JPH10338894A - 軽金属用潤滑油剤 - Google Patents
軽金属用潤滑油剤Info
- Publication number
- JPH10338894A JPH10338894A JP15146797A JP15146797A JPH10338894A JP H10338894 A JPH10338894 A JP H10338894A JP 15146797 A JP15146797 A JP 15146797A JP 15146797 A JP15146797 A JP 15146797A JP H10338894 A JPH10338894 A JP H10338894A
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- Japan
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- oil
- lubricating oil
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- och
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽金属の潤滑部分の摩擦を低減させ、焼
付きを防止することができる軽金属用潤滑油剤を提供す
る。 【解決手段】 潤滑油基油に、組成物全量基準で、下記
一般式(I)で表される化合物0.1〜30重量%を配
合してなる軽金属用潤滑油剤。 R1 −X−R2 ・・・(I) (式中、R1 、R2 は炭素数6〜30のアルキル基また
はアルケニル基を示し、R1 、R2 は同じであっても異
なっていてもよい。Xは −O−、−NH−、−CO
−、−CONH−、−CH(OH)−、−OCH2 CH
2 O−、−OCH2CH2 OCH2 CH2 O−、−OC
H(CH3 )CH2 O−から選ばれる原子または原子団
を示す。)
付きを防止することができる軽金属用潤滑油剤を提供す
る。 【解決手段】 潤滑油基油に、組成物全量基準で、下記
一般式(I)で表される化合物0.1〜30重量%を配
合してなる軽金属用潤滑油剤。 R1 −X−R2 ・・・(I) (式中、R1 、R2 は炭素数6〜30のアルキル基また
はアルケニル基を示し、R1 、R2 は同じであっても異
なっていてもよい。Xは −O−、−NH−、−CO
−、−CONH−、−CH(OH)−、−OCH2 CH
2 O−、−OCH2CH2 OCH2 CH2 O−、−OC
H(CH3 )CH2 O−から選ばれる原子または原子団
を示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軽金属用潤滑油剤に
関し、更に詳しくは、アルミニウム,マグネシウム等の
軽金属用潤滑油剤に関する。
関し、更に詳しくは、アルミニウム,マグネシウム等の
軽金属用潤滑油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム,マグネシウム等の軽金属
は腐食に強く加工性も良好なことから、近年用途が急速
に拡大している。これら軽金属用の潤滑油剤に対する要
求も年々高度なものになっているが、材料の歴史は比較
的新しく、トライボロジーに関する特性も不明なところ
が多い。
は腐食に強く加工性も良好なことから、近年用途が急速
に拡大している。これら軽金属用の潤滑油剤に対する要
求も年々高度なものになっているが、材料の歴史は比較
的新しく、トライボロジーに関する特性も不明なところ
が多い。
【0003】アルミニウムやマグネシウム等の軽金属合
金に使用される潤滑剤、即ち軸受け油,ギヤ油,グリー
スなどや、金属加工油、即ち切削油,圧延油,絞り油,
打ち抜き油等にはこれまで専ら油脂,アルコール,エス
テル,脂肪酸などの所謂油性剤が使用されてきた。これ
までの油性剤の考え方は長鎖状炭化水素の末端にOH基
またはCOOR基等の極性基を有する化合物が有効とさ
れてきた。即ち、極性基が金属表面に吸着し、長鎖状炭
化水素が相手金属との摩擦を低減し焼付きを防止すると
考えられてきた。
金に使用される潤滑剤、即ち軸受け油,ギヤ油,グリー
スなどや、金属加工油、即ち切削油,圧延油,絞り油,
打ち抜き油等にはこれまで専ら油脂,アルコール,エス
テル,脂肪酸などの所謂油性剤が使用されてきた。これ
までの油性剤の考え方は長鎖状炭化水素の末端にOH基
またはCOOR基等の極性基を有する化合物が有効とさ
