JPH102628A - 外燃式熱ガス機関の熱交換器 - Google Patents

外燃式熱ガス機関の熱交換器

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JPH102628A
JPH102628A JP17300796A JP17300796A JPH102628A JP H102628 A JPH102628 A JP H102628A JP 17300796 A JP17300796 A JP 17300796A JP 17300796 A JP17300796 A JP 17300796A JP H102628 A JPH102628 A JP H102628A
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JP
Japan
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heat
working gas
heat exchanger
external
gas
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JP17300796A
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Toshikazu Ishihara
寿和 石原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い熱交換効率を確保しながら製造の容易化
や低コスト化等を実現した外燃式熱ガス機関の熱交換器
を提供する。 【解決手段】 熱交換器5は、ステンレス鋼製の熱交換
エレメント41と、熱交換エレメント41に外嵌された
これもステンレス鋼製のアウタスリーブ42とから構成
されている。熱交換エレメント41には、内周側にガス
流通孔48が多数形成され、外周面にリング状のアウタ
フィン49が多数形成されている。アウタフィン49の
外周はアウタスリーブ42の内周面に当接しており、こ
れにより熱交換エレメント41とアウタスリーブ42と
の間には液冷媒通路となる多数の環状溝50が画成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房装置や給湯
装置等の冷熱源として好適な外燃式熱ガス機関の熱交換
器に係り、詳しくは高い熱交換効率を確保しながら製造
の容易化等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷暖房や給湯を行う装置として、
外燃式熱ガス機関たるヴェルミエサイクルを利用したヒ
ートポンプ(以下、VMHP:Vuilleumier Cycle Heat
Pumpという)が開発されている。VMHPは、封入媒
体(作動ガス)としてのHe(ヘリウム)ガスの温度分
布変化のみにより圧力変化を引起し、ダイレクトに冷暖
房・給湯を可能とするものである(例えば、特公平5−
65777号公報または特開平4−113170号公報
等参照)。
【0003】VMHPの作動ガス回路には中温室や低温
室に熱交換器が設けられている。熱交換器は作動ガスと
外部熱媒体との間で熱エネルギーの授受を行わせる装置
であり、例えば、中温側熱交換器内では作動ガスから外
部熱媒体に熱エネルギーが放出され、低温側熱交換器内
では作動ガスが外部熱媒体の熱エネルギーを吸収する。
従来の熱交換器は、外部熱冷媒用の配管が接続される熱
交換器本体と、熱交換器本体内に配設されたガスチュー
ブとからなっており、作動ガスと外部熱冷媒とがガスチ
ューブの管壁により隔てられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した熱ガス機関で
は、運転中に作動ガスの圧力が10MPa程度に上昇す
るため、ガスチューブには高い耐圧性が要求される。ま
た、熱交換効率を向上させるためには、作動ガスと外部
熱冷媒との間に広い伝熱面積を確保する必要がある。そ
こで従来は、ガスチューブとして厚肉小径のものを用
い、これを熱交換器本体内に数百本〜千本程度配置する
ようにしていた。しかしながら、このような構成を採っ
た場合、部品点数が非常に多くなると共に個々のガスチ
ューブを熱交換器本体の支持孔に挿通させる工程等も煩
雑になり、製造コストの上昇や製造に要する時間の増大
が避けられなかった。
【0005】本発明の目的は、高い熱交換効率を確保し
ながら製造の容易化や低コスト化等を実現した外燃式熱
ガス機関の熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、外燃式熱ガス機関の作動ガス回
