JPH10263067A - 脱臭フィルター装置 - Google Patents

脱臭フィルター装置

Info

Publication number
JPH10263067A
JPH10263067A JP9075813A JP7581397A JPH10263067A JP H10263067 A JPH10263067 A JP H10263067A JP 9075813 A JP9075813 A JP 9075813A JP 7581397 A JP7581397 A JP 7581397A JP H10263067 A JPH10263067 A JP H10263067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter member
acidic compound
filter device
porous carrier
ruthenium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9075813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3029808B2 (ja
Inventor
Mayumi Ogawa
真由美 小河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP9075813A priority Critical patent/JP3029808B2/ja
Publication of JPH10263067A publication Critical patent/JPH10263067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3029808B2 publication Critical patent/JP3029808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】臭気成分の酸化され難い化合物の除去にも優
れ、かつ塩基性化合物の存在下においても長期間にわた
って使用可能な脱臭フィルター装置を提供する。 【解決手段】塩基性化合物を吸着除去する酸性化合物を
支持する第1の通気性支持体(12)からなる第1のフ
ィルター部材(11)と、酸化ルテニウムを含むルテニ
ウム触媒を担持した臭気成分吸着性の第1の多孔質担体
を支持する第2の通気性支持体(22)からなる第2の
フィルター部材(21)とを臭気が該第1のフィルター
部材(11)を通過した後該第2のフィルター部材(2
1)を通過するように組み合わせてなる脱臭フィルター
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば室内のたば
こ臭、調理臭等の有機化合物を主成分とする臭気を除去
するために好適な脱臭フィルター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内のたばこ臭、調理臭等の有機化合物
を主成分とする臭気を除去するために特に好適な脱臭剤
として、本出願人による特開平7−155366号公報
に、臭気成分を吸着する多孔質担体に、四酸化ルテニウ
ムを含むルテニウム触媒を所定量担持させた脱臭剤が開
示されている。この四酸化ルテニウムを含むルテニウム
触媒は、多孔質担体に吸着された臭気成分のうち有機化
合物を酸化分解して主として二酸化炭素および水分を生
成させる。生成した二酸化炭素および水分は飛散し、そ
れにより多孔質担体の吸着能が回復し、もって多孔質担
体が吸着飽和に達するまでの有効寿命を大幅に延長させ
る。特に、当該ルテニウム触媒は、低沸点で酸化分解さ
れ易い有機化合物ばかりでなく、たばこ臭の成分である
イソプレン、ケトン類、低級有機酸類、フェノール類の
ように通常は酸化分解され難い有機化合物も容易に酸化
分解させることができるというものである。この脱臭剤
は、通気性のフィルター基体に支持されて優れた脱臭フ
ィルターとして機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らは、上記従来の脱臭剤の脱臭作用・機構について種
々検討したところ、上記触媒活性は、四酸化ルテニウム
ばかりでなく、一般に酸化ルテニウムを含むルテニウム
触媒においても同様に発揮されることを見い出した。し
かしながら、この酸化ルテニウム触媒は、条件によって
は、その触媒活性が有効に発揮されないことも見い出し
