JP2001127477A - 電子機器の冷却構造 - Google Patents

電子機器の冷却構造

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JP2001127477A
JP2001127477A JP30919499A JP30919499A JP2001127477A JP 2001127477 A JP2001127477 A JP 2001127477A JP 30919499 A JP30919499 A JP 30919499A JP 30919499 A JP30919499 A JP 30919499A JP 2001127477 A JP2001127477 A JP 2001127477A
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cylinder
cooling structure
displacer
cooling
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Hiroaki Fukunaga
博昭 福永
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Original Assignee
NEC Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2270/00Constructional features
    • F02G2270/85Crankshafts

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの低廉化を図ることおよび機器筐体内
の発生熱を有効利用することを可能とする。 【解決手段】 電子部品43を内蔵し筐体内外に開口す
る空気流出口2aを有する機器筐体2と、この機器筐体
2内に配設され電子部品43からの発生熱を空気流通口
2aを介して外部に放出するための冷却ファン44と、
この冷却ファン44にクランク軸7を介して連結されデ
ィスプレーサピストン5の進退による温度変化によって
内部圧力が変動するディスプレーサシリンダ4およびこ
のディスプレーサシリンダ4内の圧力変動によって進退
するパワーピストン6を有するスターリングエンジン3
とを備え、このスターリングエンジン3におけるディス
プレーサシリンダ4の軸線方向両端部のうち一方端部を
機器筐体2内に配置し、他方端部を機器筐体2外に配置
した構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、映像表示
装置の電子部品を冷却する場合に使用して好適な電子機
器の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種の電子機器には、機器筐体
内の各電子部品が発熱によって過度に温度上昇すると、
各電子部品が劣化し、延いては寿命が短くなって故障し
てしまうことから、各電子部品を冷却する機能を備えた
ものが知られている。
【0003】従来、この種の電子機器の冷却構造として
は、図4に示すようなものが採用されている。この冷却
構造につき、同図を用いて説明すると、同図において、
符号41で示す電子機器の冷却構造は、機器筐体42,
電子部品43(電子部品を搭載したプリント基板を含
む),冷却ファン44およびファンモータ45を備えて
いる。
【0004】機器筐体42は、電源46を内蔵し、筐体
内外に開口する空気流入口(図示せず)および空気流出
口42aを有している。電子部品43は、例えばIC,
LCD用バックライト等の高発熱素子からなり、機器筐
体42内に収納され、かつ電源46に接続されている。
【0005】冷却ファン44は、電子部品43からの発
生熱を外部(矢印A方向)に放出するための軸流ファン
からなり、機器筐体42内に収納され、かつ空気流出口
42aの近傍に配置されている。ファンモータ45は、
冷却ファン44の回転軸(図示せず)に連結され、かつ
電源46に接続されている。
【0006】このような電子機器の冷却構造において
は、ファンモータ45の駆動によって冷却ファン44が
回転すると、この冷却ファン44の回転に伴い機器筐体
42内から空気流出口42aを通過して機器筐体42外
に向かう空気流が形成され、電子部品43からの発生熱
が矢印Aで示す方向に放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の電子
機器の冷却構造においては、ファンモータ45のみの駆
動によって冷却ファン44を回転するものであるため、
冷却時にファンモータ45への電源供給を常に必要とし
