JPH10261039A - 表計算装置、表計算方法、および、表計算手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

表計算装置、表計算方法、および、表計算手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10261039A
JPH10261039A JP9083125A JP8312597A JPH10261039A JP H10261039 A JPH10261039 A JP H10261039A JP 9083125 A JP9083125 A JP 9083125A JP 8312597 A JP8312597 A JP 8312597A JP H10261039 A JPH10261039 A JP H10261039A
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Hiroki Kiyatake
博樹 喜屋武
Takaki Tokuyama
貴樹 徳山
Motohide Tamura
元秀 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算結果欄のようにタイトル以外の任意の行
や列を固定的に表示することで表作成時の操作性を向上
できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 表示部9にスプレッドシートを表示して
表計算作業を行う際に、参照したい列や行についてキー
入力部7やポインティングデバイス8を操作して指定す
ることで、表示画面中のスプレッドシートからはみ出る
ことなく固定表示することができ、固定表示対象として
指定されなかった行や列を表示する場合には、スクロー
ル操作によってスプレッドシート上で限られた表示範囲
を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データを入力す
るための複数のセルを行列方向に配列させた表枠を用い
て各セルにデータや演算式を与えることで表計算を実行
する表計算装置およびその方法、並びに、上記表枠を用
いた表計算手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】表計算用のソフトウエア(以下に表計算
ソフトと称する)では、データを入力するための複数の
セルを行列方向に配列させた表枠すなわちスプレッドシ
ートを表示画面に表示して、各セルにデータや数式等を
与えることで、自動的に集計等の表計算が実行される。
【0003】通常、ユーザが目視しながら作業できる範
囲は、表示画面上に形成できるスプレッドシートのサイ
ズに限られる。このため、そのスプレッドシートからは
み出しているセルに対して情報を表示させたりデータ入
力を行う場合には、マウス等の入力デバイスを使用して
表示エリアを上下左右にスクロールさせる操作が必要で
ある。
【0004】ところが、このスクロールを行う場合に
は、今まで表示されていたセル領域が今度は表示画面か
ら隠れてしまうことになり、絶えずスクロール操作を行
うという不便さがあった。
【0005】タイトルのように行、列の主要項目につい
ては、作業中に他のセル領域のデータ入力等で参照表示
が必要となることから、近年、その要望に応じてスプレ
ッドシート上に固定表示する機能を付加したソフトウエ
アが登場している。
【0006】この固定表示機能に関連する技術は、例え
ば、特開昭58−178443号公報や特開平8−18
0118号により提案されている。
【0007】まず、特開昭58−178443号公報に
は、作表の際に、表を共通項目部分と可変項目部分とに
区分し、共通項目部分については常時表示を行い、可変
項目部分については任意に区分して表示を書替える技術
が開示されている。
【0008】また、特開平8−180118号公報に
は、タイトルのように表中に常時表示すべき行および列
を自動的に識別して固定表示部分として表示し、その固
定表示部分以外については表示変更を指示して表示する
技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のように従来
技術は、共通項目部分、固定表示部分のいずれもタイト
ルを固定表示して、タイトル行やタイトル列の各項目を
常時参照しながらの所要のセルに対するデータや数式の
入力を支援するようにしたので、スクロール操作によっ
てタイトル行やタイトル列の各項目をいちいち確認する
手間を省くことが可能であった。
【0010】ところが、表計算ソフトを用いて数字を伴
う計画を立案する場合のように、データ欄にデータや数
式を入力するとともに、そのデータや数式によって取得
される集計等の演算結果欄を参照しながらデータ欄の編
集を行う場合には、演算結果欄が従来技術の可変項目部
分に相当することから、演算結果欄が非表示状態であれ
ば、表示できるように可変項目部分を上下左右にスクロ
ールさせる操作が必要であった。
【0011】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、演算結果欄のようにタイトル以外の任意
の行や列を固定的に表示することで表作成時の操作性を
向上することが可能な表計算装置、表計算方法、およ
び、表計算手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る表計算装置
は、複数のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに
対応させてデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前
記記憶されたデータに基づく情報を表示する表計算装置
において、前記表枠を表示させながら前記表枠中から任
意の固定行を指定する指定手段と、前記指定手段により
指定された任意の固定行を固定表示行とし、かつ、前記
任意の固定行よりも上側に配置される各行を可変表示行
として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
固定表示行および可変表示行を用いて前記表枠を表示す
る場合、前記記憶手段に記憶された可変表示行を予め求
められた表示エリア内に収容可能か否かを判断する判断
手段と、前記判断手段により収容不可という判断結果が
得られた場合にのみ、前記予め求められた表示エリアの
サイズに応じて前記記憶手段に記憶された可変表示行か
ら表示範囲を割り当てる割り当て手段と、前記判断手段
により収容不可という判断結果が得られた場合には、前
記記憶手段に記憶された固定表示行および前記割り当て
手段により表示範囲として割り当てられた可変表示行を
用いて前記表枠の一部を表示する一部表示手段と、前記
一部表示手段の表示中、前記予め求められた表示エリア
内で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外とな
った可変表示行を表示する場合には、前記予め求められ
た表示エリア内に表示されている前記可変表示行を列方
向に移動制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0013】この請求項1の発明によれば、任意の行を
固定的に表示するようにしたので、スクロールせずに常
時演算結果欄のようにタイトル以外の行が参照され、こ
れによって、表作成時の全体の操作性を向上することが
可能である。
【0014】請求項2の発明に係る表計算装置は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算装置におい
て、前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固
定列を指定する指定手段と、前記指定手段により指定さ
れた任意の固定列を固定表示列とし、かつ、前記任意の
固定列よりも左側に配置される各列を可変表示列として
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された固定表
示列および可変表示列を用いて前記表枠を表示する場
合、前記記憶手段に記憶された可変表示列を予め求めら
れた表示エリア内に収容可能か否かを判断する判断手段
と、前記判断手段により収容不可という判断結果が得ら
れた場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイ
ズに応じて前記記憶手段に記憶された可変表示列から表
示範囲を割り当てる割り当て手段と、前記判断手段によ
り収容不可という判断結果が得られた場合には、前記記
憶手段に記憶された固定表示列および前記割り当て手段
により表示対象列として割り当てられた可変表示列を用
いて前記表枠の一部を表示する一部表示手段と、前記一
部表示手段の表示中、前記予め求められた表示エリア内
で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外となっ
た可変表示列を表示する場合には、前記予め求められた
表示エリア内に表示されている前記可変表示列を行方向
に移動制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0015】この請求項2の発明によれば、任意の列を
固定的に表示するようにしたので、スクロールせずに常
時演算結果欄のようにタイトル以外の列が参照され、こ
れによって、表作成時の全体の操作性を向上することが
可能である。
【0016】請求項3の発明に係る表計算装置は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算装置におい
て、前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固
定行および任意の固定列を指定する指定手段と、前記指
定手段により指定された任意の固定行、任意の固定列を
それぞれ固定表示行、固定表示列とし、前記任意の固定
行よりも上側に配置される各行を可変表示行として記憶
するとともに、前記任意の固定列よりも左側に配置され
る各列を可変表示列として記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶された固定表示行および可変表示行、並び
に固定表示列および可変表示列を用いて前記表枠を表示
する場合、前記記憶手段に記憶された可変表示行、可変
表示列のいずれか一方、もしくは両方を予め求められた
表示エリア内に収容可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により可変表示行の収容不可という判断結
果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表示エリ
アのサイズに応じて前記記憶手段に記憶された可変表示
行から表示範囲を割り当て、前記判断手段により可変表
示列の収容不可という判断結果が得られた場合にのみ、
前記予め求められた表示エリアのサイズに応じて前記記
憶手段に記憶された可変表示列から表示範囲を割り当
て、又は、前記判断手段により両方の収容不可という判
断結果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表示
エリアのサイズに応じて前記記憶手段に記憶された可変
表示行および可変表示列から表示範囲を割り当てる割り
当て手段と、前記判断手段により可変表示行の収容不可
という判断結果が得られた場合、前記判断手段により可
変表示列の収容不可という判断結果が得られた場合、又
は、前記判断手段により両方の収容不可という判断結果
が得られた場合には、前記割り当て手段の割り当て結果
に従って前記表枠の一部を表示する一部表示手段と、前
記一部表示手段の表示中、前記予め求められた表示エリ
ア内で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外と
なった可変表示行を表示する場合には、前記予め求めら
れた表示エリア内に表示されている前記可変表示行を列
方向に移動制御し、前記予め求められた表示エリア内で
前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外となった
可変表示列を表示する場合には、前記予め求められた表
示エリア内に表示されている前記可変表示列を行方向に
移動制御し、又は、前記予め求められた表示エリア内で
前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外となった
可変表示行および可変表示列を表示する場合には、前記
予め求められた表示エリア内に表示されている前記可変
表示行、前記可変表示列をそれぞれ列方向、行方向に移
動制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0017】この請求項3の発明によれば、任意の行や
列を固定的に表示するようにしたので、スクロールせず
に常時演算結果欄のようにタイトル以外の行や列が参照
され、これによって、表作成時の全体の操作性を向上す
ることが可能である。
【0018】請求項4の発明に係る表計算装置は、請求
項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記判
断手段は、前記予め求められた表示エリアを、予め用意
された表示画面の内、前記指定手段により指定された範
囲を除いた範囲で求めることを特徴とする。
【0019】この請求項4の発明によれば、指定された
範囲と表示画面との関係に応じて表示エリアを求めるこ
とができるので、表示画面のサイズに関係なく、固定的
に表示すべき行、列、又は、その行と列との組み合わせ
を優先して表示することが可能である。
【0020】請求項5の発明に係る表計算装置は、請求
項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記一
部表示手段は、前記割り当て手段により割り当てられた
表示範囲の内で前記指定手段により指定された範囲に隣
接するセルの表示サイズを前記表示範囲内に収まるよう
に縮小する縮小手段と、前記縮小手段により縮小された
セルを指定して当該セルを元の表示サイズに復元すると
同時に、前記表示範囲内の他のセルを縮小する復元手段
とを有することを特徴とする。
【0021】この請求項5の発明によれば、指定された
範囲に隣接するセルの表示サイズを表示範囲内に収まる
ように縮小するとともに、その縮小されたセルが指定さ
れた場合にはそのセルを元のサイズに復元すると同時に
表示範囲内の他のセルを縮小するようにしたので、指定
された範囲に隣接して表示されるセルがデータや数式を
入力するなどの操作対象として指定されなければ、表示
範囲のサイズに合わせてそのセルには必要最小限の表示
サイズを確保しておけばよい。
【0022】請求項6の発明に係る表計算装置は、請求
項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、前記記憶されたデータに基づく情報の表示の際に、
セル毎に情報が収容可能か否かを判断するセル表示判断
手段と、前記セル表示判断手段により収容不可という判
断結果が得られた場合には、表示対象の情報を、表示対
象のセルと、その表示対象のセルに隣接し、かつデータ
を有していないセルとに分割して表示するセル分割表示
手段とを有することを特徴とする。
【0023】この請求項6の発明によれば、情報の表示
の際に、セルに情報を収容しきれない場合には、そのセ
ルに隣接し、かつデータを有していないセルに情報の一
部を分割して表示するようにしたので、セルサイズに限
定されない表示量を確保することが可能であり、かつデ
ータを有していないセルの表示エリアを有効活用するこ
とが可能である。
【0024】請求項7の発明に係る表計算方法は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算方法におい
て、前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固
定行を指定する第1工程と、前記第1工程により指定さ
れた行である固定表示行および指定されなかった行であ
る可変表示行を用いて前記表枠を表示する場合、前記第
1工程により指定された可変表示行を予め求められた表
示エリア内に収容可能か否かを判断する第2工程と、前
記第2工程により収容不可という判断結果が得られた場
合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに応