た。これにつきさらに検討した結果、酸化ルテニウム触
媒は、臭気中に塩基性化合物が含まれているとき、その
触媒活性、すなわち有機化合物の酸化分解活性が阻害さ
れることが新たに分った。したがって、上記従来の脱臭
剤/脱臭フィルター等を例えば含窒素化合物等の塩基性
化合物を臭気成分として含有するたばこ煙を含む室内臭
気の除去に長期に渡って使用すると、酸化ルテニウムを
含むルテニウム触媒の酸化分解活性が失われ、脱臭剤と
しての寿命が短縮されてしまうのである。
【0004】従って、本発明は、上記従来の脱臭剤/脱
臭フィルターの利点を維持しながら、塩基性化合物の存
在下においてもより長期間にわたって脱臭作用が低下し
ない脱臭フィルター装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の脱臭剤に対する塩基性化合物の阻害作用を抑制するた
めに鋭意研究した結果、酸化ルテニウムを含むルテニウ
ム触媒を担持した多孔質担体を支持するフィルターの通
気上流側に酸性化合物を支持する第2のフィルター部材
を設置することが有効であることを見い出し本発明を完
成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、塩基性化合物を吸着
除去する酸性化合物を支持する第1の通気性支持体から
なる第1のフィルター部材と、酸化ルテニウムを含むル
テニウム触媒を担持した臭気成分吸着性の第1の多孔質
担体を支持する第2の支持体からなる第2のフィルター
部材とを臭気が該第1のフィルター部材を通過した後該
第2のフィルター部材を通過するように組み合わせてな
る脱臭フィルター装置を提供するものである。
【0007】上記第1の通気性支持体に支持された酸性
化合物が固体酸性化合物であるとき、これをそのまま第
1のフィルター部材に支持させることができる。この固
体酸性化合物は、ゼオライト、酸性粘土化合物、酸形イ
オン交換樹脂からなる群の中から選ぶことができる。
【0008】上記第1の通気性支持体に支持された酸性
化合物が液体酸性化合物であるとき、これを第2の多孔
質担体に吸着された形態で第1の通気性支持体に支持さ
せることができる。
【0009】
【作用】本発明の脱臭フィルター装置は、塩基性化合物
を吸着除去する酸性化合物を支持する第1の支持体から
なる第1のフィルター部材と、酸化ルテニウムを含むル
テニウム触媒を担持した臭気成分吸着性の第1の多孔質
担体を支持する第2の支持体からなる第2のフィルター
部材とを組み合わせたものである。第2のフィルター部
材にあっては、物理的吸着により臭気成分を脱臭する第
1の多孔質担体に強力な酸化分解能を有する酸化ルテニ
ウムを含むルテニウム触媒を担持させている。臭気成分
は、第1の多孔質担体に吸着される。この吸着された臭
気成分のうち有機化合物はルテニウム触媒に移行し、ル
テニウム触媒により酸化されて主にCO2 およびH2
に分解される。すなわち、第1の多孔質担体により吸着
された臭気成分のうち有機化合物は容易に飛散され得る
形態に転化されるので、第1の多孔質担体の吸着能力が
回復し、吸着飽和に達するまでの期間が大幅に延長され
る。臭気中に塩基性化合物が共存する場合、塩基性化合
物は、第2のフィルター部材の通気上流側に設置される
第1のフィルター部材に支持された酸性化合物に優先的
に吸着され、捕捉される。すなわち、臭気に含まれる塩
基性化合物は予め第1のフィルター部材により吸着除去
されるため、第1のフィルター部材におけるルテニウム
触媒は塩基性化合物の攻撃から十分に保護され、上記優
れた酸化分解作用を長期に渡って発揮する。
【0010】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0011】既述のように、本発明の脱臭フィルター装
置は、塩基性化合物を吸着除去する酸性化合物を支持す
る第1の支持体からなる第1のフィルター部材と、酸化
ルテニウムを含むルテニウム触媒を担持した臭気成分吸
着性の第1の多孔質担体を支持する第2の支持体からな
る第2のフィルター部材とを組み合わせたものである。
【0012】第2のフィルター部材は、通気性の支持体
(第2の通気性支持体)を備え、これに所定のルテニウ
ム触媒を担持した臭気吸着性の第1の多孔質担体(以
下、単に、ルテニウム触媒担持脱臭剤ということがあ
る)が支持されている。ルテニウム触媒を担持する第1
の多孔質担体は、例えば、活性炭、γ−アルミナ、天然
ゼオライト以外の合成ゼオライト(モレキュラーシー
ブ)、モンモリロナイト、活性白土等、臭気成分を物理
