JPH10260331A - 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造 - Google Patents

海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造

Info

Publication number
JPH10260331A
JPH10260331A JP9063437A JP6343797A JPH10260331A JP H10260331 A JPH10260331 A JP H10260331A JP 9063437 A JP9063437 A JP 9063437A JP 6343797 A JP6343797 A JP 6343797A JP H10260331 A JPH10260331 A JP H10260331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
submarine cable
connecting member
connection structure
cable
gimbal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9063437A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichi Takeda
泰一 武田
Michio Kondo
道雄 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9063437A priority Critical patent/JPH10260331A/ja
Publication of JPH10260331A publication Critical patent/JPH10260331A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海中機器と海底ケーブルとの最大曲げ角度を
大きくできるジンバル接続構造を提供することである。 【解決手段】 海中機器11の端部には一対の互いに対
向配置された第1突出部15を有する第1接続部材13
が取り付けられ、一端部側にベ−ス部18と他端部側に
一対の互いに対向配置された第2突出部19を有する連
結部材17はベ−ス部19側が第1突出部15間に挿入
配置された状態で第1突出部15に第1の軸23により
回転自在に軸支されている。海底ケーブル24の端部に
設けられた第2接続部材25は、第3突出部26を有し
ており、第3突出部26が第2突出部19間に挿入配置
された状態で、第2突出部19に第2の軸29により回
転自在に軸支されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海中機器と海底ケ
ーブルのジンバル接続構造に関する。同軸ケーブルと比
較して伝送容量が大きい光ファイバケーブルを採用した
光海底ケーブル伝送方式においては、減衰した光信号を
増幅し且つ伝送信号の劣化を防止するために、適当な間
隔毎に光海底中継器が設けられる。また、光海底ケーブ
ルを分岐させるための光海底分岐装置も設けられる。こ
のような光海底中継器や光海底分岐装置等の海中機器と
光海底ケーブル等の海底ケーブルとの接続構造におい
て、海中機器の大型化に伴い、ケーブルの運搬や敷設回
収作業等の観点から最大曲げ角度を大きくすることが要
請されている。
【0002】
【従来の技術】光海底中継器と光海底ケーブルの接続
に、従来使用されているジンバル接続構造についてその
概要を以下に説明する。
【0003】光海底中継器は、中継器内部を水圧から保
護する概略円筒状の耐圧筐体内に、給電回路ユニットや
増幅回路ユニットを含む複数の回路ユニットを収容して
構成される。耐圧筐体の軸(以下、筐体軸という)方向
の両端部には、円筒状に形成された第1接続部材が一体
的に固定されている。
【0004】第1接続部材の先端部近傍は耐圧筐体側の
部分よりも細く形成されてリング収容部となっており、
このリング収容部の内側に円環状のリング部材が挿入配
置された状態で、該筐体軸に概略直交する第1の軸を回
転中心として、該リング収容部に回転自在に軸支されて
いる。
【0005】一方、光海底ケーブルの端部には、ケーブ
ル引留部が一体的に取り付けられており、ケーブル引留
部には先端部が概略球状に形成された突出部を有する第
2接続部材が一体的に取り付けられている。この突出部
はリング部材の内側に先端の球状部が挿入配置された状
態で、該筐体軸及び該第1の軸に概略直交する第2の軸
を回転中心として該リング部材に回転自在に軸支されて
いる。光海底中継器と光海底ケーブルとの連結部は、蛇
腹状のベロ−ズによって保護されている。
【0006】このように、光海底中継器と光海底ケーブ
ルとは、互いに第1の軸を中心として屈曲でき、且つこ
れに概略直交する第2の軸を中心として屈曲でき、これ