路と外部熱媒体回路との間に介装され、作動ガスと外部
熱冷媒との間の熱交換に供される熱交換器であって、内
周側には前記作動ガスが流通する複数のガス流通孔が形
成され、外周側には前記外部熱冷媒が流通する冷媒流通
路が形成されたことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、例えば、ガス流通孔内
を流動する作動ガスの熱エネルギーが冷媒流通路内を流
動する液冷媒に伝達される。また、ガス流通孔の形成は
ドリル加工等により行うことができる。
【0008】また、請求項2の発明によれば、外燃式熱
ガス機関の作動ガス回路と外部熱媒体回路との間に介装
され、作動ガスと外部熱冷媒との間の熱交換に供される
熱交換器であって、内周側には前記作動ガスが流通する
複数のガス流通孔が形成され、外周側には前記外部熱冷
媒が流通する冷媒流通路が形成され、前記ガス流通孔内
には前記作動ガスの流れ方向に略沿ってインナフィンが
形成されたものを提案する。
【0009】この発明によれば、作動ガスに対する熱エ
ネルギーの授受が、ガス流通孔の内壁面だけではなく、
インナフィンによっても行われる。
【0010】また、請求項3の発明によれば、外燃式熱
ガス機関の作動ガス回路と外部熱媒体回路との間に介装
され、作動ガスと外部熱冷媒との間の熱交換に供される
熱交換器であって、内周側には前記作動ガスが流通する
複数のガス流通孔が形成されると共に外周面には前記外
部熱媒体の流れ方向に略沿うように形成されたアウタフ
ィンが形成された熱交換エレメントと、前記熱交換エレ
メントに外嵌して当該熱交換エレメントとの間に冷媒流
通路を形成するアウタスリーブとを備えたものを提案す
る。
【0011】この発明によれば、外部熱冷媒に対する熱
エネルギーの授受が、熱交換エレメントの外周面だけで
はなく、アウタフィンによっても行われる。また、アウ
タフィンの形成は、旋削加工等により行うことができ
る。
【0012】また、請求項4の発明によれば、外燃式熱
ガス機関の作動ガス回路と外部熱媒体回路との間に介装
され、作動ガスと外部熱冷媒との間の熱交換に供される
熱交換器であって、内周側には前記作動ガスが流通する
複数のガス流通孔が形成されると共に外周面には前記外
部熱媒体の流れ方向に略沿うように形成されたアウタフ
ィンが形成された熱交換エレメントと、前記熱交換エレ
メントに外嵌して当該熱交換エレメントとの間に冷媒流
通路を形成するアウタスリーブと、前記作動ガスの流れ
方向に略沿う形状に成形されて前記ガス流通孔に嵌挿さ
れるインナフィンとを備えたものを提案する。
【0013】この発明によれば、インナフィンを、押出
し成形等により製造した後、そのままガス流通孔に圧入
したり、あるいは挿入後にロウ付けする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0015】図1は空気調和機の冷温水供給回路を示し
ており、この回路には図2に断面斜視を示すヴィルミエ
サイクルの熱ガス機関1が採用されている。熱ガス機関
1は、互いに直交配置された高温側ピストン2と低温側
ピストン3とを備えており、これらがヘリウム等の作動
ガスを封入した容器に収納されている。容器内部は、高
温室12と、中温室13,14と、低温室15とに区画
されている。また、高温室12の端部には加熱器16を
有しており、加熱器16は、燃焼器11により加熱され
る。
【0016】両ピストン2,3は、例えば高温側ピスト
ン2が上死点と下死点との中間位置へ到達するときに、
低温側ピストン3が上死点に位置するように、互いに9
0°位相をずらして動作するべく、モータ9で駆動され
るクランク10を介して連結されている。高温側ピスト
ン2と低温側ピストン3とが動作すると、封入された作
動ガスが、高温再生器4と低温再生器7を通って各室1
2と13,14と15間を移動する。そして、作動ガス
は、これら再生器4,7を通過する際に、加熱あるいは
冷却されることになり、密閉容器内が昇圧あるいは減圧
されることになる。
【0017】例えば、高温室12の作動ガスが高温再生
器4を通って中温室13に移動する際には、作動ガスの
熱エネルギーが高温再生器4に蓄えられ、作動ガスの圧
力は低下する。逆に、作動ガスが中温室13から高温室
12に環流する際には、高温再生器4に蓄えられた熱エ
ネルギーが作動ガスに放出され、作動ガスの圧力は上昇
する。また、低温室15の作動ガスが低温再生器7を通
って中温室13に移動する際には、作動ガスに低温再生
器7の熱エネルギーが供給され、作動ガスの圧力も上昇
する。逆に、作動ガスが中温室13から低温室15に環
流する際には、作動ガスの熱エネルギーが低温再生器7
に吸収され、作動ガスの圧力は低下する。