的に吸着する能力を有する材料からなる。
【0013】これら材料のうち、活性炭は約1000m
2 /gの比表面積を有し、中でも繊維状活性炭や米国特
許第4,082,694号明細書に開示されているよう
な特殊粉末活性炭は、比表面積が300〜5000m2
/gである。活性炭以外の材料の比表面積は、骨炭が1
10m2 /g、γ−アルミナが150〜340m2
g、合成ゼオライトが500〜700m2 /g、活性白
土が120m2 /gである。従って、多孔質担体は、1
00〜5000m2 /gの比表面積を有するものが好適
に使用できる。活性炭は、約1000m2 /gの比較的
大きい比表面積を有し、吸着能が高く、細孔径がガス分
子の吸着に適しており、表面が疎水性である一方で、有
機化合物との親和性が高く、かつ品質が一定でコストが
低いため、特に好ましい。繊維状活性炭や特殊粉末活性
炭は比表面積が300〜5000m2 /gであるためさ
らに好ましい。
【0014】上記第1の多孔質担体に担持される酸化ル
テニウムを含むルテニウム触媒は、臭気成分吸着性の第
1の多孔質担体に吸着された臭気成分のうち有機化合物
を酸化分解して、主にCO2 およびH2 Oを生成させ
る。酸化ルテニウムは、例えば、飽和炭化水素、オレフ
ィン、ジオール、アセチレン、芳香環化合物、アルコー
ル、エ−テルおよび有機硫黄化合物のような広範な有機
化合物に対して酸化作用を発揮する。特に、硫化水素、
メルカプタンおよびアルデヒドのような低沸点で酸化分
解され易い化合物だけでなく、たばこ臭いの一成分であ
るイソプレン、ケトン類、低級有機酸類、フェノール類
のように通常は酸化分解され難い有機化合物も酸化分解
させることができる。ルテニウム触媒により酸化分解さ
れて生成した二酸化炭素および水分は容易に飛散し、そ
れにより第1の多孔質担体の吸着能が回復し、もって第
1の多孔質担体が吸着飽和に達するまでの可使寿命を大
幅に延長させる。
【0015】なお、酸化ルテニウムは、RuO〜RuO
4 (RuOx :x=1〜4)の形態で第1の多孔質担体
に担持され、これが触媒活性点を構成する。触媒の活性
点(酸点)である酸化ルテニウムに吸着された有機化合
物は、約60℃という比較的低い温度で分解を著しく速
めることができる。
【0016】酸化ルテニウムを含むルテニウム触媒は、
ルテニウムに換算して、第1の多孔質担体重量の1〜1
0重量%の割合で担持されることが特に好ましい。この
担持量が1重量%未満の場合には、有機化合物を十分に
酸化分解することができないおそれがある。他方、この
担持量が10重量%を越える場合には、第1の多孔質担
体の吸着量に限界があるため、これ以上担持させると後
述の製造方法においてルテニウムの分散性が悪化し、活
性低下につながるおそれがある。
【0017】第1の多孔質担体にルテニウム触媒を担持
させるには、まず、例えば、第1の多孔質担体を三塩化
ルテニウム水和物(RuCl3 ・3H2 O)の水溶液で
含浸させた後、水を蒸発させて三塩化ルテニウムを多孔
質担体に担持させる。ついで、この担持多孔質担体を約
80℃に加熱して、三塩化ルテニウムを酸化ルテニウム
に酸化させる。こうして、酸化ルテニウムを含むルテニ
ウム触媒を担持した多孔質担体を得ることができる。生
成した酸化ルテニウムは、RuO〜RuO4 (Ru
x )の形態で第1の多孔質担体上に存在することがX
線光電子分光法(XPS)等により確認されている。
【0018】さらに、本発明において、ルテニウム触媒
を担持する第1の多孔質担体に、さらに共酸化剤を担持
させてもよい。共酸化剤は、塩化第二鉄、塩化第一コバ
ルト、塩化第三インジウム、塩素酸ナトリウム、臭素酸
ナトリウムおよびヨウ素酸ナトリウムからなる群から選
択される少なくとも1種を含有する。共酸化剤は、ルテ
ニウム1モルに対して1/10から1/5モルの割合で
第1の多孔質担体に担持させることが好ましい。共酸化
剤を併用することにより、酸化ルテニウムによる酸化能
力がより向上する。
【0019】上記ルテニウム触媒を担持した第1の多孔
質担体を支持する通気性支持体は、通気性を有し、ルテ
ニウム触媒担持脱臭剤を支持し得るものであれば特に制
限はないが、紙シート状支持体、格子状もしくはハニカ
ム状支持体を好ましく使用することができる。
【0020】上記ルテニウム触媒担持脱臭剤は、様々な
形態で通気性支持体に支持させることができる。例え
ば、特公昭59−19727号公報、特開昭53−64
675号公報、実開昭57−119724号公報等に開