れてきた。即ち、極性基が金属表面に吸着し、長鎖状炭
化水素が相手金属との摩擦を低減し焼付きを防止すると
考えられてきた。
【0004】しかし需要の増加とともに、より高性能の
潤滑油剤の要求は益々高まってきており、これら軽金属
に効果的な潤滑油剤が求められている。
潤滑油剤の要求は益々高まってきており、これら軽金属
に効果的な潤滑油剤が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたもので、軽金属の潤滑部分の摩擦を低減さ
せ、焼付きを防止することができる軽金属用潤滑油剤を
提供することを目的とするものである。
らなされたもので、軽金属の潤滑部分の摩擦を低減さ
せ、焼付きを防止することができる軽金属用潤滑油剤を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、二個の長鎖アルキル基または長鎖アルケ
ニル基を有する特定の化合物を添加剤として使用するこ
とにより、本発明の目的を効果的に達成しうることを見
出し本発明を完成したものである。すなわち、本発明
は、潤滑油基油に、組成物全量基準で、下記一般式
(I)で表される化合物0.1〜30重量%を配合して
なる軽金属用潤滑油剤である。 R1 −X−R2 ・・・(I) (式中、R1 、R2 は炭素数6〜30のアルキル基また
はアルケニル基を示し、R1 、R2 は同じであっても異
なっていてもよい。Xは −O−、−NH−、−CO
−、−CONH−、−CH(OH)−、−OCH2 CH
2 O−、−OCH2CH2 OCH2 CH2 O−、−OC
H(CH3 )CH2 O−から選ばれる原子または原子団
を示す。)
を重ねた結果、二個の長鎖アルキル基または長鎖アルケ
ニル基を有する特定の化合物を添加剤として使用するこ
とにより、本発明の目的を効果的に達成しうることを見
出し本発明を完成したものである。すなわち、本発明
は、潤滑油基油に、組成物全量基準で、下記一般式
(I)で表される化合物0.1〜30重量%を配合して
なる軽金属用潤滑油剤である。 R1 −X−R2 ・・・(I) (式中、R1 、R2 は炭素数6〜30のアルキル基また
はアルケニル基を示し、R1 、R2 は同じであっても異
なっていてもよい。Xは −O−、−NH−、−CO
−、−CONH−、−CH(OH)−、−OCH2 CH
2 O−、−OCH2CH2 OCH2 CH2 O−、−OC
H(CH3 )CH2 O−から選ばれる原子または原子団
を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本発明の潤滑油剤において、潤滑油基油として
鉱油及び/又は合成油が用いられる。この鉱油や合成油
については、一般に潤滑油の基油として用いられている
ものであればよく、特に制限はないが、40℃における
動粘度が1.5〜500mm2 /sの範囲にあるものが
好ましい。潤滑油剤は用途に応じて適当な粘度のものを
使用することが効果的である。即ち、金属加工油や小型
高速軸受油には1.5〜50mm2 /sのものが好まし
く、小型歯車,中速軸受油には30〜150mm2 /s
のものが好ましく、大型歯車や大型低速軸受油には10
0〜400mm2 /sのものが好ましい。またこの基油
の低温流動性の指標である流動点については特に制限は
ないが、−10℃以下であるのが好ましい。
明する。本発明の潤滑油剤において、潤滑油基油として
鉱油及び/又は合成油が用いられる。この鉱油や合成油
については、一般に潤滑油の基油として用いられている
ものであればよく、特に制限はないが、40℃における
動粘度が1.5〜500mm2 /sの範囲にあるものが
好ましい。潤滑油剤は用途に応じて適当な粘度のものを
使用することが効果的である。即ち、金属加工油や小型
高速軸受油には1.5〜50mm2 /sのものが好まし
く、小型歯車,中速軸受油には30〜150mm2 /s
のものが好ましく、大型歯車や大型低速軸受油には10
0〜400mm2 /sのものが好ましい。またこの基油
の低温流動性の指標である流動点については特に制限は
ないが、−10℃以下であるのが好ましい。
【0008】このような鉱油,合成油は各種のものがあ
り、用途などに応じて適宜選定すればよい。鉱油として
は、例えばパラフィン基系鉱油,ナフテン系鉱油,中間
基系鉱油などが挙げられ、具体例としては、溶剤精製ま
たは水添精製による軽質ニュートラル油,中質ニュート
