JPH10266770A - 小口径管埋設機の駆動継手構造 - Google Patents
小口径管埋設機の駆動継手構造Info
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- JPH10266770A JPH10266770A JP7756197A JP7756197A JPH10266770A JP H10266770 A JPH10266770 A JP H10266770A JP 7756197 A JP7756197 A JP 7756197A JP 7756197 A JP7756197 A JP 7756197A JP H10266770 A JPH10266770 A JP H10266770A
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- Japan
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- fitting
- section
- shaft
- screw conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】剛体からなる連結軸部同士の軸線がずれている
ときにも、簡単に連結させることが可能な小口径管埋設
機の駆動継手構造を提供する。 【解決手段】小口径管埋設機の駆動軸(101) が、スクリ
ュコンベヤ(6) の軸端に接続すると共に同スクリュコン
ベヤ(6) に回転力を伝達する連結固定部(107a)及び同連
結固定部(107a)から延設された嵌挿回動部(107b)を有す
る嵌挿部(107)と、同嵌挿部(107) を嵌着支持すると共
に前記駆動装置(100) の動力伝達機構を介して駆動モー
タ(114) により駆動回転し、前記嵌挿部(107) に回転力
を伝達する回転支持部(106) とを備えており、前記嵌挿
回動部(107b)の一部を球状に構成するとともに横断面を
多角形状とし、前記回転支持部(106) の円筒状空洞部に
前記嵌挿回動部(107b)を嵌合させて、同嵌挿回動部(107
b)が回転支持部(106) 内で所定の角度回動可能に構成す
る。そのため、スクリュコンベヤ(6) の軸端が駆動軸(1
01) に対してずれていても、前記嵌挿回動部(107b)を回
動させることにより容易に連結することができる。
ときにも、簡単に連結させることが可能な小口径管埋設
機の駆動継手構造を提供する。 【解決手段】小口径管埋設機の駆動軸(101) が、スクリ
ュコンベヤ(6) の軸端に接続すると共に同スクリュコン
ベヤ(6) に回転力を伝達する連結固定部(107a)及び同連
結固定部(107a)から延設された嵌挿回動部(107b)を有す
る嵌挿部(107)と、同嵌挿部(107) を嵌着支持すると共
に前記駆動装置(100) の動力伝達機構を介して駆動モー
タ(114) により駆動回転し、前記嵌挿部(107) に回転力
を伝達する回転支持部(106) とを備えており、前記嵌挿
回動部(107b)の一部を球状に構成するとともに横断面を
多角形状とし、前記回転支持部(106) の円筒状空洞部に
前記嵌挿回動部(107b)を嵌合させて、同嵌挿回動部(107
b)が回転支持部(106) 内で所定の角度回動可能に構成す
る。そのため、スクリュコンベヤ(6) の軸端が駆動軸(1
01) に対してずれていても、前記嵌挿回動部(107b)を回
動させることにより容易に連結することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小口径管を地中へ
埋設する小口径管埋設機の駆動継手構造に関し、詳しく
は小口径管埋設機の駆動出力軸と各種のスクリュコンベ
ヤ軸との連結作業を容易にした駆動継手構造に関する。
埋設する小口径管埋設機の駆動継手構造に関し、詳しく
は小口径管埋設機の駆動出力軸と各種のスクリュコンベ
ヤ軸との連結作業を容易にした駆動継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の小口径管の埋設装置の進展はめ
ざましく、埋設工事の省力化と装置のコンパクト化が実
現されるとともに、低騒音・無振動で且つ正確な推進が
可能であって、推進効率も極めて高いものとなってい
る。図7は前記埋設装置による小口径管の一般的な施工
手順を示している。
ざましく、埋設工事の省力化と装置のコンパクト化が実
現されるとともに、低騒音・無振動で且つ正確な推進が
可能であって、推進効率も極めて高いものとなってい
る。図7は前記埋設装置による小口径管の一般的な施工
手順を示している。
【0003】その手順を同図を参照しながら簡単に説明
すると、予め前記埋設管類の埋設予定区間の始端部と終
端部に発進立坑Aと到達立坑Bとを開削しておき、前記
発進立坑A内に上記埋設装置のうち掘削と管埋設とを同
時に行うための推進装置1及び先導管2を設置する(同
図(a)を参照)。この設置を終えたら、推進ジャッキ
3を伸長させると同時に前記先導管2の先端に設けられ
たカッタヘッド2bを回転して掘進を開始する(同図
(b)を参照)。図示例では推進ジャッキ3を伸長さ
せ、先導管2の長さと略同長(埋設管長さ)の埋設管路
を掘削する。
すると、予め前記埋設管類の埋設予定区間の始端部と終
端部に発進立坑Aと到達立坑Bとを開削しておき、前記
発進立坑A内に上記埋設装置のうち掘削と管埋設とを同
時に行うための推進装置1及び先導管2を設置する(同
図(a)を参照)。この設置を終えたら、推進ジャッキ
3を伸長させると同時に前記先導管2の先端に設けられ
たカッタヘッド2bを回転して掘進を開始する(同図
(b)を参照)。図示例では推進ジャッキ3を伸長さ
せ、先導管2の長さと略同長(埋設管長さ)の埋設管路
を掘削する。
【0004】前記作業が終了すると、前記先導管2を地
中に残した状態で推進ジャッキ3を切り離したのちに、
同ジャッキ3を収縮させて元の位置に後退させる。この
後退が完了すると、スクリュ管3aを挿入した埋設管5
を発進立坑A内に投入して(同図(c)を参照)、同埋
設管5と前記先導管2のシールド管2aとの心合わせを
行ったのち、スクリュ管3a内のスクリュコンベヤ6の
先端を先導管2に装備された図示せぬスクリュ端に接続
固定する。
中に残した状態で推進ジャッキ3を切り離したのちに、
同ジャッキ3を収縮させて元の位置に後退させる。この
後退が完了すると、スクリュ管3aを挿入した埋設管5
を発進立坑A内に投入して(同図(c)を参照)、同埋
設管5と前記先導管2のシールド管2aとの心合わせを
行ったのち、スクリュ管3a内のスクリュコンベヤ6の
先端を先導管2に装備された図示せぬスクリュ端に接続
固定する。
【0005】次いで、推進装置1を前後進させて埋設管
5の先端と前記先導管2の後端とを整合させると同時
に、埋設管5の後端を押板4の所定位置にセットさせな
がら、前記スクリュコンベヤ6の後端を推進装置1の駆
動軸に連結させる。この連結が終了すると、推進装置1
を駆動して掘削と同時に埋設管5の埋設を行う。以上の
操作を繰り返すことにより、必要本数の埋設管5を順次
埋設する(同図(d)を参照)。全ての埋設管5の埋設
が完了して到達立坑Bに達した前記先導管2は図示せぬ
クレーン等により到達立坑Bから地上へと運び出され
る。
5の先端と前記先導管2の後端とを整合させると同時