により、任意の方向に屈曲できるようになっている。こ
のようなジンバル接続構造によると、光海底中継器と光
海底ケーブルとの最大曲げ角度はおよそ50度〜55度
程度である。
【0007】複数の光海底中継器が所定の間隔で配置さ
れた光海底ケーブルは、運搬、敷設、回収作業上の観点
から、一般に直径3メートル程度のシーブ(又はドラ
ム)に複数回に渡って巻回され、敷設回収船に設置され
たシーブから順次繰り出され、あるいはシーブに巻き取
られることにより、海底に敷設されあるいは海底から回
収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、電送容量の増大
や高機能化の要請に伴い、光海底ケーブル内に配線され
る光ファイバの数が増大化し、光海底中継器の内部に収
容される増幅回路、その他の回路の数も増大する傾向に
あり、このため、光海底中継器の大型化(太径化、長寸
法化)を図る必要がある。
【0009】一方、敷設回収船に搭載されているシーブ
等として、光海底中継器の大型化に対応してただちに大
型のものを採用することは、費用等の観点から一般には
容易でないのが実情である。
【0010】従来のジンバル接続構造によると、光海底
中継器と光海底ケーブルとの最大曲げ角度は50度〜5
5度程度なので、この制限により光海底中継器の大型化
に対応することができないという問題があった。
【0011】また、光海底中継器に対して光海底ケーブ
ルを最大に曲げた状態で該光海底ケーブルに張力が加わ
ると、光海底ケーブルの前記突起部が前記リング部材又
はリング収容部に衝突してしまい、破損の原因になるお
それがあった。
【0012】よって、本発明の目的は、海中機器と海底
ケーブルとの最大曲げ角度を大きくできるジンバル接続
構造を提供し、海中機器の大型化の要請に対応できるよ
うにすることである。また、本発明の他の目的は、屈曲
に伴う破損の発生を少なくすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】即ち、本発明の海中機器と海底ケーブルの
ジンバル接続構造は、前記海中機器に一体的に設けら
れ、一対の互いに対向配置された第1突出部を有する第
1接続部材と、一端部側にベ−ス部と他端部側に一対の
互いに対向配置された第2突出部を有し、該ベ−ス部側
が前記第1突出部間に挿入配置された状態で該第1突出
部に第1の軸を回転中心として回転自在に軸支された連
結部材と、前記海底ケーブルの端部に設けられ、第3突
出部を有するとともに該第3突出部が前記第2突出部間
に挿入配置された状態で、該第2突出部に第2の軸を回
転中心として回転自在に軸支された第2接続部材と、を
備えて構成される。
【0015】本発明の海中機器と海底ケーブルのジンバ
ル接続構造によると、海中機器と海底ケーブルとは連結
部材を介して連結されており、海中機器が前記第1の軸
を中心として屈曲でき、海底ケーブルが前記第2の軸を
中心として屈曲できるようにしている。第1の軸と第2
の軸が離間しているから、海中機器と海底ケーブルの互
いの干渉を少なくすることができ、従来より最大曲げ角
度を大きくすることができる。
【0016】また、連結部材は一対の第1突出部間に、
第3突出部は一対の第2突出部間に挿入配置されてお
り、屈曲時の互いの干渉が少ないから、これによっても
従来より最大曲げ角度を大きくすることができる。
【0017】このように海中機器と海底ケーブルとの干
渉が少なくなり、最大曲げ角度が大きくなるから、屈曲
時に海中機器と海底ケーブルとの衝突も少なくなり、破
損の発生も少なくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。 〔第1の実施の形態〕図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態の光海底中継器と光海底ケーブルのジンバル接
続構造を示す図である。
【0019】同図において、11は海水から中継器内部
を保護する概略円筒形状に形成された耐圧筐体であり、
耐圧筐体11の内部には、給電回路ユニットや増幅回路
ユニットを含む複数の回路ユニットが気密的に収容され
ている。耐圧筐体11の中心軸(以下、筐体軸という)
方向の両端部には、円筒状に形成された円筒部材12が
一体的に固定されている。円筒部材12のさらに端部に
は中継器側接続部材(第1接続部材)13が一体的に取
り付けられている。
【0020】中継器側接続部材13は、円板の周囲に補
強のための隆起部14を一体形成するとともに、その中
央部近傍に円板の中心を挟んで対向するように一対の第
1突出部15を一体形成して構成されている。第1突出
部15には、筐体軸方向に概略直交する方向で該一対の
第1突出部15間に渡る方向に第1支持穴16がそれぞ
れ形成されている。
【0021】17は連結部材であり、連結部材17は、
その一端部側が半球状に形成されてベース部18となっ
ているとともに、他端部側に一対の互いに対向配置され
た第2突出部19を有している。ベース部18には半球