【0018】また、外部との熱エネルギーのやり取り
は、中温室13,14と接続する中温熱交換器5,6及
び低温室と接続する低温熱交換器8が行う。例えば、加
熱器16が高温室12の作動ガスに熱エネルギーを与え
ると、中温室13,14側の作動ガスが中温熱交換器
5,6を介して外部熱媒体に熱エネルギーを放出すると
共に、低温室15側の作動ガスが低温熱交換器8を介し
て外部熱媒体から熱エネルギーを吸収する。
【0019】すなわち、本実施形態の熱ガス機関1で
は、低温熱交換器8と低温室15とは吸熱部を構成する
一方で、中温熱交換器5,6と中温室13,14とが放
熱部を構成し、熱ガス機関1の低温熱交換器8、および
中温熱交換器5,6を利用してなる空気調和機100が
提供される。空気調和機100は、熱ガス機関1と室内
機200と室外機300とからなっている。
【0020】室内機200内には室内熱交換器201が
配設され、室外機300内には室外熱交換器300が配
設されている。203は室内ファン、303は室外ファ
ンである。低温熱交換器8と室内熱交換器201は、管
路21と四方弁36と管路22とによりつながれ、さら
に室内熱交換器201と低温熱交換器8は、管路23と
四方弁37と管路24とによりつながれている。また、
中温熱交換器5と室外熱交換器301は、管路31と四
方弁36と管路32とによりつながれ、さらに室外熱交
換器301と中温熱交換器6は、管路33と四方弁37
と管路34とによりつながれている。また、中温熱交換
器5と6は、管路35とによりつながれている。管路を
循環する外部熱媒体としては、水(以下、液冷媒と記
す)が用いられている。
【0021】冷房運転時には、燃焼器11の点火により
熱ガス機関1が作動し、中温熱交換器5,6を介して作
動ガスの熱エネルギーが液冷媒に放出される一方で、低
温熱交換器8を介して液冷媒の熱エネルギーが作動ガス
に吸収される。この際、四方弁36,37は図1で実線
で示すように切り替えられており、低温熱交換器8で熱
エネルギーを放出した液冷媒は、管路21、四方弁3
6、管路22を経由して室内熱交換器201に流れる。
室内機200内では、低温となった室内熱交換器201
に室内ファン203からの送風が行われ、室内に冷風が
送り出され(冷房が行われ)、室内気の熱エネルギーを
吸収した液冷媒は管路23、四方弁37、管路24を経
由して低温熱交換器8に環流する。
【0022】このとき、中温熱交換器5で熱エネルギー
を吸収した液冷媒は、管路31、四方弁36、管路32
を通じて室外熱交換器301に流れ、そこで室外ファン
303からの送風により冷却された後、管路33、四方
弁37、管路34を通じて中温熱交換器6に流れ、さら
に管路35を通じて中温熱交換器5に環流する。
【0023】また、暖房運転時にも、燃焼器11の点火
により熱ガス機関1が作動し、中温熱交換器5,6を介
して作動ガスの熱エネルギーが液冷媒に吸収される一方
で、低温熱交換器8を介して液冷媒の熱エネルギーが作
動ガスに放出されるが、この際には四方弁36,37が
図1で点線で示すように切り替えられる。この場合、中
温熱交換器5,6で熱エネルギーを吸収した液冷媒は、
管路31、四方弁36、管路22を経由して室内熱交換
器201に流れる。室内機200内では、比較的高温と
なった室内熱交換器201に室内ファン203からの送
風が行われ、室内に温風が送り出される(暖房が行われ
る)一方で、室内に熱エネルギーを放出した液冷媒は管
路23、四方弁37、管路34を経由して中温熱交換器
5,6に環流する。
【0024】このとき、低温熱交換器8で熱エネルギー
を放出した液冷媒は、管路21、四方弁36、管路32
を通じて室外熱交換器301に流れ、そこで室外ファン
303からの送風により外気の熱エネルギーを吸収した
後、管路33、四方弁37、管路24を経由して低温熱
交換器8に環流する。
【0025】熱交換器の実施形態 以下、中温熱交換器5,6および低温熱交換器8の実施
形態を説明するが、両熱交換器5,6,8はその構成が
実質的に同一であるため、具体的説明は中温熱交換器
(以下、単に熱交換器と記す)5に対してのみ行う。
【0026】図3には本発明に係る熱交換器5の一実施
形態を斜視により示し、図4には同実施形態を縦断面に
より示し、図5には図4中のA−A階段断面を示してあ
る。これらの図に示したように、本実施形態の熱交換器
5は、高温側ピストン2(あるいは、低温側ピストン
3)が往復動する筒穴40を中央に有した円筒形状をな
している。熱交換器5は、ステンレス鋼製の熱交換エレ
メント41と、熱交換エレメント41に外嵌されたこれ
もステンレス鋼製のアウタスリーブ42とから構成され
ている。
【0027】アウタスリーブ42には、上方に冷媒流入
