JPH10262920A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JPH10262920A
JPH10262920A JP9070063A JP7006397A JPH10262920A JP H10262920 A JPH10262920 A JP H10262920A JP 9070063 A JP9070063 A JP 9070063A JP 7006397 A JP7006397 A JP 7006397A JP H10262920 A JPH10262920 A JP H10262920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
white balance
signal
electronic endoscope
image
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9070063A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yoshizawa
靖宏 吉沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9070063A priority Critical patent/JPH10262920A/ja
Publication of JPH10262920A publication Critical patent/JPH10262920A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で、ホワイトバランススイッチ等を
操作することなく容易に確実なホワイトバランスの調整
ができる。 【解決手段】光源部20からの照明光が電子内視鏡2に
供給されて被写体17を照明する。反射光は電子内視鏡
2の挿入部6の先端の固体撮像素子16により画像信号
として得られ、所定の信号に分離されてホワイトバラン
ス調整回路でホワイトバランスを調整された後、モニタ
4等に表示される。ホワイトバランスの調整を行うに
は、白いチャートに特定の模様を有して形成したホワイ
トバランス調整用部材を電子内視鏡2で撮像する。する
と画像検出回路35がホワイトバランス調整用部材を電
子内視鏡2で撮像したことを検出し、制御回路24は画
像検出回路35からの信号で、ホワイトバランス調整用
部材を電子内視鏡2で撮像したことを検出した際に上記
ホワイトバランス調整回路を動作制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホワイトバランス
調整回路を備えた電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器等を診断したり、検査したり
することのできる内視鏡(スコープまたはファイバスコ
ープ)が広く用いられている。また、医療用のみなら
ず、工業用においても、ボイラ、機械、化学プラント等
の管内、あるいは機器内等の対象物を観察、検査したり
するのにも内視鏡は広く利用されている。このような内
視鏡では、電荷撮像素子を用いた電子スコープも各種用
いられている。
【0003】ところで、内視鏡を用いた診断、検査にお
いて、対象物の異常を発見するために重要なパラメータ
となるのが色の微妙な変化である。ところが、電子スコ
ープにおいては、電荷撮像素子の分光感度や色フィルタ
のばらつき、光源の色ばらつき等の要因によって電子ス
コープ毎、または電子内視鏡装置全体毎の再現される色
にばらつきが生じてしまう。そのため、白いものが白
く、モニタ上に再現されるようにホワイトバランスを取
る必要がある。
【0004】ホワイトバランスの調整を行う技術は、例
えば特開昭59−228494号公報で、押しボタンス
イッチの押圧時間が所定の時間を越えるか否かを検知す
る回路と、その回路により所定時間を越えることが検知
された場合に、自動ホワイトバランス回路に再びホワイ
トバランスを検知し、新たなバランス情報を出力するよ
うに指示する制御信号を発生する手段とを有する色温度
切換回路が示されている。
【0005】しかしこの先行例では、ホワイトバランス
調整を行う際、モニタ画像がフリーズされた場合にはモ
ニタ画像には白い被写体が表示されているにもかかわら
ず他の被写体でホワイトバランスをとる可能性があり、
また、ズーム機能を有する装置においてはズームアップ
されたモニタ画像には白い被写体が表示されていても、
実際に撮像されている被写体のズームアップされない部
位が白でないような場合は正しいホワイトバランスを取
ることができないという問題があった。
【0006】このようなことから、本願出願人は、特公
平7−2164号公報で、ホワイトバランス調整回路の
