JPH10265025A - ガラス基板ズレ測定装置 - Google Patents

ガラス基板ズレ測定装置

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Publication number
JPH10265025A
JPH10265025A JP7308397A JP7308397A JPH10265025A JP H10265025 A JPH10265025 A JP H10265025A JP 7308397 A JP7308397 A JP 7308397A JP 7308397 A JP7308397 A JP 7308397A JP H10265025 A JPH10265025 A JP H10265025A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
hand
beam spot
optical system
linear movement
Prior art date
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Withdrawn
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JP7308397A
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English (en)
Inventor
Seinosuke Mizuno
征之助 水野
Katsuhiko Kato
克彦 加藤
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Asyst Japan Inc
Original Assignee
Asyst Japan Inc
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Filing date
Publication date
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的構造の簡素化及び小スペース化を図る
こと。 【解決手段】 二つの測定光学系10及び11は、収納
カセット5内に水平状態で複数段に収納されている長方
形状のガラス基板61の端面61a近傍に配され、各ガ
ラス基板取り出しのために収納カセット5に向けて搬送
ロボットのハンド1を直線移動させる直前におけるハン
ド1の姿勢を決定する。各測定光学系10又は11にお
いて、光源位置と、正しい収納位置にあるガラス基板端
面61aにおいてビームスポットが写るビームスポット
基準位置P1b又はP2bとが互いに共役となるよう構
成され、かつ、ビームスポット基準位置P1b又はP2
bと固体撮像素子位置とが互いに共役となるよう構成さ
れる。ハンド1の仮想中心線CL1がガラス基板61の
仮想中心線CL2と一致するように直線移動直前のハン
ド1の姿勢を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルなどに
使用されるガラス基板の少なくとも角度ズレを測定する
ためのガラス基板ズレ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶パネル等の製造ラインの工
程中に、収納カセット内に水平状態で多段収納されてい
る個々のガラス基板を搬送ロボットにより取り出して処
理室内にセットし、この処理室内でガラス基板に対し所
定の処理例えばスパッタリング等を施し、この処理が終
了すると、ガラス基板を搬送ロボットによって別の収納
カセット又は元の収納カセット内に収納し、次の工程に
備えるガラス基板取出、収納工程がある。
【0003】このようなガラス基板取出、収納工程にお
いては、処理室内にガラス基板を正しくセットした状態
で上記所定の処理を行なう必要があるため、収納カセッ
ト内からガラス基板を取り出す際、搬送ロボットのハン
ドが、正規の位置(ガラス基板を処理室内に正しくセッ
トするために要求される、ハンドによって保持されるべ
きガラス基板の位置)でガラス基板を保持して取り出す
ことが要求される。
【0004】このような要求に応えるために、通常次の
ような対応策、すなわち、実工程に先立ち、まずガラ
ス基板を収納カセット内に正しい収納位置で収納してお
き、この状態で、搬送ロボットのハンドに対し、ガラス
基板をその正規の位置で保持して取り出す作業をティー
チングしておき、その後の実工程において、収納カセ
ット内に収納されているガラス基板の正しい収納位置か
らのズレを測定し、上記ティーチングにより記憶されて
