JPH10262185A - 赤外線撮像装置 - Google Patents

赤外線撮像装置

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JPH10262185A
JPH10262185A JP9066002A JP6600297A JPH10262185A JP H10262185 A JPH10262185 A JP H10262185A JP 9066002 A JP9066002 A JP 9066002A JP 6600297 A JP6600297 A JP 6600297A JP H10262185 A JPH10262185 A JP H10262185A
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JP
Japan
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cold finger
compressor
infrared
chassis
infrared imaging
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JP9066002A
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Susumu Hamada
益 濱多
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍機及び信号回路基板の温度上昇を抑えて
信頼性を高め、冷凍機の冷却能力を向上させて消費電力
を減少させるとともに、冷凍機の稼動量を下げることに
より寿命を伸ばして維持管理コストを抑え、さらにコー
ルドフィンガー部の耐振性を向上させた低価格な赤外線
撮像装置を得る。 【解決手段】 吸気口付近にファンを配置し、ファンの
冷却空気吐出し側にコンプレッサとコールドフィンガー
を配置するとともに、コールドフィンガーの周囲に複数
の信号回路基板を配置し、冷却空気を直接吹き付け放熱
率を向上させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば、物体から
発せられる赤外線を、極低温に冷却した赤外線検出素子
でとらえることにより、熱画像を生成する赤外線撮像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の赤外線検出装置を示す斜
視図、図15は図14における断面AAを示す図、図1
6は図14における断面BBを示す図、図17は図14
における断面CCを示す図である。1はレンズユニッ
ト、2はレンズユニット1により取り込まれた赤外線エ
ネルギに応答して電気信号を発生する赤外線検出素子3
を内部に有する円筒状の真空モジュール、4は真空モジ
ュール2に内蔵されている赤外線検出素子3と係合し、
真空モジュール2と着脱可能な連結機構を備えるコール
ドフィンガー、5は連結管6を介してコールドフィンガ
ー4と連通するコンプレッサ、7はコールドフィンガー
4の周囲に配され、赤外線検出素子からの電気信号を該
電気信号を利用する図示されていない外部回路に供給す
るための処理を行う複数の信号回路基板、8は前面に上
記レンズユニットを取付けるための衝立部8aを有し、
底面にはコンプレッサ5の取付け部、および真空モジュ
ール2を保持する衝立部8bを備え、後面には外部との
信号授受をおこなうコネクタ9および排気口16を配し
た衝立部8cを有する左右および上面が開放されている
シャシ、10はその一方をコールドフィンガーの発熱部
に係合し、他方をシャシ8底面に係合する熱伝導ブロッ
ク、11は装置前方の冷却空気吸気口15から冷却空気
を吸気し、装置内の冷却を行い温度上昇した冷却空気を
冷却空気排気口16から外部へ排出するファン、12は
シャシの開口部を覆うようにシャシ8に係合する把手1
3を具備したカバー、14はコールドフィンガー4と熱
伝導ブロック10の係合面に塗布した熱伝導グリース、
17は冷却空気の流れを示す。上記コールドフィンガー
4と熱伝導ブロック10の係合部は周囲に0.3mm程
度のクリアランスをもっており、振動が加わった時にシ
ャシ8とコールドフィンガー4が別の挙動をしても相互
に干渉し合う事のないように考慮されている。
【0003】図18はスターリング冷凍機の構成例を示
す図である。図18に示したスターリング冷凍機は、ス
プリット式スターリング冷凍機と呼ばれるもので、スタ
ーリング冷凍機の代表的一例である。図18において、
スプリット式スターリング冷凍機は大きくわけてコール
ドフィンガー4とコンプレッサ5とこれらを結ぶ連結管
6より構成される。コンプレッサ5はシリンダ24とピ
ストン25を備え、ピストン25は連接棒26とクラン
ク27を介して図には示されないが電動機によって駆動
されてシリンダ24内部を往復運動する構造となってい
る。シリンダ24の端部にはシリンダヘッド28が取付
けられ、シリンダ24、ピストン25およびシリンダヘ
ッド28で仕切られた内部空間を圧縮室29と呼ぶ。ク
ランク27等のピストン25を駆動する機構部材はハウ
ジング30内に収められ、ピストン25によって圧縮室
29と仕切られたハウジング30内の空間をバルク室3
1と呼ぶ。シリンダ24、シリンダヘッド28およびハ
ウジング30は互いに外部との気密性を保つように接合
され、内部の圧縮室29やバルク室31には例えばヘリ
ウム、水素などの高圧の作動ガスが封入されている。ピ
ストン25の側面には、シリンダ24との間のすき間を
作動ガスが通過しないようにピストンリング32が装着
されている。また、シリンダ24の外面には外部への放
熱性を高めるためフィン33が一体で形成されている。
以上がコンプレッサ5の構成である。一方コールドフィ
ンガー4は円筒状の低温シリンダ34を有し、低温シリ
ンダ34内をしゅう動自在に往復するディスプレーサ3
