型パターンて下方に分散し、残りの流体は流体面内
に残る。
【0043】流体面58内の残りの流体は、交差部60
を通過後、交差部62で流体分散ノズル56で発生した
流体面74と第2回目の交差をする。再び交差部62
で、流体面58と74の流体の一部は扇型パターンで下
方に分散し、残りの流体は面内に残って交差部62を通
過する。
【0044】交差部62を通過後、流体面58は、図示
しない流体分散ノズルから発生される流体面と64の位
置で第3回目の交差をする。前記と同様に、これらの流
体面内の流体の一部は分散し、残りの流体はこの交差部
を通る。交差部64を通過後、面58間に引続き残留す
る流体は、図示しない流体分散ノズルで発生される流体
面78と交差部66で第4回目の交差をする。
【0045】別の流体分散ノズルの流体面間、場合によ
り互いに離れた別の流体分散ノズルの流体面間に、多重
交差を発生する上記の方法によって全表面70上に均一
な流体分散を与えることが可能である。図5は同じヘッ
ダパイプ50上の流体分散ノズル52、54、56で発
生する流体面58、72、74、76の交差のみを示し
たが、同様な交差は、直角方向及び対角線方向の別のヘ
ッダ上の流体分散ノズルの流体面間にも発生する。
【0046】図6は本発明の流体分散ノズルを利用する
分散システムで発生する第1交差部及び第2交差部を含
むスプレーパターンの平面図を示す。図6は流体分散ノ
ズル82が均一パターンで固着された3個のスプレーヘ
ッダ80を示す。4個の流体分散ノズルが各スプレーヘ
ッダ80に固着される。実線は各流体分散ノズル82で
発生する流体の扁平面の側面境界84を示す。図示のよ
うに、各流体分散ノズル82は4つの均一流体流を発生
し、この各流体流は流体分散ノズル82から外側に約9
0°水平方向に拡がる扇形である。
【0047】波線は1つの流体分散ノズルから発生する
流体面が隣接流体分散ノズルから発生する流体面に最初
に衝突した時に発生する第1交差部86を示す。第1交
差部86は上からみて流体分散ノズル82の周囲に4角
のパターンを発生する。点線は1つの流体分散ノズルか
ら発生する流体面が他の流体分散ノズルで発生する流体
面に第2回目に衝突した時に発生する第2交差部88を
示す。第2交差部88は流体分散ノズル82の下方に生
じ、第1交差部82で発生された4角のパターンを4つ
の同形の小さい4角形に分割する。
【0048】図6には図示しないが、第3交差部は第1
交差部の下方の同じ垂直面内に、第4交差部は第2交差
部の下方の同じ垂直面内に発生するであろう。これらの
交差部の下方で流体面内の流体が分散することを考えれ
ば、本発明の流体分散ノズル分布は非常に均一な流体分
散が行われることは明らかある。
【0049】1つの流体分散ノズルから発射され、同じ
ヘッダパイプ上に配置され流体分散ノズル及び別のヘッ
ダパイプ上で直角方向に配置された流体分散ノズルから
発射される流体面と衝突する1つの流体分散ノズルから
発射される流体面のほかに、本発明の別の特徴は、1つ
の流体分散ノズルから発射される流体面が、互いに対角
線方向にある他の流体分散ノズルから発射される流体面
と交差することである。図7は本発明の分散システムの
斜視図を示す。図7では、各流体分散ノズル200は実
線で示すように側縁202で囲まれた4つの均一な流体
面を発生するように動作する。流体面間の第1交差部2
04を波線で示し、流体面間の第2交差部206を点線
で示す。第1交差部204は第2交差部206の上方の
水平面内にあることに注意されたい。
【0050】図7は、1点鎖線で表示する対角線交差部
208を示す。対角線交差部208は、互いに対角線関
係にある流体分散ノズル200で形成された流体面の交
差部である。対角線交差部208は相対的に直線で、上
方から平面図として見れば流体面の側縁202の直下に
ある。側縁202と同様に、対角線交差部208は扁平
ではないが、水平から約10.7°傾斜する。対角線交
差部208の一端は第1交差部204の水平面内にあ
り、対角線交差部208の他端は第2交差部206で形
成される水平面内にある。対角線交差部208と側縁2
02で形成される垂直角度は約21.5°である。
【0051】前記のように、流体分散ノズル200は比
較的大型である。事実、5.08cm(2インチ)の直
径で噴霧圧力0.14kg/平方cm(2psig.)で
動作すると、各流体分散ノズル200は1分当たり約6
16リットル(162gpm)で散水する。非常に大型