じて前記第1工程により指定された可変表示行から表示
範囲を割り当てる第3工程と、前記第2工程により収容
不可という判断結果が得られた場合には、前記第1工程
により指定された固定表示行および前記第3工程により
表示範囲として割り当てられた可変表示行を用いて前記
表枠の一部を表示する第4工程と、前記第4工程の表示
中、前記予め求められた表示エリア内で前記第3工程の
割り当てにより表示範囲外となった可変表示行を表示す
る場合には、前記予め求められた表示エリア内に表示さ
れている前記可変表示行を列方向に移動制御する第5工
程と、を含むことを特徴とする。
【0025】この請求項7の発明によれば、任意の行を
固定的に表示する工程にしたので、スクロールせずに常
時演算結果欄のようにタイトル以外の行が参照され、こ
れによって、表作成時の全体の操作性を向上することが
可能である。
【0026】請求項8の発明に係る表計算方法は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算方法におい
て、前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固
定列を指定する第1工程と、前記第1工程により指定さ
れた列である固定表示列および指定されなかった列であ
る可変表示列を用いて前記表枠を表示する場合、前記第
1工程により指定された可変表示列を予め求められた表
示エリア内に収容可能か否かを判断する第2工程と、前
記第2工程により収容不可という判断結果が得られた場
合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに応
じて前記第1工程により指定された可変表示列から表示
範囲を割り当てる第3工程と、前記第2工程により収容
不可という判断結果が得られた場合には、前記第1工程
により指定された固定表示列および前記第3工程により
表示範囲として割り当てられた可変表示列を用いて前記
表枠の一部を表示する第4工程と、前記第4工程の表示
中、前記予め求められた表示エリア内で前記第3工程の
割り当てにより表示範囲外となった可変表示列を表示す
る場合には、前記予め求められた表示エリア内に表示さ
れている前記可変表示列を行方向に移動制御する第5工
程と、を含むことを特徴とする。
【0027】この請求項8の発明によれば、任意の列を
固定的に表示する工程にしたので、スクロールせずに常
時演算結果欄のようにタイトル以外の列が参照され、こ
れによって、表作成時の全体の操作性を向上することが
可能である。
【0028】請求項9の発明に係る表計算方法は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算方法におい
て、前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固
定行および任意の固定列を指定する第1工程と、前記第
1工程により指定された行である固定表示行および指定
されなかった行である可変表示行、並びに前記第1工程
により指定された列である固定表示列および指定されな
かった列である可変表示列を用いて前記表枠を表示する
場合、前記可変表示行、可変表示列のいずれか一方、も
しくは両方を予め求められた表示エリア内に収容可能か
否かを判断する第2工程と、前記第2工程により可変表
示行の収容不可という判断結果が得られた場合にのみ、
前記予め求められた表示エリアのサイズに応じて前記可
変表示行から表示範囲を割り当て、前記第2工程により
可変表示列の収容不可という判断結果が得られた場合に
のみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに応じて
前記記憶手段に記憶された可変表示列から表示範囲を割
り当て、又は、前記判断手段により両方の収容不可とい
う判断結果が得られた場合にのみ、前記予め求められた
表示エリアのサイズに応じて前記可変表示行および可変
表示列から表示範囲を割り当てる第3工程と、前記第2
工程により可変表示行の収容不可という判断結果が得ら
れた場合、前記第2工程により可変表示列の収容不可と
いう判断結果が得られた場合、又は、前記第2工程によ
り両方の収容不可という判断結果が得られた場合には、
前記第3工程の割り当て結果に従って前記表枠の一部を
表示する第4工程と、前記第4工程の表示中、前記予め
求められた表示エリア内で前記第3工程の割り当てによ
り表示範囲外となった可変表示行を表示する場合には、
前記予め求められた表示エリア内に表示されている前記
可変表示行を列方向に移動制御し、前記予め求められた
表示エリア内で前記第3工程の割り当てにより表示範囲
外となった可変表示列を表示する場合には、前記予め求
められた表示エリア内に表示されている前記可変表示列
を行方向に移動制御し、又は、前記予め求められた表示
エリア内で前記第3工程の割り当てにより表示範囲外と
なった可変表示行および可変表示列を表示する場合に
は、前記予め求められた表示エリア内に表示されている
前記可変表示行、前記可変表示列をそれぞれ列方向、行
方向に移動制御する第5工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0029】この請求項9の発明によれば、任意の行や
列を固定的に表示する工程にしたので、スクロールせず
に常時演算結果欄のようにタイトル以外の行や列が参照
され、これによって、表作成時の全体の操作性を向上す
ることが可能である。
【0030】請求項10の発明に係る表計算方法は、請
求項7〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記
第2工程は、前記予め求められた表示エリアを、予め用
意された表示画面の内、前記第1工程により指定された
範囲を除いた範囲で求めることを特徴とする。
【0031】この請求項10の発明によれば、指定され
た範囲と表示画面との関係に応じて表示エリアを求める
ことができるので、表示画面のサイズに関係なく、固定
的に表示すべき行、列、又は、その行と列との組み合わ
せを優先して表示することが可能である。
【0032】請求項11の発明に係る表計算方法は、請
求項7〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記
第4工程は、前記割り当て手段により割り当てられた表
示範囲の内で前記第1工程により指定された範囲に隣接
するセルの表示サイズを前記表示範囲内に収まるように
縮小する第5工程と、前記第5工程により縮小されたセ
ルを指定して当該セルを元の表示サイズに復元すると同
時に、前記表示範囲内の他のセルを縮小する第6工程と
を含むことを特徴とする。
【0033】この請求項11の発明によれば、指定され
た範囲に隣接するセルの表示サイズを表示範囲内に収ま
るように縮小するとともに、その縮小されたセルが指定
された場合にはそのセルを元のサイズに復元すると同時
に表示範囲内の他のセルを縮小する工程にしたので、指
定された範囲に隣接して表示されるセルがデータや数式
を入力するなどの操作対象として指定されなければ、表
示範囲のサイズに合わせてそのセルには必要最小限の表
示サイズを確保しておけばよい。
【0034】請求項12の発明に係る表計算方法は、請
求項7〜9のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、前記記憶されたデータに基づく情報の表示の際に、
セル毎に情報が収容可能か否かを判断する第7工程と、
前記第7工程により収容不可という判断結果が得られた
場合には、表示対象の情報を、表示対象のセルと、その
表示対象のセルに隣接し、かつデータを有していないセ
ルとに分割して表示する第8工程とを含むことを特徴と
する。
【0035】この請求項12の発明によれば、情報の表
示の際に、セルに情報を収容しきれない場合には、その
セルに隣接し、かつデータを有していないセルに情報の
一部を分割して表示する工程にしたので、セルサイズに
限定されない表示量を確保することが可能であり、かつ
データを有していないセルの表示エリアを有効活用する
ことが可能である。
【0036】請求項13の発明に係る記録媒体は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算手順をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記表枠を表
示させながら前記表枠中から任意の固定行を指定する第
1手順と、前記第1手順により指定された行である固定
表示行および指定されなかった行である可変表示行を用
いて前記表枠を表示する場合、前記第1手順により指定
された可変表示行を予め求められた表示エリア内に収容
可能か否かを判断する第2手順と、前記第2手順により
収容不可という判断結果が得られた場合にのみ、前記予
め求められた表示エリアのサイズに応じて前記第1手順
により指定された可変表示行から表示範囲を割り当てる
第3手順と、前記第2手順により収容不可という判断結
果が得られた場合には、前記第1手順により指定された
固定表示行および前記第3手順により表示範囲として割
り当てられた可変表示行を用いて前記表枠の一部を表示
する第4手順と、前記第4手順の表示中、前記予め求め
られた表示エリア内で前記第3手順の割り当てにより表
示範囲外となった可変表示行を表示する場合には、前記
予め求められた表示エリア内に表示されている前記可変
表示行を列方向に移動制御する第5手順と、をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを記録したものであ
る。
【0037】この請求項13の発明によれば、任意の行
を固定的に表示する手順にしたので、スクロールせずに
常時演算結果欄のようにタイトル以外の行が参照され、
これによって、表作成時の全体の操作性を向上すること
が可能である。
【0038】請求項14の発明に係る記録媒体は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算手順をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記表枠を表
示させながら前記表枠中から任意の固定列を指定する第
1手順と、前記第1手順により指定された列である固定
表示列および指定されなかった列である可変表示列を用
いて前記表枠を表示する場合、前記第1手順により指定
された可変表示列を予め求められた表示エリア内に収容
可能か否かを判断する第2手順と、前記第2手順により
収容不可という判断結果が得られた場合にのみ、前記予
め求められた表示エリアのサイズに応じて前記第1手順
により指定された可変表示列から表示範囲を割り当てる
第3手順と、前記第2手順により収容不可という判断結
果が得られた場合には、前記第1手順により指定された
固定表示列および前記第3手順により表示範囲として割
り当てられた可変表示列を用いて前記表枠の一部を表示
する第4手順と、前記第4手順の表示中、前記予め求め
られた表示エリア内で前記第3手順の割り当てにより表
示範囲外となった可変表示列を表示する場合には、前記
予め求められた表示エリア内に表示されている前記可変
表示列を行方向に移動制御する第5手順と、をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを記録したものであ
る。
【0039】この請求項14の発明によれば、任意の列
を固定的に表示する手順にしたので、スクロールせずに
常時演算結果欄のようにタイトル以外の列が参照され、
これによって、表作成時の全体の操作性を向上すること
が可能である。
【0040】請求項15の発明に係る記録媒体は、複数
のセルを行列方向に配列させた表枠の各セルに対応させ
てデータを記憶し、前記各セルの表示位置に前記記憶さ
れたデータに基づく情報を表示する表計算手順をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記表枠を表
示させながら前記表枠中から任意の固定行および任意の
固定列を指定する第1手順と、前記第1手順により指定
された行である固定表示行および指定されなかった行で
ある可変表示行、並びに前記第1手順により指定された
列である固定表示列および指定されなかった列である可
変表示列を用いて前記表枠を表示する場合、前記可変表
示行、可変表示列のいずれか一方、もしくは両方を予め
求められた表示エリア内に収容可能か否かを判断する第
2手順と、前記第2手順により可変表示行の収容不可と
いう判断結果が得られた場合にのみ、前記予め求められ
た表示エリアのサイズに応じて前記可変表示行から表示
範囲を割り当て、前記第2手順により可変表示列の収容
不可という判断結果が得られた場合にのみ、前記予め求
められた表示エリアのサイズに応じて前記記憶手段に記
憶された可変表示列から表示範囲を割り当て、又は、前
記判断手段により両方の収容不可という判断結果が得ら
れた場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイ
ズに応じて前記可変表示行および可変表示列から表示範
囲を割り当てる第3手順と、前記第2手順により可変表
示行の収容不可という判断結果が得られた場合、前記第
2手順により可変表示列の収容不可という判断結果が得
られた場合、又は、前記第2手順により両方の収容不可
という判断結果が得られた場合には、前記第3手順の割
り当て結果に従って前記表枠の一部を表示する第4手順
と、前記第4手順の表示中、前記予め求められた表示エ
リア内で前記第3手順の割り当てにより表示範囲外とな
った可変表示行を表示する場合には、前記予め求められ
た表示エリア内に表示されている前記可変表示行を列方
向に移動制御し、前記予め求められた表示エリア内で前
記第3手順の割り当てにより表示範囲外となった可変表
示列を表示する場合には、前記予め求められた表示エリ
ア内に表示されている前記可変表示列を行方向に移動制
御し、又は、前記予め求められた表示エリア内で前記第
3手順の割り当てにより表示範囲外となった可変表示行
および可変表示列を表示する場合には、前記予め求めら
れた表示エリア内に表示されている前記可変表示行、前
記可変表示列をそれぞれ列方向、行方向に移動制御する
第5手順と、をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録したものである。
【0041】この請求項15の発明によれば、任意の行
や列を固定的に表示する手順にしたので、スクロールせ
ずに常時演算結果欄のようにタイトル以外の行や列が参
照され、これによって、表作成時の全体の操作性を向上
することが可能である。
【0042】請求項16の発明に係る記録媒体は、請求
項13〜15のいずれか一つに記載の発明において、前
記第2手順は、前記予め求められた表示エリアを、予め
用意された表示画面の内、前記第1手順により指定され
た範囲を除いた範囲で求めることを特徴とする。
【0043】この請求項16の発明によれば、指定され
た範囲と表示画面との関係に応じて表示エリアを求める
ことができるので、表示画面のサイズに関係なく、固定
的に表示すべき行、列、又は、その行と列との組み合わ
せを優先して表示することが可能である。
【0044】請求項17の発明に係る記録媒体は、請求
項13〜15のいずれか一つに記載の発明において、前
記第4手順は、前記割り当て手段により割り当てられた
表示範囲の内で前記第1手順により指定された範囲に隣
接するセルの表示サイズを前記表示範囲内に収まるよう
に縮小する第5手順と、前記第5手順により縮小された
セルを指定して当該セルを元の表示サイズに復元すると
同時に、前記表示範囲内の他のセルを縮小する第6手順
とを含むことを特徴とする。
【0045】この請求項17の発明によれば、指定され
た範囲に隣接するセルの表示サイズを表示範囲内に収ま
るように縮小するとともに、その縮小されたセルが指定
された場合にはそのセルを元のサイズに復元すると同時
に表示範囲内の他のセルを縮小する手順にしたので、指
定された範囲に隣接して表示されるセルがデータや数式
を入力するなどの操作対象として指定されなければ、表
示範囲のサイズに合わせてそのセルには必要最小限の表
示サイズを確保しておけばよい。
【0046】請求項18の発明に係る記録媒体は、請求
項13〜15のいずれか一つに記載の発明において、さ
らに、前記記憶されたデータに基づく情報の表示の際
に、セル毎に情報が収容可能か否かを判断する第7手順