いるハンドの動きを、上記測定されたズレに基づいてガ
ラス基板の位置に適合した動きに補正することにより、
ガラス基板取出時にハンドがガラス基板をその正規の位
置で保持して取り出すことができるようにする対応策が
講じられている。
【0005】ここで、ガラス基板ズレ測定装置、すなわ
ち、実工程において収納カセット内に収納されているガ
ラス基板の正しい収納位置からのズレを測定するための
ガラス基板ズレ測定装置、の従来例としては、図5及び
図6に示すものが知られている。
【0006】図5及び図6に示すガラス基板ズレ測定装
置は、搬送ロボットのハンド(ロボットハンド)1とは
別個のズレ測定用ハンド2の上面に、左右方向(X軸方
向)に所定間隔Lを置いて2組の光センサ3と4(各
々、一対の発光素子3a又は4aと受光素子3b又は4
bとからなる。)を配置し、ロボットハンド1が収納カ
セット5内に水平状態で複数段に収納されているガラス
基板61、62、63、…、6mを取り出す前に、次の
(1) から(n+2) までの順序でズレ測定用ハンド2を動作
させることによって各ガラス基板61、62、63、
…、6nの角度ズレΔθを測定している。
【0007】(1) 最初に、停止位置にあるズレ測定用ハ
ンド2をX軸方向に前進させて最上段のガラス基板61
の下方へ侵入させる。そして、2組の光センサ3、4の
各発光素子3a、4aの光がガラス基板61の下面によ
って反射され各受光素子3b、4bで受光されることに
よって受光素子3b、4bがいずれもオンすると、ズレ
測定用ハンド2の前進を停止させる。
【0008】(2) 次に、ズレ測定用ハンド2を後退さ
せ、停止させる。
【0009】(3) 次に、ズレ測定用ハンド2をZ軸方向
に沿って、上から二段目のガラス基板62の下方からズ
レ測定用ハンド2を侵入させることができる高さ位置ま
で下降させる。
【0010】(4) 次に、最上段のガラス基板61に対し
て行なった動作と同様、ズレ測定用ハンド2をX軸方向
に前進させて上から二段目のガラス基板62の下方へ侵
入させ、受光素子3b、4bがいずれもオンすると、前
進を停止させる。
【0011】(5) 次に、ズレ測定用ハンド2を後退さ
せ、停止させる。
【0012】(6) 次に、ズレ測定用ハンド2をZ軸方向
に沿って、上から三段目のガラス基板63の下方からズ
レ測定用ハンド2を侵入させることができる高さ位置ま
で下降させる。
【0013】(7) 次に、最上段及び上から二段目のガラ
ス基板61と62に対して行なった動作と同様、ズレ測
定用ハンド2をX軸方向に前進させて上から三段目のガ
ラス基板63の下方へ侵入させ、受光素子3b、4bが
いずれもオンすると、前進を停止させる。
【0014】(8) 次に、ズレ測定用ハンド2を後退さ
せ、停止させる。以後、上から四段目以降のガラス基板
に対して、ズレ測定用ハンド2を上記と同様に動作させ
る。
【0015】(n) そして、最下段のガラス基板6mに対
して、ズレ測定用ハンド2をX軸方向に前進させて最下
段のガラス基板6mの下方へ侵入させ、受光素子3b、
4bがいずれもオンすると、前進を停止させる。
【0016】(n+1) 次に、ズレ測定用ハンド2を後退さ
せ、停止させる。
【0017】(n+2) 最後に、ズレ測定用ハンド2をZ軸
方向に沿って上昇させ、元の停止位置で停止させる。
【0018】なお、上記の説明における(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、…(n)、(n+1)、(n+2) は図5中に示
したズレ測定用ハンド2の動作順序を示す同一符号と1
対1に対応させてある。
【0019】上述した一連のズレ測定用ハンド2の動作
の間、各段毎のガラス基板61、62、63、…、6m
に対する受光素子3b、4bの検出信号は図示しない制
御回路に入力される。制御回路は、各受光素子3b、4
bがオンしたタイミング及び光センサ3と4との距離L
に基づいて各段毎のガラス基板61、62、63、…6
mの角度ズレΔθを演算する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガラス基板ズレ測定装置によると、ズレ測定用ハン
ド2が上述したような複雑な動きをしているため、ズレ
測定用ハンドを駆動する機械的構造が複雑になり、ま
た、ズレ測定用ハンドが前後方向(X軸方向)に移動す
ることからガラス基板ズレ測定装置が占めるスペースが
比較的大きいという問題があった。
【0021】本発明は、上記問題点を解決し、機械的構
造の簡素化及び小スペース化を図ることができるガラス
基板ズレ測定装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によるガラス基板
