JPH10265789A - 潤滑油基油 - Google Patents

潤滑油基油

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JPH10265789A
JPH10265789A JP9325497A JP9325497A JPH10265789A JP H10265789 A JPH10265789 A JP H10265789A JP 9325497 A JP9325497 A JP 9325497A JP 9325497 A JP9325497 A JP 9325497A JP H10265789 A JPH10265789 A JP H10265789A
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oil
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康行 川原
Mikio Saitou
未来生 斎藤
Makiko Shinojima
真希子 篠島
Koji Takahashi
孝司 高橋
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New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生物学的分解性が良好な潤滑油基油を提供す
る。 【解決手段】 脂環式ポリカルボン酸と、炭素数1〜1
8の直鎖状のアルコール、炭素数3〜18の分岐状のア
ルコール又は炭素数3〜10の脂環式アルコールとの脂
環式ポリカルボン酸エステルの1種若しくは2種以上を
含有してなる潤滑油基油において、脂環式ポリカルボン
酸エステルの末端直鎖率が50%以上であることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑油基油に関
し、更に詳しくは、生分解性に優れる潤滑油基油に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題への配慮から、生分解性
の良好な潤滑剤基油として、天然油脂やその誘導体が用
いられている。例えば、建設機械の油圧作動油基油には
欧州を中心に菜種油が広く用いられている。
【0003】一方で、この菜種油系作動油は、不安定な
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等、二重結合を有
する脂肪酸を含むため酸化安定性が劣る傾向がある。こ
れに対し合成エステルは天然油脂に比べ優れた酸化安定
性を示すため、最近では良好な生分解性を併せもった合
成エステル系作動油の検討が進められている。
【0004】一般に、潤滑油に生分解性を確保しようと
するためには他の性能、即ち、潤滑性、低温流動性、耐
加水分解性、酸化安定性等の性能が損なわれる。例え
ば、合成エステルとして用いられている、トリメチロー
ルプロパンのオレイン酸エステル等のポリオールエステ
ルは生分解性に優れるが酸化安定性がかなり低い。オレ
イン酸の代わりに酸化安定性の良好な飽和脂肪酸を主成
分としたエステルは高価であり、菜種油系に比べ2倍以
上のコストがかかる。ヤシ油から誘導した混合脂肪酸メ
チルエステル及びパルミチン酸2−エチルヘキシル等の
脂肪酸モノエステルは低温流動性に劣る。
【0005】上記のごとく、酸化安定性、潤滑性、流動
性等の潤滑剤としての機能に加え、良好な生物学的分解
性を併せ持った合成エステル系の潤滑油基油の開発は途
上段階にあり、全ての性能を満足させる潤滑油基油は未
だ見いだされていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、本発明は、生物学的分解性に優れ、且つ潤滑性及び
酸化安定性も良好な潤滑油基油を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討の結果、脂環式ポリカルボン酸エ
ステル中の特定の構造を有するものが、従来からの生分
解性油であるポリオールエステルと同等あるいはそれ以
上の生分解性を示すことを見いだし、かかる知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明に係る潤滑油基油は、一般式
(1)で表される脂環式ポリカルボン酸エステルの1種
又は2種以上を含有してなる潤滑油基油において、1種
若しくは2種以上の脂環式ポリカルボン酸エステルの末
端直鎖率が50%以上であることを特徴とする(このよ
うなエステルを以下「本エステル」という)。
【0009】
【化2】 [式中、Aはシクロヘキサン環又はシクロヘキセン環を
表す。R1は水素原子又はアルキル基を表す。Xは水素
原子又は基−COOR4を表す。Yは水素原子又は基−
COOR5を表す。R2、R3、R4、R5は同一又は異な
って、炭素数1〜18の直鎖状のアルキル基、炭素数2
〜18の直鎖状のアルケニル基、炭素数3〜18の分岐
状のアルキル基又は炭素数3〜10のシクロアルキル基
を表す。]
【0010】本エステルは、所定の酸成分とアルコール
成分とを常法に従って、好ましくは窒素等の不活化ガス
雰囲気下、エステル化触媒の存在下又は無触媒下で加熱
攪拌しながらエステル化することにより調製される化合
物である。
【0011】本エステルを構成する酸成分としては、シ
クロアルカンポリカルボン酸、シクロアルケンポリカル
ボン酸及びそれらの酸無水物が挙げられ、1種若しくは
2種以上の化合物を混合して用いることが可能である。
この際、各々のカルボキシル基の置換位置は問わない。
更に、シクロアルカンポリカルボン酸又はシクロアルケ
ンポリカルボン酸分子中に、メチル基、エチル基等の炭
素数1〜18のアルキル置換基を有していても差し支え
ない。
【0012】奨励される酸成分として具体的には、1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸、4−シクロヘキセン
−1,2−ジカルボン酸、1−シクロヘキセン−1,2
−ジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、3−メチル
