JPH10266917A - 燃料貯留装置 - Google Patents

燃料貯留装置

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JPH10266917A
JPH10266917A JP9068113A JP6811397A JPH10266917A JP H10266917 A JPH10266917 A JP H10266917A JP 9068113 A JP9068113 A JP 9068113A JP 6811397 A JP6811397 A JP 6811397A JP H10266917 A JPH10266917 A JP H10266917A
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tank
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reservoir tank
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徹 木所
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクの耐久性を向上させることなく蒸
発燃料の漏洩を阻止する。 【解決手段】 燃料タンク5と、該燃料タンク内に発生
した蒸発燃料を貯蔵するための蒸発燃料貯蔵タンク29
と、該蒸発燃料貯蔵タンクと上記燃料タンクとを連通ま
たは遮断する連通制御手段30とを具備する燃料貯留装
置において、蒸発燃料貯蔵タンク内の状態に関するパラ
メータに基づき前記連通制御手段の連通または遮断作動
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料貯留装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料を貯蓄しておくための燃料タンクを
備えた燃料貯留装置では、燃料タンク内で発生した蒸発
燃料が給油の際に燃料タンクに取り付けられた燃料注入
管を介して大気へ漏洩するという問題がある。この蒸発
燃料の漏洩は燃料タンク内の蒸発燃料量が多く且つ燃料
タンク内の圧力が高いときに顕著となる。この問題を解
決するための燃料蒸散防止装置が例えば特開平8−12
1279公報に開示されている。この燃料蒸散防止装置
は燃料タンクと、該燃料タンク内で発生した蒸発燃料を
受け入れて貯蔵するリザーバとを具備する。さらに燃料
タンクとリザーバとを互いに連通するパイプにはコンプ
レッサーが配置される。上記燃料蒸散防止装置では、給
油開始前において燃料タンク内の圧力が所定値を越えて
いるとき、コンプレッサーを作動して燃料タンク内の蒸
発燃料を強制的にリザーバへ送る。こうして燃料タンク
内の蒸発燃料量を低減し且つ燃料タンク内の圧力を低下
したあとに、給油を開始するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記燃料蒸散防止装置
では給油完了後にリザーバ内の圧力に係わらずリザーバ
と燃料タンクとを互いに連通する。しかしながら、給油
前にコンプレッサーを作動したことにより高圧になった
リザーバと燃料タンクとを連通すると、燃料タンクに急
激に高圧がかかる。したがって上記燃料蒸散防止装置で
は蒸発燃料の漏洩を阻止するためには燃料タンクの耐久
性を向上させる必要があり、耐久性を向上させるために
製造コストが増大するという問題がある。本発明の目的
は燃料タンクの耐久性を向上させることなく蒸発燃料の
漏洩を阻止できる燃料貯留装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば、燃料タンクと、該燃料タンク
内に発生した蒸発燃料を貯蔵するための蒸発燃料貯蔵タ
ンクと、該蒸発燃料貯蔵タンクと上記燃料タンクとを連
通または遮断する連通制御手段とを具備する燃料貯留装
置において、蒸発燃料貯蔵タンク内の状態に関するパラ
メータに基づき前記連通制御手段の連通または遮断作動
を制御する。これにより蒸発燃料貯蔵タンクと燃料タン
クとを連通したときの燃料タンクへの影響を考慮した連
通または遮断作動の制御が可能となる。
【0005】上記課題を解決するために二番目の発明に
よれば、一番目の発明において、燃料タンク内の蒸発燃
料を蒸発燃料貯蔵タンクへ送る蒸発燃料移送手段を具備
する。この蒸発燃料移送手段により燃料タンク内の蒸発
燃料が蒸発燃料貯蔵タンクへ送られる。上記課題を解決
するために三番目の発明によれば、一番目の発明におい
て、記蒸発燃料貯蔵タンク内の状態を前記連通制御手
段を連通作動できる状態に変える状態変換手段を備え
る。この状態変換手段により蒸発燃料の状態が蒸発燃料
貯蔵タンクと燃料タンクとを連通するのに適した状態に
変換される。
【0006】上記課題を解決するために四番目の発明に
よれば、一番目の発明において、前記蒸発燃料貯蔵タン
ク内の液化燃料を検出する液化燃料検出手段を具備し、
該液化燃料検出手段により液化燃料が検出され且つ蒸発
燃料貯蔵タンク内の圧力が燃料タンク内の圧力より大き
いときに前記連通制御手段を連通させる。これにより蒸
発燃料貯蔵タンク内に液化燃料があるときに蒸発燃料貯
蔵タンク内の圧力が燃料タンク内の圧力より大きい状態
で連通制御手段が連通される。
【0007】上記課題を解決するために五番目の発明に
よれば、四番目の発明において、蒸発燃料貯蔵タンク内
の圧力を燃料タンク内の圧力より大きくする圧力調整手
段を具備する。この圧力調整手段により蒸発燃料貯蔵タ
ンク内の圧力が燃料タンク内の圧力より大きくされる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の燃料貯留
装置の第一実施形態の構成を説明する。図1において、
1は機関本体、2は機関本体1へ吸入空気を送るための
機関吸気通路、3は機関吸気通路2に配置され、機関本
体1へ送られる吸入空気量を制御するためのスロットル
弁、4はスロットル弁3の上流側において機関吸気通路
2に配置され、吸入空気を濾過するエアフィルタであ
る。尚、上述の『上流側』とは吸入空気流の流れに対応
させたときの上流側を意味する。
【0009】また図1において、5は例えば金属または