と、前記第7手順により収容不可という判断結果が得ら
れた場合には、表示対象の情報を、表示対象のセルと、
その表示対象のセルに隣接し、かつデータを有していな
いセルとに分割して表示する第8手順とを含むことを特
徴とする。
【0047】この請求項18の発明によれば、情報の表
示の際に、セルに情報を収容しきれない場合には、その
セルに隣接し、かつデータを有していないセルに情報の
一部を分割して表示する手順にしたので、セルサイズに
限定されない表示量を確保することが可能であり、かつ
データを有していないセルの表示エリアを有効活用する
ことが可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0049】(実施の形態1)図1はこの発明の実施の
形態1による表計算装置を示すブロック図である。図1
に示した表計算装置は、CPU1を内部バス13に接続
し、そのCPU1に内部バス13を介してOS部2、A
P部3、RAM4、表計算ファイル記憶部5、表計算表
示データ記憶部6、キー入力部7、ポインティングデバ
イス8、表示部9、印刷部10、外部記憶部11、通信
部12等のユニットを接続させた構成である。
【0050】CPU1は、OS部2やAP部3より供給
される表計算等の各種プログラムに従って内部バス13
に接続される各ユニットを制御する中央処理ユニットで
ある。
【0051】このCPU1は、プログラム実行時にRA
M4をワークエリアとして使用するとともに、表計算処
理時には、表計算ファイル記憶部5に対して表計算ファ
イルの書き込みや読み出しを行ったり、表計算表示デー
タ記憶部6を用いてスプレッドシートを表示するための
データを作成する。
【0052】また、このCPU1は、キー入力部7やポ
インティングデバイス8からキー入力や座標入力を行っ
て文字、コマンド、位置情報等を入力したり、表示部9
や印刷部10に画像出力を行う。
【0053】また、このCPU1は、外部記憶部11に
対してデータの書き込みや読込を実施したり、通信部1
2を通じてデータ通信を行う。
【0054】つぎに、個々のユニットについて説明す
る。
【0055】OS部2はOS(オペレーティングシステ
ム)をプログラム化して記憶するメモリであり、AP部
3はアプリケーションプログラムを格納するメモリであ
る。
【0056】AP部3に格納されたプログラムは、OS
部2のOS上で実行されるプログラムである。AP部3
は、例えば、図9〜図14および図22に示したフロー
チャートに従うプログラムを格納している。
【0057】図9には、表計算処理が示されており、こ
れは表計算全体のメインルーチンを示している。図10
には、新規作成処理が示されており、これは表計算処理
において新規にスプレッドシートを作成するための処理
である。
【0058】図11には、行列処理が示されており、こ
れは新規作成処理もしくは表計算処理中の編集処理にお
いて行や列に対して固定、サイズ等の指定を行う処理で
ある。
【0059】図12には、固定処理が示されており、こ
れは行列処理における固定指定に応じた処理である。図
13には、表示処理が示されており、これは行列処理に
おける固定指定に関連する表示処理である。
【0060】図14には、セルカーソル移動表示処理が
示されており、これはセルカーソルの移動に応じてスプ
レッドシートを表示を制御する処理である。図22に
は、編集処理が示されており、これは表計算処理におい
て作成済みのスプレッドシートを編集するための処理で
ある。
【0061】RAM4は、CPU1のワークエリアとし
て使用されるメモリである。
【0062】表計算ファイル記憶部5は、前述の表計算
処理により作成されたスプレッドシートのファイルデー
タを記憶するメモリである。
【0063】表計算表示データ記憶部6は、ファイルデ
ータエリア6A、表示範囲データエリア6B、表示デー
タエリア6Cを有しており、表計算作業に必要な表示デ
ータを格納する。
【0064】ファイルデータエリア6Aは、表計算ファ
イルを構成するセル情報とフォーマット情報とを対応さ
せて格納するエリアである。表示範囲データエリア6B
は、表示部9の表示画面(作業エリア)のサイズに応じ
て固定的に表示すべきセルと可変的に表示すべきセルと
を区別する情報、すなわち固定セル情報と可変セル情報
とを格納するメモリである。表示イメージデータエリア
6Cは、固定セル情報や可変セル情報に基づく表示イメ
ージデータ(ビットマップデータ)を展開するメモリで
ある。
【0065】キー入力部7は、文字、数字、コマンド等
のキーを有しており、キー操作に応じて検出されたキー
入力信号をCPU1に供給する。
【0066】ポインティングデバイス8は、マウス等の
ように表示画面上の位置を点入力したり、範囲入力する
ための入力デバイスである。
【0067】表示部9は、キー入力部7やポインティン
グデバイス8の操作に応じて文字や画像を表示する表示
ユニットである。この表示部9は、例えば、表計算時
に、前述の表計算表示データ記憶部6の表示イメージデ
ータエリア6Cに展開される表示イメージデータに基づ
く画像を表示する。
【0068】印刷部10は、CPU1の制御に従って表
計算結果(スプレッドシート)等の出力画像を印刷用紙
に印刷する。
【0069】外部記憶部11は、CPU1の制御に従っ
て磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体等の記録
媒体を着脱自在に装着してデータの書き込み/読み出し
を行う。
【0070】通信部12は、CPU1の制御に従って回
線LNを接続して網との間でデータ通信を行う。
【0071】内部バス13は、上述の各ユニットを接続
しており、アドレス、データ、制御信号等を伝送する。
【0072】つぎに、主要なユニットの詳細について説
明する。
【0073】まず、表計算ファイル記憶部5について説
明する。図2は表計算ファイル記憶部5の記憶内容を説
明する図である。表計算ファイル記憶部5は、図2に示
したように、ファイル名FILE1,FILE2…FI
LEn(nは自然数)にそれぞれ対応させてセル情報C
LL1,CLL2…CLLnとフォーマット情報FMT
1,FMT2…FMTnとを記憶する。
【0074】ファイル名FILE1,FILE2…FI
LEnはそれぞれファイルの名前を示し、セル情報CL
L1,CLL2…CLLnはそれぞれ対応するファイル
のセル単位の情報を示し、フォーマット情報FMT1,
FMT2…FMTnはそれぞれ対応するファイルのスプ
レッドシートを形成するためのフォーマットを示してい
る。
【0075】ここで、フォーマット情報およびセル情報
についてさらに詳述する。
【0076】まず、フォーマット情報について説明す
る。図3はスプレッドシートのフォーマット情報を説明
するスプレッドシートの一例を模式的に示す図である。
【0077】スプレッドシートは、図3に示したよう
に、複数のセルを行、列に並べて構成される。図3にお
いて、列の並ぶ方向(行方向ともいう)には、セルは列
番号A〜Kまでの全11列としてカウントされ、行の並
ぶ方向(列方向ともいう)には、セルは行番号1〜5ま
での全5行としてカウントされる。
【0078】各セルは行、列の各番号によってスプレッ
ドシート上のアドレスが特定される。すなわち、A列1
行のセルのアドレスは、スプレッドシート上で“A1”
によって特定される。同様に、K列3行のセルのアドレ
スは、スプレッドシート上で“K3”によって特定され
る。
【0079】また、スプレッドシートにおいて、各行、
各列には、セルの固定情報とサイズ情報とをフォーマッ
ト情報として与えることができる。固定情報は固定的に
表示するセルと可変的に表示するセルとを区別する情報
であり、サイズ情報はセルの幅や高さを寸法で示す情報
である。
【0080】図3において、列に関するフォーマット情
報(固定情報およびサイズ情報)は、各列番号A〜Kの
右横に括弧で固定情報/サイズ情報の形で表され、行に
関するフォーマット情報(固定情報およびサイズ情報)
は、各行番号1〜5の右横に括弧で固定情報/サイズ情
報の形で表される。なお、行については、サイズ情報に
高さが適用され、ここでは説明を簡略化するため、高さ
を共通とすることで図示を省略する。
【0081】図3において、LTは列の並びで列(左列
の意味)の固定を有効とする左固定有効情報を示し、R
Tは列の並びで列(右列の意味)の固定を有効とする右
固定有効情報を示している。
【0082】左固定有効情報LTが指定された場合に
は、その指定された列よりも右側に配置される列が可変
表示を行う列(可変表示列)として認識される。同様
に、右固定有効情報RTが指定された場合には、その指
定された列よりも左側に配置される列が可変表示を行う
列(可変表示列)として認識される。
【0083】また、UPは行の並びで行(上行)の固定
を有効とする上固定有効情報を示し、LWは行の並びで
行(下行)の固定を有効とする下固定有効情報を示して
いる。
【0084】上固定有効情報UPが指定された場合に
は、その指定された行よりも下側に配置される行が可変
表示を行う行(可変表示行)として認識される。同様
に、下固定有効情報LWが指定された場合には、その指
定された行よりも上側に配置される行が可変表示を行う
行(可変表示行)として認識される。
【0085】また、IVは行、列いずれについても固定
を無効とする固定無効情報を示している。この固定無効
情報IVは固定有効情報が指定されない場合には自動的
に行や列に割り当てられる情報である。
【0086】図3の例では、列番号Aには、フォーマッ
ト情報として(LT/8)が添えられている。これは、
左固定有効情報LTが割り当てられるとともに、各セル
の幅として“8”が割り当てられることを意味してい
る。この“8”は、8インチや8mm、比率としての8
のようにスケールデータである。
【0087】また、列番号Kには、フォーマット情報と
して(RT/10)が添えられている。これは、右固定
有効情報RTが割り当てられるとともに、各セルの幅と
して“10”が割り当てられることを意味している。
【0088】さらに、列番号Aと列番号K間に配置され
る列番号B〜Jには、フォーマット情報として(IV/
5)が添えられている。これは、固定無効情報IVが割
り当てられるとともに、各セルの幅として“5”が割り
当てられることを意味している。
【0089】そして、行番号1には、フォーマット情報
として(UP)(本来は(UP/TY:代表の高さを示
す)となる)が添えられている。これは、上固定有効情
報UPが割り当てられるとともに、各セルの高さとして
代表の高さTYが割り当てられることを示している。
【0090】また、行番号5には、フォーマット情報と
して(LW)(本来は(LW/TY)となる)が添えら
れている。これは、下固定有効情報LWが割り当てられ
るとともに、各セルの高さとして代表の高さTYが割り
当てられることを示している。
【0091】さらに、行番号1と行番号5間に配置され
る行番号2〜4には、フォーマット情報として(IV/
TY)が添えられている。これは、固定無効情報IVが
割り当てられるとともに、各セルの代表の高さとしてT
Yが割り当てられることを意味している。
【0092】このように、各セルは、行、列それぞれの
方向に関して独立したフォーマット情報を有することに
なる。
【0093】続いてセル情報について説明する。図4は
スプレッドシートのセル情報を説明するためのスプレッ
ドシート全体のイメージを示す図である。
【0094】図4に示したスプレッドシートは、現在、
1989年と想定して、翌年の1990年〜1998年
までの観客動員数を予想する立案書である。このスプレ
ッドシートは、図3に示したフォーマット情報に従うス
プレッドシート全体のイメージが表示できたと仮定した
場合のイメージが示されている。すなわち、このスプレ
ッドシートは、実際には、表示部9の表示画面には収ま
らないものとする。
【0095】図4に示したスプレッドシートは、スプレ
ッドシートの表枠作成とタイトル項目のセル情報の入力
だけが済んだ状態である。具体的には、表枠について
は、図3に示したフォーマットに従って横方向に列番号
A〜K、縦方向に行番号1〜5で仕切られるセルが配置
され、セル情報については、列番号Aにはチーム名のタ
イトル項目が入力され、行番号1に年度のタイトル項目
が入力されてる。
【0096】列番号A、行番号1には、図3に示したよ
うに、それぞれ左固定有効情報LT、上固定有効情報U
Pが指定されていることから、列、行の各タイトル項目
はスクロール対象とはならず、常時表示される情報とな
る。
【0097】図4において、列番号Aのタイトル項目は
チーム名である。すなわち、セルアドレスA1には項目
の種別を表すためのセルデータ「チーム名」が格納さ
れ、セルアドレスA2,A3,A4にはそれぞれチーム
名を表すためのセルデータ「TM1」,「TM2」,
「TM3」が格納され、セルアドレスA5には合計欄
(年度別および年度合計)を表すためのセルデータ「合
計」が格納される。
【0098】また、行番号1のタイトル項目は年度であ
る。すなわち、セルアドレスB1〜J1にはそれぞれ年
度を昇順に表すためのセルデータ「90年」〜「98
年」が格納され、セルアドレスK1には合計欄(チーム
別およびチーム合計)を表すためのセルデータ「合計」
が格納される。なお、セルアドレスK5は、年度合計だ
り、かつチーム合計である値を格納する場所となる。
【0099】このように、列番号Aには項目の種別、各
チーム名、および各年度の観客動員数の合計を入力する
ための各欄が設定され、行番号1(セルアドレスA1を
除く)には 各年度や各チームの観客動員数の合計を入
力するための各欄が設定されている。
【0100】そして、セルアドレスB2〜B4,C2〜
C4…J2〜J4のセルは、各チームの各年度の観客動
員数が入力される場所であり、データ入力専用である。
【0101】また、列番号Kの合計欄、行番号5の合計
欄は、それぞれチーム別の合計、年度別の合計を入力す
る場所であるが、各合計欄のセルには合計をとるための
数式が与えられている。
【0102】そして、図3によれば、列番号K、行番号
5には、それぞれ右固定有効情報RT、下固定有効情報
LWが指定されていることから、列、行の各合計欄のセ
ルデータは、スクロール対象とはならず、常時表示され
る情報となる。
【0103】つぎに、上述のセル情報およびフォーマッ
ト情報についてデータ内容を具体的に説明する。
【0104】まず、セル情報について説明する。図5は
セル情報のデータ構成例を示す図である。
【0105】図5には、セル情報CLL1が示されてい
る。このセル情報CLL1は、前述した如く、ファイル
名FILE1に対応しており、各セルに対応するセルデ
ータCD1,CD2…によって構成される。
【0106】各セルデータCD1,CD2…は、図5に
示したように、セルの配置場所を示すアドレス、表示内
容を示すデータ、データの種別を示す種別情報、およ
び、文字サイズ、表示位置情報、カンマ等からなる表示
情報を対応させたデータ構成である。
【0107】例えば、セルデータCD1の場合(図4参
照)、アドレスは「A1」、データは「チーム名」、種
別情報は「数字」、文字サイズは「半角」、表示位置情
報は「左寄せ」、表示形式は「カンマ」として表計算フ
ァイル記憶部5に記憶されている。
【0108】続いてフォーマット情報について説明す
る。図6はフォーマット情報のデータ構成例を示す図で
ある。
【0109】図6には、ファイル情報FMT1が示され
ている。このフォーマット情報FMT1は、前述した如
く、ファイル名FILE1に対応しており、各列、各行
に対して固定情報とサイズ情報とを対応させたデータ構
成である。
【0110】フォーマット情報のデータ構成について
は、図3を用いて説明した通りであり、例えば、列番号
Aには、固定情報は「LT」(左固定有効情報)、サイ
ズ情報すなわち幅情報は「8」として表計算ファイル記
憶部5に記憶される。
【0111】以上のフォーマット情報に基づいてスプレ
ッドシートの表枠が作成されるとともに、セル情報に基
づいて各セル内にデータ表示が行われる。
【0112】つぎに、表計算表示データ記憶部6につい
て詳述する。
【0113】ファイルデータエリア6Aは、表計算ファ
イル記憶部5に記憶されるファイル名FILE、セル情
報CLL、フォーマット情報FMTと同様のデータをフ
ァイルデータとして格納するエリアである。このファイ
ルデータエリア6Aは、表計算ファイル記憶部5や外部
記憶部11への保存時にデータ更新状態を検出するため
に使用される。
【0114】まず、表示範囲データエリア6Bについて
