JPH10262146A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10262146A
JPH10262146A JP9064988A JP6498897A JPH10262146A JP H10262146 A JPH10262146 A JP H10262146A JP 9064988 A JP9064988 A JP 9064988A JP 6498897 A JP6498897 A JP 6498897A JP H10262146 A JPH10262146 A JP H10262146A
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pixel
area
unit
color
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JP9064988A
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Hiroshi Kono
浩史 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー領域及びモノクロ領域を分離する際
に、モノクロ領域の誤認識を低減し、もって良好な画質
を担保する画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 1次判定部13が対象画素の画素値のみ
を用いて対象画素がカラー領域であるかモノクロ領域で
あるかを1次判定し、モノクロ領域であると判定された
場合には、平滑化部14が対象画素の周辺画素の画素値
を用いて対象画素の画素値を平滑化し、2次判定部15
が平滑化した画素値を用いて再度領域判定し、これらの
判定結果に基づいて、画像処理部17がモノクロ領域又
はカラー領域にそれぞれ適した処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像のカラー
領域に対してはカラーに適合した処理を行い、モノクロ
領域に対してはモノクロに適合した処理を行う画像形成
装置に関し、特に、カラー領域及びモノクロ領域を分離
する際に、モノクロ領域の誤認識を低減する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機等の画像形成装置
では、原稿の特性に応じた画像形成処理を施すことによ
り、出力画像の画質向上を図ることが多い。
【0003】図5は、従来のデジタルフルカラー複写機
の構成を示す図である。同図に示すように、かかるデジ
タル複写機では、まず最初にカラーCCDを有するスキ
ャナ部51が、光の三原色である赤色(R)、緑色
(G)及び青色(B)の信号に分解して原稿を読み取
り、読み取った画像データをシェーディング補正した後
に、それぞれR、G、B信号として出力する。
【0004】そして、入力階調補正部52及び入力色変
換部53は、これらの信号を画像処理部54に適合した
信号に信号変換し、プリント部55では、画像処理部5
4から出力された信号に基づいて面積階調によって各色
ごとの網点を作成して用紙に画像形成する。
【0005】また、画像処理部54は、出力色変換部5
4aによる出力色変換、墨生成部(以下「UCR部」と
言う。)54bによる墨生成、MTF補正部54cによ
るMTF補正、出力階調変換部54dによる出力階調変
換及び網点生成部54eによる網点生成を経て、Y(イ
エロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)及びB(ブ
ラック)という4種の信号をプリント部55へ出力す
る。
【0006】この際、この画像処理部54に設けられた
領域分離部54fは、原稿の読み取りデータを所定のパ
ラメータに基づいていくつかの領域に分離し、かかる領
域に関する情報をMTF補正部54c、出力階調補正部
54d及び網点生成部54eに出力する。
【0007】具体的には、かかる領域分離部54には、
原稿の性質面から文字領域と画像領域に分離する技術の
ほかに、濃度面からカラー領域とモノクロ領域に分離す
る技術を適用することができる。
【0008】ここで、原稿をカラー領域とモノクロ領域
に分離する際には、入力信号であるR、G、B信号を、
判定に適した信号、例えば
【外1】 などの色空間上の信号に変換することが多い。
【0009】特に、カラー領域とモノクロ領域の分離を
行う際には、
【外2】 に変換された当該画素値に相当する値(以下単に「画素
値」と言う。)が、所定の範囲内か否かによって切り分
ける手法が用いられることが多い。