面側から第2突出部19側に向かう該球の中心を通る中
心線に沿って貫通するように、ケーブル通過用穴20が
形成されているとともに、該中心線に対して概略直交す
る方向に貫通する第2支持穴21が形成されている。
【0022】第2突出部19には、該第2突出部19間
に渡る方向に第3支持穴22がそれぞれ形成されてい
る。第2支持穴21と第3支持穴22は、一方の軸心を
含む面に他方の軸心を投影した場合に互いに概略直交す
るようにねじれの関係で配置されている。
【0023】連結部材17は、ベ−ス部18側が中継器
側接続部材13の第1突出部15間に挿入配置され、第
1支持穴16と第2支持穴21が相対配置された状態で
ピン部材23を介して第1突出部15に回転自在に軸支
されている。
【0024】24はケーブル引留部であり、ケーブル引
留部24は光海底ケーブルの端部に一体的に取り付けら
れており、その先端部にはケーブル側接続部材(第2接
続部材)25が一体的に取り付けられている。ケーブル
側接続部材25はその中央部に第3突出部26を有して
おり、この第3突出部26の先端は半球状に形成されて
いる。
【0025】第3突出部26には半球面側からケーブル
引留部24側に向かって貫通するケーブル通過用穴27
が形成されているとともに、第3突出部26の中心線に
対して概略直交する方向に貫通する第4支持穴28が形
成されている。
【0026】ケーブル側接続部材25は、第3突出部2
6が連結部材17の第2突出部19間に挿入配置され、
第3支持穴22と第4支持穴28が相対配置された状態
でピン部材29を介して連結部材17に回転自在に軸支
されている。30はテールケーブルであり、テールケー
ブル30はケーブル通過用穴20、27を通過されて光
海底ケーブルと光海底中継器の間に渡って配線されてい
る。
【0027】このように、光海底中継器と光海底ケーブ
ルとは、互いに第1の軸(ピン部材23の中心軸)を中
心として屈曲でき、且つ第2の軸(ピン部材29の中心
軸)を中心として屈曲でき、これにより、任意の方向に
屈曲できるようになっている。この第1の実施の形態に
おけるジンバル接続構造では、最大曲げ角度θは約75
度となっており、従来よりも大幅に最大曲げ角度が大き
くなっている。
【0028】なお、図3に示されているように、光海底
中継器31と光海底ケーブル32との連結部は、蛇腹状
のベロ−ズ33によって保護されている。また、このよ
うに複数の光海底中継器31により順次連結された光海
底ケーブル32は、運搬、敷設、回収作業上の観点か
ら、図3に示されているように、直径3メートル程度の
シーブ(又はドラム)34に複数回に渡って巻回され、
敷設回収船に設置されたシーブ34から順次繰り出さ
れ、あるいはシーブ34に巻き取られることにより、海
底に敷設されあるいは海底から回収される。
【0029】この第1の実施の形態によるジンバル接続
構造によると、光海底中継器31と光海底ケーブル32
の最大曲げ角度θが大きいので、この構造を採用するこ
とにより、光海底中継器31を太径化、長寸法化して
も、通常使用されているシーブ34を用いて敷設回収作
業を行うことができるようになる。
【0030】また、図2に示されているように、光海底
中継器に対して光海底ケーブルを最大に曲げた場合に、
中継器側接続部材13の隆起部14等とケーブル引留部
24が当接するようになっており、これらの部分は比較
的に剛性が高いので、破損の発生も少なくすることがで
きる。
【0031】〔第2の実施の形態〕図4及び図5は本発
明の第2の実施の形態の光海底中継器と光海底ケーブル
のジンバル接続構造を示す図である。
【0032】同図において、41は海水から中継器内部
を保護する概略円筒形状に形成された耐圧筐体の端部に
一体的に取り付けられた中継器側接続部材(第1接続部
材)である。中継器側接続部材41は先端面が閉塞され
た概略円筒状に形成されており、閉塞端面の中央部には
貫通穴が形成されている。この中継器側接続部材41の
該閉塞端面には、該貫通穴を挟んで対向するように一対
の第1突出部42が一体的に形成されている。第1突出
部42には、筐体軸方向に概略直交する方向で該一対の
第1突出部42間に渡る方向に第1支持穴43がそれぞ
れ形成されている。
【0033】44は連結部材であり、連結部材44は概
略球状に形成されている。連結部材44は球の中心を通
る中心線に沿って貫通するケーブル通過用穴45を有し
ている。連結部材44には該中心線に対して該球の中心
にて概略直交する方向に貫通する第2支持穴が形成され
ているとともに、該中心線及び該第2支持穴の軸心に対
して該球の中心にて概略直交する方向に貫通する第3支
持穴が形成されている。
【0034】連結部材44は、中継器側接続部材41の
第1突出部42間に挿入配置され、第1支持穴43と第
2支持穴が相対配置された状態でピン部材46を介して
第1突出部42に回転自在に軸支されている。
【0035】47はケーブル引留部であり、ケーブル引