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、4−メチル−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、3−メチル−4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、4−メチル
−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、1,
2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,3,5−
シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4,5−シク
ロヘキサンテトラカルボン酸及びそれらの酸無水物が例
示され、中でも1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
3−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、4
−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、3−メチル−
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、4−メチ
ル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸及びそ
れらの酸無水物が好ましい。
【0013】本エステルを構成するアルコール成分とし
ては、炭素数1〜18の直鎖状飽和アルコール、炭素数
2〜18の直鎖状不飽和アルコール、炭素数3〜18の
分岐状アルコール及び炭素数3〜10のシクロアルコー
ルが挙げられる。
【0014】具体的な直鎖状アルコールとしては、メタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノー
ル、n−ペンタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタ
ノール、n−オクタノール、n−ノナノール、n−デカ
ノール、n−ウンデカノール、n−ドデカノール、n−
トリデカノール、n−テトラデカノール、n−ペンタデ
カノール、n−ヘキサデカノール、n−オクタデカノー
ル、9−オクタデセノール等が挙げられる。
【0015】具体的な分岐状アルコールとしては、具体
的に、イソプロパノール、イソブタノール、sec−ブタ
ノール、イソペンタノール、イソヘキサノール、2−メ
チルヘキサノール、1−メチルヘプタノール、2−メチ
ルヘプタノール、2−エチルヘキサノール、3,5,5
−トリメチルヘキサノール、2,6−ジメチル−4−ヘ
プタノール、イソノナノール、イソデカノール、イソウ
ンデカノール、イソトリデカノール、イソペンタデカノ
ール、イソオクタデカノール等が例示される。
【0016】具体的なシクロアルコールとしては、シク
ロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、ジメチル
シクロヘキサノール等が例示される。
【0017】本エステルのアルコール成分としては、上
記アルコールを単独でエステル化反応に供することが可
能であり、又、2種以上のアルコールを混合して用いる
ことも可能である。
【0018】一方、本エステルは、1種若しくは2種以
上の脂環式ポリカルボン酸エステルにおいて、末端直鎖
率、即ち、(エステル分子中の末端直鎖部分を構成する
炭素数/エステル分子中の総炭素数)が50%以上のエ
ステルである。
【0019】ここで、末端直鎖部分とは脂環式ポリカル
ボン酸エステル中のアルキル部分において、−(C
2l−(CH=CH)m−(CH2n−CH3(l、
m、nはそれぞれ0又は1以上の整数を表し、0≦l+
m+n≦17)で表される直鎖部分のことである。
【0020】1種の脂環式ポリカルボン酸エステルにお
いて、末端直鎖率が50%以上となるエステルを構成す
るアルコールとしては、炭素数6〜18の直鎖状アルコ
ール、炭素数5〜18の分岐鎖状アルコールにおいて分
岐部分が水酸基に近いアルコール等が挙げられる。
【0021】直鎖状アルコールを構成成分とする本エス
テルとして具体的には、1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ジペンチル、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸ジヘキシル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ
ヘプチル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジオク
チル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジノニル、
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジデシル、1,2
−シクロヘキサンジカルボン酸ジウンデシル、1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸ジドデシル、1,2−シク
ロヘキサンジカルボン酸ジトリデシル、1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸ジテトラデシル、1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸ジペンタデシル、4−シクロヘキ
セン−1,2−ジカルボン酸ジペンチル、4−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸ジヘキシル、4−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジヘプチル、4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジオクチル、4−シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジノニル、4−シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジデシル、4−シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジウンデシル、4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジドデシル、
