JPH10265991A - 樹脂密着性に優れためっき材 - Google Patents

樹脂密着性に優れためっき材

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JPH10265991A
JPH10265991A JP8732097A JP8732097A JPH10265991A JP H10265991 A JPH10265991 A JP H10265991A JP 8732097 A JP8732097 A JP 8732097A JP 8732097 A JP8732097 A JP 8732097A JP H10265991 A JPH10265991 A JP H10265991A
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plating
resin
surface area
adhesion
film
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Atsushi Kodama
篤志 児玉
Kazuhiko Fukamachi
一彦 深町
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Nikko Kinzoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性のある樹脂との密着性を与える金属材
料の提供。 【解決手段】 金属板の表面にCu、Ni、Co、Z
n、Fe及びCrの1種以上を含むめっき皮膜を形成し
ためっき材において、電子線3次元粗さ解析装置により
3000倍に拡大しためっき材表面に基き、算術平均粗
さ(Ra):0.03〜0.5μm、かつ(測定から得
られた試料の表面積)/(測定範囲の縦×横)として定
義される表面積代替値:1.01〜1.1とし、適正な
アンカー効果と表面積を有するめっき皮膜を金属条に形
成させたことを特徴とする樹脂密着性に優れためっき
材。めっき皮膜上に更にニッケルめっきを施すことによ
り、めっき皮膜からの粉の脱落を防止し、めっき皮膜の
耐熱性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、およびポリイミド樹脂などの樹脂との密着
性に優れためっき材に関するものであり、特に半導体パ
ッケージやヒートスプレッダ材、回路用材料として使用
されるに適しためっき材に関する。
【0002】
【従来の技術】金属と樹脂とが接合された部分が、製品
の一部もしくは全体を構成している工業製品は多い。例
えば、半導体ICなどを格納するパッケージは、金属製
リードフレームと封止用材料とから構成される。封止用
材料には、過去にはセラミックスも使用されたが、現在
ではコストの安い樹脂(エポキシ樹脂など)が主流を占
めている。また、半導体パッケージ内部には、ヒートス
プレッダとよばれる金属板が使用される場合があるが、
この金属板の周囲は樹脂で封止される。また、電子回路
用基板では、金属箔がエポキシ樹脂を含有するガラス布
基材やフェノール樹脂などに接合されている。
【0003】このように金属と樹脂とが接合している製
品では、樹脂密着性がしばしば問題になる。一例をあげ
ると、図1は、リードフレームLのダイパッド3の上に
半導体チップ2を接着し、半導体チップをボンディング
ワイヤ5によりリードフレームのリード4と接続し、こ
れらを一体のものとして熱硬化性樹脂からなる樹脂モー
ルド1により封止することにより作製した半導体パッケ
ージを示す。こうした樹脂を使用した半導体パッケージ
では、図1に示すように、リードフレームと樹脂との密
着性が不十分である場合には、パッケージ内部で樹脂が
剥離したり、樹脂に亀裂が発生しやすいという問題があ
る。これを具体的に説明すると、樹脂内部に吸収された
水分が、リードフレームダイパッドと樹脂との界面にま
で達し、界面に蓄積した水分が半導体の発生する熱によ
り膨張し、この膨張する力により樹脂がリードフレーム
ダイパッドから剥離したり、あるいは樹脂に亀裂が発生
するという現象である。この亀裂により、パッケージ内
部の半導体は故障にいたるので、亀裂の発生は極力防止
しなければならない。上記の例のように、従来技術で
は、金属材料と樹脂との密着性不良を起因とした問題が
発生する場合があった。
【0004】例えば、銅リードフレーム材では半導体の
組立工程において種々の加熱工程を経るので表面に酸化
膜が生成しており、この酸化膜のリードフレーム母材へ
の密着性が樹脂とリードフレーム材との密着性を支配し
ていることに鑑み、酸化膜の組成を改良するべく、リー
ドフレーム材を少量のCr、Zr及びZnを含む銅合
金、更にはFe及びNiを追加的に含む銅合金から作製
することが提唱されている。また、密着性不良を改善す