合成樹脂材料からなる燃料タンクである。燃料タンク5
内には燃料室6が形成され、この燃料室6に燃料注入管
7が気密に接続される。燃料注入管7の上端開口部8に
は燃料キャップ9が着脱自在に取り付けられ、この上端
開口部8に隣接する燃料注入管7内には燃料キャップ9
の挿着時に燃料キャップ9の外周面と接触するシール部
材10と、給油時に燃料注入管7内に挿入される給油ノ
ズルの外周面と接触するシール部材11と、通常ばね力
によって燃料注入管7を遮断している第一蒸発燃料遮断
弁12とが配置される。燃料注入管7の上端開口部8は
給油室13内に収容され、さらに給油室13は給油蓋1
4により閉鎖される。給油蓋14は給油オープナー15
に接続され、この給油オープナー15を作動することに
より給油蓋14が開放される。一方、燃料注入管7の下
端開口部16は燃料室6内で開口し、この下端開口部1
6には通常ばね力によって燃料注入管7を遮断している
第二蒸発燃料遮断弁17が配置される。
【0010】さらに燃料室6内には燃料ポンプ18と、
燃圧レギュレータ19と、燃料フィルタ20とが配置さ
れており、燃料ポンプ18から吐出された燃料は燃圧レ
ギュレータ19により調圧された後に燃料供給管21を
介して燃料噴射弁(図示せず)に供給される。このよう
に燃料室6内に燃圧レギュレータ19を配置すると、燃
料供給管21からの燃料を各燃料噴射弁に分配するため
の燃料分配管から燃料タンク5まで延びる燃料戻し通路
を設ける必要がなくなり、しかもシリンダヘッド付近で
加熱されて一部気化した蒸発燃料を含む燃料が燃料タン
ク5内に戻ることがなくなるので燃料タンク5内におけ
る蒸発燃料の発生が抑制される。また、燃料タンク5内
に燃料ポンプ18を配置することにより燃料ポンプ18
の騒音を低減することができる。さらに燃料タンク5内
には燃料室6内の燃料の残量を検出するための燃料残量
検出装置22が配置される。燃料残量検出装置22は燃
料液面に浮かぶフロート23を有する。フロート23は
燃料液面の上下動と共に上下動する。燃料残量検出装置
22はフロート23の変位量を検出する。
【0011】燃料タンク5の上壁24には燃料室6内へ
開口する循環管25が取り付けられる。循環管25は燃
料注入管7の下端開口部16よりも上方で燃料室6内へ
開口する。したがって循環管25は給油時に燃料液面上
方の気体を燃料注入管7へ解放して給油をし易くし、給
油中に燃料液面が循環管25に達したときには燃料注入
管7内へ開口する循環管25の開口付近における負圧を
増大させる。尚、この負圧が給油ノズルに設けられた負
圧検出手段により検出されると、給油が自動的に停止さ
れる。さらに燃料タンク5の上壁24には燃料タンク5
内の圧力を測定するための第一圧力センサ26が取り付
けられる。燃料室6内の上方空間27は蒸発燃料排出管
28を介して蒸発燃料貯蔵タンクとしてのリザーバタン
ク29に接続される。蒸発燃料排出管28には燃料タン
ク5とリザーバタンク29とを互いに連通または遮断す
る連通制御手段として連通制御弁30が取り付けられ
る。蒸発燃料排出管28はリザーバタンク29の上壁3
1からリザーバタンク29内へ延び、リザーバタンク2
9の底壁面32付近で開口する。さらに燃料室6内の上
方空間27は圧送管33を介してリザーバタンク29に
接続される。圧送管33には、燃料タンク5側から順
に、燃料タンク5とリザーバタンク29とを連通または
遮断する圧送制御弁34と、燃料タンク5内の蒸発燃料
をリザーバタンク29へ送る蒸発燃料移送手段としての
コンプレッサー35とが取り付けられる。
【0012】リザーバタンク29の上壁31には蒸発燃
料パージ管36が接続される。リザーバタンク29はこ
の蒸発燃料パージ管36を介して機関吸気通路2に接続
される。蒸発燃料パージ管36にはパージ制御弁37が
配置される。パージ制御弁37の開閉制御により機関吸
気通路2内へパージされる蒸発燃料流量が制御される。
リザーバタンク29内の蒸発燃料は機関運転状態(機関
負荷)に応じて機関吸気通路2内にパージされる。な
お、このパージは内燃機関の運転が安定するように、あ
るいはエミッションが悪化しないようにパージ量が制御
される。さらにリザーバタンク29の上壁31にはリザ
ーバタンク29内の圧力を測定する第二圧力センサ38
が取り付けられる。
【0013】また、燃料貯留装置は制御装置(ECU)
40を具備し、この制御装置40には第一圧力センサ2
6、第二圧力センサ38および給油スイッチ50が接続
され、さらに制御装置40はパージ制御弁37、給油オ
ープナー15、圧送制御弁34、コンプレッサー35、
連通制御弁30および警報装置51に接続される。図2
を参照して図1の制御装置(ECU)40を説明する。
制御装置40はデジタルコンピュータからなり双方向性
バス41を介して相互に接続されたCPU(マイクロプ
ロセッサ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)4
3、ROM(リードオンメモリ)44、B−RAM(バ
ックアップRAM)45、入力ポート46および出力ポ
ート47を具備する。給油スイッチ50、第一圧力セン
サ26、第二圧力センサ38、および燃料残量検出装置
22それぞれの出力電圧がAD変換器48を介して入力
ポート46に入力される。一方、出力ポート47はそれ
ぞれ対応する駆動回路49を介してパージ制御弁37、
警報装置51、連通制御弁30、コンプレッサー35、
圧送制御弁34、および給油オープナー15に接続され
る。
【0014】以下、本発明の第一実施形態における燃料
貯留装置の作動を説明する。初めに給油前における作動
を説明する。本実施形態では給油を行うために給油スイ
ッチ50が作動されると第一圧力センサ26により検出
された燃料タンク5内の圧力が大気圧より低いか否かを
判別する。燃料タンク5内の圧力が大気圧以上であると
きには、連通制御弁30を閉弁し、コンプレッサー35
を作動すると共に圧送制御弁34を開弁し、燃料タンク
5内の圧力を燃料タンク5内の圧力を大気圧より低くす
る。その後、給油蓋14を開放し、給油を許可する。こ
れにより給油が開始されるときに燃料タンク5内の蒸発
燃料が大気へ漏れることを阻止する。もちろん燃料タン
ク5内の圧力が大気圧より低いときには即座に給油蓋1
4を開放し、給油を許可する。