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジトリデシ
ル、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジテト
ラデシル、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸
ジペンタデシル、3−メチル−1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸ジペンチル、3−メチル−1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸ジヘキシル、3−メチル−1,2
−シクロヘキサンジカルボン酸ジヘプチル、3−メチル
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジオクチル、3
−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジノニ
ル、3−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸
ジデシル、3−メチル−1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ジウンデシル、3−メチル−1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸ジドデシル、3−メチル−1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸ジトリデシル、3−メチル−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジテトラデシル、
3−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジペ
ンタデシル、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸ジペンチル、4−メチル−1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸ジヘキシル、4−メチル−1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸ジヘプチル、4−メチル−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジオクチル、4−
メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジノニ
ル、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸
ジデシル、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ジウンデシル、4−メチル−1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸ジドデシル、4−メチル−1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸ジトリデシル、4−メチル−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジテトラデシル、
4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジペ
ンタデシル、3−メチル−4−シクロヘキセン−1,2
−ジカルボン酸ジペンチル、3−メチル−4−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸ジヘキシル、3−メチル
−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジヘプチ
ル、3−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸ジオクチル、3−メチル−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸ジノニル、3−メチル−4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジデシル、3−メチ
ル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジウン
デシル、3−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジ
カルボン酸ジドデシル、3−メチル−4−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸ジトリデシル、3−メチル−
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジテトラデ
シル、3−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸ジペンタデシル、4−メチル−4−シクロヘキ
セン−1,2−ジカルボン酸ジペンチル、4−メチル−
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジヘキシ
ル、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸ジヘプチル、4−メチル−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸ジオクチル、4−メチル−4−シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジノニル、4−メ