留部47は光海底ケーブルの端部に一体的に取り付けら
れており、その先端部にはケーブル側接続部材(第2接
続部材)48が一体的に取り付けられている。ケーブル
側接続部材48は概略U字状に形成された部材であり、
ベース部の両端部に一対の互いに対向配置された第2突
出部49を有している。第2突出部49には、該一対の
第2突出部49間に渡る方向に第4支持穴がそれぞれ形
成されている。
【0036】連結部材44は、第2接続部材48の第2
突出部49間に挿入配置され、第3支持穴と第4支持穴
が相対配置された状態でピン部材50を介して第2突出
部49に回転自在に軸支されている。
【0037】第2突出部49のベース部にはケーブル引
留部47側に向かって貫通するケーブル通過用穴51が
形成されている。52はテールケーブルであり、テール
ケーブル52はケーブル通過用穴45、51を通過され
て光海底ケーブルと光海底中継器の間に渡って配線され
ている。
【0038】このように、光海底中継器と光海底ケーブ
ルとは、互いに第1の軸(ピン部材46の中心軸)を中
心として屈曲でき、且つ第2の軸(ピン部材50の中心
軸)を中心として屈曲でき、これにより、任意の方向に
屈曲できるようになっている。なお、光海底中継器と光
海底ケーブルとの連結部は、蛇腹状のベロ−ズによって
保護されている。
【0039】この第2の実施の形態におけるジンバル接
続構造によると、球状の連結部材44を一対の第1突出
部42及び一対の第2突出部49で回転自在に支持する
構造であるから、光海底中継器に対して光海底ケーブル
を屈曲させた場合に、第1突出部42は一対の第2突出
部49間に挟まれた部分で回動でき、一方、第2突出部
49は一対の第1突出部42間に挟まれた部分で回動で
き、従来よりも最大曲げ角度を大きくすることができ
る。
【0040】〔第3の実施の形態〕図6及び図7は本発
明の第3の実施の形態の光海底中継器と光海底ケーブル
のジンバル接続構造を示す図である。
【0041】同図において、61は海水から中継器内部
を保護する概略円筒形状に形成された耐圧筐体であり、
耐圧筐体61の内部には、給電回路ユニットや増幅回路
ユニットを含む複数の回路ユニットが気密的に収容され
ている。耐圧筐体61の筐体軸方向の両端部には、その
先端面が閉塞された概略円筒状に形成された中継器側接
続部材(第1接続部材)62が一体的に取り付けられて
いる。
【0042】この中継器側接続部材62の該閉塞端面に
は、その中央部に第1突出部63が一体的に形成されて
いる。第1突出部63の先端は概略球状に形成されて球
状部となっており、この第1突出部63には該筐体軸に
沿って貫通するケーブル通過用穴64が形成されてい
る。第1突出部63の球状部には、該筐体軸に対して該
球状部の中心にて概略直交するように第1支持穴が形成
されている。
【0043】65は連結部材であり、連結部材65は概
略矩形状のベース部66の一方の面側に一対の互いに対
向配置された第2突出部67を有し、ベース部66の他
方の面側に一対の互いに対向配置された第3突出部68
を有している。第2突出部67と第3突出部68はベー
ス部66の異なる辺にそれぞれ一体的に設けられてい
る。
【0044】第2突出部67には、該一対の第2突出部
67間に渡る方向に第2支持穴が形成されており、第3
突出部68には、該一対の第3突出部68間に渡る方向
に第3支持穴が形成されている。
【0045】連結部材65は、中継器側接続部材62の
第1突出部63が第2突出部間67間に挿入配置され、
第1支持穴と第2支持穴が相対配置された状態でピン部
材69を介して第1突出部63に回転自在に軸支されて
いる。
【0046】70はケーブル引留部であり、ケーブル引
留部70は光海底ケーブルの端部に一体的に取り付けら
れており、その先端部にはケーブル側接続部材(第2接
続部材)71が一体的に取り付けられている。ケーブル
側接続部材71はその中央部に第4突出部72を有して
おり、この第4突出部72の先端は球状に形成されて球
状部となっている。
【0047】第4突出部72には球面側からケーブル引
留部70側に向かう該球の中心を通る中心線に沿って貫
通するケーブル通過用穴73が形成されているととも
に、該中心線に対して該球の中心にて概略直交する方向
に貫通する第4支持穴が形成されている。
【0048】連結部材65は、ケーブル側接続部材71
の第4突出部72が第3突出部68間に挿入配置され、
第3支持穴と第4支持穴が相対配置された状態でピン部
材74を介して第4突出部72に回転自在に軸支されて
いる。連結部材65のベース部66には貫通するケーブ
ル通過用穴75が形成されており、テールケーブル76
がケーブル通過用穴64、73、75を通過されて光海
底ケーブルと光海底中継器の間に渡って配線されてい
る。
【0049】このように、光海底中継器と光海底ケーブ
ルとは、互いに第1の軸(ピン部材69の中心軸)を中
心として屈曲でき、且つ第2の軸(ピン部材74の中心
軸)を中心として屈曲でき、これにより、任意の方向に