説明する。図7は表示範囲データエリア6Bのデータ構
成を示す図である。
【0115】表示範囲データエリア6Bは、図7に示し
たように、ファイル名に対応させてセル情報とフォーマ
ット情報とを記憶する。
【0116】表示範囲データエリア6Bに格納されるフ
ァイル名、セル情報、フォーマット情報は、それぞれ図
2を用いて説明したファイル名、セル情報、フォーマッ
ト情報と同様のデータ構成を有している。
【0117】また、表計算ファイル記憶部5に記憶され
ているデータは確定されたデータであるのに対し、表示
範囲データエリア6Bに格納されるデータは現在作業中
の流動的なデータである点に違いがあることから、表示
範囲データエリア6Bには、表示フラグ情報が付加され
る。
【0118】この表示フラグ情報は、フォーマット情報
内において、可変表示行や可変表示列の内で表示部9の
表示画面に表示可能な行や列に対応付けて設定される。
例えば、表示可能な可変表示行や可変表示列にはフラグ
“1”が設定され、表示不可な可変表示行や可変表示列
にはフラグ“0”が設定される。
【0119】ここで、表示可能な可変表示行や可変表示
列とは表示範囲内の行や列を意味し、表示不可な可変表
示行や可変表示列とは表示範囲外にはみ出している行や
列を意味している。
【0120】続いて表示イメージデータエリア6Cにつ
いて説明する。図8は表示イメージデータエリア6Cの
データ構成を示す図である。
【0121】表示イメージデータエリア6Cは、図8に
示したように、固定表示イメージデータエリア61C、
可変表示イメージデータエリア62C、および合成表示
イメージデータエリア63Cにより構成される。
【0122】固定表示イメージデータエリア61Cは、
表示範囲データエリア6Bに設定される固定表示列や固
定表示行の表示イメージデータ(固定表示イメージデー
タ)を展開するエリアであり、可変表示イメージデータ
エリア62Cは、表示範囲データエリア6Bに設定され
る可変表示列や可変表示行の内で表示フラグ情報により
フラグ“1”が設定されている行や列の表示イメージデ
ータ(可変表示イメージデータ)を展開するエリアであ
る。
【0123】合成表示イメージデータエリア63Cは、
上述の固定表示イメージデータエリア61Cに展開され
ている固定表示イメージデータと可変表示イメージデー
タエリア62Cに展開されている可変表示イメージデー
タとを合成して1枚のスプレッドシートを構成する合成
イメージデータを展開するエリアである。
【0124】つぎに、動作について説明する。図9は表
計算処理を説明するフローチャート、図10は表計算処
理における新規作成処理を説明するフローチャート、図
11は新規作成処理における行列処理を説明するフロー
チャート、図12は行列処理における固定処理を説明す
るフローチャート、図13は行列処理における表示処理
を説明するフローチャート、図14は新規作成処理にお
けるセルカーソル移動表示処理を説明するフローチャー
ト、図15〜図21は新規作成処理時のスプレッドシー
トの表示例を示す図であり、および、図22は表計算処
理における編集処理を説明するフローチャートである。
【0125】まず、表計算処理について説明する。
【0126】装置が予め表計算処理のモードに入ってい
る状態では、表示部9の表示画面に表計算処理のため
に、新規作成、編集等の選択肢が表示される。
【0127】そして、キー入力部7やポインティングデ
バイス8の操作に従って表示画面から所要の処理が選択
されると(ステップS1)、続くステップS2、ステッ
プS4においてその選択処理が判断される。
【0128】もしステップS2において新規作成処理の
選択が確認された場合には、処理はステップS3に移行
して、新規作成処理を実行する。その後、ステップS7
において終了操作が検出されなければ、処理は再びステ
ップS1に戻り、検出されたならば、処理は終了する。
【0129】また、ステップS4において編集処理が選
択された場合には、処理はステップS5に移行して、編
集処理を実行する。その後、ステップS7において終了
操作が検出されなければ、処理は再びステップS1に戻
り、検出されたならば、処理は終了する。
【0130】また、ステップS2やステップS4におい
て処理が確認されなかった場合には、処理はステップS
6に移行して、ステップS1で選択された処理に応じて
その他の処理を実行する。その後、ステップS7におい
て終了操作が検出されなければ、処理は再びステップS
1に戻り、検出されたならば、処理は終了する。
【0131】つぎに、表計算処理の個々の処理について
具体的に説明する。
【0132】まず、新規作成処理について説明する。
【0133】新規作成処理に処理が移行すると、まず、
ステップS31において、基本のスプレッドシートの表
枠が表示される。この段階では、スプレッドシート中、
セルサイズは標準値に従ってすべて均一であり、各行は
可変表示行に該当し、各列は可変表示列に該当する。
【0134】ここからは、前述の図4に示したセル情報
およびフォーマット情報をもつスプレッドシートを作成
する手順に従って動作を説明する。
【0135】この手順としては、まず、スプレッドシー
トのタイトル項目が入力される。
【0136】この場合には、まず、キー入力部7やポイ
ンティングデバイス8の操作によりセルカーソルを所要
のセル位置に移動する処理が実行される。
【0137】これを処理フローで説明すると、まず、ス
テップS32においてキー入力部7やポインティングデ
バイス8の操作が検出される。そして、続くステップS
37においてセルカーソルの移動操作という判断が下さ
れ、処理はステップS38のセルカーソル移動表示処理
に移行する。このセルカーソル移動処理の詳細について
は後述する。
【0138】このようにして、セルカーソル移動表示処
理が終了した後、続くステップS40において終了操作
が検出されなければ、処理は、再びステップS32に戻
る。
【0139】今度は、キー入力部7やポインティングデ
バイス8の操作によりセルカーソルの位置に対してデー
タ入力が行われる。
【0140】これを処理フローで説明すると、まず、ス
テップS32においてキー入力部7やポインティングデ
バイス8の操作が検出される。そして、続くステップS
35において、セルカーソル移動表示処理によって表示
されるセルカーソルの位置へのデータ入力操作という判
断が下され、処理はステップS36の入力データ表示処
理に移行する。
【0141】つぎに、スプレッドシートのフォーマット
を整えるために、各列のセル幅と各行のセルの高さを設
定する。ここでは、セルの高さには標準の代表値TYが
使用されることを前提としているので、セル幅の設定だ
けを行うことになる。
【0142】この場合には、まず、キー入力部7やポイ
ンティングデバイス8の操作によりセルカーソルを列番
号の位置、もしくは行番号の位置に移動して、そこで処
理対象の列、もしくは行を指定する処理が実行される。
【0143】これを処理フローで説明すると、まず、ス
テップS32においてキー入力部7やポインティングデ
バイス8の操作が検出される。そして、続くステップS
37においてセルカーソルの移動操作という判断が下さ
れ、処理はステップS38のセルカーソル移動表示処理
に移行する。このセルカーソル移動表示処理の詳細につ
いては後述する。
【0144】このようにして、セルカーソル移動表示処
理が終了した後、続くステップS40において終了操作
が検出されなければ、処理は、再びステップS32に戻
る。
【0145】以降、同様の操作に応じて列番号の位置、
もしくは行番号の位置にセルカーソルが移動した場合に
は、ステップS32において操作入力が確認される。す
なわち、続くステップS33において行列指定の操作が
認められ、ステップS34の行列処理が実行される。こ
の行列処理の詳細についても後述する。
【0146】このようにして、各列のセル幅や各行のセ
ルの高さが設定されると、そのセル幅やセルの高さに応
じてスプレッドシートの表示サイズが変更される。
【0147】なお、ステップS32において検出された
操作入力が、行/列指定、データ入力操作、セルカーソ
ル移動操作のいずれにも該当しない場合には、処理はス
テップS39に移行して、入力操作に応じたその他の処
理を実行する。この後、処理はステップS40に移行す
る。
【0148】その他の処理には、新規作成されたスプレ
ッドシートの保存指定が含まれており、その保存指定の
操作があった場合には、表示範囲データエリア6Bに格
納されているファイル名、セル情報、および、フォーマ
ット情報を対応付けて表計算ファイル記憶部5に新規登
録する処理が実行される。
【0149】なお、ステップS32において終了指定が
入力された場合には、処理はステップS39をそのまま
抜け、つぎのステップS40において終了を確認する。
【0150】つぎに、新規作成処理の個々の処理につい
て説明する。
【0151】まず、行列処理について説明する。
【0152】新規作成処理から図11に示した行列処理
に処理が移行すると、まず、ステップS341において
セルカーソル部位に対する操作入力が検知される。
【0153】前述したように、セルの幅や高さに関する
指定操作を行う場合には、ステップS341においてセ
ルカーソルが表示されている行番号もしくは列番号に対
するパラメータが入力される。例えば、列番号Aの場合
には、パラメータ“8”が入力される。
【0154】したがって、ステップS345において、
まず、セル幅の指定操作が判断され、続くステップS3
46において、入力されたパラメータ“8”がサイズ情
報として利用され、その結果、表示中の列番号Aのセル
幅が代表値に基づくサイズからパラメータ“8”に相当
するサイズに変更される。
【0155】なお、セルの高さの指定操作も同様に処理
が実行されることから、その説明を省略する。
【0156】以降、同様の処理手順に従えば、図4のフ
ォーマット情報を構成するセル幅やセルの高さを取得す
ることが可能である。
【0157】また、例えば、図15に示した表示状態の
ときに、列番号Aの位置にセルカーソルがあり、その列
番号Aのセルを固定表示列とする場合には、左固定有効
とするのか、それとも右固定有効とするのか、いずれか
一方を指定して固定を確定する操作が必要となる。
【0158】列番号Aの場合には、図4に示した如く、
タイトル項目が設定されるべき列であるため、タイトル
列としての固定操作が行われる。すなわち、ステップS
341において、左固定有効を指定する操作が行われる
ので、この操作はステップS342により確認される。
【0159】そして、処理はステップS343に移行
し、そこで左固定有効の指定に応じた固定処理を実行す
る。そして、処理はステップS344に移行し、そこで
固定処理結果に基づく表示処理を実行する。この後、処
理は新規作成処理に戻る。
【0160】同様に、行番号1や行番号5についても、
図15に示したスプレッドシート上で固定有効の指定操
作が可能である。
【0161】さて、この行列処理では、行や列の追加、
挿入、削除するなど、行や列に対してその他の処理を与
えることも可能であり、その様な指定が行われた場合に
は、処理はステップS347において実施される。この
後、処理は新規作成処理に戻る。
【0162】続いて固定処理について具体的に説明す
る。
【0163】固定処理では、まず、ステップS1001
において、指定された固定内容が左固定有効、右固定有
効、上固定有効、下固定有効のいずれに該当するのか、
判別が行われる。
【0164】図15の例では、列番号Aに対して左固定
有効の指定、行番号1に対して上固定有効の指定、行番
号5に対して下固定有効の指定がそれぞれ行われること
になる。なお、表示部9におけるスプレッドシートの表
示サイズは、一例であるが、図15に示したサイズとす
る。このため、ステップS1001では、左固定有効の
判別結果が得られると、処理はステップS1002を介
してステップS1003に移行し、上固定有効の判別結
果が得られると、処理はステップS1006を介してス
テップS1007に移行し、下固定有効の判別結果が得
られると、処理はステップS1006を介してステップ
S1008に移行する。
【0165】処理がステップS1003に移行した場合
には、列番号Aの固定情報として左固定有効情報LTが
設定される。また、処理がステップS1007に移行し
た場合には、行番号1の固定情報として上固定有効情報
UPが設定される。また、処理がステップS1008に
移行した場合には、行番号5の固定情報として下固定有
効情報LWが設定される。
【0166】このように、指定前は固定無効情報IVが
設定されていた行や列は、この固定処理を実行すること
で表示画面上のスプレッドシートに常時表示される項目
となる。
【0167】もちろん、図4に示したスプレッドシート
によれば、列番号Kも固定対象の列であり、この列番号
Kには右固定有効情報RTが設定される。この設定処理
は、ステップS1004を介してステップS1005で
実施される。
【0168】この固定処理の後、処理は表示処理に移行
するので、固定処理に関連付けて説明を続ける。
【0169】表示処理では、まず、ステップS1101
では、固定処理で設定されたフォーマット情報(固定情
報、サイズ情報)に基づいて固定表示イメージデータが
作成される。
【0170】このステップS1101において作成され
た固定表示イメージデータは、続くステップS1102
において固定表示イメージデータエリア61Cに格納さ
れる。
【0171】続くステップS1103では、固定処理で
設定されたフォーマット情報(固定情報、サイズ情報)
に基づいて可変表示イメージデータが作成される。
【0172】このステップS1103において作成され
た可変表示イメージデータは、続くステップS1104
において可変表示イメージデータエリア62Cに格納さ
れる。
【0173】そして、ステップS1105では、表示画
面上のスプレッドシートに固定表示行や固定表示列によ
る固定表示イメージを固定的に組み込んだときに得られ
る表示エリアに可変表示イメージを組み込むための演算
処理が実行される。
【0174】すなわち、表示エリアは表示画面に一度に
表示できるスプレッドシートのサイズと固定表示イメー
ジの配置およびそのサイズとから算出される領域であ
る。この表示エリアが取得された後にその表示エリアに
組み込む可変表示イメージの表示範囲が算出される。
【0175】続くステップS1106では、固定表示イ
メージデータエリア61Cに格納された固定表示イメー
ジデータを読み出し、この固定表示イメージデータと上
述の可変表示イメージの表示範囲のデータ(可変表示イ
メージデータの一部)とに基づき固定表示イメージデー
タを作成する処理が実行される。
【0176】そして、ステップS1107において、こ
の合成表示イメージデータが合成イメージデータエリア
63Cに格納される。
【0177】続くステップS1108において、合成イ
メージデータエリア63Cに格納された合成表示イメー
ジデータに基づくスプレッドシートを表示することによ
り、今まで可変表示行や可変表示列だった行番号1、行
番号5や列番号Aは以降の可変表示イメージのスクロー
ル操作があっても固定表示を保持することになる。
【0178】このステップS1108による表示では、
固定表示列の列番号の欄や固定表示行の行番号の欄が、
図15に示した如く、反転表示される(図15中の斜線
部分)。このため、固定の有無を容易に目視することが
可能になる。
【0179】さて、上述の操作に従ってセルカーソルを
列番号Kの欄に移動させ、そこで右固定有効の指定を行
う場合には、図15の状態からセルカーソルを右方向に
移動させながら図16の状態を得るようにする。
【0180】そして、図11および図12を用いて詳述
したように、固定処理を行うため、列番号Kについては
右固定有効の指定を行って、続く表示処理により図16
に示した如く列番号Kの欄を反転表示させる。
【0181】図16の状態から再び先頭列近辺の表示内
容に変更する場合には、セルカーソルを利用して行うこ
とができる。
【0182】その詳細を例題として挙げることで、セル
カーソル移動表示処理を具体的に説明する。
【0183】図16に示した末尾列側の表示状態から図
17に示した先頭列側の表示状態を得るためには、一例
として、セルカーソルを列番号Hの欄もしくは列番号H
のいずれかのセル位置に移動させる必要がある。
【0184】この場合、公知のスクロール技術を適用し
て、ポインティングデバイス8の操作だけで可変表示列
を右方向に移動させればよく、その際、列番号Aおよび
列番号Kはいずれも固定表示イメージのため、スクロー