チル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジデ
シル、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸ジウンデシル、4−メチル−4−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸ジドデシル、4−メチル−4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジトリデシ
ル、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸ジテトラデシル、4−メチル−4−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸ジペンタデシルよりなる群か
ら選ばれる1種若しくは2種以上のエステルが例示でき
る。
【0022】分岐鎖状アルコールを構成成分とする本エ
ステルとして具体的には、1,2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸ジ(2−エチルヘキシル)、1,2−シクロヘ
キサンジカルボン酸ジ(1−メチルヘプチル)、1,2
−シクロヘキサンジカルボン酸ジ(2−メチルヘプチ
ル)、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソウン
デシル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソト
リデシル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソ
ペンタデシル、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ
(2−ヘプチルウンデシル)、4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸ジ(2−メチルヘキシル)、4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジ(2−エチル
ヘキシル)、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン
酸ジ(1−メチルヘプチル)、4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸ジ(2−メチルヘプチル)、4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジイソウンデシ
ル、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジイソ
トリデシル、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン
酸ジイソペンタデシル、4−シクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸ジ(2−ヘプチルウンデシル)、3−メチ
ル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ(2−メチ
ルヘキシル)、3−メチル−1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸ジ(2−エチルヘキシル)、3−メチル−
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ(1−メチルヘ
プチル)、3−メチル−1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ジ(2−メチルヘプチル)、3−メチル−1,2
−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソウンデシル、3−
メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソト
リデシル、3−メチル−1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ジイソペンタデシル、3−メチル−1,2−シク
ロヘキサンジカルボン酸ジ(2−ヘプチルウンデシ
ル)、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸ジ(2−メチルヘキシル)、4−メチル−1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸ジ(2−エチルヘキシル)、
4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ
(1−メチルヘプチル)、4−メチル−1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸ジ(2−メチルヘプチル)、4−
メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソウ
ンデシル、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸ジイソトリデシル、4−メチル−1,2−シクロ
ヘキサンジカルボン酸ジイソペンタデシル、4−メチル
−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ(2−ヘプチ
ルウンデシル)、3−メチル−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸ジ(2−メチルヘキシル)、3−
メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジ
(2−エチルヘキシル)、3−メチル−4−シクロヘキ
セン−1,2−ジカルボン酸ジ(1−メチルヘプチ
ル)、3−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸ジ(2−メチルヘプチル)、3−メチル−4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジイソウンデシ
ル、3−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸ジイソトリデシル、3−メチル−4−シクロヘキ
セン−1,2−ジカルボン酸ジイソペンタデシル、3−
メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジ
(2−ヘプチルウンデシル)、4−メチル−4−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジ(2−メチルヘキシ
ル)、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸ジ(2−エチルヘキシル)、4−メチル−4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジ(1−メチル
ヘプチル)、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2
−ジカルボン酸ジ(2−メチルヘプチル)、4−メチル
−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジイソウ
ンデシル、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸ジイソトリデシル、4−メチル−4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジイソペンタデシ
ル、4−メチル−4−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸ジ(2−ヘプチルウンデシル)等が例示される。
【0023】更に、2種以上の脂環式ポリカルボン酸エ
ステルにおいて末端直鎖率が50%以上となる組成であ
れば、その組成物中の特定のエステルの末端直鎖率が5
0%未満でも差し支えない。
【0024】即ち、末端直鎖率が50%未満の脂環式ポ
リカルボン酸エステルと末端直鎖率50%以上の脂環式
ポリカルボン酸エステルとを混合したエステル組成物が
末端直鎖率50%以上の組成となれば、本発明に係る。
【0025】又、2種以上のアルコールを構成成分とす
る脂環式ポリカルボン酸混基エステルにおいても、その
末端直鎖率が50%以上であれば本発明に係る。
【0026】一方、脂環式ポリカルボン酸エステルの構
成成分であるアルコール成分中の、炭素数12〜18の
直鎖状アルコールの含有率は、好ましくは総アルコール
成分に対し50モル%以下、より好ましくは40%以
下、更に好ましくは30モル%以下である。50モル%
を越えると、直鎖状アルコールの融点が高いため得られ
たエステルの流動性が悪くなる傾向が認められる。
【0027】上記のごとく、本エステルを構成するアル
コール成分は、生分解性の面では直鎖状アルコール又は
分岐鎖が水酸基に近い分岐鎖状アルコールが優れる。従
って、本発明に係る潤滑油基油は、アルコール成分とし
て直鎖状アルコールと分岐鎖状アルコールとの混合物か
らなる混基エステル又は直鎖状アルキルエステル及び分
岐鎖状アルキルエステルの混合エステルを用いることが
より好ましい。
【0028】本発明に係る脂環式ポリカルボン酸エステ
ルは、本エステルの構成成分である上記一価アルコール
以外にも一価アルコールに二価以上の多価アルコールを
併用した架橋エステルを用いることも可能である。
【0029】多価アルコールの具体例としては、エチレ
ングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、オクタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、
ビスフェノールA、2−ブチル−2−エチルー1,3−
プロパンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3
−プロパンジオール、1,4−ベンゼンジメタノール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、グリセリン、
1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールオクタ
ン、ジトリメチロールプロパン、トリトリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル等が挙げられる。
【0030】一価アルコールと多価アルコールとを併用
してポリカルボン酸エステルを合成する場合、多価アル
コールの比率が多いと高分子量ポリマーが多量に生成
し、流動性が悪くなる。そのため総アルコール成分中の
多価アルコールの比率は50モル%以下であることが望
ましい。
【0031】多価アルコールと一価アルコールとの混合
アルコールからのエステルにおいても良好な生分解性を
得るためには、そのエステルの組成において末端直鎖率
が50%以上であることを必要とする。
【0032】更に、本発明に係る潤滑油基油は、本エス
テル以外に他の基油、例えば鉱物油、合成炭化水素油、
動植物油、本エステル以外のエステル(以下「併用エス
テル」という)、ポリエーテル及び/又はシリコーン油
の中の1種若しくは2種以上を混合することも可能であ
る。又、これらに乳化剤を加えてエマルジョンとして用
いることもできる。
【0033】鉱物油としては、通常パラフィン基系原
油、中間基系原油、ナフテン基系原油等が例示される。
【0034】合成炭化水素油としては、低分子量ポリブ
テン、低分子量ポリプロピレン、更には、炭素数8から
14のα−オレフィンオリゴマー及びこれらの水添化合
物、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン等が例示さ
れる。
【0035】動植物油としては、牛脂、豚脂、パーム
油、ヤシ油、なたね油、ひまし油等が例示される。
【0036】併用エステルとしては、パルミチン酸エス
テル、ステアリン酸エステル等の脂肪酸モノエステル
類、アジピン酸エステル、アゼライン酸エステル、セバ
シン酸エステル等の脂肪族ジエステル類、フタル酸エス
テル、トリメリット酸エステル及びポリオールエステル