の冷却塔で使用すると、流体分散ノズルを通る大量の流
動は必要な流体分散ノズルの数を最小にするため必要で
ある。しかし場合によっては小さい容量を有する流体分
散ノズルを設けることが望ましい。
【0052】本発明で、小さい容量を有する流体分散ノ
ズルを設ける1つの方法は、異なる直径の軸孔を有する
流体分散ノズルを製造することである。しかしこの方法
で多数の異なる大きさの流体分散ノズルを製造すると、
製造コストを要し又管理が困難である。従って図8に示
すノズル本体へのノズル挿入体90は流体分散ノズルの
容量を減少する流量減少手段として使用される。ノズル
挿入体90は、軸孔94を有する薄肉の円筒体92で形
成される。上部プレート96は円筒体92の上部に連結
され、上部プレート96は環状円板98と側壁100と
で構成される。側壁100は上部プレート96の中心か
ら離れた上縁が約10°傾斜する。
【0053】ノズル挿入体90は、円筒体92の底部に
底部環状円板102を有する。上部プレート96の底面
側と底部環状円板102の上面側との間には4つの同形
間隔保持用ウェブ104が設けられる。間隔保持用ウェ
ブ104は円筒体92の周辺に等距離にかつ円筒体92
の縦軸に平行に整列して設けられる。ノズル挿入体90
は通常、プリプロピレン等の樹脂を使用して一体にモー
ルド成形で作られる。
【0054】図9に示すように、軸孔91′内に挿入さ
れるノズル挿入体90′は、流体分散ノズル93の内側
に嵌合し、底部環状円板102が支持ノブ95に載り、
ノズル挿入体90′が軸孔91′内に保持される。側壁
100は軸孔91′に密着し、挿入体90′の軸孔94
を流体流がバイパスしないように嵌合される。
【0055】ノズル挿入体90′の軸孔94は流体分散
ノズル93の軸孔91′よりも直径が小さい。従って、
ノズル挿入体90′を通る流体流の容量は流体分散ノズ
ル93′の容量よりも小さい。ノズル挿入体90′の軸
孔94は種々の直径にして、1つの大きさの流体分散ノ
ズルに幅の広い容量融通性を与えることができる。
【0056】前記のように、本発明の流体分散ノズルの
好適実施例では流体分散ノズルの全回周に流体スプレー
を供給する。場合により、所望の流体分散ノズルから流
体スプレーの発射方向の数を制限することが望ましい。
例えばある表面の周辺に流体を散布するように流体分散
ノズルを使用する場合である。このような場合には、こ
の方向に流体スプレーを発生する隣接する流体分散ノズ
ルがなく、スプレーの交差も発生しないから、表面の周
辺に流体分散ノズルからスプレーを発射しないことが好
適である。従って本発明では図10の流動指向器110
も包含される。
【0057】流動指向器110は、上部側の円形入口1
14、底部側の円形出口118及び入口114から出口
118に達する軸孔115を有する薄肉の非対称円錐台
形に形成される。リップ116が流動指向器110の上
側周辺に形成される。流動指向器110は1個の傾斜側
面112と1個の垂直側面113とを有する。入口11
4は通常、出口118よりも大きい。流動指向器110
は通常、ポリプロピレンを使用してモールド成形の一体
部品として作られるが、他の類似のプラスチック材料で
形成してもよい。
【0058】流動指向器110は本発明の流体分散ノズ
ルと共に使用できるが、通常、ノズル挿入体と共に使用
し、本発明の流体分散ノズルの1側面又は2側面以上に
使用して容積流動流を減少するのに使用される。図11
は、ノズル挿入体124を使用する本発明の流体分散ノ
ズル122と流動指向器126の断面図を示す。
【0059】図11は流動指向器126が流体分散ノズ
ル122に嵌合され、上部のリップ130が支持ノブ1
34で支持される状態を示す。流動指向器126の出口
128は上部部材を構成する上部部材132の1側面に
向けられる。ノズル挿入体124は、ノズル挿入体12
4の底縁部125が流動指向器126の上部リップ13
0に載るように流体分散ノズル122の内側に嵌入され
る。動作の際に、流体はノズル挿入体124の内側に流
動し、更に流動指向器126によって上部部材132の
僅か半分に向けられる。その結果、流体分散ノズル12
2からの分散は、上方からみて流体分散ノズルの周囲約
180°に制限される。
【0060】前記のように、本発明の流体分散ノズルは
従来のノズルに比べてはるかに大型で大きい容量を有す
る。従って、この流体分散ノズルを通りかつ流体分散ノ
ズルで偏向される流体によって加えられる力は従来の流