ラル油,重質ニュートラル油,ブライトストックなどを
挙げることができる。
り、用途などに応じて適宜選定すればよい。鉱油として
は、例えばパラフィン基系鉱油,ナフテン系鉱油,中間
基系鉱油などが挙げられ、具体例としては、溶剤精製ま
たは水添精製による軽質ニュートラル油,中質ニュート
ラル油,重質ニュートラル油,ブライトストックなどを
挙げることができる。
【0009】一方合成油としては、例えば、ポリα−オ
レフィン,α−オレフィンコポリマー,ポリブテン,ア
ルキルベンゼン,ポリオールエステル,二塩基酸エステ
ル,ポリオキシアルキレングリコール,ポリオキシアル
キレングリコールエステル,ポリオキシアルキレングリ
コールエーテル,ヒンダードエステル,シリコーンオイ
ルなどを挙げることができる。
レフィン,α−オレフィンコポリマー,ポリブテン,ア
ルキルベンゼン,ポリオールエステル,二塩基酸エステ
ル,ポリオキシアルキレングリコール,ポリオキシアル
キレングリコールエステル,ポリオキシアルキレングリ
コールエーテル,ヒンダードエステル,シリコーンオイ
ルなどを挙げることができる。
【0010】これらの基油は、それぞれ単独で、あるい
は二種以上を組み合わせて使用することができ、鉱油と
合成油を組み合わせて使用してもよい。次に、潤滑油基
油に配合される前記一般式(I)で表される化合物につ
いて説明する。一般式(I)中で、R1 、R2 は炭素数
6〜30のアルキル基またはアルケニル基を示し、直鎖
状でも分岐鎖状でもよい。中でも、炭素数8〜22のも
のが好ましい。
は二種以上を組み合わせて使用することができ、鉱油と
合成油を組み合わせて使用してもよい。次に、潤滑油基
油に配合される前記一般式(I)で表される化合物につ
いて説明する。一般式(I)中で、R1 、R2 は炭素数
6〜30のアルキル基またはアルケニル基を示し、直鎖
状でも分岐鎖状でもよい。中でも、炭素数8〜22のも
のが好ましい。
【0011】Xが酸素の場合、即ち−O−で示されるエ
ーテル化合物の場合、好ましい化合物として、ジn−オ
クチルエーテル,ジn−ノニルエーテル,ジn−デシル
エーテル,ジn−ウンデシルエーテル,ジn−ドデシル
エーテル,ジn−トリデシルエーテル,ジn−テトラデ
シルエーテル,ジn−ペンタデシルエーテル,ジn−ヘ
キサデシルエーテル,ジn−ヘプタデシルエーテル,ジ
n−オクタデシルエーテル,ジn−ノナデシルエーテ
ル,ジn−エイコシルエーテルなどを挙げることができ
る。
ーテル化合物の場合、好ましい化合物として、ジn−オ
クチルエーテル,ジn−ノニルエーテル,ジn−デシル
エーテル,ジn−ウンデシルエーテル,ジn−ドデシル
エーテル,ジn−トリデシルエーテル,ジn−テトラデ
シルエーテル,ジn−ペンタデシルエーテル,ジn−ヘ
キサデシルエーテル,ジn−ヘプタデシルエーテル,ジ
n−オクタデシルエーテル,ジn−ノナデシルエーテ
ル,ジn−エイコシルエーテルなどを挙げることができ
る。
【0012】Xが−NH−で示される第二級アミン化合
物の場合、好ましい化合物として、ジn−オクチルアミ
ン,ジn−ノニルアミン,ジn−デシルアミン,ジn−
ウンデシルアミン,ジn−ドデシルアミン,ジn−トリ
デシルアミン,ジn−テトラデシルアミン,ジn−ペン
タデシルアミン,ジn−ヘキサデシルアミン,ジn−ヘ
プタデシルアミン,ジn−オクタデシルアミン,ジn−
ノナデシルアミン,ジn−エイコシルアミンなどを挙げ
ることができる。
物の場合、好ましい化合物として、ジn−オクチルアミ
ン,ジn−ノニルアミン,ジn−デシルアミン,ジn−
ウンデシルアミン,ジn−ドデシルアミン,ジn−トリ
デシルアミン,ジn−テトラデシルアミン,ジn−ペン
タデシルアミン,ジn−ヘキサデシルアミン,ジn−ヘ
プタデシルアミン,ジn−オクタデシルアミン,ジn−
ノナデシルアミン,ジn−エイコシルアミンなどを挙げ
ることができる。
【0013】Xが−CO−で示されるケトン化合物の場
合、好ましい化合物として、9−ヘプタデカノン,10
−ノナデカノン,11−ヘンエイコサノン,12−トリ
コサノン,13−ペンタコサノン,14−ヘプタコサノ
ン,15−ノナコサノン,16−ヘントリアコンタノン
などを挙げることができる。
合、好ましい化合物として、9−ヘプタデカノン,10
−ノナデカノン,11−ヘンエイコサノン,12−トリ
コサノン,13−ペンタコサノン,14−ヘプタコサノ