に、埋設管5の後端を押板4の所定位置にセットさせな
がら、前記スクリュコンベヤ6の後端を推進装置1の駆
動軸に連結させる。この連結が終了すると、推進装置1
を駆動して掘削と同時に埋設管5の埋設を行う。以上の
操作を繰り返すことにより、必要本数の埋設管5を順次
埋設する(同図(d)を参照)。全ての埋設管5の埋設
が完了して到達立坑Bに達した前記先導管2は図示せぬ
クレーン等により到達立坑Bから地上へと運び出され
る。
【0006】上記先導管2は、通常、図8に示すような
構成を備えている。すなわち、先導管2は、複数の接続
管から構成されたシールド管2aの先端にカッタヘッド
2bが揺動可能に連結されており、前記シールド管2a
の内部にはその全長にわたって前記カッタヘッド2bと
連結されたスクリュ管2cが挿通固定されている。この
スクリュ管2cの内部に、前記カッタヘッド2bの駆動
軸と連結されたスクリュ2dが貫挿され、同スクリュ2
dの接続軸端を前記シールド管2aの後端から突出させ
ている。また、前記シールド管2aの途中には、前記ス
クリュ管2cの外周空間部に推進方位の測量用レーザタ
ーゲット2eが設置されている。
構成を備えている。すなわち、先導管2は、複数の接続
管から構成されたシールド管2aの先端にカッタヘッド
2bが揺動可能に連結されており、前記シールド管2a
の内部にはその全長にわたって前記カッタヘッド2bと
連結されたスクリュ管2cが挿通固定されている。この
スクリュ管2cの内部に、前記カッタヘッド2bの駆動
軸と連結されたスクリュ2dが貫挿され、同スクリュ2
dの接続軸端を前記シールド管2aの後端から突出させ
ている。また、前記シールド管2aの途中には、前記ス
クリュ管2cの外周空間部に推進方位の測量用レーザタ
ーゲット2eが設置されている。
【0007】この先導管2に内蔵される前記スクリュ2
dや埋設管5に挿通されるスクリュコンベヤ6は複数本
のスクリュを連結して構成される。その連結部における
継手構造の一例が、例えば特開平7−180480号公
報に開示されている。その構造を簡単に説明すると、外
側軸部と内側軸部とが球面軸受部を介して連結されてお
り、軸線方向に屈曲可能なフレキシブル構造としてい
る。
dや埋設管5に挿通されるスクリュコンベヤ6は複数本
のスクリュを連結して構成される。その連結部における
継手構造の一例が、例えば特開平7−180480号公
報に開示されている。その構造を簡単に説明すると、外
側軸部と内側軸部とが球面軸受部を介して連結されてお
り、軸線方向に屈曲可能なフレキシブル構造としてい
る。
【0008】図9は、本発明者等が特開平7−1392
93号公報にて先に提案した推進装置1の駆動機構を示
している。同提案によれば、同駆動機構7はギヤケース
8に収納された複数の減速ギヤ列により構成される。
93号公報にて先に提案した推進装置1の駆動機構を示
している。同提案によれば、同駆動機構7はギヤケース
8に収納された複数の減速ギヤ列により構成される。
【0009】前記減速ギヤ列は、中心部に駆動軸10a
を有するリングギヤ10を備えている。このリングギヤ
10は、前記駆動軸10aから放射方向に複数のスポー
ク10bを介して連結される回転輪10cと、この回転
輪10cの外周側後面にスペーサ10dを介して固定さ
れた内歯ギヤ10eよりなり、内歯ギヤ10eの外周部
がベアリング11を介して上記ギヤケース8に固着され
た固定サークル12の内周面に回転自在に支承されてい
る。前記ギヤケース8の背面側の壁面8aに、前記駆動
軸10aを挟んで水平方向に対向するよう一対の駆動モ
ータ13が、その出力軸13aを前記ギヤケース8内に
突出させて固設されている。
を有するリングギヤ10を備えている。このリングギヤ
10は、前記駆動軸10aから放射方向に複数のスポー
ク10bを介して連結される回転輪10cと、この回転
輪10cの外周側後面にスペーサ10dを介して固定さ
れた内歯ギヤ10eよりなり、内歯ギヤ10eの外周部
がベアリング11を介して上記ギヤケース8に固着され
た固定サークル12の内周面に回転自在に支承されてい
る。前記ギヤケース8の背面側の壁面8aに、前記駆動
軸10aを挟んで水平方向に対向するよう一対の駆動モ
ータ13が、その出力軸13aを前記ギヤケース8内に
突出させて固設されている。
【0010】前記駆動モータ13は、例えば油圧モータ
により構成されており、各出力軸13aに固着されたピ
ニオン14が上記リングギヤ10の内歯ギヤ10eに噛
合され、各駆動モータ13を作動することにより各ピニ
オン14を介してリングギヤ6が回転駆動されるように
なっている。また、前記回転輪10cとスペーサ10d
及び内歯ギヤ10eとにより形成されるリング状空間部
にはオイルシール15が装着されている。
により構成されており、各出力軸13aに固着されたピ
ニオン14が上記リングギヤ10の内歯ギヤ10eに噛
合され、各駆動モータ13を作動することにより各ピニ
オン14を介してリングギヤ6が回転駆動されるように
なっている。また、前記回転輪10cとスペーサ10d
及び内歯ギヤ10eとにより形成されるリング状空間部
にはオイルシール15が装着されている。
【0011】一方、前記ギヤケース8には、その後方か
ら埋設管5の内部を通して上記先導管2に設置される上
記レーザターゲット2eを透視する光通過窓8aが開口
されており、駆動装置の後方に設置されたトランシット
16から照射されるレーザビームを前記レーザターゲッ
ト2eが受けて、先導管2の推進位置や方位を計測す
る。
ら埋設管5の内部を通して上記先導管2に設置される上
記レーザターゲット2eを透視する光通過窓8aが開口
されており、駆動装置の後方に設置されたトランシット
16から照射されるレーザビームを前記レーザターゲッ
ト2eが受けて、先導管2の推進位置や方位を計測す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8及び図
9に示すように、先導管2に内蔵された上記スクリュコ
ンベヤ2d及び埋設管5に挿通されるスクリュコンベヤ
6の各接続端と上記駆動機構7の駆動軸10aとは、通
常は双方共に剛体構造とされている。一方、特に上述の
先導管2に内蔵されたスクリュの軸端と埋設管5に挿通
されたスクリュ6との連結は、前記先導管2が地中に埋
設固定された状態で同先導管2に内蔵された前記スクリ
ュコンベヤ2dの軸端を埋設管5に挿通されたスクリュ
6の軸端とを連結して固定するときは、各スクリュコン
ベヤ2d,6の軸端が剛体であっても簡単に連結するこ
とができる。
9に示すように、先導管2に内蔵された上記スクリュコ
ンベヤ2d及び埋設管5に挿通されるスクリュコンベヤ
6の各接続端と上記駆動機構7の駆動軸10aとは、通
常は双方共に剛体構造とされている。一方、特に上述の
先導管2に内蔵されたスクリュの軸端と埋設管5に挿通
されたスクリュ6との連結は、前記先導管2が地中に埋
設固定された状態で同先導管2に内蔵された前記スクリ
ュコンベヤ2dの軸端を埋設管5に挿通されたスクリュ
6の軸端とを連結して固定するときは、各スクリュコン
ベヤ2d,6の軸端が剛体であっても簡単に連結するこ
とができる。
【0013】しかるに、前述のごとく先導管2のスクリ
ュコンベヤ2dに連結されたのちに、埋設管5のスクリ
ュコンベヤ6の後部接続軸端を駆動装置の駆動軸10a
に接続させるときには、前記埋設管5のスクリュコンベ