ていた。この結果、消費電力が増大し、コストが嵩むと
いう問題があった。また、機器使用時にファンモータ4
5の駆動によって機器筐体42内の発生熱が増大するこ
とになるが、これら発生熱は機器筐体42外に廃熱とし
て放出されており、このため従来から機器筐体42内の
発生熱を有効に利用することができる冷却構造の出現が
要望されていた。
【0008】なお、特開平4−231657号公報には
「スターリングエンジンを用いた動力装置」として先行
技術が開示されているが、これは「ガスコンロの点火・
消火に対応して自動的に換気扇のON・OFFが達成し
得るようにした」ものであるため、前述した課題は解決
されていない。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、コストの低廉化を図ることができるとともに、
機器筐体内の発生熱を有効利用することができる電子機
器の冷却構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の電子機器の冷却構造は、電
子部品を内蔵し筐体内外に開口する空気流通口を有する
電子機器用の筐体と、この筐体内に配設され電子部品か
らの発生熱を空気流通口を介して外部に放出するための
冷却ファンと、この冷却ファンにクランク軸を介して連
結されディスプレーサピストンの進退による温度変化に
よって内部圧力が変動するディスプレーサシリンダおよ
びこのディスプレーサシリンダ内の圧力変動によって進
退するパワーピストンを有するスターリングエンジンと
を備え、このスターリングエンジンにおけるディスプレ
ーサシリンダの軸線方向両端部のうち一方端部を筐体内
に配置し、他方端部を筐体外に配置した構成としてあ
る。
【0011】したがって、電子部品からの発生熱および
筐体外の周囲熱を熱源としてスターリングエンジンが駆
動し、この駆動に伴う冷却ファンの回転によって筐体内
の発生熱が筐体外に放出される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子機器の冷却構造において、筐体にディスプレーサシリ
ンダが挿通するシリンダ挿通孔を設けるとともに、この
シリンダ挿通孔の軸線に対し傾斜する方向に開口する凹
部を設け、この凹部内にシリンダ挿通孔を開口させた構
成としてある。したがって、ディスプレーサシリンダの
両挿通端部が機器筐体内と凹部内に位置付けられる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
子機器の冷却構造において、凹部が三方に開口する凹溝
からなる構成としてある。したがって、ディスプレーサ
シリンダの挿通端部が位置する凹部内における空気の流
通性が良好になる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の電子機器の冷却構造において、ディスプレー
サシリンダの軸線方向両端部のうち筐体内側の端部を電
子部品に当接させた構成としてある。したがって、電子
部品からの発生熱がディスプレーサシリンダに効果的に
伝達される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のう
ちいずれか一記載の電子機器の冷却構造において、クラ
ンク軸にモータ軸を連結した構成としてある。したがっ
て、モータ軸が回転すると、この回転に連動して冷却フ
ァンがクランク軸を介して回転する。
【0016】請求項6記載の発明(電子機器の冷却構
造)は、電子部品を内蔵し筐体内外に開口する空気流通
口を有する電子機器用の筐体と、この筐体内に配設され
電子部品からの発生熱を空気流通口を介して外部に放出
するための冷却ファンと、この冷却ファンにフライホイ
ール付きのクランク軸を介して連結されそれぞれが互い
に連通する二つのシリンダおよびこれら各シリンダ内の
温度変化による圧力変動によって進退する二つのピスト
ンを有するスターリングエンジンとを備え、このスター
リングエンジンにおける両シリンダのうち一方のシリン
ダを筐体内に配置し、他方のシリンダの閉塞部を筐体外
に配置した構成としてある。
【0017】したがって、電子部品からの発生熱および
筐体外の周囲熱を熱源としてスターリングエンジンが駆
動し、この駆動に伴う冷却ファンの回転によって筐体内
の発生熱が筐体外に放出される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る電子機器の冷却構造を示す断面図で、同図におい
て図4と同一の部材については同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。同図において、符号1で示す電子機