【0010】具体的には、対象画素の画素値がx、閾値
の範囲がa〜bである場合に、この画素値が所定の範囲
内にあれば(a<x<b)、該対象画素がモノクロ領域
であると判定し、この対象画素の画素値が所定の範囲外
であれば(a>x又はx<b)、該対象画素がカラー領
域であると判定する。
【0011】そして、かかる判定の結果、モノクロ領域
と判定された領域に対しては、例えば輪郭強調等の処理
によってメリハリのきいたコントラスト重視の処理を行
い、また、カラー領域と判定された領域に対しては、階
調性を活かした滑らかな再現を重視した処理を行うこと
になる。なお、領域ごとに適した処理が施された各信号
は、それぞれ合成して1つの画像信号としてプリント部
55に送信される。
【0012】このように、従来の画像形成装置では、モ
ノクロ領域であるかカラー領域であるかによって、異な
る画像処理を施すことによって、出力画像の画質向上を
図るっている。
【0013】なお、かかる従来技術の代表的なものとし
て、特開平5−236287号公報には、入力データが
モノクロ又はカラーのいずれであるかを判断する際に、
該入力画像の明暗に応じてモノクロ判定レベルを変える
よう構成した画像処理装置が開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、あくまでも領域分離が正当に行われることを
大前提としており、各領域を誤って認識すると、かえっ
て画質の劣化を招く原因となる。
【0015】例えば、実際にはカラー領域であるはずの
画素がモノクロ領域であると誤認された場合には、かか
る画素に対してはカラー領域に適合した処理ではなく、
モノクロ領域に適合した処理が施され、その結果として
階調性の低下を招く。
【0016】また、実際にはモノクロ領域であるはずの
画素がカラー領域であると誤認された場合には、かかる
画素に対してはモノクロ領域に適合した処理ではなく、
カラー領域に適合した処理が施され、その結果として輪
郭におけるボケ、かすれが生じる。
【0017】特に、モノクロ領域については、その性質
上、文字等の詳細な情報を多く含むことが多いため、か
かるモノクロ領域における解像度の低下は、是が非でも
避けねばならない。
【0018】このため、原稿によっては、カラー/モノ
クロ領域分離を行わずに、一般的な1つのパラメータで
もって原稿全体の処理を均一に行ったほうが、視覚上の
画像品質が良好になる場合が生ずる。
【0019】なお、モノクロ領域における誤認識の要因
としては、MTF回路の劣化やバラツキ、読み取り時の
振動などが挙げられるが、同時に、読み取り部の光学系
における解像度の限界に起因する読み取り値の誤差も大
きな要因となる。
【0020】このように、原稿のカラー領域とモノクロ
領域を領域分離する際に、該モノクロ領域の誤認識をい
かにして実現するかが、画像形成装置の分野において極
めて重要な課題となっている。
【0021】そこで、本発明では、上記課題を解決し
て、カラー領域及びモノクロ領域を分離する際に、モノ
クロ領域の誤認識を低減し、もって良好な画質を担保す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、入力画像のカラー領域とモノクロ領
域に対して異なる処理を行う画像形成装置において、前
記入力画像の各画素の画素値が所定の範囲内であるか否
かを調べ、所定の範囲内であればカラー領域と判定し、
所定の範囲内でなければモノクロ領域と仮判定する第1
の判定手段と、前記第1の判定手段がモノクロ領域と仮
判定した仮判定画素の画素値を該仮判定画素の近傍画素
の画素値に基づいて平滑化し、平滑化後の仮判定画素の
画素値に基づいて該仮判定画素がモノクロ領域であるか
否かを判定する第2の判定手段とを具備することを特徴
とする。このため、入力画像のモノクロ領域の誤認識を
低減し、良好な画質を持つ画像を形成することができ
る。
【0023】また、第2の発明は、前記第2の判定手段
は、前記仮判定画素を注目画素としたn×n画素のブロ
ックに所在する各画素の画素値を所定の値で重み付けて
加算し、加算した値を該仮判定画素の新たな画素値とす
る平滑化を行う平滑化手段を具備し、前記平滑化手段が
算定した画素値が所定の範囲内であるか否かを調べ、所
定の範囲内であればカラー領域と判定し、所定の範囲内
でなければモノクロ領域と判定することを特徴とする。
【0024】また、第3の発明は、前記平滑化手段は、
前記仮判定画素の4近傍方向に位置する第1の近傍画素
に付加する重みを、前記仮判定画素の8近傍方向に位置
する画素から該第1の近傍画素を除外した第2の近傍画