体分散ノズルよりもはるかに大きく、特に本発明の流体
分散ノズルを圧力スプレー分散システムに使用する場合
には大きい。また、流体分散ノズルが受けるスプレー圧
力が異常な動作条件のため、正常動作圧力よりかなり大
きい動作圧力が発生することがある。その結果、本発明
の流体分散ノズルに必要な特徴は、動作中に流体分散ノ
ズルがヘッダパイプから外れないように固定する改良方
法である。この方法は、冷却塔の場合に、動作中に流体
分散ノズルが外れると下にある熱伝達表面に広範囲かつ
費用のかかる修理を必要とするから上記の改良方法は重
要である。
【0061】図12は本発明の好適固定方法に使用され
る改良されたグラメット140を略示する。グラメット
140は軸孔142を有する薄肉の円筒形である。軸孔
142の内径は通常、本発明の流体分散ノズルの外形に
等しい。グラメット140は、15.24cm(6イン
チ)のパイプの内側湾曲部に嵌合するくら形の上縁部1
44を有する。上縁部144と底部縁部146は共にグ
ラメット140の周辺かつ半径方向外側に伸び出す。グ
ラメット140は通常、ジュロメータ硬さ40〜70の
イソプレン又はネオプレンゴム材料の一体品としてモー
ルド成形されるが、多の類似の可撓性材料も使用でき
る。
【0062】図13は本発明による改良されたグラメッ
トと固定方法を使用する流体分散ノズルとスプレーヘッ
ダアセンブリの側面断面図である。通常、グラメット1
62はヘッダパイプ160に形成された孔に挿入され
る。グラメット162の上縁部164も底縁部166も
共に、全体を波線で示すことに注意されたい。グラメッ
ト162の上縁164はパイプ160の内側に嵌合し、
上縁164はパイプ160上に載り、この輪郭に一致す
る。下縁166はパイプ160の外側にある。上縁16
4は15.24cm(6インチ)直径のパイプの輪郭に
一致するように成形される。しかし、このような輪郭を
有するグラメットは、10.16〜60.96cm(4〜
24インチ)の直径を有するパイプで良好に成形できる
ことが判明している。その結果、単一のグラメットでも
この直径範囲のヘッダパイプに固定する必要条件を満足
する。
【0063】波線で示す支持部168を有する流体分散
ノズル165は、パイプ160の縦軸に垂直の位置でグ
ラメット162内に圧入される。流体分散ノズル165
がグラメット162内に充分に挿入され、支持部168
がグラメット162の上縁164の先方まで伸び出した
後、流体分散ノズル165を約90°回転して支持部1
68をパイプ160の縦軸に一致させる。通常、この挿
入には約9kg(20ポンド)の力が必要である。次に
流体分散ノズル165を下方に引き、支持部168をグ
ラメット162の上縁に接触させる。流体分散ノズル1
65の溝170は可撓性のグラメット162の側壁に食
い込んで付加的の支持力と密封性を与える。一度固定位
置が決まると、支持部168は溝170と協力して流体
分散ノズル165をパイプ160内の定位置に約90k
g(200ポンド)に達する力で保持する。その結果、
保持力対挿入力の比率は約10対1(200lb/20
lb)である。
【0064】本発明による固定法の別の実施例を図14
に示す。この実施例では、アダプタ180をヘッダパイ
プ182に永久的に固着する。アダプタ180はノズル
本体188の支持部186を嵌合するノッチ184を有
する。ノッチ184は、支持部186がノッチ184に
押し込まれ、次に流体分散ノズルを約1/8回転した
後、支持部186をアダプタ280内の定位置に固定で
きる形状に成形される。
【0065】
【発明の効果】本発明は、上部部材と底部部材とを備え
た偏向部材を流体分散装置に設けて、垂直方向から水平
方向に円滑に流体の方向を偏向しかつ水平面上の必要な
方向に対して均等の量に流体を分割することができると
共に、低圧力でも動作可能で流体面の分割と流体面の多
重交差によって均一に流体を分散できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による流体分散装置の側面斜視図
【図2】 本発明による流体分散装置の側面断面図
【図3】 本発明による流体分散装置の上部平面図
【図4】 流体分散装置で発生されたスプレーパターン
を示す本発明による流体分散装置の斜視図
【図5】 得られる流体面交差を示す本発明による流体
分散装置の側面図
【図6】 発生される第1及び第2交差部のパターンと
位置を示す本発明による流体分散装置の平面図