示されている、微粉末状活性炭を抄紙段階で紙に混抄さ
せ、ハニカムまたは片段ボール積層状に成形したフィル
ターにおいて、微粉末状活性炭に代えて本発明のルテニ
ウム触媒担持脱臭剤を使用することができる。また、特
開平3−123625号公報に開示されている、格子状
のフィルター基体と、フィルター基体に接着されたガス
吸着剤粒子からなるエアコンディショナー用脱臭フィル
ターにおいて、ガス吸着剤粒子として微粉末状の本発明
のルテニウム担持脱臭剤を用いることができる。
【0021】さらに、特開昭60−60433号公報お
よび実開昭52−56037号公報に開示されているよ
うな、ネットに脱臭剤を種々の方法で接着させた脱臭フ
ィルターにも、本発明のルテニウム担持脱臭剤を用いる
ことができる。さらに、特開昭57−48325号公報
および特開昭59−227704号公報に開示される方
法に従って、活性炭を適当なバインダーと混合して押出
成形し、ハニカム状やモノリス状に成形し、加熱乾燥さ
せたフィルターを成形した後、この活性炭に上述のよう
に酸化ルテニウムを含有するルテニウム触媒を担持させ
ることもできる。
【0022】上記ルテニウム触媒担持脱臭剤を第2の支
持体に支持させるための簡便で有効な方法は、格子状又
はハニカム状のフィルター基体を粘着剤(例えば、アク
リル系エマルジョン粘着剤)中に浸漬し、引き上げた
後、これに上記ルテニウム触媒担持脱臭剤をふりかける
方法である。
【0023】上に述べたように、上記ルテニウム触媒担
持脱臭剤を塩基性化合物を成分として含む臭気の脱臭に
使用すると、塩基性化合物がルテニウム触媒表面に強く
吸着し、その触媒作用を阻害することが本発明者らによ
って見い出された。塩基性化合物は、第1の多孔質担体
よりもルテニウム触媒の活性点(酸点)に優先的に吸着
し、その活性点を被毒し、脱臭剤としての寿命を短縮さ
せる。このような塩基性化合物の被毒作用を抑制し、ル
テニウム触媒担持脱臭剤の寿命の短縮を防止するため
に、本発明では、塩基性化合物を吸着除去する酸性化合
物を担持した第1の支持体からなる第1のフィルター部
材が上記ルテニウム触媒担持脱臭剤を支持する第2のフ
ィルター部材の通気上流側に配設されるように両フィル
ター部材を組み合わせている。
【0024】第1の支持体に支持される酸性化合物に
は、固体酸性化合物および液体酸性化合物が含まれる。
ここで、固体酸性化合物は、本発明の脱臭フィルター装
置の使用環境温度(−20℃〜100℃)において固体
である酸性化合物をいい、液体酸性化合物は、本発明の
脱臭フィルター装置の上記使用環境温度において液体で
ある酸性化合物をいう。塩基性化合物を長期間に渡って
捕捉できるという点で、液体酸性化合物よりも固体酸性
化合物の方が好ましい。
【0025】上記固体酸性化合物の好ましい例を挙げる
と、ゼオライト(H+ −モルデナイト、H+ −ゼオライ
トY等)、酸性粘土化合物(酸性白土、活性白土、酸処
理活性白土(例えば、水澤化学社製ガレオナイト13
6)、セピオライト(例えば水澤化学社製エードプラス
G)等)、酸形イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン
酸系樹脂(例えばオルガノ社製アンバーリスト(Amberl
yst)15)、H形アクリル系樹脂(例えばオルガノ社
製アンバーライト(Amberlite)IRC−76)等)で
ある。ここに例示した固体酸性化合物は、疎水性でもあ
る。疎水性である酸性化合物には水分が吸着しないの
で、酸強度の低下が少なく、塩基性化合物の吸着除去に
より有利である。固体酸性化合物としては、活性アルミ
ナ、Na+ −モンモリロナイト等も使用できる。
【0026】固体酸性化合物を第1の支持体に支持させ
るには、上記本発明のルテニウム触媒担持脱臭剤を第2
の支持体に支持させる方法において、当該脱臭剤の代わ
りに粉末の形態の固体酸性化合物を用いればよい。ここ
でも、固体酸性化合物を第1の支持体に支持させるため
の簡便で有効な方法は、格子状又はハニカム状のフィル
ター基体を粘着剤(例えば、アクリル系エマルジョン粘
着剤)中に浸漬し、引き上げた後、これに上記固体酸性
化合物の粉末ををふりかける方法である。
【0027】上記液体酸性化合物の好ましい例を挙げる
と、塩酸、硫酸、過塩素酸、ヘテロポリ酸(例えば、モ
リブドリン酸)等の無機酸の他、アスコルビン酸、リン
ゴ酸等の有機酸を好ましく例示することができる。
【0028】上記液体酸性化合物を第1の通気性支持体
に支持させるには、当該支持体に液体酸性化合物を含浸