【0015】次に給油中における作動を説明する。給油
蓋14が開放されると、燃料キャップ9が燃料注入管7
の上端開口部8から取り外される。燃料キャップ9が取
り外されたときには第一蒸発燃料遮断弁12および第二
蒸発燃料遮断弁17が閉弁状態に保持され、且つ燃料タ
ンク5内の圧力が大気圧より低く維持されているため、
ここでも燃料注入管7の上端開口部8から蒸発燃料が大
気に放出されるのが阻止される。次いで給油ノズル(図
示せず)が燃料注入管7の上端開口部8に挿入され、給
油ノズルの先端部により第一蒸発燃料遮断弁12がばね
付勢に抗して開弁される。このとき、給油ノズルの外周
面にシール部材11が接触するため、燃料注入管7の上
端開口部8から蒸発燃料が大気に放出されるのが阻止さ
れる。次いで、給油が開始されると燃料が燃料注入管7
を介して燃料室6内に注入される。この給油燃料の燃料
流により第二蒸発燃料遮断弁17がばね付勢に抗して開
弁される。
【0016】給油中、燃料タンク5内の圧力は燃料タン
ク5内の燃料量の増大および燃料タンク5内における蒸
発燃料の発生により増大する。燃料タンク5内の圧力が
大気圧以上になったことを第一圧力センサ26で検出し
たときにはコンプレッサー35を作動させ、連通制御弁
30を開弁し、圧送制御弁34を開弁して燃料タンク5
内を減圧する。これにより給油中における燃料タンク5
内の圧力を大気圧より低く維持し、蒸発燃料の大気への
漏洩を防止すると共に、給油性(給油のし易さ)を確保
する。尚、リザーバタンク29内の圧力がその圧力許容
値を越えそうなときにはコンプレッサー35を停止す
る。尚、リザーバタンク29の圧力許容値はリザーバタ
ンク29が耐えうる圧力に基づき安全率を考慮して算出
した値である。
【0017】さらに給油中、燃料室6内の燃料液面が循
環管25の下端開口部16に達して循環管25が遮断さ
れると給油ノズルの先端周りに発生している負圧が急激
に増大する。給油ノズルは給油ノズル周りの燃料注入管
7内にこのような大きな負圧が発生すると給油作用を自
動的に停止するようになっており、このため燃料液面が
高くなって循環管25が燃料により遮断されると給油が
停止される。したがって循環管25の下端開口部16の
高さによって燃料室6内に注入される燃料量が定められ
ることになる。本実施形態では図1に示したように、循
環管25の下端開口部16は燃料タンク5の上壁24に
配置されているため、燃料液面がほぼ燃料タンク5の上
壁24の高さになるまで給油が行われる。給油が完了し
て給油ノズルが引き抜かれると第一蒸発燃料遮断弁12
および第二蒸発燃料遮断弁17が再び閉弁され、次いで
燃料キャップ9が取り付けられ、給油蓋14が閉じられ
る。
【0018】次に給油後における燃料貯留装置の作動を
説明する。給油後、燃料タンク5内の蒸発燃料をリザー
バタンク29へ導入するために連通制御弁30を開弁す
る。しかしながら、連通制御弁30を即座に開弁する
と、給油中のコンプレッサー35の作動により高くなっ
たリザーバタンク29内の圧力が燃料タンク5へ作用
し、燃料タンク5の圧力許容値を越える可能性がある。
したがって連通制御弁30を開弁するまえに燃料タンク
5とリザーバタンク29とを連通したときの合成圧力
が、燃料タンク5の圧力許容値より小さいか否かを判別
する。合成圧力が燃料タンク5の圧力許容値よりも小さ
いときには連通制御弁30を開弁する。一方、合成圧力
が圧力許容値以上であるときには警報装置51を作動し
て連通制御弁30を開弁できない状態にあることを知ら
せ、合成圧力が圧力許容値よりも小さいと判別されるま
で連通制御弁30の閉弁を継続する。これにより燃料タ
ンク5にかかる最大圧力を低く抑えられるため燃料タン
ク5に要求される耐久性を低くすることができる。尚、
燃料タンク5の圧力許容値は燃料タンク5が耐えうる圧
力に基づき安全率を考慮して算出した値である。また、
上記合成圧力は、燃料タンク5内の圧力と、リザーバタ
ンク29内の圧力と、燃料残量から算出した燃料タンク
5内の上部空間の体積と、リザーバタンク29の体積と
に基づき算出される。
【0019】以下、図3〜図5のフローチャートを参照
して第一実施形態の燃料貯留装置の作動を説明する。ま
ず、ステップS110において給油スイッチ50が作動
されたか否かが判別される。ステップS110において
給油スイッチ50が作動されたと判別されると、ステッ
プS112において給油フラグをリセットし、ステップ
S114に進む。尚、給油フラグは給油スイッチ50が
作動されたときにリセットされ、給油が終了したときに
セットされる。一方、ステップS110において給油ス
イッチ50が作動されていないと判別されると、ステッ
プS114に進む。ステップS114では給油フラグが
リセットされているか否かが判別される。ステップS1
14において給油フラグがリセットされていると判別さ
れると、ステップS116において連通制御弁30を閉
弁し、ステップS118に進む。一方、ステップS11
4において給油フラグがリセットされていないと判別さ
れると、ステップS126において給油後処理ルーチン
を行い、処理を終了する。ステップS118では第一圧
力センサ26により検出された燃料タンク5内の圧力P
1 が大気圧Pa よりも大きい(P1 >Pa )か否かが判
別される。ステップS118においてP1 >Pa である
と判別されると、燃料タンク5内の圧力P1が給油オー
プナー15を開く状態にないと判断し、ステップS12
0に進む。一方、ステップS118においてP1 >Pa
ではないと判別されると、燃料タンク5内の圧力P1
給油オープナー15を開く状態にあると判断し、図4の
ステップS128において給油オープナー15を開き、
ステップS130に進む。
【0020】図3のステップS120では第二圧力セン
サ38により検出されたリザーバタンク29内の圧力P
2 がリザーバタンク29の圧力許容値Pm2より小さい
(P2<Pm2)か否かが判別される。ステップS120
においてP2 <Pm2であると判別されると、コンプレッ
サー35の作動により圧力が上昇してもリザーバタンク
29が耐えられる状態にあると判断し、ステップS12
2においてコンプレッサー35を作動し、次にステップ
S124において圧送制御弁34を開弁し、処理を終了
する。これにより燃料タンク5内が減圧される。一方、