るべく、アンカー効果を得るよう表面を粗化する方法が
一般に採用されているが、いまだ十分の信頼性を得るに
至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定の
組成の合金を使用する方法では、汎用性がなく、特定の
分野にしか適用できない。金属と樹脂との接合部分が、
製品の一部もしくは全体を構成している工業製品の種類
が多いことに鑑み、本発明は、汎用性のある、そして十
分の信頼性のある樹脂との密着性を与える金属材料を提
供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明者が研究を行った結果、金属材料上に特定
の表面性状のめっき皮膜を形成することにより、良好な
樹脂密着性を得ることができることが見い出された。適
当な金属のめっき皮膜を選択して、めっき材表面の算術
平均粗さ(Ra)のみならず、めっき材と樹脂とが接合
する部分の正味の面積の指標である表面積代替値を適正
な範囲とすることにより、良好な樹脂密着性を得ること
ができることが見い出されたものである。電子線3次元
粗さ解析装置により表面を3000倍で拡大して得られ
ためっき材表面を基準として測定を行うのが好適である
ことも判明した。
【0007】こうした観点の下で、本発明は、(1)金
属板の表面に、Cu、Ni、Co、Zn、Fe及びCr
の1種もしくは2種以上を含有するめっき皮膜を形成し
ためっき材において、電子線3次元粗さ解析装置により
表面を3000倍に拡大して得られためっき材表面に基
づいて、算術平均粗さ(Ra)が0.03〜0.5μm
であり、かつ
【数2】(測定から得られた試料の表面積)/(測定範
囲の縦×横) として定義される表面積代替値が1.01〜1.1であ
ることを特徴とする樹脂密着性に優れためっき材を提供
する。
【0008】めっき皮膜の上に、さらにニッケルめっき
を施すことにより、めっき皮膜からの粉の脱落を防止で
きるだけでなく、めっき皮膜の耐熱性を高めることがで
きることも判明した。そこで、本発明は更に、(2)前
記めっき皮膜の上に、さらにニッケルめっき膜を有する
ことを特徴とする上記1の樹脂密着性に優れためっき材
をも提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】金属と樹脂との密着性を向上させ
ることを目的として、表面粗さと表面積代替値とを最適
の範囲に定め、適正なアンカー効果と表面積を有するめ
っき皮膜を金属条に形成させたことが本発明の特徴であ
り、この材料の使用で、より強固な樹脂との密着性を得
ることができる。
【0010】本発明のめっき材に使用する母材(基材)
は、Fe−Ni合金のような鉄基合金あるいは黄銅、青
銅のような銅基合金などの条であり、特に制限はない。
この母材表面の片面もしくは両面に、Cu、Ni、C
o、Zn、Fe及びCrの1種もしくは2種以上を含有
する金属乃至合金めっき皮膜を形成する。合金の例とし
ては、Cu−Ni、Cu−Ni−Co、Cu−Zn、N
i−Co等を挙げることができる。Cu、Ni、Co、
Zn、Fe及びCrを選んだ理由は、めっき液のコスト
が安く、しかもめっき時の電流密度、めっき液組成およ
びめっき液温度を調整することにより、所望のめっき表
面粗さと表面積代替値を容易に得ることができるからで
ある。
【0011】本発明の必須条件のひとつであるめっき材
表面の算術平均粗さ(JIS B0601にて定義、以
下Raと呼ぶ)は、0.03〜0.5μmの範囲であ
る。算術平均粗さは、対象面からランダムに抜き取った
各部分における中心線平均粗さの算術平均値である。こ
のRaは、電子線3次元粗さ解析装置により表面を倍率
3000倍で拡大して得られた値である。Raが上記範
囲にある場合は、めっき皮膜が樹脂の中に食い込み(ア
ンカー効果)、良好な密着性が得られる。Raが0.0
3μm未満の場合には、アンカー効果が不十分で、樹脂
密着性向上の効果が期待できない。また、0.5μmを
超えると、めっき皮膜から粉が脱落しやすくなり、半導
体アセンブリ工程でトラブルが発生しやすくなる等の不
都合が生じる。
【0012】本発明のもうひとつの必須条件である表面
積代替値は、1.01〜1.1の範囲である。この値
も、電子線3次元粗さ解析装置により表面を倍率300
0倍で拡大して得られた値である。表面積代替値は以下
の式で表される:
【数3】(測定から得られた試料の表面積)/(測定範
囲の縦×横) 表面積代替値は、凹凸のある実際に樹脂と接触するめっ
き面の面積が凹凸のない平面の面積の何倍になっている
かを表し、めっき材と樹脂とが接合する部分の正味の面
積に比例する。樹脂密着性を向上させるためには、先述
したアンカー効果のみならず、樹脂接合部の表面積も重
要である。例をあげると、めっきの電着粒が大きくRa
が大きいめっき材と、電着粒が小さくRaが小さいめっ