屈曲できるようになっている。なお、光海底中継器と光
海底ケーブルとの連結部は、蛇腹状のベロ−ズによって
保護されている。
【0050】この第3の実施の形態におけるジンバル接
続構造によると、二つの概略U字状の第2突出部67及
び第3突出部68を有する連結部材65で、第1突出部
63及び第4突出部72を回転自在に支持する構造であ
るから、光海底中継器に対して光海底ケーブルを屈曲さ
せた場合に、第1突出部63は一対の第2突出部67間
に挟まれた部分で回動でき、一方、第4突出部72は一
対の第3突出部68間に挟まれた部分で回動でき、従来
よりも大幅に最大曲げ角度を大きくすることができる。
【0051】〔第4の実施の形態〕図8及び図9は本発
明の第4の実施の形態の光海底中継器と光海底ケーブル
のジンバル接続構造を示す図である。
【0052】同図において、81は海水から中継器内部
を保護する概略円筒形状に形成された耐圧筐体の端部に
一体的に取り付けられた中継器側接続部材(第1接続部
材)である。中継器側接続部材81は先端面が閉塞され
た概略円筒状に形成されており、閉塞端面の中央部には
貫通穴が形成されている。
【0053】この中継器側接続部材81の該閉塞端面に
は、該貫通穴を挟んで対向するように一対の第1突出部
82が一体的に形成されている。第1突出部82には、
筐体軸方向に概略直交する方向で該一対の第1突出部8
2間に渡る方向に第1支持穴がそれぞれ形成されてい
る。
【0054】83は第1連結部材であり、第1連結部材
83は概略球状に形成されている。第1連結部材83は
該球の中心を通る中心線に沿って貫通するケーブル通過
用穴84を有している。第1連結部材83には該中心線
に対して該球の中心にて概略直交する方向に貫通する第
2支持穴が形成されているとともに、該中心線及び該第
2支持穴の軸心に対して該球の中心にて概略直交する方
向に貫通する第3支持穴が形成されている。
【0055】第1連結部材83は、中継器側接続部材8
1の第1突出部82間に挿入配置され、第1支持穴と第
2支持穴が相対配置された状態でピン部材85を介して
第1突出部82に回転自在に軸支されている。
【0056】86は第2連結部材であり、第2連結部材
86は、一対の棒状部材で概略矩形状のベース部87を
挟持・一体化して概略H字状に形成された部材あり、ベ
ース部87の一方側に一対の互いに対向配置された第2
突出部88を有し、ベース部87の他方側に一対の互い
に対向配置された第3突出部89を有している。
【0057】第2突出部88には、該一対の第2突出部
88間に渡る方向に第4支持穴が形成されており、第3
突出部89には、該一対の第3突出部89間に渡る方向
に第5支持穴が形成されている。
【0058】第2連結部材86は、第1連結部材83が
第2突出部間88間に挿入配置され、第3支持穴と第4
支持穴が相対配置された状態でピン部材90を介して第
1連結部材83に回転自在に軸支されている。
【0059】91は第3連結部材であり、第3連結部材
91は概略球状に形成されている。第3連結部材91は
該球の中心を通る中心線に沿って貫通するケーブル通過
用穴92を有している。第3連結部材91には該中心線
に対して該球の中心にて概略直交する方向に貫通する第
6支持穴が形成されているとともに、該中心線及び該第
6支持穴の軸心に対して該球の中心にて概略直交する方
向に貫通する第7支持穴が形成されている。
【0060】第3連結部材91は、第2連結部材86の
第3突出部89間に挿入配置され、第5支持穴と第6支
持穴が相対配置された状態でピン部材93を介して第3
突出部89に回転自在に軸支されている。
【0061】94はケーブル引留部であり、ケーブル引
留部94は光海底ケーブルの端部に一体的に取り付けら
れており、その先端部にはケーブル側接続部材(第2接
続部材)95が一体的に取り付けられている。ケーブル
側接続部材95は、中央に貫通穴を有する円板状のベー
ス部に、該貫通穴を挟んで一対の互いに対向配置された
第4突出部96を有している。第4突出部96には、該
一対の第4突出部96間に渡る方向に第8支持穴がそれ
ぞれ形成されている。
【0062】第3連結部材91は、ケーブル側接続部材
95の第4突出部96間に挿入配置され、第7支持穴と
第8支持穴が相対配置された状態でピン部材97を介し
て第4突出部96に回転自在に軸支されている。なお、
98はテールケーブルであり、テールケーブル98はケ
ーブル通過用穴84、92等を通過されて光海底ケーブ
ルと光海底中継器の間に渡って配線されている。
【0063】このように、光海底中継器と光海底ケーブ
ルとは、互いに第1の軸(ピン部材85の中心軸)、第
2の軸(ピン部材90の中心軸)、第3の軸(ピン部材
93の中心軸)、及び第4の軸(ピン部材97の中心
軸)を中心として屈曲でき、これにより、任意の方向に
屈曲できるようになっている。なお、光海底中継器と光
海底ケーブルとの連結部は、蛇腹状のベロ−ズによって
保護されている。