ル対象となるのは、列番号Aと列番号K間に存在する列
番号B〜Jまでの可変表示イメージとなる。
【0185】このように、スクロール技術では、セルカ
ーソルを利用せずに可変表示イメージを行列方向に自由
に移動させることができるが、この実施の形態1では、
キー入力部7に具備されたカーソルキーの操作によって
もスクロールを可能とする。
【0186】以上のスクロール動作は、ステップS38
1のように、セルカーソルに対して指定される移動方向
とは逆の方向に可変表示イメージがスクロールするよう
にスプレッドシートは内容を変更する。
【0187】以上のスクロール技術により各セルにデー
タや数式を入力することができる。
【0188】例えば、図17の表示状態から各セルにデ
ータや数式が入力操作されると、図18に示した如く、
各セルには入力されたデータに基づく数値や入力された
数式に基づく合計値が得られる。
【0189】図18に示したように先頭側の列にデータ
入力を行う際にも、常に合計欄となる列番号Kの各セル
の合計が参照できるため、その合計を同一画面上で照ら
し合わせながら適正なデータを入力することができる。
同様に、図19に示したように末尾側に可変表示イメー
ジをスクロールさせながら、順次、データ入力を行うこ
とができ、その間、常に合計欄となる列番号Kの各セル
の合計を参照することができる。
【0190】さて、本スプレッドシートにおいては、固
定有効の指定後に列や行を挿入してもよい。
【0191】例えば、1994年から新たに1チームを
追加する場合には、図19の表示状態からさらに1列分
のスクロールを操作して列番号Fまで表示させ、行番号
5の位置に1行分のセルを追加する。これに伴って下端
の合計欄は、1行分だけ行番号が降格して、行番号6に
切り替わる。
【0192】このとき、行の並び方向における表示エリ
アにまだ余裕があれば、図20に示したように、合計欄
の行は表示位置を一段下方にシフトされる。
【0193】また、観客動員数の修正はすぐに該当する
合計欄に反映する。すなわち、図20において、チーム
名TM2の94年(セルアドレスF3)は3,400人
を予想しているが、これを、図21に示したように、
5,500人に修正すると、チーム名TM2の観客動員
数の合計は、12,400人から14,500人に変更
される。
【0194】さらに、表計算処理の編集処理について説
明する。この編集処理は、全体の処理の流れは新規作成
処理に類似しており、ここではその違いを中心に説明す
る。
【0195】編集処理では、図22に示されたように、
まず、ステップS51においてファイル選択が行われ
る。
【0196】具体的には、表計算ファイル記憶部5から
ファイル検索を行い、検出されたファイルのファイル名
FILE1,FILE2…を読み出して表示画面に表示
する処理が実行される。
【0197】そして、キー入力部7やポインティングデ
バイス8の操作により1つのファイル名が選択される
と、さらに表計算ファイル記憶部5よりその選択された
ファイル名をもつファイルのセル情報とフォーマット情
報とが読み出され、ファイルデータエリア6Aに格納さ
れる。
【0198】このように、ファイルデータエリア6Aに
各データが格納されると、そのデータをオリジナルとし
て同様のデータが表示範囲データエリア6Bに格納され
る。そして、スプレッドシートのサイズと固定情報とに
基づき可変表示イメージを構成する各行、各列に対して
表示フラグが設定される。
【0199】続くステップS52では、新規作成処理の
表示処理(図13参照)と同様の表示処理が実行され、
表示画面上のスプレッドシートには、固定表示イメージ
と可変表示イメージとからなる合成表示イメージが表示
形成される。
【0200】つぎに、処理はステップS53に移行し、
そこでセル情報に基づくデータ表示処理を実行する。そ
の結果、各セル内には数値や合計等が表示される。
【0201】以降は、前述の新規作成処理におけるステ
ップS32〜ステップS40と同様の処理が実行される
(図10参照)。
【0202】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、任意の行や列を固定的に表示するようにしたので、
スクロールせずに常時演算結果欄のようにタイトル以外
の行や列が参照可能となる。その結果、スプレッドシー
ト作成時の全体の操作性を向上することが可能である。
【0203】また、固定表示イメージのサイズと表示画
面に表示されるスプレッドシートのサイズとの関係に応
じて可変表示イメージの表示エリアを割り当てるので、
表示画面のサイズに関係なく、固定的に表示すべき行、
列、又は、その行と列との組み合わせを優先して表示す
ることが可能である。
【0204】(実施の形態2)さて、前述の実施の形態
1は、可変表示イメージのサイズを算出する方法を具体
的に示していないが、以下に説明する実施の形態2のよ
うに、固定表示行や固定表示列に隣接する可変表示行や
可変表示列のサイズを調整して可変表示イメージの表示
範囲を決定するようにしてもよい。
【0205】なお、この実施の形態2は、前述の実施の
形態1と同様に、図1に示した構成を有することから、
図示および各ユニットの説明を省略し、以下の説明で
は、各ユニットについて図1と同様の番号を用いる。
【0206】そこで、前述の実施の形態1と異なる動作
についてのみ説明する。図23はスプレッドシートのフ
ォーマット情報を説明するスプレッドシートの一例を模
式的に示す図である。以下の説明では、列番号A〜K、
行番号1〜16よりなるスプレッドシートを採用する。
【0207】図24は実施の形態2による表示処理時の
スプレッドシートの表示例を示す図、図25は実施の形
態2による表示処理を説明するフローチャート、図26
は実施の形態2によるセルカーソル移動表示処理を説明
するフローチャート、および、図27は実施の形態2に
よるセルカーソル移動表示処理時のスプレッドシートの
表示例を示す図である。
【0208】まず、表示処理について説明する。
【0209】表示処理では、まず、ステップS2101
では、固定処理で設定されたフォーマット情報(固定情
報、サイズ情報)に基づいて固定表示イメージデータが
作成される。
【0210】このステップS2101において作成され
た固定表示イメージデータは、続くステップS2102
において固定表示イメージデータエリア61Cに格納さ
れる。
【0211】続くステップS2103では、固定処理で
設定されたフォーマット情報(固定情報、サイズ情報)
に基づいて可変表示イメージデータが作成される。
【0212】このステップS2103において作成され
た可変表示イメージデータは、続くステップS2104
において可変表示イメージデータエリア62Cに格納さ
れる。
【0213】そして、ステップS2105では、表示画
面上のスプレッドシートに固定表示行や固定表示列によ
る固定表示イメージを固定的に組み込んだときに得られ
る表示エリアに可変表示イメージを組み込むための演算
処理が実行される。
【0214】この実施の形態2では、スプレッドシート
の表示サイズを固定としているので、その演算処理時に
取得される表示エリアから可変表示イメージの表示範囲
を算出した際に、セルの一部が表示範囲外にはみ出す場
合がある。
【0215】例えば、固定表示列に隣接する可変表示列
がその一部をはみ出してしまうような場合には、その隣
接する可変表示列のセル幅を縮小して表示範囲全体のサ
イズを調整する操作が行われる。
【0216】図24には、その一例が示されている。図
24において、現在、セルカーソルCSLがセルアドレ
スB2に位置しており、固定表示列である列番号Kの直
左隣の可変表示列である列番号Gがそのセル幅を縮小し
た状態となっている。この場合には、一例として、矢印
で示したように、セル幅はパラメータ“5”から“3”
に縮小変更されている。なお、実際には、その矢印、お
よびIV/3の表示は行われないものとする。
【0217】この段階では、セルカーソルCSLが列番
号Gに移動しておらず、列番号Gをスプレッドシート上
で参照する必要性がないことから、列番号Gの各セルは
縮小サイズで表示しても問題は生じない。
【0218】続くステップS2106では、固定表示イ
メージデータエリア61Cに格納された固定表示イメー
ジデータを読み出し、この固定表示イメージデータと上
述の可変表示イメージの表示範囲のデータ(可変表示イ
メージデータの一部)とに基づき固定表示イメージデー
タを作成する処理が実行される。
【0219】そして、ステップS2107において、こ
の合成表示イメージデータが合成イメージデータエリア
63Cに格納される。
【0220】続くステップS2108において、合成イ
メージデータエリア63Cに格納された合成表示イメー
ジデータに基づくスプレッドシートを表示することによ
り、今まで可変表示行や可変表示列だった行番号1、行
番号5や列番号Aは以降の可変表示イメージのスクロー
ル操作があっても固定表示を保持することになる。
【0221】なお、スクロール操作が実施された場合に
は、現在、縮小サイズで表示されている列番号Gと同様
に、列番号Gの位置に入れ替わる列番号のセル幅は縮小
表示される。すなわち、スクロール操作後に列番号Kの
直左隣に配置される列番号のセル幅は無条件にそのサイ
ズを縮小して表示されることになる。
【0222】続いてセルカーソル移動表示処理について
説明する。
【0223】セルカーソルCSLが移動操作される際に
は、まず、ステップS2381において、セルカーソル
CSLの移動元の固定有無が判別される。
【0224】図24に示したセルカーソルCSLの状態
では、固定無効の行列上という判別結果が得られるの
で、処理はステップS2383に移行する。
【0225】例えば、セルカーソルCSLをアドレスB
2(図24)からアドレスG2へ移動させる操作があっ
た場合には、例えば2通りの移動方法が考えられる。
【0226】ひとつは、直接ポインティングデバイス8
を用いてアドレスG2を指定する方法であり、この場合
には、ステップS2384において固定無効列上から一
回で固定有効列の直左隣りにジャンプすることが確認さ
れるので、処理はステップS2385に移行する。
【0227】もうひとつは、キー入力部7のカーソルキ
ーを用いて列を順々に移動しながらアドレスG2を指定
する方法であり、アドレスB2〜C2、C2〜D2、D
2〜E2、E2〜F2という経路では、通常のセルカー
ソル移動となるので、ステップS2384からステップ
S2385、又はステップS2386〜ステップS23
87への移行はなく、処理はステップS2390へ移行
して通常の移動処理を実行する。
【0228】そして、アドレスF2〜G2へのセルカー
ソル移動操作があると、ステップS2384において固
定無効列上から固定有効列の直左隣りへの移動が確認さ
れ、処理はステップS2385に移行する。
【0229】そして、ステップS2385では、まず、
移動先である注目セル(この場合にはアドレスG2のセ
ル)のサイズ情報を読み出し、この場合にはセル幅はパ
ラメータ“5”なので、現在縮小表示に使用しているセ
ル幅“3”から元のセル幅“5”に復元する処理が実行
される。
【0230】さらに、このステップS2385では、ア
ドレスG2のセル幅を復元したことにより可変表示イメ
ージの表示範囲が拡大されることを考慮して、右端にあ
るアドレスG2のセルと対向する左端の可変表示列すな
わち列番号Bのセル幅を縮小する操作が行われる。
【0231】この列番号Bのセル幅は通常“5”である
が、表示範囲の全体の幅がパラメータ“2”だけ増加し
たことから、そのセル幅“5”を“3”に縮小される。
【0232】その結果、図27に示したように、セルカ
ーソルCSLが列番号Gに移動し、それに伴って列番号
Gのセル幅が元のサイズ“5”に復元され、一方、その
反対に位置する列番号Bはこの段階でスプレッドシート
上で参照する重要度が低下することから、その列番号B
のセル幅は“3”に縮小される。
【0233】なお、このセルサイズの縮小操作は、固定
表示行に隣接する可変表示行を対象してもよいことはい
うまでもない。
【0234】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、固定表示列や固定表示行に隣接する可変表示列や可
変表示行の表示サイズを表示範囲内に収まるように縮小
するとともに、その縮小された列や行が指定された場合
にはその表示サイズを元のサイズに復元すると同時に表
示範囲内の他の列や行の表示サイズを縮小するようにし
たので、固定表示列や固定表示行に隣接して表示される
可変表示列や可変表示行がデータや数式を入力するなど
の操作対象として指定されなければ、表示範囲のサイズ
に合わせてその列や行には必要最小限の表示サイズを確
保しておけばよいというメリットがある。
【0235】(実施の形態3)さて、前述の実施の形態
1や実施の形態2の応用として、以下に説明する実施の
形態3のように、スプレッドシート上のひとつのセルに
表示しきれないデータが存在する場合に隣接する空きセ
ルを利用して残りのデータを表示するようにしてもよ
い。
【0236】なお、この実施の形態3は、前述の実施の
形態1と同様に、図1に示した構成を有することから、
図示および各ユニットの説明を省略し、以下の説明で
は、各ユニットについて図1と同様の番号を用いる。
【0237】そこで、前述の実施の形態1と異なる動作
についてのみ説明する。図28は実施の形態3による入
力データ表示時もしくはデータ表示時のスプレッドシー
トの表示例を示す図、図29は実施の形態3による入力
データ表示処理を説明するフローチャート、および、図
30は実施の形態3によるデータ表示処理を説明するフ
ローチャートである。
【0238】まず、入力データ表示処理について説明す
る。この入力データ表示処理は、前述の実施の形態1で
説明したように、新規作成処理時に実行される処理であ
る。
【0239】したがって、すでにスプレッドシートが表
示画面上に表示され、データ入力が行われた状態からの
動作となる。
【0240】まず、ステップS361において、セルカ
ーソルCSLが位置するセル(注目セルを指す)に前列
(隣接する左列)のセルで表示しきれなかったデータに
基づく情報が表示されているか否かを判断する。
【0241】その結果、表示中であるという判断結果が
得られた場合には、処理はステップS362に移行し
て、その表示を取り消す。この後、処理はステップS3
63に移行する。また、表示していないという判断結果
が得られた場合には、そのまま処理はステップS363
にジャンプする。
【0242】ステップS363では、注目セルに与えら
れた入力データに基づく情報がその注目セルの表示サイ
ズで表示可能か否かの判断がなされ、もし表示可能であ
れば、処理はステップS366に移行して、通常通りの
表示を実行する。
【0243】一方、表示不可の場合には、処理はステッ
プS364に移行して、まず、注目セルの次列(隣接す
る右列)のセルにすでにデータが存在しているか否かの
判断を行う。その結果、データが存在している場合に
は、処理はステップS366に移行して、決められた表
示サイズで表示できる情報だけを表示する。
【0244】一方、データが存在していない場合には、
処理はステップS365に移行し、そこで注目セルと次
列のセルの表示エリアを利用して、2列に亘って入力デ
ータに基づく情報の表示を行う。
【0245】例えば、スプレッドシート上のアドレスB
2に“はみだし”、アドレスE2にも“はみだし”、ア
ドレスF2に“567”、アドレスG2に“はみだし”
が入力された場合を例に挙げて説明する。
【0246】例えば、列番号B〜Jまでのセル幅“5”
では全角で4文字(半角で8文字)までしか表示できな
いとした場合、アドレスB2に対して与えられたデータ
“はみだし”は前半の2文字“はみ”までしか表示でき
ず、この場合には次列のセル(アドレスC2)のデータ
の存在が確認される。
【0247】この場合には、アドレスC2のセルが空き
セルであることから、そのセルに後半の2文字“だし”
が表示可能となる。
【0248】このように、アドレスB2のセルに与えら
れたデータ“はみだし”については、図28に示すよう
に、自身のセルと次列のセルとにデータ表示を行うこと
が可能である。
【0249】同様に考えると、アドレスE2のセルに与
えられたデータ“はみだし”については、図28に示す
ように、次列のセル(アドレスF2)にもデータ“56
7”が存在しているので、通常通り表示できるのは前半
の2文字“はみ”だけとなる。
【0250】また、アドレスGのセルの場合には、次セ