き材の樹脂密着性を比較すると、前者の密着性が必ずし
も良いというわけではなく、後者のめっき表面が微細に
荒れて、表面積代替値が大きい場合には、後者の方が良
くなる場合がある。すなわち、材料の表面粗さと表面積
代替値とを適当に制御することが重要である。表面積代
替値が1.01未満のめっきでは、接合部の面積が十分
ではなく、一方、表面積代替値が1.1を超えるめっき
では、表面が荒れすぎており、このめっきでは皮膜から
の粉の脱落などの不都合が生じる。
【0013】本発明では、株式会社エリオニクス製の3
次元表面粗さ解析装置を使用し、めっき材の表面を倍率
3000倍で測定した値を採用している。これが測定の
信頼性の観点から最適と判断したからである。3次元表
面粗さ解析装置は、電子プローブで試料表面を高速でス
キャンし、微細表面形状を確実にキャッチし、例えばS
EM観察視野をリアルタイムでCRTに三次元表示する
ことができ、また表面積、Ra、Rz、Rmax等や山
数、粒度、等高線、面積率その他をグラフ等で表示する
ことができる。表面積の計算は、3点のサンプリング点
を頂点とした三角形の面積和として算出する。図3は、
後で実施例と関連して示す銅粗化めっき材の3000倍
の表面凹凸の鳥瞰図である。ここでは、40ミクロンの
X軸と30ミクロンのY軸が、測定範囲の縦×横として
選択され、実際の微細輪郭が三次元表示されている。各
突起の高さが左側の高さ−色表示に合わせて、カラーで
表されている。この場合、表面積代替値は、3次元表面
粗さ解析装置による測定から得られた試料の実際の表面
積を40ミクロン×30ミクロンで割った値となる。
【0014】本発明のめっき材を製造するめっき方法に
ついては、所望の粗いめっき皮膜を得るように、めっき
液の温度、めっき液中の金属濃度およびめっき時の電流
密度を調整することにより行われる。めっき条件は、使
用するめっき金属の種類及び使用するめっき浴により異
なるが、めっき液温度は高い方がめっき組織がより微細
になり、30〜50℃が望ましい。めっき液中の金属濃
度は、濃度を下げると荒れためっきが得られるが、濃度
を下げすぎると陰極電流効率が低下するので、めっき液
中の金属濃度が合計で20〜50g/Lが望ましい。め
っき時の電流密度は、高くするとめっきが荒れやすい。
電流密度の適性範囲は、5〜30A/dm2 程度であ
る。
【0015】銅、ニッケル、コバルト、亜鉛、鉄、クロ
ムのめっき浴としては、例えば斯界で周知の硫酸塩浴等
が使用される。一般的に使用されているめっき浴ならい
ずれでも良い。例えば、銅めっきの場合には、硫酸銅め
っき浴を使用するのが便宜である。ニッケルめっきに対
しては、硫酸ニッケル、塩化ニッケル及びほう酸を含む
ワット浴が使用できる。1層目のめっきについては、一
般に、工業的に通常行われている条件よりも電流密度、
めっき液温度及び金属濃度を高めに設定することによ
り、所望の範囲の算術平均粗さ及び表面積代替値を得る
ことができる。例えば、銅めっきの場合には、硫酸銅め
っき浴を使用して、工業的に通常行われている条件より
も電流密度、めっき液温度及び金属濃度を通常よりは高
めに、例えば電流密度:12〜18A/dm2 、温度:
42〜48℃及び硫酸銅(5水和物):110〜130
g/Lに設定することにより、所望の範囲の算術平均粗
さ及び表面積代替値を得ることができる。
【0016】本発明の粗化目的のめっき皮膜の上に、さ
らに2層目のめっきとして、ニッケルめっきを施すこと
も効果がある。ニッケルめっき厚さは第1層目の粗化め
っき皮膜の特性を崩さない範囲でごく薄く覆うに十分で
あればよく、一般に、0.2〜2μmの範囲である。こ
のニッケルめっきを施すことにより、第1層目のめっき
皮膜からの粉の脱落を防止できるだけでなく、めっき皮
膜の耐熱性を高めることができる。例えば、半導体のア
センブリ工程では、リードフレームを200〜300℃
に加熱する場合があるが、2層目にニッケルめっきを施
した本発明のめっき材では、加熱後でも樹脂密着性が劣
化せずに良好である。
【0017】
【実施例】本発明の実施例及び比較例を以下に示す。銅
合金(Cu:65%、Sn:35%)製金属条(厚み
0.25mm、幅25mm)にめっきを施し、表1に示
すめっき材を作製した。めっきを行う際のめっき液の組
成は、Cuめっきを例にあげると、硫酸銅(5水和物)
120g/L及び硫酸80g/Lであり、この液を45
℃に加熱し、電流密度15A/dm2 で20秒間めっき
した。工業的に行われている銅めっきは、通常電流密度
2〜10A/dm2 程度で行うが、本発明のめっき材で
は電流密度を高めに設定した。また、めっき液温度と金
属濃度も通常よりは高めに設定した。表1に挙げたN
i、Co、Zn、Fe、Cr並びにCu−Ni及びCu
−Ni−Coの1層目のめっきは、Cuめっきと同様