5を有している。低温シリンダ34内部の空間はディス
プレーサ35によって2分割されており、一方の空間を
低温室36、他方の空間を高温室37と呼ぶ。ディスプ
レーサ35内部には再生器38とガス通過孔39が設け
られ、低温室36と高温室37は再生器38とガス通過
孔39を介して連通しており、再生器28内には例えば
銅の金網などの蓄冷材40が充填されている。低温シリ
ンダ34とディスプレーサ35のすき間を作動ガスが通
過しないように、ディスプレーサ35の側部にはシール
リング41がはめ込まれている。コールドフィンガー4
の下部には制御シリンダ42と制御室43が設けられ、
ディスプレーサ下端に取付けられている44の制御ピス
トンは高温室37と制御シリンダ42を通り抜け制御室
43に突出している。制御シリンダ42と制御ピストン
44のすき間を作動ガスが通過しないように制御シリン
ダにはシールリング45が取付けられている。コールド
フィンガ4の各室はコンプレッサ5と同様に例えばヘリ
ウム、水素などの高圧作動ガスが封入されている。以上
がコールドフィンガー4の構成であり、コンプレッサ5
の圧縮室29とコールドフィンガー4の高温室37は連
結管6を介して連通している。また、圧縮室29、連結
管6内部の空間、低温室36、高温室37、再生器38
およびガス通過孔39は互いに連通しており、これらの
室全体を総合して作動室46と呼ぶ。
【0004】次に、動作について説明する。ピストン2
5はシリンダ24の内部を往復することにより、圧縮室
29から低温室36に至る作動室46のガス圧力に正弦
状の波動を与える。一方、バルク室31は、その容積が
ピストン25の行程容積より十分に大きいため、内部の
ガス圧はピストン25が往復運動してもあまり変化しな
い。コールドフィンガー4の制御シリンダ42にとりつ
けられたシールリング45は、前述の作動室46のガス
の圧力波動のように短い周期の圧力変化に対してはほぼ
完全に密封するが長時間的にみれば密封は不完全である
ので、制御室43内のガス圧は、ほぼ作動室46内のガ
ス圧の平均値に保たれる。
【0005】図19から図22はスターリング冷凍機の
動作原理を冷凍サイクルの順を追って説明するものであ
る。図19に示したサイクルの一過程において、コンプ
レッサ5のピストン25はシリンダ24内の下方に位置
し、コールドフィンガー4のディスプレーサ35は低温
シリンダ34の上方に位置している。図19から図21
に至る間にピストン25は上昇して作動室46のガスを
圧縮する。シリンダ25の外周のフィン33は圧縮によ
って発生する熱を外部に放出させるためのものである。
図20の時点において作動室46内のガス圧力は制御室
43内の圧力よりも大きくなっており、この差圧によっ
て制御ピストン44に生ずる下向きの力は、シーリング
41および45の静摩擦力に打ち勝ってディスプレーサ
35を下方へと動かし始め、図21に示すように低温シ
リンダ34の下部へ移動させる。このディスプレーサ3
5の移動に伴って高温室37のガスは再生器38を通っ
て低温室36に移る、このとき再生器38に充填されて
いる蓄冷材40は通過するガスから熱を吸収しガスを温
度降下させる。図21から図22に至る過程でコンプレ
ッサ5のピストン25は下降し作動室46内のガスを膨
張させこの膨張によって低温室内のガスはさらに温度降
下し、コールドフィンガー4上部の周囲から熱を吸収す
る。この吸熱作用によりコールドフィンガー4上部に係
合する赤外線検出素子3を極低温に冷却する役割を担
う。作動室46ではガスの膨張により圧力が低下するの
で、図22の時点では作動室46内より制御室43内の
方がガス圧力は大きくなっている。この差圧によって制
御ピストン44に上向きにかかる力はシールリング41
および45の静摩擦力に打ち勝って、ディスプレーサ3
5を上方へと動かし始め、図19に示した様に低温シリ
ンダ34の上部へ移動させる。このディスプレーサ35
の移動に伴って低温室36の低温ガスは再生器38を通
過し、再生器38内の蓄冷材40に冷熱を蓄えるととも
にガス自身は温度上昇しながら高温室37へ流入する。
以上のようなサイクルの繰り返しによる冷凍運転によっ
て、上述したように赤外線検出素子3は極低温に保た
れ、赤外線検出素子3はレンズユニット1により取り込
まれた赤外線エネルギに応答し電気信号を発生する。こ
の電気信号は複数の信号回路基板7によって図示してい
ない外部回路用に処理される。また、図19から図20
の行程にて発生するコンプレッサ5の熱はフィン33に
より装置内部の冷却空気に放熱される一方、コンプレッ
サ5固定部を介してシャシ8へ熱伝導し周囲空気へ放熱
される。さらに図19から図20の行程ではコールドフ
ィンガー4の高温室17にも熱が発生する。高温室37
に発生する熱は高温室37、制御シリンダ42および制
御室43外壁に熱伝導した後コールドフィンガー部熱伝
導グリース14から熱伝導ブロック10を介し装置内部
の冷却空気に放熱される一方、熱伝導ブロック10固定
部を介してシャシ8へ熱伝導し周囲空気へ放熱される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線撮像装置
は以上のように構成されており、次に示すような課題を
有していた。まず、赤外線撮像装置の商品イメージを向
上させるため、外観を縦長とし前面から見てスマートに
見せるためには、真空モジュール2の後方にコンプレッ
サ5を配置する必要がある。一方、真空モジュール2に
内蔵される赤外線検出素子3を効率良く冷却するために
はコールドフィンガー4とコンプレッサ5とを連結管6
の長さを極力短くして連通する必要がある。すなわち、
装置前方から後方へ流れる冷却空気17の流れに対し、
真空モジュール2のシャシ固定部8bの後方にコールド
フィンガー4の発熱部と係合する熱伝導ブロック10と
コンプレッサ5が近接した形で配されることとなるた
め、真空モジュール2のシャシ固定部8bが冷却空気1
7の流れを妨げる事となり、コールドフィンガー4とコ