ルが固定表示列であることから、はみ出した部分の表示
は条件として成立せず、最初の1文字“は”だけの表示
となる。
【0251】このように、次列のセルにはみ出した情報
を表示させる方法は編集処理にも適用することができ
る。
【0252】つぎに、編集処理(図22参照)中のデー
タ表示処理について説明する。まず、ステップS531
において、セルデータを有する注目セルのデータを読み
出し、続くステップS532においてそのデータに基づ
く情報が与えられた表示エリアに表示可能か否かの判断
がなされる。
【0253】その結果、もし表示可能であれば、処理は
ステップS535に移行して、通常通りの表示データの
セットを行う。
【0254】一方、表示不可の場合には、処理はステッ
プS533に移行して、まず、注目セルの次列(隣接す
る右列)のセルにすでにデータが存在しているか否かの
判断を行う。その結果、データが存在している場合に
は、処理はステップS535に移行して、決められた表
示サイズで表示できる表示データだけをセットする。
【0255】一方、データが存在していない場合には、
処理はステップS534に移行し、そこで注目セルと次
列のセルの表示エリアを利用して、2列に亘って入力デ
ータに基づく表示データをセットする。
【0256】データを有する注目セルに対して全て実施
するため、以上のステップS531〜ステップS535
までの処理は終了まで繰り返し実行される(ステップS
536)。
【0257】ステップS536において終了が確認され
ると、処理はステップS537に移行し、ステップS5
34およびステップS535でセットされた表示データ
に基づいて各セルにでた表示を行う。
【0258】このデータ表示処理による結果は、前述し
たように、図28の如く表示形態をとる。
【0259】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、情報の表示の際に、セルに情報を収容しきれない場
合には、そのセルに隣接し、かつデータを有していない
セルに情報の一部を分割して表示するようにしたので、
セルサイズに限定されない表示量を確保することが可能
であり、かつデータを有していないセルの表示エリアを
有効活用することが可能である。
【0260】(実施の形態4)前述の実施の形態1〜3
において、右固定と左固定とが同時に設定されている際
に、可変表示イメージの表示範囲がセルサイズ以下とな
った場合には、スクロール操作が実行できなくなり、可
変表示イメージ上の作業ができなくので、以下に説明す
る実施の形態4のように、可変表示イメージのサイズが
1つのセルの幅もしくは1つのセルの高さよりも小さく
なる場合に、対象となる行もしくは列の固定解除を強制
的に行うようにしてもよい。
【0261】なお、この実施の形態4は、前述の実施の
形態1と同様に、図1に示した構成を有することから、
図示および各ユニットの説明を省略し、以下の説明で
は、各ユニットについて図1と同様の番号を用いる。
【0262】つぎに、他の実施の形態と異なる動作につ
いてのみ説明する。図31〜図34は実施の形態4によ
るスプレッドシートの表枠表示時の表示例を示す図であ
る。
【0263】図31に示したように、例えば、列の並び
方向に表示画面の縮小をかけた場合には、表枠を表示形
成するためのアドレスはその縮小方向への移動に応じて
書き換えられる。
【0264】このアドレス書き換えの操作があると、固
定表示列(列番号Aおよび列番号K)の幅と可変表示列
(列番号B)の幅とを合計した列幅L(図示せず)が算
出され、内部データ上の列幅W(図示)とが比較され
る。なお、内部データにおいて、aは左固定表示列であ
る列番号Aの左端位置であり、bは右固定表示列である
列番号Kの右端位置である。
【0265】そして、縮小が進み、L<Wの関係が得ら
れた場合には、以降の縮小でスクロールが不能となるこ
とから、その時点で右固定有効となっている列番号Kが
強制的に固定無効にされ、図32に示した如く、列番号
Kの固定表示は解除される。
【0266】同様に、図33に示したように、例えば、
行の並び方向に表示画面の縮小をかけた場合には、表枠
を表示形成するためのアドレスはその縮小方向への移動
に応じて書き換えられる。
【0267】このアドレス書き換えの操作があると、固
定表示行(行番号1および行番号16)の高さと可変表
示行(行番号2)の高さとを合計した行高さS(図示せ
ず)が算出され、内部データ上の行高さT(図示)とが
比較される。なお、内部データにおいて、cは上固定表
示行である行番号1の上端位置であり、dは下固定表示
行である行番号16の下端位置である。
【0268】そして、縮小が進み、S<Tの関係が得ら
れた場合には、以降の縮小でスクロールが不能となるこ
とから、その時点で下固定有効となっている行番号16
が強制的に固定無効にされ、図34に示した如く、行番
号16の固定表示は解除される。
【0269】以上説明したように、実施の形態4によれ
ば、縮小等の操作によりスクロール操作ができなくなる
前に自動的に固定を解除することで、ユーザがわざわざ
手動でその固定を解除する必要がなくなり、操作性の面
での向上が図れる。
【0270】(実施の形態5)さて、前述の実施の形態
1〜4は、左右固定表示列や上下固定表示行により可変
表示イメージの表示範囲を囲みむようにしていたが、以
下に説明する実施の形態5のように、左右固定表示列に
挟まれる可変表示イメージ中の任意の列にも列固定を指
定したり、上下固定表示行に挟まれる可変表示イメージ
中の任意の行にも行固定を指定するようにしてもよい。
【0271】なお、この実施の形態5は、前述の実施の
形態1と同様に、図1に示した構成を有することから、
図示および各ユニットの説明を省略し、以下の説明で
は、各ユニットについて図1と同様の番号を用いる。
【0272】つぎに、他の実施の形態と異なる動作につ
いてのみ説明する。図35および図38は実施の形態5
によるスプレッドシートのフォーマット情報を説明する
スプレッドシートの一例を模式的に示す図であり、図3
6,図37、図39,および図40は実施の形態5によ
るスプレッドシートの表枠表示時の表示例を示す図であ
る。
【0273】実施の形態1との違いは、図35に示した
ように、MDで示されるように、中央固定有効の列の指
定が可能となった部分にある。
【0274】一例として、図35においては、この中央
固定有効情報MDは列番号Dに与えられている。
【0275】したがって、図35の例では、固定有効な
列は、列番号A、列番号D,列番号Kの3列となり、固
定有効な行は、行番号1と行番号16との2行となる。
【0276】図35に示されるフォーマット情報に従え
ば、図36に示したように、列番号Dの表示欄が反転表
示され、固定有効な列であることが目視可能となる。
【0277】図36の状態で、可変表示イメージを1列
分だけ左方向にスクロールさせると、図37に示したよ
うに、可変対象となる列は列番号B,C,E,F…Jと
なることから、その可変対象となる列だけが左方向に1
列移動する。
【0278】すなわち、中央固定に指定された列番号D
の各セルは固定表示状態となるので、他の実施の形態で
は、左右固定の列間の可変表示イメージが全てスクロー
ルしていたが、この実施の形態5では、中央固定の列を
境に可変表示イメージが2分され、参照要素を増やすこ
とになる。
【0279】さらに、実施の形態1との違いは、図38
に示したように、MDで示されるように、中央固定有効
の行の指定が可能となった部分にある。
【0280】一例として、図38においては、この中央
固定有効情報MDは行番号3に与えられている。
【0281】したがって、図38の例では、固定有効な
列は、列番号Aと列番号Kとの2列となり、固定有効な
行は、行番号1、行番号3、および行番号16の3行と
なる。
【0282】図38に示されるフォーマット情報に従え
ば、図39に示したように、行番号3の表示欄が反転表
示され、固定有効な行であることが目視可能となる。
【0283】図39の状態で、可変表示イメージを1行
分だけ上方向にスクロールさせると、図40に示したよ
うに、可変対象となる行は行番号2,4,5…15とな
ることから、その可変対象となる行だけが上方向に1行
移動する。
【0284】すなわち、中央固定に指定された行番号3
の各セルは固定表示状態となるので、他の実施の形態で
は、上下固定の行間の可変表示イメージが全てスクロー
ルしていたが、この実施の形態5では、中央固定の行を
境に可変表示イメージが2分され、参照要素を増やすこ
とになる。
【0285】以上説明したように、この実施の形態5に
よれば、中央固定を指定して参照要素を増やすようにし
たので、スクロール操作が簡略化され、これによって、
データ入力を支援する上での操作性が向上する。
【0286】さて、前述の実施の形態1〜5において、
いずれも固定対象を1行、もしくは1列で単独指定する
ようにしていたが、固定表示行や固定表示列を連続して
指定するようにしてもよい。
【0287】図41には、その連続してにより得られる
スプレッドシートのフォーマット情報を説明するスプレ
ッドシートの一例が模式的に示されている。
【0288】図41に示したように、列番号AおよびB
に左固定有効の指定を行うと、左固定表示列は2列分の
情報量となり、列番号JおよびKに右固定有効の指定を
行うと、右固定表示列は2列分の情報量となる。
【0289】同様に、行番号1および2に上固定有効の
指定を行うと、上固定表示行は2行分の情報量となり、
行番号4および5に下固定有効の指定を行うと、下固定
表示行は2行分の情報量となる。
【0290】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、任意の行を固定的に表示するようにしたので、
スクロールせずに常時演算結果欄のようにタイトル以外
の行が参照され、これによって、表作成時の全体の操作
性を向上することが可能な表計算装置が得られるという
効果を奏する。
【0291】請求項2の発明によれば、任意の列を固定
的に表示するようにしたので、スクロールせずに常時演
算結果欄のようにタイトル以外の列が参照され、これに
よって、表作成時の全体の操作性を向上することが可能
な表計算装置が得られるという効果を奏する。
【0292】請求項3の発明によれば、任意の行や列を
固定的に表示するようにしたので、スクロールせずに常
時演算結果欄のようにタイトル以外の行や列が参照さ
れ、これによって、表作成時の全体の操作性を向上する
ことが可能な表計算装置が得られるという効果を奏す
る。
【0293】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、指定された範囲と
表示画面との関係に応じて表示エリアを求めることがで
きるので、表示画面のサイズに関係なく、固定的に表示
すべき行、列、又は、その行と列との組み合わせを優先
して表示することが可能な表計算装置が得られるという
効果を奏する。
【0294】請求項5の発明によれば、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、指定された範囲に
隣接するセルの表示サイズを表示範囲内に収まるように
縮小するとともに、その縮小されたセルが指定された場
合にはそのセルを元のサイズに復元すると同時に表示範
囲内の他のセルを縮小するようにしたので、指定された
範囲に隣接して表示されるセルがデータや数式を入力す
るなどの操作対象として指定されなければ、表示範囲の
サイズに合わせてそのセルには必要最小限の表示サイズ
を確保しておけばよいという表計算装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0295】請求項6の発明によれば、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、情報の表示の際
に、セルに情報を収容しきれない場合には、そのセルに
隣接し、かつデータを有していないセルに情報の一部を
分割して表示するようにしたので、セルサイズに限定さ
れない表示量を確保することが可能であり、かつデータ
を有していないセルの表示エリアを有効活用することが
可能な表計算装置が得られるという効果を奏する。
【0296】請求項7の発明によれば、任意の行を固定
的に表示する工程にしたので、スクロールせずに常時演
算結果欄のようにタイトル以外の行が参照され、これに
よって、表作成時の全体の操作性を向上することが可能
な表計算方法が得られるという効果を奏する。
【0297】請求項8の発明によれば、任意の列を固定
的に表示する工程にしたので、スクロールせずに常時演
算結果欄のようにタイトル以外の列が参照され、これに
よって、表作成時の全体の操作性を向上することが可能
な表計算方法が得られるという効果を奏する。
【0298】請求項9の発明によれば、任意の行や列を
固定的に表示する工程にしたので、スクロールせずに常
時演算結果欄のようにタイトル以外の行や列が参照さ
れ、これによって、表作成時の全体の操作性を向上する
ことが可能な表計算方法が得られるという効果を奏す
る。
【0299】請求項10の発明によれば、請求項7〜9
のいずれか一つに記載の発明において、指定された範囲
と表示画面との関係に応じて表示エリアを求めることが
できるので、表示画面のサイズに関係なく、固定的に表
示すべき行、列、又は、その行と列との組み合わせを優
先して表示することが可能な表計算方法が得られるとい
う効果を奏する。
【0300】請求項11の発明によれば、請求項7〜9
のいずれか一つに記載の発明において、指定された範囲
に隣接するセルの表示サイズを表示範囲内に収まるよう
に縮小するとともに、その縮小されたセルが指定された
場合にはそのセルを元のサイズに復元すると同時に表示
範囲内の他のセルを縮小する工程にしたので、指定され
た範囲に隣接して表示されるセルがデータや数式を入力
するなどの操作対象として指定されなければ、表示範囲
のサイズに合わせてそのセルには必要最小限の表示サイ
ズを確保しておけばよいという表計算方法が得られると
いう効果を奏する。
【0301】請求項12の発明によれば、請求項7〜9
のいずれか一つに記載の発明において、情報の表示の際
に、セルに情報を収容しきれない場合には、そのセルに
隣接し、かつデータを有していないセルに情報の一部を
分割して表示する工程にしたので、セルサイズに限定さ
れない表示量を確保することが可能であり、かつデータ
を有していないセルの表示エリアを有効活用することが
可能な表計算方法が得られるという効果を奏する。
【0302】請求項13の発明によれば、任意の行を固
定的に表示する手順にしたので、スクロールせずに常時
演算結果欄のようにタイトル以外の行が参照され、これ
によって、表作成時の全体の操作性を向上することが可
能な、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が得られる
という効果を奏する。
【0303】請求項14の発明によれば、任意の列を固
定的に表示する手順にしたので、スクロールせずに常時
演算結果欄のようにタイトル以外の列が参照され、これ
によって、表作成時の全体の操作性を向上することが可
能な、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が得られる
という効果を奏する。
【0304】請求項15の発明によれば、任意の行や列
を固定的に表示する手順にしたので、スクロールせずに
常時演算結果欄のようにタイトル以外の行や列が参照さ
れ、これによって、表作成時の全体の操作性を向上する
ことが可能な、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が
得られるという効果を奏する。
【0305】請求項16の発明によれば、請求項13〜
15のいずれか一つに記載の発明において、指定された
範囲と表示画面との関係に応じて表示エリアを求めるこ
とができるので、表示画面のサイズに関係なく、固定的
に表示すべき行、列、又は、その行と列との組み合わせ
を優先して表示することが可能な、コンピュータ読み取
り可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【0306】請求項17の発明によれば、請求項13〜
15のいずれか一つに記載の発明において、指定された
範囲に隣接するセルの表示サイズを表示範囲内に収まる
ように縮小するとともに、その縮小されたセルが指定さ
れた場合にはそのセルを元のサイズに復元すると同時に
表示範囲内の他のセルを縮小する手順にしたので、指定