動作を指示するホワイトバランススイッチと、映像信号
処理回路の出力画像として被写体動画が出力されている
と判断され、かつホワイトバランススイッチが一定時間
操作され続けた場合に、ホワイトバランス回路を動作さ
せる制御回路とを備えた電子内視鏡装置を提案してい
る。
【0007】この本願出願人による電子内視鏡装置につ
いて、図4でホワイトバランス回路について主に説明す
る。電子内視鏡装置100は、電子スコープ102と制
御装置103とモニタ104と図示しないキーボード等
とから主に構成され、上記電子スコープ102は細長の
挿入部106の後端部に太径の操作部(図示せず)が連
設されており、この操作部から延出されたユニバーサル
ケーブル(図示せず)の後端部に設けられたコネクタが
上記制御装置103に着脱自在に接続されている。上記
挿入部106は先端から先端部110、湾曲部(図示せ
ず)、可撓管部(図示せず)が順に設けられており、上
記可撓管部に上記操作部が連設されている。
【0008】上記先端部110には対物レンズ系114
と配光レンズ系115とが設けられている。上記対物レ
ンズ系114の後方には固体撮像素子116が設けられ
ており、この固体撮像素子116の撮像面上に被写体1
17の像が結像するようになっている。上記固体撮像素
子116は信号線118によって、上記制御装置103
のCCDドライバ119と色分離回路121とに接続さ
れている。
【0009】上記配光レンズ系115の後方には照明光
を伝達するファイババンドルで形成されたライトガイド
122の出射端面が設けられている。このライトガイド
122は上記挿入部106と上記操作部,上記ユニバー
サルケーブルの内部を挿通されて上記制御装置103に
設けられた光源部120に導かれるようになっている。
【0010】上記制御装置103は上記光源部120と
信号処理部123とホワイトバランスを制御する制御回
路124とから主要に構成されている。
【0011】上記光源部120には照明光を発生する光
源ランプ125とこの照明光を集光して上記ライトガイ
ド122の入射端面に照射する集光レンズ126とから
構成されている。
【0012】上記信号処理部123を構成する色分離回
路121は固体撮像素子116から入力される画像信号
から輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yとを分離し、
輝度信号Yを可変利得増幅器127R,127BとA/
D変換器128とに出力し、色差信号R−Yを加算器1
29に色差信号B−Yを加算器130に出力するように
なっている。
【0013】上記可変利得増幅器127Rはホワイトバ
ランスコントロール回路(W.B.コントロール回路)
131からの制御信号によってゲイン調整された輝度信
号YR’を上記加算器129に出力し、上記可変利得増
幅器127Bは同様に上記ホワイトバランスコントロー
ル回路131からの制御信号によって、ゲイン調整され
た輝度信号YB’を上記加算器130に出力するように
なっている。
【0014】上記加算器129は色差信号R−Yに輝度
信号YR’を加算して色差信号R−Y’を上記ホワイト
バランスコントロール回路131と上記A/D変換器1
28とに出力し、上記加算器130は色差信号B−Y、
輝度信号YB’を加算して色差信号B−Y’を上記ホワ
イトバランスコントロール回路131と上記A/D変換
器128とに出力するようになっている。
【0015】尚、上記可変利得増幅器127R,127
Bと上記ホワイトバランスコントロール回路131はホ
ワイトバランス調整回路を構成している。
【0016】上記A/D変換器128は入力された信号
をデジタル変換して画像メモリ132に出力し、この画
像メモリ132に一旦蓄えられた信号はD/A変換器1
33でアナログ化され、映像信号処理回路134で標準
的なビデオ信号に変換され、上記モニタ4にビデオ信号
を出力するようになっている。
【0017】また、上記ホワイトバランスコントロール
回路131は制御回路124によって制御されるように
なっている。
【0018】こうして光源部120の光源ランプ125
から発せられた光は、集光レンズ126によってスコー
プ102の内部に設けられたライトガイド122の入射
端面に集光され、伝達されて配光レンズ系115から被
写体117を照明する。この被写体117から反射され
た光は対物レンズ系114によって、固体撮像素子11
6の撮像面上に結像される。上記固体撮像素子116は
CCDドライバ119からのドライブ信号によって駆動
され、結像した光学像を電気信号に変換して出力する。
上記固体撮像素子116から出力された信号は色分離回
路121によって輝度信号Yと2つの色差信号R−Y,
B−Yに分離され、2つの可変利得増幅器127R,1