器の冷却構造は、機器筐体2,電子部品43,冷却ファ
ン44およびスターリングエンジン3を備えている。
【0019】機器筐体2は、電源(図示せず)を内蔵
し、筐体内外に開口する空気流入口(図示せず)および
空気流出口2aを有している。機器筐体2には、電子部
品43と冷却ファン44との間に介在し、かつ空気流出
口2aの開口方向と平行な方向およびこの方向と直角な
二方向に開口する断面矩形状の凹溝2bが形成されてい
る。凹溝2bの溝壁には、空気流出口2aの軸線方向と
直角な方向に開口するシリンダ挿通孔2cが設けられて
いる。また、凹溝2bの溝壁には、シリンダ挿通孔2c
の軸線方向に開口するディスプレーサピストン側のロッ
ド挿通孔2dおよびこのロッド挿通孔2dの軸線方向と
平行な方向に開口するパワーピストン側のロッド挿通孔
2eが設けられている。
【0020】スターリングエンジン3は、ディスプレー
サシリンダ4,ディスプレーサピストン5,パワーピス
トン6,クランク軸7,第一コンロッド8および第二コ
ンロッド9を有している。ディスプレーサシリンダ4
は、主副二つの空間部4a,4bを有し、シリンダ挿通
孔2cに挿通固定されている。ディスプレーサシリンダ
4の軸線方向一方側端部は下方端面を電子部品43に当
接させて機器筐体2内に配置されており、軸線方向他方
側端部は凹溝2b内に配置されている。
【0021】ディスプレーサピストン5は、ディスプレ
ーサシリンダ4の空間部4a内に進退自在に配設されて
いる。ディスプレーサピストン5の外周面とディスプレ
ーサシリンダ4の内周面との間には、円環状の空隙Gが
形成されている。これにより、ディスプレーサピストン
5が進退すると、ディスプレーサシリンダ4内における
ピストン各側への動作流体の移動が可能となる。そし
て、ディスプレーサピストン5が上方に移動すると、デ
ィスプレーサシリンダ4内の動作流体が電子部品43に
よって加熱され、またディスプレーサピストン5が下方
に移動すると、ディスプレーサシリンダ4内の動作流体
が外部周囲熱によって冷却される。
【0022】パワーピストン6は、ディスプレーサシリ
ンダ4の空間部4b内に進退自在に配設されている。こ
れにより、ディスプレーサピストン5が進退してディス
プレーサシリンダ4内に温度変化が生じると、この温度
変化に伴い変動する圧力がパワーピストン6に作用し、
パワーピストン6が進退する。
【0023】クランク軸7は、位相差を90°とするク
ランク部7a,7bを有し、冷却ファン44に連結され
ている。これにより、第一コンロッド8が移動し、ディ
スプレーサシリンダ4内の圧力が高くなると、この圧力
が第二コンロッド9を介してクランク軸7にスターリン
グエンジン3の駆動力として伝達される。
【0024】第一コンロッド8は、揺動リンク8aを有
し、ディスプレーサシリンダ4およびロッド挿通孔2d
に進退自在に挿通され、かつクランク部7aおよびディ
スプレーサピストン5に連結されている。第二コンロッ
ド9は、揺動リンク9aを有し、ロッド挿通孔2eに進
退自在に挿通され、かつクランク部7bおよびパワーピ
ストン6に連結されている。
【0025】このような電子機器の冷却構造において
は、ディスプレーサピストン5の進退によるディスプレ
ーサシリンダ4内の温度差によって圧力が変動し、この
圧力変動に伴いパワーピストン6が進退し、この進退力
がクランク軸7を介して冷却ファン44に回転力として
伝達されることにより、機器筐体2内から空気流出口2
aを通過して機器筐体2外に向かう空気流が形成され
る。
【0026】したがって、本実施形態においては、電子
部品43からの発生熱および機器筐体2外の周囲熱を熱
源としてスターリングエンジン3が駆動し、この駆動に
伴う冷却ファン44の回転によって機器筐体2内の発生
熱が空気流出口2aから機器筐体2外に放出されるか
ら、冷却時に従来必要としたファンモータ45への電源
供給が不要になり、消費電力を低減することができる。
【0027】なお、本実施形態においては、冷却ファン
44がスターリングエンジン3の駆動によって回転する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、
第二実施形態として図2に示すようにスターリングエン
ジン3およびファンモータ45によって冷却ファン44
を回転させるものでもよい。同図において、ファンモー
タ45は、クランク軸7にクラッチ(図示せず)を介し
て連結され、かつ電源46に接続されている。
【0028】この場合、電子部品43からの発生熱と機
器筐体2外の周囲熱との温度差に応じてファンモータ4
5を駆動・駆動停止する。すなわち、スターリングエン