ン,15−ノナコサノン,16−ヘントリアコンタノン
などを挙げることができる。
【0014】Xが−CONH−で示される酸アミド化合
物の場合、好ましい化合物として、N−オクチルオクタ
ン酸アミド,N−ノニルノナン酸アミド,N−デシルデ
カン酸アミド,N−ウンデシルウンデカン酸アミド,N
−ドデシルドデカン酸アミド,N−トリデシルトリデカ
ン酸アミド,N−テトラデシルテトラデカン酸アミド,
N−ペンタデシルペンタデカン酸アミド,N−ヘプタデ
シルヘプタデカン酸アミド,N−オクタデシルオクタデ
カン酸アミド,N−オレイルオレイン酸アミド,N−ノ
ナデシルノナン酸アミド,N−エイコシルエイコサン酸
アミドなどを挙げることができる。
物の場合、好ましい化合物として、N−オクチルオクタ
ン酸アミド,N−ノニルノナン酸アミド,N−デシルデ
カン酸アミド,N−ウンデシルウンデカン酸アミド,N
−ドデシルドデカン酸アミド,N−トリデシルトリデカ
ン酸アミド,N−テトラデシルテトラデカン酸アミド,
N−ペンタデシルペンタデカン酸アミド,N−ヘプタデ
シルヘプタデカン酸アミド,N−オクタデシルオクタデ
カン酸アミド,N−オレイルオレイン酸アミド,N−ノ
ナデシルノナン酸アミド,N−エイコシルエイコサン酸
アミドなどを挙げることができる。
【0015】Xが−CH(OH)−で示されるアルコー
ル化合物の場合、好ましい化合物としては、9−ヘプタ
デカノール,10−ノナデカノール,11−ヘンエイコ
サノール,12−トリコサノール,13−ペンタコサノ
ール,14−ヘプタコサノール,15−ノナコサノー
ル,16−ヘントリアコンタノールなどを挙げることが
できる。
ル化合物の場合、好ましい化合物としては、9−ヘプタ
デカノール,10−ノナデカノール,11−ヘンエイコ
サノール,12−トリコサノール,13−ペンタコサノ
ール,14−ヘプタコサノール,15−ノナコサノー
ル,16−ヘントリアコンタノールなどを挙げることが
できる。
【0016】Xが−OCH2 CH2 O−で示されるエチ
レングリコール化合物の場合、好ましい化合物として
は、エチレングリコールジn−オクチルエーテル,エチ
レングリコールジn−ノニルエーテル,エチレングリコ
ールジn−デシルエーテル,エチレングリコールジn−
ウンデシルエーテル,エチレングリコールジn−ドデシ
ルエーテル,エチレングリコールジn−トリデシルエー
テル,エチレングリコールジn−テトラデシルエーテ
ル,エチレングリコールジn−ペンタデシルエーテル,
エチレングリコールジn−ヘキサデシルエーテル,エチ
レングリコールジn−ヘプタデシルエーテル,エチレン
グリコールジn−オクタデシルエーテルなどを挙げるこ
とができる。
レングリコール化合物の場合、好ましい化合物として
は、エチレングリコールジn−オクチルエーテル,エチ
レングリコールジn−ノニルエーテル,エチレングリコ
ールジn−デシルエーテル,エチレングリコールジn−
ウンデシルエーテル,エチレングリコールジn−ドデシ
ルエーテル,エチレングリコールジn−トリデシルエー
テル,エチレングリコールジn−テトラデシルエーテ
ル,エチレングリコールジn−ペンタデシルエーテル,
エチレングリコールジn−ヘキサデシルエーテル,エチ
レングリコールジn−ヘプタデシルエーテル,エチレン
グリコールジn−オクタデシルエーテルなどを挙げるこ
とができる。
【0017】Xが−OCH2 CH2 OCH2 CH2 O−
で示されるジエチレングリコールエーテル化合物の場
合、好ましい化合物としては、ジエチレングリコールジ
n−オクチルエーテル,ジエチレングリコールジn−ノ
ニルエーテル,ジエチレングリコールジn−デシルエー
テル,ジエチレングリコールジn−ウンデシルエーテ
ル,ジエチレングリコールジn−ドデシルエーテル,ジ
エチレングリコールジn−トリデシルエーテル,ジエチ
レングリコールジn−テトラデシルエーテル,ジエチレ
ングリコールジn−ペンタデシルエーテル,ジエチレン
グリコールジn−ヘキサデシルエーテル,ジエチレング
リコールジn−ヘプタデシルエーテル,ジエチレングリ
コールジn−オクタデシルエーテルなどを挙げることが
できる。
で示されるジエチレングリコールエーテル化合物の場
合、好ましい化合物としては、ジエチレングリコールジ
n−オクチルエーテル,ジエチレングリコールジn−ノ
ニルエーテル,ジエチレングリコールジn−デシルエー
テル,ジエチレングリコールジn−ウンデシルエーテ
ル,ジエチレングリコールジn−ドデシルエーテル,ジ