させることによってもよいが、液体酸性化合物を、ま
ず、別の多孔質担体(第2の多孔質担体)に担持させ、
この液体酸性化合物担持多孔質担体を、上記ルテニウム
触媒担持脱臭剤を第2の支持体に支持させる方法と同様
の方法により、第1の通気性支持体に支持させることが
好都合である。液体酸性化合物を担持する第2の多孔質
担体は、液体酸性化合物を担持できるものであれば臭気
成分を吸着する性質を有する必要はないが、第1の多孔
質担体と同様のものを用いることができ、その他シリカ
等を使用することもできる。第2の多孔質担体として
は、活性炭が特に好ましい。
【0029】なお、上記液体酸性化合物を第2の多孔質
担体に担持させるには、液体酸性化合物に第2の多孔質
担体を浸漬し、乾燥させればよい。
【0030】本発明の脱臭フィルター装置において、第
1のフィルター部材は、第2のフィルター部材に対し通
気方向において上流側に配置される。通常、両フィルタ
ー部材は、互いにその通気性を阻害しないように組み合
わされる。すなわち、例えば、第1のフィルター部材と
第2のフィルター部材が、通気孔を有する同様の基体
(支持体)をそれぞれ有する場合、両者の通気孔を整合
させるように両部材を接着することができる。
【0031】本発明の脱臭フィルター装置においては、
除去すべき臭気中に塩基性化合物が共存する場合、塩基
性化合物は、第1のフィルター部材の酸性化合物により
予め吸着除去されるので、その下流側に位置する第2の
フィルター部材のルテニウム触媒は塩基性化合物の攻撃
から十分に保護され、上記優れた酸化分解作用を長期に
渡って発揮する。ちなみに、たばこ煙中には、アンモニ
ア、ピリジン類等の揮発性含窒素塩基性臭気成分が含ま
れている。なお、酢酸等酸性臭気成分は、ルテニウム触
媒に吸着されることがない。
【0032】図1は、本発明の脱臭フィルター装置の一
具体例を部分的に示す第1のフィルター部材側からの正
面図であり、図2は、図1の線II−IIに沿った断面図で
ある。図1および図2に示す脱臭フィルター装置10
は、上記第1のフィルター部材11および第2のフィル
ター部材21を有する(特に図2参照)。第1のフィル
ター部材の通気性支持体(第1の支持体)12と第2の
フィルター部材の通気性支持体(第2の支持体)22
は、同一のハニカム構造を有する。ハニカム構造の支持
体12および22は、それ自体知られているように、多
数の六角形のセル(通気孔)13および23をその六角
形の一辺を共有する形で集合して有し、これら通気孔1
3および23を規定する隔壁部14および24の表面に
は、それぞれ上記酸性化合物(図示せず)および上記ル
テニウム触媒担持脱臭剤(図示せず)が例えば粘着剤に
より添着されている。第1のフィルター部材11と第2
のフィルター部材21とは、脱臭フィルター装置10へ
の通気を阻害しないように、それらの通気孔13および
23が整合され、重ね合わされ、例えばその四隅におい
て適切な固定具で固定することができる。この脱臭フィ
ルター装置10は、室内エアコンディショナーの室内空
気流入側に、第1のフィルター部材11が通気上流側に
位置するように設置して使用することができる。
【0033】いうまでもなく、第1の通気性支持体12
と第2の通気性支持体22とは、図1に示すようなハニ
カム構造に限らず、矩形、三角形その他の格子形状であ
り得る。またこれら支持体を構成する材料は、クラフト
紙のような紙、アルミニウム、プラスチック等好適ない
ずれの材料であってよく、紙の場合には、これをフェノ
ール樹脂等を含浸させて補強することもできる。通気性
支持体12、22には、難燃化処理を施すこともでき
る。
【0034】本発明の脱臭フィルター装置は、特開平4
−94716号公報に開示されているエアコンディショ
ナー用脱臭フィルターのように、熱融着性繊維の高通気
性ネットカバーで覆うことができる。図3は、この態様
を示すものである。
【0035】図3に示すように、図1および図2に関し
て説明したような本発明の脱臭フィルター装置10は、
高通気性ネットカバー31(図3においては、部分的に
のみ示す)により全体が覆われている。ネットカバー3
1は、熱融着性繊維からなる。この熱融着性繊維は、単
一材料からなるものであっても、複合構造を有するもの
であってもよい。複合構造の熱融着性繊維は、例えば、
ポリプロピレン芯材と、これよりも融点が20℃以上低
いポリエチレンシース材とからなる構造を有する。この
ような複合構造の熱融着性繊維は、例えば特公昭52−