口43が形成される一方で、下方に冷媒流入口43に対
して角度を180゜ずらして冷媒流出口44が形成され
ており、冷媒流入口43から熱交換器5内に流入した液
冷媒が冷媒流出口44から流出するようになっている。
【0028】熱交換エレメント41の上下端部にはフラ
ンジ45,46が形成されており、これらのフランジ4
5,46に保持されたOリング47がアウタスリーブ4
2の内周面に密着し、液冷媒に対するシーリングを行
う。また、熱交換エレメント41には、内周側にガス流
通孔48が多数(本実施形態では、約300個)形成さ
れ、外周面にリング状のアウタフィン49が多数(本実
施形態では、約30枚)形成されている。アウタフィン
49の外周はアウタスリーブ42の内周面に当接してお
り、これにより熱交換エレメント41とアウタスリーブ
42との間には液冷媒通路となる多数の環状溝50が画
成されている。尚、本実施形態では、ガス流通孔45は
ドリルにより穿孔され、アウタフィン49の成形は旋削
によって行われている。
【0029】図4,図5に示したように、アウタフィン
49には、冷媒流入口43と冷媒流出口44とに対応す
る位置に、上下フランジ45,46間にわたってスロッ
ト51,52が形成されている。そして、スロット51
は、冷媒流入口43の直下部において、アウタフィン4
9により、流入部スロット51aと連通スロット51b
とに区画されている。また、スロット52は、冷媒流出
口44の直上部において、アウタフィン49により、流
出部スロット52aと連通スロット52bとに区画され
ている。
【0030】本実施形態の場合、各々のガス流通孔48
には、図6に示したように、インナフィン53が圧入さ
れている。インナフィン53は、アルミ合金や銅等の押
出し成型品であり、8枚のフィン部54が中心から等角
度で放射状に配置された星型となっており、これにより
ガス流通孔48が八つに分割されている。
【0031】さて、熱ガス機関1の運転が開始される
と、本実施形態の熱交換器5では、作動ガスがガス流通
孔48内を往復流動する。この際、作動ガスはガス流通
孔48の内壁面だけではなく、インナフィン53のフィ
ン部54にも接触しながら流動する。これにより、ガス
流通孔48の個数が比較的少ないにも拘わらず広い伝熱
面積が確保され、作動ガスと熱交換エレメント41との
間で熱エネルギーの授受が良好に行われる。
【0032】一方、作動ガスの往復流動と同時に、図
5,図7に示したように、冷媒流入口43からの液冷媒
が熱交換器5内の流入部スロット51aに流入する。流
入部スロット51aに流入した液冷媒は、上部の環状溝
群56に沿って冷媒流出口44側に流れ、連通スロット
52bに流入する。次に、液冷媒は、中間部の環状溝群
57に沿って冷媒流入口43側に流れ、連通スロット5
1bに流入する。しかる後、液冷媒は、下部の環状溝群
58に沿って再び冷媒流出口44側に流れ、流出部スロ
ット52aを経由して冷媒流出口44から流出する。こ
のように、液冷媒は、熱交換エレメント41の外周面と
アウタフィン49とに偏りなく接触しながら流動するた
め、熱交換エレメント41と液冷媒との間でも熱エネル
ギーの授受が良好に行われる。
【0033】このように、本実施形態では、比較的簡単
な機械加工により製造された熱交換エレメント41とア
ウタスリーブ42とから熱交換器5を構成するようにし
たため、従来装置に比べて部品点数を遙かに少なくする
ことができた。また、ガス流通孔48にインナフィン5
3を嵌挿させると共に、熱交換エレメント41の外周面
にアウタフィン49を形成するようにしたため、ガス流
通孔48の個数の低減等を図りながら、高い熱交換効率
を確保することができた。また、熱交換エレメント41
にアウタスリーブ42を外嵌させ、液冷媒に対するシー
リングをOリング47によって行うようにしたため、熱
交換器5の製造にロウ付け等の接合方法を用いる必要が
なくなった。
【0034】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では熱交換エレメントやアウタス
リーブの素材にステンレス鋼を用い、ガス流通孔やアウ
タフィンを切削加工により形成するようにしたが、素材
に銅合金やアルミ合金等を用いてもよいし、ロストワッ
クス法等による鋳造成形を行って熱交換エレメントとア
ウタスリーブとを一体に形成するようにしてもよい。ま
た、ガス流通孔にインナフィンを圧入するようにした
が、圧入に代えてロウ付けや拡散接合等を採用してもよ
いし、ガス流通孔の内面に直にインナフィンを形成する
ようにしてもよい。また、熱交換器の形状については、
設計上の都合等に応じて、円筒断面や矩形断面等を採用
するようにしてもよい。また、装置各部の形状をはじ