ンプレッサ5は効率的な冷却空気への放熱が行われず温
度上昇を招き、赤外線検出素子3を冷却する作動ガスの
温度上昇を引き起こし、コールドフィンガー4の冷却効
率を低下させることとなり、その結果、赤外線検出素子
3を極低温に維持するための、コンプレッサ5の稼働量
が多くなり、コンプレッサ5を稼働させるための消費電
力が大きいという課題があった。
【0007】また、装置内部から冷却空気を吸出してい
るため、ファンの羽根回転による影響を受けることがな
く、冷却空気の流れ17は層流状態に近い。従って、発
熱部品であるコールドフィンガー4とコンプレッサ5及
び信号回路基板7から冷却空気への熱伝達率が低くな
り、コールドフィンガー4とコンプレッサ5及び信号回
路基板7の温度上昇を引き起こしており、コールドフィ
ンガー4の冷却効率の低下から消費電力が大きくなると
ともに、信号回路基板7に実装されている電気回路部品
を高温状態で使用することとなり、電気回路部品の信頼
性低下を招き、最悪の場合には信号回路基板の故障を引
き起こすという課題があった。
【0008】また、上記のように冷却効率が低いことか
ら、コールドフィンガー4およびコンプレッサ5の稼働
量が高くなり、その結果コールドフィンガー4の低温シ
リンダ34内面とシールリング41間および制御ピスト
ン44周囲面とシールリング45間さらにコンプレッサ
5のシリンダ24内面とピストンリング32間の摩耗が
早く、ガス漏れにより冷却性能が劣化するため、短時間
でコールドフィンガー4とコンプレッサ5および連結管
6から構成される冷凍機を一体で交換しなければならな
く、すなわち信頼性が低く維持管理コストが高いという
課題があった。
【0009】また、コンプレッサ5はシリンダ24外面
にフィンを一体で形成し、かつ取付け機構を具備してい
るため製造コストが多大である。その結果、交換単位で
ある冷凍機のコストが高くなり、性能劣化による部品交
換における維持管理コストが高いという課題があった。
【0010】また、熱伝導ブロック10はシャシ8の底
面に係合しており、その断面積分底面に配される信号回
路基板の部品実装スペースが小さくなるため基板機能が
不足し、不足機能を補うため信号回路基板の枚数を増や
すこととなる。すなわち、信号回路基板の枚数が増える
ことにより製造コストが多大となり、その結果、装置コ
ストが高くなるという課題があった。
【0011】また、コールドフィンガー4と熱伝導ブロ
ック10の係合部は周囲に0.3mm程度のクリアラン
スを持つように作られているものの上記クリアランスで
は、真空モジュール2と固定部8bとの係合および真空
モジュール2とコールドフィンガー4との係合に対する
組立精度のばらつきにより組立後の段階ではクリアラン
スがほとんど確保できない部分が発生してしまう。従っ
て装置の運用時に振動外力が加わった際、コールドフィ
ンガー4と熱伝導ブロック10が機械的に干渉し、その
結果コールドフィンガー4の根元部に損傷を与えてしま
うという課題があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、コールドフィンガー4とコンプレ
ッサ5及び信号回路基板7の温度上昇を抑え、コールド
フィンガー4およびコンプレッサ5の冷却能力を向上さ
せることにより赤外線検出素子を極低温状態に維持する
ための消費電力を減少させ、また、信頼性を高めるとと
もに、交換部品コストを安価とすることにより維持管理
コストを抑え、さらにコールドフィンガー部の耐振性を
向上させた低価格な赤外線撮像装置を得ることを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明による赤外線
撮像装置は、コンプレッサ、コールドフィンガーおよび
コールドフィンガー周囲に配置される複数の信号回路基
板の放熱率を向上させるために、吸気口付近に配置され
るファンによって直接冷却空気を吹き付ける構造とした
ものである。
【0014】また、第2の発明による赤外線撮像装置
は、上記第1の発明における構造を施した赤外線撮像装
置のコンプレッサ外形を円筒状とし、フィンを有するヒ
ートシンクとシャシにてコンプレッサの円筒面を嵌合さ
せ挾持したものである。
【0015】また、第3の発明による赤外線撮像装置
は、上記第1及び第2の発明における構造を施した赤外
線撮像装置に、コールドフィンガーの高温室外壁の側面
からの取付けを可能とする切り欠きを設けたフィンを有
するヒートシンクを、コールドフィンガーの高温室外壁
に着接したものである。
【0016】また、第4の発明による赤外線撮像装置
は、上記第1及び第2の発明における構造を施した赤外
線撮像装置に、フィンを有するヒートシンクを複数個に
分割し、コールドフィンガーの高温室外壁に着接したも
のである。
【0017】また、第5の発明による赤外線撮像装置
は、上記第3または第4の発明における構造を施した赤
外線撮像装置のコールドフィンガー高温室外壁に着接す
るヒートシンクを、真空モジュールを保持するシャシ衝
立部に着接したものである。
【0018】また、第6の発明による赤外線撮像装置
は、上記第5の発明における構造を施した赤外線撮像装
置のレンズユニットと結合する手段を備えたシャシ衝立
部と、真空モジュールを保持するシャシ衝立部を係合す
る橋架部を具備したものである。
【0019】また、第7の発明による赤外線撮像装置
は、上記第1〜第6の発明における構造を施した赤外線
撮像装置のフィンを有する前記コンプレッサのフィン、
もしくはコンプレッサの円筒面に嵌合するフィンを有す
るヒートシンクに、ファンの冷却空気吐出し側の面を着
接したものである。
【0020】また、第8の発明による赤外線撮像装置
は、上記第1〜第7の発明における構造を施した赤外線
撮像装置内部の冷却空気及び外気が接するシャシの表面
にフィンを具備したものである。
【0021】また、第9の発明による赤外線撮像装置