ジン3が駆動するに十分な温度差が得られない場合はフ
ァンモータ45を駆動して冷却ファン44を回転させ、
また十分な温度差が得られる場合にはファンモータ45
を駆動停止し、スターリングエンジン3の駆動によって
冷却ファン44を回転させる。
【0029】次に、本発明の第三実施形態につき、図3
を用いて説明する。図3は本発明の第三実施形態に係る
電子機器の冷却構造を示す断面図で、同図において図4
と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。同図において、符号31で示す電子機器の
冷却構造は、機器筐体32,電子部品43,冷却ファン
44およびスターリングエンジン33を備えている。
【0030】機器筐体32は、電源(図示せず)を内蔵
し、筐体内外に開口する空気流入口(図示せず)および
空気流出口32aを有している。機器筐体32には、電
子部品43の側方に位置し、それぞれが互いに垂直な切
り欠き面34a,34bを有する切り欠き34が形成さ
れている。また、機器筐体32には、切り欠き面34a
内に位置し、空気流出口32aの軸線方向と直角な方向
に開口するシリンダ挿通孔32bが設けられている。
【0031】スターリングエンジン33は、高温側シリ
ンダ35,低温側シリンダ36,高温側ピストン37,
低温側ピストン38,フライホイール(図示せず)付き
のクランク軸39,第一コンロッド40および第二コン
ロッド41を有している。高温側シリンダ35は、シリ
ンダ閉塞部を電子部品43に当接させて機器筐体32内
に配置されている。低温側シリンダ36は、シリンダ挿
通孔32bに挿通されており、この挿通端部(シリンダ
閉塞部)が切り欠き34内(機器筐体32外)に配置さ
れている。そして、高温側シリンダ35と低温側シリン
ダ36とは、それぞれが互いに連結路42を介して連通
されている。
【0032】高温側ピストン37および低温側ピストン
38は、それぞれ高温側シリンダ35と低温側シリンダ
36内に進退自在に配設されている。これにより、スタ
ーリングエンジン33が「加熱行程」,「膨張行程」,
「冷却行程」および「圧縮工程」からなるサイクルを繰
り返すと、「膨張行程」および「圧縮行程」で高温側ピ
ストン37および低温側ピストン38が圧力を受けて進
退し、この進退動作に伴い冷却ファン44がクランク軸
39を介して回転する。
【0033】なお、「加熱行程」においては、高温側ピ
ストン37および低温側ピストン38がそれぞれ下方と
上方に移動し、低温側シリンダ36内の動作流体が高温
側シリンダ35内に流れ、エンジン内の圧力が上昇す
る。また、「冷却行程」においては、フライホイールに
よるクランク回転時に高温側ピストン37が上方に移動
し、低温側ピストン38が下方に移動し、高温側シリン
ダ35内の動作流体が低温側シリンダ36内に流れ、エ
ンジン内の圧力が下降する。
【0034】クランク軸39は、位相差を90°とする
クランク部39a,39bを有し、冷却ファン44に連
結されている。これにより、高温側ピストン37および
低温側ピストン38がともに進退すると、この進退力が
第一コンロッド40および第二コンロッド41を介して
クランク軸39にスターリングエンジン33の駆動力と
して伝達される。
【0035】第一コンロッド40は、高温側ピストン3
7およびクランク部39aに揺動自在に連結されてい
る。第二コンロッド41は、低温側ピストン38および
クランク部39bに揺動自在に連結されている。
【0036】このような電子機器の冷却構造において
は、高温側シリンダ35および低温側シリンダ36内の
温度差によって圧力が変動し、この圧力変動に伴い高温
側ピストン37および低温側ピストン38が進退し、こ
の進退力がクランク軸39を介して冷却ファン44に回
転力として伝達されることにより、機器筐体32内から
空気流出口32aを通過して機器筐体32外に向かう空
気流が形成される。
【0037】したがって、本実施形態においては、電子
部品43からの発生熱および機器筐体32外の周囲熱を
熱源としてスターリングエンジン33が駆動し、この駆
動に伴う冷却ファン44の回転によって機器筐体32内
の発生熱が空気流出口32aから機器筐体32外に放出
されるから、第一実施形態と同様に消費電力を低減する
ことができる。
【0038】なお、各実施形態においては、例えばI
C,LCD用バックライト等の電子部品を冷却する場合
に適用する例について説明したが、本発明はこれに限定
されず、他の電子部品を冷却する場合にも実施形態と同
様に適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ターリングエンジンにおけるディスプレーサシリンダの