27Bとホワイトバランスコントロール回路131とか
らなるホワイトバランス調整回路によって、ホワイトバ
ランスを調整された後、A/D変換器128によって、
デジタル信号に変換され、画像メモリ132に蓄えら
れ、D/A変換器133によってアナログ信号に戻さ
れ、映像信号処理回路134によって標準的なビデオ信
号に変換され、モニタ104に表示される。
【0019】そして、ホワイトバランスを調整させる場
合は、ホワイトバランス調整用部材を撮像し、ホワイト
バランススイッチ135を操作することによりホワイト
バランス回路を動作させてホワイトバランスを取ってい
た。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記本願出願人による
電子内視鏡装置の例では、ホワイトバランス回路の誤動
作が防止され、確実なホワイトバランスが得られるとい
う大きな効果が得られる。しかしながら、ホワイトバラ
ンス調整を行う際、ホワイトバランススイッチを操作す
ることにより、ホワイトバランス回路を動作させてホワ
イトバランスを取るため、操作はワンタッチではある
が、その手間が煩わしいといった問題はいぜんとして残
されていた。
【0021】すなわち、特に医療の現場においては感染
防止のため、体腔内に挿入するスコープおよびそのスコ
ープを持つ術者の手指は滅菌されており、術者の手指で
滅菌されていないホワイトバランススイッチを触ること
は衛生面から好ましくなく、また、一々ホワイトバラン
ススイッチを操作するのは手間が掛かり煩雑である。
【0022】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構造でありながら、ホワイトバランスス
イッチ等を操作することなく容易に確実なホワイトバラ
ンスが得られる電子内視鏡装置を提供することを目的と
している。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による電子内視鏡装置は、挿入部の先端に固体撮
像素子を有する電子内視鏡と、この電子内視鏡に照明光
を供給する光源部と、上記固体撮像素子から得た画像信
号の利得を制御してホワイトバランスを調整するホワイ
トバランス調整回路を有する電子内視鏡装置において、
白いチャートに特定の模様を有して形成したホワイトバ
ランス調整用部材と、このホワイトバランス調整用部材
を上記電子内視鏡で撮像したことを検出する検出手段
と、上記ホワイトバランス調整用部材を上記電子内視鏡
で撮像したことを検出した際に上記ホワイトバランス調
整回路を動作制御する制御手段とを備えたものである。
【0024】上記構成による電子内視鏡装置は、光源部
からの照明光が、電子内視鏡に供給されて被写体を照明
する。この被写体から反射された光は、電子内視鏡の挿
入部の先端に設けられた固体撮像素子により画像信号と
して得られ、所定の信号に分離されてホワイトバランス
調整回路によって、ホワイトバランスを調整された後、
モニタ等に表示される。そしてホワイトバランスの調整
を行うには、白いチャートに特定の模様を有して形成し
たホワイトバランス調整用部材を上記電子内視鏡で撮像
する。すると、検出手段が上記ホワイトバランス調整用
部材を上記電子内視鏡で撮像したことを検出し、制御手
段は上記検出手段からの信号で、上記ホワイトバランス
調整用部材を上記電子内視鏡で撮像したことを検出した
際に上記ホワイトバランス調整回路を動作制御する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の一実施
形態に係り、図1は電子内視鏡装置の全体構成を説明す
るブロック図、図2はホワイトバランス調整用部材の例
の説明図、図3は電子内視鏡装置の全体構成図である。
【0026】図3において、電子内視鏡装置1は電子ス
コープ2と制御装置3とモニタ4とキーボード5等とか
ら主に構成されている。上記電子スコープ2は細長の挿
入部6の後端部に太径の操作部7が連設されており、こ
の操作部7からはユニバーサルケーブル8が延出されて
いる。ユニバーサルケーブル8の後端部に設けられたコ
ネクタ9は上記制御装置3に着脱自在に接続されてい
る。
【0027】上記挿入部6は先端から先端部10、湾曲
部11、可撓管部12が順に設けられており、上記可撓
管部12に上記操作部7が連設されている。尚、上記湾
曲部11は、上記操作部7に設けられた湾曲操作ノブ1
3によって上下左右方向に湾曲されるようになってい
る。
【0028】図1において、上記先端部10には対物レ
ンズ系14と配光レンズ系15とが設けられている。
【0029】上記対物レンズ系14の後方には固体撮像
素子16が設けられており、この固体撮像素子16の撮
像面上に被写体17の像が結像するようになっている。