等が例示される。
【0037】ポリエーテルとしては、ポリアルキレング
リコール、ポリエーテルエステル、ポリフェニルエーテ
ル等が例示される。
【0038】シリコーン油としては、ジメチルポリシロ
キサン、変性ポリシロキサン等が例示される。
【0039】潤滑油中における鉱物油、合成炭化水素
油、動植物油、併用エステル、ポリエーテル、シリコー
ン油の含有量としては、90重量%以下が推奨される。
このうち鉱物油、合成炭化水素、シリコーン油の場合、
生分解性を損なわないように20重量%以下とするのが
望ましい。又、動植物油の場合、酸化安定性を損なわな
いように50重量%以下とするのが望ましい。
【0040】本発明に係る生分解性の良好な潤滑油基油
は、切削油、研削油、引抜油、プレス加工油等の金属加
工油、油圧作動油、船外機用エンジン油、2サイクルエ
ンジン油、チェーンソー用潤滑油、圧縮機油、ギア油、
グリースをはじめ、林業、農業、建築業、採掘業及び輸
送業の機械用潤滑油のような、廃棄、漏洩などで環境汚
染が問題となっている用途に利用することが可能であ
る。更には加水分解安定性にも優れるため、水とのエマ
ルジョンや水の混入するような条件下での使用に適して
いる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明に係る潤滑油基油には、基
油の性能を向上させるために油性剤、極圧剤、粘度指数
向上剤、酸化防止剤、防錆剤、乳化剤、金属不活性剤、
金属腐食防止剤、消泡剤等の公知の添加剤の1種又は2
種以上を適宜配合することも可能である。配合量は、所
定の効果を奏する限り特に限定されるものではない。
【0042】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を詳しく説明す
る。尚、各例における潤滑油の特性は、以下の方法によ
り評価した。
【0043】動粘度 ウベローデ粘度計を用いてJIS−K−2283に準拠
して測定する。
【0044】流動点 JIS−K−2269に準拠して測定する。
【0045】潤滑性 高速四球型摩耗試験機(神鋼造機社製)を用いて、油温
75℃、回転数1200rpm、荷重30kg、時間3
0分の条件下で試験し、摩耗痕径を測定する。形成され
た摩耗痕が小さいものほど潤滑性が良好であると判断す
る。
【0046】酸化安定性試験 酸化安定性はJIS−K−2514−3.1に準拠して
行った。この際、各エステルに対し添加剤として、N−
フェニルーα−ナフチルアミン0.7重量%、p,p’
−ジオクチルジフェニルアミン0.7重量%、りん酸ト
リクレジル2.0重量%及びベンゾトリアゾール0.1
重量%を添加し試料油を調製する。試験は165.5℃
で72時間行い、試験後の試料油の酸価、粘度変化を測
定して試験前との比較を行う。又、試料油を濾過し、濾
紙に残った残査をヘキサン(100mL)で洗浄し、不
溶部をタール分(mg)とする。又、ラッカー棒に付着
した不溶タールの汚れを以下のように評価する。 ○:不溶タール分なし ×:不溶タール分あり 酸化安定性は、油の酸価上昇値が小さいもの、動粘度比
(40℃における、試験後の動粘度/試験前の動粘度)
の値が1に近いもの、不溶タール分及びラッカー棒の汚
れの少ないものが良好と判断した。
【0047】生物学的分解性試験 生物学的分解性(以下、生分解性という)は修正MIT
I法に基づき測定する。即ち、試料油、比較油各30m
gのそれぞれに基礎培養液300mL及び固形分として
30ppmの活性汚泥(都市下水処理場からの汚水を人
工下水にて順化したもの)を添加し、25℃で28日間
撹拌し、微生物が油を分解するために消費する酸素量
(生物学的酸素消費量:BOD)をクーロメーター(大
倉電気社製)で測定する。消費した酸素量と理論的酸素
消費量(総酸素消費量:TOD)との比(BOD/TO
D×100:%)を生分解率とし、生分解性を以下のよ
うに3段階に分けて評価する。 ○:生分解率が60%以上 △:生分解率が50〜60% ×:生分解率が50%未満 この値の高いものほど生分解性が良好と判断する。な
お、試験は標準サンプルであるアニリンが7日目で40
%以上、14日目で65%以上の分解率を示すときのみ
有効とした。
【0048】実施例1 4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸ジオクチル
を潤滑剤基油として用い、その生分解性、潤滑性、流動
点及び酸化安定性を評価した。得られた結果を第1表に
示す。又、当該エステルの末端直鎖部分の炭素数は16
であり、分子全体の炭素数は24であるから、その末端
直鎖率は67%である。
【0049】実施例2〜4 第1表に示したエステルを潤滑油基油として用い、その
ものの生分解性、潤滑性、流動性及び酸化安定性を評価
した。得られた結果を第1表に示す。尚、参考までに各
潤滑油基油の末端直鎖率を記載した。
【0050】比較例1 1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ(3,5,5−
トリメチルヘキシル)を潤滑剤基油として用い、その生
分解性、潤滑性、流動点及び酸化安定性を評価した。得
られた結果を第1表に示す。3,5,5−トリメチルヘ
キサノールは分岐鎖が3位及び5位に存在し、末端直鎖
部分は3つのメチル基のみである。従って、当該エステ
ルである1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジ(3,
5,5−トリメチルヘキシル)では末端直鎖部分の炭素
数は6であり、分子全体の炭素数は26であることか
ら、末端直鎖率は31%となる。
【0051】比較例2〜3 第1表で示すエステルを潤滑油基油として用い、生分解
性、潤滑性、流動性及び酸化安定性を評価した。得られ
た結果を第1表に示す。尚、参考までにエステルの末端
直鎖率を記載した。
【0052】
【表1】
【0053】実施例5 実施例1のエステル、比較例1のエステル及び実施例4
のエステルを重量比5:4:1(直鎖アルキルエステル
と分岐アルキルエステルの重量比が6:4)で混合し、
実施例5の化合物とし、生分解性、潤滑性、流動点及び
酸化安定性を評価した。得られた結果を第2表に示す。
尚、参考までに当該混合エステルの末端直鎖率を記載し