軸線方向両端部のうち一方端部を筐体内に配置し、他方
端部を筐体外に配置したので、電子部品からの発生熱お
よび筐体外の周囲熱を熱源としてスターリングエンジン
が駆動し、この駆動に伴う冷却ファンの回転によって筐
体内の発生熱が空気流出口から筐体外に放出される。
【0040】したがって、冷却時に従来必要としたファ
ンモータへの電源供給が不要になるから、消費電力を低
減することができ、コストの低廉化を図ることができ
る。また、電子部品からの発生熱および筐体外の周囲熱
を熱源として冷却ファンが回転することは、筐体内の発
生熱を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る電子機器の冷却構
造を示す断面図である。
【図2】本発明の第二実施形態に係る電子機器の冷却構
造を示す断面図である。
【図3】本発明の第三実施形態に係る電子機器の冷却構
造を示す断面図である。
【図4】従来の電子機器の冷却構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子機器の冷却構造 2 機器筐体 2a 空気流出口 2b 凹溝 2c シリンダ挿通孔 2d,2e ロッド挿通孔 3 スターリングエンジン 4 ディスプレーサシリンダ 4a,4b 空間部 5 ディスプレーサピストン 6 パワーピストン 7 クランク軸 7a,7b クランク部 8 第一コンロッド 9 第二コンロッド 43 電子部品 44 冷却ファン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を内蔵し、筐体内外に開口する
    空気流通口を有する電子機器用の筐体と、 この筐体内に配設され、前記電子部品からの発生熱を前
    記空気流通口を介して外部に放出するための冷却ファン
    と、 この冷却ファンにクランク軸を介して連結され、ディス
    プレーサピストンの進退による温度変化によって内部圧
    力が変動するディスプレーサシリンダおよびこのディス
    プレーサシリンダ内の圧力変動によって進退するパワー
    ピストンを有するスターリングエンジンとを備え、 このスターリングエンジンにおけるディスプレーサシリ
    ンダの軸線方向両端部のうち一方端部を前記筐体内に配
    置し、 他方端部を前記筐体外に配置したことを特徴とする電子
    機器の冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記筐体に、前記ディスプレーサシリン
    ダが挿通するシリンダ挿通孔を設けるとともに、このシ
    リンダ挿通孔の軸線に対し傾斜する方向に開口する凹部
    を設け、この凹部内に前記シリンダ挿通孔を開口させた
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器の冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、三方に開口する凹溝からな
    ることを特徴とする請求項2記載の電子機器の冷却構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレーサシリンダの軸線方向
    両端部のうち筐体内側の端部を前記電子部品に当接させ
    たことを特徴とする請求項1,2または3記載の電子機
    器の冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記クランク軸にモータ軸を連結したこ
    とを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一記載の電
    子機器の冷却構造。
  6. 【請求項6】 電子部品を内蔵し、筐体内外に開口する
    空気流通口を有する電子機器用の筐体と、 この筐体内に配設され、前記電子部品からの発生熱を前
    記空気流通口を介して外部に放出するための冷却ファン
    と、 この冷却ファンにフライホイール付きのクランク軸を介
    して連結され、それぞれが互いに連通する二つのシリン
    ダおよびこれら各シリンダ内の温度変化による圧力変動
    によって進退する二つのピストンを有するスターリング
    エンジンとを備え、 このスターリングエンジンにおける両シリンダのうち一
    方のシリンダを前記筐体内に配置し、 他方のシリンダの閉塞部を前記筐体外に配置したことを
    特徴とする電子機器の冷却構造。
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