上記固体撮像素子16は、例えば撮像面上に図示しない
カラーフィルタが設けられた単板カラーチップと呼ばれ
る固体撮像素子であり、信号線18によって、上記制御
装置3のCCDドライバ19と色分離回路21とに接続
されている。
【0030】上記配光レンズ系15の後方には照明光を
伝達するファイババンドルで形成されたライトガイド2
2の出射端面が設けられている。このライトガイド22
は、上記挿入部6と上記操作部7と上記ユニバーサルケ
ーブル8の内部を挿通されて上記制御装置3に設けられ
た光源部20に導かれるようになっている。
【0031】上記制御装置3は、上記光源部20と、上
記固体撮像素子16から得た画像信号の利得を制御して
ホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整回路
を有する信号処理部23とから主要に構成されている。
【0032】上記光源部20には照明光を発生する光源
ランプ25とこの照明光を集光して上記ライトガイド2
2の入射端面に照射する集光レンズ26とから構成され
ている。
【0033】上記信号処理部23を構成する色分離回路
21は固体撮像素子16から入力される画像信号から輝
度信号Yと色差信号R−Y,B−Yとを分離し、輝度信
号Yを可変利得増幅器27R,27BとA/D変換器2
8とに出力し、色差信号R−Yを加算器29に色差信号
B−Yを加算器30に出力するようになっている。
【0034】上記可変利得増幅器27Rはホワイトバラ
ンスコントロール回路(W.B.コントロール回路)3
1からの制御信号によってゲイン調整された輝度信号Y
R’を加算器29に出力し、上記可変利得増幅器27B
は同様にホワイトバランスコントロール回路31からの
制御信号によって、ゲイン調整された輝度信号YB’を
加算器30に出力するようになっている。
【0035】上記加算器29は色差信号R−Yに輝度信
号YR’を加算して色差信号R−Y’を上記ホワイトバ
ランスコントロール回路31と上記A/D変換器28と
に出力し、加算器30は色差信号B−Y、輝度信号Y
B’を加算して色差信号B−Y’を上記ホワイトバラン
スコントロール回路31と上記A/D変換器28とに出
力するようになっている。
【0036】すなわち、上記可変利得増幅器27R,2
7Bと上記ホワイトバランスコントロール回路31はホ
ワイトバランス調整回路を構成している。
【0037】上記A/D変換器28は入力された信号を
デジタル変換して画像メモリ32に出力する。
【0038】この画像メモリ32に一旦蓄えられた信号
はD/A変換器33でアナログ化され、映像信号処理回
路34で標準的なビデオ信号に変換され、上記モニタ4
にビデオ信号を出力するようになっている。また、この
映像信号処理回路34からの信号は後述する画像検出回
路35に対しても出力されるようになっている。
【0039】上記信号処理部23には、後述するホワイ
トバランス調整用部材40を撮像したことを検出する検
出手段としての画像検出回路35と、この画像検出回路
35からの信号が入力されて上記ホワイトバランスコン
トロール回路31を制御する制御手段としての制御回路
24とが設けられている。
【0040】上記画像検出回路35は、映像信号処理回
路34からの信号に基づき固体撮像素子16によって撮
像された画像が、上記ホワイトバランス調整用部材40
の特定の模様であるかを検出するもので、輝度信号を取
り込み、例えば図2(a)に示すようなサンプリング信
号でモニタ上の水平方向、垂直方向にそれぞれサンプリ
ングするようになっている。
【0041】すなわち、サンプリング信号SPHW、S
PVWでサンプリングされた部分の輝度信号のレベルが
全領域であるレベル以上であれば白または白に近い色で
あると検出し、サンプリング信号SPHW、SPVWで
サンプリングされた部分の輝度信号のレベルが全領域で
あるレベル以下であれば黒または黒に近い色であると検
出する。
【0042】そして白、黒とも検出された場合に、上記
画像検出回路35は上記固体撮像素子16によって撮像
された画像が上記ホワイトバランス調整用部材40の特
定の模様であると検出し、上記制御回路24に検出信号
を出力するように形成されている。
【0043】上記ホワイトバランス調整用部材40は、
白いチャートに、ホワイトバランスの調整用と判別でき
る体腔内には存在しない特定の模様を有して形成したも
ので、その模様は上記画像検出回路35で検出できるよ
うな模様であればよく、上述の図2(a)に示す白地に
黒の十字以外では、例えば図2(b)に示すような
“井”のような模様、あるいは図2(c)に示すような
“川”のような模様など、上記画像検出回路35で検出
することのできる模様であれば良い。
【0044】上記制御回路24は、上記画像検出回路3
