JPH10261905A - マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法 - Google Patents

マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10261905A
JPH10261905A JP6674197A JP6674197A JPH10261905A JP H10261905 A JPH10261905 A JP H10261905A JP 6674197 A JP6674197 A JP 6674197A JP 6674197 A JP6674197 A JP 6674197A JP H10261905 A JPH10261905 A JP H10261905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal transmission
transmission line
center conductor
stub
dielectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6674197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Nemoto
正久 根本
Toshihiko Ichioka
俊彦 市岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6674197A priority Critical patent/JPH10261905A/ja
Publication of JPH10261905A publication Critical patent/JPH10261905A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 同軸線を使用してスタブ素子を作製すること
により、回路のパラメータの最適化を図るための自由度
を向上させる。 【解決手段】 中心導体21を誘電体22で被い、この
誘電体22の周りを導電性のシールド被膜23で被った
同軸線20からなり、前記中心導体21の一方の端を信
号伝送線路11に接続し、前記シールド被膜23をグラ
ンドと接続し、前記中心導体21のもう一方の端をチッ
プコンデンサ25を介してグランドに接続するショート
スタブ素子S11と、中心導体31を誘電体32で被
い、この誘電体32の周りを導電性のシールド被膜33
で被った同軸線30からなり、前記中心導体31の一方
の端を信号伝送線路11に接続し、前記シールド被膜3
3をグランドと接続し、前記中心導体31のもう一方の
端を解放したオープンスタブ素子S12とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性または半絶
縁性基板上に形成するマイクロ波集積回路のスタブ素子
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のマイクロ波集積回路のスタ
ブ素子を示す斜視図である。この図に示すように、アル
ミナ等の絶縁性基板、あるいはGaAs等の半絶縁性基
板1上に、メタルパターンで形成された信号伝送線路2
が、回路の入力端子3から出力端子4までの間を、回路
の要求する特性インピーダンスを持つストリップライン
として結んでいる。
【0003】信号伝送線路2のライン上の入力端子3か
らの距離d1のポイントに、ライン長L1のショートス
タブS1が設けられ、その先端はキャパシタC1を介し
てグランドに接続されている。また、信号伝送線路2の
ライン上のショートスタブS1から距離d2のポイント
に、ライン長L2のオープンスタブS2が設けられてい
る。ショートスタブS1およびオープンスタブS2は、
入力端子3・出力端子4に接続され、回路あるいは素子
の間のインピーダンスのマッチングをとるために、イン
ピーダンス変換回路として働く。
【0004】なお、基板1の裏面はグランド(図示な
し)となっており、信号伝送線路2、ショートスタブS
1およびオープンスタブS2は全てストリップラインと
して、基板1の誘電率・基板1の厚み、信号伝送線路2
の幅は回路で要求する特性インピーダンスに合うように
構成されているものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成の回路では、基板にメタルパターンを付け
た時点で、スタブの取り付け位置や長さが固定されてし
まう。スタブの長さを短くすることは、例えば、ショー
トスタブにおいて、途中でキャパシタでグランドに接続
し、ショートカットする等、多少の調整は可能である
が、特にスタブの取り付け位置については調整ができな
いので、基板ごと作り直す必要が生じる。
【0006】また、回路の定数が既に決まっている場合
は構わないが、設計段階で回路の最適化のために、パラ
メータを細かく調整することは多くの困難を要した。本
発明は、上記問題点を除去し、同軸線を使用してスタブ
素子を作製することにより、同軸線の取り付け位置や長
さを基板作製後に細かく調整することができ、回路のパ
ラメータの最適化を図るための自由度を向上させること
ができるマイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕絶縁性あるいは半絶縁性基板上に信号伝送線路を
形成するマイクロ波集積回路のスタブ素子において、中
心導体を誘電体で被い、この誘電体の周りを導電性のシ
ールド被膜で被った同軸線からなり、前記中心導体の一
方の端を信号伝送線路に接続し、前記シールド被膜をグ
ランドと接続し、前記中心導体のもう一方の端をコンデ
ンサを介してグランドに接続するショートスタブ素子