ヤ6は一端が固定され他端が自由端である片持ち状態に
あり、しかも前記スクリュコンベヤ6の軸端と前記駆動
軸10aとの軸線同士が僅かにずれている場合が多く、
これを矯正して双方の軸心を一致させるため、前記スク
リュコンベヤ6の自由端側の軸端部を梃子の原理を利用
してバール等の工具を用いて位置をずらしながら、互い
の軸線同士を一致させて、駆動軸10aに嵌合固定せざ
るを得ず、この連結作業には相当の技量が要求されると
ともに、長時間を要していた。
ュコンベヤ2dに連結されたのちに、埋設管5のスクリ
ュコンベヤ6の後部接続軸端を駆動装置の駆動軸10a
に接続させるときには、前記埋設管5のスクリュコンベ
ヤ6は一端が固定され他端が自由端である片持ち状態に
あり、しかも前記スクリュコンベヤ6の軸端と前記駆動
軸10aとの軸線同士が僅かにずれている場合が多く、
これを矯正して双方の軸心を一致させるため、前記スク
リュコンベヤ6の自由端側の軸端部を梃子の原理を利用
してバール等の工具を用いて位置をずらしながら、互い
の軸線同士を一致させて、駆動軸10aに嵌合固定せざ
るを得ず、この連結作業には相当の技量が要求されると
ともに、長時間を要していた。
【0014】因みに、既述した特開平7−180480
号公報に開示されたフレキシブルな継手構造は極めて複
雑であるばかりでなく、内外軸部に形成される球面軸受
部はそれぞれの軸部の内外面に溶接などにより固設され
ているため、内外軸部が一旦組み付けられると簡単には
分解することは不可能であって、逐次脱着を繰り返さな
ければならない前述のスクリュ軸部と駆動軸部との接続
には適用できない。
号公報に開示されたフレキシブルな継手構造は極めて複
雑であるばかりでなく、内外軸部に形成される球面軸受
部はそれぞれの軸部の内外面に溶接などにより固設され
ているため、内外軸部が一旦組み付けられると簡単には
分解することは不可能であって、逐次脱着を繰り返さな
ければならない前述のスクリュ軸部と駆動軸部との接続
には適用できない。
【0015】本発明はこうした従来の不具合を解消する
ことを目的として開発されたものであり、具体的には剛
体からなる連結軸部同士の軸線がずれているときにも、
簡単に連結させることが可能な小口径管埋設機の駆動継
手構造を提供することにある。
ことを目的として開発されたものであり、具体的には剛
体からなる連結軸部同士の軸線がずれているときにも、
簡単に連結させることが可能な小口径管埋設機の駆動継
手構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的は、
本発明の主要な構成をなす小口径管埋設装置のスクリュ
コンベヤを駆動回転させる駆動装置の駆動軸部と前記ス
クリュコンベヤの軸端との継手部の構造であって、前記
駆動軸部が、前記スクリュコンベヤの軸端に接続し、同
スクリュコンベヤに回転力を伝達する連結固定部及び同
連結固定部の同心上に延設された回動部を有する嵌挿部
と、同嵌挿部を嵌着支持すると共に前記駆動装置の動力
伝達機構を介して駆動モータにより駆動回転して前記嵌
挿部に回転力を伝達する回転支持部とを備え、前記嵌挿
部の軸心が前記回転支持部の軸心に対して所定の角度範
囲内で回動可能に構成されてなることを特徴とする小口
径管埋設装置の駆動継手構造により達成される。
本発明の主要な構成をなす小口径管埋設装置のスクリュ
コンベヤを駆動回転させる駆動装置の駆動軸部と前記ス
クリュコンベヤの軸端との継手部の構造であって、前記
駆動軸部が、前記スクリュコンベヤの軸端に接続し、同
スクリュコンベヤに回転力を伝達する連結固定部及び同
連結固定部の同心上に延設された回動部を有する嵌挿部
と、同嵌挿部を嵌着支持すると共に前記駆動装置の動力
伝達機構を介して駆動モータにより駆動回転して前記嵌
挿部に回転力を伝達する回転支持部とを備え、前記嵌挿
部の軸心が前記回転支持部の軸心に対して所定の角度範
囲内で回動可能に構成されてなることを特徴とする小口
径管埋設装置の駆動継手構造により達成される。
【0017】先導管が推進ジャッキの伸長により所定の
長さの掘削穴を掘進したのち、埋設管に貫挿されたスク
リュコンベヤが前記先導管に内蔵されたスクリュコンベ
ヤの軸端に接続され、次いで前記スクリュコンベヤの後
部接続軸端を駆動装置の駆動軸と連結する。この連結時
に、前記スクリュコンベヤの接続軸端の軸心は前記駆動
軸の軸心と一致せず、互いにずれた状態にある場合が多
い。
長さの掘削穴を掘進したのち、埋設管に貫挿されたスク
リュコンベヤが前記先導管に内蔵されたスクリュコンベ
ヤの軸端に接続され、次いで前記スクリュコンベヤの後
部接続軸端を駆動装置の駆動軸と連結する。この連結時
に、前記スクリュコンベヤの接続軸端の軸心は前記駆動
軸の軸心と一致せず、互いにずれた状態にある場合が多
い。
【0018】しかして、本発明の上記構成によれば前述
のごとく交差状態にあっても、前記スクリュコンベヤに
回転力を伝達する前記嵌挿部が回転支持部の内部で回動
できるため、前記スクリュコンベヤの接続軸端の軸心を
本発明の継手構造の一部をなす上記接続部の軸心と相対
する位置まで移動させるとともに、前記嵌挿部を回転支
持部内で回動させて前記軸心同士を一致させ、前記スク
リュコンベヤの接続軸端を前記接続部に接続させる。そ
して、前記嵌挿部と前記回転支持部との間の回転力の伝
達は、好ましくは前記嵌挿部の一部表面が略球面をなす
とともに、その横断面形状が多角形をなし、同嵌挿部と
嵌合する前記回転支持部の嵌合空間部が前記嵌挿部の最
大多角断面部と嵌合する多角形断面に形成されてなる
か、或いは前記嵌挿部の表面が略球面をなすとともに、
軸線に平行な多数のスプライン溝が形成され、同嵌挿部
と嵌合する前記回転支持部の嵌合空間部が円筒状をなす
とともに、前記嵌挿部とスプライン結合するように構成
することにより、前記嵌挿部の軸線が前記回転支持部の
軸線に対して所定の角度範囲内で回動可能とされた継手
構造により実現される。
のごとく交差状態にあっても、前記スクリュコンベヤに
回転力を伝達する前記嵌挿部が回転支持部の内部で回動
できるため、前記スクリュコンベヤの接続軸端の軸心を
本発明の継手構造の一部をなす上記接続部の軸心と相対
する位置まで移動させるとともに、前記嵌挿部を回転支
持部内で回動させて前記軸心同士を一致させ、前記スク
リュコンベヤの接続軸端を前記接続部に接続させる。そ
して、前記嵌挿部と前記回転支持部との間の回転力の伝
達は、好ましくは前記嵌挿部の一部表面が略球面をなす
とともに、その横断面形状が多角形をなし、同嵌挿部と
嵌合する前記回転支持部の嵌合空間部が前記嵌挿部の最
大多角断面部と嵌合する多角形断面に形成されてなる
か、或いは前記嵌挿部の表面が略球面をなすとともに、
軸線に平行な多数のスプライン溝が形成され、同嵌挿部
と嵌合する前記回転支持部の嵌合空間部が円筒状をなす
とともに、前記嵌挿部とスプライン結合するように構成
することにより、前記嵌挿部の軸線が前記回転支持部の
軸線に対して所定の角度範囲内で回動可能とされた継手
構造により実現される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図示実施例に基づいて詳しく説明する。なお、以下
の説明では冗長を避けるため従来の機構と実質的に同一
である小口径管埋設機の全体構成については簡単な説明
に止め、本発明の特徴部をなす同小口径管埋設機の駆動