5から検出信号が入力されると、上記ホワイトバランス
コントロール回路31にWB信号を出力するようになっ
ており、上記ホワイトバランスコントロール回路31は
WB信号が入力されると色差信号R−Yと上記可変利得
増幅器27Rによって作り出された輝度信号YR’を加
算して得られる色差信号R−Y’と同様にして作られる
色差信号B−Y’のレベルがゼロになるように上記可変
利得増幅器27R,27Bのゲインを制御する。
【0045】上記ホワイトバランスコントロール回路3
1はホワイトバランスが取れた場合、つまり色差信号R
−Y’、B−Y’がゼロになった場合にW/B.OK信
号を上記制御回路24に出力するようになっていて、こ
のW/B.OK信号を受けて上記制御回路24はホワイ
トバランス動作を終了するように形成されている。
【0046】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、光源部20の光源ランプ25から発せられた光は
集光レンズ26によって電子スコープ2の内部に設けら
れたライトガイド22の入射端面に集光され、伝達され
て配光レンズ系15から被写体17を照明する。
【0047】上記被写体17から反射された光は対物レ
ンズ系14によって、固体撮像素子16の撮像面上に結
像される。
【0048】上記固体撮像素子16はCCDドライバ1
9からのドライブ信号によって駆動され、結像した光学
像を電気信号に変換して出力する。
【0049】上記固体撮像素子16から出力された信号
は色分離回路21によって輝度信号Yと2つの色差信号
R−Y,B−Yに分離され、2つの可変利得増幅器27
R,27Bとホワイトバランスコントロール回路31と
からなるホワイトバランス調整回路によって、ホワイト
バランスを調整された後、A/D変換器28によって、
デジタル信号に変換され、画像メモリ32に蓄えられ、
D/A変換器33によってアナログ信号に戻され、映像
信号処理回路34によって標準的なビデオ信号に変換さ
れ、モニタ4に表示される。
【0050】一方、ホワイトバランスを調整させる場
合、ホワイトバランス調整用部材40を撮像する。この
ホワイトバランス調整用部材40は体腔内にはない模
様、例えば図2(a)に示すような白地に黒の十字状の
模様になっている。
【0051】この模様の画像は、上記映像信号処理回路
34から画像検出回路35に入力され、この画像検出回
路35は上記固体撮像素子16によって撮像された画像
が、上記ホワイトバランス調整用部材40の特定の模様
であるかを検出する。
【0052】すなわち、上記画像検出回路35は輝度信
号を取り込み、図2(a)に示すようなサンプリング信
号でモニタ上の水平方向、垂直方向にそれぞれサンプリ
ングする。
【0053】そして、サンプリング信号SPHW、SP
VWでサンプリングされた部分の輝度信号のレベルが全
領域であるレベル以上であれば白または白に近い色であ
ると検出し、サンプリング信号SPHW、SPVWでサ
ンプリングされた部分の輝度信号のレベルが全領域であ
るレベル以下であれば黒または黒に近い色であると検出
する。
【0054】この白、黒とも検出された場合に、上記画
像検出回路35は上記固体撮像素子16によって撮像さ
れた画像が上記ホワイトバランス調整用部材40の特定
の模様であると検出し、制御回路24に検出信号を出力
する。
【0055】上記制御回路24は検出信号が入力される
と、ホワイトバランスコントロール回路31にWB信号
を出力する。
【0056】上記ホワイトバランスコントロール回路3
1はWB信号が入力されると色差信号R−Yと可変利得
増幅器27Rによって作り出された輝度信号YR’を加
算して得られる色差信号R−Y’と同様にして作られる
色差信号B−Y’のレベルがゼロになるように可変利得
増幅器27R,27Bのゲインを制御する。
【0057】そして上記ホワイトバランスコントロール
回路31は、ホワイトバランスが取れた場合、つまり色
差信号R−Y’、B−Y’がゼロになった場合に、上記
制御回路24にW/B.OK信号を出力する。このW/
B.OK信号を受けて上記制御回路24はホワイトバラ
ンス動作を終了する。
【0058】このように本発明の実施の形態では、簡単
な構造でありながら、ホワイトバランススイッチ等を操
作することなく、ホワイトバランス調整用部材を撮像し
た場合に、容易に確実なホワイトバランスが得られる。
【0059】尚、本発明の実施の形態の別の形態とし
て、ホワイトバランスを調整させる場合、制御回路は、
ホワイトバランス調整用部材を検出した信号が、ある一
定時間以上入力された際にホワイトバランスコントロー
ル回路にWB信号を出力するようにしても良い。
【0060】すなわち、ホワイトバランスを調整させる