素に付加する重みよりも重くすることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態で用
いる画像形成装置1の構成を示す図である。図1に示す
画像形成装置1は、単に対象画素の画素値を所定のしき
い値と比較してカラー/モノクロ領域を判定するのでは
なく、かかる判定を1次判定として位置づけ、該1次判
定でモノクロ領域と判定された画素については、さらに
2次判定を行う。
【0026】ここで、この2次判定とは、対象画素と該
対象画素の周辺画素とを用いて所定の重み付けによる平
滑化を行って新たな画素値を作成し、この新たな画素値
を所定のしきい値と比較して、対象画素がカラー/モノ
クロ領域のいずれであるかを判定するものである。
【0027】このように、この画像形成装置1は、1次
判定でモノクロ領域とみなされた対象画素について2次
判定を行うことにより、読み取り精度上の要因から起こ
るカラー/モノクロ領域判定における誤認識を低減する
こととしている。
【0028】図1に示すように、この画像形成装置1
は、スキャナ部11と、前処理部12と、1次判定部1
3と、平滑化部14と、2次判定部15と、領域特定部
16と、画像処理部17と、プリント部18とからな
る。
【0029】スキャナ部11は、カラーCCDを搭載し
た画像入力部であり、原稿をRGB信号として読み取
り、読み取った画像データをシェーディング補正した後
に、前処理部12に出力する。
【0030】前処理部12は、図5に示す従来の入力階
調補正部52及び入力色変換部53に対応する処理部で
あり、スキャナ部11から受け取った画像信号信号を画
像処理部17に適合した信号に信号変換し、1次判定部
13に出力する。
【0031】1次判定部13は、判定対象画素の画素値
そのものを所定のしきい値と比較して、対象画素がカラ
ー領域であるか又はモノクロ領域であるかを判定する処
理部であり、図5に示す領域分離部54fに対応する。
また、この1次判定部13は、対象画素がカラー領域で
あると判定した場合にはその判定結果を領域特定部16
に出力し、モノクロ領域であると判定した場合にはその
判定結果を平滑化部14に出力する。
【0032】平滑化部14は、対象画素の周辺画素を用
いて該対象画素の画素値を平滑化する処理部であり、具
体的には、対象画素を中心としたn×n画素の大きさの
ブロックに対して所定の算定式に基づく平滑化処理を行
う。なお、かかる平滑化処理を行う理由は、MTF回路
の劣化やばらつき、読み取り時の振動及び読み取り時の
光学系における解像度の限界に起因する量子化誤差等の
影響を排除するためである。
【0033】2次判定部15は、平滑化部14が算定し
た新たな画素値を所定のしきい値と比較して、対象画素
が1次判定通りモノクロ領域であるか、1次判定結果と
異なりカラー領域であるかを判定する処理部である。な
お、この2次判定結果は、領域特定部16に出力され
る。
【0034】領域特定部16は、1次判定部13及び2
次判定部15の両者から受け取った判定結果に基づい
て、対象画素がカラー領域又はモノクロ領域のいずれで
あるかを特定する処理部である。具体的には、1次判定
部13の判定結果がカラー領域である場合には、該判定
結果を尊重してカラー領域であると判断し、1次判定部
13の判定結果がモノクロ領域である場合には、この判
定結果を仮判定として位置付け、2次判定部15の判定
結果を待って最終判断する。
【0035】画像処理部17は、領域特定部16の最終
判断に対応する画像処理を行う処理部であり、カラー領
域であると判断された画素に対しては、例えば輪郭強調
等の処理によってメリハリのきいたコントラスト重視の
処理を行い、また、カラー領域と判定された領域に対し
ては、階調性を活かした滑らかな再現を重視した処理を
行う。具体的には、この画像処理部17では、図5に示
す画像処理部54と同様に、出力色変換、墨生成、MT
F補正、出力階調補正及び網点生成等を行うことにな
る。
【0036】プリント部18は、画像処理部17から出
力された信号に基づいて面積階調によって各色ごとの網
点を作成して用紙に画像形成する処理部である。
【0037】上記構成を有する画像形成装置1を用いる
ことにより、1次判定及び2次判定結果を踏まえて、対
象画素がカラー領域であるかモノクロ領域であるかを精
度良く特定することができる。
【0038】次に、図1に示す画像形成装置1の処理手
順について説明する。図2は、図1に示す画像形成装置
1の処理手順を示すフローチャートである。図2に示す
ように、スキャナ部11読み取った画像データの対象画
素の画素値が1次判定部13に入力されると(ステップ
201)、この1次判定部13では、該対象画素の画素