装置における継手構造を中心として具体的に説明するこ
とにする。
態を図示実施例に基づいて詳しく説明する。なお、以下
の説明では冗長を避けるため従来の機構と実質的に同一
である小口径管埋設機の全体構成については簡単な説明
に止め、本発明の特徴部をなす同小口径管埋設機の駆動
装置における継手構造を中心として具体的に説明するこ
とにする。
【0020】図1〜図3は本発明の代表的な実施例を示
しており、図1は前記減速伝達機構を示す縦断面図、図
2は同機構の正面図、図3は同機構の背面図である。ま
た、図4は前記減速伝達機構の駆動軸部を拡大して示す
縦断面図、図5はその斜視図であり、図6は小口径管推
進装置の全体構成の一例を示す側面図である。ただし、
これらの図面に示す減速伝達機構と各ギヤやその他の部
材の構造及び配置は一例を示しているに過ぎず、これら
に限定されるものではなく、また本発明が適用される小
口径管推進装置の種類もスクリュコンベヤを使用する装
置であるかぎり図示例に限定されない。
しており、図1は前記減速伝達機構を示す縦断面図、図
2は同機構の正面図、図3は同機構の背面図である。ま
た、図4は前記減速伝達機構の駆動軸部を拡大して示す
縦断面図、図5はその斜視図であり、図6は小口径管推
進装置の全体構成の一例を示す側面図である。ただし、
これらの図面に示す減速伝達機構と各ギヤやその他の部
材の構造及び配置は一例を示しているに過ぎず、これら
に限定されるものではなく、また本発明が適用される小
口径管推進装置の種類もスクリュコンベヤを使用する装
置であるかぎり図示例に限定されない。
【0021】図6において、符号1は小口径管埋設機の
推進装置を示し、同小口径管推進装置装置1は2本又は
4本の推進ジャッキ3と、同推進ジャッキ3に固設され
る埋設管押板4と、先導管2の先端部に装備されたカッ
タヘッド2a、前記埋設管押板4に一体的に組み付けら
れ、前記先導管2の内部及び埋設管5の内部に装着され
たスクリュコンベヤ2d,6を駆動回転させる駆動装置
100と、同駆動装置100の後方に設置され測量用レ
ーザビームを出射するトランシット16と、前記推進ジ
ャッキ3を支持固定するとともに埋設管5などを載置案
内する架台17とを備えている。
推進装置を示し、同小口径管推進装置装置1は2本又は
4本の推進ジャッキ3と、同推進ジャッキ3に固設され
る埋設管押板4と、先導管2の先端部に装備されたカッ
タヘッド2a、前記埋設管押板4に一体的に組み付けら
れ、前記先導管2の内部及び埋設管5の内部に装着され
たスクリュコンベヤ2d,6を駆動回転させる駆動装置
100と、同駆動装置100の後方に設置され測量用レ
ーザビームを出射するトランシット16と、前記推進ジ
ャッキ3を支持固定するとともに埋設管5などを載置案
内する架台17とを備えている。
【0022】本実施例にあって、前記駆動装置100を
除く各部材は従来から広く知られた構成を備えており、
全ての部材が発進立坑Aの内部で組み立て及び分解が可
能とされており、分解された状態で前記発進立坑Aの内
外へと搬出入及び据え付けがなされる。
除く各部材は従来から広く知られた構成を備えており、
全ての部材が発進立坑Aの内部で組み立て及び分解が可
能とされており、分解された状態で前記発進立坑Aの内
外へと搬出入及び据え付けがなされる。
【0023】次に、本発明の特徴部をなす前記駆動装置
の駆動軸部における継手構造の代表的な実施例を図1〜
図5を参照しながら具体的に説明すると、これらの図に
おいて符号102はギヤケースを示し、同ギヤケース1
02の内部に収納されているギヤ列から構成される。因
みに、本実施例における前記ギヤケース102の奥行き
寸法は125.5mm、横幅435mm、高さ600m
mであり、従来の同種の平歯車列からなる一般のギヤケ
ースが奥行き寸法300mmを越えているいることと比
較すると1/2以下の奥行き寸法であることが理解でき
よう。勿論、本実施例は単に一例を示すに過ぎないた
め、前記寸法も単なる例であって、機種によりその値は
異なるが、以下に説明するギヤの配列から少なくとも奥
行き寸法は従来と比較して一段と小さくなることが理解
されよう。
の駆動軸部における継手構造の代表的な実施例を図1〜
図5を参照しながら具体的に説明すると、これらの図に
おいて符号102はギヤケースを示し、同ギヤケース1
02の内部に収納されているギヤ列から構成される。因
みに、本実施例における前記ギヤケース102の奥行き
寸法は125.5mm、横幅435mm、高さ600m
mであり、従来の同種の平歯車列からなる一般のギヤケ
ースが奥行き寸法300mmを越えているいることと比
較すると1/2以下の奥行き寸法であることが理解でき
よう。勿論、本実施例は単に一例を示すに過ぎないた
め、前記寸法も単なる例であって、機種によりその値は
異なるが、以下に説明するギヤの配列から少なくとも奥
行き寸法は従来と比較して一段と小さくなることが理解
されよう。
【0024】前記ギヤケース102の正面形状は多角形
をなす円形部分102aと逆台形をなす方形部分102
bからなる略前方後円墳に近似した形状を呈しており、
その円形部分102aの内部にはリングギヤ103が配
されている。同リングギヤ103は、図1及び図2に示
すごとく内輪104bと外輪104cとを複数本(図示
例では3本)のスポーク104aで連結した回転輪10
4と、同回転輪104の外周部に沿って背面側に跨設さ
れた外歯リング歯車105と、前記中心部にボルトによ
り固着されるソケット状の回転支持部106と、同回転
支持部106に嵌合支持される嵌挿部107とから構成
されている。そして、前記ソケット状の回転支持部10
6と嵌挿部107とが本発明における駆動装置100の
駆動軸101を構成している。また、本実施例ではリン
グギヤ103の前記中心部の前面はギヤケース102の
前面壁部の一部を構成しており、前記回転支持部106
の底部がギヤケース102の背面壁部の一部を構成す
る。
をなす円形部分102aと逆台形をなす方形部分102
bからなる略前方後円墳に近似した形状を呈しており、
その円形部分102aの内部にはリングギヤ103が配
されている。同リングギヤ103は、図1及び図2に示
すごとく内輪104bと外輪104cとを複数本(図示
例では3本)のスポーク104aで連結した回転輪10
4と、同回転輪104の外周部に沿って背面側に跨設さ
れた外歯リング歯車105と、前記中心部にボルトによ
り固着されるソケット状の回転支持部106と、同回転
支持部106に嵌合支持される嵌挿部107とから構成
されている。そして、前記ソケット状の回転支持部10
6と嵌挿部107とが本発明における駆動装置100の
駆動軸101を構成している。また、本実施例ではリン
グギヤ103の前記中心部の前面はギヤケース102の
前面壁部の一部を構成しており、前記回転支持部106
の底部がギヤケース102の背面壁部の一部を構成す
る。
【0025】本実施例にあっては、前記ソケット状の回
転支持部106及び前記嵌挿部107は駆動装置100
の駆動軸101を構成するとともにフレキシブル継手構
造を備えている。前記駆動装置100は、既述したとお
りその駆動軸101に対して上記スクリュコンベヤ2
d,6を複数回にわたって脱着を繰り返すことから、特
にその連結時における作業の容易性を考慮することが要
求される。
転支持部106及び前記嵌挿部107は駆動装置100