37097号公報に開示されており、また種々のタイプ
のものが市販されている。熱融着性繊維の径は、例えば
約0.2mmである。ネットカバー31は、脱臭フィル
ター装置10の使用者の手が、それに添着された脱臭剤
等に直接接触することがないようにして脱臭剤等の脱落
を防止するとともに、脱臭フィルター装置10の圧損を
増大させることがないように高通気性のものである。ネ
ットカバー31の目の寸法は、例えば約1.5mmであ
る。
【0036】ネットカバー31は、脱臭フィルター装置
10を2枚のネットで挟み、脱臭フィルター装置10の
周縁に沿ってネットをヒートシールすることにより脱臭
フィルター装置10全体を覆うものとすることができ
る。このヒートシールにより、ヒートシール耳部32が
形成される。この耳部32は、ネットカバーの強度を十
分なものとすることを保証する。
【0037】また、図3に示すように、脱臭フィルター
装置10には、その使用寿命の指標となるライフインジ
ケータ33をネットカバー31の内側で付設することが
できる。このライフインジケータ33は、吸塵機能の優
れた繊維からなり、かつ幾分の通気性を有し、しかもそ
の変色が認識できるような布状体からなる。そのような
インジケータ33としては、エレクトレット繊維(特公
昭56−47299号公報等に開示されている半永久的
に分極されたポリオレフィン系繊維)の不織布からなる
ものが好ましい。インジケータ33は、図示のように帯
状体として脱臭フィルター装置10の通気孔の一部を覆
うように配設することができ、脱臭フィルター装置10
を汚染空気が通過するにつれ塵埃を吸着し、変色して寿
命を指示する。なお、インジケータ33は、帯状のもの
に限らず、正方形もしくは円形の布状体として脱臭フィ
ルター装置10の中央部もしくは角部に付設することも
できる。
【0038】本発明において、特に図3に示す態様にお
いて、第1および第2の通気性支持体は、それぞれ、3
mm以上、約15mm以下の厚さを有することが好まし
い。そして、これら通気性支持体が、格子状構造を有す
る場合、通気孔(図1における通気孔13に相当)の各
々の平面積(図1の平面図における平面に相当する平面
における)は、約0.2〜約0.35cm2 であること
が好ましい。この場合、通気孔の開口率(第1図の平面
図の平面に相当する平面における)は、約50〜80%
であることが好ましい。さらに、第1の多孔質担体およ
び第2の多孔質担体(もしくは固体酸性化合物)は、そ
れぞれ、約20〜約60メッシュ(すなわち、780μ
m〜250μm)であることが好ましい。加えて、ルテ
ニウム触媒担持脱臭剤、液体酸性化合物を担持する第2
の多孔質担体(もしくは固体酸性化合物)は、それぞ
れ、第1の通気性支持体および第2の通気性支持体の平
面積を基準として約400〜約2000g/m2 の割合
で使用することが好ましい。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を記載する。
【0040】実施例1 <ルテニウム触媒担持脱臭剤の調製>ヤシ殻活性炭(ク
ラレケミカル製、銘柄GG、20〜42メッシュ)10
gに、ルテニウムの量として活性炭に対して5重量%に
相当する三塩化ルテニウム水和物(RuCl3 ・3H2
O)を水に溶解して得た三塩化ルテニウム水溶液100
mlを加えた。この混合物から水を蒸発除去して、活性
炭に三塩化ルテニウムを担持させた。ついで、三塩化ル
テニウムを担持する活性炭を80℃で加熱乾燥させて、
ルテニウム触媒を担持した活性炭(ルテニウム触媒担持
脱臭剤)を得た。
【0041】この活性炭の表面に存在するルテニウムの
存在形態を、X線光電子分光分析装置(XPS)で分析
した結果、ルテニウムのRu3dおよび3pのピークが
観察された。この結果から三塩化ルテニウムがRuO2
〜RuO4 の酸化ルテニウムに変換されていることが確
認された。
【0042】<試験用脱臭フィルター装置の作製> (1)活性白土(水沢化学社製ガレオナイト136)
4.1gおよびH+ −モルデナイト(東ソー社製HSZ
−620HOD)4.2gを図1および図2に示す構造
の大きさ5cm×5cm×1cm(厚さ)で各通気孔径
5mmのクラフト紙製ハニカム基体(第1の支持体)に
アクリル系エマルジョン粘着剤を用いて添着して2つの
第1のフィルター部材を作製した。活性白土を添着した
ものを第1のフィルター部材Aといい、H+ −モルデナ
イトを添着したものを第1のフィルター部材Bという。
【0043】(2)上記ルテニウム触媒担持活性炭4.