ステップS120においてP2 <Pm2ではないと判別さ
れると、コンプレッサー35の作動により圧力が上昇す
るとリザーバタンク29が耐えられる状態にないと判断
し、図4のステップS140に進む。
【0021】図4のステップS130では第一圧力セン
サ26により検出された燃料タンク5内の圧力P1 が大
気圧Pa よりも大きい(P1 >Pa )か否かが判別され
る。ステップS130においてP1 >Pa であると判別
されると、燃料タンク5内を減圧すべきときであると判
断し、ステップS132に進む。一方、ステップS13
0においてP1 >Pa ではないと判別されると、燃料タ
ンク5内を減圧する必要がないと判断し、ステップS1
46において圧送制御弁34を閉弁し、次にステップS
148においてコンプレッサー35を停止し、さらにス
テップS138に進む。
【0022】ステップS132では第二圧力センサ38
により検出されたリザーバタンク29内の圧力P2 がリ
ザーバタンク29の圧力許容値Pm2より小さい(P2
m2)か否かが判別される。ステップS132において
2 <Pm2であると判別されると、コンプレッサー35
の作動により圧力が上昇してもリザーバタンク29が耐
えられる状態にあると判断し、ステップS134におい
てコンプレッサー35を作動し、次にステップS136
において圧送制御弁34を開弁し、さらにステップS1
38に進む。これにより燃料タンク5内が減圧される。
一方、ステップS132においてP2 <Pm2ではないと
判別されると、コンプレッサー35の作動により圧力が
上昇するとリザーバタンク29が耐えられる状態にない
と判断し、ステップS140に進む。ステップS140
では圧送制御弁34を閉弁し、次にステップS142に
おいてコンプレッサー35を停止し、さらにコンプレッ
サー35を作動するとリザーバタンク29内の圧力が該
リザーバタンク29の圧力許容値を越えてしまうことを
知らせるためにステップS144において警報装置51
を作動し、処理を終了する。
【0023】ステップS138では給油オープナー15
が開いているか否かが判別される。ステップS138に
おいて給油オープナー15が開いていると判別される
と、未だ給油中であると判断し、処理を終了する。一
方、ステップS138において給油オープナー15が開
いていないと判別されると、給油が終了したと判断し、
ステップS150において圧送制御弁34を閉弁し、次
にステップS152において次にコンプレッサー35を
停止し、さらにステップS152において給油フラグを
セットし、処理を終了する。
【0024】図5は給油後処理ルーチンを示すフローチ
ャートである。ステップS154において燃料タンク5
とリザーバタンク29とを連通したときの合成圧力
((bP 1 +aP2 )/(a+b))が燃料タンク5の
圧力許容値Pm1より小さい((bP1 +aP2 )/(a
+b)<Pm1)か否かが判別される。尚、ここでaは燃
料タンク内の燃料残量から算出した燃料タンク5内の上
部空間27の体積であり、bはリザーバタンク29の体
積であり、P1 は第一圧力センサ26により検出された
燃料タンク5内の圧力であり、P2 は第二圧力センサ3
8により検出されたリザーバタンク29内の圧力であ
る。ステップS154において(bP1 +aP 2 )/
(a+b)<Pm1であると判別されると、燃料タンク5
が合成圧力に耐えられると判断し、ステップS156に
おいて連通制御弁30を開弁し、処理を終了する。一
方、ステップS154において(bP1 +aP2 )/
(a+b)<P m1ではないと判別されると、連通制御弁
30を開弁することができないことを知らせるためにス
テップS158において警報装置51を作動し、処理を
終了する。
【0025】前述の第二実施形態ではパージはリザーバ
タンク29から直接行われるが、これは本発明を制限す
るものではない。例えば、蒸発燃料パージ管36にリザ
ーバタンク29からの蒸発燃料を一時的に吸着させる小
型のチャコールキャニスタを設けると共に該チャコール
キャニスタとリザーバタンク29との間の蒸発燃料パー
ジ管36に開閉弁を配置し、チャコールキャニスタに吸
着された蒸発燃料を内燃機関の運転状態に応じてパージ
するようにすることもできる。このシステムでは上記合
成圧力が圧力許容値以上であるときに上記開閉弁を開弁
することによりリザーバタンク29内の圧力を低減する
ことができるため、合成圧力を圧力許容値より小さく
し、連通制御弁30を早期に開弁することができる。
【0026】次に本発明の第二実施形態を説明する。第
一実施形態においてはリザーバタンク29内の圧力が圧
力許容値を越えていた場合、警報するまたは圧力が許容
値以下になるまで連通制御弁30を閉弁するとしてい
る。しかしながら、このままでは燃料タンク5とリザー
バタンク29とを連通させるまでに時間がかかるばかり
でなく、燃料タンク5とリザーバタンク29とを連通さ
せられないこともありうる。そこで、以下の第二〜第四
実施形態においては、燃料タンクとリザーバタンクとを
早期に連通させるためにリザーバタンク内の状態が連通
可能な状態となるように積極的にリザーバタンク内の状
態を変換する作用、例えばリザーバタンク内の圧力を低
下させる作用、あるいはリザーバタンク内の温度を低下
させる作用等を採用する。尚、上記以外にリザーバタン
クの容積を大きくする作用を採用することも可能であ
る。第二実施形態の燃料貯留装置の構成は第一実施形態
と同じであるので説明は省略する。また、第二実施形態
における燃料貯留装置の作動は給油後処理ルーチンを除
いて第一実施形態と同じであるので第二実施形態の給油
後処理ルーチン以外の説明は省略する。
【0027】第二実施形態では給油後処理ルーチンにお
いて合成圧力が燃料タンク5の圧力許容値を越えてしま
うため連通制御弁30を開弁することができない状態に
あるときには、機関運転時にパージを実行し、リザーバ
タンク29内を強制的に減圧する。これにより燃料タン
ク5にかかる最大圧力を所望の圧力以下に低下させるこ
とができるため、燃料タンク5に要求される耐久性をさ
らに低くすることができる。尚、第二実施形態ではリザ
ーバタンク内の蒸発燃料の状態を連通制御弁を連通作動
できる状態に変える状態変換手段はパージ作用に相当す
る。