された範囲に隣接して表示されるセルがデータや数式を
入力するなどの操作対象として指定されなければ、表示
範囲のサイズに合わせてそのセルには必要最小限の表示
サイズを確保しておけばよいというコンピュータ読み取
り可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【0307】請求項18の発明によれば、請求項13〜
15のいずれか一つに記載の発明において、情報の表示
の際に、セルに情報を収容しきれない場合には、そのセ
ルに隣接し、かつデータを有していないセルに情報の一
部を分割して表示する手順にしたので、セルサイズに限
定されない表示量を確保することが可能であり、かつデ
ータを有していないセルの表示エリアを有効活用するこ
とが可能な、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が得
られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による表計算装置を示
すブロック図である。
【図2】表計算ファイル記憶部の記憶内容を説明する図
である。
【図3】スプレッドシートのフォーマット情報を説明す
るスプレッドシートの一例を模式的に示す図である。
【図4】スプレッドシートのセル情報を説明するための
スプレッドシート全体のイメージを示す図である。
【図5】セル情報のデータ構成例を示す図である。
【図6】フォーマット情報のデータ構成例を示す図であ
る。
【図7】表示範囲データエリアのデータ構成を示す図で
ある。
【図8】表示イメージデータエリアのデータ構成を示す
図である。
【図9】表計算処理を説明するフローチャートである。
【図10】表計算処理における新規作成処理を説明する
フローチャートである。
【図11】新規作成処理における行列処理を説明するフ
ローチャートである。
【図12】行列処理における固定処理を説明するフロー
チャートである。
【図13】行列処理における表示処理を説明するフロー
チャートである。
【図14】新規作成処理におけるセルカーソル移動表示
処理を説明するフローチャートである。
【図15】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図16】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図17】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図18】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図19】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図20】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図21】新規作成処理時のスプレッドシートの表示例
を示す図である。
【図22】表計算処理における編集処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図23】スプレッドシートのフォーマット情報を説明
するスプレッドシートの一例を模式的に示す図である。
【図24】実施の形態2による表示処理時のスプレッド
シートの表示例を示す図である。
【図25】実施の形態2による表示処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図26】実施の形態2によるセルカーソル移動表示処
理を説明するフローチャートである。
【図27】実施の形態2によるセルカーソル移動表示処
理時のスプレッドシートの表示例を示す図である。
【図28】実施の形態3による入力データ表示時もしく
はデータ表示時のスプレッドシートの表示例を示す図で
ある。
【図29】実施の形態3による入力データ表示処理を説
明するフローチャートである。
【図30】実施の形態3によるデータ表示処理を説明す
るフローチャートである。
【図31】実施の形態4によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図32】実施の形態4によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図33】実施の形態4によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図34】実施の形態4によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図35】実施の形態5によるスプレッドシートのフォ
ーマット情報を説明するスプレッドシートの一例を模式
的に示す図である。
【図36】実施の形態5によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図37】実施の形態5によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図38】実施の形態5によるスプレッドシートのフォ
ーマット情報を説明するスプレッドシートの一例を模式
的に示す図である。
【図39】実施の形態5によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図40】実施の形態5によるスプレッドシートの表枠
表示時の表示例を示す図である。
【図41】連続した固定表示列や固定表示行をもつスプ
レッドシートのフォーマット情報を説明するスプレッド
シートの一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 OS部 3 AP部 4 RAM 5 表計算ファイル記憶部 6 表計算表示データ記憶部 7 キー入力部 8 ポインティングデバイス 9 表示部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルを行列方向に配列させた表枠
    の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの表
    示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示する
    表計算装置において、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定行
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された任意の固定行を固定表示
    行とし、かつ、前記任意の固定行よりも上側に配置され
    る各行を可変表示行として記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された固定表示行および可変表示行
    を用いて前記表枠を表示する場合、前記記憶手段に記憶
    された可変表示行を予め求められた表示エリア内に収容
    可能か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により収容不可という判断結果が得られた
    場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに
    応じて前記記憶手段に記憶された可変表示行から表示範
    囲を割り当てる割り当て手段と、 前記判断手段により収容不可という判断結果が得られた
    場合には、前記記憶手段に記憶された固定表示行および
    前記割り当て手段により表示範囲として割り当てられた
    可変表示行を用いて前記表枠の一部を表示する一部表示
    手段と、 前記一部表示手段の表示中、前記予め求められた表示エ
    リア内で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外
    となった可変表示行を表示する場合には、前記予め求め
    られた表示エリア内に表示されている前記可変表示行を
    列方向に移動制御する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする表計算装置。
  2. 【請求項2】 複数のセルを行列方向に配列させた表枠
    の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの表
    示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示する
    表計算装置において、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定列
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された任意の固定列を固定表示
    列とし、かつ、前記任意の固定列よりも左側に配置され
    る各列を可変表示列として記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された固定表示列および可変表示列
    を用いて前記表枠を表示する場合、前記記憶手段に記憶
    された可変表示列を予め求められた表示エリア内に収容
    可能か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により収容不可という判断結果が得られた
    場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに
    応じて前記記憶手段に記憶された可変表示列から表示範
    囲を割り当てる割り当て手段と、 前記判断手段により収容不可という判断結果が得られた
    場合には、前記記憶手段に記憶された固定表示列および
    前記割り当て手段により表示対象列として割り当てられ
    た可変表示列を用いて前記表枠の一部を表示する一部表
    示手段と、 前記一部表示手段の表示中、前記予め求められた表示エ
    リア内で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外
    となった可変表示列を表示する場合には、前記予め求め
    られた表示エリア内に表示されている前記可変表示列を
    行方向に移動制御する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする表計算装置。
  3. 【請求項3】 複数のセルを行列方向に配列させた表枠
    の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの表
    示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示する
    表計算装置において、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定行
    および任意の固定列を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された任意の固定行、任意の固
    定列をそれぞれ固定表示行、固定表示列とし、前記任意
    の固定行よりも上側に配置される各行を可変表示行とし
    て記憶するとともに、前記任意の固定列よりも左側に配
    置される各列を可変表示列として記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された固定表示行および可変表示
    行、並びに固定表示列および可変表示列を用いて前記表
    枠を表示する場合、前記記憶手段に記憶された可変表示
    行、可変表示列のいずれか一方、もしくは両方を予め求
    められた表示エリア内に収容可能か否かを判断する判断
    手段と、 前記判断手段により可変表示行の収容不可という判断結
    果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表示エリ
    アのサイズに応じて前記記憶手段に記憶された可変表示
    行から表示範囲を割り当て、前記判断手段により可変表
    示列の収容不可という判断結果が得られた場合にのみ、
    前記予め求められた表示エリアのサイズに応じて前記記
    憶手段に記憶された可変表示列から表示範囲を割り当
    て、又は、前記判断手段により両方の収容不可という判
    断結果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表示
    エリアのサイズに応じて前記記憶手段に記憶された可変
    表示行および可変表示列から表示範囲を割り当てる割り
    当て手段と、 前記判断手段により可変表示行の収容不可という判断結
    果が得られた場合、前記判断手段により可変表示列の収
    容不可という判断結果が得られた場合、又は、前記判断
    手段により両方の収容不可という判断結果が得られた場
    合には、前記割り当て手段の割り当て結果に従って前記
    表枠の一部を表示する一部表示手段と、 前記一部表示手段の表示中、前記予め求められた表示エ
    リア内で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外
    となった可変表示行を表示する場合には、前記予め求め
    られた表示エリア内に表示されている前記可変表示行を
    列方向に移動制御し、前記予め求められた表示エリア内
    で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外となっ
    た可変表示列を表示する場合には、前記予め求められた
    表示エリア内に表示されている前記可変表示列を行方向
    に移動制御し、又は、前記予め求められた表示エリア内
    で前記割り当て手段の割り当てにより表示範囲外となっ
    た可変表示行および可変表示列を表示する場合には、前
    記予め求められた表示エリア内に表示されている前記可
    変表示行、前記可変表示列をそれぞれ列方向、行方向に
    移動制御する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする表計算装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、前記予め求められた表
    示エリアを、予め用意された表示画面の内、前記指定手
    段により指定された範囲を除いた範囲で求めることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の表計算装
    置。
  5. 【請求項5】 前記一部表示手段は、前記割り当て手段
    により割り当てられた表示範囲の内で前記指定手段によ
    り指定された範囲に隣接するセルの表示サイズを前記表
    示範囲内に収まるように縮小する縮小手段と、前記縮小
    手段により縮小されたセルを指定して当該セルを元の表
    示サイズに復元すると同時に、前記表示範囲内の他のセ
    ルを縮小する復元手段とを有することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一つに記載の表計算装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記記憶されたデータに基づく
    情報の表示の際に、セル毎に情報が収容可能か否かを判
    断するセル表示判断手段と、前記セル表示判断手段によ
    り収容不可という判断結果が得られた場合には、表示対
    象の情報を、表示対象のセルと、その表示対象のセルに
    隣接し、かつデータを有していないセルとに分割して表
    示するセル分割表示手段とを有することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一つに記載の表計算装置。
  7. 【請求項7】 複数のセルを行列方向に配列させた表枠
    の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの表
    示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示する
    表計算方法において、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定行