は、上記第8の発明における構造を施した赤外線撮像装
置のファンのケーシングを熱伝導率の優れた金属とした
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1、図2、図3はこの発明の実施の形
態1を示すもので、図1は外観斜視図、図2は図1にお
ける断面AAを示す図、図3は図1における断面BBを
示す図であり、1〜9及び11、12は上記従来装置と
全く同じである。図1〜図3において、7はコールドフ
ィンガー4の周囲に配置される複数の信号回路基板で、
11はコールドフィンガー4、コンプレッサ5および信
号回路基板7に直接冷却空気を吹き付ける吸気口15付
近に配されるファンである。
【0023】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、まずファン11により取り込まれた冷却空気
は温度が低い状態で直接コールドフィンガー4とコンプ
レッサ5のフィン33及び信号回路基板7へ吹き付けら
れる。冷却空気はファン11の羽根回転の影響を受けた
乱流状態のためコールドフィンガー4とコンプレッサ5
のフィン33及び信号回路基板7から冷却空気への熱伝
導率が大きくなり、コールドフィンガー4とコンプレッ
サ5及び信号回路基板7の温度を低くすることができ
る。従って、コールドフィンガー4の作動ガス温度が低
くなり、赤外線検出素子3の冷却効率を高めることがで
きるとともに、コールドフィンガー4及び、コンプレッ
サ5の稼働量を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことが
できる。すなわち冷凍機の低消費電力化を可能とし、か
つ冷凍機及び信号回路基板7の信頼性を高め、維持管理
コストを低くすることができる。また、コールドフィン
ガー4の熱伝導ブロックが不要となるので、シャシ8底
面に配される信号回路基板の部品実装スペースを大きく
でき、基板枚数を増やす必要がなくなるとともに、コー
ルドフィンガー4と熱伝導ブロックの振動外力による機
械的干渉がなくなるため、コールドフィンガー4の根元
部に損傷を与えることがない。すなわち製造コストを抑
えるとともに、耐振性を向上させることができる。
【0024】実施の形態2.図4は上記実施形態1をさ
らに改善した、この発明の実施の形態2を示すもので、
図4は図1における断面AAを示す図であり、フィンを
有するヒートシンク50およびシャシ8にて外形を円筒
状としたコンプレッサ5の円筒面を嵌合させ挾持したも
のである。
【0025】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1で述べたことの他に、交換単位
である冷凍機の構成品である円筒状のコンプレッサ5
を、フィンを有するヒートシンク50とシャシ8にて挾
持することにより、コンプレッサ5に一体で形成してい
たフィン33をなくするとともに、シャシ8への取付け
機構をもなくすることができ、コンプレッサ5の冷却効
率を損なうことなく製造コストを低くし、性能劣化によ
る部品交換における維持管理コストを低くすることがで
きる。
【0026】実施の形態3.図5、図6は上記実施形態
1及び2をさらに改善した、この発明の実施の形態3を
示すもので、図5は図1における断面AAを示す図、図
6は図1における断面CCを示す図であり、コールドフ
ィンガー4の高温室外壁の側面からの取付けを可能とす
る切り欠きを設けたフィンを有するヒートシンク51a
をコールドフィンガー4の高温室外壁に着接したもので
ある。
【0027】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1及び実施の形態2で述べたこと
の他に、コールドフィンガー4とコンプレッサ5とを連
結管6にて最短で連通する状態でも、コールドフィンガ
ー4の高温室外壁の側面から取付け可能とする切り欠き
を設けたフィンを有するヒートシンク51aを、コール
ドフィンガー4の高温室外壁に着接しているため、フィ
ンによる表面積増加分コールドフィンガー4の放熱性が
さら増し、コールドフィンガー4の温度をさらに低くす
ることができる。従って、コールドフィンガー4の作動
ガス温度がより低くなり、赤外線検出素子3の冷却効率
を高めることができるとともに、コールドフィンガー4
及び、コンプレッサ5の稼働量を少なくし、冷凍機の寿
命を伸ばすことができる。すなわち冷凍機のさらなる低
消費電力化を可能とし冷凍機の信頼性を高め、維持管理
コストを低くすることができる。
【0028】実施の形態4.図7、図8は実施の形態1
〜実施の形態3をさらに改善した、この発明の実施の形
態4を示すもので、図7は図1における断面AAを示す
図、図8は図1における断面CCを示す図であり、フィ
ンを有するヒートシンク51bを複数個に分割し、コー
ルドフィンガー4の高温室外壁に着接したものである。
【0029】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1及び実施の形態2で述べたこと
の他に、コールドフィンガー4とコンプレッサ5とを連
結管6にて最短で連通する状態でも、コールドフィンガ
ー4の高温室外壁の両側面から取付け可能とするよう分
割したフィンを有するヒートシンク51bをコールドフ
ィンガー4の高温室外壁に着接しているため、実施の形
態3で述べた着接のための切り欠きがなくなり全周にフ
ィンが形成でき、フィン表面積の増加分放熱性が増すこ
ととなり、コールドフィンガー4の温度をさらに低くす
ることができる。従って、コールドフィンガー4の作動
ガス温度がより低くなり、赤外線検出素子3の冷却効率
を高めることができるとともに、コールドフィンガー4
及び、コンプレッサ5の稼働量を少なくし、冷凍機の寿
命を伸ばすことができる。すなわち冷凍機のさらなる低
消費電力化を可能とし、冷凍機の信頼性を高め、維持管
理コストを低くすることができる。
【0030】実施の形態5.図9、図10は実施の形態