2gを図1および図2に示す構造の大きさ5cm×5c
m×1cm(厚さ)のクラフト紙製ハニカム基体(第2
の支持体)にアクリル系エマルジョン粘着剤を用いて添
着して第2のフィルター部材を2つ作製した。
【0044】(3)上記第1のフィルター部材Aまたは
Bと第2のフィルター部材とをそれらの通気孔が整合す
るように重ね合わせ、四隅を固定具で固定して試験用脱
臭フィルター装置を作製した。第1のフィルター部材A
を有するものを脱臭フィルター装置Aといい、第1のフ
ィルター部材Bを有するものを脱臭フィルター装置Bと
いう。
【0045】<たばこ煙の負荷処理>図4に示すような
ポリ塩化ビニル製ボックスチャンバー40(容積0.4
3)を準備する。このチャンバー40の上壁41に
は、チャンバー40内撹拌用ファン44が取付けられて
いる。チャンバー底壁42に試験用フィルター装置(総
称してTFで表示する)を第1のフィルター部材が通気
上流側に位置するように直立させ、その後方から通気用
ファン45を駆動して風を脱臭フィルター装置TFに流
通させるものである。風の流れは矢印で示している。
【0046】まず、チャンバー40内に試験用脱臭フィ
ルター装置TFを上記のように設置し、チャンバー40
内で市販の紙巻たばこを2.5分間自然燃焼させた後、
通気用ファン45を駆動して通気下に1時間上記試験用
脱臭フィルター装置を放置することからなるたばこ煙の
負荷処理を所定回数行った。
【0047】<イソプレン除去効率の測定>図4に示す
ものと同じ構造のチャンバー(ただし、内容積は0.1
25m3 )にたばこ煙を所定回数負荷した試験用脱臭フ
ィルター装置TFを設置し、チャンバー40に内に側壁
43を介してマイクロシリンジ46でイソプレンを注入
してチャンバー40内のイソプレン濃度を50ppmに
調整した。ついで、通気用ファン45により試験用フィ
ルター装置TFに1m/秒の速度で30分間通気しなが
ら、チャンバー40内のガスを側壁43を介してマイク
ロシリンジ47で採取し、ガスクロマトグラフでイソプ
レン残存濃度を測定する。イソプレン除去効率η(%)
は、次式により算出する。
【0048】lnC=−(Qη/V)t+lnC0 上式において、C:イソプレン残存濃度、 C0 :イソ
プレン初期濃度、V:チャンバー容積(0.125
3 )、t:時間、Q:フィルター処理風量(0.15
3 /分)である。
【0049】得られた結果を図5に示す。なお、第1の
フィルター部材を設けることなく第2のフィルター部材
だけを用いた結果をコントロールとして示した。図5か
らわかるように、本発明の脱臭フィルター装置は、塩基
性化合物を含むたばこ煙を負荷した後であっても優れた
脱臭効果を示す。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の脱臭フィ
ルター装置は、塩基性化合物を吸着除去する酸性化合物
を支持する第1の支持体からなる第1のフィルター部材
と、酸化ルテニウムを含むルテニウム触媒を担持した臭
気成分吸着性の第1の多孔質担体を支持する第2の支持
体からなる第2のフィルター部材とを組み合わせたもの
である。第2のフィルター部材にあっては、臭気成分
は、第1の多孔質担体に吸着される。この吸着された臭
気成分のうち有機化合物はルテニウム触媒に移行し、ル
テニウム触媒により酸化分解され、分解物のガス成分を
放出するための可逆的な吸脱着が行われ極めて脱臭効果
が高い。臭気中にルテニウム触媒の活性を阻害する塩基
性化合物が含まれている場合でも、第2のフィルター部
材の通気上流側に配置された第1のフィルター部材の酸
性化合物がこの塩基性化合物を予め吸着除去するので、
第2のフィルター部材のルテニウム触媒が有する本来の
活性が長期にわたって損われることがない。なお、第2
にフィルター部材のルテニウム触媒の活性点である酸化
ルテニウムに吸着された有機化合物は60℃の比較的低
い温度で分解を著しく速めることができるので、エアコ
ンディショナーが比較的簡単に作り出せる熱風を第2の
フィルター部材におけるルテニウム触媒担持脱臭剤の吸
着能力が低下した場合にのみ通すことで、当該脱臭剤の
性能を回復させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱臭フィルター装置の一例を部分的に
示す正面図。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図。
【図3】本発明の脱臭フィルター装置を高通気性ネット
で覆った状態で示す平面図。
【図4】脱臭フィルター装置の性能試験に使用する装置
を説明するための図。
【図5】本発明の脱臭フィルター装置の脱臭性能を示す
図。
【符号の説明】
10…脱臭フィルター装置 11…第1のフィルター部材 12…第1の通気性支持体 13…第1の通気性支持体の通気孔 14…第1の通気性支持体の隔壁 21…第2のフィルター部材 22…第2の通気性支持体 23…第2の通気性支持体の通気孔 24…第2の通気性支持体の隔壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩基性化合物を吸着除去する酸性化合物
    を支持する第1の通気性支持体からなる第1のフィルタ
    ー部材と、酸化ルテニウムを含むルテニウム触媒を担持
    した臭気成分吸着性の第1の多孔質担体を支持する第2
    の通気性支持体からなる第2のフィルター部材とを臭気
    が該第1のフィルター部材を通過した後該第2のフィル
    ター部材を通過するように組み合わせてなる脱臭フィル
    ター装置。
  2. 【請求項2】 該第1の通気性支持体に支持された酸性
    化合物が固体酸性化合物である請求項1記載の脱臭フィ
    ルター装置。
  3. 【請求項3】 該固体酸性化合物が、ゼオライト、酸性
    粘土化合物、酸形イオン交換樹脂からなる群の中から選
    ばれる請求項2記載の脱臭フィルター装置。