ズレ測定装置は、請求項1に記載されるように、収納カ
セット内に水平状態で複数段に収納されている長方形状
のガラス基板の端面近傍に配され、前記各ガラス基板取
り出しのために前記収納カセットに向けて搬送ロボット
のハンドを直線移動させる直前における前記ハンドの姿
勢を決定するための二つの測定光学系を備え、各々の測
定光学系は、光源と、前記光源からの入射光からビーム
スポットを生成し前記ガラス基板端面に写す照射側光学
系と、固体撮像素子と、前記ガラス基板端面に写ってい
るビームスポットを前記固体撮像素子に結像させる撮像
側光学系とを備え、前記照射側光学系は、前記光源位置
と、正しい収納位置にあるガラス基板端面においてビー
ムスポットが写るビームスポット基準位置とが互いに共
役となるよう構成され、かつ、前記撮像側光学系は、前
記ビームスポット基準位置と前記固体撮像素子位置とが
互いに共役となるよう構成され、前記ハンドの仮想中心
線が前記ガラス基板の仮想中心線と一致するように前記
直線移動直前の前記ハンドの姿勢を決定することを特徴
とする。
【0023】また、本発明によるガラス基板ズレ測定装
置は、請求項2に記載されるように、収納カセット内に
水平状態で複数段に収納されている長方形状のガラス基
板の互いに隣り合う端面近傍に配され、前記各ガラス基
板取り出しのために前記収納カセットに向けて搬送ロボ
ットのハンドを直線移動させる直前における前記ハンド
の姿勢、及び、前記ハンドの直線移動の終了位置をそれ
ぞれ決定するための三つの測定光学系を備え、各々の測
定光学系は、光源と、前記光源からの入射光からビーム
スポットを生成し前記ガラス基板端面に写す照射側光学
系と、固体撮像素子と、前記ガラス基板端面に写ってい
るビームスポットを前記固体撮像素子に結像させる撮像
側光学系とを備え、前記照射側光学系は、前記光源位置
と、正しい収納位置にあるガラス基板端面においてビー
ムスポットが写るビームスポット基準位置とが互いに共
役となるよう構成され、かつ、前記撮像側光学系は、前
記ビームスポット基準位置と前記固体撮像素子位置とが
互いに共役となるよう構成され、前記ハンドの仮想中心
線が前記ガラス基板の仮想中心線と一致するように前記
直線移動直前の前記ハンドの姿勢を決定するとともに、
前記ハンドの直線移動の終了位置を決定することを特徴
とする。
【0024】また、本発明によるガラス基板ズレ測定装
置は、請求項3に記載されるように、請求項1又は請求
項2において、前記固体撮像素子はCCDラインセンサ
により構成されることを特徴とする。
【0025】また、本発明によるガラス基板ズレ測定装
置は、請求項4に記載されるように、請求項1、請求項
2、請求項3のいずれかにおいて、前記光源はレーザ光
源であることを特徴とする。
【0026】
【発明の作用効果】請求項1に記載の本発明は、照射側
光学系において、光源位置と、正しい収納位置にあるガ
ラス基板端面においてビームスポットが写るビームスポ
ット基準位置とが互いに共役となるよう構成され、か
つ、撮像側光学系において、ビームスポット基準位置と
固体撮像素子位置とが互いに共役となるよう構成され、
各段のガラス基板の端面に二つのビームスポットを写
し、二つのビームスポットを各々対応する固体撮像素子
に結像させることを特徴としている。
【0027】このため、ガラス基板端面に角度ズレが生
じている場合であっても、そのガラス基板端面に写るビ
ームスポット位置がビームスポット基準位置と一致して
いる限り、固体撮像素子における結像位置は、ガラス基
板が正しい収納位置にあるときの結像位置と同じ位置に
なる。また、ガラス基板端面が正しい収納位置に対して
照射光学系の前後方向にズレを生じている場合には、固
体撮像素子における結像位置は、ガラス基板が正しい収
納位置にあるときの結像位置を中心としてこのズレの方
向に応じかつこのズレの大きさに応じた距離だけ離れた
位置となる。
【0028】したがって、請求項1に記載の本発明によ
ると、二つの測定光学系をガラス基板に向かって前進、
後退させなくてもガラス基板の角度ズレを測定でき、ハ
ンドの直線移動直前の姿勢を決定することができる。そ
して、全段のガラス基板に対し、二つの測定光学系を上
下方向(Z軸方向)のみに移動させることによって全段
のガラス基板に対するハンドの直線移動直前の姿勢を決
定することが可能になる。
【0029】よって、請求項1に記載の本発明による
と、ガラス基板ズレ測定装置の機械的構造の簡素化及び
小スペース化を図ることができる。
【0030】また、請求項2に記載の本発明は、各段の
ガラス基板の互いに隣り合う二つの端面に三つのビーム
スポットを写し、三つのビームスポットを固体撮像素子
に結像させ、三つの結像位置に基づいて、ハンドの直線
移動直前の姿勢を決定するとともに、ハンドの直線移動
の終了位置を決定するよう構成したことを特徴とする。
【0031】このため、三つの測定光学系における各測
定光学系は、請求項1に記載の発明と同様、ガラス基板
端面に角度ズレが生じている場合であっても、そのガラ
ス基板端面に写るビームスポット位置がビームスポット
基準位置と一致している限り、固体撮像素子における結
像位置は、ガラス基板が正しい収納位置にあるときの結
像位置と同じ位置になる。また、ガラス基板端面が正し
い収納位置に対して照射光学系の前後方向にズレを生じ
ている場合には、固体撮像素子における結像位置は、ガ
ラス基板が正しい収納位置にあるときの結像位置を中心
としてこのズレの方向に応じかつこのズレの大きさに応
じた距離だけ離れた位置となる。したがって、三つの測
定光学系をガラス基板に向かって前進、後退させなくて
もガラス基板の三点の位置を測定でき、この測定結果に
基づき、ハンドの直線移動直前の姿勢及びハンドの直線
移動の終了位置を決定することができる。
【0032】したがって、請求項2に記載の本発明によ
ると、全段のガラス基板に対し、三つの測定光学系を上
下方向(Z軸方向)のみに移動させることによって全段
のガラス基板に対するハンドの直線移動直前の姿勢を決
定することが可能になり、このため、機械的構造の簡素
化及び小スペース化を図ることができる。さらに、ハン
ドによるガラス基板取り出し作業開始前にハンドの直線
移動の終了位置を決定することができるため、ガラス基
板取出作業中にハンドの直線移動の終了位置を決定する
場合と比べ、ハンドをガラス基板取出位置まで円滑に移
動させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0034】図1は、第1実施例によるガラス基板ズレ
測定装置の概念図、図2は、図1図示A矢視図、図3
は、一つの測定光学系の概念図である。
【0035】図1〜図3において、収納カセット5内に
は、複数枚の長方形状のガラス基板61、62、…、6
mが水平状態で複数段に収納されている。
【0036】ガラス基板61の端面61a近傍には、二
つの測定光学系10、11が共通の駆動機構12によっ
て上下方向(Z軸方向)に上昇、下降可能なように配さ
れている。
【0037】各々の測定光学系10又は11は、光源1
0a又は11a例えばレーザ光源と、光源10a又は1
1aからの入射光からビームスポットを生成しガラス基
板端面例えば61aに写す照射側光学系10b又は11
bと、固体撮像素子10c又は11c例えばCCDライ
ンセンサと、ガラス基板端面61aに写っているビーム
スポットを固体撮像素子10c又は11cに結像させる
撮像側光学系10d又は11dとを備える。
【0038】照射側光学系10b又は11bは、光源位
置P1a又はP2aと、正しい収納位置にあるガラス基
板例えば61(図1に実線で示したガラス基板)の端面
61aにおいてビームスポットが写るビームスポット基
準位置P1b又はP2bとが互いに共役となるよう構成
されている。ここで、固体撮像素子10c又は11cが
CCDラインセンサである場合、図3に示すように、照
射側光学系10b又は11bに円筒レンズ10e又は1
1eを配し、上下方向に縦長なビームスポットを生成す
るようにすると、ビームスポットがCCDラインセンサ
に結像される割合が増大するようになる。なお、固体撮
像素子10c又は11cがCCDエリアセンサである場
合には、このような円筒レンズ10e又は11eを設け
る意義は薄いものとなる。
【0039】また、撮像側光学系10d又は11dは、
ビームスポット基準位置P1b又はP2bと固体撮像素
子10c又は11cの位置P1c又はP2cとが互いに
共役となるよう構成されている。
【0040】このように、照射側光学系10b又は11
bにより光源位置P1a又はP2aとビームスポット基
準位置P1b又はP2bとが互いに共役となり、さら
に、撮像側光学系10d又は11dと固体撮像素子位置
P1c又はP2cとが互いに共役となっている。このた
め、図3に二点鎖線で示すように、ガラス基板端面61
aに角度ズレが生じている場合であっても、そのガラス
基板端面61aに写るビームスポット位置がビームスポ
ット基準位置P1b又はP2bと一致している限り、固
体撮像素子10d又は11dにおける結像位置は、ガラ
ス基板61が正しい収納位置にあるときの結像位置P1
c又はP2cと同じ位置になる。また、図3に一点鎖線
及び破線で示すように、ガラス基板端面61aが正しい
収納位置に対して照射光学系10e又は11eの前後方
向にズレを生じている場合には、ビームスポット位置が
それぞれPa、Pbとなり、固体撮像素子10d又は1
1dにおける結像位置は、それぞれ、ガラス基板61が
正しい収納位置にあるときの結像位置P1c又はP2c
を中心としてこのズレの方向に応じかつこのズレの大き
さに応じた距離だけ離れた位置Qa、Qbとなる。
【0041】したがって、二つの測定光学系10及び1
1をガラス基板61に向かって前進、後退させなくても
ガラス基板61の角度ズレを測定でき、ハンド1の直線
移動直前の姿勢を決定することができる。そして、全段
のガラス基板61、62、…、6mに対し、二つの測定
光学系10及び11を上下方向(Z軸方向)のみに移動
させることによって全段のガラス基板61、62、…、
6mに対するハンド1の直線移動直前の姿勢を決定する
ことが可能になる。
【0042】各固体撮像素子10c又は11cは制御回
路20に接続されており、制御回路20は、各固体撮像
素子10c及び11cからの結像位置に基づく検出信号
と、各々の測定光学系10又は11によるビームスポッ
ト基準位置P1bとP2bとの間の距離L1と、ガラス
基板61、62、…、6mの左右方向(X軸方向)の幅
L2と、に基づいて、搬送ロボットのハンド1の仮想中
心線CL1が取出対象のガラス基板例えば61の仮想中
心線CL2と一致するように、ハンド1のガラス基板取
出のための直線移動直前の姿勢を決定するための演算を
行なう。
【0043】制御回路20には駆動装置30が接続され
ており、駆動装置30は、制御回路20により決定され
たハンド1の直線移動直前の姿勢に対応する制御信号に
基づいて、ハンド1のY軸方向位置及びθ軸方向位置を
補正する。
【0044】上記のように構成されたガラス基板ズレ測
定装置は、ハンド1によってガラス基板61、62、
…、6mを取り出す前に、次のようにしてハンド1の仮
想中心線CL1が取出対象のガラス基板61、62、
…、6mの仮想中心線CL2と一致するようにハンド1
の直線移動直前の姿勢を決定するための動作を行なう。
【0045】まず、二つの測定光学系10及び11を最
上段にあるガラス基板61の端面61aと対向する高さ
位置に設定し、各々の測定光学系10又は11におい
て、照射光学系10b又は11bにより光源10a又は
11aの光からビームスポットを生成してガラス基板端
面61aに写す。このガラス基板端面61aに写ったビ
ームスポットは、撮像側光学系10d又は11dにより
固体撮像素子10c又は11cに結像される。各固体撮
像素子10c及び11cは、このビームスポットの結像
位置に応じた検出信号を制御回路20に出力し、制御回
路20は、これらの検出信号と、ビームスポット基準位
置P1bとP2bとの間の距離L1と、ガラス基板6
1、62、…、6mの左右方向(X軸方向)の幅L2と
に基づいて、最上段のガラス基板61に対するハンド1
の直線移動直前の姿勢を決定する。
【0046】次に、二つの測定光学系10及び11を、
上から二段目のガラス基板62の端面62aと対向する
高さ位置まで駆動機構12によって下降させる。そし
て、二つの測定光学系10及び11により、このガラス
基板端面62aに二つのビームスポットを写し、これら
のビームスポットの結像位置に基づく検出信号を各固体
撮像素子10c及び11cから制御回路20に出力す
る。そして、制御回路20により、上から二段目のガラ
ス基板62に対するハンド1の直線移動直前の姿勢を決
定する。
【0047】以後、同様に、上から三段目以降のガラス
基板に対して上記と同様の動作ないしは処理を行ない、
各ガラス基板に対するハンド1の直線移動直前の姿勢を
決定する。
【0048】そして、最後に、最下段のガラス基板6m
に対するハンド1の直線移動直前の姿勢を決定し、二つ
の測定光学系10及び11を駆動機構12によって元の
位置まで上昇させ、これにより全段のガラス基板61、
62、…、6mのズレの測定を終了する。
【0049】上記のようにして測定された各ガラス基板
61、62、…、6mのズレを示すデータは、ハンド1
によるガラス基板取出作業の開始時に、ハンド1の仮想
中心線CL1を取出対象のガラス基板61又は62又は
…又は6mの仮想中心線CL2に一致させるべくハンド
1のX軸方向位置及びθ軸方向位置を駆動装置30によ
って補正するために使用される。
【0050】なお、ハンド1の上面には、反射型の光セ
ンサ40が設けられており、この光センサ40は、ハン
ド1がガラス基板取り出しのために収納カセット5に向
かって直線移動するときに、ガラス基板61、62、
…、6mの前端位置61b、62b、…、6mbを検出