と、中心導体を誘電体で被い、この誘電体の周りを導電
性のシールド被膜で被った同軸線からなり、前記中心導
体の一方の端を信号伝送線路に接続し、前記シールド被
膜をグランドと接続し、前記中心導体のもう一方の端を
解放したオープンスタブ素子とを設けるようにしたもの
である。
【0008】〔2〕絶縁性あるいは半絶縁性基板上に信
号伝送線路を形成するマイクロ波集積回路のスタブ素子
の製造方法において、予めメタルパターンからなる信号
伝送線路及びコンデンサが配置された基板を用意し、中
心導体を誘電体で被い、この誘電体の周りを導電性のシ
ールド被膜で被った同軸線からなり、前記中心導体の一
方の端を前記信号伝送線路に接続し、前記シールド被膜
をグランドと接続し、前記中心導体のもう一方の端を解
放あるいは前記コンデンサを介してグランドに接続する
ようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例のマイクロ波集積回路のスタブ素子を示す斜視図
である。この図に示すように、裏面をグランド(図示な
し)としたレキセライト基板10の上面に、メタルパタ
ーンで信号伝送線路11を設けている。そして、信号伝
送線路11の信号が入力される側に入力端子12を、そ
の反対側に出力端子13を設け、信号伝送線路11の入
力端子12からの距離d11のポイントに、中心導体
(導体のワイヤ)21の周囲を誘電体22で被い、更に
その周りを導電性のシールド被膜23でシールドした、
長さL11の同軸線20からなるショートスタブS11
を設ける。
【0010】そのショートスタブS11の同軸線20の
中心導体21の一方の端を、信号伝送線路11に半田付
け、あるいは導電性の接着剤によって取り付ける。その
中心導体21のもう一方の端は、チップコンデンサ25
の一方の電極に接続し、チップコンデンサ25のもう一
方の電極はグランド(図示なし)に接続される。また、
信号伝送線路11のショートスタブS11の取り付け位
置から距離d12分、出力端子13側に離れた信号伝送
線路11上のポイントに、ショートスタブS11の同軸
線20と同じ構造を持つ長さL12の同軸線30からな
るオープンスタブS12を設ける。つまり、中心導体
(導体のワイヤ)31の周囲を誘電体32で被い、更に
その周りを導電性のシールド被膜33でシールドした、
長さL12の同軸線30からなるオープンスタブS12
を設け、オープンスタブS12の同軸線30の中心導体
31の一方の端を信号伝送線路11に接続する。
【0011】そのオープンスタブS12の同軸線30の
中心導体31のもう一方の端はオープンのままとする。
また、ショートスタブS11の同軸線20のシールド被
膜23と、オープンスタブS12の同軸線30のシール
ド被膜33はグランド(図示なし)と接続する。以下、
このマイクロ波集積回路の動作について説明する。
【0012】ショートスタブS11及びオープンスタブ
S12は、中心導体21,31の太さ・中心導体21,
31を囲む誘電体22,32の厚み等により、特性イン
ピーダンスが定まる信号伝送線路11である。ショート
スタブS11は信号伝送線路11に中心導体21の一方
の端を接続し、もう一方の端をチップコンデンサ25を
介して、グランドに接続してあるので、高周波的には、
長さL11のショートスタブS11として機能する。オ
ープンスタブS12は信号伝送線路11と接していない
方の端を無接続としてあるので、長さL12のオープン
スタブS12として機能する。
【0013】このように、本発明によれば、従来のよう
な、基板上にメタルパターンでスタブ素子を作製するこ
とをやめ、同軸線を使用してスタブ素子を作製すること
により、同軸線の取り付け位置や長さを基板作製後に細
かく調整することができるため、回路のパラメータの最
適化を図るための自由度を大きく向上させることができ
る。
【0014】なお、この実施例ではレキセライト基板を
使用して説明したが、基板は他の絶縁性基板やGaAs
のような半絶縁性基板を用いたマイクロ波集積回路にお
いても、適応可能である。また、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々
の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来のような、基板上にメタルパターンでスタ
ブ素子を作製することをやめ、同軸線を使用してスタブ
素子を作製することにより、同軸線の取り付け位置や長
さを基板作製後に細かく調整することができるため、回
路のパラメータの最適化を図るための自由度を大きく向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のマイクロ波集積回路のスタブ
素子を示す斜視図である。
【図2】従来のマイクロ波集積回路のスタブ素子を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 レキセライト基板 11 メタルパターンからなる信号伝送線路 12 入力端子 13 出力端子 20,30 同軸線 21,31 中心導体 22,32 誘電体 23,33 導電性のシールド被膜 25 チップコンデンサ S11 ショートスタブ S12 オープンスタブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性あるいは半絶縁性基板上に信号伝
    送線路を形成するマイクロ波集積回路のスタブ素子にお
    いて、(a)中心導体を誘電体で被い、該誘電体の周り
    を導電性のシールド被膜で被った同軸線からなり、前記
    中心導体の一方の端を信号伝送線路に接続し、前記シー
    ルド被膜をグランドと接続し、前記中心導体のもう一方
    の端をコンデンサを介してグランドに接続するショート
