JP2002349361A - 燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置 - Google Patents

燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置

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JP2002349361A
JP2002349361A JP2001148937A JP2001148937A JP2002349361A JP 2002349361 A JP2002349361 A JP 2002349361A JP 2001148937 A JP2001148937 A JP 2001148937A JP 2001148937 A JP2001148937 A JP 2001148937A JP 2002349361 A JP2002349361 A JP 2002349361A
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JP
Japan
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fuel
cooler
fuel tank
temperature
evaporative
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JP2001148937A
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English (en)
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Koji Miwa
康治 三輪
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャニスタの容量を小さくする。 【解決手段】 燃料タンク本体10からキャニスタ34
へ至る通路としてのベーパライン36の中間部に配設さ
れた冷却器48は、制御回路22に接続されており、冷
却器48は制御回路22によりオンオフ制御されるよう
になっている。冷却器48の内部には、冷却器48内の
蒸発燃料の温度を検出するための温度検出手段としての
温度センサ49が配設されており、この温度センサ49
は制御回路22に接続されている。なお、制御回路22
は、温度センサ49で検出した温度が所定値以上になら
ない場合には、フューエルリッド18を開放可能とする
ソレノイド20へのオン信号を出力しないようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料タンクの蒸発燃
料排出抑制装置に関し、特に、自動車等の車両に装備さ
れる燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される燃料
タンクの蒸発燃料排出抑制装置おいては、エンジンの吸
気通路と燃料タンクとを連通する連通路の途中に蒸発燃
料(ベーパ)を回収(吸着保持)する蒸発燃料収集装置
(キャニスタ)を有するものがあり、その一例が特開2
001−32752公報に示されている。
【0003】この燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置に
おいては、燃料タンク本体で発生した蒸発燃料を冷却し
て液化回収する給油時冷却器とキャニスタを一体形成
し、冷却器の冷却とキャニスタの温度調節を同時に行う
ことで、キャニスタへの流入蒸気量を低減している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
料タンクの蒸発燃料排出抑制装置では、例えば、給油開
始時に冷却器の温度が高くても給油が開始される。この
結果、給油初期には液化効率が低く、キャニスタに大量
の蒸発燃料が流れてしまい、キャニスタへの流入蒸気量
を十分に低減できないため、キャニスタの容量を小さく
できない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、蒸発燃料収集
装置の容量を小さくできる燃料タンクの蒸発燃料排出抑
制装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、燃料タンク本体と蒸発燃料収集装置とを連通する通
路に制御弁を設け、燃料タンク本体で発生した蒸発燃料
を給油時に前記蒸発燃料収集装置に吸着させる燃料タン
クの蒸発燃料排出抑制装置において、蒸発燃料の温度を
検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した蒸
発燃料温度が所定値以上の場合、フューエルリッドの開
放を禁止するフューエルリッド開放禁止手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0007】従って、温度検出手段により蒸発燃料の温
度を検出し、蒸発燃料温度が所定値以上の場合には、フ
ューエルリッド開放禁止手段によって、フューエルリッ
ドの開放を禁止する。この結果、蒸発燃料温度が上昇し
ており、燃料タンク本体内の蒸発燃料の発生量が多い場
合には、フューエルリッドの開放を禁止することで給油
を禁止し、その後、蒸発燃料の温度が下がり、蒸発燃料
の発生量が少なくなってから、フューエルリッドを開放