    を指定する第1工程と、 前記第1工程により指定された行である固定表示行およ
    び指定されなかった行である可変表示行を用いて前記表
    枠を表示する場合、前記第1工程により指定された可変
    表示行を予め求められた表示エリア内に収容可能か否か
    を判断する第2工程と、 前記第2工程により収容不可という判断結果が得られた
    場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに
    応じて前記第1工程により指定された可変表示行から表
    示範囲を割り当てる第3工程と、 前記第2工程により収容不可という判断結果が得られた
    場合には、前記第1工程により指定された固定表示行お
    よび前記第3工程により表示範囲として割り当てられた
    可変表示行を用いて前記表枠の一部を表示する第4工程
    と、 前記第4工程の表示中、前記予め求められた表示エリア
    内で前記第3工程の割り当てにより表示範囲外となった
    可変表示行を表示する場合には、前記予め求められた表
    示エリア内に表示されている前記可変表示行を列方向に
    移動制御する第5工程と、 を含むことを特徴とする表計算方法。
  8. 【請求項8】 複数のセルを行列方向に配列させた表枠
    の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの表
    示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示する
    表計算方法において、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定列
    を指定する第1工程と、 前記第1工程により指定された列である固定表示列およ
    び指定されなかった列である可変表示列を用いて前記表
    枠を表示する場合、前記第1工程により指定された可変
    表示列を予め求められた表示エリア内に収容可能か否か
    を判断する第2工程と、 前記第2工程により収容不可という判断結果が得られた
    場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに
    応じて前記第1工程により指定された可変表示列から表
    示範囲を割り当てる第3工程と、 前記第2工程により収容不可という判断結果が得られた
    場合には、前記第1工程により指定された固定表示列お
    よび前記第3工程により表示範囲として割り当てられた
    可変表示列を用いて前記表枠の一部を表示する第4工程
    と、 前記第4工程の表示中、前記予め求められた表示エリア
    内で前記第3工程の割り当てにより表示範囲外となった
    可変表示列を表示する場合には、前記予め求められた表
    示エリア内に表示されている前記可変表示列を行方向に
    移動制御する第5工程と、 を含むことを特徴とする表計算方法。
  9. 【請求項9】 複数のセルを行列方向に配列させた表枠
    の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの表
    示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示する
    表計算方法において、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定行
    および任意の固定列を指定する第1工程と、 前記第1工程により指定された行である固定表示行およ
    び指定されなかった行である可変表示行、並びに前記第
    1工程により指定された列である固定表示列および指定
    されなかった列である可変表示列を用いて前記表枠を表
    示する場合、前記可変表示行、可変表示列のいずれか一
    方、もしくは両方を予め求められた表示エリア内に収容
    可能か否かを判断する第2工程と、 前記第2工程により可変表示行の収容不可という判断結
    果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表示エリ
    アのサイズに応じて前記可変表示行から表示範囲を割り
    当て、前記第2工程により可変表示列の収容不可という
    判断結果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表
    示エリアのサイズに応じて前記記憶手段に記憶された可
    変表示列から表示範囲を割り当て、又は、前記判断手段
    により両方の収容不可という判断結果が得られた場合に
    のみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに応じて
    前記可変表示行および可変表示列から表示範囲を割り当
    てる第3工程と、 前記第2工程により可変表示行の収容不可という判断結
    果が得られた場合、前記第2工程により可変表示列の収
    容不可という判断結果が得られた場合、又は、前記第2
    工程により両方の収容不可という判断結果が得られた場
    合には、前記第3工程の割り当て結果に従って前記表枠
    の一部を表示する第4工程と、 前記第4工程の表示中、前記予め求められた表示エリア
    内で前記第3工程の割り当てにより表示範囲外となった
    可変表示行を表示する場合には、前記予め求められた表
    示エリア内に表示されている前記可変表示行を列方向に
    移動制御し、前記予め求められた表示エリア内で前記第
    3工程の割り当てにより表示範囲外となった可変表示列
    を表示する場合には、前記予め求められた表示エリア内
    に表示されている前記可変表示列を行方向に移動制御
    し、又は、前記予め求められた表示エリア内で前記第3
    工程の割り当てにより表示範囲外となった可変表示行お
    よび可変表示列を表示する場合には、前記予め求められ
    た表示エリア内に表示されている前記可変表示行、前記
    可変表示列をそれぞれ列方向、行方向に移動制御する第
    5工程と、 を含むことを特徴とする表計算方法。
  10. 【請求項10】 前記第2工程は、前記予め求められた
    表示エリアを、予め用意された表示画面の内、前記第1
    工程により指定された範囲を除いた範囲で求めることを
    特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の表計算
    方法。
  11. 【請求項11】 前記第4工程は、前記割り当て手段に
    より割り当てられた表示範囲の内で前記第1工程により
    指定された範囲に隣接するセルの表示サイズを前記表示
    範囲内に収まるように縮小する第5工程と、前記第5工
    程により縮小されたセルを指定して当該セルを元の表示
    サイズに復元すると同時に、前記表示範囲内の他のセル
    を縮小する第6工程とを含むことを特徴とする請求項7
    〜9のいずれか一つに記載の表計算方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記記憶されたデータに基づ
    く情報の表示の際に、セル毎に情報が収容可能か否かを
    判断する第7工程と、前記第7工程により収容不可とい
    う判断結果が得られた場合には、表示対象の情報を、表
    示対象のセルと、その表示対象のセルに隣接し、かつデ
    ータを有していないセルとに分割して表示する第8工程
    とを含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つ
    に記載の表計算方法。
  13. 【請求項13】 複数のセルを行列方向に配列させた表
    枠の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの
    表示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示す
    る表計算手順をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定行
    を指定する第1手順と、 前記第1手順により指定された行である固定表示行およ
    び指定されなかった行である可変表示行を用いて前記表
    枠を表示する場合、前記第1手順により指定された可変
    表示行を予め求められた表示エリア内に収容可能か否か
    を判断する第2手順と、 前記第2手順により収容不可という判断結果が得られた
    場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに
    応じて前記第1手順により指定された可変表示行から表
    示範囲を割り当てる第3手順と、 前記第2手順により収容不可という判断結果が得られた
    場合には、前記第1手順により指定された固定表示行お
    よび前記第3手順により表示範囲として割り当てられた
    可変表示行を用いて前記表枠の一部を表示する第4手順
    と、 前記第4手順の表示中、前記予め求められた表示エリア
    内で前記第3手順の割り当てにより表示範囲外となった
    可変表示行を表示する場合には、前記予め求められた表
    示エリア内に表示されている前記可変表示行を列方向に
    移動制御する第5手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 複数のセルを行列方向に配列させた表
    枠の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの
    表示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示す
    る表計算手順をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定列
    を指定する第1手順と、 前記第1手順により指定された列である固定表示列およ
    び指定されなかった列である可変表示列を用いて前記表
    枠を表示する場合、前記第1手順により指定された可変
    表示列を予め求められた表示エリア内に収容可能か否か
    を判断する第2手順と、 前記第2手順により収容不可という判断結果が得られた
    場合にのみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに
    応じて前記第1手順により指定された可変表示列から表
    示範囲を割り当てる第3手順と、 前記第2手順により収容不可という判断結果が得られた
    場合には、前記第1手順により指定された固定表示列お
    よび前記第3手順により表示範囲として割り当てられた
    可変表示列を用いて前記表枠の一部を表示する第4手順
    と、 前記第4手順の表示中、前記予め求められた表示エリア
    内で前記第3手順の割り当てにより表示範囲外となった
    可変表示列を表示する場合には、前記予め求められた表
    示エリア内に表示されている前記可変表示列を行方向に
    移動制御する第5手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 複数のセルを行列方向に配列させた表
    枠の各セルに対応させてデータを記憶し、前記各セルの
    表示位置に前記記憶されたデータに基づく情報を表示す
    る表計算手順をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 前記表枠を表示させながら前記表枠中から任意の固定行
    および任意の固定列を指定する第1手順と、 前記第1手順により指定された行である固定表示行およ
    び指定されなかった行である可変表示行、並びに前記第
    1手順により指定された列である固定表示列および指定
    されなかった列である可変表示列を用いて前記表枠を表
    示する場合、前記可変表示行、可変表示列のいずれか一
    方、もしくは両方を予め求められた表示エリア内に収容
    可能か否かを判断する第2手順と、 前記第2手順により可変表示行の収容不可という判断結
    果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表示エリ
    アのサイズに応じて前記可変表示行から表示範囲を割り
    当て、前記第2手順により可変表示列の収容不可という
    判断結果が得られた場合にのみ、前記予め求められた表
    示エリアのサイズに応じて前記記憶手段に記憶された可
    変表示列から表示範囲を割り当て、又は、前記判断手段
    により両方の収容不可という判断結果が得られた場合に
    のみ、前記予め求められた表示エリアのサイズに応じて
    前記可変表示行および可変表示列から表示範囲を割り当
    てる第3手順と、 前記第2手順により可変表示行の収容不可という判断結
    果が得られた場合、前記第2手順により可変表示列の収
    容不可という判断結果が得られた場合、又は、前記第2
    手順により両方の収容不可という判断結果が得られた場
    合には、前記第3手順の割り当て結果に従って前記表枠
    の一部を表示する第4手順と、 前記第4手順の表示中、前記予め求められた表示エリア
    内で前記第3手順の割り当てにより表示範囲外となった
    可変表示行を表示する場合には、前記予め求められた表
    示エリア内に表示されている前記可変表示行を列方向に
    移動制御し、前記予め求められた表示エリア内で前記第
    3手順の割り当てにより表示範囲外となった可変表示列
    を表示する場合には、前記予め求められた表示エリア内
    に表示されている前記可変表示列を行方向に移動制御
    し、又は、前記予め求められた表示エリア内で前記第3
    手順の割り当てにより表示範囲外となった可変表示行お
    よび可変表示列を表示する場合には、前記予め求められ
    た表示エリア内に表示されている前記可変表示行、前記
    可変表示列をそれぞれ列方向、行方向に移動制御する第
    5手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記第2手順は、前記予め求められた
    表示エリアを、予め用意された表示画面の内、前記第1
    手順により指定された範囲を除いた範囲で求めることを
    特徴とする請求項13〜15のいずれか一つに記載のコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記第4手順は、前記割り当て手段に
    より割り当てられた表示範囲の内で前記第1手順により
    指定された範囲に隣接するセルの表示サイズを前記表示
    範囲内に収まるように縮小する第5手順と、前記第5手
    順により縮小されたセルを指定して当該セルを元の表示
    サイズに復元すると同時に、前記表示範囲内の他のセル
    を縮小する第6手順とを含むことを特徴とする請求項1
    3〜15のいずれか一つに記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 さらに、前記記憶されたデータに基づ
    く情報の表示の際に、セル毎に情報が収容可能か否かを
    判断する第7手順と、前記第7手順により収容不可とい
    う判断結果が得られた場合には、表示対象の情報を、表
    示対象のセルと、その表示対象のセルに隣接し、かつデ
    ータを有していないセルとに分割して表示する第8手順
    とを含むことを特徴とする請求項13〜15のいずれか
    一つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2010112956A (ja) * 2004-04-19 2010-05-20 Nike Inc 衣料と併用するための印形
JP2023513567A (ja) * 2020-02-11 2023-03-31 北京字節跳動網絡技術有限公司 テーブルの処理方法、装置、機器および記憶媒体

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