1〜実施の形態4をさらに改善した、この発明の実施の
形態5を示すもので、図9は図1における断面AAを示
す図、図10は図1における断面CCを示す図であり、
コールドフィンガー4の高温室外壁に着接したフィンを
有するヒートシンク51cを、真空モジュール2を保持
するシャシ衝立部8bに着接したものである。
【0031】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1〜実施の形態4で述べたことの
他に、コールドフィンガー4の熱はフィンを有するヒー
トシンク51cを介し真空モジュール2を保持するシャ
シ衝立部8bに伝わり、さらにシャシ8底面に伝わるこ
ととなり、装置内部の冷却空気と外気への放熱性が増す
こととなり、コールドフィンガー4の温度をさらに低く
することができる。従って、コールドフィンガー4の作
動ガス温度がより低くなり、赤外線検出素子3の冷却効
率を高めることができるとともに、コールドフィンガー
4及び、コンプレッサ5の稼働量を少なくし、冷凍機の
寿命を伸ばすことができる。すなわち冷凍機のさらなる
低消費電力化を可能とし、冷凍機の信頼性をも高め、維
持管理コストを低くすることができる。
【0032】実施の形態6.図11は実施の形態1〜実
施の形態5をさらに改善した、この発明の実施の形態6
を示すもので、図11は図1における断面AAを示す図
であり、レンズユニット1と結合する手段を備えたシャ
シ衝立部8aと、真空モジュール2を保持するシャシ衝
立部8bをシャシ橋架部8dにて係合したものである。
【0033】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1〜実施の形態5で述べたことの
他に、コールドフィンガー4の熱はフィンを有するヒー
トシンク51cを介し真空モジュール2を保持するシャ
シ衝立部8bに伝わり、さらにシャシ8底面とシャシ橋
架部8dに伝わるとともに、シャシ衝立部8aにも伝わ
るため、装置内部の冷却空気と装置周囲の外気への放熱
性が増すこととなり、コールドフィンガー4の温度をさ
らに低くすることができる。従って、コールドフィンガ
ー4の作動ガス温度がより低くなり、赤外線検出素子3
の冷却効率を高めることができるとともに、コールドフ
ィンガー4及び、コンプレッサ5の稼働量を少なくし、
冷凍機の寿命をさらに伸ばすことができる。すなわち冷
凍機のさらなる低消費電力化を可能とし、冷凍機の信頼
性を高め、維持管理コストを低くすることができる。
【0034】実施の形態7.図12は実施の形態1〜実
施の形態6をさらに改善した、この発明の実施の形態7
を示すもので、図12は図1における断面AAを示す図
であり、コンプレッサの円筒面に嵌合するフィンを有す
るヒートシンク50に、ファン11の冷却空気吐出し側
の面を着接したものである。
【0035】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1〜実施の形態6で述べたことの
他に、ヒートシンク50にファン11の冷却空気吐出し
側の面を着接することにより、ファン11の吐出し口に
おける冷却空気の圧力損失をなくし、冷却空気を最も早
い流速の状態でヒートシンク50に吹き付けることがで
きるとともに、ファン11の羽根の回転運動により発生
する、冷却空気の広がりによる風量の分散をなくし、フ
ァンの着接面積分の風量を確実にヒートシンク50に集
中して吹き付けることができる。従って、コンプレッサ
5の放熱性がより向上し、作動ガス温度が低くなり、赤
外線検出素子3の冷却効率を高めることができるととも
に、コールドフィンガー4及び、コンプレッサ5の稼働
量を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことができる。す
なわち冷凍機のさらなる低消費電力化を可能とし、かつ
冷凍機の信頼性をも高め、維持管理コストを低くするこ
とができる。
【0036】実施の形態8.図13は実施の形態1〜実
施の形態7をさらに改善した、この発明の実施の形態8
を示すもので、図13は図1における断面AAを示す図
であり、装置内部の冷却空気及び外気に接するシャシ8
の表面にフィン8eを具備したものである。
【0037】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1〜実施の形態7で述べたことの
他に、装置内部の冷却空気及び外気に接するシャシ8の
表面にフィン8eを具備することにより、シャシ8に伝
わるコールドフィンガー4とコンプレッサ5の熱はシャ
シ8表面のフィン8eから装置内部の冷却空気と外気へ
放熱されるため、フィン8eの表面積分放熱性が増すこ
ととなる。従って、コールドフィンガー5とコンプレッ
サ5の温度をさらに低くでき、作動ガス温度が低くな
り、赤外線検出素子3の冷却効率を高めることができる
とともに、コールドフィンガー4とコンプレッサ5の稼
働量を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことができる。
すなわち冷凍機のさらなる低消費電力化を可能とし、か
つ冷凍機の信頼性をも高め、維持管理コストを低くする
ことができる。
【0038】実施の形態9.この発明の実施の形態9は
実施の形態1〜実施の形態8をさらに改善したものであ
り、コンプレッサの円筒面に嵌合するフィンを有するヒ
ートシンク50に、冷却空気吐出し側の面を着接したフ
ァン11のケーシングを熱伝導率の優れた金属(例えば
アルミニウム合金)としたものである。
【0039】以上のように構成される赤外線撮像装置に
おいては、実施の形態1〜実施の形態8で述べたことの
他に、コンプレッサ5の熱はヒートシンク50を介しフ
ァン11に伝わった後ファン11表面から放熱されるた
め、ファン11の表面積分、装置内部の冷却空気への放
熱性が増すこととなる。従って、コンプレッサ5の温度
をさらに低くでき、作動ガス温度が低くなり、赤外線検