【0064】この第4の実施の形態におけるジンバル接
続構造によると、球状の第1連結部材83を一対の第1
突出部82及び一対の第2突出部88で回転自在に支持
するとともに、球状の第3連結部材91を一対の第3突
出部89及び一対の第4突出部96で回転自在に支持す
る構造であるから、光海底中継器に対して光海底ケーブ
ルを屈曲させた場合に、第1突出部82は一対の第2突
出部88間に挟まれた部分で回動でき、一方、第2突出
部88は一対の第1突出部82間に挟まれた部分で回動
でき、また、第3突出部89は一対の第4突出部96間
に挟まれた部分で回動でき、一方、第4突出部96は一
対の第3突出部89間に挟まれた部分で回動でき、従来
よりも最大曲げ角度を大きくすることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、海中機器と海底ケーブルとの最大曲げ角度を大きく
できるジンバル接続構造が提供され、海中機器の大型化
の要請に対応できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のジンバル接続構造
の一部を破断した正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のジンバル接続構造
の一部を破断した平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のジンバル接続構造
を採用した光海底ケーブルをシーブに巻回した状態を示
す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のジンバル接続構造
の正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のジンバル接続構造
の一部を破断した平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のジンバル接続構造
の正面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態のジンバル接続構造
の一部を破断した平面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態のジンバル接続構造
の正面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態のジンバル接続構造
の一部を破断した平面図である。
【符号の説明】
11 耐圧筐体 13 中継器側接続部材(第1接続部材) 15 第1突出部 17 連結部材 19 第2突出部 23 ピン部材 24 ケーブル引留部 25 ケーブル側接続部材(第2接続部材) 26 第3突出部 29 ピン部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続
    構造であって、 前記海中機器に一体的に設けられ、一対の互いに対向配
    置された第1突出部を有する第1接続部材と、 一端部側にベ−ス部と他端部側に一対の互いに対向配置
    された第2突出部を有し、該ベ−ス部側が前記第1突出
    部間に挿入配置された状態で該第1突出部に回転自在に
    軸支された連結部材と、 前記海底ケーブルの端部に設けられ、第3突出部を有す
    るとともに該第3突出部が前記第2突出部間に挿入配置
    された状態で、該第2突出部に回転自在に軸支された第
    2接続部材と、を備えた海中機器と海底ケーブルのジン
    バル接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の海中機器と海底ケーブ
    ルのジンバル接続構造において、 前記連結部材は前記ベース部を貫通するテールケーブル
    通過用の第1の穴を有しており、 前記第2接続部材は前記第3突出部を貫通するテールケ
    ーブル通過用の第2の穴を有している海中機器と海底ケ
    ーブルのジンバル接続構造。
  3. 【請求項3】 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続
    構造であって、 前記海中機器に一体的に設けられ、一対の互いに対向配
    置された第1突出部を有する第1接続部材と、 前記第1接続部材の前記第1突出部間に挿入配置された
    状態で該第1突出部に回転自在に軸支された連結部材
    と、 前記海底ケーブルの端部に一体的に設けられ、一対の互
    いに対向配置された第2突出部を有するとともに、該第
    2突出部間に前記連結部材が挿入配置された状態で該連
    結部材に回転自在に軸支された第2接続部材と、を備え
    た海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の海中機器と海底ケーブ
    ルのジンバル接続構造において、 前記連結部材は概略球状に形成されている海中機器と海