め、ガス流通孔の個数やアウタフィンの枚数等について
も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。更に、本発明の熱交換器は、スターリングエンジン
等、ヴェルミエサイクル以外の外燃式熱ガス機関にも適
用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱交換器に
よれば、熱交換効率を確保しながら、従来装置に比べて
部品点数の大幅な削減を図ることが可能となり、製造コ
ストの低減や大量生産への適用等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートポンプ式空気調和機の構成を示す回路図
である。
【図2】熱ガス機関の構造を示す断面斜視図である。
【図3】熱交換器の実施形態を示す斜視図である。
【図4】熱交換器の実施形態を示す縦断面図である。
【図5】図4中のA−A階段断面図である。
【図6】インナフィンの形状を示す平面図である。
【図7】液冷媒の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 熱ガス機関 5,6 中温熱交換器 8 低温熱交換器 41 熱交換器エレメント 42 アウタスリーブ 43 冷媒流入口 44 冷媒流出口 45,46 フランジ 47 Oリング 48 ガス流通孔 49 アウタフィン 50 環状溝 51,52 スロット 53 インナフィン 56〜58 環状溝群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外燃式熱ガス機関の作動ガス回路と外部
    熱媒体回路との間に介装され、作動ガスと外部熱冷媒と
    の間の熱交換に供される熱交換器であって、内周側には
    前記作動ガスが流通する複数のガス流通孔が形成され、
    外周側には前記外部熱冷媒が流通する冷媒流通路が形成
    されたことを特徴とする外燃式熱ガス機関の熱交換器。
  2. 【請求項2】 外燃式熱ガス機関の作動ガス回路と外部
    熱媒体回路との間に介装され、作動ガスと外部熱冷媒と
    の間の熱交換に供される熱交換器であって、内周側には
    前記作動ガスが流通する複数のガス流通孔が形成され、
    外周側には前記外部熱冷媒が流通する冷媒流通路が形成
    され、前記ガス流通孔内には前記作動ガスの流れ方向に
    略沿ってインナフィンが形成されたことを特徴とする外
    燃式熱ガス機関の熱交換器。
  3. 【請求項3】 外燃式熱ガス機関の作動ガス回路と外部
    熱媒体回路との間に介装され、作動ガスと外部熱冷媒と
    の間の熱交換に供される熱交換器であって、内周側には
    前記作動ガスが流通する複数のガス流通孔が形成される
    と共に外周面には前記外部熱媒体の流れ方向に略沿うよ
    うに形成されたアウタフィンが形成された熱交換エレメ
    ントと、前記熱交換エレメントに外嵌して当該熱交換エ
    レメントとの間に冷媒流通路を形成するアウタスリーブ
    とを備えたことを特徴とする外燃式熱ガス機関の熱交換
    器。
  4. 【請求項4】 外燃式熱ガス機関の作動ガス回路と外部
    熱媒体回路との間に介装され、作動ガスと外部熱冷媒と
    の間の熱交換に供される熱交換器であって、内周側には
    前記作動ガスが流通する複数のガス流通孔が形成される
    と共に外周面には前記外部熱媒体の流れ方向に略沿うよ
    うに形成されたアウタフィンが形成された熱交換エレメ
    ントと、前記熱交換エレメントに外嵌して当該熱交換エ
    レメントとの間に冷媒流通路を形成するアウタスリーブ
    と、前記作動ガスの流れ方向に略沿う形状に成形されて
    前記ガス流通孔に嵌挿されるインナフィンとを備えたこ
    とを特徴とする外燃式熱ガス機関の熱交換器。
JP17300796A 1996-06-12 1996-06-12 外燃式熱ガス機関の熱交換器 Pending JPH102628A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4796954A (en) * 1987-02-13 1989-01-10 Tachi-S Ltd. Seat back rear structure
JP2005214614A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Lg Electronics Inc 極低温冷凍機

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