  4. 【請求項4】 該第1の通気性支持体に支持された酸性
    化合物が液体酸性化合物であり、第2の多孔質担体に吸
    着された形態で該第1の通気性支持体に支持されている
    請求項1記載の脱臭フィルター装置。
JP9075813A 1997-03-27 1997-03-27 脱臭フィルター装置 Expired - Fee Related JP3029808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075813A JP3029808B2 (ja) 1997-03-27 1997-03-27 脱臭フィルター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075813A JP3029808B2 (ja) 1997-03-27 1997-03-27 脱臭フィルター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10263067A true JPH10263067A (ja) 1998-10-06
JP3029808B2 JP3029808B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=13587006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9075813A Expired - Fee Related JP3029808B2 (ja) 1997-03-27 1997-03-27 脱臭フィルター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3029808B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016106699A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 平岡織染株式会社 臭気吸着メッシュシート及びその臭気吸着性能の回復方法
JP2017503139A (ja) * 2013-12-17 2017-01-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 空気品質インジケータ
JP6310133B1 (ja) * 2017-10-11 2018-04-11 株式会社ユー・イー・エス 脱臭フィルタ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017503139A (ja) * 2013-12-17 2017-01-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 空気品質インジケータ
US9833734B2 (en) 2013-12-17 2017-12-05 3M Innovative Properties Company Air quality indicator
JP2016106699A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 平岡織染株式会社 臭気吸着メッシュシート及びその臭気吸着性能の回復方法
JP6310133B1 (ja) * 2017-10-11 2018-04-11 株式会社ユー・イー・エス 脱臭フィルタ
JP2019069079A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 株式会社ユー・イー・エス 脱臭フィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3029808B2 (ja) 2000-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4948325B2 (ja) 脱臭フィルタ並びに空気清浄装置
JP2002177717A (ja) 除塵脱臭フィルター
JP2017035645A (ja) 吸着剤、吸着剤の製造方法と空気清浄用フィルタ及び空気清浄機
JPH05305213A (ja) 空気浄化シート及びそれを使用した空気浄化フィルタ
JP2002017832A (ja) 脱臭フィルターおよびその製造方法
JP3029808B2 (ja) 脱臭フィルター装置
JP3725925B2 (ja) メッシュシート、脱臭エレメントおよび脱臭装置
JP4948817B2 (ja) 活性酸素消去能を備えた脱臭体およびそれを用いた空気清浄機
JP2000210534A (ja) 光触媒脱臭フィルタ―
JP2006217995A (ja) 脱臭体および脱臭体の製造方法およびそれを用いた脱臭装置
JP3725933B2 (ja) 気体処理用エレメントおよび気体処理装置
JP3029807B2 (ja) 脱臭剤および脱臭器具
JP2000210372A (ja) 空気浄化膜及び消臭フィルタ
KR20210103449A (ko) 산소 발생 융복합필터
JP2950683B2 (ja) 空気浄化剤及び空気浄化装置
JP2000233113A (ja) 脱臭フィルター、その製造方法及びその利用方法
JP2000153131A (ja) 光触媒を用いた除塵脱臭フィルター
JP3029764B2 (ja) 脱臭剤
JP2002028484A (ja) 脱臭フィルター
JP2005152033A (ja) 複合臭気脱臭剤
JP2000262844A (ja) 脱臭フィルター
JP5441836B2 (ja) 複合臭気脱臭剤
JP2000316961A (ja) 脱臭装置
JPH07204259A (ja) 金属カルボン酸塩含有空気浄化剤
JP2000237538A (ja) 光触媒空気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees