JPH10265014A - 倉 庫 - Google Patents

倉 庫

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Publication number
JPH10265014A
JPH10265014A JP7312097A JP7312097A JPH10265014A JP H10265014 A JPH10265014 A JP H10265014A JP 7312097 A JP7312097 A JP 7312097A JP 7312097 A JP7312097 A JP 7312097A JP H10265014 A JPH10265014 A JP H10265014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warehouse
dampers
racks
rack
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7312097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Matsumoto
竹史 松本
Teruo Segawa
輝夫 瀬川
Kazuaki Katayama
一明 片山
Akira Sumi
彰 角
Satoru Aizawa
相沢  覚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP7312097A priority Critical patent/JPH10265014A/ja
Publication of JPH10265014A publication Critical patent/JPH10265014A/ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震対策を講じるにあたり、ローコストで且
つ容易に維持管理することができるようにする。 【解決手段】 内部にラック3を備えた倉庫において、
倉庫天部2Bとラック3とにわたって、互いの横方向の
相対移動に抵抗を加えるダンパー5を取り付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部にラック(例
えば、品物を載置収納しておくもの)を備えた倉庫に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の倉庫としては、地震に対
する対策として、図4に示すように、床部20と基礎部
21との間に、免震装置(例えば、複数のゴム板と鉄板
とを交互に積層させて構成したもので、地震時の横揺れ
に対して、各板どうしの横ズレによって地震エネルギー
を吸収するもの)22を介在させて構成してあるものが
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の倉庫に
よれば、床部と基礎部との間に、前記免震装置を設置す
るための空間を設けるために、図のように、地盤を余分
に掘り下げる必要があり、それだけ建築原価がかさむ。
また、一度設置した免震装置は、建物荷重を受けた状態
であるために、容易には取り外すことができず、例え
ば、免震装置を修繕したり交換するにも、上部からの建
物荷重を一時的に仮受けする工事が必要となることがあ
り、メンテナンス性に欠ける。
【0004】従って、本発明の目的は、地震対策を講じ
るにあたり、ローコストで且つ容易に維持管理すること
ができる倉庫を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1の発明の特徴構成は、図2に例示する
ごとく、内部にラック3を備えた倉庫において、倉庫天
部2Bと前記ラック3とにわたって、互いの横方向の相
対移動に抵抗を加えるダンパー5を取り付けてあるとこ
ろにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、図2に例示
するごとく、前記倉庫天部2Bが、剛構造物1Bに一体
連結してあるところにある。
【0007】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0008】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、倉庫天部と前記ラックとにわたって、互い
の横方向の相対移動に抵抗を加えるダンパーを取り付け
てあるから、前記倉庫天部を含む倉庫本体と、前記ラッ
クとが、地震によって異なった揺れ方をする場合にも、
前記ダンパーによって互いの揺れに抵抗を加え、全体と
して揺れの緩和(地震に伴う加速度の低減)を図ること
ができる。そして、制震装置となる前記ダンパーは、地
上部に設けてあるから、従来のように地下部分を掘り下
げて免震装置の設置スペースを確保するのに比べて、建
築工期の短縮、及び、建築コストの低減を図ることが可
能となり、それに伴って、大きなコストアップ無しに装
置設置スペースをゆったり確保した倉庫を、短時間に提
供できるようになる。また、ダンパーの着脱操作につい
ても、従来のように、建物荷重の仮受け作業等の補助工
事を実施することなく容易に行うことが可能となるか
ら、ダンパーに対するメンテナンス性を向上させ、恒久
的な地震対策を図ることが可能となる他、新築工事以外
に、既設の倉庫に対する前記ダンパーの取り付けも容易
にでき、地震対策の新規導入や強化を簡単に実施するこ
とができる。また、基礎部(又は敷地)に対して床部が
横ズレする構造をとらなくてもよいから、基礎部(又は
敷地)の広さいっぱいに建てることが可能となり、従来
技術のように、床部と基礎部との間に相互の横ズレを許
容する横ズレ代を見込まなければならないものに比べ
て、より広い有効床部面積を確保することが可能とな
る。
【0009】請求項2の発明の特徴構成によれば、前記
倉庫天部が、剛構造物に一体連結してあるから、前記ラ
ックの揺れに対する抑止力を剛体構造物に確保すること
が可能となり、より制震効果を向上させることが可能と
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0011】図1・2は、本発明の倉庫の一実施形態の
自動ラック倉庫1A、及び、隣接させて設けた一般倉庫
(剛構造物の一例)1Bとを備えて構成してある倉庫施
設1を示すものである。前記倉庫施設1は、図に示すよ
うに、平面形状が矩形形状の鉄筋コンクリート造の基礎
構造部1C上に、前記自動ラック倉庫1A及び一般倉庫
1Bを一体的に設けて構成してある。
【0012】前記一般倉庫1Bは、複数階の鉄筋コンク
リート造で、耐震構造に形成してあり、図に示すよう
に、平面形状『L』字型に構成してある。前記自動ラッ
ク倉庫1Aは、前記一般倉庫1Bの『L』字型の凹部に
納まる平面形状(矩形形状)に形成してある。
【0013】前記自動ラック倉庫1Aについて、更に詳
しく説明すると、倉庫周壁部2A・倉庫天部2Bからな
る倉庫本体2と、前記倉庫本体2の内空部にあって、複
数の棚部3aを縦横に連設して形成されたラック3の複
数列とを備えて構成してある。前記倉庫本体2は、鉄骨
造で構成してある。
【0014】前記倉庫周壁部2Aは、前記一般倉庫1B
に面さない周部にのみ設けてあり、前記一般倉庫1Bに
面する周部は、前記一般倉庫1Bの側壁部で兼用するよ
うに構成してある。
【0015】そして、前記倉庫天部2Bは、前記倉庫周
壁部2Aと、前記一般倉庫1Bとにわたる状態に一体固
定してある。従って、地震に伴う横揺れに対しては、倉
庫天部2Bは、前記一般倉庫1Bと一体に揺れる。尚、
倉庫天部2Bは、図1に示すように、横変位力に対する
強度アップを、複数のブレース部材を設けて図ってあ
る。
【0016】前記各ラック3は、前述のように、倉庫内
の各棚部3aどうしの間や、各棚部3aと一般倉庫1B
との間で荷を運搬するスタッカークレーンの移動路とな
るスペースSをあけた状態で複数列にわたって配置して
あり、各ラック3の上端部には、金属製(例えば、H形
鋼やI形鋼やチャンネル形鋼)の頭つなぎ部材4を配置
して、各ラック3の上端部を一体的に連結してある。ま
た、各ラック3の下端部は、前記基礎構造部1Cに固定
してある。
【0017】一方、前記倉庫天部2Bと前記頭つなぎ部
材4とは、図に示すように、前記倉庫天部2Bの平面中
心部に対して点対称に配置された複数のダンパー5によ
って連結してある。前記ダンパー5は、倉庫天部2Bと
ラック3との横方向の相対移動に抵抗を加えることがで
き、地震時の横揺れに対して、相互の揺れに対する緩衝
作用を発揮して揺れを低減することが可能となる。この
ように点対称位置にダンパー5を設置してあることによ
って、複雑な横揺れが発生しても、各ダンパー5に同じ
ように分散して抵抗させ、倉庫天部2Bやラック3が捩
れ変形するのを緩和することが可能となる。
【0018】前記ダンパー5の一例を説明すると、図3
に示すように、二つのダンパーユニット5A・5Bを用
意し、それらを、夫々のズレ許容方向が直交する状態に
組み付けて構成することによって、平面に沿ったあらゆ
る方向への相対移動に対して抵抗を付加した状態で許容
できるようにしてあるものである。前記ダンパーユニッ
ト5A・5Bについて、更に詳しく説明すると、抵抗付
加用粘性体Rを収容する容器6と、前記容器6に対し
て、横方向の相反する方向にのみ移動自在に取り付けら
れた蓋7を設け、前記容器6内に、上下に間隔をあけて
複数の負荷発生用板状体6aを取り付け、また、蓋7に
は、前記各板状体6a間の各隙間に位置する状態に複数
の負荷発生用板状体7aを取り付け、前記容器6内に、
高粘性の前記粘性体Rを充填して構成してある。従っ
て、容器6と蓋7とに横ズレを与える力が作用すると、
各板状体6a・7a間に介在する粘性体Rの粘性抵抗に
よって、ズレ抵抗力が発生する。
【0019】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
【0020】〈1〉 本発明の倉庫は、先の実施形態で
説明した一般倉庫と一体的に形成してある自動ラック倉
庫に限るものではなく、例えば、独立棟のラック倉庫で
あってもよく、要するに、振動特性の異なる倉庫本体と
ラックとを、天井部分でダンパーを介して連結してある
ことによって、互いの振動をダンパーによって打ち消し
ながら制震することができるものであればよい。 〈2〉 前記剛構造物は、先の実施形態で説明した一般
倉庫に限るものではなく、例えば、他の構造物であって
もよく、更には、倉庫本体が剛構造物であってもよく、
要するに、それ自身が耐震性を備えたものであればよ
い。それらを総称して、ここでは剛構造物という。 〈3〉 前記ダンパーは、先の実施形態で説明した粘性
体の粘性抵抗を利用したものに限るものではなく、例え
ば、積層させた板状体どうしの摩擦抵抗を利用した形式
のものであったり、ダンパーそのものを低降伏点鋼で構
成して、その低降伏点鋼の塑性変形によって地震エネル
ギーを吸収できるものであってもよく、それらを総称し
てダンパーという。 〈4〉 また、前記ダンパーとは別に、倉庫本体とラッ
クとの相対的な縦揺れを和らげる縦揺れダンパーを、倉
庫本体とラックとの間に設ければ、縦横に揺れる複雑な
地震に対しても揺れ低減を図ることが可能となる。この
場合、前記ダンパーに縦揺れ緩衝機能を付加して対応す
るものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の倉庫施設の平面図
【図2】実施形態の倉庫施設の側面視断面図
【図3】実施形態のダンパーを示す一部切欠斜視図
【図4】従来の倉庫施設を示す側面視断面図
【符号の説明】
1B 剛構造物 2B 倉庫天部 3 ラック 5 ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角 彰 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 相沢 覚 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にラックを備えた倉庫であって、 倉庫天部と前記ラックとにわたって、互いの横方向の相
    対移動に抵抗を加えるダンパーを取り付けてある倉庫。
  2. 【請求項2】 前記倉庫天部は、剛構造物に一体連結し
    てある請求項1に記載の倉庫。
JP7312097A 1997-03-26 1997-03-26 倉 庫 Pending JPH10265014A (ja)

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JP7312097A JPH10265014A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 倉 庫

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JP7312097A JPH10265014A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 倉 庫

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JP7312097A Pending JPH10265014A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 倉 庫

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103158981A (zh) * 2011-12-15 2013-06-19 大福股份有限公司 物品收纳架

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103158981A (zh) * 2011-12-15 2013-06-19 大福股份有限公司 物品收纳架
JP2013124174A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Daifuku Co Ltd 物品収納棚

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