【0028】以下、図6を参照して第二実施形態の燃料
貯留装置の給油後処理を説明する。ステップS210に
おいて燃料タンク5とリザーバタンク29とを連通した
ときの合成圧力((bP1 +aP2 )/(a+b))が
燃料タンク5の圧力許容値P m1より小さい((bP1
aP2 )/(a+b)<Pm1)か否かが判別される。
尚、ここでのa、b、P1 およびP2 は第一実施形態と
同じパラメータである。ステップS210において(b
1 +aP2 )/(a+b)<Pm1であると判別される
と、燃料タンク5が合成圧力に耐えられると判断し、ス
テップS212において連通制御弁30を開弁し、処理
を終了する。一方、ステップS210において(bP1
+aP2 )/(a+b)<Pm1ではないと判別される
と、リザーバタンク29内を減圧するためにステップS
214においてパージを実行し、処理を終了する。
【0029】次に本発明の第三実施形態を説明する。第
三実施形態の燃料貯留装置は、第一実施形態の燃料貯留
装置の構成に加え、リザーバタンク29の上壁31にリ
ザーバタンク29内の温度を測定する温度センサ52を
具備する。温度センサ52の出力電圧はAD変換器48
を介して入力ポート46に入力される(図8参照)。
尚、第三実施形態の燃料貯留装置の構成は温度センサ5
2を除いて第一実施形態と同じであるので温度センサ5
2以外の説明は省略する。また、第三実施形態では給油
後処理ルーチンを除いて第一実施形態と同じであるので
給油後処理ルーチン以外の説明は省略する。
【0030】第三実施形態では給油後処理ルーチンにお
いて合成圧力が燃料タンク5の圧力許容値を越えてしま
うため連通制御弁30を開弁することができない状態に
あるときには、さらにリザーバタンク29内の温度が所
定温度より小さいか否かが判別される。尚、所定温度は
外気温度よりもかなり高い値であって予め定められた時
間内に自然冷却により低下する可能性がある温度に設定
する。リザーバタンク29内の温度が所定温度より小さ
いときには自然冷却によるリザーバタンク29内の温度
低下が期待できず、したがって連通制御弁30を開弁す
べき状態でないと判断し、警報装置51を作動し、合成
圧力が圧力許容値よりも小さいと判別されるまで連通制
御弁30の閉弁を継続する。一方、リザーバタンク29
内の温度が所定温度以上であるときには自然冷却による
リザーバタンク29内の温度低下が期待できるため、予
め定められた時間が経過したあとにおいてもなお連通制
御弁30を開弁すべき状態でないと判断されたときには
警報装置51を作動し、合成圧力が圧力許容値よりも小
さいと判別されるまで連通制御弁30の閉弁を継続す
る。もちろん予め定められた時間が経過するまえに合成
圧力が燃料タンク5の圧力許容値よりも小さくなったと
きには、連通制御弁30を開弁する。これにより燃料タ
ンク5にかかる最大圧力を低く抑えられることができる
ため、燃料タンク5に要求される耐久性を低くすること
ができる。尚、第三実施形態ではリザーバタンク内の蒸
発燃料の状態を連通制御弁を連通作動できる状態に変え
る状態変換手段は予め定められた時間における自然冷却
作用または予め定められた時間の連通制御弁の開弁禁止
に相当する。
【0031】以下、図9および図10を参照して第三実
施形態の燃料貯留装置の給油後処理を説明する。ステッ
プS310において燃料タンク5とリザーバタンク29
とを連通したときの合成圧力((bP1 +aP2 )/
(a+b))が燃料タンク5の圧力許容値Pm1より小さ
い((bP1 +aP2 )/(a+b)<Pm1)か否かが
判別される。尚、ここでのa、b、P1 およびP2 は第
一実施形態と同じパラメータである。ステップS310
において(bP1 +aP2 )/(a+b)<Pm1である
と判別されると、燃料タンク5が合成圧力に耐えられる
と判断し、ステップS312において連通制御弁30を
開弁し、処理を終了する。一方、ステップS310にお
いて(bP1 +aP2 )/(a+b)<Pm1ではないと
判別されると、連通制御弁30を開弁することができな
いと判断し、図10のステップS314に進む。
【0032】ステップS314では温度センサ52によ
り検出されたリザーバタンク29内の温度T2 が所定温
度Tm より小さい(T2 <Tm )か否かが判別される。
ステップS314においてT2 <Tm であると判別され
ると、リザーバタンク29内の温度低下によるこれ以上
のリザーバタンク29内の圧力低下が期待できないと判
断し、連通制御弁30を開弁できな状態にあることを知
らせるためにステップS320において警報装置51を
作動し、次にステップS322においてタイマーフラグ
をリセットし、処理を終了する。尚、タイマーフラグは
タイマーがリセットされるとセットされ、タイマーが所
定時間を越えるとリセットされる。一方、ステップS3
14においてT2 <Tm ではないと判別されると、ステ
ップS316に進む。ステップS316ではタイマーフ
ラグがセットされているか否かが判別される。ステップ
S316においてタイマーフラグがセットされていると
判別されると、ステップS318に進む。一方、ステッ
プS316においてタイマーフラグがセットされていな
いと判別されると、ステップS324においてタイマー
をリセットし、次にステップS326においてタイマー
フラグをセットし、処理を終了する。ステップS318
ではタイマーの時間tが予め定められた時間tm より大
きい(t>tm )か否かが判別される。ステップS31
8においてt>tm であると判別されると、リザーバタ
ンク29内の温度低下によるこれ以上のリザーバタンク
29内の圧力低下が期待できないと判断し、連通制御弁
30を開弁できな状態にあることを知らせるためにステ
ップS320において警報装置51を作動し、次にステ
ップS322においてタイマーフラグをリセットし、処
理を終了する。一方、ステップS318においてt>t
m ではないと判別されると、未だ予め定められた時間が
経過していないため、処理を終了する。
【0033】次に本発明の第四実施形態を説明する。第
四実施形態の燃料貯留装置は、第三実施形態の燃料貯留
装置の構成に加え、冷却装置53を具備する。冷却装置
53は冷却水管54を有し、この冷却水管54はリザー
バタンク29内を通過する。出力ポート47は対応する