し、ハンド1の直線移動の終了位置を決定するために用
いられる。
【0051】以上説明したように、第1実施例による
と、各段のガラス基板61、62、…、6mの端面61
a、62a、…、6maに二つのビームスポットを写
し、二つのビームスポットを各々対応する固体撮像素子
10c又は11cに結像させ、二つの結像位置に基づい
て、ハンド1の直線移動直前の姿勢を決定するよう構成
したため、二つの測定光学系10及び11はガラス基板
61、62、…、6mに向って前進、後退しなくてもハ
ンド1の直線移動直前の姿勢を決定することができ、全
段のガラス基板61、62、…、6mに対し、二つの測
定光学系10及び11を上下方向(Z軸方向)のみに移
動させることによって全段のガラス基板61、62、
…、6mに対するハンド1の直線移動直前の姿勢を決定
することが可能になる。したがって、ガラス基板ズレ測
定装置の機械的構造の簡素化及び小スペース化を図るこ
とができる。
【0052】図4は、第2実施例によるガラス基板ズレ
測定装置の概念図である。
【0053】図4において、収納カセット5内には、第
1実施例と同様、複数枚の長方形状のガラス基板61、
62、…、6mが水平状態で複数段に収納されている。
【0054】ガラス基板61の互いに隣り合う二つの端
面61a及び61c近傍には、三つの測定光学系10と
11と13が共通の駆動機構12によって上下方向(Z
軸方向)に上昇、下降可能なように配されている。
【0055】各々の測定光学系10又は11又は13
は、上述した第1実施例の測定光学系10又は11と同
様に構成されており、光源10a又は11a又は13a
と照射側光学系10b又は11b又は13bと固体撮像
素子10c又は11c又は13cと撮像側光学系10d
又は11d又は13dとを備える。
【0056】各固体撮像素子10c又は11c又は13
cは制御回路20に接続されており、制御回路20は、
同一端面61a側の二つの固体撮像素子10c又は11
cからの検出信号に基づいて、第1実施例と同様、搬送
ロボットのハンド1の仮想中心線CL1が取出対象のガ
ラス基板61又は62又は…又は6mの仮想中心線CL
2と一致するようにハンド1の直線移動直前の姿勢を決
定する。さらに、制御回路20は、第1実施例ではハン
ド1の光センサ40からの検出信号に基づいて行なって
いたハンド1の直線移動の終了位置を決定する演算を、
残りの固体撮像素子13cからの検出信号に基づいて行
なうよう構成されている。
【0057】制御回路20に接続された駆動装置30
は、制御回路20により決定されたハンド1の直線移動
直前の姿勢に対応する制御信号に基づいて、ハンド1に
よるガラス基板取出開始時にハンド1のY軸方向位置及
びθ軸方向位置を補正し、ハンド1の仮想中心線CL1
が取出対象のガラス基板61又は62又は…又は6mの
仮想中心線CL2と一致するようハンド1の姿勢を制御
する。また、駆動装置30は、ハンド1によるガラス基
板取出時に、ハンド1を収納カセット5に向かって直線
移動させ、上記制御回路20によって演算された直線移
動の終了位置にハンド1が到達した時、ハンド1を停止
させ、次にハンド1をZ軸方向に上昇させてハンド1が
ガラス基板61又は62…又は6mを保持できるようハ
ンド1を制御する。
【0058】なお、第2実施例によるガラス基板ズレ測
定装置の動作は、第1実施例の動作と同様であるため、
説明を省略する。ただし、ハンド1の直線移動の終了位
置は、ハンド1によるガラス基板取出前に決定される点
で第1実施例とは異なっていることに留意されたい。
【0059】以上説明したように、第2実施例による
と、各段のガラス基板61、62、…、6mの互いに隣
り合う二つの端面61aと61c等に三つのビームスポ
ットを写し、三つのビームスポットをそれぞれ固体撮像
素子10c又は11c又は13cに結像させ、三つの結
像位置に基づいて、ハンド1の直線移動直前の姿勢を決
定するとともに、ハンド1の直線移動の終了位置を決定
するよう構成したため、三つの測定光学系10と11と
13はガラス基板61、62、…6mに向かって前進、
後退しなくてもハンド1の直線移動直前の姿勢及び直線
移動の終了位置を決定することができ、三つの測定光学
系10と11と13を上下方向(Z軸方向)のみに移動
させることによって全段のガラス基板61、62、…、
6mに対するハンド1の直線移動直前の姿勢及び直線移
動の終了位置を決定することが可能になる。したがっ
て、ガラス基板ズレ測定装置の機械的構造の簡素化及び
小スペース化を図ることができる。さらに、ハンド1に
よるガラス基板取り出し作業開始前にハンド1の直線移
動の終了位置を決定することができるため、ガラス基板