値を所定のしきい値を比較し(ステップ202〜20
3)、対象画素の画素値が所定のしきい値の範囲内にな
ければカラー領域であると判定し(ステップ211)、
領域特定部16がこの判定結果を認定する。
【0039】一方、所定のしきい値の範囲内であればモ
ノクロ領域であると仮判定し(ステップ204)、この
判定結果を受け付けた平滑化部14が当該対象画素を中
心画素とした所定のブロック内を平滑化する(ステップ
205)。
【0040】そして、この平滑化した画素値を受け付け
た2次判定部15では、受け付けた画素値を対象画素の
新たな画素値とした後に(ステップ206)、この画素
値を所定のしきい値と比較し(ステップ207〜20
8)、所定のしきい値の範囲内である場合にはモノクロ
領域と判定し(ステップ209)、所定のしきい値の範
囲内でなければカラー領域であると判定して(ステップ
210)、判定結果を領域特定部16が認定する。
【0041】そして、この領域判定結果に基づいて、画
像処理部17は、それぞれの領域に適した処理を行い
(ステップ212)、プリント部18が印刷用紙に画像
形成する。
【0042】このように、上記画像形成装置1では、モ
ノクロ領域であると1次判定された対象画素に対して2
次判定を行うことによって、領域の誤認識を低減するこ
ととしている。
【0043】次に、上記1次判定部13の処理概念につ
いて具体的に説明する。図3は、図1に示す1次判定部
13の処理概念を示す図である。なお、同図では、対象
画素の濃度を示す画素値をxとし、判定に用いるしきい
値の範囲をa〜bであるとしている。図3に示すよう
に、1次判定部13は、対象画素の画素値Xがしきい値
の範囲内である場合(a<X<b)には、当該対象画素
を黒文字領域すなわちモノクロ領域であると仮判定し、
また対象画素の画素値Xがしきい値の範囲内でない場合
(a>X又はb<X)には、当該画素を色文字領域すな
わちカラー領域であると判定する。
【0044】すなわち、この1次判定部13の判定結果
がカラー領域である場合には、2次判定を行うまでもな
くカラー領域であると領域特定部16により特定される
が、判定結果がモノクロ領域である場合には、かかる判
定結果は仮判定に止まり、2次判定の結果を待って領域
特定部16が領域の種別を特定する。
【0045】次に、図1に示す平滑化部14及び2次判
定部15の処理概念について具体的に説明する。図4
は、図1に示す平滑化部14の処理概念を示す図であ
る。なお、ここではn=3の場合、すなわち対象画素を
注目画素とした3×3画素の大きさのブロック内を平滑
化する場合を示すこととする。
【0046】同図に示すように、平滑化前の対象画素の
画素値をXとし、対象画素の周辺画素の画素値をO,
P,Q,R,S,T,U,Vとし、平滑化後の対象画素
の画素値をYとすると、この平滑化部14では、 Y=k1X+k2(P+R+S+U)+k3(O+Q+
T+V) の算定式によって平滑化を行う。ただし、”k1”は、
対象画素についての重み付け係数であり、”k2”は、
対象画素の4近傍に所在する画素についての重み付け係
数であり、”k3”は、対象画素の8近傍に所在する画
素から4近傍画素を除いた画素についての重み付け係数
である。
【0047】そして、各画素の画素値が8ビット表現さ
れる場合には、各画素の画素値は0〜255の正の整数
となり、また、各重み付け係数としては0〜1の正の実
数が付与される。ここで、この重み付け係数について
は、周辺画素よりも対象画素を重視し、また8近傍画素
よりも4近傍画素を重視する観点から、 k1>k2>k3 とする。なお、重み付け係数の総和は1になるようにす
る。このため、実際には Y=0.5X+0.3(P+R+S+U)+0.2(O+Q+T
+V) というような算定式を用いて平滑化を行うことになる。
【0048】なお、かかる平滑化部14が算定した値は
2次判定部15に出力され、該2次判定部15におい
て、かかる算定値を新たな画素値として判定処理を行う
こととなる。具体的には、この2次判定部15では、図
3で説明した1次判定部13と同様に、かかる算定値を
所定のしきい値と比較して判定処理を行うこととなる。
【0049】上述してきたように、本実施の形態では、
1次判定部13が対象画素の画素値のみを用いて対象画
素がカラー領域であるかモノクロ領域であるかを1次判
定し、モノクロ領域であると判定された場合には、平滑
化部14が対象画素の周辺画素の画素値を用いて対象画
素の画素値を平滑化し、2次判定部15が平滑化した画
素値を用いて再度領域判定するよう構成したので、下記
に示す効果が得られる。
【0050】1)カラー領域及びモノクロ分離領域を分