駆動回路49を介して冷却装置53に接続される(図1
2参照)。尚、第四実施形態の燃料貯留装置の構成は冷
却装置53を除いて第三実施形態と同じであるので冷却
装置53以外の説明は省略する。また、第四実施形態で
は給油後処理ルーチンを除いて第一実施形態と同じであ
るので給油後処理ルーチン以外の説明は省略する。
【0034】第四実施形態では給油後処理ルーチンにお
いて合成圧力が燃料タンク5の圧力許容値を越えてしま
うため連通制御弁30を開弁することができない状態に
あるときには、さらにリザーバタンク29内の温度が所
定温度より小さいか否かが判別される。尚、所定温度は
第三実施形態と同じ基準で設定するが、後述する冷却装
置53を作動し続ける制御を実行する場合には、第三実
施形態における所定温度よりも低い温度に設定すること
もできる。リザーバタンク29内の温度が所定温度より
小さいときには冷却によるリザーバタンク29内の温度
低下によるリザーバタンク29内の圧力低下が期待でき
ず、したがって連通制御弁30を開弁できないと判断
し、警報装置51を作動し、合成圧力が圧力許容値より
も小さいと判別されるまで連通制御弁30の閉弁を継続
する。一方、リザーバタンク29内の温度が所定温度以
上であるときには冷却装置53を作動し、リザーバタン
ク29内の温度を強制的に低下させる。尚、第四実施形
態ではリザーバタンク内の蒸発燃料の状態を連通制御弁
を連通作動できる状態に変える状態変換手段は冷却装置
に相当する。
【0035】以下、図13を参照して第四実施形態の燃
料貯留装置の給油後処理を説明する。ステップS410
において燃料タンク5とリザーバタンク29とを連通し
たときの合成圧力((bP1 +aP2 )/(a+b))
が燃料タンク5の圧力許容値Pm1より小さい((bP1
+aP2 )/(a+b)<Pm1)か否かが判別される。
尚、ここでのa、b、P1 およびP2 は第一実施形態と
同じパラメータである。ステップS410において(b
1 +aP2 )/(a+b)<Pm1であると判別される
と、燃料タンク5が合成圧力に耐えられると判断し、ス
テップS412において連通制御弁30を開弁し、処理
を終了する。一方、ステップS410において(bP1
+aP2 )/(a+b)<Pm1ではないと判別される
と、ステップS414に進む。ステップS414では温
度センサ52により検出されたリザーバタンク29内の
温度T2 が所定温度Tm よりも小さい(T2 <Tm )か
否かが判別される。ステップS414においてT2 <T
m であると判別されると、リザーバタンク29内の温度
低下によるこれ以上のリザーバタンク29内の圧力低下
が期待できないと判断し、連通制御弁30を開弁できな
状態にあることを知らせるためにステップS416にお
いて警報装置51を作動し、処理を終了する。一方、ス
テップS414においてT2 <Tm ではないと判別され
ると、ステップS418において冷却装置53を作動
し、処理を終了する。本実施形態ではリザーバタンク2
9を冷却する装置として水冷式の冷却装置を用いたが、
空冷式の冷却装置を用いることも可能である。
【0036】次に図14を参照して本発明の第五実施形
態を説明する。第四実施形態においてはリザーバタンク
内を強制的に冷却するため蒸発燃料が液化することがあ
る。リザーバタンク内に液化燃料が存在すると、蒸発燃
料を貯蔵できるリザーバタンク内の容積が液化燃料分だ
け減少してしまう。このため燃料タンクからリザーバタ
ンクへ移動できる蒸発燃料量が低下する。また、リザー
バタンク内の液化燃料は高温ベーパの流入やリザーバ自
体の温度上昇により再び蒸発燃料となる。このためリザ
ーバタンク内に液化燃料がない場合に比べてリザーバタ
ンク内の圧力上昇が大きくなり、リザーバタンクの高圧
耐久性を高める必要が発生する。そこで第五および第六
実施形態においてはリザーバタンク内の液化燃料を排除
する作用を採用する。第五実施形態の燃料貯留装置は、
第三実施形態の温度センサ52の代わりに、リザーバタ
ンク29内の液体燃料の有無を検出するための液化燃料
検出手段として燃料センサ55をリザーバタンク29の
下壁31に具備する。燃料センサの出力電圧はAD変換
器48を介して入力ポート46に入力される(図15参
照)。尚、第五実施形態の燃料貯留装置の構成は温度セ
ンサ52の代わりに燃料センサ55を具備するのを除い
て第三実施形態と同じであるので燃料センサ55以外の
説明は省略する。また、第五実施形態では給油後処理ル
ーチンを除いて第一実施形態と同じであるので給油後処
理ルーチン以外の説明は省略する。
【0037】第五実施形態では給油後処理ルーチンにお
いて合成圧力が燃料タンク5の圧力許容値を越えてしま
うときには警報装置51を作動し、連通制御弁30を開
弁できないことを知らせる。合成圧力が燃料タンク5の
圧力許容値を越えないときには、さらに燃料センサ55
によりリザーバタンク29内に液化燃料があるか否かを
判別する。リザーバタンク29内に液化燃料があると判
別されたときには、さらにリザーバタンク29内の圧力
が燃料タンク5内の圧力より高いか否かを判別する。リ
ザーバタンク29内の圧力のほうが高いと判別される
と、液化燃料がリザーバタンク29から燃料タンク5へ
戻されると判断し、連通制御弁30を開弁する。一方、
リザーバタンク29内の圧力のほうが高くないと判別さ
れたときには、警報装置51を作動し、液化燃料をリザ
ーバタンク29から燃料タンク5へ戻せないことを知ら
せ、燃料タンク5内の圧力よりもリザーバタンク29内
の圧力のほうが高くなるまで連通制御弁30の閉弁を継
続する。もちろん液化燃料がリザーバタンク29内にな
いと判別されたときには、連通制御弁30を開弁する。
【0038】以下、図16を参照して第五実施形態の燃
料貯留装置の給油後処理を説明する。ステップS510
において燃料タンク5とリザーバタンク29とを連通し
たときの合成圧力((bP1 +aP2 )/(a+b))
が燃料タンク5の圧力許容値Pm1より小さい((bP1
+aP2 )/(a+b)<Pm1)か否かが判別される。
尚、ここでのa、b、P1 およびP2 は第一実施形態と
同じパラメータである。ステップS510において(b
1 +aP2 )/(a+b)<Pm1であると判別される
と、燃料タンク5が合成圧力に耐えられると判断し、ス