取出作業中にハンド1の直線移動の終了位置を決定する
場合と比べ、ハンド1をガラス基板取出位置まで円滑に
移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるガラス基板ズレ測定装置の概
念図であって、収納カセットを平面図として示した図
【図2】図1図示A矢視図
【図3】一つの測定光学系の概念図
【図4】第2実施例によるガラス基板ズレ測定装置の概
念図であって、収納カセットを平面図として示した図
【図5】従来のガラス基板ズレ測定装置の図6図示A矢
視図
【図6】同装置の平面図
【符号の説明】
1 搬送ロボットのハンド 5 収納カセット 10、11、13 測定光学系 10a、11a、13a 光源 10b、11b、13b 照射側光学系 10c、11c、13c 固体撮像素子 10d、11d、13d 撮像側光学系 61、62、…、6m ガラス基板 61a、61c 端面 CL1 ハンドの仮想中心線 CL2 ガラス基板の仮想中心線 P1a、P2a 光源位置 P1b、P2b ビームスポット基準位置 P1c、P2c 固体撮像素子位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 1/1333 500 1/1333 500

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納カセット内に水平状態で複数段に収
    納されている長方形状のガラス基板の端面近傍に配さ
    れ、前記各ガラス基板取り出しのために前記収納カセッ
    トに向けて搬送ロボットのハンドを直線移動させる直前
    における前記ハンドの姿勢を決定するための二つの測定
    光学系を備え、 各々の測定光学系は、 光源と、 前記光源からの入射光からビームスポットを生成し前記
    ガラス基板端面に写す照射側光学系と、 固体撮像素子と、 前記ガラス基板端面に写っているビームスポットを前記
    固体撮像素子に結像させる撮像側光学系とを備え、 前記照射側光学系は、前記光源位置と、正しい収納位置
    にあるガラス基板端面においてビームスポットが写るビ
    ームスポット基準位置とが互いに共役となるよう構成さ
    れ、かつ、前記撮像側光学系は、前記ビームスポット基
    準位置と前記固体撮像素子位置とが互いに共役となるよ
    う構成され、 前記ハンドの仮想中心線が前記ガラス基板の仮想中心線
    と一致するように前記直線移動直前の前記ハンドの姿勢
    を決定することを特徴とするガラス基板ズレ測定装置。
  2. 【請求項2】 収納カセット内に水平状態で複数段に収
    納されている長方形状のガラス基板の互いに隣り合う端
    面近傍に配され、前記各ガラス基板取り出しのために前
    記収納カセットに向けて搬送ロボットのハンドを直線移
    動させる直前における前記ハンドの姿勢、及び、前記ハ
    ンドの直線移動の終了位置をそれぞれ決定するための三
    つの測定光学系を備え、 各々の測定光学系は、 光源と、 前記光源からの入射光からビームスポットを生成し前記
    ガラス基板端面に写す照射側光学系と、 固体撮像素子と、 前記ガラス基板端面に写っているビームスポットを前記
    固体撮像素子に結像させる撮像側光学系とを備え、 前記照射側光学系は、前記光源位置と、正しい収納位置
    にあるガラス基板端面においてビームスポットが写るビ
    ームスポット基準位置とが互いに共役となるよう構成さ
    れ、かつ、前記撮像側光学系は、前記ビームスポット基
    準位置と前記固体撮像素子位置とが互いに共役となるよ
    う構成され、 前記ハンドの仮想中心線が前記ガラス基板の仮想中心線
    と一致するように前記直線移動直前の前記ハンドの姿勢
    を決定するとともに、前記ハンドの直線移動の終了位置
    を決定することを特徴とするガラス基板ズレ測定装置。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像素子はCCDラインセンサ
    により構成されることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のガラス基板ズレ測定装置。
  4. 【請求項4】 前記光源はレーザ光源であることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載
    のガラス基板ズレ測定装置。
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