出素子3の冷却効率を高めることができるとともに、コ
ールドフィンガー4及び、コンプレッサ5の稼働量を少
なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことができる。すなわち
冷凍機のさらなる低消費電力化を可能とし、かつ冷凍機
の信頼性をも高め、維持管理コストを低くすることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】この発明による赤外線撮像装置は、以上
説明したように構成されているので、以下に記載される
ような効果がある。
【0041】第1の発明によれば、吸気口付近にファン
を配置し、コールドフィンガー、コンプレッサおよびコ
ールドフィンガー周囲の複数の信号回路基板に、ファン
の羽根回転の影響を受けた乱流状態となっている冷却空
気を直接吹き付けるものとしたことで、コールドフィン
ガーとコンプレッサ及び信号回路基板から冷却空気への
熱伝達率が大きくなり、コールドフィンガーとコンプレ
ッサ及び信号回路基板の温度を低くすることができる。
従って、コールドフィンガーの作動ガス温度が低くな
り、赤外線検出素子の冷却効率を高めることができると
ともに、コールドフィンガーとコンプレッサの稼働量を
少なくすることができる。また、コールドフィンガーの
熱伝導ブロックが不要となるので、シャシ底面に配され
る信号回路基板の部品実装スペースを大きくでき、基板
枚数を増やす必要がなくなるとともに、コールドフィン
ガーと熱伝導ブロックの振動外力による機械的干渉がな
くなるため、コールドフィンガーの根元部に損傷を与え
ることがない。すなわち、コールドフィンガーおよびコ
ンプレッサの冷却能力を向上させることにより赤外線検
出素子を極低温状態に維持するための消費電力を減少さ
せ、また、コールドフィンガーとコンプレッサ及び信号
回路基板の信頼性を高め、維持管理コストを抑え、さら
にコールドフィンガー部の耐振性を向上させた低価格な
赤外線撮像装置を得ることができる。
【0042】また、第2の発明によれば、上記第1の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、コンプ
レッサ外形を円筒状とし、フィンを有するヒートシンク
とシャシにてコンプレッサの円筒面を嵌合させ挾持する
ものとしたことで、コンプレッサに一体で形成していた
フィンをなくするとともに、シャシへの取付け機構をも
なくすることができ、コンプレッサの冷却効率を損なう
ことなく製造コストを低くすることができる。すなわ
ち、第1の実施例以上に維持管理コストを低くした赤外
線撮像装置を得ることができる。
【0043】また、第3の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、コール
ドフィンガーとコンプレッサとを連結管にて最短で連通
する状態でも、コールドフィンガーの高温室外壁の側面
からの取付けを可能とする切り欠きを設けたフィンを有
するヒートシンクを、コールドフィンガーの高温室外壁
に着接したことで、コールドフィンガーの放熱性がさら
に増し、コールドフィンガーの温度をさらに低くするこ
とができる。従って、コールドフィンガーの作動ガス温
度がより低くなり、赤外線検出素子の冷却効率を高める
ことができるとともに、コールドフィンガー及び、コン
プレッサの稼働率を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすこ
とができる。すなわち、第1及び第2の実施例以上に低
消費電力化を可能とし信頼性を高め、維持管理コストを
低くした赤外線撮像装置を得ることができる。
【0044】また、第4の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、コール
ドフィンガーとコンプレッサとを連結管にて最短で連通
する状態でも、コールドフィンガーの高温室外壁の両側
面から取付けを可能とするよう分割したフィンを有する
ヒートシンクとしているため、実施例3で述べた着接の
ための切り欠きがなくなり全周にフィンが形成でき、コ
ールドフィンガーの放熱性がさらに増し、コールドフィ
ンガーの温度をさらに低くすることができる。従って、
コールドフィンガーの作動ガス温度がより低くなり、赤
外線検出素子の冷却効率を高めることができるととも
に、コールドフィンガー及び、コンプレッサの稼働量を
少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことができる。すなわ
ち、第1〜第3の実施例以上に低消費電力化を可能とし
信頼性を高め、維持管理コストを低くした赤外線撮像装
置を得ることができる。
【0045】また、第5の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、コール
ドフィンガーの高温室外壁に接するように着接したフィ
ンを有するヒートシンクを、真空モジュールを保持する
シャシ衝立部に着接したことで放熱経路が増えるため、
コールドフィンガーの放熱性がさらに増し、コールドフ
ィンガーの温度をさらに低くすることができる。従っ
て、コールドフィンガーの作動ガス温度がより低くな
り、赤外線検出素子の冷却効率を高めることができると
ともに、コールドフィンガー及び、コンプレッサの稼働
量を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことができる。す
なわち、第1〜第5の実施例以上に低消費電力化を可能
とし信頼性を高め、維持管理コストを低くした赤外線撮
像装置を得ることができる。
【0046】また、第6の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、レンズ
ユニットと結合する手段を備えたシャシ衝立部と、真空
モジュールを保持するシャシ衝立部をシャシ橋架部にて