可能とする。このため、給油中に蒸発燃料収集装置に吸
着する蒸発燃料の量を低減できるので、蒸発燃料収集装
置の容量を小さくできる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置において、燃料タ
ンク本体と蒸発燃料収集装置とを連通する通路に冷却器
を設け、該冷却器に前記温度検出手段を配設したことを
特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
冷却器の冷却機能が低下した場合には、フューエルリッ
ドの開放を確実に禁止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における燃料タンクの蒸発
燃料排出抑制装置の一実施形態を図1及び図2に従って
説明する。
【0011】図1に示すように、本実施形態の燃料タン
クの蒸発燃料排出抑制装置では、燃料タンク本体10の
側壁部にインレットパイプ(燃料充填管)12の一方の
端部が貫通しており、インレットパイプ12の端部は燃
料タンク本体10内に挿入されている。また、インレッ
トパイプ12の他方の端部は車両側壁部に設けられた給
油口14に達している。
【0012】給油口14には、給油キャップ16が取付
けられており、給油の際には、フューエルリッド18を
開け、給油キャップ16を外すことで、図示を省略した
給油ガンが挿入可能となっている。なお、給油時、イン
レットパイプ12内の燃料液面が上昇し、給油ガンに設
けたセンサが満タン状態を検出すると、給油ガンからの
給油が自動的に停止するようになっている。
【0013】フューエルリッド18には、フューエルリ
ッド18の開放を禁止するフューエルリッド開放禁止手
段としてのソレノイド20が配設されており、このソレ
ノイド20はフューエルリッド開放禁止手段としての制
御回路22に接続されている。また、ソレノイド20は
制御回路22から開放信号が出力された場合のみオン
し、フューエルリッド18の係合部18Aとソレノイド
20のロッド20Aとの係合が外れ、フューエルリッド
18が開放可能となる。なお、制御回路22には、給油
スイッチ23としての、例えば、周知のフューエルリッ
ドオープナースイッチが接続されている。
【0014】燃料タンク本体10は、燃料を収容する内
側タンク殻26と、この内側タンク殻26の外側に配置
された外側タンク殻28と、によって二層タンク構造と
なっており、隣接する内側タンク殻26と外側タンク殻
28との間には断熱材30が配設されている。この断熱
材30によって、燃料タンク本体10の外部の熱が、燃
料タンク本体10の内部に伝わり難くなっている。
【0015】インレットパイプ12には、通気管24が
配設されている。また、燃料タンク本体10内には満タ
ン検知応用のフロート弁(カットオフバルブ)31及び
ロールオーバ対応用のフロート弁32が配設されてお
り、フロート弁31、32には通気管24と、燃料タン
ク本体10から蒸発燃料収集装置としてのキャニスタ3
4へ至る通路としてのベーパライン36とが接続されて
いる。
【0016】また、ベーパライン36の中間部には、冷
却器48が配設されている。この冷却器48は制御回路
22に接続されており、冷却器48は制御回路22によ
りオンオフ制御されるようになっている。
【0017】冷却器48の内部には、ペルチェ素子を用
いた冷却部48Aと、この冷却部48Aと開口部48B
によって連結された燃料保管部48Cが形成されてい
る。燃料保管部48Cには液化燃料戻し管53の一方の
端部が連結されており、液化燃料戻し管53の他方の端
部は、燃料タンク本体10内に挿入されている。
【0018】また、冷却器48内には、冷却器48内の
蒸発燃料の温度を検出するための温度検出手段としての
温度センサ49が配設されており、この温度センサ49
は制御回路22に接続されている。なお、制御回路22
は、温度センサ49で検出した蒸発燃料温度が所定値よ
り低くならない場合には、ソレノイド20へのオン信号
を出力しないようになっている。
【0019】キャニスタ34はパージライン50によっ
て、エアクリーナ52に連通する吸気通路54に連通さ
れており、パージライン50の中間部には、パージ用制
御弁としてのD−VSV(バキュームスイッチングバル
ブ)56が配設されている。D−VSV56は制御回路
22からの信号により機関の所定運転条件下で開弁し、
キャニスタ34と吸気通路54のスロットル弁55の下
流側部分とを連通してキャニスタ34のバージを行うよ
うになっている。
【0020】また、燃料タンク本体10の内部には、サ
ブタンク60が配設されている。このサブタンク60の
内部に燃料ポンプ62が配設されており、燃料ポンプ6
2にはエンジンのインジェクタ64に至る燃料供給管6
6が連結されている。
【0021】次に、本実施形態の作用を図2のフローチ
ャートに従って説明する。
【0022】本実施形態では、給油スイッチ23がオン
されると、図2に示される如く、制御回路22は、先ず
ステップ(以下Sと記載する)200で、温度センサ4
9からの検出値に基づき、冷却器48内の蒸発燃料温度
Tが所定値T0より小さいか否かを判定し、小さいと判
定した場合にはS201へ移行する。S201では、ソ
レノイド20へのオン信号を直ちに出力する。この結
果、ソレノイド20がオンし、フューエルリッド18の
係合部18Aとソレノイド20のロッド20Aとの係合
が外れ、フューエルリッド18が開放可能となる。
【0023】一方、冷却器48内が十分に冷やされてお