離する際に、モノクロ領域の誤認識を低減することがで
きる。 2)MTF回路の劣化やばらつき、読み取り時の振動及
び読み取り時の光学系における解像度の限界に起因する
量子化誤差等の影響を排除して、良好な画質を担保する
ことができる。 3)カラー領域又はモノクロ領域の誤判定に伴う色化け
及び色飛び等を低減することができる。
【0051】なお、本実施の形態では、説明の便宜上、
1次判定部13及び2次判定部15を別個に設けた場合
を示すこととしたが、これらの判定部を統合することも
できる。また、本実施の形態では、平滑化部14が3×
3のブロック内で平滑化処理を行うこととしたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、各サイズのブロッ
クを用いることもできる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
入力画像の各画素の画素値が所定の範囲内でなければモ
ノクロ領域と仮判定し、該仮判定した仮判定画素の画素
値を該仮判定画素の近傍画素の画素値に基づいて平滑化
し、平滑化後の仮判定画素の画素値に基づいて該仮判定
画素がモノクロ領域であるか否かをさらに判定するよう
構成したので、下記に示す効果が得られる。 1)入力画像のモノクロ領域の誤認識を低減し、良好な
画質を持つ画像を形成することが可能となる。 2)MTF回路の劣化やばらつき、読み取り時の振動及
び読み取り時の光学系における解像度の限界に起因する
量子化誤差等の影響を排除して、良好な画質を担保する
ことが可能となる。 3)カラー領域又はモノクロ領域の誤判定に伴う色化け
及び色飛び等を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で用いる画像形成装置の構成を示
す図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1に示す1次判定部の処理概念を示す図であ
る。
【図4】図1に示す平滑化部の処理概念を示す図であ
る。
【図5】従来のデジタルフルカラー複写機の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置 11…スキャナ部 12…前処理部 13…1次判定部 14…平滑化部 15…2次判定部 16…領域特定部 17…画像処理部 18…プリント部 51…スキャナ部 52…入力階調補正部 53…入力色変換部 54…画像処理部 54a…出力色変換部 54b…墨生成部 54c…MTF補正部 54d…出力階調補正部 54e…網点生成部 55…プリント部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像のカラー領域とモノクロ領域に
    対して異なる処理を行う画像形成装置において、 前記入力画像の各画素の画素値が所定の範囲内であるか
    否かを調べ、所定の範囲内であればカラー領域と判定
    し、所定の範囲内でなければモノクロ領域と仮判定する
    第1の判定手段と、 前記第1の判定手段がモノクロ領域と仮判定した仮判定
    画素の画素値を該仮判定画素の近傍画素の画素値に基づ
    いて平滑化し、平滑化後の仮判定画素の画素値に基づい
    て該仮判定画素がモノクロ領域であるか否かを判定する
    第2の判定手段とを具備することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の判定手段は、 前記仮判定画素を注目画素としたn×n画素のブロック
    に所在する各画素の画素値を所定の値で重み付けて加算
    し、加算した値を該仮判定画素の新たな画素値とする平
    滑化を行う平滑化手段を具備し、 前記平滑化手段が算定した画素値が所定の範囲内である
    か否かを調べ、所定の範囲内であればカラー領域と判定
    し、所定の範囲内でなければモノクロ領域と判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記平滑化手段は、 前記仮判定画素の4近傍方向に位置する第1の近傍画素
    に付加する重みを、前記仮判定画素の8近傍方向に位置
    する画素から該第1の近傍画素を除外した第2の近傍画
    素に付加する重みよりも重くすることを特徴とする請求
    項2記載の画像形成装置。
JP9064988A 1997-03-18 1997-03-18 画像形成装置 Pending JPH10262146A (ja)

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