係合したことで放熱経路が増えるため、コールドフィン
ガーの放熱性がさらに増し、コールドフィンガーの温度
をさらに低くすることができる。従って、コールドフィ
ンガーの作動ガス温度がより低くなり、赤外線検出素子
の冷却効率を高めることができるとともに、コールドフ
ィンガー及び、コンプレッサの稼働量を少なくし、冷凍
機の寿命を伸ばすことができる。すなわち、第1〜第5
の実施例以上に低消費電力化を可能とし信頼性を高め、
維持管理コストを低くした赤外線撮像装置を得ることが
できる。
【0047】また、第7の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、コンプ
レッサ冷却用のフィンに、ファンの冷却空気吐出し側の
面を着接したことで、ファンの吐出し口における冷却空
気の圧力損失をなくし、冷却空気を最も早い流速の状態
でヒートシンクに吹き付けることができるとともに、フ
ァンの羽根の回転運動により発生する、冷却空気の広が
りによる風量の分散をなくし、ファンの着接面積分の風
量を確実にヒートシンクに集中して吹き付けることがで
き、コンプレッサの放熱性がより向上し、作動ガス温度
がより低くなり、赤外線検出素子の冷却効率を高めるこ
とができるとともに、コールドフィンガー及び、コンプ
レッサの稼働量を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすこと
ができる。すなわち、第1〜第6の実施例以上に低消費
電力化を可能とし信頼性を高め、維持管理コストを低く
した赤外線撮像装置を得ることができる。
【0048】また、第8の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、装置内
部の冷却空気及び外気が接するシャシの表面にフィンを
具備したことで、シャシに伝わるコールドフィンガーと
コンプレッサの熱はシャシ表面のフィンから装置内部の
冷却空気と外気へ放熱されるため、フィンの表面積分放
熱性が増すこととなる。従って、コールドフィンガーと
コンプレッサの温度をさらに低くでき、作動ガス温度が
低くなり、赤外線検出素子の冷却効率を高めることがで
きるとともに、コールドフィンガー及び、コンプレッサ
の稼働量を少なくし、冷凍機の寿命を伸ばすことができ
る。すなわち、第1〜第7の実施例以上に低消費電力化
を可能とし信頼性を高め、維持管理コストを低くした赤
外線撮像装置を得ることができる。
【0049】また、第9の発明によれば、上記第2の発
明と同様の効果を得ることができるだけでなく、コンプ
レッサ冷却用のフィンにファンの冷却空気吐出し側の面
を着接したファンのケーシングを熱伝導の優れた金属と
したことで、コンプレッサの熱は冷却用のフィンを介し
ファンに伝わった後ファン表面から放熱されるため、フ
ァン表面積分、より装置内部の冷却空気への放熱性が増
すこととなる。従って、コンプレッサの温度をさらに低
くでき、作動ガス温度が低くなり、赤外線検出素子の冷
却効率を高めることができるとともに、コールドフィン
ガー及び、コンプレッサの稼働量を少なくし、冷凍機の
寿命を伸ばすことができる。すなわち、第1〜第8の実
施例以上に低消費電力化を可能とし信頼性を高め、維持
管理コストを低くした赤外線撮像装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
1を示す外観斜視図である。
【図2】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
1を示す図1の断面AAを示す図である。
【図3】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
1を示す図1の断面BBを示す図である。
【図4】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
2を示す図1の断面AAを示す図である。
【図5】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
3を示す図1の断面AAを示す図である。
【図6】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
3を示す図1の断面CCを示す図である。
【図7】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
4を示す図1の断面AAを示す図である。
【図8】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
4を示す図1の断面CCを示す図である。
【図9】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形態
5を示す図1の断面AAを示す図である。
【図10】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形
態5を示す図1の断面CCを示す図である。
【図11】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形
態6を示す図1の断面AAを示す図である。
【図12】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形
態7を示す図1の断面AAを示す図である。
【図13】 この発明による赤外線撮像装置の実施の形
態8を示す図1の断面AAを示す図である。
【図14】 従来の赤外線撮像装置を示す外観斜視図で
ある。
【図15】 従来の赤外線撮像装置の断面AAを示す図
である。
【図16】 従来の赤外線撮像装置の断面BBを示す図
である。
【図17】 従来の赤外線撮像装置の断面CCを示す図
である。
【図18】 従来のスターリング冷凍機の構成例を示す
図である。
【図19】 従来のスターリング冷凍機の動作原理を説
明するための図である。