    スタブ素子と、(b)中心導体を誘電体で被い、該誘電
    体の周りを導電性のシールド被膜で被った同軸線からな
    り、前記中心導体の一方の端を信号伝送線路に接続し、
    前記シールド被膜をグランドと接続し、前記中心導体の
    もう一方の端を解放したオープンスタブ素子とを具備す
    るマイクロ波集積回路のスタブ素子。
  2. 【請求項2】 絶縁性あるいは半絶縁性基板上に信号伝
    送線路を形成するマイクロ波集積回路のスタブ素子の製
    造方法において、(a)予めメタルパターンからなる信
    号伝送線路及びコンデンサが配置された基板を用意し、
    (b)中心導体を誘電体で被い、該誘電体の周りを導電
    性のシールド被膜で被った同軸線からなり、前記中心導
    体の一方の端を前記信号伝送線路に接続し、前記シール
    ド被膜をグランドと接続し、前記中心導体のもう一方の
    端を解放あるいは前記コンデンサを介してグランドに接
    続することを特徴とするマイクロ波集積回路のスタブ素
    子の製造方法。
JP6674197A 1997-03-19 1997-03-19 マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法 Withdrawn JPH10261905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6674197A JPH10261905A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6674197A JPH10261905A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10261905A true JPH10261905A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13324614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6674197A Withdrawn JPH10261905A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10261905A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011010139A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Soshin Electric Co Ltd 高周波スイッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011010139A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Soshin Electric Co Ltd 高周波スイッチ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4266206A (en) Stripline filter device
US4126839A (en) Surface acoustic wave apparatus
USRE31470E (en) Stripline filter device
US5668557A (en) Surface-mount antenna and communication device using same
US4500847A (en) Transistor amplifier variable matching transformer apparatus
JPH10261905A (ja) マイクロ波集積回路のスタブ素子及びその製造方法
JP3008939B1 (ja) 高周波回路基板
JPS62200713A (ja) 集積コンデンサ
JPH0645810A (ja) マイクロ波増幅器及びその製造方法
JPH02234501A (ja) ストリップ線路と同軸コネクタの接続構造
US6239400B1 (en) Method and device for connecting two millimeter elements
TW200406905A (en) Terminations for shielded transmission lines fabricated on a substrate
JPH0514019A (ja) 方向性結合器
JPH06112706A (ja) インピーダンス変換回路
JP3157547B2 (ja) 半導体パッケージ
JPH07326909A (ja) マイクロ波整合回路
JP2517105B2 (ja) フィルタ装置
JPH06125202A (ja) 誘電体フィルタとその通過帯域幅調整方法
JPH02237302A (ja) 同軸―マイクロストリップ線路変換器
JPH0267809A (ja) 共振回路
JPS61113301A (ja) マイクロストリツプ線路終端器
WO1996024171A1 (fr) Resonateur dielectrique, filtre dielectrique utilisant le resonateur et procede de fabrication du filtre dielectrique
JPS63274202A (ja) 電界効果型トランジスタ
JP3506647B2 (ja) 整合回路およびそれを用いた高周波高出力半導体装置
JPH04345301A (ja) 信号回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601