らず、冷却器48内の蒸発燃料が十分に冷却されていな
い場合には、S200において、冷却器48内の蒸発燃
料温度Tが所定値T0より小さくないと判定されS20
2へ移行する。即ち、冷却器48内の蒸発燃料温度Tが
所定値T0以上の場合にはS202へ移行する。S20
2では、ソレノイド20へオン信号を直ちに出力せず、
S200へ移行し、冷却器48の温度Tが所定値T0よ
り小さくなるまで、フューエルリッド18の開放を禁止
する。
【0024】この結果、燃料タンク本体10内の蒸発燃
料の発生量が多い場合には、フューエルリッド18の開
放を禁止することで給油を禁止し、その後、冷却器48
内の蒸発燃料温度Tが下がり、燃料タンク本体10内の
蒸発燃料の発生量が少なくなってから、フューエルリッ
ド18を開放可能とし、給油可能とする。このため、給
油中にキャニスタ34に吸着させる蒸発燃料の量を低減
できるので、キャニスタ34の容量を小さくできる。
【0025】また、本実施形態では、燃料タンク本体1
0とキャニスタ34とを連通するベーパライン36に冷
却器48を設け、冷却器48内に温度センサ49を配設
したため、冷却器48内が十分に冷やされていない場合
には、フューエルリッド18の開放を確実に禁止するこ
とができる。
【0026】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、冷却器48内に蒸発
燃料の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ
49を配設したが、これに代えて、ベーパライン36、
燃料タンク本体10内等の他の部位に温度検出手段とし
ての温度センサ49を配設し、蒸発燃料の温度を検出す
る構成としても良い。また、フューエルリッド開放禁止
手段についても上記実施形態の構成に限定されない。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、燃料タンク本
体と蒸発燃料収集装置とを連通する通路に制御弁を設
け、燃料タンク本体で発生した蒸発燃料を給油時に蒸発
燃料収集装置に吸着させる燃料タンクの蒸発燃料排出抑
制装置において、蒸発燃料の温度を検出する温度検出手
段と、温度検出手段で検出した蒸発燃料温度が所定値以
上の場合、フューエルリッドの開放を禁止するフューエ
ルリッド開放禁止手段と、を有するため、蒸発燃料収集
装置の容量を小さくできるという優れた効果を有する。
【0028】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置において、燃料タ
ンク本体と蒸発燃料収集装置とを連通する通路に冷却器
を設け、冷却器に温度検出手段を配設したため、請求項
1に記載の効果に加えて、冷却器の冷却機能が低下した
場合には、フューエルリッドの開放を確実に禁止するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの蒸発燃
料排出抑制装置を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの蒸発燃
料排出抑制装置におけるフューエルリッドの開閉制御を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 燃料タンク本体 18 フューエルリッド 20 ソレノイド(フューエルリッド開放禁止手段) 22 制御回路(フューエルリッド開放禁止手段) 23 給油スイッチ 34 キャニスタ(蒸発燃料収集装置) 36 ベーパライン(燃料タンク本体と蒸発燃料収集
装置とを結ぶ通路) 48 冷却器 49 温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク本体と蒸発燃料収集装置とを
    連通する通路に制御弁を設け、燃料タンク本体で発生し
    た蒸発燃料を給油時に前記蒸発燃料収集装置に吸着させ
    る燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置において、 蒸発燃料の温度を検出する温度検出手段と、 該温度検出手段で検出した蒸発燃料温度が所定値以上の
    場合、フューエルリッドの開放を禁止するフューエルリ
    ッド開放禁止手段と、 を有することを特徴とする燃料タンクの蒸発燃料排出抑
    制装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンク本体と蒸発燃料収集装置とを
    連通する通路に冷却器を設け、該冷却器に前記温度検出
    手段を配設したことを特徴とする請求項1に記載の燃料
    タンクの蒸発燃料排出抑制装置。
JP2001148937A 2001-05-18 2001-05-18 燃料タンクの蒸発燃料排出抑制装置 Pending JP2002349361A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103649516A (zh) * 2011-08-03 2014-03-19 丰田自动车株式会社 燃料罐系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103649516A (zh) * 2011-08-03 2014-03-19 丰田自动车株式会社 燃料罐系统

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