【図7】 発生される対角線交差の位置を示す本発明に
よる流体分散装置の斜視図
【図8】 本発明による流量減少用挿入体の斜視図
【図9】 流量減少用挿入体アセンブリの側面断面図
【図10】 流動指向器の斜視図
【図11】 流体分散ノズル、流量減少用挿入体及び流
動指向器の側面断面図
【図12】 くら型グラメットの斜視図
【図13】 ヘッダパイプ内の流体分散ノズルとグラメ
ットの側面図
【図14】 ヘッダパイプ内の流体分散ノズルとアダプ
タの側面図
【符号の説明】
10...流体分散装置、 12...ノズル本体、
14...軸孔、 16...支持脚、 18...偏
向部材、 20...上部部材、 22...底部部
材、 30...支持部、 38...溝、 42、5
8、72、74、76、78...流体面、 40、5
2、54、56、82、165、200...流体分散
ノズル、 60、62、64、66、86、88、20
4、206...交差部、 70...表面、 9
0...ノズル挿入体、

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体(12)と、偏向部材(18)
    と、ノズル本体(12)から垂直方向に離間して偏向部材
    (18)を支持する支持脚(16)とを備え、ノズル本体
    (12)は入口(32)と、出口(33)と、入口(32)から
    出口(33)に達するほぼ円筒形の軸孔(14)を形成する
    所定厚さの壁部(13)とを備えた流体分散装置におい
    て、 偏向部材(18)は、上部部材(20、132)と底部部材(2
    2)とを備え、 上部部材(20、132)の上面は中心部に配置された頂点
    (36)を有する複数の側面(21)を備え、 頂点(36)は軸孔(14)の出口(33)の中心部の下方に
    配置され、底部部材(22)の上面は鈍角ピラミッドの切
    頭体状の複数の側面(23)を備え、上部部材(20、13
    2)は底部部材(22)の切頭体の中心に配置されたこと
    を特徴とする流体分散装置。
  2. 【請求項2】 上部部材(20、132)は正規の角錐状又
    は非垂直側面の角錐形である請求項1に記載の流体分散
    装置。
  3. 【請求項3】 上部部材(20、132)は複数の側面(2
    1)と縁部(24)を有する鋭角ピラミッドの形状を有
    し、頂点(36)は上部部材(20、132)の側面(21)に
    よって形成され、上部部材(20、132)の側面(21)と
    底部部材(22)の側面(23)とは整列する請求項1に記
    載の流体分散装置。
  4. 【請求項4】 偏向部材(18)の底部部材(22)は水平
    に対し5°〜25°の角度で傾斜する各4側面(23)を
    有する請求項1に記載の流体分散装置。
  5. 【請求項5】 更に、ノズル本体(12)の軸孔(14)よ
    りも小さい軸孔(14)を有する薄肉の円筒形のノズル挿
    入体(90)と、環状の上部プレート(96)と、環状の底
    部プレート(102)と、挿入体(90)の外側から外向き
    に突出する間隔保持用ウェブ(104)とを有する流量減
    少手段を含む請求項1に記載の流体分散装置。
  6. 【請求項6】 ノズル挿入体(90)はノズル本体(12)
    とほぼ同じ長さを有し、環状の上部プレート(96)は軸
    孔(14)の直径(A)にほぼ等しい外径を有し、ノズル
    挿入体(90)はノズル本体(12)の軸孔(14)内に配置
    されて軸孔(14)を通る流動断面積を効果的に減少する
    請求項1に記載の流体分散装置。
  7. 【請求項7】 ノズル挿入体(90)を通る流体流動を偏
    向部材(18)の1つ又は2つ以上の側面(21、23)に向
    ける中空、非対称円錐台形の流動指向器(110、126)を
    有する請求項1に記載の流体分散装置。
  8. 【請求項8】 ノズル本体(12)と偏向部材(18)とを
    各々備えた複数の流体分散ノズル(40、52、54、56、8
    2、165、200)を有し、ノズル本体(12)は縦軸と所定
    厚さの壁部を有し、壁部はほぼ円筒形の軸孔(14)を形
    成した流体分散装置において、 偏向部材(18)は上部部材(20、132)と底部部材(2
    2)とを有し、 上部部材(20、132)の上面は中心に位置する頂点(3