【図20】 従来のスターリング冷凍機の動作原理を説
明するための図である。
【図21】 従来のスターリング冷凍機の動作原理を説
明するための図である。
【図22】 従来のスターリング冷凍機の動作原理を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 レンズユニット、2 真空モジュール、3 赤外線
検出素子、4 コールドフィンガー、5 コンプレッ
サ、6 連結管、7 信号回路基板、8 シャシ、9
コネクタ、10 熱伝導ブロック、11 ファン、12
カバー、13把手、14 熱伝導グリース、15 吸
気口、16 排気口、17 冷却空気の流れ、24 シ
リンダ、25 ピストン、26 連接棒、27 クラン
ク、28シリンダヘッド、29 圧縮室、30 ハウジ
ング、31 バルク室、32ピストンリング、33 フ
ィン、34 低温シリンダ、35 ディスプレーサ、3
6 低温室、37 高温室、38 再生器、39 通気
孔、40 蓄冷材、41 シールリング、42 制御シ
リンダ、43 制御室、44 制御ピストン、45 シ
ールリング、46 作動室、50 ヒートシンク、51
ヒートシンク。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体から放射される赤外線を外部空間か
    ら取り込むレンズユニットと、上記レンズユニットによ
    り取り込まれた赤外線エネルギに応答して電気信号を発
    生する赤外線検出素子を内部に有する円筒状の真空モジ
    ュールと、上記赤外線検出素子と係合する細長い円筒状
    の低温シリンダを低温室と高温室に分けて往復するデイ
    スプレーサを有し、かつ上記真空モジュールと着脱可能
    な連結機構を備えるコールドフィンガーと、作動空間内
    の作動ガスに周期的な圧力変動を発生させ、上記作動空
    間と連結管を介して上記コールドフィンガーの高温室と
    連通し、さらに周囲にフィンを有するコンプレッサと、
    上記コールドフィンガーの周囲に配され、上記赤外線検
    出素子からの電気信号をこの電気信号を利用する外部回
    路に供給するための処理を行う複数の信号回路基板と、
    前面には上記レンズユニットを取り付ける衝立部を有
    し、底面には上記コンプレッサの取付け部、および上記
    真空モジュールを保持する衝立部を備え、後面には外部
    との信号授受をおこなうコネクタおよび、上記コンプレ
    ッサ、上記コールドフィンガー、上記複数の信号回路基
    板に直接吹き付ける冷却空気を供給するための吸気口を
    配した衝立部を有する、左右および上面が開放されてい
    るシャシと、上記吸気口付近に配されるファンと、上記
    シャシ開口部を覆うように設けられ、かつ排気口を有
    し、さらに把手を具備したカバーとで構成したことを特
    徴とする赤外線撮像装置。
  2. 【請求項2】 フィンを有するヒートシンクおよび前記
    シャシにて外形を円筒状としたコンプレッサの円筒面を
    嵌合させ挾持したことを特徴とする請求項1記載の赤外
    線撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記コールドフィンガーの高温室外壁の
    側面からの取付けを可能とする切り欠きを設けたフィン
    を有するヒートシンクを、前記コールドフィンガーの高
    温室外壁に着接したことを特徴とする請求項1または2
    記載の赤外線撮像装置。
  4. 【請求項4】 フィンを有するヒートシンクを複数個に
    分割し、前記コールドフィンガーの高温室外壁に着接し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の赤外線撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記コールドフィンガーの高温室外壁に
    着接する前記ヒートシンクを前記シャシの前記真空モジ
    ュールを保持する衝立部に着接したことを特徴とする請
    求項3または4記載の赤外線撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記シャシの前記レンズユニットと結合
    する手段を備えた衝立部と、前記シャシの前記真空モジ
    ュールを保持する衝立部とを係合する橋架部を具備した
    ことを特徴とする請求項5記載の赤外線撮像装置。
  7. 【請求項7】 フィンを有する前記コンプレッサのフィ
    ン、もしくは前記コンプレッサの円筒面に嵌合するフィ
    ンを有するヒートシンクに、前記ファンの冷却空気吐出
    し側の面を着接することを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の赤外線撮像装置。
  8. 【請求項8】 装置内部の前記冷却空気及び外気が接す
    る前記シャシの表面に、フィンを具備したことを特徴と
    する請求項1〜7のいずれかに記載の赤外線撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記ファンのケーシングを熱伝導率の優
    れた金属としたことを特徴とする請求項7記載の赤外線
    撮像装置。
JP9066002A 1997-03-19 1997-03-19 赤外線撮像装置 Pending JPH10262185A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013193373A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Seiko I Infotech Inc インクジェット記録装置

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