    底ケーブルのジンバル接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の海中機器と海底ケーブ
    ルのジンバル接続構造において、 前記第1接続部材と前記連結部材との回転中心軸と前記
    連結部材と前記第2接続部材との回転中心は、該連結部
    材の中心にて直交している海中機器と海底ケーブルのジ
    ンバル接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の海中機器と海底ケーブ
    ルのジンバル接続構造において、 前記連結部材は貫通するテールケーブル通過用の穴を有
    している海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造。
  7. 【請求項7】 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続
    構造であって、 前記海中機器に一体的に設けられ、第1突出部を有する
    第1接続部材と、 ベース部の一方側に一対の互いに対向配置された第2突
    出部を有し、ベース部の他方側に一対の互いに対向配置
    された第3突出部を有し、該第2突出部間に前記第1突
    出部が挿入配置された状態で、前記第1突出部に回転自
    在に軸支された連結部材と、 前記海底ケーブルの端部に設けられ、第4突出部を有す
    るとともに該第4突出部が前記連結部材の前記第3突出
    部間に挿入配置された状態で該第3突出部に回転自在に
    軸支された第2接続部材と、を備えた海中機器と海底ケ
    ーブルのジンバル接続構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の海中機器と海底ケーブ
    ルのジンバル接続構造において、 前記第1接続部材の先端部は概略球状に形成されてお
    り、 前記第2接続部材の先端部は概略球状に形成されている
    海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の海中機器と海底ケーブ
    ルのジンバル接続構造において、 前記第1接続部材は前記第1突出部を貫通するテールケ
    ーブル通過用の第1の穴を有し、 前記第2接続部材は前記第4突出部を貫通するテールケ
    ーブル通過用の第2の穴を有している海中機器と海底ケ
    ーブルのジンバル接続構造。
  10. 【請求項10】 海中機器と海底ケーブルのジンバル接
    続構造であって、 前記海中機器に一体的に設けられ、一対の互いに対向配
    置された第1突出部を有する第1接続部材と、 前記第1突出部間に挿入配置された状態で該第1突出部
    に回転自在に軸支された第1連結部材と、 ベース部の一方側に一対の互いに対向配置された第2突
    出部を有し、ベース部の他方側に一対の互いに対向配置
    された第3突出部を有し、該第2突出部間に前記第1連
    結部材が挿入配置された状態で、前記第1連結部材に回
    転自在に軸支された第2連結部材と、 前記第3突出部間に挿入配置された状態で該第3突出部
    に回転自在に軸支された第3連結部材と、 前記海底ケーブルの端部に一体的に設けられ、一対の互
    いに対向配置された第4突出部を有するとともに、該第
    4突出部間に前記第3連結部材が挿入配置された状態で
    該第3連結部材に回転自在に軸支された第2接続部材
    と、を備えた海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構
    造。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の海中機器と海底ケ
    ーブルのジンバル接続構造において、 前記第1連結部材及び前記第3連結部材はそれぞれ概略
    球状に形成されている海中機器と海底ケーブルのジンバ
    ル接続構造。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の海中機器と海底ケ
    ーブルのジンバル接続構造において、 前記第1連結部材及び前記第3連結部材はそれぞれ貫通
    するテールケーブル通過用の穴を有している海中機器と
    海底ケーブルのジンバル接続構造。