    6)を形成する複数の傾斜側面(21)を有し、頂点(3
    6)はノズル本体(12)の軸孔(14)の下方で垂直方向
    に間隔をあけて中心に配置され、 底部部材(22)の上面は、底部部材(22)の上面の中心
    に偏向部材(18)の頂部部材(20、132)が配置された
    鈍角ピラミッドの截頭体状の複数の側部(23)を有し、 複数の流体分散ノズル(40)は、相互に水平方向に一定
    間隔離れて流体を分散すべき表面(70)の上方に配置さ
    れ、 各流体分散ノズル(40、52、54、56、82、165、200)
    は、流体の散布時に少なくとも1つの均一かつ扁平な流
    体面(42、58、72、74、76、78)を発生し、 各流体面(42、58、72、74、76、78)は隣接する流体面
    に対して交差(60、62、64、66、86、88、204、206)
    し、交差する流体面(42、58、72、74、76、78)の下方
    で流体の分散を形成し、各流体面(42、58、72、74、7
    6、78)は流体を散布すべき表面(70)に流体面(42、5
    8、72、74、76、78)が到達する前に隣接する流体分散
    ノズル(40、52、54、56、82、165、200)の流体面(4
    2、58、72、74、76、78)と複数回交差(60、62、64、6
    6、86、88、204、206)することを特徴とする流体分散
    装置。
  9. 【請求項9】 上部部材(20、132)は角錐形である請
    求項8に記載の流体分散装置。
  10. 【請求項10】 上部部材(20、132)は複数の同形の
    側面(21)を有する鋭角ピラミッド形状で、側面(21)
    はその上部で結合して中央位置の頂点(36)を形成し、
    上部部材(20、132)は、上部部材(20、132)の側面
    (21)と底部部材(22)の側面(23)とがほぼ整列する
    状態で底部部材(22)上に配置された請求項8に記載の
    流体分散装置。
  11. 【請求項11】 流体を受ける流体分散装置は、流体分
    散ノズル(40、52、54、56、82、165、200)を通して流
    動させ、各流体分散ノズル(40、52、54、56、82、16
    5、200)は均一量の流体流動を有する複数のほぼ扁平の
    流体面(42、58、72、74、76、78)を発生し、各流体面
    (42、58、72、74、76、78)は流体分散ノズル(40、5
    2、54、56、82、165、200)から水平に対して約5°〜
    25°の角度の方向に流出しかつ約30°〜180°の
    角度で放射状に広がる請求項8記載の流体分散装置。
  12. 【請求項12】 上部部材(20、132)は4つの同形の
    側面(21)を有し、底部部材(22)4つの同形の側面
    (23)を有しかつ各流体分散ノズル(40、52、54、56、
    82、165、200)は4つの流体面(42、58、72、74、76、
    78)を発生し、各流体面(42、58、72、74、76、78)は
    水平に対して約15°の方向に流体分散ノズル(40、5
    2、54、56、82、165、200)から流出し、単一の流体分
    散ノズル(40、52、54、56、82、165、200)は360°
    のパターンで有効に流体を散布する状態でノズルから約
    90°の角度で放射状に広がる請求項10に記載の流体
    分散装置。
  13. 【請求項13】 1つの流体分散ノズル(40、52、54、
    56、82、165、200)で発生した流体面(42、58、72、7
    4、76、78)は分離した他の流体分散ノズル(40、52、5
    4、56、82、165、200)で発生した流体面(42、58、7
    2、74、76、78)と交差し、分離した他の流体分散ノズ
    ル(40、52、54、56、82、165、200)は、ヘッダパイプ
    (39、50、160、182)に対して平行、直角及び対角線の
    方向に1つの流体分散ノズル(40、52、54、56、82、16
    5、200)から離間する請求項11に記載の流体分散装
    置。
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