の駆動軸101を構成するとともにフレキシブル継手構
造を備えている。前記駆動装置100は、既述したとお
りその駆動軸101に対して上記スクリュコンベヤ2
d,6を複数回にわたって脱着を繰り返すことから、特
にその連結時における作業の容易性を考慮することが要
求される。
【0026】図4は、図1に示した前記継手構造を拡大
して示しており、同図によればソケット状の前記回転支
持部106は内部が大径の六角形断面を有する第1の空
洞部106aと小径の円形断面を有する第2の空洞部1
06bが段部106cを介して底面に向けて連続的に形
成されている。前記第2空洞部106bは単なる円筒面
をなすとともに、その周方向には等ピッチで複数のネジ
孔106dが形成されている。また、前記第1空洞部1
06aの開口端部は外部に向けて径が漸増するテーパ面
106eとされている。
して示しており、同図によればソケット状の前記回転支
持部106は内部が大径の六角形断面を有する第1の空
洞部106aと小径の円形断面を有する第2の空洞部1
06bが段部106cを介して底面に向けて連続的に形
成されている。前記第2空洞部106bは単なる円筒面
をなすとともに、その周方向には等ピッチで複数のネジ
孔106dが形成されている。また、前記第1空洞部1
06aの開口端部は外部に向けて径が漸増するテーパ面
106eとされている。
【0027】前記駆動軸部101の他の構成部材をなす
上記嵌挿部107は、上記スクリュコンベヤ2d,6の
各接続軸部を連結固定する連結固定部107aと、前記
回転支持部106の第1空洞部106aに嵌合する六角
形断面をなしており、同第1空洞部106aの中心部を
中心として所定の角度回動可能な略長球体をなす嵌挿回
転部107bと、前記回転支持部106の第2空洞部1
06bにOリング108を介して嵌挿され、前記回動を
許容するとともに軸線方向の移動を規制する嵌挿固定部
107cとが連続して形成された構成をもつ。前記移動
を規制するため、上記第2空洞部106bのネジ孔10
6dと対応する前記嵌挿固定部107cの外周面には、
その周方向に有頭ネジ109の先端が遊嵌する幅と深さ
からなるネジ遊嵌溝107dが連続的に形成されてい
る。また図示例によれば、前記連結固定部107aは内
面が多角形断面を有するソケット構造からなり、連結相
手方のスクリュコンベヤ2d,6の各接続軸部も同様の
多角断面形状を有し、両者をピン結合させることにより
軸線方向の移動を規制する。そのため、同連結固定部1
07aにはピン挿通孔107a′が形成されている。
上記嵌挿部107は、上記スクリュコンベヤ2d,6の
各接続軸部を連結固定する連結固定部107aと、前記
回転支持部106の第1空洞部106aに嵌合する六角
形断面をなしており、同第1空洞部106aの中心部を
中心として所定の角度回動可能な略長球体をなす嵌挿回
転部107bと、前記回転支持部106の第2空洞部1
06bにOリング108を介して嵌挿され、前記回動を
許容するとともに軸線方向の移動を規制する嵌挿固定部
107cとが連続して形成された構成をもつ。前記移動
を規制するため、上記第2空洞部106bのネジ孔10
6dと対応する前記嵌挿固定部107cの外周面には、
その周方向に有頭ネジ109の先端が遊嵌する幅と深さ
からなるネジ遊嵌溝107dが連続的に形成されてい
る。また図示例によれば、前記連結固定部107aは内
面が多角形断面を有するソケット構造からなり、連結相
手方のスクリュコンベヤ2d,6の各接続軸部も同様の
多角断面形状を有し、両者をピン結合させることにより
軸線方向の移動を規制する。そのため、同連結固定部1
07aにはピン挿通孔107a′が形成されている。
【0028】かかる構造により、上記スクリュコンベヤ
6の軸端と上記駆動装置100の軸部101とを連結さ
せるときに、スクリュコンベヤ6の軸端と上記駆動装置
100の軸部101との互いの軸線同士がずれている場
合にあっても、前記スクリュコンベヤ6の軸端部を前記
駆動軸部101の近傍に移動させつつ、図4(b)にし
めすごとく上記嵌挿部107の嵌挿回転部107bを上
記回転支持部106の第1空洞部106aの内部で軸線
方向に所要の角度回動させると、両軸線が一致し容易に
連結させることができる。
6の軸端と上記駆動装置100の軸部101とを連結さ
せるときに、スクリュコンベヤ6の軸端と上記駆動装置
100の軸部101との互いの軸線同士がずれている場
合にあっても、前記スクリュコンベヤ6の軸端部を前記
駆動軸部101の近傍に移動させつつ、図4(b)にし
めすごとく上記嵌挿部107の嵌挿回転部107bを上
記回転支持部106の第1空洞部106aの内部で軸線
方向に所要の角度回動させると、両軸線が一致し容易に
連結させることができる。
【0029】図5は前記継手構造の変形例を示してお
り、同図によれば前記回転支持部106の第1空洞部1
06aの内面形状が円筒形であり、その内壁部には軸線
に平行なスプライン結合するための多数の溝106a′
が形成されており、この回転支持部106の第1空洞部
106aに嵌合する上記嵌挿部107の嵌挿回転部10
7bは、全体の縦断面が略長円形をなし、その短径部分
が前記第1空洞部106aの噛合径に等しく設定され
て、前記第1空洞部106aとスプライン結合するため
の溝107b′が軸線に平行に多数形成されている。
り、同図によれば前記回転支持部106の第1空洞部1
06aの内面形状が円筒形であり、その内壁部には軸線
に平行なスプライン結合するための多数の溝106a′
が形成されており、この回転支持部106の第1空洞部
106aに嵌合する上記嵌挿部107の嵌挿回転部10
7bは、全体の縦断面が略長円形をなし、その短径部分
が前記第1空洞部106aの噛合径に等しく設定され
て、前記第1空洞部106aとスプライン結合するため
の溝107b′が軸線に平行に多数形成されている。
【0030】こうした構成を備えたリングギヤ103の
上記外歯リング歯車105にはギヤケース102の方形
部分102bに収納された左右一対の中間歯車110が
噛合している。同中間歯車110はギヤケース102の
前面壁部と背面壁部との間に架設された支承軸111に
ブッシュ112を介して回転自在に支持されている。
上記外歯リング歯車105にはギヤケース102の方形
部分102bに収納された左右一対の中間歯車110が
噛合している。同中間歯車110はギヤケース102の
前面壁部と背面壁部との間に架設された支承軸111に
ブッシュ112を介して回転自在に支持されている。
【0031】更にギヤケース102の方形部分102b
には、前記中間歯車110に噛合する左右一対のピニオ
ン113が配されている。
には、前記中間歯車110に噛合する左右一対のピニオ
ン113が配されている。
【0032】上記ギヤケース102の方形部分102b
の背面側壁部を貫通して、各出力軸114aをギヤケー
ス102の内部に突出させた左右一対の駆動モータ11
4が同背面側壁部の外側に固設されている。同駆動モー
タ114は、例えば油圧モータにより構成されており、
その各出力軸114aに前記ピニオン113が固着され
ている。図1において仮想線で示す部分は前記駆動モー
タ114に供給される油圧の制御部115である。
の背面側壁部を貫通して、各出力軸114aをギヤケー
ス102の内部に突出させた左右一対の駆動モータ11
4が同背面側壁部の外側に固設されている。同駆動モー
タ114は、例えば油圧モータにより構成されており、
その各出力軸114aに前記ピニオン113が固着され
ている。図1において仮想線で示す部分は前記駆動モー
タ114に供給される油圧の制御部115である。
【0033】また、本実施例ではリングギヤ103の駆
動軸101を構成する上記ソケット状の前記回転支持部
106の底面と、同回転支持部106に嵌着された嵌挿
部107との間には泥水給排通路をなす空間116が形
成されており、同空間116を囲む前記回転支持部10
6の底部周壁面にはリング状に構成された泥排水用スイ
ベル117がシール部材117aを介して固設されてお
り、同スイベル117の外側端面がギヤケース102の
背面壁部の一部を構成している。また、前記嵌挿部10
7の軸線に沿って前記空間116と連通する給水孔11
6aが貫通して形成されており、この場合に上記各スク
リュコンベヤ2d,6の軸心にも同様の給水孔116a
が貫通して形成されている。このように、本発明の減速
伝達機構によれば、通常はギヤケースの外部に設置され
る給水用スイベル管継手をギヤケースの一部として構成
させることができ、更なる小型化に貢献する。
動軸101を構成する上記ソケット状の前記回転支持部
106の底面と、同回転支持部106に嵌着された嵌挿
部107との間には泥水給排通路をなす空間116が形
成されており、同空間116を囲む前記回転支持部10
6の底部周壁面にはリング状に構成された泥排水用スイ
ベル117がシール部材117aを介して固設されてお
り、同スイベル117の外側端面がギヤケース102の
背面壁部の一部を構成している。また、前記嵌挿部10
7の軸線に沿って前記空間116と連通する給水孔11
6aが貫通して形成されており、この場合に上記各スク
リュコンベヤ2d,6の軸心にも同様の給水孔116a
が貫通して形成されている。このように、本発明の減速
伝達機構によれば、通常はギヤケースの外部に設置され
る給水用スイベル管継手をギヤケースの一部として構成
させることができ、更なる小型化に貢献する。
【0034】更に、前記ギヤケース102には既述した
レーザビームの通過窓102cが形成されている。その
通過窓102cの形成部位は、図2に示すごとくリング
ギヤ103の隣合うスポーク104aと回転輪104の
内輪104b及び外輪104cとの間に形成される空隙
部に対応する部位であって、他の部材により干渉されな
い位置である。推進時における先導管2の現在位置及び
推進方位の測定時には、駆動装置100の後方に設置さ
れたトランシット16より出射されるレーザビームlを
前記通過窓102cを通して先導管3内に設置されたレ
ーザターゲット17に照射し、同レーザターゲット17
から送られる信号により先導管位置と推進方位を計測す
る。このとき、レーザビームlは回転するリングギヤ1
03の前記スポーク104aにより断続的に遮断される
が、計測には何ら支障を来すことがない。
レーザビームの通過窓102cが形成されている。その
通過窓102cの形成部位は、図2に示すごとくリング
ギヤ103の隣合うスポーク104aと回転輪104の
内輪104b及び外輪104cとの間に形成される空隙
部に対応する部位であって、他の部材により干渉されな
い位置である。推進時における先導管2の現在位置及び
推進方位の測定時には、駆動装置100の後方に設置さ
れたトランシット16より出射されるレーザビームlを
前記通過窓102cを通して先導管3内に設置されたレ
ーザターゲット17に照射し、同レーザターゲット17
から送られる信号により先導管位置と推進方位を計測す
る。このとき、レーザビームlは回転するリングギヤ1
03の前記スポーク104aにより断続的に遮断される
が、計測には何ら支障を来すことがない。
【0035】以上詳述したように、スクリュコンベヤ2
d,6のスクリュ軸及びカッタヘッド2aを駆動する駆
動装置100に外歯リングギヤ103、中間歯車110
及びピニオン113を直列的に噛合する減速伝達機構を
適用したため、ギヤケースの壁部の一部をこれらの歯車
により構成するとともに、その内部空間を前記リングギ
ヤ103の肉厚に近づけることが可能となり、先に提案
された上記公開公報に開示された駆動装置と比較して
も、更に大きな減速比が得られるとともに駆動装置10
0の薄形化が図れる。
d,6のスクリュ軸及びカッタヘッド2aを駆動する駆
動装置100に外歯リングギヤ103、中間歯車110
及びピニオン113を直列的に噛合する減速伝達機構を
適用したため、ギヤケースの壁部の一部をこれらの歯車
により構成するとともに、その内部空間を前記リングギ
ヤ103の肉厚に近づけることが可能となり、先に提案
された上記公開公報に開示された駆動装置と比較して
も、更に大きな減速比が得られるとともに駆動装置10
0の薄形化が図れる。
【0036】また、従来のチェーンや平歯車を使用した
減速伝達機構では不可能であった駆動モータの増設が容
易なため、小口径管を推進する地盤の地質に応じてカッ
タヘッドの掘削能力が増大でき、これによって推進効率
の大幅な向上が図れるが、さらには先に提案した減速伝
達機構と比べても、外歯のリングギヤ103を採用する
ことで駆動モータ100の設置部位に自由度が増すた
め、より小型化を実現できる。
減速伝達機構では不可能であった駆動モータの増設が容
易なため、小口径管を推進する地盤の地質に応じてカッ
タヘッドの掘削能力が増大でき、これによって推進効率
の大幅な向上が図れるが、さらには先に提案した減速伝
達機構と比べても、外歯のリングギヤ103を採用する
ことで駆動モータ100の設置部位に自由度が増すた
め、より小型化を実現できる。
【0037】さて、以上のごとく構成された本実施例に
係る継手構造を採用した小口径管埋設機による埋設手順
を説明すると、図7(a)に示すごとく発進立坑Aの内
部に小口径埋設機1が据え付けられると、先ず先導管2
を架台17に載置するとともに、同先導管2の後端から
突出するスクリュコンベヤ2dの接続軸端を駆動装置1
00の駆動軸101に連結させる。このとき、前記軸端
同士の心合わせをするため慎重に位置決めなどの調整が
なされる。
係る継手構造を採用した小口径管埋設機による埋設手順
を説明すると、図7(a)に示すごとく発進立坑Aの内
部に小口径埋設機1が据え付けられると、先ず先導管2
を架台17に載置するとともに、同先導管2の後端から
突出するスクリュコンベヤ2dの接続軸端を駆動装置1
00の駆動軸101に連結させる。このとき、前記軸端
同士の心合わせをするため慎重に位置決めなどの調整が
なされる。
【0038】次いで、図7(b)に示すごとく掘進ジャ
ッキ3を伸長させると同時に駆動装置100の駆動を開
始して、前記先導管2の先端に設けられたカッタヘッド
2bを回転させ掘進を開始する。推進ジャッキ3が完全
に伸長し、先導管2の後端部を発進立坑A内に残した位
置まで掘進が進むと、前記先導管2を地中に残した状態
で駆動装置100の駆動を停止し、推進装置1を先導管
2と切り離したのちに、推進ジャッキ3を収縮させて元
の位置まで高速で後退させる。
ッキ3を伸長させると同時に駆動装置100の駆動を開
始して、前記先導管2の先端に設けられたカッタヘッド
2bを回転させ掘進を開始する。推進ジャッキ3が完全
に伸長し、先導管2の後端部を発進立坑A内に残した位
置まで掘進が進むと、前記先導管2を地中に残した状態
で駆動装置100の駆動を停止し、推進装置1を先導管
2と切り離したのちに、推進ジャッキ3を収縮させて元
の位置まで高速で後退させる。
【0039】この後退が完了すると、図7(c)に示す
ごとくスクリュ管3aが挿入された新設の埋設管5を発
進立坑A内に投入して、スクリュ管3a内のスクリュコ
ンベヤ6の先端軸部と先導管2に内蔵されたスクリュコ
ンベヤ2dの後端軸部とを連結させたのち、前記埋設管
5と前記先導管2のシールド管2aとを連結固定する。
ごとくスクリュ管3aが挿入された新設の埋設管5を発
進立坑A内に投入して、スクリュ管3a内のスクリュコ
ンベヤ6の先端軸部と先導管2に内蔵されたスクリュコ
ンベヤ2dの後端軸部とを連結させたのち、前記埋設管
5と前記先導管2のシールド管2aとを連結固定する。
【0040】この連結固定が終わると、図示せぬ調整シ
リンダ等を作動させて位置決め調整を行いながら、埋設
管5の先端と前記先導管2の後端との位置を整合させる
と同時に、埋設管5の後端を押板4の所定位置にセット
させて、前記スクリュコンベヤ6の後端軸部を駆動装置
100の駆動軸101に連結させる。このスクリュコン
ベヤ6の後端接続軸部と駆動装置100の駆動軸101
との連結時には、通常、次のごとき障害が発生すること
が多い。
リンダ等を作動させて位置決め調整を行いながら、埋設
管5の先端と前記先導管2の後端との位置を整合させる
と同時に、埋設管5の後端を押板4の所定位置にセット
させて、前記スクリュコンベヤ6の後端軸部を駆動装置
100の駆動軸101に連結させる。このスクリュコン
ベヤ6の後端接続軸部と駆動装置100の駆動軸101
との連結時には、通常、次のごとき障害が発生すること
が多い。
【0041】すなわち、スクリュコンベヤ6の後端接続
軸部と駆動装置100の駆動軸101との前記連結時に
は、前記スクリュコンベヤ6の前端軸部が先導管2に装
着されたスクリュコンベヤ2dの後端軸部に連結固定さ
れた状態にある。しかも、このとき先導管2に内蔵され
た上記スクリュコンベヤ2d及び埋設管5に挿通される
スクリュコンベヤ6の各接続端と上記駆動機構7の駆動
軸10aとは、双方共に剛体構造からなる。しかして、
上述の先導管2に内蔵されたスクリュの軸端と埋設管5
に挿通されたスクリュ6との連結は、前記先導管2が地
中に埋設固定された状態でも、同先導管2に装着された
前記スクリュコンベヤ2dの軸端に埋設管5に挿通され
たスクリュ6の軸端に連結するとき、同スクリュコンベ
ヤ2dが自由な動きができるため、各スクリュコンベヤ
2d,6が剛体であっても比較的容易に連結することが
できる。、しかるに、前述のごとく埋設管5のスクリュ
コンベヤ6の前端接続軸部を先導管2のスクリュコンベ
ヤ2dに連結したのちに、埋設管5のスクリュコンベヤ
6の後端接続軸部を駆動装置の駆動軸10aに接続させ
るときには、前記埋設管5のスクリュコンベヤ6の一端
が固定され他端が自由である片持ち状態にあり、しかも
前記スクリュコンベヤ6の軸端と前記駆動軸10aとの
軸線同士が僅かにずれている場合が多く、これを矯正し
て双方の軸心を一致させるためには、従来、前記スクリ
ュコンベヤ6の自由端側の軸端部を梃子の原理を利用し
てバールなどの工具を用い位置をずらしながら駆動軸1
0aの軸心と一致させたのちに、駆動軸10aに嵌合固
定させざるを得ず、この連結作業には相当の技量が要求
されるとともに、長時間を要していた。
軸部と駆動装置100の駆動軸101との前記連結時に
は、前記スクリュコンベヤ6の前端軸部が先導管2に装
着されたスクリュコンベヤ2dの後端軸部に連結固定さ
れた状態にある。しかも、このとき先導管2に内蔵され
た上記スクリュコンベヤ2d及び埋設管5に挿通される
スクリュコンベヤ6の各接続端と上記駆動機構7の駆動
軸10aとは、双方共に剛体構造からなる。しかして、
上述の先導管2に内蔵されたスクリュの軸端と埋設管5
に挿通されたスクリュ6との連結は、前記先導管2が地
中に埋設固定された状態でも、同先導管2に装着された
前記スクリュコンベヤ2dの軸端に埋設管5に挿通され
たスクリュ6の軸端に連結するとき、同スクリュコンベ
ヤ2dが自由な動きができるため、各スクリュコンベヤ
2d,6が剛体であっても比較的容易に連結することが
できる。、しかるに、前述のごとく埋設管5のスクリュ
コンベヤ6の前端接続軸部を先導管2のスクリュコンベ
ヤ2dに連結したのちに、埋設管5のスクリュコンベヤ
6の後端接続軸部を駆動装置の駆動軸10aに接続させ
るときには、前記埋設管5のスクリュコンベヤ6の一端
が固定され他端が自由である片持ち状態にあり、しかも
前記スクリュコンベヤ6の軸端と前記駆動軸10aとの
軸線同士が僅かにずれている場合が多く、これを矯正し
て双方の軸心を一致させるためには、従来、前記スクリ
ュコンベヤ6の自由端側の軸端部を梃子の原理を利用し
てバールなどの工具を用い位置をずらしながら駆動軸1
0aの軸心と一致させたのちに、駆動軸10aに嵌合固
定させざるを得ず、この連結作業には相当の技量が要求
されるとともに、長時間を要していた。
【0042】本発明の特徴部によれば、既述したとおり
駆動装置100の駆動軸100を構成する上記回転支持
部106と嵌挿部107とがフレキシブル継手構造をな
している点である。すなわち、本発明にあっては、外歯
リングギヤ103の駆動軸101を構成する回転支持部
106と嵌挿部107とがフレキシブル継手構造とされ
ているため、前記スクリュコンベヤ6の後端接続軸部を
駆動装置100の駆動軸101の近くまで移動すれば、
仮に前記後端接続軸部の軸線と駆動軸101の軸線とが
僅かにずれていても、駆動軸100の構成部材をなす嵌
挿部107の上記連結固定部107aを、嵌挿回転部1
07bを中心にして、回転支持部16の第1空洞部10
6aの内部で回動させることができる。
駆動装置100の駆動軸100を構成する上記回転支持
部106と嵌挿部107とがフレキシブル継手構造をな
している点である。すなわち、本発明にあっては、外歯
リングギヤ103の駆動軸101を構成する回転支持部
106と嵌挿部107とがフレキシブル継手構造とされ
ているため、前記スクリュコンベヤ6の後端接続軸部を
駆動装置100の駆動軸101の近くまで移動すれば、
仮に前記後端接続軸部の軸線と駆動軸101の軸線とが
僅かにずれていても、駆動軸100の構成部材をなす嵌
挿部107の上記連結固定部107aを、嵌挿回転部1
07bを中心にして、回転支持部16の第1空洞部10
6aの内部で回動させることができる。
【0043】そのため、前記スクリュコンベヤ6の後端
接続軸部と駆動装置100の駆動軸101との軸線同士
を一致させることが可能となり、両者を容易に連結させ
ることを可能にする。因みに、本実施例における前記連
結固定部107aの軸線に対する回動角度は上限が3°
に設定されている。なお、本発明の継手構造は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば容易に脱着が可能
な構成を備えているかぎり一般的な自在継手の構造を採
用することも可能である。
接続軸部と駆動装置100の駆動軸101との軸線同士
を一致させることが可能となり、両者を容易に連結させ
ることを可能にする。因みに、本実施例における前記連
結固定部107aの軸線に対する回動角度は上限が3°