テップS512に進む。一方、ステップS510におい
て(bP1 +aP2 )/(a+b)<P m1ではないと判
別されると、連通制御弁30を開弁することができない
ことを知らせるためにステップS518において警報装
置51を作動する。ステップS512ではリザーバタン
ク29内に液化燃料があるか否かが判別される。ステッ
プS512においてリザーバタンク29内に液化燃料が
あると判別されると、ステップS514に進む。一方、
ステップS512においてリザーバタンク29内に液化
燃料がないと判別されると、ステップS516において
連通制御弁30を開弁する。
【0039】ステップS514では第二圧力検出装置に
より検出されたリザーバタンク29内の圧力P2 が第一
圧力検出装置により検出された燃料タンク5内の圧力P
1 よりも大きい(P2 >P1 )か否かが判別される。ス
テップS514においてP2>P1 であると判別される
と、リザーバタンク29内の蒸発燃料を燃料タンク5へ
戻すことができる状態であると判断し、ステップS51
6において連通制御弁30を開弁し、処理を終了する。
一方、ステップS514においてP2 >P1 ではないと
判別されると、連通制御弁30を開弁しても液体燃料を
燃料タンク5へ戻すことができないことを知らせるため
にステップS518において警報装置51を作動し、処
理を終了する。
【0040】次に本発明の第六実施形態を説明する。第
六実施形態の燃料貯留装置の構成は第五実施形態と同じ
であるので構成の説明は省略する。また、第六実施形態
では給油後処理ルーチンを除いて第一実施形態と同じで
あるので給油後処理ルーチン以外の説明は省略する。第
六実施形態では給油後処理ルーチンにおいて合成圧力が
燃料タンク5の圧力許容値を越えてしまうときには警報
装置51を作動し、連通制御弁30を開弁できないこと
を知らせ、合成圧力が圧力許容値よりも小さいと判別さ
れるまで連通制御弁30の閉弁を継続する。合成圧力が
燃料タンク5の圧力許容値を越えないときには、さらに
燃料センサ55によりリザーバタンク29内に液化燃料
があるか否かを判別する。リザーバタンク29内に液化
燃料があると判別されたときには、さらにリザーバタン
ク29内の圧力が燃料タンク5内の圧力より高いか否か
を判別する。リザーバタンク29内の圧力のほうが高い
と判別されると、液化燃料がリザーバタンク29から燃
料タンク5へ戻されると判断し、連通制御弁30を開弁
する。一方、リザーバタンク29内の圧力のほうが高く
ないと判別されたときには、さらにリザーバタンク29
内の圧力がリザーバタンク29の圧力許容値より小さい
か否かが判別される。リザーバタンク29内の圧力が圧
力許容値より小さいときには、コンプレッサー35を作
動し、リザーバタンク29内の圧力を高くし、燃料タン
ク5内の圧力を低くする。リザーバタンク29内の圧力
が圧力許容値以上であるときには、警報装置51を作動
し、コンプレッサー35を作動できないことを知らせ、
合成圧力が圧力許容値よりも小さいと判別されるまで連
通制御弁30の閉弁を継続する。これによりリザーバタ
ンク29内の液化燃料を確実に燃料タンク5へ戻すこと
ができる。尚、第六実施形態においてコンプレッサーは
リザーバタンク内の圧力を燃料タンク内の圧力より大き
くする圧力調整手段に相当する。また、本実施形態では
コンプレッサーを作動することによりリザーバタンク内
の圧力を増大したが、リザーバタンク内の圧力を燃料タ
ンク内の圧力より大きくするために燃料タンク内の圧力
を減少させてもよい。
【0041】以下、図17を参照して第六実施形態の燃
料貯留装置の給油後処理を説明する。ステップS610
において燃料タンク5とリザーバタンク29とを連通し
たときの合成圧力((bP1 +aP2 )/(a+b))
が燃料タンク5の圧力許容値Pm1より小さい((bP1
+aP2 )/(a+b)<Pm1)か否かが判別される。
尚、ここでのa、b、P1 およびP2 は第一実施形態と
同じパラメータである。ステップS610において(b
1 +aP2 )/(a+b)<Pm1であると判別される
と、ステップS612に進む。一方、ステップS610
において(bP 1 +aP2 )/(a+b)<Pm1ではな
いと判別されると、ステップS628において警報装置
51を作動し、連通制御弁30を開弁できないことを知
らせる。
【0042】ステップS612ではリザーバタンク29
内に液化燃料があるか否かが判別される。ステップS6
12においてリザーバタンク29内に液化燃料があると
判別されると、ステップS614に進む。一方、ステッ
プS612においてリザーバタンク29内に液化燃料が
ないと判別されると、ステップS618において連通制
御弁30を開弁し、処理を終了する。ステップS614
では第二圧力検出装置により検出されたリザーバタンク
29内の圧力P2 が第一圧力検出装置により検出された
燃料タンク5内の圧力P1 よりも大きい(P2 >P1
か否かが判別される。ステップS614においてP2
1 であると判別されると、連通制御弁30を開弁すれ
ば液体燃料が燃料タンク5へ戻せる状態にあると判断
し、ステップS616においてコンプレッサー35を停
止し、次にステップS618において連通制御弁30を
開弁し、処理を終了する。一方、ステップS614にお
いてP2 >P1 ではないと判別されると、ステップS6
20に進む。ステップS620では第二圧力センサ38
により検出されたリザーバタンク29内の圧力P2 がリ
ザーバタンク29の圧力許容値Pm2よりも小さい(P2
<Pm2)か否かが判別される。ステップS620におい
てP2 <Pm2であると判別されると、コンプレッサー3
5の作動により圧力が上昇してもリザーバタンク29が
耐えられる状態であると判断し、ステップS622にお
いて連通制御弁30を閉弁し、次にステップS624に
おいてコンプレッサー35を作動し、さらにステップS
626において圧送制御弁34を開弁し、処理を終了す
る。これによりリザーバタンク29内の圧力が増大され
ると共に燃料タンク5内の圧力が低減される。この結
果、P2 >P1 の状態にすることができるので、連通制
御弁30を開弁し、液体燃料を燃料タンク5に戻すこと
ができる。一方、ステップS620においてP2 <P m2