場合、ホワイトバランス調整用部材40を撮像する。画
像検出回路35は固体撮像素子16によって撮像された
画像がホワイトバランス調整用部材40の特定の模様で
あるかを検出し、制御回路24に検出信号を出力する。
【0061】この制御回路24はその検出信号がある一
定時間以上入力された場合、すなわち固体撮像素子16
を内蔵した電子スコープ2先端を静止させた場合に、ホ
ワイトバランスコントロール回路31にWB信号を出力
する。
【0062】そしてホワイトバランスコントロール回路
31は、WB信号が入力されると色差信号R−Yと可変
利得増幅器27Rによって作り出された輝度信号YR’
を加算して得られる色差信号R−Y’と同様にして作ら
れる色差信号B−Y’のレベルがゼロになるように可変
利得増幅器27R,27Bのゲインを制御する。
【0063】上記ホワイトバランスコントロール回路3
1はホワイトバランスが取れた場合、つまり色差信号R
−Y’、B−Y’がゼロになった場合にW/B.OK信
号を上記制御回路24に出力する。そのW/B.OK信
号を受けて上記制御回路24はホワイトバランス動作を
終了する。
【0064】このようにすればホワイトバランススイッ
チを操作することなく、ホワイトバランス調整用部材を
一定時間以上撮像した場合にホワイトバランスを取るこ
とができる。ホワイトバランスを取るにはホワイトバラ
ンス調整用部材を一定時間以上撮像しなければならな
い。すなわち、固体撮像素子を内蔵した電子スコープ先
端をホワイトバランス調整用部材に向けたまま静止させ
た状態である場合にのみ、ホワイトバランス回路を動作
させるので誤動作を確実に防止することができる。
【0065】[付記] (1)挿入部の先端に固体撮像素子を有する電子内視鏡
と、この電子内視鏡に照明光を供給する光源部と、前記
固体撮像素子から得た画像信号の利得を制御してホワイ
トバランスを調整するホワイトバランス調整回路を有す
る電子内視鏡装置において、白いチャートに特定の模様
を有して形成したホワイトバランス調整用部材と、この
ホワイトバランス調整用部材を上記電子内視鏡で撮像し
たことを検出する検出手段と、上記ホワイトバランス調
整用部材を上記電子内視鏡で一定時間以上撮像したこと
を検出した際に前記ホワイトバランス調整回路を動作制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする電子内視鏡
装置。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構造でありながら、ホワイトバランススイッチ等を
操作することなく、ホワイトバランス調整用部材を撮像
した場合に、容易に確実なホワイトバランスの調整をす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の一実施形態に係り、
図1は電子内視鏡装置の全体構成を説明するブロック図
【図2】ホワイトバランス調整用部材の例の説明図
【図3】電子内視鏡装置の全体構成図
【図4】従来の電子内視鏡装置の全体構成を説明するブ
ロック図
【符号の説明】
1 電子内視鏡装置 2 電子スコープ 3 制御装置 6 挿入部 10 先端部 16 固体撮像素子 17 被写体 20 光源部 23 信号処理部 24 制御回路(制御手段) 27R,27B 可変利得増幅器(ホワイトバランス
調整回路) 31 ホワイトバランスコントロール回路(ホワイト
バランス調整回路) 35 画像検出回路(検出手段) 40 ホワイトバランス調整用部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】すなわち、サンプリング信号SPHW、S
PVWでサンプリングされた部分の輝度信号のレベルが
全領域であるレベル以上であれば白または白に近い色で
あると検出し、サンプリング信号SPHB、SPVB
サンプリングされた部分の輝度信号のレベルが全領域で
あるレベル以下であれば黒または黒に近い色であると検
出する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】そして、サンプリング信号SPHW、SP
VWでサンプリングされた部分の輝度信号のレベルが全
領域であるレベル以上であれば白または白に近い色であ
ると検出し、サンプリング信号SPHB、SPVBでサ
ンプリングされた部分の輝度信号のレベルが全領域であ
るレベル以下であれば黒または黒に近い色であると検出
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端に固体撮像素子を有する電
    子内視鏡と、この電子内視鏡に照明光を供給する光源部
    と、上記固体撮像素子から得た画像信号の利得を制御し
    てホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整回
    路を有する電子内視鏡装置において、 白いチャートに特定の模様を有して形成したホワイトバ
    ランス調整用部材と、このホワイトバランス調整用部材
    を上記電子内視鏡で撮像したことを検出する検出手段
    と、上記ホワイトバランス調整用部材を上記電子内視鏡
    で撮像したことを検出した際に上記ホワイトバランス調
    整回路を動作制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する電子内視鏡装置。
JP9070063A 1997-03-24 1997-03-24 電子内視鏡装置 Withdrawn JPH10262920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9070063A JPH10262920A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 電子内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9070063A JPH10262920A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 電子内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10262920A true JPH10262920A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13420718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9070063A Withdrawn JPH10262920A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10262920A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150138A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 Hoya株式会社 内視鏡システム、画像生成装置およびマウスピース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015150138A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 Hoya株式会社 内視鏡システム、画像生成装置およびマウスピース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3271838B2 (ja) 内視鏡用画像処理装置
JPH0239015A (ja) 内視鏡用自動調光制御装置
JP4175711B2 (ja) 撮像装置
US6641529B2 (en) Endoscope apparatus and method of controlling same
JP2007215907A (ja) 内視鏡プロセッサ、内視鏡システム、及びブラックバランス調整プログラム
JP6113385B1 (ja) 撮像システム
JP2866658B2 (ja) 内視鏡装置
JPH10262920A (ja) 電子内視鏡装置
JP2001070240A (ja) 内視鏡装置
JP2007202942A (ja) 内視鏡画像信号処理装置および電子内視鏡システム
JP3140548B2 (ja) 内視鏡像の明るさ制御装置
JP4657003B2 (ja) 内視鏡プロセッサ
JP4648576B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3283131B2 (ja) 内視鏡装置
JP2568526B2 (ja) 画像フリ−ズ装置
JP4836591B2 (ja) 内視鏡画像信号処理装置および電子内視鏡システム
JP2715383B2 (ja) 内視鏡装置
JP2004049708A (ja) 電子内視鏡装置とホワイトバランス調整用補助具
JP3199793B2 (ja) 撮像装置
JP2823561B2 (ja) 内視鏡用自動調光制御装置
JP2005169139A (ja) 電子内視鏡装置
JPH10165363A (ja) 内視鏡用撮像信号処理装置
JP2007014423A (ja) 内視鏡装置
JP2004033334A (ja) 電子内視鏡
JPH03151930A (ja) 電子内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601