に設定されている。なお、本発明の継手構造は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば容易に脱着が可能
な構成を備えているかぎり一般的な自在継手の構造を採
用することも可能である。
【0044】この連結作業が終了すると、再び掘進ジャ
ッキ3を伸長させると同時に駆動装置100の駆動を開
始して、掘進と同時に埋設管5を地中に埋設する。以上
の操作を繰り返すことにより、図7(d)に示すごとく
必要本数の埋設管5を順次埋設する。全ての埋設管5の
埋設が完了して到達立坑Bに達した前記先導管2は図示
せぬクレーン等により到達立坑Bから地上へと運び出さ
れる。また、推進中に発生する排土は前記スクリュコン
ベヤ6により発進立坑Aへと送られ、同立坑Aから地上
へと搬出される。
ッキ3を伸長させると同時に駆動装置100の駆動を開
始して、掘進と同時に埋設管5を地中に埋設する。以上
の操作を繰り返すことにより、図7(d)に示すごとく
必要本数の埋設管5を順次埋設する。全ての埋設管5の
埋設が完了して到達立坑Bに達した前記先導管2は図示
せぬクレーン等により到達立坑Bから地上へと運び出さ
れる。また、推進中に発生する排土は前記スクリュコン
ベヤ6により発進立坑Aへと送られ、同立坑Aから地上
へと搬出される。
【図1】小口径管埋設機の駆動軸部における本発明の継
手構造を備えた減速伝達機構の代表的な実施例を示す縦
断面図である。
手構造を備えた減速伝達機構の代表的な実施例を示す縦
断面図である。
【図2】同減速伝達機構の前面構成を示す正面図であ
る。
る。
【図3】同背面図である。
【図4】前記継手構造及び機能を拡大して示す縦断面図
である。
である。
【図5】同継手の変形構造例を示す拡大縦断面図であ
る。
る。
【図6】小口径管埋設機と発進立坑の全体構成の一例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図7】前記小口径管埋設機による推進手順を示す説明
図である。
図である。
【図8】一般的な先導管と推進装置の一部の構成例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図9】先に提案された駆動装置の減速伝達機構の一例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 推進装置 2 先導管 2a シールド管 2b カッタヘッド 2c スクリュ管 2d スクリュコンベヤ 2e レーザターゲット 3 推進ジャッキ 3a スクリュ管 4 押板 5 埋設管 6 スクリュコンベヤ 7 駆動機構 8 ギヤケース 8a 背面側壁面 9 リングギヤ 10 リングギヤ 10a 駆動軸 10b スポーク 10c 回転輪 10d スペーサ 10e 内歯ギヤ 11 ベヤリング 12 固定サークル 13 駆動モータ 13a 出力軸 14 ピニオン 15 オイルシール 16 トランシット 17 レーザビーム 100 駆動装置 101 駆動軸 102 ギヤケース 102a 円形部分 102b 方形部分 102c レーザビーム通過窓 103 リングギヤ 104 回転輪 104a スポーク 104b 内輪 104c 外輪 105 外歯リング歯車 106 (ソケット状)回転支持部 106a 第1空洞部 106a′スプライン溝 106b 第2空洞部 106c 段部 106d ネジ孔 106e テーパ面 107 嵌挿部 107a 連結固定部 107a′ピン挿通孔 107b 嵌挿回動部 107b′スプライン溝 107c 嵌挿固定部 108 Oリング 109 有頭ネジ 110 中間歯車 111 支承軸 112 ブッシュ 113 ピニオン 114 駆動モータ 114a 出力軸 115 油圧制御部 116 泥水給排空間 116a 泥水給排孔 117 泥水給排用スイベル 117a シール部材
フロントページの続き (72)発明者 宮地 政年 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社小 松製作所大阪工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 小口径管埋設機のスクリュコンベヤを駆
動回転させる駆動装置の駆動軸部と前記スクリュコンベ
ヤの軸端との継手部の構造であって、 前記駆動軸部が、 前記スクリュコンベヤの軸端に接続し、同スクリュコン
ベヤに回転力を伝達する連結固定部及び同連結固定部の
同心上に延設された回動部を有する嵌挿部と、 前記嵌挿部を嵌着支持すると共に前記駆動装置の動力伝
達機構を介して駆動モータにより駆動回転して前記嵌挿
部に回転力を伝達する回転支持部とを備え、 前記嵌挿部の軸心が前記回転支持部の軸心に対して所定
の角度範囲内で回動可能に構成されてなることを特徴と
する小口径管埋設装置の駆動継手構造。 - 【請求項2】 前記嵌挿部の表面が略球面をなすととも
に、その横断面形状が多角形をなし、同嵌挿部と嵌合す
る前記回転支持部の嵌合空間部が前記嵌挿部の最大多角
断面部と嵌合する多角形断面に形成されてなり、前記嵌
挿部の軸線が前記回転支持部の軸線に対して所定の角度
範囲内を回動可能に構成されてなる請求項1記載の駆動
継手構造。 - 【請求項3】 前記嵌挿部の表面が略球面をなすととも
に、軸線に平行な多数のスプライン溝が形成され、同嵌
挿部と嵌合する前記回転支持部の嵌合空間部が円筒状を
なすとともに、前記嵌挿部とスプライン結合するように
構成されてなり、前記嵌挿部の軸線が前記回転支持部の
軸線に対して所定の角度範囲内を回動可能に構成されて
なる請求項1記載の駆動継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7756197A JPH10266770A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 小口径管埋設機の駆動継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7756197A JPH10266770A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 小口径管埋設機の駆動継手構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266770A true JPH10266770A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13637438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7756197A Pending JPH10266770A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 小口径管埋設機の駆動継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10266770A (ja) |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7756197A patent/JPH10266770A/ja active Pending
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