た。
【0054】実施例6 実施例1のエステルと鉱油[パラフィン系ニュートラル
油(500ニュートラル、粘度99.4mm2/s、40
℃)]とを重量比8:2で混合し、実施例6の化合物と
し、生分解性、潤滑性、流動性及び酸化安定性を評価し
た。得られた結果を第2表に示す。尚、参考までにエス
テルの末端直鎖率を記載した(鉱油は0%として計
算)。
【0055】実施例7 実施例3のエステルと市販の菜種油(粘度35.0mm2/
s、40℃)とを重量比7:3で混合し、実施例7の化
合物とし、生分解性、潤滑性、流動性及び酸化安定性を
評価した。得られた結果を第2表に示す。尚、参考まで
にエステルの末端直鎖率を記載した(菜種油の平均鎖長
17.9)。
【0056】
【表2】
【0057】比較例4 市販の菜種油をそのまま比較例4の試料とし、生分解
性、潤滑性、流動性及び酸化安定性を評価した。得られ
た結果を第2表に示す。又、参考までにエステルの末端
直鎖率を記載した(菜種油の平均鎖長17.9)。
【0058】比較例5 ヤシ油脂肪酸のC1218留分の2−エチルヘキシルエス
テル(粘度6.49mm2/s、40℃)の生分解性、潤滑
性、流動性及び酸化安定性を評価した。得られた結果を
第2表に示す。又、参考までにエステルの末端直鎖率を
記載した(ヤシ油脂肪酸の平均鎖長13.8)。
【0059】比較例6 パラフィン系ニュ−トラル油(500ニュートラル)を
そのまま比較例の試料とし、生分解性、潤滑性、流動性
及び酸化安定性を評価した。得られた結果を第2表に示
す。
【0060】実施例1〜5から明らかなように、脂環式
ポリカルボン酸エステルで末端直鎖率が50%以上であ
るものは生分解性が良好であり、潤滑性及び酸化安定性
も優れている。更に、実施例1〜3及び実施例5につい
ては十分な低温流動性を兼ね備えている。それに対し、
脂環式ポリカルボン酸エステルのうち、比較例1及び比
較例2の分岐状アルキル基のみから成るエステルは生分
解性が劣り、比較例3〜5では酸化安定性に問題があ
り、何れも潤滑油として性能のバランスに欠けることが
わかる。更に比較例6の鉱油は周知のごとく生分解性が
悪い。又、実施例6及び実施例7に示すように、脂環式
ポリカルボン酸エステルは鉱油や脂環式ポリカルボン酸
エステル以外のエステルとを、生分解性、酸化安定性の
損なわない範囲で併用できる。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る脂環式ポリカルボン酸エス
テルは、生物学的分解性に優れ、且つ潤滑性及び酸化安
定性が良好である。従って、金属加工油、機械潤滑油等
の分野で、廃棄、漏洩が問題になっている用途に利用で
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 40:20 (72)発明者 高橋 孝司 京都府京都市伏見区葭島矢倉町13番地 新 日本理化株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される脂環式ポリカル
    ボン酸エステルの1種若しくは2種以上を含有してなる
    潤滑油基油において、1種もしくは2種以上の脂環式ポ
    リカルボン酸エステルの末端直鎖率が50%以上である
    ことを特徴とする生分解性の潤滑油基油。 【化1】 [式中、Aはシクロヘキサン環又はシクロヘキセン環を
    表す。R1は水素原子又はアルキル基を表す。Xは水素
    原子又は基−COOR4を表す。Yは水素原子又は基−
    COOR5を表す。R2、R3、R4、R5は同一又は異な
    って、炭素数1〜18の直鎖状のアルキル基、炭素数2
    〜18の直鎖状のアルケニル基、炭素数3〜18の分岐
    状のアルキル基又は炭素数3〜10のシクロアルキル基
    を表す。]
  2. 【請求項2】 脂環式ポリカルボン酸エステルを構成す
    る酸成分が、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、4
    −シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、3−メチル
    −1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、4−メチル−
    1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、3−メチル−4
    −シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、4−メチル
    −4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸及びそれ
    らの無水物よりなる群から選ばれる1種若しくは2種以
    上の化合物である請求項1に記載の生分解性の潤滑油基
    油。
  3. 【請求項3】 脂環式ポリカルボン酸エステルを構成す
    るアルコール成分が、1−メチルヘプタノール、2−メ
    チルヘプタノール、イソウンデカノール、イソトリデカ
    ノール、イソペンタデカノール、2−ヘプチルウンデカ
    ノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタノール、n−オ
    クタノール、n−ノナノール、n−デカノール、n−ウ
    ンデカノール、n−ドデカノール、n−トリデカノー
    ル、n−テトラデカノール及びn−ペンタデカノールよ
    りなる群から選ばれる1種若しくは2種以上の化合物で
    ある請求項1又は請求項2に記載の生分解性の潤滑油基
    油。
  4. 【請求項4】 脂環式ポリカルボン酸エステルを構成す
    るアルコール成分中の、炭素数12〜18の直鎖状アル
    コールの割合が総アルコール成分に対し50モル%以下
    である請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の生分解
    性の潤滑油基油。
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