エチレングリコールジn−トリデシルエーテル,ジエチ
レングリコールジn−テトラデシルエーテル,ジエチレ
ングリコールジn−ペンタデシルエーテル,ジエチレン
グリコールジn−ヘキサデシルエーテル,ジエチレング
リコールジn−ヘプタデシルエーテル,ジエチレングリ
コールジn−オクタデシルエーテルなどを挙げることが
できる。
【0018】Xが−OCH(CH3 )CH2 O−で示さ
れるプロピレングリコールエーテル化合物の場合、プロ
ピレングリコールジn−オクチルエーテル,プロピレン
グリコールジn−ノニルエーテル,プロピレングリコー
ルジn−デシルエーテル,プロピレングリコールジn−
ウンデシルエーテル,プロピレングリコールジn−ドデ
シルエーテル,プロピレングリコールジn−トリデシル
エーテル,プロピレングリコールジn−テトラデシルエ
ーテル,プロピレングリコールジn−ペンタデシルエー
テル,プロピレングリコールジn−ヘキサデシルエーテ
ル,プロピレングリコールジn−ヘプタデシルエーテ
ル,プロピレングリコールジn−オクタデシルエーテル
などを挙げることができる。
れるプロピレングリコールエーテル化合物の場合、プロ
ピレングリコールジn−オクチルエーテル,プロピレン
グリコールジn−ノニルエーテル,プロピレングリコー
ルジn−デシルエーテル,プロピレングリコールジn−
ウンデシルエーテル,プロピレングリコールジn−ドデ
シルエーテル,プロピレングリコールジn−トリデシル
エーテル,プロピレングリコールジn−テトラデシルエ
ーテル,プロピレングリコールジn−ペンタデシルエー
テル,プロピレングリコールジn−ヘキサデシルエーテ
ル,プロピレングリコールジn−ヘプタデシルエーテ
ル,プロピレングリコールジn−オクタデシルエーテル
などを挙げることができる。
【0019】本発明においては、前記一般式(I)で表
される化合物は一種用いてもよく、二種以上を用いても
よい。また、その配合量は、組成物全量基準で、0.1
〜30重量%の範囲で、1〜20重量%の範囲が好まし
い。0.1重量%未満では、本発明の目的を達成できな
い。また、30重量%を超えても、配合量に相当する効
果が得られない。
される化合物は一種用いてもよく、二種以上を用いても
よい。また、その配合量は、組成物全量基準で、0.1
〜30重量%の範囲で、1〜20重量%の範囲が好まし
い。0.1重量%未満では、本発明の目的を達成できな
い。また、30重量%を超えても、配合量に相当する効
果が得られない。
【0020】本発明の組成物は、潤滑油基油に前記一般
式(I)で表される化合物を配合することにより得られ
るが、通常、潤滑油剤としての基本的な性能を維持する
ために、本発明の目的を阻害しない範囲で油性剤,極圧
剤,分散剤,腐食防止剤,酸化防止剤,消泡剤などの各
種公知の添加剤を適宜配合することができる。
式(I)で表される化合物を配合することにより得られ
るが、通常、潤滑油剤としての基本的な性能を維持する
ために、本発明の目的を阻害しない範囲で油性剤,極圧
剤,分散剤,腐食防止剤,酸化防止剤,消泡剤などの各
種公知の添加剤を適宜配合することができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 実施例1〜3,比較例1,2及び参考例 第1表に示す割合で、基油に各添加剤を配合し、実施例
及び比較例の潤滑油剤を調製した。これら実施例と比較
例の油剤につき、下記の要領で潤滑特性を評価した。そ
の結果を第1表に示す。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 実施例1〜3,比較例1,2及び参考例 第1表に示す割合で、基油に各添加剤を配合し、実施例
及び比較例の潤滑油剤を調製した。これら実施例と比較
例の油剤につき、下記の要領で潤滑特性を評価した。そ
の結果を第1表に示す。
【0022】〔評価条件〕 試験機:ファレックス摩擦試験機(ASTM D−32
33) ピン材質:JIS H−4040 ブロック材質:ファレックス摩擦試験用標準ブロック ならし荷重:220N ならし時間:1分 評価項目:焼き付き荷重(N),1000Nにおける摩
擦係数,2000Nにおける摩擦係数
33) ピン材質:JIS H−4040 ブロック材質:ファレックス摩擦試験用標準ブロック ならし荷重:220N ならし時間:1分 評価項目:焼き付き荷重(N),1000Nにおける摩