に、それぞれの硫酸塩浴を使用して、電流密度、めっき
液温度およびめっき液組成を高めに調整し、めっき皮膜
を形成した。
【0018】めっき材の表面粗さと表面積代替値は、株
式会社エリオニクス製3次元粗さ解析装置ERA−80
00を使用し、表面を3000倍に拡大し、測定した。
樹脂との密着性の評価は、図2に示すように、各種めっ
き材の表面に、接合部の面積が50mm2 のエポキシ樹
脂製の円柱体を密着硬化させ、めっき材と上記円柱体を
徐々に反対方向に引張り、それらの界面がせん断剥離す
るまでの引張強度で求めた。詳しくは、図2(a)〜
(d)の手順に従った。すなわち、試験に供するめっき
材矩形片(60mm長×25mm巾×0.25mm厚)
の上にテフロン(Du Pont 社のポリテトラフルオロエチ
レンの商標名)製の面積50mm2の穴の付いた型材
(厚さ3mm)を穴がリードフレーム材の一端部近くの
中央に位置するように置き、穴にエポキシ樹脂を流し込
み、100℃で2時間硬化させ(a)、試験片上に断面
積50mm2 のエポキシ樹脂製の円柱体を形成した剪断
試験片を作成し(b)、次いで円柱体にぴったりと嵌合
する穴のついた引張具をその穴がモールド樹脂円柱体に
嵌合するように試験片上に被せ置き(c)、そして、室
温下で、引張試験機を使用して5mm/分の引張速度で
試験片端と引張具端を矢印のように反対方向に引っ張る
(d)。こうして試験片上でのモールド樹脂の剪断強度
が測定された。めっき皮膜からの粉の脱落の評価は、め
っき皮膜にテープを密着させた後にテープを剥がし、テ
ープに付着しためっきの粉の量を観察して求めた。
【0019】これらの評価結果を表1に示す。本発明例
に示しためっき材では樹脂との密着がよく、一貫した樹
脂密着性(剪断引張強度)を示し、めっき皮膜からの粉
の脱落も少なく、許容範囲にあることが確認された。特
に、ニッケル膜を2層目として施したものはめっき皮膜
からの粉の脱落がない。比較例1は、表面積代替値が小
さいため樹脂密着性(剪断引張強度)が悪い。算術平均
粗さ(Ra)が大きい比較例2は、めっき皮膜からの粉
の脱落が生じている。表面積代替値が大きい比較例3
は、やはり、めっき皮膜からの粉の脱落が生じている。
【0020】
【表1】
【0021】図3は、先にも触れたように、3次元表面
粗さ解析装置により観察した実施例1のめっき材表面の
銅めっき材の倍率3000倍の表面凹凸の鳥瞰図であ
る。図4は、同じく3次元表面粗さ解析装置により観察
した比較例1の母材(基材)の倍率3000倍の表面凹
凸の鳥瞰図である。両者の比較から明らかなように、実
施例1のめっき材表面には最大1.226μmに達する
多数の突起が林立しているのに対して、比較例1ではそ
うした突起は観察されない。実施例1の表面積代替値は
1.07であり、比較例1の表面代替値の1.006の
10倍以上にも及んでいる。
【0022】
【発明の効果】本発明の樹脂密着性に優れためっき材で
は、樹脂との良好な密着性が得られ、その結果半導体パ
ッケージ等の信頼性を向上することができる。また本発
明のめっき材では、めっき皮膜からの粉の脱落が少な
く、半導体組立工程でのトラブル発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂モールドにより封止した半導体パッケージ
にクラックや剥離が生じた状況を示す説明図である。
【図2】(a)〜(d)はめっき材と樹脂との密着性を
評価するための試験方法の段階を順次示す斜視図であ
る。
【図3】3次元表面粗さ解析装置により観察した実施例
1の銅めっき材表面の表面凹凸を示す画像写真である
(倍率3000倍)。
【図4】3次元表面粗さ解析装置により観察した比較例
1の母材表面の表面凹凸を示す画像写真である(倍率3
000倍)。
【符号の説明】
L リードフレーム 1 樹脂モールド 2 半導体チップ 3 ダイパッド 4 リード 5 ボンディングワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の表面に、Cu、Ni、Co、Z
    n、Fe及びCrの1種もしくは2種以上を含有するめ
    っき皮膜を形成しためっき材において、電子線3次元粗
    さ解析装置により表面を3000倍に拡大して得られた
    めっき材表面に基づいて、算術平均粗さ(Ra)が0.
    03〜0.5μmであり、かつ 【数1】(測定から得られた試料の表面積)/(測定範
    囲の縦×横) として定義される表面積代替値が1.01〜1.1であ
    ることを特徴とする樹脂密着性に優れためっき材。
  2. 【請求項2】 前記めっき皮膜の上に、さらにニッケル
    めっき膜を有することを特徴とする請求項1の樹脂密着
    性に優れためっき材。
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