JP9063437A 1997-03-17 1997-03-17 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造 Withdrawn JPH10260331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063437A JPH10260331A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063437A JPH10260331A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10260331A true JPH10260331A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13229259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9063437A Withdrawn JPH10260331A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10260331A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001098805A1 (fr) * 2000-06-21 2001-12-27 Fujitsu Limited Structure de liaison a cadran servant a relier un equipement sous-marin a un cable sous-marin
WO2002059664A3 (en) * 2001-01-22 2003-08-28 Tycom Us Inc Cable repeater connector
JP2013090398A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Fujitsu Ltd 海中装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001098805A1 (fr) * 2000-06-21 2001-12-27 Fujitsu Limited Structure de liaison a cadran servant a relier un equipement sous-marin a un cable sous-marin
WO2002059664A3 (en) * 2001-01-22 2003-08-28 Tycom Us Inc Cable repeater connector
JP2013090398A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Fujitsu Ltd 海中装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03212113A (ja) 可撓性ケーブル成端
JP2010096764A (ja) ジンバル取付け光通信デバイス用システムおよび方法
US20190235358A1 (en) Three-axis gimbal and three-axis gimbal photographing apparatus
JPH10260331A (ja) 海中機器と海底ケーブルのジンバル接続構造
JP4195295B2 (ja) ケーブル中継器接続ジョイント
US20030194176A1 (en) Optical-signal coupler and related method
JP4638920B2 (ja) 光伝達ヒンジ構造
JP2008221357A (ja) 多関節ロボット
GB2338567A (en) Extra length accommodation structure for optical fibres
US7529020B2 (en) Optical amplifier module housed in a universal cable joint for an undersea optical transmission system
US6672801B2 (en) Submarine apparatus having a spacer mechanism between a body and a boot
JP4910418B2 (ja) 多心ケーブルの製造方法
JPS6035885B2 (ja) 海底光ファイバケ−ブル引留め装置
JPS5971013A (ja) 制限された回転をする多心線ロ−タリ−光フアイバ結合装置
JP2000147267A (ja) 情報コンセント
JPH0423206Y2 (ja)
JP2006003813A (ja) 可動式光ファイバー収納部の保持構造
JP2005201915A (ja) 海中機器と海底ケーブルとの接続構造
JP2817322B2 (ja) 光ファイバ接続箱
JPS60245418A (ja) 海底ケ−ブル分岐部
JP3384985B2 (ja) ループコネクタ
JP2004104848A (ja) 海底ケーブル接続のための自在継手
JP2001165811A (ja) ハンドホール蓋等の開閉検出装置
JPS6146486Y2 (ja)
JPS6391984A (ja) ケ−ブル用ユニバ−サル・ジヨイント

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601