擦係数,2000Nにおける摩擦係数
【0023】
【表1】
【0024】第1から明らかなように、実施例の油剤は
比較例に比較して、焼付き荷重は同等で大きく、摩擦係
数は低いことがわかる。
比較例に比較して、焼付き荷重は同等で大きく、摩擦係
数は低いことがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明の軽金属用潤滑油剤は、軽金属の
潤滑部分の摩擦を低減させ、焼付きを防止することがで
き、潤滑剤や金属加工油剤に有効に使用される。
潤滑部分の摩擦を低減させ、焼付きを防止することがで
き、潤滑剤や金属加工油剤に有効に使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 129:24 133:06 133:16) C10N 30:06 40:02 40:24
Claims (1)
- 【請求項1】 潤滑油基油に、組成物全量基準で、下記
一般式(I)で表される化合物0.1〜30重量%を配
合してなる軽金属用潤滑油剤。 R1 −X−R2 ・・・(I) (式中、R1 、R2 は炭素数6〜30のアルキル基また
はアルケニル基を示し、R1 、R2 は同じであっても異
なっていてもよい。Xは −O−、−NH−、−CO
−、−CONH−、−CH(OH)−、−OCH2 CH
2 O−、−OCH2CH2 OCH2 CH2 O−、−OC
H(CH3 )CH2 O−から選ばれる原子または原子団
を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15146797A JPH10338894A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 軽金属用潤滑油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15146797A JPH10338894A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 軽金属用潤滑油剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338894A true JPH10338894A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15519173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15146797A Pending JPH10338894A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 軽金属用潤滑油剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10338894A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009007504A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Japan Energy Corp | 表面処理剤及びそれを用いた処理方法 |
JP5729855B2 (ja) * | 2007-08-10 | 2015-06-03 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 表面処理剤、表面処理方法および機械部品 |
CN114526435A (zh) * | 2020-11-23 | 2022-05-24 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 用于轻金属成形的前处理方法及装置 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15146797A patent/JPH10338894A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009007504A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Japan Energy Corp | 表面処理剤及びそれを用いた処理方法 |
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