ではないと判別されると、ステップS628において警
報装置51を作動し、リザーバタンク29内の液化燃料
を燃料タンク5へ戻せない状態であることを知らせ、処
理を終了する。
【0043】尚、本願では、燃料タンク内の圧力、燃料
タンク内の上方空間の体積、リザーバタンク内の圧力、
リザーバタンクの体積、リザーバタンクの温度、および
リザーバタンク内における液化燃料の有無に基づいて、
上記第一〜第六実施形態のように連通制御弁の開閉弁を
制御しているが、これは本発明を制限するものではな
く、これらパラメータを適宜組み合わせて連通制御弁の
開閉弁を制御することも可能である。また、本願では、
リザーバタンク内の状態を変えるためにそれぞれ自然冷
却、冷却装置、コンプレッサーを用いているが、これら
を組み合わせて用いることも可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明の一番目〜五番目の発明によれ
ば、蒸発燃料貯蔵タンクと燃料タンクとを連通したとき
の燃料タンクへの圧力の影響を考慮した制御ができるた
め、燃料タンクの耐久性を向上させることなく蒸発燃料
の漏洩を阻止することができる。さらに本発明の三番目
の発明によれば、状態変換手段により蒸発燃料の状態が
蒸発燃料貯蔵タンクと燃料タンクとを連通するのに適し
た状態に変換されるため、燃料タンクへの圧力の影響を
考慮した制御をより精度高く実行することができる。
【0045】さらに本発明の四番目および五番目の発明
によれば、蒸発燃料貯蔵タンク内の圧力が燃料タンク内
の圧力より大きいときに連通制御手段が連通されるた
め、蒸発燃料貯蔵タンク内の液化燃料が燃料タンクへと
戻される。したがって液化燃料が蒸発燃料貯蔵タンク内
に存在することにより蒸発燃料貯蔵タンクの容積が小さ
くなることはない。このため蒸発燃料貯蔵タンクにおけ
る蒸発燃料収容能力が最大に維持される。また、蒸発燃
料貯蔵タンク内の温度上昇により蒸発して蒸発燃料貯蔵
タンク内の圧力を上昇させる液化燃料が蒸発燃料貯蔵タ
ンク内から排除されるため、蒸発燃料貯蔵タンクの高圧
耐久性を高める必要性がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態および第二実施形態の燃
料貯留装置の略図である。
【図2】図1のECUの詳細を示す図である。
【図3】第一実施形態における燃料貯留装置の作動を示
すフローチャートである。
【図4】第一実施形態における燃料貯留装置の作動を示
すフローチャートである。
【図5】第一実施形態における燃料貯留装置の給油後処
理を示すフローチャートである。
【図6】第二実施形態における燃料貯留装置の作動を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第三実施形態の燃料貯留装置の略図で
ある。
【図8】図3のECUの詳細を示す図である。
【図9】第三実施形態における燃料貯留装置の給油後処
理を示すフローチャートである。
【図10】第三実施形態における燃料貯留装置の給油後
処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第四実施形態の燃料貯留装置の略図
である。
【図12】図11のECUの詳細を示す図である。
【図13】第四実施形態における燃料貯留装置の給油後
処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第五実施形態および第六実施形態の
燃料貯留装置の略図である。
【図15】図14のECUの詳細を示す図である。
【図16】第五実施形態における燃料貯留装置の給油後
処理を示すフローチャートである。
【図17】第六実施形態における燃料貯留装置の給油後
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5…燃料タンク 29…リザーバタンク 30…連通制御弁 34…圧送制御弁 35…コンプレッサー 40…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 37/04 B60K 15/02 L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと、該燃料タンク内に発生し
    た蒸発燃料を貯蔵するための蒸発燃料貯蔵タンクと、該
    蒸発燃料貯蔵タンクと上記燃料タンクとを連通または遮
    断する連通制御手段とを具備する燃料貯留装置におい
    て、蒸発燃料貯蔵タンク内の状態に関するパラメータに
    基づき前記連通制御手段の連通または遮断作動を制御す
    るようにしたことを特徴とする燃料貯留装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンク内の蒸発燃料を蒸発燃料貯蔵
    タンクへ送る蒸発燃料移送手段を具備することを特徴と
    する請求項1に記載の燃料貯留装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸発燃料貯蔵タンク内の状態を前記
    連通制御手段を連通作動できる状態に変える状態変換手
    段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料貯留
    装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸発燃料貯蔵タンク内の液化燃料を
    検出する液化燃料検出手段を具備し、該液化燃料検出手
    段により液化燃料が検出され且つ蒸発燃料貯蔵タンク内
    の圧力が燃料タンク内の圧力より大きいときに前記連通
    制御手段を連通させることを特徴とする請求項1に記載
    の燃料貯留装置。
  5. 【請求項5】 蒸発燃料貯蔵タンク内の圧力を燃料タン
    ク内の圧力より大きくする圧力調整手段を具備すること
    を特徴とする請求項4に記載の燃料貯留装置。
JP06811397A 1997-03-21 1997-03-21 燃料貯留装置 Expired - Fee Related JP3562200B2 (ja)

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